マイナンバー8800億円投入=菅首相、費用対効果「悪過ぎる」

菅義偉首相は31日の衆院内閣委員会で、マイナンバー制度に関する国費支出の累計が関係法成立後の過去9年で約8800億円に上ると明らかにした。立憲民主党の後藤祐一氏が「コストパフォーマンスが悪過ぎるのではないか」と指摘したのに対し、「確かに悪過ぎる」と認め、マイナンバーカード普及や利便性向上などの改善に全力を挙げる考えを示した。
同カードの普及率は2割台と低迷し、国民が利便性を実感できていないとの指摘もある。首相は「スマートフォンへのカード機能の搭載は2022年度中、運転免許証とカードの一体化は24年度末に実現する。こうした工程に基づいて国、地方のデジタル化を着実に進めていきたい」と強調した。
[時事通信社]

まん延防止措置、要請あれば時間置くことなく検討=西村再生相

[東京 31日 ロイター] – 西村康稔経済再生相は31日の記者会見で、新型コロナウイルスの再拡大防止のため、大阪府から「まん延防止等重点措置」の要請があれば、政府として時間を置くことなく検討したいと述べた。
西村氏によると、大阪府から現時点で正式要請はないものの、同日午後4時から大阪府が専門家の意見を聞いて判断する見通し。
まん延防止等重点措置は、緊急事態宣言よりも限定した地域で飲食店などに対して営業時間の短縮を命令できる制度。2月に成立した新型コロナ対策の改正特別措置法で新設された。

(竹本能文)

武田総務相の不信任案を野党提出…接待問題「及び腰の姿勢に終始」

立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は31日、武田総務相の不信任決議案を衆院に共同提出した。与党は4月1日の衆院本会議で否決する方針だ。
決議案では、菅首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」やNTTによる総務省幹部への接待問題を巡り、武田氏が「真相究明に及び腰の姿勢に終始した」と指摘。当初、NTTの澤田純社長との会食の有無を答えなかった武田氏が、週刊誌報道後に一転して認めたことに触れ、「総務省を指揮監督する資格はない。行政に対する信頼回復は到底望めない」と断じた。
首相は31日、首相官邸で記者団に「武田氏には総務省の事案について徹底した調査を行って、(同省を)立て直してほしい」と述べた。

慰安婦、「従軍」表現使わず=政府

加藤勝信官房長官は31日の記者会見で、旧日本軍の慰安婦問題に関し、政府として近年は「従軍慰安婦」ではなく「慰安婦」の用語を使っていると説明した。その理由として、当時の公文書に「従軍慰安婦」という言葉はなく、「特殊慰安婦」などだったと指摘。「その後の慰安婦問題をめぐる状況の変化」も勘案したと明らかにした。
同時に加藤氏は、「いわゆる従軍慰安婦」という表現を使い「おわびと反省の気持ち」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話を継承する政府の立場に変わりはないと説明。高校教科書での慰安婦問題の取り扱いについては、「どのような事項を記述するかは発行者の裁量に委ねられている」と述べた。
[時事通信社]

