自民党は8日、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を受け、国防、外交両部会などの合同会議を開いた。中国側の「意図的な行動」だとする見方が相次ぎ、小野寺五典安全保障調査会長は「間違いなくレベルは格段に危険な方向に上がってしまった。挑発行為と受け止めるべきだ」と非難した。
稲田朋美元防衛相は終了後、記者団に「武力の威嚇につながりかねない非常に問題な行為だ。不当さについて(国際)世論に訴えるべきだ」と述べた。
立憲民主党の安住淳幹事長は国会内で記者団に、「反論の余地はない。毅然(きぜん)とした態度で強く抗議した方がいい」と主張。台湾有事を巡る高市早苗首相の答弁で日中両国が対立する状況も踏まえ、「互いが冷静に対応し、関係改善に努力すべきだ」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表も党会合で「看過できず、許し難い。毅然と冷静に対応したい」と強調した。共産党の田村智子委員長は記者会見で「偶発的衝突につながりかねず遺憾だ。冷静な対応が求められている」と指摘した。 [時事通信社]
高市首相 人口減少対策で「地方は東京を見習って」発言 石破前首相「認識違い」と苦言 鳥取県
高市首相が人口減少対策について、鳥取県の平井知事などと面会した際に「地方は東京を見習うべき」との旨の発言をしたことを受けて、石破前首相は12月7日、日本海テレビの取材に対して「それは根本的に認識が間違っている」と苦言を呈しました。
そのうえで「東京の出生率は最下位である。東京は税源が偏っている中で、働く人がいるところ(地方)にも税源を移譲することが大切。地方が東京を見習うことは財源がないとできない。」と反論しました。
高市首相は11月19日、官邸で行われた全国知事会の懇談会で、鳥取県の平井知事に対して、人口減少対策などについて「東京を見習って地方もやらなければならない。」との旨の発言をしたということです。
東京都の出生数については、今年の上半期は、前の年の同じ期間と比べ0.3%増加していますが、出生率は0.96と全国最下位となっています。
この高市首相とのやりとりは、平井知事が12月3日の鳥取県議会代表質問で人口減少問題についての質疑応答の際に明らかにしていました。
【 訃報 】 長唄 唄の人間国宝 宮田哲男さん(91歳)死去 (芸名:東音宮田哲男、貴音三郎助)
長唄 唄の重要無形文化財保持者(人間国宝)として知られる、宮田哲男(みやたてつお)さんが、2025年11月30日(日)午前4時33分 、心不全のため死去したことがわかりました 。91歳でした 。 宮田さんは「東音宮田哲男」 、「貴音三郎助」 の芸名でも活躍し、知られています 。
宮田さんは、1934年(昭和9年)3月25日に北海道札幌市で生まれ、1953年(昭和28年)に八世稀音家三郎助師に入門 。東京藝術大学を卒業し 、長唄の世界で偉大な功績を残しました 。
1998年(平成10年)に長唄の「唄」(各個認定)で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定 。 2000年 (平成12年)に 紫綬褒章受章。2014年(平成26年)に 旭日小綬章受賞。2015年(平成27年)に日本藝術院会員 、2023年(令和5年)に文化功労者に顕彰されています 。
その他の受賞歴として、文化庁芸術祭賞 、芸術選奨文部大臣賞 など、多数の栄誉を受けています 。
通夜ならびに葬儀は、すでに親族により神葬祭にて執り行われ、故人の遺志により、ご弔問やご厚志、ご供花などは辞退するとのことです 。 後日「お別れの会」が予定されていますが、日時や場所などの詳細は未定です 。
※重要無形文化財の認定区分には「各個認定(人間国宝)」と「総合認定(保持団体)」があります。長唄の各個認定の対象は三味線と唄があり、宮田哲男さんは長唄の「唄」で認定を受けました。
【 略歴 】
1934 年 (昭和 9 年): 北海道札幌市生まれ 1953 年 (昭和28 年) :八世稀音家三郎助師に入門 東京藝術大学音楽学部邦楽科入学、山田抄太郎教授、西垣勇蔵教授に師事
1957 年 (昭和32 年) :長唄東音会同人 1959 年 (昭和34 年) :東京藝術大学大学院音楽研究科修了 1988 年 (昭和63 年) :文化庁芸術祭賞受賞 1990 年 (平成 2 年) :芸術選奨文部大臣賞受賞
1990~1998 年 (平成2 年~10 年) :154 曲をほぼ独吟で演奏したCD 全集「長唄の美学」リリース
