“パワハラ疑惑”の横浜市長、謝罪も…「承知していない発言ある」 人事部長は反論

横浜市の山中竹春市長(53)によるパワハラを現役の市の人事部長が告発した問題で、16日に山中市長は外見に関する誹謗(ひぼう)中傷は行っていないと会見で反論しました。
【画像】「思いが出すぎてしまった表現がある」告発を一部謝罪した山中市長
市長 一部を認め謝罪
横浜市 山中市長

「当該幹部職員に心理的な負担をかけてしまったことに関しては心苦しく思っていますし、率直におわびしたい」
自身にかかった、パワハラ疑惑の数々。
横浜市役所 久保田淳人事部長(49)

「『何で来ているんだよ、あのデブ』『死ねよ』『あっ、言っちゃった心の声が』と確か言っていたと思うが、発言があった」
16日、山中市長は1時間にわたって会見を開き、元副市長らを評し、「ポンコツ」「人間のくず」「バカ」などと発言した件について、一部を認め、謝罪しました。
「私の思いが出すぎてしまった表現があると思います。つらいものであったことは真摯に受け止め、今後言動に注意してまいります」
自身の言動が人事部長に心理的な負担をかけたと認めました。
事実ではないと否定も
一方、事実ではないと否定したのが、この告発部分です。
久保田人事部長

「お前裏切ったらこれだぞ、という。俺との会話を録音したら許さないと。お前録音とかしてねえだろうな、やったらこれ(撃つ)だからな、みたいなこういう文脈。その時が初めてじゃなくて、同様に市長室で一対一でいる時に、こういうこと(銃)を3回くらい、銃撃ポーズをされた」
山中市長

「銃で打つしぐさは、他人に対しては行いません。こういう行政目線のやり方ですすめるのであれば、選挙で評価された市長として、市民から退場を宣告される、その意味で、人差し指を私の頭に向けたポーズは使っていた」
告発した人事部長の久保田氏は、16日、再び反論しました。
「私に対して裏切ったらこれだぞというふうにやってるから、裏切ったら自分は死んじゃう。裏切ったら自分でこう、自分に銃を向けるという。(会見の説明は)日本語として成立してないし、しかもそれを3回もやっていて、3回もこんなふうに向けたというシーンは、私は拝見しておりませんので、それは苦しいんじゃないか」
さらに、山中市長が事実無根だとして完全否定したのは「ダチョウ」や「デブ」など相手の容姿に関する発言についてです。
山中市長

「容姿や外見に関する誹謗中傷は行っておりません。事実ではありません。事実関係として、私が承知していない、認識していない発言が、一方的に公表されたことは大変残念」
久保田人事部長

「自分がおっしゃったことを、明確な証拠がなさそうなものについては、認めない方向というのが少し感じられる。そういうふうに感じる方が多分多いであろう発言がいくつかあるということは、非常に残念」
今後について山中市長は次のように述べました。
「今回の事案を踏まえ、より一層、言動には注意していかなければならない。私自身も反省を行って、職員との信頼関係をもってしっかり政策を進めていきたい」
山中市長は、市が調査を行う場合は誠実に対応するとし、今後、ハラスメント講習を受ける方針です。
(2026年1月17日放送分より)

「不審者がいる」駆け付けた警察官の前でスナック菓子を万引きか 地方公務員の男(37)を現行犯逮捕 新潟・燕市

新潟県燕市の商業施設でスナック菓子2個を盗んだとして地方公務員の男が現行犯逮捕されました。容疑を否認しています。
窃盗の疑いで現行犯逮捕されたのは新潟市西蒲区西長島に住む地方公務員の男(37)です。警察によりますと、男は1月17日午前0時20分ころ燕市の商業施設でスナック菓子2個(販売価格合計308円)を盗んだ疑いがもたれています。 男は商業施設の駐車場をうろうろし、車の中を物色するような様子があり「不審者がいる」と110番通報されていました。警察官が駆け付けると、男は店舗内でスナック菓子を万引きし、その様子を見ていた警察官に現行犯逮捕されたということです。
男は「認識はありません」と容疑を否認。当初、認否以外の自分の名前や職業などを黙秘していましたが、警察の捜査の結果、職業や名前などが判明したということです。警察が事件のいきさつを詳しく調べています。

