北海道大学の大学院で10月、何者かが研究室に入室し、学生のパソコンから、106人分の個人情報を抜き出した可能性があることがわかりました。
北海道大学によりますと、10月6日の午後9時すぎ、大学院の研究室で、研究室の学生ではない若い男がパソコンを操作しているのを、入室してきた別の学生が発見しました。
学生が、パソコンを使用している理由などを聞いたとこ、男は「持ち主から頼まれた」とだけ答えて、部屋を出て行ったということです。
その後、パソコンを所有している学生に事実関係を確認。「頼んだ事実はない」ことがわかり、研究室に報告したということです。
その後の調査で、パソコンからは過去に卒業した106人分の学生の氏名や、学位、就職先などが保存されたエクセルのデータがダウンロードされていたことがわかり、USBメモリを接続した形跡も見つかっています。
学生は、パソコンをログアウトしていなかったため、研究のプログラムが動いていて、専門的な知識があれば共有サーバー内のファイルが閲覧できる状態でした。
現時点で、流出先や悪用された事実は確認されていません。
大学は、パソコンを操作していた人物を特定できなかったことから、警察に相談。防犯カメラの映像やパソコンを操作されたログの状況などを調べているということです。
大学は、パスワード管理の徹底や入室管理の強化など、再発防止策を進めるとしています。
【速報】安倍元首相銃撃 精神鑑定医が出廷し山上被告は「何の精神障害も認められなかった」と証言
安倍晋三元首相を銃撃して殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判で、奈良地裁では4日、山上被告の刑事責任能力を調べる精神鑑定を行った医師への証人尋問が行われ、医師は山上被告について「何の精神障害も認められなかった」と語りました。
また、鑑定の際に、山上被告が医師に対して話した内容が明らかにされ、安倍元首相が奈良で演説を行うと知った際の心境について「奈良でやるのか、まじか。運命的なものを感じた」と話したほか、犯行時の心境については、「迷っていた。やるべきかやらないべきか。金もないしやるしかないと思った」と述べていたということです。
4日は、山上被告への“最後”の被告人質問が行われる予定で、安倍元首相や遺族に対して謝罪の言葉が述べられるか注目されています。
山上徹也被告は2022年7月、奈良市で応援演説中だった安倍晋三元首相を手製のパイプ銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。10月28日の初公判で山上被告は、「全て事実です」と話し、母親の旧統一教会への多額の献金が与えた影響が大きな争点となっています。
弁護側は旧統一教会に対する母親の献金をきっかけに、兄が自死に至り、自身も進学をあきらめるなど、家庭崩壊ともいえる状況に陥っていたことを強調。家庭環境と事件にはつながりがあるとして、量刑を決める上で、「十分に考慮されるべき」と主張しています。
一方、検察側は「不遇な生い立ちを抱えながら犯罪に及ばず生きている者も多くいる」と強調したうえで、「不遇な生い立ちが刑罰を軽くするものではなく被害者(安倍元首相)は何ら関係ない」と指摘しています。
11月20日に行われた1日目の被告人質問の冒頭、弁護側から「自分が45歳まで生きていると思っていましたか?」と問われると、山上被告は「生きているべきではなかった。このような結果になってしまい大変ご迷惑をおかけしてますので」と答え、母親の献金により家庭が崩壊したことについて、「実際に食べるものがない状況になってしまっていた」と語りました。
被告人質問の2日目(11月25日)には、安倍氏が教団の関連団体に送ったビデオメッセージについて、「(旧統一教会が)どんどん社会的に認められている。何も害のない団体と認知され、 被害を被った側からすると、非常に悔しい。絶望と危機感、困るという感情」と言い表しました。
一方で、山上被告は2005年ごろから教団の幹部の襲撃を企ていたことを明かしています。
2018年に韓鶴子総裁の娘が来日した際、「ナイフと催涙スプレーを持って待っていたが、ボディーガードと歩くのをみて躊躇して何もできずに見送った」と説明。2019年に韓鶴子総裁が来日した際も、「名古屋だったので前日から近くに泊まって会場を下見した。火炎瓶を何本か持って行ったが、(失敗して)海に捨てた」と話しました。
そして、2020年末ごろから銃を製造し始めた心境については「(2018年の時は)娘を相手にナイフ・催涙スプレーで実行できなかった。最初は火炎瓶だったが、一番いいのは銃だと思った」と語っていました。
東京への税収偏在是正へ=行政サービスの格差拡大で―政府・与党
政府・与党は4日までに、東京都に税収が偏在し、行政サービスの地域間格差が拡大しているとして、是正に向けた調整に入った。地方法人課税と固定資産税の一部を他の自治体に移すことを検討する。2026年度与党税制改正大綱に方針を盛り込んだ上で、具体的な制度設計は26年度以降に引き続き議論する。
