大型の台風6号は3日、和歌山県南部に上陸後、列島の南を東寄りに進んだ。太平洋側では広く大雨となり、気象庁は一時、同県を流れる古座川にレベル5氾濫特別警報を出した。5月に新たな防災気象情報が始まって以来、特別警報の発表は初。小中高など5千校以上が休校となり、鉄道や空の便も運休が相次いだ。適切に発表できていなかった線状降水帯の直前予測などの情報は不具合が解消された。台風は午後9時の観測で関東の東で、温帯低気圧に変わった。
気象庁によると、台風の上陸が6月に記録されたのは2012年以来。
総務省消防庁によると、3日午後2時時点で愛知、奈良、徳島、宮崎、鹿児島、沖縄の6県で計23人が重軽傷を負った。
5月28日に提供を始めた線状降水帯の直前予測と発生の情報については、システム不具合を改修し、3日午後に正常に発表できるようになった。
気象庁によると、古座川では越水による氾濫を確認。和歌山県の古座川町と串本町、徳島県阿南市は住民に直ちに命を守る行動を取るよう求める「緊急安全確保」を発表した。
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3党合流「今国会中に方向性」=中公先行も視野、立民反発―公明幹事長
公明党の西田実仁幹事長は3日、国会内で記者団に、中道改革連合と立憲民主党との合流について、「今国会中に一定の方向性を出せるよう協議を加速している」と明かした。今国会の会期末は7月17日で、3党合流を巡り公明幹部が期限を明示したのは初めてとみられる。中公2党の先行合流も視野に入れるが、慎重意見が根強い立民は反発している。
西田氏は、3党の支援団体を含め「さまざまな意見交換をしている」とした上で、「合流の方向に全く違いはない」と断言。有力労組から新たな新党構想が出ていることも念頭に「進め方や時期はいろんな意見がある」としながら、秋に臨時国会が召集されれば「衆参そろって新しい形で中道がスタートできるのが一番望ましい」と訴えた。
西田氏の発言について、公明幹部は「党のスタンスをはっきり示した」と説明。腰が重い立民の背中を押す狙いもあったとみられる。公明系の中道議員は「合流したい人が先行することはあり得る」と話す。
立民幹部は「それぞれが言いたいことを言っている」と反発。立民系の中道幹部は「あくまで3党で合流すべきだ。2党先行は逆効果になる」とけん制した。 [時事通信社]
「地面師グループ」の男が起訴内容認める 4億円詐欺未遂事件で初公判
「地面師グループ」の男が、初公判で起訴内容を認めました。 司法書士の松本稜平被告(34)は去年1月から4月にかけて、大阪市北区の土地と建物の所有者になりすまして不正な登記申請をし、大阪市中央区の不動産会社から売買代金4億1500万円をだまし取ろうとするなどしたとして詐欺未遂や有印私文書偽造などの罪に問われています。 大阪地裁で開かれた初公判で、松本被告は起訴内容について「間違いありません」と認めました。検察は冒頭陳述で、松本被告が「『キングメタル』と名乗る人物からSNSで指示を受け、犯行に及んだ」ことを指摘し、その後の証拠調べで、「売買契約の場でのQ&Aを共犯者に出して、練習をしていた」とする松本被告の供述調書を読み上げました。
高市首相「中東情勢に万全の備え」=補正予算案が審議入り
混乱する中東情勢に対応するための2026年度補正予算案は3日、衆院本会議で財政演説と各党代表質問が行われ、審議入りした。高市早苗首相は「リスク最小化の観点から万全の備えを取る」と強調。早期成立を目指す方針を示した。
一般会計の歳出総額は3兆1135億円。エネルギー高騰対策などに使途を限定する「中東情勢等対応予備費」(2兆5000億円)創設が柱となる。重点支援地方交付金に1000億円、電気・ガス料金支援で使う一般予備費の補填(ほてん)分として5135億円を盛り込んだ。
財源はすべて赤字国債で賄う。長期金利上昇への懸念に対し、首相は25年度分の赤字国債の発行額を減額できる見込みだと説明し、「国債マーケットに影響を与えることなく実行可能だ」と述べた。