「生活保護を打ち切られた」立ち退き執行官など2人殺傷事件 逮捕の男は去年7月時点で家賃40万ほど滞納か 東京・杉並区

東京・杉並区のアパートで強制執行のため訪れた執行官など2人が包丁で刺され、うち1人が死亡した事件で、逮捕された住人の男が「生活保護を打ち切られた」と供述していることがわかりました。
この事件はおととい、杉並区和泉の路上で、アパートの立ち退きの強制執行に訪れた東京地裁の執行官など2人が、住人の山本宏容疑者(40)に包丁で刺され、このうち保証会社勤務の小栗寿晃さん(61)が死亡したものです。
その後の捜査関係者への取材で、山本容疑者が去年7月の時点で、家賃およそ40万円を滞納していたことがわかりました。
さらに取り調べに対し、「生活保護を受けていたが、隙間バイトをするようになってから生活保護を打ち切られた」と供述しているということで、警視庁は動機をさらに追及しています。

菅元首相「後進に道譲る」=衆院選不出馬を表明

自民党の菅義偉元首相(77)は17日、横浜市内で記者団に「70代になってから政治家としての引き際を常に考えていた。喜寿を迎え、後進に道を譲ることを実行する」と述べ、次期衆院選への不出馬を表明した。「横浜市議、官房長官もさせてもらった。次の世代にその経験を生かせれば」とも語った。
政治家として最も印象に残ったことについては、2020年9月から1年余りの首相在任中に全力を傾けた新型コロナウイルス対応を挙げた。「ワクチンを1日100万回接種することを国民に約束する。そのことを実行に移してコロナは収束した」と成果を強調した。
これに先立ち、支援者との会合を開いて不出馬を伝えた。
菅氏は1996年の衆院選で初当選し、当選10回。故安倍晋三元首相を長年支え、第2次安倍政権では官房長官を歴代最長の7年8カ月にわたって務めた。 [時事通信社]

「専門家も真っ二つです」名越康文氏、新党「中道改革連合」結成に私見「政界が再編される可能性まで…」…「シューイチ」

日本テレビ系情報番組「シューイチ」(土曜・午前5時55分、日曜・午前7時半)は17日、立憲民主党から公明党が合流して設立する新党の名前を「中道改革連合」としたことを伝えた。
16日、立憲・野田佳彦代表と公明・斉藤鉄夫代表が会見を行い、新党ロゴのパネルを手に党名を発表。略して「中道」であることを紹介した。
新党結成にコメンテーターで精神科医の名越康文氏は「驚きました」とひとこと。そして「前から少しずつ話し合っていたという説明を受けたのですが、やはり高市(早苗首相)さんの解散の意向を伝えたということが大きな後押しになっているのでしょうね」と私見を述べた。
また「いろいろなところで調べたのですが、専門家も真っ二つです。『中道改革連合』が大きな風を起こすという人もいれば、ほとんど影響がないという人もいてものすごい差がある。政界が再編される可能性まで言う人もいる」と語った。