「結婚退職しか道がない」佳子さまの歌に込められた”女性皇族”の苦しさ

皇室の恒例行事である「歌会始の儀」が3月26日、2カ月遅れで開かれた。お題は「実」。天皇陛下は「人々の願ひと努力が実を結び平らけき世の至るを祈る」、皇后雅子さまは「感染の収まりゆくをひた願ひ出で立つ園に梅の実あをし」。お二人とも、新型コロナウイルスの収束を願う気持ちを詠んだ。国民の気持ちと重なる歌なのだが、それよりも注目されたのが秋篠宮家の長女眞子さまの歌だった。
「良き便り」または「誠実」だという烏瓜の花言葉に「深まる秋」などを重ね、小室圭さんへの愛や結婚を読み解く。そんな記事が多かった。コロナ禍で国民と直接触れ合えない皇室にあって、小室さんだけが消費される。それが昨今の「国民と皇室」のリアルなのかもしれない。
他方で、秋篠宮家の次女佳子さまはこう詠んでいる。
歌については全くの素人だが、一読して、自由を詠んだ歌だと思った。そこに佳子さまの強さを見て、同時に切なくもなった。長く皇室をウオッチしてきたからだ。
歌から浮かぶのは、綿毛がフワフワと舞っている光景。が、単に舞っているのではない。「実を割りて」「空へと飛ばす」という行為の結果、舞っている。意思を持って行動する。それが佳子さまで、空とは自由の象徴。だから、この歌は自由を求める意思の表れ。そういう歌で「歌会始」の勝負に出る。佳子さま、なんて凛々しいんだ。私はそう受け止めた。
私の“佳子さま贔屓”の始まりは2014年12月、成年を迎えるにあたっての記者会見で、佳子さまが紀子さまをかばったのだ。質問は、「ご家族はそれぞれ、どのような存在ですか」。無難な答え方もあったはずだが、佳子さまはまず秋篠宮さまについて語り、それから紀子さまについてこう語った。
「母は、週刊誌などではさまざまな取り上げ方をされているようですが、娘の私から見ると、非常に優しく前向きで明るい人だと感じることが多くございます。幼い頃は手紙にスマイルの絵を描いてくれたことが、よく印象に残っています」。
秋篠宮家をめぐる報道がバッシング方向に傾いたのは、悠仁さまの誕生がきっかけだった。「天皇家の次男の家に、皇室で41年ぶりの男子誕生」という喜ばしくも複雑な事態にメディアが目をつけた。すっかりヒール役を背負わされていた紀子さまに対し、佳子さまは「報じられている母は違う」と反論した。それだけでなく、「スマイルの絵の描かれた手紙」という根拠も示した。論理的で強い、それが佳子さまだと心に刻んだ。
2019年3月、国際基督教大学を卒業するにあたっても、佳子さまは強さを存分に示した。記者からの質問への文書回答で、眞子さまの結婚について「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と言い切った。さすが、佳子さま。
もう一つ、強さがにじんだ回答がある。質問は「結婚の時期や、理想の男性像についてどのようにお考えでしょうか。お相手はいらっしゃいますか」。回答を全文紹介する。
ここで言う「以前」とは、2014年の会見のこと。「理想の男性のことは、前に答えました」と念を押した上で、「相手」についての質問は「今後も含め答えない」とした。これは佳子さまによる「プライバシーの権利宣言」。そうとらえたのは、佳子さまの伯母にあたる黒田清子さんの紀宮さま時代を知っているからだ。
紀宮さまは36歳で結婚したが、成人して最初の記者会見以来、ずっと「結婚」について聞かれた。具体的な言及はせず、ユーモアに包んだ回答をし続けた紀宮さまだが、結婚報道が加熱した時には苦情をにじませた。
それでも質問は続き、紀宮さまは律儀に答えた。記者には「内親王の結婚は、国民の知るべき情報」という思いがあり、紀宮さまもそれを否定しきれなかった。昭和生まれの紀宮さまと、平成生まれの佳子さま。時代の差を勘案しても「宣言」はすごいことだし、強い人だと再認識した。
佳子さまが「次男の次女」であることが大きいと思う。伸び伸びと育てられた「次男」を父に、「天皇の初孫」である姉の次に生まれた。その「特権」を十分にいかし、「天皇家らしく」という束縛をあまり感じずに大人になっていったのだろう。そもそも学習院初等科2年生で始めたフィギュアスケートも天皇家のイメージではないスポーツだし、そこから「ダンス」を選ぶのは自然なことだったろう。
だが「次男の次女」の天然さだけでは、佳子さまは語れないと思う。いつからかはわからないが、自覚的に「自由」を志向した。背景にあるのが芯の強さで、その発露が二度にわたる記者への回答だったと思う。
