「薬の飲み方をめぐって口論になった」80歳母親の口元にテープ巻きつけ殺害しようとしたか…56歳娘を逮捕 母親はその後死亡

口論の末、80歳の母親の口元にテープを巻きつけて殺害しようとしたとして、娘が逮捕されました。母親はその後、死亡しました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、奈良県斑鳩町に住む無職の井上恭子容疑者(56)です。警察によりますと井上容疑者は、1月1日午後11時ごろ、自宅で80歳の母親の口元に粘着テープを巻きつけて、殺害しようとした疑いがもたれています。
翌朝に井上容疑者の夫が倒れている母親を発見し、その後、病院で死亡が確認されました。
母親は普段、ケアハウスに入所していて、年越しのために一時帰宅していて、井上容疑者は取り調べに対し「薬の飲み方をめぐって口論になった。殺害しようと思ってしたことではない」と容疑を一部否認しています。

「お金をください」未明のコンビニで連続強盗未遂 愛媛・松山市で57歳の女を逮捕

きょう未明、松山市のコンビニエンスストアで店長を包丁で脅し金を奪おうとしたとして、強盗未遂の疑いで女が逮捕されました。
その直前にも松前町のコンビニで同様の強盗未遂事件が発生していて、女は関与をほのめかしているということです。
強盗未遂の疑いで逮捕されたのは松山市西垣生町の自称介護士・石丸寛子容疑者(57)です。
警察によりますと石丸容疑者はきょう午前3時過ぎ、松山市西垣生町のファミリーマート西垣生店に押し入り、店長の男性(62)に「お金をください」と包丁を突き付け、現金を奪い取ろうとした疑いがもたれています。
石丸容疑者は店長が警備会社へ通報する様子を見て逃走を図りましたが、駐車場で店長に取り押さえられ、私人逮捕されたということです。
またそのおよそ45分前の午前2時半頃、松前町筒井のセブンイレブン松前町松前公園前店でも女が店員を刃物のようなもので脅し、金を奪い取ろうとした強盗未遂事件が発生しています。
逮捕された女は松前町の強盗未遂事件への関与もほのめかしているほか、防犯カメラに映る犯人の特徴も似ているということで、警察が余罪や動機を調べています。

女子に学歴は必要ない?いまだに残る地域格差。女性の進学を阻む偏見と教育環境

東京大4年の川崎莉音さんは「なぜ女子より男子が保護者に難関大合格を期待されるのか」と疑問を抱いてきた。川崎さんは、地方に住む女子生徒の進学の選択肢を広げる「#Your Choice Project」代表を務めている。 2024年度の東大の女子学生比率は約2割。地方出身者はより少ない。「女子は周囲から浪人を反対されたり、地元に残ることを期待されたりしている。自己評価が低い傾向もあり、自分なんかが大学に行けるのかと考える人もいる」 日本社会にはいまだに「女子に学歴は必要ない」との考えが強く残る。共同通信は10月、「地域からジェンダー平等を2024 都道府県版ジェンダー・ギャップ指数をてこに」と題したシンポジウムを開いた。有識者や現役学生が女性の直面する地域格差、男女格差について議論を交わした。(共同通信=松本智恵)
▽東北と九州では大学に行く女性が少ない
東京都渋谷区で開かれたシンポジウム「地域からジェンダー平等を」
ジェンダー研究の第一人者、上智大の三浦まり教授はシンポジウムに寄せたビデオメッセージで「格差は自己責任で放置すべきものではない」と強調した。 三浦教授らでつくる「地域からジェンダー平等研究会」のデータからは、明らかな地域格差が読み取れる。 昨春時点での都道府県別の女子の四年制大学進学率は、東京が最も高い76・5%。京都70・1%、山梨62・3%と続く。一方、東北や九州の8県では30%台で、女子が男子より上回ったのは徳島県だけだった。 ほぼ全ての都道府県で男子より女子の進学率が低い状況となっている。
▽地域間の「選択の格差」