中道改革連合の岡本三成政調会長は、補正予算案の大半が予備費であることについて「財政民主主義の観点から極めて問題だ」と批判し、組み替え動議を提出する考えを表明。中小企業などを支援する重点支援地方交付金の拡充などを求めた。首相は「国民の暮らしや経済活動に支障が生じないよう、タイムリーに対応する」と述べ、修正に応じなかった。
見直し論も出ているガソリン補助金に関し、首相は「必要に応じ、支援単価を含め在り方を柔軟に検討する」との認識を示した。国民民主党の田中健氏への答弁。
補正予算案は、参院本会議でも質疑が行われた。4日に衆院予算委員会、5日に参院予算委で質疑、採決する。同日中に成立する見通しだ。 [時事通信社]
神戸の女性殺害、懲役16年 高知の元郵便局員、徳島地裁
2025年3月、徳島県内で神戸市の女性を殺害し遺体を山中に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた高知県香美市の元郵便局員福留健太被告(46)の裁判員裁判で徳島地裁は3日、懲役16年(求刑懲役17年)の判決を言い渡した。
沖敦子裁判長は判決理由で、無防備な被害者の背後から首に腕を巻き付け、相応の時間にわたり絞め続け、死の結果をもたらす危険性の高い行為だったと指摘。動機について「不倫関係にあった被害者との関係が家族にばれたくないという身勝手な自己保身だ」と批判した。
判決によると、25年3月20日夜、徳島市の橋の上や公園で、飲食店店員=当時(37)=の首を絞め殺害した。
【兵庫・たつの市の川に男性遺体】揖保川に架かる橋から直線距離で約10キロの場所 “最後の目撃”から約2週間 大山容疑者の可能性も視野に捜査
兵庫県たつの市の川で成人とみられる男性の遺体がみつかりました。警察は5月、たつの市で母と娘が殺害された事件で全国に指名手配されている男との関連を慎重に調べています。
3日、事件現場となった住宅の玄関先には花が置かれていました。
兵庫県たつの市で、田中澄恵さん(74)と娘の千尋さん(52)が殺害された事件。警察は娘の千尋さんを殺害した疑いで、元隣人の大山賢二容疑者(42)を全国に指名手配し公開捜査を行っています。
大山容疑者が最後に目撃されたのは今から2週間前。警察は橋の下で座る大山容疑者の画像を公開しています。
田中さん親子が死亡したとみられるのは5月13日ごろ。その翌日の14日には、最寄りのJR播磨新宮駅近くの防犯カメラに、大山容疑者とみられる人物が映っていました。
そして、16日、現場から東に約30キロ離れた高砂市内の路上で、大山容疑者は警察官から職務質問を受けます。
その際、「人を殺した」と話したという大山容疑者。その後、警察署で話を聞きましたが、大山容疑者は具体的な日時、場所、殺害した相手について、明らかにしなかったということです。
このとき、大山容疑者の所持金はわずか550円でした。
警察は居住歴のあるたつの市の現場近くまで車で送り届けます。
その翌日、17日には…
(大山容疑者とみられる人物を目撃 近隣住民)「ちょっと小刻みに体が動いている。その体の動きからすると、寒さによる震えみたいな感じに見えて」
大山容疑者とみられる人物が、この男性の自宅の玄関先に座り込んでいたというのです。
(大山容疑者とみられる人物を目撃 近隣住民)「ずっとカバンを抱えてブルブル震えながら立ち上がって」
この目撃から2日後の5月19日、田中さん親子の遺体が見つかり、事件が発覚しました。
発覚翌日の20日夕方には、事件現場から約2キロの場所にある揖保川の橋の下で、大山容疑者の姿が捉えられています。
橋のすぐ近くに設置された防犯カメラの映像にも、首にタオルを巻いて歩く大山容疑者とみられる人物が映っていました。映像には農作業をしている男性の横で畑のほうをのぞき込むような様子も。
捜査関係者によりますと、大山容疑者はこの橋の周辺を数日にわたって、うろついていた可能性があるということです。
そして、6月3日午前10時半ごろ、たつの市御津町の河川で男性1人が浮いているのが見つかり死亡が確認されました。
