大川原冤罪 賠償負担の警視庁公安幹部らが528万円、全額支払い

化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の冤罪(えんざい)事件で東京都と国が支払った約1億8500万円の損害賠償を巡り、警視庁公安部の幹部と捜査員の計3人が賠償額の一部となる計528万円を都に支払い終えたことが警視庁幹部への取材で判明した。
都監査委員の勧告を受け、警視庁は3人に対し、計528万円の負担を求める求償権を行使していた。10日までに全額を支払ったという。
3人は、捜査を指揮した公安部外事1課の渡辺誠管理官と宮園勇人係長、違法な取り調べをしたと確定判決で認定された安積(あさか)伸介警部補(肩書はいずれも当時)。渡辺、宮園両氏は、すでに定年退職している。
賠償の負担額は渡辺、宮園両氏がそれぞれ250万円、安積氏が28万円。【遠藤浩二、春増翔太】

「トラブルがあり襲撃」と供述 姫路刺殺、被害者と面識か

兵庫県姫路市のマンション駐車場で1月、住人の会社員木田大助さん(33)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された住所不定の解体業小出慶二容疑者(49)が「約10年前から面識はあるが親しい間柄ではない。トラブルがあり襲撃した」という趣旨の供述をしていることが12日、捜査関係者への取材で分かった。
事件の数日前から容疑者とみられる男がマンション周辺を歩き回る姿が防犯カメラに写っていた。県警は現場を入念に下見し、木田さんが車で出勤するタイミングを狙って襲ったとみている。
逮捕容疑は先月20日午前8時ごろ、マンション地下駐車場で木田さんの背中付近を刃物で突き刺し殺害した疑い。

「握手写真」投稿に批判殺到のれいわ前議員、高市首相と2ショ投稿で再炎上 「どの面下げて」「理解出来ない」

2026年2月8日投開票の衆院選で落選したれいわ新選組の八幡愛前衆院議員が、10日にXで、高市早苗首相とのツーショット写真とともに、「いつか必ず戻ってきます!!」と今後への意気込みをコメントした。しかし、この投稿には批判の声が相次いでいる。
「永田町、いつか必ず戻ってきます!!」
八幡氏をめぐっては、2月1日夕方にXで「握手にはお気をつけください」との注意書きを添えて、ジャーナリストと握手する写真を投稿した。
同日朝には高市首相が、腕の治療のためとして、討論番組「日曜討論」(NHK)を急きょ欠席していた。高市首相はXで、関節リウマチの持病があると明かしたうえで、遊説中に支援者と握手した際に痛めてしまったと説明。しかし、午後には地方遊説に姿を見せたことから、疑問視する声も上がっていた。
こうした背景から、八幡氏の投稿は、握手で手を負傷したという高市氏をやゆするものだとして、批判する声が相次いだ。八幡氏は同日夜、「私はなにも言ってないのに勝手に炎上してるので、改めてみんなで考えましょう」と主張している。
選挙後、10日に八幡氏は、「ひとまず議員会館事務所の片付けの目処がたちました!!」と事務所の撤収作業について報告。「永田町、いつか必ず戻ってきます!! また会う日まで!!」と今後の意気込みをコメントした。笑顔の高市首相と並ぶ写真を添えた。
しかし、この投稿にも「どの面下げてそんな写真上げてんの?」「理解出来ない」「あんな投稿しといてこの写真出す?」といった声が寄せられ、批判の声は収まらなかった。

ひとまず議員会館事務所の片付けの目処がたちました!! 永田町、いつか必ず戻ってきます!! また会う日まで!! pic.twitter.com/UjJNWHW2Le

スターフライヤー元訓練生が覚醒剤使用疑いで逮捕 旅客便で操縦も

北九州市の航空会社「スターフライヤー」は12日、パイロット訓練生だった男性社員(24)が覚醒剤取締法違反(使用)容疑で福岡県警に逮捕されたと明らかにした。逮捕は1月19日付で、その約3週間前には旅客便で部分的な操縦にも携わっていたが、特にトラブルはなかったという。同社は訓練生を1月27日付で懲戒解雇した。
同社によると、元訓練生は大学で操縦に必要な航空機ライセンスを取得し、2025年4月に入社。副操縦士として乗務するため、座学やシミュレーター訓練を経て、11月17日から実際の機体での操縦訓練に臨んでいた。機長と副操縦士の指導を受けながら旅客便を操縦したケースは12月29日の関空―羽田便の離陸時と、12月30日の羽田―山口宇部便の着陸時の2便あった。この他、旅客便32便に同乗し操縦室で見学したり、無乗客の5便でも操縦訓練に臨んだりしたが、いずれも特異な状況はなく、運航への影響も確認されていない。元訓練生は起訴されたという。
同社の町田修社長は「多大なご迷惑をおかけし、深くおわびします。捜査に全面的に協力するとともに信頼回復に取り組んでいきます」と陳謝した。【斎藤毅】

