水難偽装で妻殺害に懲役19年 32歳夫、和歌山地裁

和歌山県白浜町で2017年、水難事故を装い妻=当時(28)=を殺害したとして殺人罪に問われた野田孝史被告(32)=大阪市天王寺区=の裁判員裁判で和歌山地裁(武田正裁判長)は23日、懲役19年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
公判で被告は起訴内容を否認し、弁護側は「事故の可能性がある」と無罪を主張。判決は被告が浅瀬で志帆さんの体を押し付けて溺れさせたと認定した。
武田裁判長は被告が志帆さんと不倫相手との間で「両立できない約束をし、期限が迫っていたことから、両者との関係を清算しようと犯行に及び、溺死に見せ掛けた。計画性は明らかだ」と指摘した。

奈良の中1女子自殺、いじめ認めず賠償請求を棄却

奈良県橿原市で2013年、市立中学1年の女子生徒(当時13歳)がいじめを受けて自殺したなどとして、両親ら遺族が市と元同級生、保護者に損害賠償を求めた訴訟の判決で、奈良地裁(島岡大雄裁判長)は23日、いじめがあったとは認められず、教諭が自殺を予見することもできなかったなどとして、いずれも原告の訴えを棄却した。

橋本聖子・五輪組織委会長 権力と名誉に前傾姿勢で突っ込む乱脈ぶり

「飲み会を断わらない女」──東北新社に勤める菅首相長男からの接待問題で辞任することになった山田真貴子・前内閣広報官は、自らをこう名乗った。菅首相はよほど「断わらない女」が好きらしい。山田氏の抜擢に続き、首相の肝煎りで五輪組織委会長になった橋本聖子氏は、その点で山田氏を上回る“逸材”だという。 東京五輪の開催問題で重要な役割を担う橋本氏は、現役時代の滑りと同じく、権力と名誉には何でも前傾姿勢で突っ込んでいくようだ。ノンフィクション作家で『菅義偉の正体』著者の森功氏が、橋本氏の“乱脈ぶり”をレポートする。(敬称略) * * * 菅義偉の長年の後援者として知られるグルメサイト「ぐるなび」会長の滝久雄は、菅政権の誕生とほぼ時を同じくして文化功労者に選出された。選考理由の一つに挙げられた「ペア碁の普及」そのものへの疑問は措くとして、そこに尽力した意外な人物がいる。先頃、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長に就任した橋本聖子である。 ホテル最大の宴会場で 昨年12月12日午後5時前、500人収容できる東京・永田町のキャピトル東急最大の宴会場「鳳凰」の間に、当時五輪担当大臣だった彼女の姿があった。滝が母校・東工大に寄附した施設の竣工と、文化功労者の選出を祝う盛大な宴であった。 折悪く、日本国中がコロナの第3波に見舞われた最中のことだ。2日後の12月14日には菅首相がGo Toトラベルの全国一斉停止に追い込まれる。その夜に首相自身が自民党幹事長の二階俊博らと高級ステーキハウス「ひらやま」で会食したくらいだから閣僚たちの意識が低かったのかもしれない。橋本もパーティーにいそいそと出かけた。 飲食店の時短要請がなされ、ホテルは自粛ムードで客の出入りがほとんどない。鳳凰の間の入り口には他の者が入り込めないようロープが張られてホテルの係員が立ち、招待客以外はシャットアウトしていた。 「お名前とご所属をお願いいたします」 約30人のスーツ姿のぐるなび若手社員らがマンツーマンで招待客に対応し、宴は18時に始まった。 会場にはAからZまである丸テーブルごとに5人の席が用意されていた。隣同士がアクリル板で仕切られ、シャンパングラスとワイングラス2個、そして招待客が座る前から弁当もテーブルにセット済みだった。箸とフォーク、醤油が入った小皿が置かれている和洋折衷の弁当だ。ぐるなびと提携する楽天社長の三木谷浩史の姿もあった。