遺体の発見場所は大山容疑者が5月20日に最後に目撃された揖保川に架かる橋から下流に直線距離で約10キロの場所で、警察が大山容疑者との関連を慎重に調べています。
内田梨瑚被告の母親「梨瑚の証言を信じています」【旭川女子高校生殺害】証人尋問で被害者への謝罪述べるも被告の証言支持 北海道・旭川地裁
2024年4月、北海道旭川市の橋から当時17歳の女子高校生を川に落下させ、殺害した罪などに問われている旭川市の無職・内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判で3日、内田被告の母親が弁護側の証人として証言台に立ちました。
内田梨瑚被告(23)は公判で、女子高校生への監禁は認めたものの、殺人と不同意わいせつ致死については否認しています。一方で、検察側は、橋の上での発言や暴行など、一連の行為そのものが殺人にあたると主張しています。
弁護側の証人として出廷した内田被告の母親は「幼いころから陽気で、人懐っこい子。おじいちゃんおばあちゃんが大好きで、中学も明るくて、活発で、いつもニコニコ、元気だった」と述べ、高校卒業後は把握できないくらいの友人関係が広がり、土木関係や飲食店でのアルバイトを経験後、母親と同じ会社で美容スタッフとして勤務し、慣れない仕事だが頑張っていたなどと話すと、内田被告は目を涙を浮かべて聞き入っていました。
交友関係が広くなるとともに、暴力団との関係を持っていることも知り、20歳ころには金銭トラブルで夫と共に返金し、二度と関わらないよう約束させたと述べました。
弁護人から、なぜ事件が起こったかと問われると「後先を考えずに、自分の欲求のために周りを振り回して間違った行動を取ったと思います。成人していましたけど、大人になり切れず、人として未熟で、正しい判断ができなかったと思います」と述べました。
15冊のノートに”反省の思い”
内田被告の逮捕後、毎日、面会に行き、決まりで事件のことは話せなかったが、内田被告が拘置所などで書いたノートが15冊あると明かし、「日々の出来事やAさんの遺族への反省や思いが書かれていました」と話しました。
具体的な記述としては「Aさんに対しては、とても怖い思いをさせたり、痛い思いをさせたり、苦しい思いをさせたり、はだかにさせて暴力をふるったり」「Aさんは何回も何回も謝ってくれたのに、梨瑚は一度もAさんに謝れてない」「今、私が毎日面会で会えてますけど、Aは大好きな家族と会うことができない、すべて梨瑚が奪った」
「Aさんに対しては本当に申し訳ないという思いと…平常心で…許してあげれたと思う」「ご遺族の方にも大切なAさんの将来を奪ってしまって、怖い思い。痛い思い、苦しい思いをさせてしまって本当に申し訳ない」と書かれていたと話しました。
また、「面会の時も泣きながらAさんの暴力に対して、本当に申し訳ないという気持ちとAさんや遺族のことを1日たりとも忘れず思い続けている」と、反省を深めている様子だと述べました。
「梨瑚の証言を信じています」
一方、全ての公判を傍聴していた母親は、橋の上での状況について、共謀した受刑者の女(当時19)と証言が対立していることについては、「梨瑚の証言を信じています」と述べ、嘘をついていないか面会でも2回くらい確認し「(内田被告は)嘘は絶対についていないと言っていた」と証言しました。
女子高校生に対しては「大切なAさんに怖い思いや、痛い思いや、苦しい思いをさせて、将来と夢を奪ってしまったことに本当に申し訳なく思っています」と述べ、証人尋問を終えました。
内田被告の裁判員裁判の証人尋問は全て終了し、4日は引き続き被告人質問が行われます。
「殴られたら殴り返せ」川村葉音被告の父親が出廷【大学生集団暴行死】「できるだけの賠償行為をしたい」声を震わせ謝罪 強盗致死罪への理解問われる場面も「うちの娘です!」
北海道江別市で集団暴行を受けた大学生が死亡した強盗致死事件の裁判員裁判で、川村葉音(21)の父親が出廷し、「できるだけの賠償の交渉をしたい」と述べました。