【解説】中道の代表選、あす投開票 異例…“知らない人”が候補

衆議院選挙で大敗した中道改革連合は12日、新たな党の「顔」を選ぶ代表選挙を告示しました。13日に投開票が行われ、新しい代表が選ばれます。日本テレビ政治部・野党キャップの黒島秀佳記者が解説します。
――では、ここからは2つのポイントで聞いていきます。
1.異例…“知らない人”が候補
2.「立憲に戻りたい」離党も
――まず1つ目のポイント「異例…“知らない人”が候補?」ですが、これはどういうことなんでしょうか?
今回の代表選なんですが、「お互いよく知らない人たち同士でトップを選ぶ」という異例の選挙になります。
どういうことかというと、中道は先月下旬、解散の前日に立憲民主党と公明党の衆議院議員が合流して結党されたばかりということで、11日、議員総会があったんですが、名刺を交換する姿があちこちでみられました。
今回の代表選は、衆院選で当選した49人の議員によって行われますが、そのうち21人が立憲出身者、28人が公明党出身者となり、公明の票の方が多いんです。
ただ、今回立候補している2人は立憲民主党出身者で、ある公明党出身の議員は、立憲で幹事長まで務めた代表候補の小川氏を「テレビで見たことはあるけれど、どんな人物かはよく知らない」と話しています。一方、候補者の一人も「公明出身の議員はよく知らないが、とにかく全員に電話した」と話していました。
――そのような状態で、候補者はどうやってこの代表選を戦うんでしょうか?
12日の出馬会見後、小川氏、階氏の両候補はそれぞれ、49人の議員事務所を訪ねて回っていました。ただ、国会は閉会中かつ選挙直後で、議員本人はほとんど不在で、直接支持をお願いしたり、人となりを知ってもらう機会も限られています。
実は11日夜、両候補がそろってYouTube配信を行っていたのですが、12日夜も配信する予定とのことでして、今回はSNSなどのツールを活用しての訴えがメインとなりそうです。
――では2つ目のポイント「『立憲に戻りたい』離党も」というのは、どういうことなんでしょうか?
中道には現在、衆議院議員だけが所属していて、参議院議員は立憲民主党、公明党にとどまったままです。
また、今回落選した前議員が今後、中道として活動していくのかも党の行く末にもかかわる大きなポイントです。
こうした中、今回、島根1区から立候補し、落選した亀井前議員が先ほどNNNの取材に対し、離党する意向を表明しました。亀井氏は離党の理由として「参議院として、また地方組織としての立憲民主党がまだあるので、何らかのタイミングで『立憲』に戻りたい」と述べています。
また、ある立憲民主党の参院議員は「今回の選挙結果を受けて、参議院での合流はすぐには難しい」と話しています。
この合流については12日の出馬会見でも質問があがったのですが、階氏は「性急にことを運ぶ必要はない」、小川氏も「時間をかけ丁寧に意思決定していくべき」などと述べ、いずれも慎重に対応する考えを示しました。
今後も中道を離党する動きが表面化する可能性もあり、13日に選ばれる新代表は党内での求心力を高めながら、党を一つにまとめていくリーダーシップが求められます。

水戸6人襲撃、男を起訴=「何人でもやってやろうと」供述

水戸市で昨年7月、男女6人が刃物で襲われ重軽傷を負った事件で、水戸地検は12日、殺人未遂と傷害の罪などで、無職塩原弘和容疑者(48)を起訴した。昨年9月から今月6日まで鑑定留置をし、刑事責任を問えると判断した。
塩原容疑者が「何人でもやってやろうと思っていた」という趣旨の供述をしていることも捜査関係者への取材で判明した。
起訴状によると、塩原容疑者は昨年7月28日夕、水戸市内の路上で、両手に持った刃渡り約43センチのナイフで4人を殺害しようとしたほか、2人にけがをさせたとされる。
捜査関係者によると、塩原容疑者は「仕事帰りの人が多くいる時間帯を狙った」とも供述。6人と面識はなく、動機について「自分をやゆする人たちに反撃するためだった」などと話しているという。 [時事通信社]

“手術ミスで後遺症”損害賠償を命じられた医師の男 刑事裁判で謝罪するも「私だけが悪いのはおかしい」と主張

手術ミスで損害賠償を命じられた医師の男。刑事裁判で「私だけが悪いのはおかしい」と主張です。

起訴状などによりますと、兵庫県の赤穂市民病院に勤務していた医師の松井宏樹被告(47)は、2020年1月に80代の女性の腰の骨を手術した際、誤って腰の神経の一部を切断し両足まひなどの後遺症を負わせた罪に問われています。