総務省によると、各自治体が独自施策に充てられる人口1人当たりの財源は、東京都の28万1000円に対し、他道府県平均は7万8000円で、約3.6倍に上る。都は近年、こうした財源を背景に、18歳までの子どもへの月5000円の支給や、夏場の水道基本料金の無償化などを展開。他の自治体から、財政力の差を原因とする行政サービスの格差が拡大しているとの声が上がっていた。 [時事通信社]
山上被告「本来の敵は旧統一教会」 安倍元首相は「幹部に次ぐ人」
安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)は4日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、襲撃対象とするのはあくまでも世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の組織や最高幹部だったと明らかにした。安倍氏については「幹部に次ぐ人だった」と述べた。
被告人質問はこの日で最後となる。被告は黒い上着姿で法廷に姿を現した。被告の母親は教団にのめり込んで献金を繰り返し、被告の家庭は崩壊したとされている。
被告は「あくまでも本来の敵は旧統一教会です」と述べた。一方で、安倍氏については「旧統一教会に対する影響力がかなりあったと思います。それが標的の中に入り得た理由です」と語った。
この日は被告人質問に先立ち、被告の精神鑑定を実施した医師が証人出廷した。
医師は被告と面会を繰り返した結果、事件当時の被告に精神障害がなかったと発言。被告について「家族を混乱させ、窮地に追い込んだ旧統一教会に怒りを感じていた」と指摘した。
そのうえで、被告が事件の前月ごろに職を失って経済的に困窮する一方で、「自己破産をどうしても回避したい」と語っていたことを明らかにした。医師が「仕事が見つかったら(銃撃は)やめていたか」と聞くと、被告は「本来の目的である旧統一教会に向かっていたかもしれない」と答えたという。
医師はこれらを踏まえ、被告が人生への失望や挫折を抱える中、困窮して時間的な猶予がなくなったことで、「安倍氏と教団を関連付けていった結果、本来の目的である教団幹部ではなく、安倍氏を殺害した」と述べた。【林みづき、田辺泰裕】
「非常に申し訳ない」山上被告が初めて謝罪 安倍元首相銃撃
安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)は4日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、「何の恨みもありません。非常に申し訳ないことをしたと思っています」と初めて謝罪した。
被告は弁護人から「一人の命が失われました。何か言葉はありますか」と問われた。
被告はこれに答え、「まず、安倍昭恵さんをはじめとした元首相のご家族には何の恨みもありません。殺害をしたことで、この3年半、つらい思いをさせてきたのは間違いないと思います」と述べた。
そのうえで「私も肉親が亡くなるのは経験しました。弁解の余地がありません。非常に申し訳ないことをしたと思っています」と語った。【国本ようこ】
【続報】勤務先の上司殺害したなどの容疑で再逮捕された男「交通事故に見せかけ」「遺体を燃やすことで・・・刺した証拠を完全に隠したかった」などの供述も 西名阪自動車道で車炎上し男性の遺体見つかった事件で
大阪府柏原市の自動車道で、炎上した車内から男性の遺体が見つかった事件で、警察は4日、車に放火したとして逮捕していた男を、男性に対する殺人などの疑いで再逮捕しました。交通事故を偽装した可能性もあります。
会社員の浜田達也容疑者(37)は11月2日夜、奈良県大和高田市に住む定井敏弘さん(当時60歳)の自宅敷地内にある倉庫に侵入し、定井さんの首を刃物で突き刺して、殺害した疑いなどが持たれています。
浜田容疑者はその後、定井さんの車に遺体を乗せて運転。大阪府柏原市の西名阪自動車道で、ガードレールに車をぶつけて車内にガソリンをまき、放火したとみられています。
警察は11月14日、放火容疑で浜田容疑者を逮捕。その後、浜田容疑者は「刃物で被害者の首を突き刺した。私が被害者を殺したことがばれないように、交通事故に見せかけることを考えた。遺体を燃やすことで、私が刺した傷が分からないようにして、刺した証拠を完全に隠したかった」などと供述したということです。
定井さんは浜田容疑者の勤務先の上司で、浜田容疑者は警察に対し殺人容疑を認め、「いろいろなことが積もり積もって、殺すしかないと思いました」と供述しているということです。
安倍氏の殺害「間違いだった」 山上被告が法廷で証言 元首相銃撃
安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)は4日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、「安倍氏が殺害されなければならなかったのは間違いだった」と語った。
被告は事件前、手製銃を作り、山中で試射を重ねるなどしてきた。2022年7月8日の事件当日には、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、演説中の安倍氏の後方から2回発砲した罪に問われている。