保護猫活動が直面する“物価高” 120万円赤字の月も 命を守る使命とやりがい…持続可能性は 北海道

【動画】保護猫活動が直面する“物価高” 120万円赤字の月も…経費を抑えるシビアな工夫 北海道
飼育放棄などで行き場を失った猫を新たな飼い主に届ける保護猫活動。
いま深刻な物価高に直面しています。
その中で、1匹でも多くの命を救おうと奮闘する活動を追いました。
光熱費が月に30万円…赤字が続くワケ
北広島市で開かれた保護猫の譲渡会です。
新たな飼い主を探そうと23匹の猫が集まりました。
(参加した人)「かわいい、こんにちは」
こちらの親子は1匹の猫が気に入ったようです。
(参加した人)「エサは大人用の普通のカリカリ?」
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「大人用で。よく食べます。朝も1番食べていました」
(参加した人)「保護猫を迎えたいなと思いまして。なるべく助けになればなと思って」
親子はまずお試しで猫を飼うことにしました。
行き場を失った猫と新たな飼い主をつなぐ保護猫活動。
それがいま、窮地に立たされています。
譲渡会を主催したNPO法人「ツキネコ北海道」です。
札幌市中央区にある保護猫シェルターには、およそ70匹の猫が暮らしています。
いま頭を悩ませているのが…
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「ほら見て(光熱費)月30万円。30万円ってやばくない?」
冬に欠かせない暖房費などの光熱費や医療費が物価の高騰で重くのしかかります。
(記者)「月の赤字・黒字は?」
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「ほら真っ赤。8月9月で(それぞれ)赤字120万円超えですよ。エアコン代とか、夏場ことし(去年)暑かったので、光熱費もちょっと高め」
保護猫は育った環境から体の弱い猫も多く、場合によっては手術や治療が必要です。
(ツキネコ北海道 松本マリアさん)「この子は尿道の手術をした子。尿道が細くて、おしっこが出づらい子だったんですよ」
手術費はおよそ15万円。
「ツキネコ北海道」の運営は寄付金などで賄っていますが、それだけでは足りません。
(ツキネコ北海道 松本マリアさん)「なのでこの子は(普段とは別に)フォーカスして、こういう手術をしましたと寄付を募ったりしています」
1か月の医療費は100万円以上。
5年前に比べ1.5倍に増加しました。
経費削減の工夫重ねるも…命を救うためにかかる費用
その負担を少しでも減らそうと、こんな工夫もしています。
(ツキネコ北海道 松本マリアさん)「はい、いい子だね」
2025年、3人のスタッフが「愛玩動物看護師」の国家資格を取得しました。
(ツキネコ北海道 松本マリアさん)「病院に行くとどうしても医療費がかかってしまうので、できることは自分たちでやるようにしてます」
(ツキネコ北海道 松本マリアさん)「この子が腎臓がちょっと悪くなってしまって、毎日の点滴が必要なので」
資格を得ることで毎日病院に通わなくても、獣医師の指示のもと、点滴や採血ができるようになりました。
しかし、費用の負担はそれだけではありません。
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「おじゃまします」
この日訪れたのは、札幌市内の一軒家。
猫が増えすぎて適切に飼育ができない「多頭飼育崩壊」が起きていました。
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「かわいい、離乳してそうだね」
なかには生まれたばかりの子猫も…
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「この三毛がお母さん猫?」
(住人)「そうそう、しっぽ長いでしょ」
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「しっぽ長い」
住人の70代の女性も何匹いるのか正確に把握できていません。
(住人)「私も年だし、腰も痛くて病院にかかっているから。うちらも不妊手術というのを全然知らなかったから、それでちょっと増やしちゃった。(ここまで増えると)思わなかった」
およそ1か月間、車で通いながら50匹近くの猫を保護してきました。
時には多頭飼育崩壊から猫を救うため、遠出することもあるといいます。
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「北海道はやっぱり広いので、根室管内にも行きましたけど、行くだけでも7~8時間かけて行かないといけないので、交通費ですとか、人件費もそうですけど、宿泊もしたから宿泊費とか、獣医さん派遣してその出張費とか」
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「じゃあ連れていきますね」
この日、保護したのは3匹の子猫です。
生後1か月とみられますが、すぐに譲渡という訳にはいきません。
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「ワクチンはまだ打てない大きさなので。それまでは育てて、あと保護猫はエイズ・白血病の検査もするので、検査できるまでは必ずうちで面倒見るというふうにしています」
小さな子猫が冬場でも元気に過ごせるよう、最大限のケアが必要です。
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「ホットカーペットです、ペット用の。母猫と離れたので、暖をとれるようにしてあげないといけないので」
燃料費はかさみますが、暖房をつけっぱなしにせざるを得ないといいます。
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「夏場の倍は(光熱費)かかりますね。電気まめに消そうとか。でも具合悪い子がいたらそうもいかないので、暖かさはキープしてあげようと思っています」
カフェ売り上げあっても厳しい運営 やりがいだけで続けられるのか
物価高に苦悩する中、寄付金に頼らないところもあります。
2025年10月、札幌市清田区にオープンした保護犬と保護猫のカフェです。
(アネラカフェ札幌清田店 田村裕之さん)「継続的な寄付を受けられる環境であればそれに越したことは無いが、光熱費とかこの物件の賃貸料とかを出すって言うのは(寄付金だけでは)難しいかなと思います」
この店には、ある特徴がありました。
(職業指導員)「頑張れ頑張れ、良いよ」
爪切りのサポートをしているのは、障がいがある女性です。
(職業指導員)「そのままこっちに向けられますか?向いたかな、あと左手を出すだけ」
このカフェは、障がい者が働く就労支援事業所に指定されているほか、カフェやトリミングサロンなどの売り上げを活動費にあてています。
それでも運営は苦しいのが現状です。
(アネラカフェ札幌清田店 田村裕之さん)「ごはんや排せつ関連のものも日々かかってくるものなので、そういったものが物価が高騰して軒並み高くなっているなかで、大変厳しい状況が続いています。事業を収益化して、長く保護活動を続けることを目標にやっている」
札幌に住む親子が2匹の保護猫を相性を確かめるために引き取りに来ました。
(引き取りに来た親子)「兄弟2人で仲良かったので、一緒に入れたら良いなって。少しでも助けられたらという感じで」
(ツキネコ北海道 滝澤礼奈さん)「猫のことで困っているのは人だったりするじゃないですか。助けた猫で誰かが幸せになることってすごいやりがいにも感じますし。猫を通して、人の暮らしとか幸せなことが1個でも増えたら良いなと思ってはいます」
行き場を失った猫を1匹でも多く救いたいー
物価高に苦しみながらも新たな家族とともに幸せに暮らせるよう活動を続けています。