そして2021年の歌会始、佳子さまは「空」を目指す綿毛を詠んだ。それは意志の表明であると同時に、コロナ禍で鬱屈とした国民の思いも重ねている。みんな、空へ飛びたいんだ。そんな深読みをしたのは、“佳子さま贔屓”の私だけだろうか。
佳子さまは、どんな自由を望んでいるのだろう。「皇族らしくない」ことを選ぶ強さは身に付けている。が、それだけでは、本当の自由は得られない。そう考えると切なくもなる。
この歌には、眞子さまを取り巻く不自由が大いに関係しているだろうと思う。2020年11月、眞子さまは小室さんとの結婚を強く望む文書を改めて発表した。それを踏まえ、秋篠宮さまも同月の会見で「結婚を認める」と述べた。が、同時に「結婚と婚約は違いますから」とも述べた。
この言葉を名古屋大学の河西秀哉准教授(歴史学)は、朝日新聞デジタル(12月1日)の記事で「苦しいジレンマを感じた」とコメントしている。
「眞子さまの父親である秋篠宮は、皇太子として生まれ育ったわけではなく、次男として非常にのびのびと育てられました。自分自身の結婚を含めて自由闊達に生きてきたし、そうしてきたという強い自負があると思います」 「しかし、気楽な次男坊だったはずが、皇室典範特例法で定められた『皇嗣』になってしまいます。皇室という『家全体』を考えなければならない立場に立つと、権威や体面、保守層との関係といったことを考慮せざるを得なくなったのでしょう」
天皇陛下も21年2月、誕生日にあたっての会見で眞子さまの結婚について述べた。両親との話し合いを求め、「多くの人が納得し喜んでくれる状況」になることを願うという内容だったが、「遠ざかる結婚」などと報じられた。
佳子さまが使った言葉にならって、眞子さまを「一個人」として見れば、誰と結婚するのかは当人の自由に決まっている。だが、皇族の1人であり、しかも父は「家全体を考えなければならない立場」。それゆえの不自由さに眞子さまは、苦しんでいる。そこに追い討ちをかけているというべきか、そもそもというべきか、女性皇族という存在の曖昧さがあると思う。
女性皇族も公務をする。外国を訪問したり、式典で挨拶をしたり。だが皇室典範は、「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と定めている。「公務」を女性皇族の「仕事」と見れば、これは「結婚退職」の明文化だと折に触れて書いてきた。結婚退職が前提の職場に、愛情が持てるだろうか、と。
しかも皇室という職場は、転職ができない。「天皇及び皇族以外の者と婚姻」することでしか辞められない。そんな職場に勤めることが義務付けられているのが女性皇族で、「一個人」として見るならば、あまりにも理不尽だと思う。
私は、眞子さまが結婚を強く望むのは、皇室から自由になりたいという気持ちがあるからだと思っている。なのに「多くの人が納得し喜んでくれる状況」が見通せず、その道もふさがれている。その苦しさを佳子さまも共有し、だからこそ「自由」を歌に詠んだ。そうだとすれば、すごく切ない話だ。
そもそも女性皇族は何をするのかについて、誰かが真剣に考えた節がないのだ。美智子さまの薫陶を受け、極めて勤勉だった紀宮さまは山階鳥類研究所の非常勤職員(のちに非常勤研究員)でもあった。その姿は女性皇族のモデルになっている。たとえば眞子さまは、現在、日本工芸会総裁、日本テニス協会名誉総裁、東京大学総合研究博物館特任研究員を務めている。これは紀宮さま型の踏襲だろう。だが、佳子さまは総裁職についておらず、研究員もしていない。まさに、曖昧さの中にいる。
ところで、と言っていいのかどうか、政府による「安定的な皇位継承策」の検討がやっと始まった。「男系男子による継承」にこだわる安倍晋三さんが首相でなくなったところに元首相の森喜朗さんがいろいろ発言したからだろう、男女3人ずつのメンバーによる「有識者会議」が3月23日、初会合を開いた。3月24日の毎日新聞は「皇位継承資格を女性皇族に広げるかや、女性皇族が結婚後も皇室に残る『女性宮家』を認めるかなどが主な論点となる」(朝刊1面)と報じていた。
皇室のメンバーがどんどん減っている。その対策として女性皇族をどう考えるか。それが検討の趣旨だろう。だが、それだけでいいのだろうか。彼女たちの人生とは、彼女たちの自由とは、そういう視点がそこにあるだろうか。佳子さまが飛ばした綿毛は「空」に届くのか。議論の行方が心配でならない。
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(コラムニスト 矢部 万紀子)