1992 年 (平成 4 年): モービル音楽賞受賞 1995 年 (平成 7 年) :松尾芸能賞優秀賞受賞 1998 年 (平成10 年) :「長唄 唄」(各個認定)にて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定 2000 年 (平成12 年) :新宿区名誉区民顕彰 2000 年 (平成12 年) :紫綬褒章受章 2003 年 (平成15 年) :日本藝術院賞受賞 2014 年 (平成26 年) :旭日小綬章受賞 2015 年 (平成27 年) :日本藝術院会員 2020 年 (令和 2 年) :松尾芸能賞大賞受賞 2023 年 (令和 5 年) :文化功労者顕彰
【担当:芸能情報ステーション】
立憲が「人身売買厳罰化法案」提出 タイ人少女にマッサージ店で違法労働事件受け
タイ国籍の当時12歳の少女が都内のマッサージ店で違法に働かされていた事件を受け、立憲民主党は「人身売買厳罰化法案」を提出しました。
立憲民主党 酒井菜摘衆院議員 「各国からも批判がある通り、日本の処罰が弱いというところが第一にあります。取り締まりを強化するということも大切なんですが、やはり厳罰化をすることで一般予防効果、その抑止に繋げていくというところが第一の狙いです」
立憲民主党が提出した「人身売買厳罰化法案」は、 ▼人を買い受けた場合、3か月以上5年以下から、6か月以上7年以下の拘禁刑に。 ▼未成年を買い受けた場合、3か月以上7年以下から、6か月以上10年以下の拘禁刑に。 ▼未成年を売り渡した場合、1年以上10年以下から、2年以上15年以下の拘禁刑にそれぞれ法定刑を引き上げるものです。
法案の筆頭提出者である酒井衆院議員は、「国際社会から『日本は人身売買の罪が緩すぎる』と言われている」とし、「取り締まりの強化に加え、厳罰化して抑止につなげていくべきだ」と主張しました。
【速報】山で遭難の男性(78)心肺停止の状態で発見 熊本県八代市
熊本県八代市泉町の山中で7日に遭難した男性2人のうち、行方が分からなくなっていた78歳の男性が心肺停止の状態で発見されました。
発見されたのは、八代市に住む78歳の男性です。
警察や消防によりますと、男性は7日朝から50代の男性と八代市泉町柿迫の山に入り、午後9時半頃に「足が悪くて動けない。自力で下山できない」と妻に電話していました。
50代の男性は8日朝にヘリで救助され命に別条はないということです。警察と消防が78歳の男性の捜索を続けていましたが、8日午前11時50分頃、心肺停止の状態で発見しました。
救助された50代の男性が、78歳の男性は7日に山で滑落したと話していて、近くの沢の水の中から発見されたということです。
2人は貯水池の管理のため山に入ったとみられています。
18兆円補正予算案、国会提出 物価高対応、午後審議入り
政府は8日、2025年度補正予算案を臨時国会に提出した。午後、衆院本会議で審議入り。経済対策を実行する財源となり、物価高対応や成長戦略強化に充てる。高市早苗首相による「責任ある積極財政」の方針の下、一般会計の歳出は18兆3034億円となり、コロナ禍後で最大。税収増で費用を賄えず、歳入の6割超は国債を追加発行して補う。
政府、与党は17日までの会期中の成立を目指す。市場では財政悪化への懸念が根強く、国債が売られて長期金利の上昇傾向が続いている。
歳出は、子ども1人当たり2万円の給付に3677億円が必要となる。自治体が自由に使える「重点支援地方交付金」には2兆円を積み、おこめ券やプレミアム商品券などの活用を促して食料品高騰に対応する。
防衛力整備計画の経費などは約1兆1千億円とし、防衛費を27年度にGDP比2%とする目標を前倒しする。危機管理・成長投資では造船業再生を支援する。
立憲民主党と公明党は、中低所得者世帯を給付金に含めることなどが必要だとして、補正予算案の組み替え動議の提出を検討している。
【独自】実刑受けた男の会社「ビビっている社員もいた」元従業員が実態語る“スマート農業”補助金詐欺
スマート農業に関する補助金を国からだまし取ったとして、北海道旭川市の男女3人が逮捕されました。
かつて補助金の横領事件で実刑判決を受けた男が強権をふるう会社の実態を元従業員が語りました。
2025年10月の旭川市内。
ジャンパーを片手に車に乗り込む男をSTVのカメラが捉えていました。
この2か月後。
警察官に連れられ、うつむきがちに歩く男の姿が。
詐欺の疑いで身柄を検察庁に送られた、旭川市の会社員・岡田栄悟容疑者46歳です。