「飲み会を断わらない女」──東北新社に勤める菅首相長男からの接待問題で辞任することになった山田真貴子・前内閣広報官は、自らをこう名乗った。菅首相はよほど「断わらない女」が好きらしい。山田氏の抜擢に続き、首相の肝煎りで五輪組織委会長になった橋本聖子氏は、その点で山田氏を上回る“逸材”だという。
東京五輪の開催問題で重要な役割を担う橋本氏は、現役時代の滑りと同じく、権力と名誉には何でも前傾姿勢で突っ込んでいくようだ。ノンフィクション作家で『菅義偉の正体』著者の森功氏が、橋本氏の“乱脈ぶり”をレポートする。(敬称略)
* * * 菅義偉の長年の後援者として知られるグルメサイト「ぐるなび」会長の滝久雄は、菅政権の誕生とほぼ時を同じくして文化功労者に選出された。選考理由の一つに挙げられた「ペア碁の普及」そのものへの疑問は措くとして、そこに尽力した意外な人物がいる。先頃、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長に就任した橋本聖子である。
ホテル最大の宴会場で
昨年12月12日午後5時前、500人収容できる東京・永田町のキャピトル東急最大の宴会場「鳳凰」の間に、当時五輪担当大臣だった彼女の姿があった。滝が母校・東工大に寄附した施設の竣工と、文化功労者の選出を祝う盛大な宴であった。
折悪く、日本国中がコロナの第3波に見舞われた最中のことだ。2日後の12月14日には菅首相がGo Toトラベルの全国一斉停止に追い込まれる。その夜に首相自身が自民党幹事長の二階俊博らと高級ステーキハウス「ひらやま」で会食したくらいだから閣僚たちの意識が低かったのかもしれない。橋本もパーティーにいそいそと出かけた。
飲食店の時短要請がなされ、ホテルは自粛ムードで客の出入りがほとんどない。鳳凰の間の入り口には他の者が入り込めないようロープが張られてホテルの係員が立ち、招待客以外はシャットアウトしていた。
「お名前とご所属をお願いいたします」
約30人のスーツ姿のぐるなび若手社員らがマンツーマンで招待客に対応し、宴は18時に始まった。
会場にはAからZまである丸テーブルごとに5人の席が用意されていた。隣同士がアクリル板で仕切られ、シャンパングラスとワイングラス2個、そして招待客が座る前から弁当もテーブルにセット済みだった。箸とフォーク、醤油が入った小皿が置かれている和洋折衷の弁当だ。ぐるなびと提携する楽天社長の三木谷浩史の姿もあった。

寝たきり女性、ベッドに落とした元介護職員の女「介護の基本守らなかっただけ」

大阪市浪速区の有料老人ホームで入居する寝たきりの高齢女性をベッドに落としたとして、大阪府警浪速署は23日、元介護職員の30歳代の女を暴行容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。女はベッドに落とした事実は認めたが、「介護の基本を守らなかっただけで暴力ではない」と否認しているという。市は虐待認定しており、同署は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
捜査関係者によると、女は2019年3月6日未明、老人ホーム「エルカーサ富永」に入居する女性(当時85歳)の自室で、抱えていた女性をベッドに寝かせる際に、約20センチの高さから落下させる暴行を加えた疑い。女性にけがはなかった。
親族によると、女性は16年頃に施設に入居。あざが目立ったため、19年1月に監視カメラを設置したところ、今回の行為が映っていた。女性は同11月、病気で亡くなった。通報を受けた市は同月、虐待と認定した。
施設によると、女は20年1月に退職。担当者は「不適切な介護がないように対策を講じていきたい」としている。