これまでの裁判で松井被告は起訴内容を認めています。

2月12日の被告人質問で松井被告は「全て私の責任です。申し訳ありません」と謝罪した一方で…

(松井被告)「チームでやっているので私一人だけが悪いとなるのはおかしいのではないか」

経験不足を理由に手術を一度辞退したのに、上司である指導医から説得されて自分が手術をせざるを得なかったと主張しました。

検察側は、松井被告が「無罪を主張して争うべきか」などとSNS上でアンケートを取っていたと明らかにしました。

アンケートを取った意図を問われた松井被告は…

(松井被告)「世間がどういうふうに考えているかを知りたかった。軽率だったと思う」

この事件をめぐっては女性側が損害賠償を求めて先に民事裁判を起こし、松井被告と市に約8900万円の支払いを命じる判決が出ています。

〈中道崩壊〉「なぜ公明の議員だけ」「理不尽だ」宿舎撤収の元立憲議員たちの恨み節ルポ…ベテラン議員の机からは大量のアダルトDVD

冷たい雨が降りしきる永田町。2026年2月11日、議員会館や宿舎では、衆議院選に大敗し、退居しなくてはいけない元議員たちによる「お片付け」が淡々と、しかし残酷なほどのスピードで進められていた。今回の選挙で特に大きな打撃を受けたのが、立憲民主党の流れを汲み、鳴り物入りで結成されたはずの「中道改革連合(中道)」だ。かつての勢いはどこへやら。雨に打たれる段ボール箱の山は、野党第一党の座を争った勢力の凋落を象徴しているかのようだった。
〈画像多数)「ナイスショット!」下剋上を果たした森下千里議員のグラビアアイドル時代の秘蔵写真
「4年後に立ち上がってこいと言うなら…」
議員会館の一室に、黙々と荷物をまとめる元衆院議員のA氏(当選1回)の姿があった。補欠選挙での当選からわずか1年半。部屋に運び込まれた荷物は、段ボールにして10箱にも満たない。
「もともと在職期間が短いですから、荷物はそんなに多くないんですよ。今日の夕方には地元へ戻ります」
淡々と語るA氏だが、その言葉のはしばしには、党の戦略に対する複雑な思いが滲む。今回の選挙で、中道は「旧立憲と旧公明の合流」による相乗効果を狙ったが、有権者の反応は冷ややかだった。
「結局は『結果論』ですよね。勝っていれば合流の是非も違って見えたんでしょう。私の選挙区には公明党の幹部がいて、選挙協力の兼ね合いで比例重複すら許されなかった。小選挙区一本での勝負、自分では競り合えると思っていたんですが……フタを開けてみれば惨敗でした」
A氏が今、最も懸念しているのは「金」の問題だ。議席を大幅に減らしたことで政党交付金は激減する。次の解散までおそらく4年。その間、優秀な人材を繋ぎ止める資金が党に残されているのか。
「4年後に立ち上がってこいと言うなら、資金は必要不可欠です。今は今後の身の振り方を考える余裕もありません。ただ、支えてくれた秘書が『次の食い扶持を探します』と言っているのが、本当に申し訳なくて……」
A氏はキャリーケースを押しながら宿舎を後にした。数時間後の夕方。地元である関西地方へ新幹線で帰るという。
「公明党にいいように使われただけではないでしょうか…」
悔しさを隠しきれない様子で作業を進めているという若手元議員・B氏。実名を伏せることを条件に、堰を切ったように不満を口にした。
「今回の結果は、本当にひどい。新党結成、不自然な党名、キャッチコピー。戦略のすべてが間違っていました」
B氏の言葉は、現場で泥をすすりながら活動してきた若手世代の絶望を象徴していた。今回の選挙で最も過酷な運命をたどったのは、朝から晩まで街頭に立ち、有権者一人ひとりに浸透を図ってきた30代、40代の1期生たちだ。
党の刷新を象徴するはずだった彼らの多くが、文字通り「全滅」の憂き目に遭った事実は、今後の党再生に暗い影を落としている。
その一方で、皮肉な対比となって浮かび上がるのは、当選を果たした顔ぶれだ。現場で汗をかいた若手が次々と討ち死にする一方で、比例名簿の上位に名を連ねただけで、選挙戦の最中にその姿をほとんど見せなかった高齢の候補者や、公明党の60代のベテラン勢が次々と議席を確保していく。
B氏は「前線で戦った『兵隊』の視点から見れば、あまりにおかしく、耐えがたい理不尽だ」と、涙ながらにこの構造的な不条理を批判した。
また、戦略の柱であったはずの「中道改革連合」という党名そのものが、現場の足枷となっていたことも見逃せない。「中道」という、仏教用語や教科書の中の概念を思わせる言葉は、政治的なメッセージとしての熱量を欠き、有権者の心には最後まで響かなかった。
むしろ、現場の候補者たちは「なぜ立憲民主党として出ないのか」「中道とは何なのか」という説明に、選挙戦の貴重な時間を最後まで奪われ続けることとなった。
「支援者から『なぜ中道に入ったのか』と最初から最後まで説明を求められ続けました。立憲として出ていれば、そんな手間はいらなかった。結局、公明党にいいように使われただけではないでしょうか。落選したといはいえ安住さんをはじめ幹部は責任を取っているとは到底言えません」
机の引き出しから大量の処分できない私物が…
別の若手元議員は、一人で宿舎の片付けに追われていた。
「落選後、4日以内に宿舎を出て行かなくてはならない。地元への挨拶回りも不十分なまま、撤収作業に追われるのは精神的にもきついです」
そして落選の衝撃は、議員本人だけでなくその家族をも直撃する。彼自身は独身であるが、周囲で耳にするのは、子を持つベテラン元議員たちの苦悩だ。今回の選挙に限った話ではないが、政治家という職業の不安定さが、そのまま家族の生活基盤を揺るがしている。
「宿舎の近くの私立の学校に通わせていた子どもを、地元の学校に転校させるべきか。親が落選した選挙区に子どもを戻すのは、子どもにとってもあまりに酷な話です」
一方で、ベテラン議員たちの「油断」を象徴するようなエピソードも漏れ伝わってくる。ある立憲関係者は、落選したベテラン議員の部屋の片付けを手伝った際、絶句したという。
「机の引き出しから、大量のアダルトDVDが出てきたんです。宿舎には家族がいるから持って帰れない。議員会館の自室を『絶対に落選しない聖域』だと思い込んで、私物を溜め込んでいたんでしょう。2年前も同様のものが議員会館のゴミ捨て場に大量に捨てられて騒ぎになりましたが、今回もどう処分するつもりなのか……」
まさか自分が落ちるとは思っていなかった――そんな慢心と、若手が必死に地べたを這いずり回って泥をすする姿との対比が、今の党の断絶を浮き彫りにしている。
中道の共同代表を務める野田佳彦氏。彼のお膝元である千葉県内の地方議員たちの間でも、落選の衝撃は激しい怒りへと変わっている。それを象徴するかのように、集英社オンラインの記者にこのような痛烈な批判の文面が送られてきた。
「真面目に活動していた議員が一瞬で吹き飛び、比例名簿に名前を載せただけの候補が当選する。こんな不条理があるか」
「野田代表はかろうじて勝ったが、その選挙区では自民の候補が比例復活した。その候補は前回、県議選で落ちたような人物だ。わずか14日間の活動で当選できてしまう仕組みに、地方議員は絶望している」
来年に控える統一地方選挙。大敗した「中道」の看板を背負って戦うのは、地方議員にとってかなり厳しい状況だ。「無所属で出るか、他の党を探す」という声が現実味を帯びている。
※「集英社オンライン」では、衆院選2026に関する情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