この日で最後となる被告人質問の終盤、裁判長は改めて問いかけた。「銃を作る過程で、命を奪ってはならないとするルールへの葛藤はなかったのか」
これに対し、被告は「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)というものに対し、道徳感情を超えてしまったものがあり、銃を作っていたが、それが安倍元総理に向いた」と語った。
そのうえで、「安倍元総理が亡くならなければ、殺害されなければならなかったのは、間違いだったと思っております」と述べた。【木谷郁佳】
“冬眠しない”クマに…各地で襲われる被害相次ぐ 雪かき中や新聞配達中など 12月でも注意が必要
本来なら冬眠する時期を迎えていますが、クマの被害が相次いでいます。長野県野沢温泉村では、除雪作業をしていた男性がクマに襲われけがをしました。
4日朝、長野県野沢温泉村で撮影された写真に写っていたのは、雪が積もった車の近くにいる、クマとみられる動物。雪が降る12月になっても、人里に現れています。
写真が撮影された約15分前、150メートルほど離れた場所で78歳の男性がクマに襲われたのです。
撮影されたクマとみられる動物と男性を襲ったクマが、同一の個体かどうかはわかっていません。
記者
「男性は除雪作業をしていたところクマに襲われたということです」
警察によると、襲われた男性は自宅前の雪かきをしていたといいます。そこに現れたクマ。男性は突然、顔をひっかかれ、左の太ももを4か所かまれたということです。
男性は病院へ搬送されましたが意識はあり、命に別条はないということです。
近隣住民
「そこら辺にクマがいるのは把握しているんですけど、え、まだ?って感じ。もう冬眠しているだろうなというのがあったので」
男性を襲ったクマはまだ見つかっていないため、警察は付近の住民に注意を呼びかけています。
4日、相次いだクマによる被害。
富山市では未明、新聞配達中の70代の夫婦がクマに顔などをひっかかれました。2人とも顔から血を流していたものの、命に別条はないということです。
岩手県奥州市ではペットの犬をさがしていた女性が、道路脇から現れた体長約1メートルのクマに突然、襲われたといいます。
被害女性の母親
「びっくりしてね。(娘が)クマにひっかかれたって。玄関から出るのも怖いですね」
女性は顔などをひっかかれ、病院へ搬送されましたが意識はあるということです。
師走に入っても相次ぐクマ被害。専門家は「12月でもクマへの警戒が必要だ」と警鐘を鳴らします。
岩手大学 山内貴義准教授
「『雪が降ったから大丈夫』という話はよくされるが、基本的に気温とか雪の量で冬眠が早くなるわけでない。クマはまだ出没する可能性はある」
気温が低い12月でも、柿の実などクマのエサとなるものがあれば、人里に現れることはあるといいます。
さらに…。
岩手大学 山内貴義准教授
「確実に言えるのは、(来年の)春先は出ると思う、間違いなく。春先は、ここ数年で連続、街中に出ている」
「災害級」ともいわれる今年のクマ被害。この先も警戒が必要です。
維新、定数削減で参政に賛同要請 与党、5日にも法案提出
日本維新の会の藤田文武共同代表は4日、参政党の神谷宗幣代表と国会内で会談し、自民党と今国会に提出する方針の衆院議員定数削減法案を巡り、成立に向けた賛同を求めた。国会への共同提出も呼びかけた。神谷氏は民意を反映させる選挙制度にした上で定数を削減するのであれば協力は可能だと応じ、削減する場合は議員の公設秘書の人数を増やすべきだと主張した。自民、維新は必要な手続きを経て、定数削減法案を5日にも衆院に提出する方向で調整している。
自民は政調審議会で、定数削減法案を了承。小林鷹之政調会長は記者会見で「今後の国会審議で野党を含めて合意形成する必要がある。丁寧な姿勢で臨む」と強調した。
会談で藤田氏は定数削減法案の内容を説明。これに対し神谷氏は、スパイ防止法案、日本国旗を損壊する行為を処罰する「日本国国章損壊罪」を新たに盛り込んだ刑法改正案、街頭演説中の妨害行為の抑止を図る新たな法案への協力を求めた。
藤田氏は会談後、日本国国章損壊罪の法案については「連携が可能であれば進めたい」と記者団に述べた。
【独自】日韓首脳会談、来月奈良で調整 高市首相の地元、親密関係狙う
高市早苗首相は、韓国の李在明大統領と来年1月中旬に地元の奈良で会談する方向で調整に入った。首脳同士の相互往来「シャトル外交」の一環で、地元に招待することで李氏と親密関係を築く狙いがある。複数の日韓外交筋が4日明らかにした。李氏は悪化する日中関係の仲介役に意欲を示しており、日中間の緊張緩和に向けた役割に注目が集まりそうだ。
トップが頻繁に会談することで、日韓関係を安定的に発展させるとの両国の合意を着実に前進させたい考えだ。日韓は歴史認識や領土を巡る問題を抱えており、摩擦が再燃しないよう首脳間の安定した関係維持が重要になっている。
李氏は就任直後の今年8月に初来日し、当時の石破茂首相と東京都内で会談。石破氏も9月に訪韓している。高市首相とは10月30日に韓国南東部慶州で初会談した。
李氏は10月に韓国で行った高市首相との会談で、次回は自身が訪日する番だとした上で「地方都市で会いたい」と伝えていた。日韓間では、両首脳が奈良市の東大寺や春日大社をそろって訪問する案が浮上している。