教育をジェンダー視点で分析する九州大の河野銀子教授は「戦後、女子の進学率は上昇してきたが、現在も男子より約6%低く、大学在学者に占める割合も半数に満たない」と現状を説明した。進学は個人の自由意思によると考えがちだが、「地域の産業構造や教育環境が大きく関係している」と話す。 例えば、1次や2次産業の従事者が多い地域では、農業、工業など専門高校の比率が都市部より高いが、大学入試には不利になるケースがある。「普通科に進もうと思っても近くになければ下宿をしないといけない。地域間でこうした『選択の格差』が生まれている」と訴える。 その上でこう強調した。「自分が住んでいる地域にある男女格差などに当事者が気がつくのは難しい」
▽ジェンダー平等の基盤は自己決定権
NPO法人「Gender Action Platform」理事の大崎麻子さん
シンポジウムでは参加者から「教育は人生の選択肢を広げ、自己決定に不可欠なものだ」との声が上がった。 NPO法人「Gender Action Platform」理事の大崎麻子さんは「ジェンダー平等とは、男女が等しく権利と機会を得て、責任を分かち合い、意思決定に参画できる状態」と説明した。 その基盤は女性が自己決定しながら生きる力だという。大崎さんは「性と生殖に関する健康や男女対等な人間関係などを人権の観点から学ぶ包括的性教育が必要。日本でも導入するべきだ」と教育の重要性に言及した。
▽東京でのキャリア、地元では浮く?
食品製造「デリカウイング」の細川志織さん
食品製造「デリカウイング」(広島県廿日市市)の細川志織さんは、自らの学びの選択がキャリアに生きたと話す。 3歳から広島で育ち、中学生で英語のスピーチコンテストと出会い上智大学に進んだ。卒業後、より英語実務を通じてマネジメントを学びたいと外資系金融大手のJPモルガン証券に入社した。 リーダー職から部長職に至るまで、マネジメント経験を10年以上積み、同郷の夫と結婚。広島へUターンした。夫の家業の製造業で社員研修を担当したことをきっかけに、現在は大学での非常勤講師や女性起業家支援に携わる。女性社員が長期的に働けるよう、キャリア形成のワークショップや、関心が高い子育てや介護などをテーマとしたお茶会を開催している。 地元に戻った当初は「もしかしたら私、浮いてしまうかも」という怖さもあった。しかし「諦めずに活動していると、どんどん仲間が増えていった」。東京での学びや経験が地元に戻って生きているという。
▽女子生徒の選択肢、広がる
山田進太郎D&I財団の石倉秀明さん
理系分野の女子学生比率を上げようと取り組む山田進太郎D&I財団では、理系を選択した女子高校生への奨学金の支給や、中高生が理系の大学や職場で活躍する女性を訪問する事業を行う。 財団の石倉秀明さんは「ジェンダードイノベーション」に期待を寄せる。大学に女子学生が増えれば、「女子トイレが少ない」「徹夜でやるような実験は体力的に厳しい」といった、新たな視点が生まれるという。どれも男子中心の環境では気づかないことだ。 この考えは企業にも当てはまる。例えば自動車事故。女性の負傷者が多いが、長年メーカーの耐久テストでは男性のマネキンが使われていた。そこに女性技術者が加わると、大きな変化があった。「女性サイズでやらないのか」との疑問を投げかけられた。それをきっかけにテストの方法は改善された。 石倉さんは「日本は15歳女子の科学の成績は高いのに、理系分野の大学進学は低いという特殊な国だ」と指摘する。「理系を選ぶ選択を応援している人がいることや、勉強がどう仕事に結びつくか知ってもらう必要がある。理系分野に進む女性を増やしていきたい」と力を込めた。
▽ギャップを可視化、考えるきっかけに

シンポジウムのタイトルにもある「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数(GGI)」は、都道府県ごとの男女平等の度合いを政治、行政、教育、経済の4分野で算出したもの。2024年のグッドデザイン賞を受賞。「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」のサイトで見ることができる。 × × × シンポジウムの様子は、動画投稿サイトのユーチューブチャンネル「共同通信 地域からジェンダー平等を」で公開しています。