首相、厚労省会食で謝罪 田村氏辞任は必要なし

菅義偉首相は31日の衆院内閣委員会で、厚生労働省職員が深夜まで会食していた問題について「国民に申し訳なく、心からおわびする。二度と起こることがないようしっかりと取り組む」と重ねて謝罪した。
田村憲久厚労相の監督責任を問う声に対しては「うみを出して国民の信頼に応えるよう取り組んでほしい」と述べ、辞任は必要ないとの認識も示した。

巡査2人、のぞき見で減給 岐阜県警、処分公表せず

警察施設内の脱衣所で同僚職員をのぞき見たとして、岐阜県警が県警本部勤務の巡査2人を減給の懲戒処分にしていたことが31日、県警への取材で分かった。2月4日付。2人は処分後に依願退職した。県警は処分を公表していない。
県警監察課によると、2人は共謀してのぞき見していたとみられ、それぞれ減給10分の1(3カ月)と同(1カ月)の処分を受けた。2人は県警の聴取に、警察施設以外で同様の行為はしていないと答えているという。
県警は、県迷惑行為防止条例違反に当たる可能性があるとしているが「懲戒処分の発表指針を踏まえて検討した結果、公表事案ではないと判断した」としている。

警部補が情報漏えいで現金受領か 暴力団関係者に、神奈川

神奈川県警の男性警部補が暴力団関係者に捜査情報を漏えいし、現金を受け取った疑いがあることが31日、捜査関係者への取材で分かった。県警は警部補から事情を聴くなどして、事実関係を慎重に調べている。
捜査関係者によると、情報漏えいの疑いがある警部補は県警本部捜査2課所属で、以前、暴力団対策課にいた。捜査で知り得た情報を伝える見返りに、現金を受け取っていた可能性がある。外部から情報提供があり、発覚した。

人気料理研究家の高木ゑみさん、35歳で死去 ステージ4の肺がんで闘病していた

料理研究家の高木ゑみさんが、28日に亡くなったことが31日までに明らかになった。35歳だった。高木さんは昨年10月にステージ4の肺がんを宣告され、すでに脳や骨にも転移してたことから闘病を続けていた。
公式インスタグラムが30日に更新され「高木ゑみ本人に代わりまして、ゑみの友人一同よりお送りさせていただきます。この数日間、ゑみからの投稿がなくてご心配されていらっしゃった方も多いと思います。いつもゑみへの温かい応援メッセージとご支援を本当にありがとうございました。このようなお知らせになり、本当に心が痛みますが、2021年3月28日に高木ゑみは永眠いたしました。35歳という若さでした」と報告。
「最期は、ゑみ同様に明るくて笑顔の絶えないご家族に見守られて、『ありがとう』を伝えながら安らかに眠りについたそうです。ゑみの終焉は、それはそれは見事で、病院でも伝説になるようなゑみらしく、かっこいい姿だったそうです」と説明し、故人からの最後の伝言として「笑顔を忘れずに 愛をたくさん注いで 前向きに!!! どんなときでも 私はみてるよ! 応援してるよ! 高木ゑみ」とのメッセージを掲載した。
家族のみで葬儀を終えたことも報告し、「みなさま、高木ゑみをご支援くださり、本当にありがとうございました。ゑみはみなさまへの感謝と愛を胸に、天国からみなさまを見守り続けてくれることと思います」と記した。
また一夜明けた31日には、高木さんが元気に台所に立つ写真とともに、故人へのメッセージを募る「追悼サイト」を立ち上げたことも発表した。
高木さんは慶大卒業。海外留学で世界各国の料理に出会い、料理の道へ。人気の料理教室を主宰し、著書「考えない台所」は14万部を超えるベストセラーに。商品開発やテレビ・ラジオの出演、講演など多岐にわたり活躍した。私生活ではシングルマザーとして息子を育てていた。

