神奈川・海老名で子ども3人死亡…自殺しようとしていた母親を殺人容疑で逮捕

29日午後10時55分頃、神奈川県海老名市の住宅で、「子ども3人がぐったりしている」と、帰宅した父親から119番があった。3人は病院に搬送されたが死亡が確認された。海老名署は30日、長男を殴るなどして殺害したとして、自宅にいた母親(49)を殺人容疑で逮捕した。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めている。
発表などによると、3人は小学4年の長男(9)のほか、中学3年の長女(15)、中学1年の次女(13)。長男と長女は頭部から出血があった。母親は、自殺しようとしていたところを救急隊員に発見された。
同署は動機のほか、長女、次女への殺人容疑でも今後調べる。

「車が炎上していた」阪神高速新神戸トンネルで車両火災 けが人なし

30日午後5時半ごろ、神戸市北区内の阪神高速32号北行きの新神戸トンネルで「北行き左車線で車が炎上していた」と目撃者の男性から110番があった。
兵庫県警神戸北署や神戸市消防局によると、新神戸トンネルの北行き4・8キロポスト付近で、乗用車1台から出火したという。約30分後に火はほぼ消し止められ、この車の運転者を含めけが人はなかった。

秋田新幹線の雪の中の立ち往生、回送列車のパンタグラフ衝突が原因か…帰省客ら3650人に影響

29日午後10時35分頃、JR田沢湖線刺巻(秋田県仙北市)―奥羽線神宮寺駅(同県大仙市)間で停電が発生し、同じ線路を走る秋田新幹線が盛岡―秋田駅間で運転を見合わせた。停電で下り2本が立ち往生し、30日までに上下線計16本が運休・区間運休して帰省客ら計約3650人に影響した。
JR東日本秋田支社によると、停電で秋田行きの「こまち43号」と後続の「こまち45号」が停止した。43号は車両の一部が鶯野駅(大仙市)に入った状態で、電気や暖房も止まったため、乗客約260人を駅に降ろし、タクシーなどで近くの駅に避難させた。
45号は田沢湖駅(仙北市)に停止し、電気が使えたため乗客約230人は車内で過ごし、午前8時10分頃からバスで目的の駅まで移動した。大仙市の実家に帰省する途中だったという東京都の20歳代女性は「車内の照明が明るくてなかなか寝付けなかった。実家に着いたらベッドに飛び込みたい」と疲れた様子だった。
同支社によると、停電の発生前後に秋田駅に向かっていた回送列車のパンタグラフが破損していたことから、パンタグラフが何かに衝突したことが停電の原因とみて調べている。

元文化放送のアナウンサー・戸谷真人さんが大腸がんで死去 72歳 同放送局が名実況場面で追悼

ラジオのスポーツ実況で長年親しまれた元文化放送アナウンサーの戸谷真人(とや・まこと)さんが12月27日に大腸がんのため亡くなったことを30日、文化放送「かわのをとや スポーツの巣」(月曜午後5時45分~同6時30分)の生放送で伝えた。78歳だった。

番組の途中で「ここで訃報をお伝えします」とし「文化放送OB戸谷真人さんが今月27日、大腸がんのためお亡くなりになりました。78歳でした」と伝えた。

また「戸谷さんは神奈川県鎌倉市のご出身で、早稲田大学を卒業後、1969年に文化放送に入社。プロ野球や大相撲の実況など文化放送スポーツアナウンサーのエースとして長らくご活躍されました」などと紹介して、戸谷さんの名実況場面を放送して追悼した。

元行員の貸金庫窃盗、金品売却か 警視庁が捜査、三菱UFJ支店

三菱UFJ銀行の元行員が東京都内の2支店で貸金庫から顧客の金品を繰り返し盗んだ問題で、元行員が盗品の貴金属などを複数の買い取り店で売却していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁が窃盗容疑で捜査している。盗んだ資金や売却で得た金は投資に使っていたとみられる。
同行によると、元行員は店頭業務責任者の40代女性で、11月14日付で懲戒解雇した。当時、貸金庫を管理する立場で、店舗で保管していた合鍵を悪用したという。
2020年4月~24年10月に練馬支店(練馬区)と玉川支店(世田谷区)で約60人が被害に遭い、総額は時価で十数億円に上る。

【12月30日あすの天気】大晦日は北日本や北陸では雪や雨が強まり暴風となるところも 元旦は太平洋側を中心に晴れ、初日の出が期待できる天気に

あす大晦日は、低気圧が発達しながら北日本を進む見込みです。北日本や北陸では雪や雨が強まり、暴風となるところもありそうです。北海道の太平洋側など、普段雪の降らないところでも大雪となるおそれがあります。東日本と西日本の太平洋側は、午後ほど晴れるところが多くなりそうです。
予想気温です。最低・最高気温ともに、この時期としては高めですが、次第に風が冷たく吹く見通しです。関東は比較的暖かいでしょう。東京は16度まで上がって、日差しにぬくもりを感じられそうです。
週間予報です。元旦は太平洋側を中心に晴れて、初日の出が期待できそうです。大晦日は暖かい関東も、1日はこの時期らしい寒さになるので、初詣などは暖かい服装がおすすめです。年明けからも冬型の気圧配置が続き、日本海側では雪の量がさらに増えるでしょう。4日土曜日を中心に、大雪や吹雪にお気をつけください。
車や電車で移動を予定されている方は、大雪の情報や交通情報に注意をしてください。