強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告(21)と当時18歳だった特定少年、そして当時16歳の少年の3人です。
3人は2024年10月、同じく強盗致死罪などで起訴されている八木原亜麻被告(21)と交際していた長谷知哉さん(当時20)に集団暴行を加え、キャッシュカードなどを奪い死亡させた罪に問われています。
3日の公判で、川村葉音被告の父親が出廷し、「できるだけの賠償行為をしたい」と述べました。
また、川村被告が高校時代にいじめにあっていた時のことを弁護人から聞かれ、「殴られたら殴り返せ」と指導したと証言しました。
以下は証人尋問の内容です。
「できるだけの賠償行為をしたい」父親が出廷
【弁護側の証人尋問】※一部抜粋
Q.最初に言いたいことはありますか? A.被害者及び被害者家族に多大なるご迷惑をおかけして、大変すみませんでした。
Q.この事件を知ってどう思いましたか? A.信じられませんでした。
Q.償いをどう考えてますか? A.真摯に向き合い、えっと、できるだけの賠償の交渉をしたい。
Q.賠償の持ちかけはしましたか? A.弁護士から…。
Q.したか、していないかです。 A.してません。
Q.なぜしていないのですか? A.弁護士から言われたのと相手の意向もありしていませんでした。
Q.今はどうすべきだと思いますか? A.…できるだけの賠償行為をしたいと考えてます。
Q.誰が支払うかということにもなりますが、あなたの妻のほかに親族や協力者などはいますか? A.いません。
Q.元々協力してくれる親族はいなかったのですか? A.今回のこともあり、みなさん離れて行きました。
Q.どの程度で面会をしていますか? A.月に1.2回です。
Q.交友関係は把握していましたか? A.してません。
Q.八木原との関係は知っていましたか? A.知りませんでした。
Q.金銭的な援助はしていましたか? A.最初はバイトをしていなかったので、月々いくらか送っていました。
Q.刑務所に入ったら親として何をしますか? A.面会をして手紙をできるだけ送ります。
「最初は信じられませんでした」
【検察側の証人尋問】※一部抜粋
Q.事件についてあなたが知った経緯は?いつ知りましたか? A.たぶん、(発生から)2日後ぐらいです。
Q.被告人は友人と一緒に警察に行ったのは聞きましたか? A.聞いていません。
Q.捕まったのは警察から聞きましたか? A.奥さんから聞きました。
Q.奥さんはどう知った? A.知り合いから聞いて電話かかってきて、テレビで知りました。
Q.まず被告人、あなたの娘ですが、関わっていると知ってどう感じましたか? A.最初は信じられませんでした。
Q.捕まった後は会いましたか? A.警察には行ってません。接見禁止だったので。
Q.事件後、捕まってから最初に会ったのはいつですか? A.多分1月だった?いや12月ぐらいかもしれないです。
Q.同じく逮捕された当時17歳の少年(川村葉音被告の交際相手)のことは知ってましたか? A.付き合ってることは知っていたが、名前とかは知りません。
Q.知っていたらでいいのですが、被告人から話を聞く機会があって、 当時17歳の少年から暴力を受けたと言ってたのですが、あなたに相談はありましたか? A.当時ありません。
Q.事件前、知っていたらどうしてましたか? A.別れさせて江別から(実家に)帰していました。
Q.言ってくれたらと思いますか? A.はい。
暴行の音声聞いた
Q.高校生のころ、いじめにあったと聞いたが、当時、学校に抗議しましたか? A.相談させてもらいました。
Q.いじめの中で、被告人にやられたらやり返していいと指導しましたか? A.それは…例えが違うかもしれないですが…はい、そうです。
Q.事件のころ、電話やメールで連絡とっていましたか? A.はい。
Q.毎日? A.ほぼ毎日です。
Q.父との連絡は20歳という年頃で疎遠になることもあるが、そんなことはなかったですか? A.なかったと思います。