路上で歩いていた43歳女性から鞄を奪いケガさせたか 逃走していた30歳派遣社員の男を強盗致傷の疑いで逮捕

今月10日、愛知県小牧市の路上で、女性からかばんを奪った上ケガをさせたとして、30歳の派遣社員の男が逮捕されました。 警察によりますと、逮捕されたのは小牧市の派遣社員・斎藤尚也(30)容疑者で、今月10日、小牧市中央2丁目の路上で、歩いていた女性(43)から かばんを奪った上、転倒させケガをさせた強盗致傷の疑いが持たれています。 鞄には、現金およそ1万3000円が入っていました。 事件後に斎藤容疑者は逃走していましたが、警察は現場周辺の防犯カメラの映像などから特定し、逮捕に至りました。 調べに対して斎藤容疑者は「私がやったことで間違いありません」と容疑を認めているということです。

13歳三男と11歳長女と連絡取れず…未明の住宅で火事 焼け跡から男女2人の遺体見つかる

17日未明、岐阜県関市の住宅で火事があり、2人の遺体が見つかりました。この家に住む10代の子供2人と連絡が取れておらず、警察が身元の確認を急いでいます。 17日午前2時頃、関市下之保の住宅で、「1階から出火して2階に煙が充満しています」と住人から119番通報がありました。 消防車など8台が出て、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅およそ80平方メートルが焼け、焼け跡から男女2人の遺体が見つかりました。 警察によりますとこの家は、40代の夫婦と10代の子供4人の6人暮らしで、中学1年の13歳の三男と小学5年11歳の長女と連絡がとれていません。 警察は遺体はこのきょうだいの可能性があるとみて、身元の確認を急いでいます。

高市首相の解散戦略を砕く「まさかの合流」の衝撃

干支では2026年は丙午(ひのえうま)で、丙も午も「陽の火」を意味する。エネルギーが満ちあふれ、「変革の年」とされる。
【写真あり】中道改革連合の結成を“地ならし”した「キーパーソン」とは誰か
だからだろうか。1月9日夜に読売新聞がネット記事で「高市首相が衆院解散を検討、23日通常国会の冒頭に…2月上中旬に投開票の公算」と報じ、通常国会冒頭で衆院解散が現実味を帯びるなど、年明け早々の国政は波乱含みだ。
しかも、それでは収まらなかった。立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表は1月15日午後に国会内で会談し、両党が合流して新党を結成することを決定した。それに先立って公明党は、同日午前に中央幹事会を開き、斉藤代表に対応を一任することを決定。立憲民主党も両院議員総会を開き、野田代表が経緯を説明した。
そして、翌16日には野田、斉藤両代表が共同会見を実施。党名を「中道改革連合」とすることなどを発表した。
新党結成を“地ならし”したキーパーソン
交渉は幹事長・政調会長クラスで行われたが、立憲民主党の安住淳幹事長は創価学会との交渉も担当していたようだ。「安住氏は(創価学会の)佐藤浩副会長を通じて原田稔会長から承諾を取った」と関係者は語る。