市職員900万円超の通勤手当不正受給問題 新たに15人が住居手当など計400万円以上を不正受給 東京・八王子市

東京・八王子市の職員があわせて900万円以上の通勤手当を不正に受給していた問題で、市は、きょう(12日)新たに、15人の職員が住宅手当などあわせて400万円以上を不正に受給していたと明らかにしました。
八王子市では、職員97人があわせて900万円を超える通勤手当を不正に受給していたことが明らかになっています。
市はこの問題を受けて、あらためて通勤手当のほか住居手当や扶養手当についても確認したところ、新たに15人が不正であると認識しながらあわせて400万円以上を受給していたと公表、うち主任3人を戒告の懲戒処分にしました。
不正に支給された手当の分は既に全額が返納されているということです。
八王子市は、第三者検討会を開いて不正受給の原因などの検証を行っていて、今月16日の会議で再発防止策などをとりまとめる方針です。

与党、委員長独占を要求=予算委など奪還方針―衆院

与野党は12日、衆院選を受けた各派協議会を国会内で開いた。自民党は圧勝を踏まえ、予算委員長など17の常任委員長と、特別委員長、審査会長の全てのポストを与党が独占する方針を表明。中道改革連合は野党にも配分するよう求めた。引き続き協議する。
与党は衆院選で計352議席を獲得。常任委員長ポストを独占し、各委員会で過半数も確保できる絶対安定多数(261)を超えた。2024年衆院選では自民が少数与党に転落したことから、常任委員長、特別委員長、審査会長の計27ポストのうち予算委員長など12が野党に配分されていた。 [時事通信社]