Q.裁判は今日が初めてで、次は判決まで見る機会がないと話してますが、被害者が録音していた音声データ、ほかの共犯者が撮影していた動画など、これまで見たことがありますか? A.ありません。
Q.見ろとは言っていませんが、見せてほしいと申し入れたことはありますか? A.弁護士から見せてもらいました。
Q.み、み、見たんですか?何を見ましたか? A.音声。
Q.どんな音声でしたか? Aひどくてあまり覚えてません。言葉が悪かった感じがしました。
「うちの娘です!」「許せない」父親の胸中
Q.6人ほどの男女が1人の男性を殴ったり蹴ったり、キャッシュカード奪い、亡くならせた事件だとはご理解いただけてますか? A.はい。
Q.被害者遺族は、いまはどんな気持ちだと思いますか? A.同じ親として…煮えくり返ると思っています。僕がここにいる時点で、家族の気持ち伝わって来ます。そうですね、…娘側からすれば、申し訳ないことをしました。
Q.ご遺族の気持ち、加害者を許す気持ちになりますか? A.許せないですね。
Q.金銭賠償は、失った命が帰ってくることはありませんが、それでも金銭に換えるしかない。これはわかりますか? A.はい。
Q.直接申し入れしてないのは、弁護人より受け取ってもらえないとあったから? A.はい。
Q.いま、具体的に何か準備はありますか? A.いまはありません。
Q.発生してから。まもなく2年が経ちそうです。積み立てるとかはありませんか? A.いろんな面とかかっていましたので、そういうことができませんでした。
Q.いろんな面とは、この事件で遺族に対しての出費ですか? A.大学のことや、奨学金、マンションの払込、毎週毎週片付けしたりして、そういうのもあって申し訳ないのですが、できませんでした。
Q.6人の男女が命を奪いましたが、ほかの共犯の親と連携して、みんなでとか対応を考えたことありますか? A.そういうことであれば考えますので、こっちとしてもやりたいと思っています。
Q.この裁判の結果がどうなるのか、誰にもわかりません。午前中には裁判所のほうから、強盗致死が成立するという見解が示されました。これは法律上では、死刑もしくは無期懲役という重い罪ですが、どんな刑を受けることになるのか考えていますか? A.いまのところまだ考えていません。
Q.死をもって償う、もしくは一生刑務所から出られない… A.うちの娘です!
Q.そういうことではなくて、社会に戻って一緒に暮らすことは叶わないかもしれないですが、それでも金銭賠償をしていきますか?もう知らないとさじを投げることはありませんか? A.それはありません。
「殴られたら殴り返せ」
【再び弁護側の証人尋問】
Q.葉音さん(川村被告)にやられたらやり返すという指導したということですが、何をやり返すと指導しましたか? A.殴られたら殴り返せ。
Q.暴力されたらということですか? A.はい、でもそれもケースバイケースで、自分が悪ければやっちゃいけないと伝えていました。
【中継】女子高校生の母手紙「怒り・悲しみ…極刑を求める」内田被告は前方見据え動かず 旭川殺人裁判
「殺意あったと言われるのも当然」言葉に詰まる内田被告 橋から落下まで「30回以上、死ねと」
6月3日の裁判では先週に引き続き内田被告の被告人質問が行われ、被害者遺族の手紙も読み上げられました。
旭川地裁前から中継です。
3日は検察側の被告人質問が行われました。
内田梨瑚被告は先週の弁護側の被告人質問よりも声がか細く、言葉に詰まるような場面が多く見られました。
また、午後には女子高校生の母親の手紙が読み上げられました。
母親の手紙には「恐怖・怒り・悲しみがどれほどだったか思うとやり切れません」「一番の願いは生きて返してもらいたいが、かなわないので極刑を求めます」と書かれていました。
その言葉が聞こえても、内田被告は動くことはなく前方を見据えていました。
現在は内田被告の母親の証人尋問が行われていて、裁判は午後4時半ごろまで続けられる予定です。
《栃木強殺で公開手配》「妻子がいて、仕事も真面目だった」“海外逃亡中”益田和彦容疑者がタクシー運転手から“堕ちた”経緯