岡田容疑者は2024年4月、大柳彰久容疑者・麻野美穂容疑者と共謀し、農林水産省の「スマート農業」に関する補助金を巡ってうその申請をして、現金882万5000円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、岡田容疑者らは農業用ドローンを納品されたかのように装い、偽造した納品書や納品されていないドローンの画像を申請先に送って、補助金を振り込ませていたということです。
(林記者)「詐欺事件は大柳容疑者が経営する会社で起きました」
関係者によりますと、岡田容疑者は大柳容疑者の義理の兄で、大柳容疑者が代表を務める会社の経営に深く関わっていたといいます。
先ほど元従業員がSTVの取材に応じ、事実上、岡田容疑者が経営の実権を握っていたと話しました。
(元従業員)「岡田は司令塔のような立場。そこから指示を受けてみんなが動く。やれと言われたら絶対なので、おかしくない?って思っていても、言っても無駄だなと。逆鱗に触れた時に怒鳴るので、それにビビっている社員もいた」
岡田容疑者が逮捕されるのは今回が初めてではありません。
(岡田栄悟容疑者)「逮捕前に堂々と出てきて、警察くるかなって見に来る人いないよね」
かつて、NPO法人「大雪りばぁねっと。」の代表を務めていた岡田容疑者。
東日本大震災で被害を受けた岩手県山田町の復興補助金およそ5300万円を私的に流用した罪に問われ、2017年に懲役6年の実刑判決が確定していました。
8年の時を経て、再び補助金を狙ったのかー
(元従業員)「(岡田容疑者)こんなに使って大丈夫?という金の使い方、モノを買って他の女に配るとかおいしいものを食べるとか。贅沢しすぎじゃない?っていう。反省して真っ当に生きてほしい」
さらに、周辺の農家ともトラブルが起きていたといいます。
(記者)「大柳容疑者の会社に土地を貸していた?」
(付近の農家)「そうです。小作料を払ってもらえないから督促状を出していたが何の応答もない。70万くらいかな。他の人も結構あると思います」
浮かび上がってきた会社の実態。
警察は3人の認否を明らかにしていませんが、岡田容疑者が主導的な役割を果たしていたとみて捜査しています。
元妻、二審も再び無罪主張 和歌山の資産家男性死亡
2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん=当時(77)=が急性覚醒剤中毒で死亡したことを巡り、殺人罪などに問われ一審和歌山地裁で無罪となった元妻須藤早貴被告(29)の控訴審初公判が8日、大阪高裁(村越一浩裁判長)で開かれた。被告側は、検察側の控訴は棄却されるべきだとして再び無罪を主張した。
裁判員裁判だった一審で、被告は「私は殺していないし、覚醒剤を摂取させたこともない」と主張。覚醒剤について「野崎さんから買ってほしいと頼まれた」などと説明した。検察側は、被告が遺産を目的に完全犯罪を計画したとして無期懲役を求刑していた。
維新吉村氏、キャバクラ支出批判 「普通に考えておかしい」
日本維新の会の吉村洋文代表は8日、党所属の奥下剛光衆院議員の資金管理団体がキャバクラとラウンジに計9万円超を支出していた問題を受け、不適切だと批判した。大阪府庁で記者団に「政治資金を使うのは普通に考えるとおかしい」と述べた。奥下氏の処分は幹事長に任せるとした上で「自分のお金で行くべきだ」と強調した。
維新所属議員の政治資金支出を巡っては、藤田文武共同代表が自身の公設秘書が代表を務めるコンサルタント会社にビラ印刷などを発注し、税金還流疑惑との指摘があった。吉村氏は「納税者が納得できる使い方をしないと」とし、党全体に引き締めを促した。
高市首相「誠に申し訳ない」 文科省、18歳人口からの特支生除外
文部科学省が特別支援学校(特支)中学部卒業者を除外した18歳人口で大学進学率を算出していた問題について、高市早苗首相は8日の参院本会議で「誠に申し訳ない」と陳謝した。
国民民主党の伊藤孝恵議員の質問に対する答弁。同様の算出方法は遅くとも1999年には始まっており、伊藤氏は除外に至った経緯や長年放置されてきた理由、高市政権としての対応をただした。
これに対し、高市氏は「共生社会の実現は非常に重要だと考える。そのような中で大学進学率の算出に特支の生徒のデータが含まれていなかったことは誠に申し訳なく思う」と述べた。文科省で経緯や理由を確認しているとし、「結果について可能な限り速やかに公表する」とした。
大学進学率は、大学入学者を3年前の中学校卒業者で割って算出されてきたが、特支中学部の卒業者は割る数に含まれていなかった。文科省は算出方法を見直すとともに、過去にさかのぼって再集計している。【斎藤文太郎】