【速報】熊本地震の死者34人の年代・性別 判明分を熊本県が公表

熊本県は8月1日午前、熊本地震で亡くなった34人(災害起因死者)の方の年代や性別などについて、判明している情報を公表しました。
情報は8月1日午前7時半時点です。
◆宇城市(死者3人)
・20代男性 1人
・60代男性 1人
・70代男性 1人
◆嘉島町(死者7人)
・年代、性別いずれも調査中
◆八代市(死者20人)
・30代男性 2人
・40代男性 3人
・50代男性 4人
・60代男性 3人
・70代女性 1人
・80代男性 2人
・80代女性 3人
・90代男性 1人
・90代女性 1人
◆氷川町(死者4人)
・50代女性 1人
・60代女性 1人
・80代男性 1人
・90代女性 1人

車中泊、熊本でガソリン需要増 応援配送、不足回復の傾向

最大震度7の地震を観測した熊本県は、深刻なガソリンの供給不足に陥った。ガソリンスタンド(GS)では長蛇の列ができ、改善に向けて国は、石油元売り各社に応援配送を要請。隣県拠点からの融通などにより、1日までに通常時の最大4倍の供給力を確保できる見通しとなった。猛暑の中、車中泊を続ける被災者からは安堵の声も聞かれるが、営業再開に至っていないGSもある。
被災地では、車中泊でのエアコン使用を理由にガソリン需要が急増。営業中のGSに被災者が殺到した。
7月28日の地震発生後、石油製品を貯蔵する八代油槽所(八代市)周辺の道路が液状化し、ENEOS(エネオス)ホールディングスは出荷を一時停止。その後再開した。
木原稔官房長官は29日の記者会見で、石油元売り各社が福岡県や大分県から、停電地域に対して重点的に出荷を進めていると明らかにした。
資源エネルギー庁によると、震度7の宇城市と氷川町、震度6強の八代市にあるGS計76カ所のうち、31日昼頃には少なくとも計21カ所のGSが営業を停止した。

住宅街で「爆発音が聞こえた」と通報相次ぐ マンションの窓ガラスが多数割れる 2人搬送、約20人ケガ 千葉・市川市

千葉県市川市の住宅街で「爆発音が聞こえた」と通報が相次ぎました。現場付近ではマンションの窓ガラスが多数割れていて2人が病院に搬送されたということです。
警察や消防によりますと、1日午前6時半ごろから、千葉県市川市福栄で「爆発音が聞こえた」と通報が相次ぎました。
3階建てのマンションの1階部分で爆発があったとみられていて、消防隊員や警察官が駆け付けたところ、火災は確認できなかったものの、周辺の建物を含め多数の窓ガラスが割れるなどの被害が出ているということです。
20人ほどがケガをしていて、うち1人がヤケドを負い歩けない状態、もう1人が軽傷で病院に搬送されたということです。
消防などが現在、爆発が起きたかについて調査していますが、ガスのにおいなどについても確認しているということです。

屋根をつたい懸命の救助、瓦の破片で窓破り男性の腕をつかんで引きずり出す…近隣男性「助けたい一心だった」

今回の地震で全・半壊などの被害が出た熊本県内の住宅は、現状で1500棟超に上る。倒壊した住宅に取り残された住民もおり、近隣住民らによる懸命の救助活動が行われた。
「家がつぶれてっぞー」
地震発生から間もない28日午後5時頃、帰宅したばかりの同県八代市の会社員高山浩さん(39)は、外から叫ぶ声が聞こえたためすぐに飛び出し、声がした方に走った。
同市を襲った震度6強の揺れで、近くの民家が玄関の天井が地面につくまで大きく傾き、崩れていた。近づくと物音がした。
「誰かいる」。高山さんは同様に駆け付けた近くの介護施設の男性職員と2人で屋根をつたい、2階部分からのぞくと、せり上がった床と家財の隙間に住人の60歳代男性がかがんだ状態で取り残されていた。高山さんは屋根瓦の破片で窓を破り、2人で男性の腕をつかんで引きずり出した。「助けたい一心だった」と振り返る。
男性は意識があり、「姉と父が1階にいる」と助けを求めた。高山さんたちは外から何度も呼びかけたが、返事は聞こえなかった。
市などによると、夜になり消防や警察が救出した60歳代女性は、一命を取り留めた。30日には90歳代男性も1階部分から助け出されたが、意識がなく、31日に死亡が発表された。
高山さんはこの90歳代男性と顔なじみだったといい、「全員が生きていてほしかった」と悔しそうに語った。(日下翔己)