佐藤副会長は、安倍・菅政権時に日本維新の会と官邸とで自公維の“蜜月関係”を構築した一方で、自民党とベッタリというわけではなく、森山裕前幹事長や萩生田光一幹事長代行とは微妙な関係だった。一方で立憲民主党の安住幹事長とは、同じ早稲田大学の出身で、年齢もほぼ同じ。安住氏は1月15日午前、記者団に対して次のようにコメントを出している。
「公明党のみなさんが去年の10月10日に(自公)連立を離脱した後、両党(立憲民主党と公明党)の幹部間では、やはり右傾化する日本の社会に対してまっとうな政治を実現する中道勢力の結集が不可欠ではないかということで、意見交換をしていた。そういう意味では政策のすり合わせもやってきたので、昨日今日パタパタとこういう話になったわけではない」
また安住氏は、1月13日付で各都道府県連の代表と選挙責任者に「公明党・創価学会への対応について」と題する書面を配布。各都道府県の公明党本部代表や国会議員、創価学会の責任者を訪ねて新年のあいさつを行うとともに、衆院選での支援を依頼し、面会するように求めた。

かつて同じ新進党に在籍していた野田代表と斉藤代表には交流があったが、12日の会合後に一気に距離を縮めていった。ただそうした動きは、両党内の隅々まで行き渡っていたわけではない。筆者が13日に「立憲民主党と共闘できるのか」と尋ねた公明党関係者は、「うちは自治労や日教組とは一緒にできない」と即答した。

記憶の継承、決意新たに=追悼行事数は減少―阪神大震災31年

6434人が亡くなった阪神大震災は17日、発生から31年となった。市民団体などによる追悼行事が減少するなど記憶の風化も懸念される中、遺族らは震災の経験や教訓を次世代につなげる決意を新たにした。
神戸市中央区の公園「東遊園地」では、NPO法人などが追悼の集いを開催。震災の記憶や教訓を継承する思いを込め、「1995 つむぐ 1.17」の形に並べた竹と紙の灯籠に火をともし、発生時刻の午前5時46分に黙とうをささげた。東遊園地には午後8時までに、約7万5000人が訪れた。
同市が主催する追悼式典には、震災で母の佐藤正子さん=当時(65)=が行方不明になった佐藤悦子さん(62)が遺族代表として出席。「震災は揺れが収まったら終わりじゃない。家族を捜し続ける日々があり、今も大切な人に会いたいと思い続ける人がいることを知ってもらいたい」と追悼の言葉を述べた。
兵庫県なども神戸市内の慰霊碑前で式典を開き、正午に黙とうをささげた。斎藤元彦知事は「震災の経験と教訓を胸に刻み、平時からの備えへと生かしていく」とあいさつした。
県などはこの日、式典の他にも、復興した神戸市内の街並みを巡る「メモリアルウォーク」や、内陸直下型地震を想定した防災訓練を行った。
火災で甚大な被害が出た同市長田区でも追悼行事が行われた。JR新長田駅前広場では、ペットボトル約600本に入れたろうそくに火がともされ、約1000人が黙とう。同市須磨区の自宅が全焼したという40代女性は「街は全て燃えてしまった。これまで復興に尽力してくれた人に感謝したい」と話した。
県内では甚大な被害を受けた地域などで追悼行事が行われるが、市民団体「市民による追悼行事を考える会」の調査によると、今回実施予定の行事数は37件で、昨年より20件減少。1999年の調査開始以降、最少となった。 [時事通信社]