東京で337人感染、18人死亡 7日間平均伸び続く

東京都は23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに337人報告されたと発表した。直近7日間の平均は前週比106.6%の308.1人に増えた。60~90代の感染者18人の死亡も確認され、死者の累計は1661人となった。
入院患者は前日より7人増の1379人、うち重症者は5人減の42人となった。
新規感染者のうち、感染経路が不明だったのは165人。経路が判明した中では、明治大の運動部の合宿所で既に陽性と判明していた関係者2人を含む計34人が感染したケースがあった。7日間平均で示す陽性率は3.6%。感染者の累計は11万8041人となった。

父「納得できない」=無期判決に不信感あらわ―千葉女児殺害

千葉県松戸市の女児=当時(9)、ベトナム国籍=が殺害された事件で、東京高裁が一審に続き渋谷恭正被告(49)を無期懲役としたことを受け、女児の父レェ・アイン・ハオさん(38)は23日、東京都内で記者会見した。疲れ切った表情を浮かべ、「判決は納得できない。上告を望みたい」と語った。
グレーのスーツに身を包んだハオさんは「裁判所が死刑の選択をせず、苦しい気持ちになった」と強調。犯行の計画性などが認められなかったことに、不信感をあらわにした。
渋谷被告が判決公判に出廷しなかったことにも疑問を呈し、「無罪主張するなら、私だったら被害者に『やっていない』と伝える」と述べた。
会見に同席した女児の母、グエン・ティ・グエンさん(34)も「寝るときも娘のことを思い出す。心がいつも痛い」と訴えた。
[時事通信社]

表面だけ焼いた鳥肉料理提供、加熱不足で6人食中毒…カンピロバクター菌検出

山形県は22日、新庄市若葉町の飲食店「やきとり鳥舟」で、食中毒が発生したと発表した。12日に食事をした20~40歳代の男女6人が15日朝から、下痢や発熱などを発症。うち3人から加熱不足の鳥肉に潜み、食中毒の原因となるカンピロバクター菌が検出されたという。患者はほぼ回復している。
県食品安全衛生課によると、同店では、表面だけ焼いた鳥肉料理が提供されていたといい、最上保健所は同店を22日から3日間の営業停止処分とした。

焦点の「赤木ファイル」何を聞いても国は「探索作業中」と…まるで吉本新喜劇【森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記】

【森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記】

森友事件で公文書改ざんを強要され命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さん。改ざんの詳細をまとめたファイルがあることを、上司だった池田靖さんが俊夫さんの妻、赤木雅子さんに明言している。その通称「赤木ファイル」が今、雅子さんが国などを相手に起こしている国家賠償訴訟で焦点になっている。

国は赤木ファイルがあるともないとも言わない。でもこれは改ざんの実態を明らかにする上で欠かせない。雅子さんはファイルの提出を国に求め、双方出席して非公開の協議が22日、大阪地裁で行われた。その席で……。

「赤木ファイルを出すんですか?」

「探索作業中です」

「あるんですか? ないんですか?」

「探索作業中です」

「(ファイルの存在を明かした)池田さんに話は聞いたんですか?」

「探索作業中です」

何を聞いても「探索作業中」。雅子さんは吹き出しそうになった。

「これってボケとツッコミやん。吉本新喜劇見てるみたいや。椅子からズコッと転げたろか」

おそらく国の代理人は何を聞かれても「探索作業中」としか答えないよう指示されている。手元の冊子の資料を見る際、完全に開かず片方の表紙をついたてのように立て、雅子さんたちに見えないようにする。そのしぐさがおかしくて雅子さんはノートにスケッチを描いた。

正面の3人が裁判官。右側、表紙をついたてに「探索作業中」と発言しているのが国の代理人。雅子さんは絵が得意だ。

雅子さんの代理人、生越照幸弁護士も国の答えにあきれて、協議が終わると井上陽水の曲「夢の中へ」の「探しものは何ですか?」を歌いながら部屋を出た。

■「半歩だけど前に進んだ」と雅子さん

一方、この協議で裁判長は、赤木ファイルが見つかったら速やかに提出するよう国に求めた。雅子さんはこれを、自分に有利に働く前向きな指示だと受け止めた。

「半歩だけど前に進んだ。それ以上に『探索作業中』のボケに笑わせてもらったから、これがバースデープレゼントや」

この日、3月22日は赤木雅子さんの50歳の誕生日。最大のプレゼントは赤木ファイルだけど、それはもう少しお預けにしよう。=随時掲載

(相澤冬樹/大阪日々新聞・元NHK記者)