九州新幹線の熊本県内「8月の運行再開は困難」 在来線は2日に一部再開 地震被害からの「今後の見通し」出る

JR九州が九州新幹線や鹿児島本線の一部区間で8月中の運行再開が困難であるとの見通しを発表しました。
九州新幹線の一部「8月中の運行再開は困難」
JR九州は2026年7月31日、同月28日に発生した「令和8年熊本地震」の影響で運休している一部区間の今後の運行見通しについて発表しました。
九州新幹線の「熊本~新水俣」と、在来線の鹿児島本線「宇土~八代」については、当面の間、運行を取り止めるとのことです。いずれの区間も、現時点では8月中の運行再開は困難であると見込んでいます。
特に九州新幹線の熊本~新水俣間では、日奈久断層交差部における地盤変状(推定)により、橋りょうやレールに大きな変状が発生していることが確認されています。鹿児島本線の宇土~八代間でも、広範囲にわたって設備の被害が確認されている状況です。
なお、新幹線の「新水俣~鹿児島中央」は運行再開に向けた検討が進められています。また、鹿児島本線の「熊本~宇土」と三角線(宇土~三角の全線)は8月2日に運行を再開する予定です。
JR九州は、運休区間のバスなどによる代行輸送は現時点で未定とし、運行再開見込みの全容については8月中に改めて知らせるとしています。
ちなみに、九州新幹線では地震により熊本~鹿児島中央間で200か所以上の損傷が見つかっています。(乗りものニュース編集部)

自衛隊が仮設風呂開設 熱中症対策で浴槽は設けず 4日ぶり入浴の被災者「全て流れた」

熊本市南区の「火の君文化センター」に31日、陸上自衛隊による仮設風呂「火の国の湯」が開設された。断水が続く地域の被災者らは4日ぶりのシャワーで疲れを癒やした。
第8後方支援連隊が県の要請を受けて実施したもので、当分継続する見込みだという。男湯と女湯のテントに各10台のシャワーを設置。午後6~10時に利用できる。待機者の熱中症対策として回転率を上げるため、浴槽は設けなかった。
31日のオープンに合わせ、避難者や近隣住民らは長い列を作った。「地震のことで頭がいっぱいだったが、シャワーで全て流れていった」。近所で暮らす岩切智子さん(54)は、長女の怜佳さん(13)とともに4日ぶりの風呂を満喫した。
28日の地震で自宅のブロック塀は崩れ、屋根も変形した岩切さん宅。部屋中にものが散乱し、片付けに追われている。「汗だくになってもシャワーを浴びられず、きつかった。自衛隊の方々に感謝しかない」と笑顔を見せた。
陸自第8師団司令部の新田繁1等陸尉は「大変な思いをされている方々の心を少しでも癒やせるよう、全力で活動していく」と語った。(永礼もも香)