住宅の「耐震補強」阪神大震災も能登地震も生存に直結 対策遅れる地方、都市との格差拡大 備えあれ②耐震力

平成7年の阪神大震災後、建築を学ぶ一人の神戸大生が、千人超の犠牲者遺族にアンケートを実施した。犠牲者が出た建物のうち、耐震性の不十分な建築基準法の旧基準は9割超だった。「耐震補強こそ地震対策の要」。1年前の元日、能登半島の古い家屋が次々に倒壊し、その思いが再び頭をもたげた。
平成7年1月17日早朝、神戸大工学部建築学科の学生だった藤江徹(いたる)(52)は、下宿先で就寝中、「洗濯機の中に放り込まれた」ような揺れで飛び起きた。周囲の建物は軒並み倒れ、「日本が滅びた」と感じた。
兵庫県によると、阪神大震災の直接死5483人のうち72%が家屋の下敷きになった窒息・圧死とされる。「被災地の学生として震災に向き合う義務がある」。藤江は卒論に向け犠牲者が出た家屋を調べようと決断。犠牲者3651人の遺族にアンケートを送り、1218人から回答を得た。
結果に驚愕(きょうがく)した。全半壊家屋の98・1%が昭和56年の建築基準法改正より前に建った旧基準だったのだ。震度6強まで耐えるとされる新基準の全半壊はわずか1・9%。犠牲者も旧基準が782人に対し、新基準は15人にとどまった。「耐震化は生存に直結する」と藤江は確信した。
国も平成12年の建築基準法改正で木造住宅にさらに厳しい「新新基準」を設けた。国土交通省によると、平成30年の新基準レベルの耐震化率は全国平均で87%。令和12年にはおおむね100%とするのを目標に掲げる。
だが昨年1月の能登半島では、30年前の神戸と同じ光景が広がった。直接死は228人に及んだが、被害が甚大だった石川県輪島市の耐震化率は46%(4年度末時点)、珠洲(すず)市も51%(平成30年時点)と、全国平均を大きく下回っていたのだ。
地震後の昨年3月、日本建築学会北陸支部は両市などの被災家屋約5700棟を目視で調査した。旧基準とみられる古い建物は5割以上が全半壊した一方、新新基準とみられる建物の全半壊は1割程度にとどまった。
調査を担当した金沢大助教(地震防災工学)の村田晶(53)は「都市と地方の『耐震化格差』が被害を拡大させたのは明らかだ」と指摘。被害低減や早期復興には耐震化の推進が最も効果的だとし、耐震化が遅れがちな地方に「犠牲者が増えると過疎化が進み、故郷の維持さえ難しくなる」と警鐘を鳴らした。
家屋密集、高まる火災リスク
住宅にとって地震への備えで重要なことは、耐震性の強化だけではない。木造家屋が密集する市街地などでは、もう一つの脅威も考慮する必要がある。それが火災だ。
1年前の能登半島地震では、石川県輪島市の「朝市通り」一帯で大規模火災が起きた。総務省消防庁などによると、240棟約4万9千平方メートルが焼失し、10人以上が犠牲となった。電気配線が地震で傷つき、出火した可能性があるという。
「被災地には独特のにおいがある。能登も同じにおいがしたと思う」。阪神大震災当時、神戸大の学生だった藤江徹(いたる)は、輪島の大規模火災の映像を見て、つらい記憶がよみがえった。
30年前の地震直後、神戸市灘区の下宿先から友人のアパートへ駆けつけた。友人は無事だったが、同じ大学の男子学生が建物の下敷きになって助けを求めていた。
「俺、助かるかな」
学生の力ない声に、藤江は「絶対、助けたる」と声をかけたが、目前に火の手が迫る。断水で消火する方法もない。「逃げろ」との呼び声に離れた直後、炎がアパートを包み込んだ-。
古い家屋が並ぶ地域は倒壊に加え、火災拡大のリスクも高い。国は平成24年、古い木造家屋がひしめき、地震で被害拡大が懸念される「著しく危険な密集市街地」が17都府県に計5745ヘクタールあると公表した。解消を進めるが、現在も10都府県に計1662ヘクタールが残る。
まずはハード対策進めるべきだ
大阪公立大教授(居住安全工学)の生田英輔(48)は、地震に伴う火災が密集市街地で起きた場合、「同時多発的に火災が起き、地域の消防力を上回り激甚化しやすい。まずは耐震化や不燃化などハード対策を進めるべきだ」と強調する。
ただ、高齢住民が多い地方などでは、年齢や資金的な面から耐震化を諦めるケースが多い。輪島市によると、朝市通り周辺も耐震改修の補助制度などを利用する人は少なかった。生田は、もし耐震改修などが進まない場合、「感震ブレーカーを設置するなど、火災自体が発生しにくくする工夫が有効」とも指摘する。
現在、大気汚染で疲弊した大阪市西淀川区の再生に取り組む公益財団法人「公害地域再生センター」の事務局長を務める藤江。小中学校で防災教育にも力を入れ、耐震化の重要性も訴えている。
「記憶の風化は地震対策の必要性さえ失わせる。何度も伝えることが自分の使命なんです」(敬称略)