「ウルトラセブン」作曲家が死去 冬木透さん、89歳

特撮テレビ番組「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」などウルトラシリーズの音楽を多数手がけた作曲家の冬木透(ふゆき・とおる、本名蒔田尚昊=まいた・しょうこう)さんが26日午後10時51分、誤嚥性肺炎のため東京都の病院で死去した。89歳。旧満州(現中国東北部)出身。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻良子(りょうこ)さんと長女和可女(わかな)さん。
エリザベト音楽短大、国立音楽大で作曲を学んだ。1956年、ラジオ東京(現TBS)に入社し、社員ながら連続ドラマ「鞍馬天狗」の音楽を任され、作曲家デビューした。
67年からの「ウルトラセブン」では冒頭「セブン~ セブン~」と繰り返す主題歌で子どもたちを魅了。「帰ってきたウルトラマン」では、防衛チームMATの出撃時に流れ「ワンダバダバダバ…」のコーラスが入るBGMが「ワンダバ」と呼ばれ、後に続くウルトラシリーズでの出撃BGMの方向性を決定づけた。
本名名義では賛美歌「ガリラヤの風かおる丘で」などを作曲。桐朋学園大で長年、後進を指導した。

所沢男性殺害 事件起きた部屋から逮捕された女の複数指紋が見つかる

埼玉県所沢市のマンションで男性が殺害された事件で29日、福井県で不法残留の疑いで逮捕された女の指紋が、事件が起きた部屋で見つかっていたことが新たに分かりました。
この事件は今月26日、所沢市のマンションの1階で松本悠斗さんが倒れているのが見つかったもので、松本さんは、3階の部屋で刃物のようなのもので殺害されたとみられています。
警察は、犯行時間帯にマンションを立ち去った30代の中国人の女を29日、福井県で不法残留の疑いで逮捕していますが、その後の捜査関係者への取材で、事件があった3階の部屋からこの女の指紋が複数見つかっていたことが新たにわかりました。
部屋の契約者は、女とは別の女性だということです。
警察は女が松本さん殺害についても何らかの事情を知っているとみて調べる方針です。

13年前の殺人事件で娘失った母「とかしあった髪、今でも切れない」…大勢の前で初めて思い語る

2011年に熊本市の商業施設で起きた殺人事件で、清水心(ここ)ちゃん(当時3歳)を亡くした母、真夕さん(51)が初めて講演した。事件とその後の家族のこと、娘が触れ、切ることができないでいる髪のことを語り、「娘は亡くなってしまったが、今後事件に巻き込まれる子がいなくなる力になりたい」と被害者支援への理解を求めた。(中村由加里)
「被害者の力になりたい」

熊本市のホテルで11月、くまもと被害者支援センター(熊本市)主催のシンポジウム「被害者支援を考える~母からのメッセージ」があり、約80人が聞き入った。登壇した真夕さんは大勢の人の前で初めて、事件の日のことを打ち明けた。
11年3月3日、心ちゃんは両親、当時5歳だった三男と一緒に買い物に来ていた。1人でトイレに向かい、父親が追ったが見つからず、障害者用トイレに連れ込まれて殺害された。
事件後、インターネットには「ちゃんと見てなかった親が悪い」「ざまあみろ」といった誹謗中傷も書き込まれた。真夕さんは残された3人の息子の前では、とにかく笑って食事を取り、絶対に泣かないようにした。「子どもたちに心配させないようにという思いだった」と振り返る。
子どものケアに心を配った。三男は真夕さんと2人きりになると、「僕が死ねばよかった」と泣き叫び、中学生の頃に高熱を出した時には、「心ちゃん、助けてあげれなくてごめん」とうなされたという。真夕さんは「事件から10年たっても、心に傷を負っているんだ」と思い知らされた。
髪は事件の日から伸ばし続け、腰ぐらいまでの長さになった。お風呂上がり、互いに髪をとかし合った。「お守りみたいなもの」だったが、来年、長男が結婚式を挙げる予定となり、「式で髪を結った後に切るのなら」と思うようになった。心ちゃんも「やっと切ったね」と言ってくれるかな、と感じている。
シンポジウムでは子どもたちとともに歩んだ経験から、残された子どもたちの心をケアすることが大切だと訴え、「微力ながら被害者支援に携わっていきたい」と語った。

サイレン鳴らし交差点進入の消防車と乗用車が衝突、青信号だった車の運転手ら骨折

29日午後6時ごろ、大阪市北区芝田の交差点で緊急走行中の消防車と乗用車が接触する事故があった。この事故で、乗用車の男性運転手が胸骨骨折、消防車の助手席に座っていた男性消防士が肋骨(ろっこつ)を折るけがをしたが、命に別条はないという。
大阪市消防局によると、消防車は赤信号の交差点で赤色灯を点灯し、サイレンを鳴らしながら西向きに進入したところ、北向きに交差点を通過する乗用車と衝突した。救助に必要な資器材を運搬するため出動していたが、救助事案への影響はなかったという。
事故を受け、大阪市消防局は「負傷された方に心よりお見舞い申し上げる。今後このようなことがないよう交通事故防止の徹底に取り組む」としている。