菅首相人脈また接待漬け!“官邸のスパイ”文科次官らが利害関係者の学校法人から総額95万円

ヨレヨレの菅政権にダメ押しとなるか。農水省の鶏卵汚職、総務省の違法接待問題に続き、文科省でも接待攻勢によって行政が歪められた疑惑が浮上。22日の「しんぶん赤旗」がスッパ抜いた。疑いの目を向けられているのは、安倍政権末期に文科副大臣を務めた自民党の亀岡偉民復興副大臣、それに藤原誠文科次官だ。官邸に大打撃となる可能性がある。

■2015年から19年末にかけて会食14回

赤旗によると、亀岡氏と藤原氏に繰り返し接待していたのは学校法人「豊栄学園」(宮崎県三股町)の清水豊理事長ら。2015年から19年末にかけて少なくとも計14回会食し、学園側が支払った総額は約95万円に上るという。私大支援やJAXA事業をめぐる汚職事件で当時、文科省は大揺れだったのに、お構いなしだ。文教族の亀岡氏が文科副大臣だった19年11月の会食では計8万4000円が支払われ、藤原氏は官房長時代の15年11月と17年11月にゴチになったという。

学園が疑いようのない利害関係者である点も大問題だ。文科省は18年4月に学園が経営する都城東高校を「教育課程特例校」に指定し、20年2月には私立高の産業教育施設を整備するための補助金約2400万円の交付を決定している。ちなみに、都城東高は偏差値50割れの底辺校だ。

亀岡氏の国会事務所に事実関係を問い合わせると、「質問はファクスで送ってください」とのこと。質問状を送付したが、期限までに回答はなかった。

藤原文科次官は異例の定年延長3回

疑惑の接待時期は安倍政権下ではあるものの、菅政権にもダメージが及ぶのは必至。というのは、藤原氏は「官邸のスパイ」とあだ名されるほど、政権中枢にベッタリなのだ。

「藤原次官は菅首相の懐刀である和泉洋人首相補佐官に非常に近い。加計学園問題で官邸に弓を引いた前川喜平元文科次官を慕う省内の抵抗勢力を排除するため、官邸の意向による異例の大抜擢で18年10月に事務方トップに就いた。霞が関イチのイエスマンですよ。3月末にこれまた異例となる3回目の定年延長をし、次官を続投するとみられています」(霞が関関係者)

前川氏は著書「面従腹背」で、こう書いている。

〈藤原教育局長からショートメールで、「和泉さんから話を聞きたいと言われたら、対応される意向はありますか?」と送られてきたのです〉

「藤原教育局長」は藤原次官、「和泉さん」とは言うまでもなく和泉補佐官のことだ。亀岡氏はもちろん、ヒラメ官僚も国会で説明させる必要がある。

大麻売人呼び出し、生配信=ユーチューバーら書類送検―大阪府警

大阪府警港署は23日、大麻密売人を呼び出し、逮捕される場面を動画で生配信したユーチューバーの男ら数人を大麻取締法違反(営利目的所持の教唆)容疑で書類送検した。容疑を認めているという。
同署は、男らが動画の再生回数を増やす目的で密売人を呼び出したとみており、大麻を持参させた行為を所持の唆しに当たると判断した。
同署によると、男らは先月12日夜、薬物の密売人に大麻購入を連絡。翌日未明にJR弁天町駅(大阪市港区)前ロータリーで待ち合わせた際、府警に通報して密売人が逮捕される様子を生配信した。
[時事通信社]