住宅に侵入、鉢合わせで体当たり 茨城、何も取らずに4人が逃走

2日午後11時半ごろ、茨城県鉾田市の無職男性(44)から「家の中に男が4人いた」と鉾田署に通報があった。署によると、平屋建ての住宅内で男性が物音に気付いて廊下に出ると、1人と鉢合わせになり、体当たりされた。けがはなかった。侵入したのは計4人で、何も取らずに逃走。署は事後強盗未遂事件として捜査している。
署によると、男性は寝室に向かおうとしており、午後11時25分ごろに4人と出くわした。廊下に置かれた、靴の入った箱が物色されていた。3人は玄関から、1人は割られた窓から逃げた。4人の背格好は不明としている。

今夜遅く「しぶんぎ座流星群」のピークに 三大流星群のひとつ

毎年お正月の空を彩る「しぶんぎ座流星群」。今年は、今日1月3日(金)深夜~明日4日(土)明け方にかけて、一番の見頃を迎えます。
三大流星群のひとつに数えられる流星群で、今年は月明かりが観測の邪魔にならないため好条件です。見える時間帯や個数、方向などを解説します。
気になる今夜の天気は
今夜は西高東低の冬型の気圧配置で、日本海側の地域は寒気の影響で雲が広がりやすく、天体観測には不向きな天気のところが多くなりそうです。雲に切れ間のできるタイミングはあるかもしれませんが、流星を発見するのは難しそうです。
また、関東や東北南部の太平洋側も夕方以降に雲が増えてくる予想です。東の沖合に雲が連なる見通しで、首都圏はこの雲の動向次第といえそうです。明け方には解消してくる可能性があります。
沖縄や奄美も湿った空気の影響で雲の多い空となりそうです。
その他の、北海道の道東太平洋側や、東海以西の太平洋側の各地は晴れる所が多く、流星観測に問題のない天気になりそうです。
晴れる地域では特に冷え込みが厳しくなる予想です。屋外でじっとしていると想像以上にすぐに身体が冷えますので、観測の際は最大限の防寒で臨んでください。
期待できる流星数は?
しぶんぎ座流星群の流星は、放射点(※)が昇ってくる深夜以降に流れはじめ、日付が変わったあと放射点が高く昇るほど流れやすくなります。東の空が明るくなってくる直前までがチャンスです。
今年のしぶんぎ座流星群の活動の極大は4日(土)0時頃(今夜)と予想されています。ただ日本ではその時間帯よりも、放射点の高さが上がる明日の明け方のほうが流れる流星の数が多くなる見通しです。国立天文台によると、空の暗い場所では1時間あたり30個程度の出現が期待できるとのことです。
流星は放射点の方向から流れますが、放射点の付近だけでなく全天のどこにでも出現します。なるべく空の広い範囲を見渡すようにして、観測するのがおすすめです。
また、前後の日にも同じような時間帯に流星が流れやすくなります。※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点のこと
しぶんぎ座流星群の特徴 活動が活発な期間は短い
流星の元となる塵(イメージ)
流星群は、彗星が残した塵の帯の中を地球が通過することによって、毎年同じような時期にあらわれる現象です。
流星群によって地球の軌道との位置関係は様々で、しぶんぎ座流星群のもととなる塵の帯は、地球の公転面と直角に近い角度で交差するため、地球は塵の帯を短期間で抜けてしまいます。
このためしぶんぎ座流星群の活動は、ふたご座流星群やペルセウス座流星群など他の流星群に比べて、活発な期間(流れ星を多く観測できる期間)が短いという特徴があります。
「しぶんぎ座」は現存しない!?
「しぶんぎ座」という星座に聞き覚えのない方もいるかもしれません。実はこちら、現在では存在しない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来しています。現在の星座でいうと、うしかい座とりゅう座の境界あたりにありました。
かつてあった「へきめんしぶんぎ座」の方向から流星が流れたように見えることから、「しぶんぎ座流星群」と名付けられています。