浪人を進学に 生徒数日本一「N高等学校」が進学率を“粉飾”していた 【内部資料入手】

学校法人「角川ドワンゴ学園」が運営する「N高等学校」が、2020年度の卒業生の進学率を発表した際、浪人生も進学者に含めるなどして、進学率を高く見せていたことが「週刊文春」の取材で分かった。 N高は2014年に経営統合した出版大手のKADOKAWAと「ニコニコ動画」で知られるIT企業ドワンゴが設立した通信制の高校。「ネットを駆使した未来の学校」を標榜し、2016年4月に開校した。「ネット」と「通学」の2コースがあり、最短3年で高卒資格が取れる。開校当初、1500人だった生徒数は、昨年12月時点で約10倍の1万6641人となり、生徒数日本一の高校に急成長している。
N高は3月23日、2020年度の「進路・大学合格等実績発表会」を開催。この発表会で公表した進学率を算出するにあたり、N高内部で用いられた複数の資料と卒業生4155人の進路リストを「週刊文春」が入手した。 N高が発表した進路決定率は、大学等が23.61%、専門学校他が40.46%、就職者が20.98%、進路未定が13.94%となっている。文科省が発表した2019年度の通信制高校全体の進路決定率は、大学等が17.6%、専門学校他が23.3%、就職者が18.9%。N高の数字はこれより明らかに高く見える。
だが、内部資料には進学率に関して、このような記載があった。 〈「専門学校他」※浪人者は例年通りこちらでカウントしています〉
卒業生の進路先リストを一人ずつ個別に確認すると、「専門学校他」の中に「予備校」や「学習塾」に通う浪人生まで含まれており、自宅浪人生も合わせて約300人が「進学者」としてカウントされている。
専門学校進学者の実際の割合は
さらにゲームクリエイターや声優の養成所、お笑い養成所など高卒資格を必要としない学校に進学予定の生徒約200人も「専門学校他」に含まれていた。
これらの数値を発表データから抜いた場合、卒業生全体の内、専門学校進学者の割合は約21%となり、現在発表されている数字の半分に。通信制高校の平均も下回る。 文科省高等教育政策室に確認したところ、「文科省で発表している学校基本調査では、予備校など専修学校一般課程と呼ばれるスクールは専門学校の進学率に含んでいません」と回答した。 N高の発表方法について、教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が語る。 「今回のN高のやり方は、生徒・保護者の気持ちや社会通念を欺くものです。インパクトのある広告を出せば生徒数を増やし、業界シェアを伸ばせるという意味で、通信制高校は一般的な高校よりもむしろ塾の構造に似ていることを見落としてはいけません。日本最大規模の通信制高校であるN高が不誠実な実績発表をすると、それが業界のスタンダードになってしまい、教育の世界がいわば『やったもん勝ち』の倫理観のない競争の場になりかねない。責任を痛感して欲しいですね」
3月29日、「週刊文春」が、発表したデータの根拠や問題点について質問すると、N高は次のように回答した。 「進学先の『専門学校他』の区分におきまして、文部科学省の学校基本調査とは異なる独自の区分を採用しておりました。大学受験予備校に進む生徒を含む浪人生や、自宅浪人生についても『専門学校他進学』に含めていたことは不適切であり、お詫び申し上げます」 N高は、数字を訂正した進学率などを、再度発表するとしている。 3月31日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び4月1日(木)発売の「週刊文春」では、N高の授業内容や進学実績、さらに就職率における不誠実な発表方法についても報じる。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年4月8日号)