八代市長単独インタビュー「水が一番困っている」断水2万5千戸 復旧は長期化の見通し

八代市の小野泰輔市長に、被害の状況や復旧の見通しについて話を聞きました。
■被害の状況は
ライフラインは水道が大きな被害を受けていて、2万5136戸で断水しています。停電は減ってきたものの800戸で続いていますが、九州電力の発表では31日中にすべて解消する見込みです。ガスも九州ガスが8月3日を目途に供給を再開する見込みです。避難所も減ってきていますが、4000人程度の避難者がいる状況です。
今回の地震では、水が一番困っていることです。特に暑い中なので、水がないと困ります。小売店が再開できない、シャワーが浴びられないなど、大きな問題となっています。10年前の熊本地震を経験しましたが、その時は春でした。今回は夏の暑さもあり、避難生活が苛酷になっています。
■水不足 解消に向けた取り組み
自衛隊による入浴支援も始まったので、利用してほしいです。水道はどうしても長期間かかってしまいます。市民の皆様にご理解いただきたいのは、上流から点検していく必要があるということです。道路と違い、あちこちで修繕していくという作業ができません。熊本地震でも宇土市は時間がかかりました。八代市は宇土市よりも範囲が広く、困難を極める状況です。日奈久の水系のほうが早く終わる可能性があります。どこかで水をためておいて風呂などに活用することが将来的に考えられるかもしれませんが、長期になると考えています。
建物に免震装置がついていますが、西側の積層ゴムがちぎれています。ダンパーは通常元に戻りますが、あまりの地震の強さに切れてしまい、免震装置がなくなってしまった状態です。いまは鉄骨だけで保っている状態で、このまま使い続けられるのか難しい問題です。31日に国の免震の専門家が来て、状態を確認しました。2週間から3週間で、庁舎にいるべきかどうか結論を出してもらう予定です。私も職員の命を預かる身として、専門家の意見に従って次の手を考えていく必要があります。
Q復旧への影響は?庁舎は危険なので使えないと専門家が判断すれば、ほかの場所へ移らなければいけません。その移転作業が加われば復興のスピードにも影響する可能性があるので、できればこの庁舎にいたいですが、危険な場所でやるわけにはいかないので、専門家の判断を待ちたいと考えています。
■避難者に応じたきめ細かい対応を
今後、避難者に合った対応をしていかなければいけません。最初はとにかく地震が起きて逃げ出すということでしたが、これだけの暑さもありますので、避難者の課題に応じたきめ細かい対応が必要だと思います。今後、物資が集まってきます。政府、民間からも支援の申し出をいただいています。きめ細かいニーズを聞きながら対応していきたいです。
■ボランティアの受け入れは
木村知事もコメントしている通り、渋滞につながりますし、車中泊をしている人はガソリンが必要です。外から来た人がガソリンを使うと、被災者の命にかかわります。ただ、私も経験がありますが、燃料や食料なども含めてすべてにおいて自己完結できるボランティア団体もいるので、そういった方には来てもらいたいです。お年寄りで自分では片づけられないという方もいるので、そういう団体には協力をお願いしたいです。
本当に苦労されていると思います。大切な財産を失い、落ち込んでいる状況だと思います。厳しい暑さもあります。これまでの日本で経験したことがないような厳しい災害だと思います。そんな中でみんなで助け合い、われわれも皆さんの声を丁寧に聞きながら、やれる手をすばやく打っていきます。落ち込んでいる暇はないと思っていますので、一緒になって復興に向かい、歩んでいきましょう。
KKT「金チカっ!」で放送

避難所に9000人超 10年前課題の健康被害懸念高まる 熊本地震

激震、停電、断水、そして連日の猛暑が、熊本地震の被災者を苦しめている。各地の避難所に身を寄せる人は依然9000人を超え、熱中症で搬送される人も出ている。クーラーが備わっていない避難所を避けて車中泊を選ぶ被災者も多く、10年前の熊本地震で課題となったエコノミークラス症候群のような健康被害への懸念も高まる。一方、停電は多くの場所で解消し、九州新幹線も博多―熊本間で運行を再開した。被災地にわずかながら復旧の兆しが見えてきた。
3日は酷暑日の予想
熊本県は31日、地震による死者が災害との関連を調査中の2人を含め36人になったと発表した。重症者は6人。県によると、複数の煙突が倒壊するなどした日本製紙八代工場(同県八代市)で、心肺停止状態で見つかった1人の死亡が新たに確認された。
住宅被害は1526棟(午後7時時点)で、内訳は全壊182棟、大規模半壊20棟、半壊225棟、一部破損1032棟――など。避難所は午後7時現在、348カ所開設され、9532人が避難している。
気象庁によると、熊本県内では最高気温が35度以上の猛暑日が続いており、31日も八代市と熊本市で最高気温35・7度を記録。熱中症による搬送が相次いでいる。今後も厳しい暑さが続く見込みで、3日には40度以上の酷暑日も予想されている。
4カ月の息子抱いて給水に並び
車中泊を続けている氷川町の堀内和彦さん(71)は「毎日暑い。何をするにも水は必要だし、熱中症になってはいけないと水分を多くとろうと思うと、給水に来ても足りなくなってしまう」と話した。
また、断水は氷川町や八代市、宇城市など10市町の計7万9100戸で続いており、復旧のめどは立っていない。
氷川町の町役場では、朝から給水を待つ人が列を作った。同町の藤田寿子さん(38)は4カ月の息子を抱いて列に並んだ。「何度も来ては申し訳ない気がして毎朝1回だけ来ている。母乳で育てているので本来は水をたくさん飲まないといけないが、控えてしまっている。風呂に入れないと子どもの首がかぶれて困った」と話した。
停電は解消
一方で復旧の兆しも出ている。九州電力によると、熊本県内の停電は住宅の断線などによる停電を除き、31日午後までに全て解消した。また、JR九州は地震の影響で見合わせていた九州新幹線の筑後船小屋(福岡県筑後市)―熊本間の運行を再開した。ただ、熊本―新水俣間の8月中の運行再開は難しいという。
11人が建物内に閉じ込められた日本製紙八代工場では全員が救助され、うち9人の死亡が確認された。同社は6人が同社社員、3人は協力会社の社員だったと明らかにした。11人が閉じ込められた理由については、煙突が折れて落下したことが原因とみられると説明している。
地震発生後に爆発があったショッピングモール「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)では12人が救助され、うち死者数は7人となった。イオンによると、亡くなったのはいずれもテナントの従業員で、3人はアパレル大手「オンワードホールディングス」(東京)の従業員だった。【久野洋、川畑岳志、池田一生、山田豊、井土映美】