住宅に親族の男女3人の遺体 現場に血のついたハンマーなど 神戸市

2日夕方、神戸市内の住宅で男女3人の遺体が見つかりました。3人は親族で、警察が詳しい状況を調べています。
警察によりますと、2日午後6時15分ごろ、神戸市西区竹の台の住宅で、この家に住む64歳の男性が階段の踊り場で首をつった状態で、死亡しているのが見つかりました。
また、1階の和室では、男性の義理の姉と甥の2人が頭から血を流して死亡していて、そばには血のついたハンマーなどが落ちていたということです。
この1時間ほど前には、男性の兄から、「弟の家で話し合いをしているはずの妻と息子と連絡がとれない」と警察に通報があり、駆け付けた警察官が3人を発見しました。
玄関は施錠されていて、和室には争ったような形跡があったということで、警察は殺人事件の可能性も視野に捜査しています。

摩耶ロープウェーのゴンドラ内で異臭、6人が体調不良…オレンジ色の液体が乗客2人のズボンや靴に

2日午後3時頃、神戸市灘区摩耶山町の摩耶ロープウェー「星の駅」に停車中のゴンドラ(定員25人)内で異臭が発生した。乗客6人が気分不良を訴え、通報で駆けつけた救急隊員の手当てを受けたが、いずれも症状は軽いという。
兵庫県警灘署などによると、乗客2人のズボンや靴にオレンジ色で刺激臭のする液体がかかっていた。同署は液体の成分や付着した経緯などを調べている。
ゴンドラは約25人が乗車。出発のためにドアを閉めたところ、複数の客から「異臭がする」との申し出があり、乗客を降ろしたという。

80歳母親の口元に粘着テープを巻いて殺害しようとした疑い 56歳女を逮捕 「母に落ち着いてほしかっただけ」と一部否認

80歳の母親の口元に粘着テープを巻いて殺害しようとしたとして、56歳の娘が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、奈良県斑鳩町の無職井上恭子容疑者(56)は1日午後11時ごろ、自宅の居間で80歳の母親の口元や両手両足に粘着テープを巻き付け殺害しようとした疑いが持たれています。
母親は2日午前5時ごろ、ソファに横たわっているところを井上容疑者の夫に発見され、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
調べに対し、井上容疑者は、母親と薬を飲む時間をめぐって口論になったと説明していて、「母に落ち着いてほしかっただけで、殺害しようと思ってしたことではありません」と容疑を一部否認しているということです。
母親は普段ケアハウスに入居していて、年末から一時的に帰宅していたということです。
警察は井上容疑者が粘着テープを巻き付けたことと母親の死亡との因果関係を慎重に調べています。

20代~30代男性の変死体を筑後川で発見 4日前には付近で水難事故 関連調べる

2日午後、佐賀市諸富町を流れる筑後川の河川内で、20代~30代の男性の遺体が見つかりました。
付近では12月29日に水難事故が発生し男性が行方不明となっていて、警察が関連を調べています。
2日午後4時半ごろ、佐賀市諸富町の筑後川で、20代~30代とみられる男性の遺体が発見されました。
男性に目立った外傷はないということです。
この付近では、12月29日に「橋から人が落ちた。20歳代男」という通報があり、消防と警察が転落したとみられる男性を探していましたが、行方が分かっていません。
その後、男性の会社関係者が2日、船で捜索していたところ、遺体が見つかったということです。
警察は事件と事故の両面で捜査し、29日の水難事故との関連も調べています。