「3年ほど前から様子がおかしくなり、怪しい事をしていたみたいです」
栃木県で起きた強盗殺人事件で“主導役”を担っていたとされる益田和彦容疑者(48)。元同僚が覚えているのは家族を愛し、仕事熱心で真面目な男の姿だった。しかし、ある人物との出会いが彼を変貌させた――。
◇
「ルパンやる?」「1億40%」
社会部記者の解説。
「5月14日に富山英子さん(69)と飼い犬が殺害される事件が起き、栃木県警は17日までに実行役の高校生4人と現場指示役の竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)を強盗殺人容疑で逮捕しました」
この事件を計画し、海斗に「ルパン(窃盗を意味する隠語)やる?」などと犯行を持ち掛けたのが益田だ。カズと名乗り、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」や「テレグラム」で指示を出すなど事件を主導したとみられる。
「益田は『1億40%』と4000万円の報酬額を海斗に示し、被害者宅の場所や資産の情報を送信。事件前に神奈川県内のホームセンターでバールを購入し、海斗に渡していたことも判明しています」(同前)
県警は5月26日、同容疑で益田に逮捕状を取り、29日に公開手配した。
「公表したスーツケースを持った映像は、17日に成田空港から中国へ出国した際のモノです。現在は東南アジアに潜伏しているとみられています」(同前)
益田は佐賀県出身。小学生時代は野球に勤しみ、中学ではソフトテニス部に入っていたという。小・中学校の同級生の母が語る。
「野球クラブに入っていて、小学校のグラウンドで頑張って練習していたよ。中学では周りからやって欲しいとお願いされて生徒会長をやっていてね。特段目立つ子ではなかったけど、明るくて友達も多くてリーダーシップはあったみたい」
タクシー運転手時代に募金活動の一方で…
中学卒業後は地元の高校へ進学するが中退。非行に走った。
「集団の仲間らとバイクに乗って細道を暴走したり、騒音を立てたり暴走族みたいなことをしていました。警察から追われた時の逃亡ルートを事前に把握していて、みんなを先導して走っていた。頭が切れて悪知恵が働く人だった」(益田の中学の後輩)
その後も益田は地元に残り、就職。佐賀市内の運送会社などを転々とし、タクシー運転手の職に就いたのは2010年ごろのことだ。そのタクシー会社の社長が明かす。
「3年くらい働いていたと思います。元気なドライバーさんという印象で、乗務中の事故などはあったみたいですがトラブルは把握していません。2013年7月に一身上の都合により退職しています」
この頃、同業の運転手が路上で暴行され死亡する事件が発生し、益田はこの運転手の遺族を支援するための募金を呼び掛けている。このことは地方紙に取り上げられ、同業者から感謝を述べられていた。
その一方で、こんな話も聞こえてくる。
「テレビ局記者の取材回りの仕事を『全部僕に下さい』と言って、指名をもらい、記者にいくらか代金をキックバックしたり、個人で直接仕事を受けて金銭を得たりしていた。それがバレて、タクシー会社を出て行ったと聞きました」(益田の知人)
突然姿を消した
知人によれば、この時すでに益田には妻子がおり、退社後は長距離運送の職に就いたという。
「そこも2年で辞めています。ウチも運送業で彼は2015年から働いていた。私が出会ったときには離婚していましたが、元妻の農業を手伝いながら仕事も真面目にしていました。しかし、2022年ごろ突然姿を消したんです」(冒頭・益田の元同僚)
それから1年後、益田から仕事の誘いがあったという。
◇
《この続きでは、益田からの衝撃的な仕事の誘い、海斗容疑者や高校生の証言から浮かび上がる益田との接点などを詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「 週刊文春 電子版 」および6月4日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》
(「週刊文春」編集部/週刊文春)