九州自動車道の通行止め続く 専門家は「開通までに数か月かかる」 八代市内の3つの橋で路面に段差など被害 鹿児島

熊本地震の影響で通行止めが続く九州自動車道について。道路などのインフラに詳しい専門家は「開通までに数か月かかる」との見方を示しています。
宮崎の「えびのインター」から熊本の「松橋インター」の間で通行止めが続く九州自動車道。
ネクスコ西日本によりますと、八代市内にある九州道などの3つの橋で、路面に段差ができるなどの被害が発生。そのほか路面のひび割れや隆起などが数十か所で確認されています。
現在も現地確認などが行われていますが、通行止め解除の見通しは立っていないということです。
「復旧には時間がかかる」インフラの構造に詳しい専門家は
道路などインフラの構造に詳しい鹿児島大学理工学研究科の審良善和准教授は、「復旧には時間がかかる」とみています。
(鹿児島大学・インフラ構造など専門 審良善和准教授)「(橋の土台が)断層の影響かもしれないが動いているはず、大きな橋の土台がある部分が盛り上がった形になっている。一番の問題は土台の方」
「橋桁が曲がり、床板(車が通る床部分)との接合も切れている、直すのに時間がかかる。(上下線)両方の橋で起こっているので心配」
お盆休みを目前に控え 再開はいつ
お盆休みを目前に控え、九州の大動脈ともいえる九州自動車道の再開はいつになるのか…審良准教授は10年前の熊本地震の復旧状況から、影響の長期化は避けられないとの見方を示します。
(鹿児島大学・インフラ構造など専門 審良善和准教授)

「すぐにお盆までになおすのは難しい。応急復旧で車両の限があると思うが、開通のめどがたつのが数か月」
「完全復旧には年単位もおかしくないというのが個人的意見」
一方、九州新幹線でもレールの破断などの影響で、31日も鹿児島中央と熊本の間で終日運転を見合わせています。こちらも復旧のめどは立っていません。

「教員には不満」「何度も止める機会」辺野古報告書で武石知華さん両親がコメント<全文>

沖縄県名護市辺野古沖の船転覆事故で死亡した同志社国際高校(京都府)の武石知華(ともか)さん(17)の両親は31日、同校を運営する学校法人同志社の特別調査委員会(第三者委員会)の調査報告書の公表を受けてコメントを出した。コメントの全文は次の通り。
◇
本日公表された調査報告書を、全文読みました。
安全管理の実態と、辺野古コースをめぐる過去からの経緯について、踏み込んだ調査がなされていると受け止めています。聴き取りに応じてくださったすべての関係者、そして調査にあたられた委員会に、まず感謝申し上げます。
報告書を読みますと、辺野古コースに関わった多くの学校関係者の当事者意識のなさが、際立っているように思いました。何度も止める機会があったのに、その全てが素通りされてきたこと。読み返すたびに、本当にやりきれない思いが募ります。
下見や計画策定に関する記述など、この報告書は、昨日の会見で唐澤英城弁護士から説明した過失の組み立て、すなわち私たちの告訴状の論理と矛盾するものではなく、むしろ支えとなるものであると考えています。
ただ、この報告書は、個人の刑事上・民事上の責任には言及しない立場を取っています。その性格は理解しますが、個人の責任の重さについて、もう一歩踏み込んでほしかったという思いは残ります。また、引率教員2名の説明が食い違い、委員会としても事実を認定できなかった点をはじめ、いくつかの点については、不合理に感じる供述も見受けられ、関係する教員には不満を感じています。
これらの点については、捜査機関に委ねるほかなく、更に徹底した踏み込んだ捜査を期待いたします。
また、報告書の再発防止策の提言は、実行されて初めて意味を持ちます。学校側が、いつまでに、何を実行するのか。具体的な計画と経過の公表を求めます。
知華が一度、コースの変更希望を出していたこと、そして抽選に外れて辺野古コースに残ることになったことを、私たちはこの報告書で初めて知りました。この点については、まだ心の整理ができていません。
最後に、調査に協力し、つらい記憶を語ってくれた生徒の皆さんにも、心から感謝します。学校には、生徒たちの心のケアを最後まで続けていただきたいと思います。