消防長、他の職員の前で「お前の勤務評定はマイナスだ」…部下はうつ病に

島根県の隠岐広域連合は2日、部下にパワーハラスメント行為をしたとして、同消防本部の60歳代男性消防長を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は1日付。
発表では、男性消防長は昨年10月、他の職員の面前で、部下の職員に「お前の勤務評定はマイナスだ」などと威圧的な

叱責
( しっせき ) をした。この部下はうつ病と診断され、2か月間療養した。また、同4月から複数の職員に対し、威圧的な言動をしていたという。
連合長の池田高世偉・隠岐の島町長は「服務規律を徹底し、ハラスメントの防止、撲滅にむけて取り組む」とコメントした。
また、同消防本部は2日、部下に対する懇親会参加の強要や、勤務中のマイカー洗車などがあったとして、隠岐島消防署の50歳代の男性消防司令補を減給3か月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。

5歳男児餓死 10日連続、水のみ 母は知人女性に1000万円超渡す

福岡県篠栗(ささぐり)町で2020年4月に5歳の碇翔士郎(いかりしょうじろう)ちゃんが餓死した事件で、食事を十分に与えられず重度の低栄養状態に陥った翔士郎ちゃんが、保護責任者遺棄致死容疑で福岡県警に逮捕された母親の碇利恵容疑者(39)から10日連続で水しか与えられていなかったことが、捜査関係者への取材で判明した。県警によると、翔士郎ちゃんの死亡時の体重は10キロほどで、同年代の平均体重の半分程度まで痩せ細っていたという。
捜査関係者によると、碇容疑者は自分で食料を買う金がなく、水しか与えられなかった翔士郎ちゃんは危篤状態に陥ったという。県警は、碇容疑者の家庭の生活費や食事を管理していたとみられる赤堀恵美子容疑者(48)=同容疑で逮捕=の厳しい食事制限の指示に碇容疑者が無条件に従っていたとみて詳しい経緯を調べる。
碇、赤堀両容疑者は共謀し、19年8月ごろから約8カ月にわたって翔士郎ちゃんの食事の量や回数を減らし続け、20年4月18日に餓死させた疑いで今月2日に逮捕された。
県警によると、両容疑者は16年4月ごろ、それぞれの子供が同じ篠栗町内の幼稚園に通う「ママ友」として知り合ったとみられる。しかし、碇容疑者は次第に赤堀容疑者の言いなりになり、19年5月の離婚後は児童手当や生活保護費などの生活費の大半を管理されるようになったという。
赤堀容疑者は19年6月~20年6月、碇容疑者の元夫が不倫していたとうそをつき、浮気調査費などの名目で碇容疑者から約200万円をだまし取ったなどとして詐欺などの容疑で逮捕、起訴されている。
捜査関係者によると、碇容疑者は、小学生の長男と次男、三男の翔士郎ちゃんとの4人暮らしで、生活保護費などで毎月約20万円の収入があった。貯金の取り崩しや車の売却で工面した金も合わせると、赤堀容疑者に渡った金は1000万円を超えるとみられる。赤堀容疑者は多額の生活費を搾取するため「家の中を監視カメラで見張っている」などとうそをつき、19年8月ごろから一家に食事制限を指示したという。
一家は赤堀容疑者が差し入れた米や菓子などのわずかな食料を分け合うようになり、碇容疑者は赤堀容疑者の指示を信じるしかない状況に追い込まれたとみられる。一方、幼い翔士郎ちゃんは自宅に頻繁に出入りしていた赤堀容疑者に反抗したため「しつけがなっとらん」と赤堀容疑者は碇容疑者を叱責。翔士郎ちゃんは碇容疑者からたたかれたり、押し入れに閉じ込められたりする虐待を繰り返し受けたという。
篠栗町や県の児童相談所などの関係機関は、夏休み明けの小学生の兄2人が極端に痩せていたことをきっかけに19年秋から一家を見守りの対象にしていたが、幼い翔士郎ちゃんの命を守れなかった。町と児相は3日、合同で記者会見し、福岡児童相談所の森本浩所長は「結果として子供が亡くなったことを重く受け止めている」と沈痛な面持ちで語った。【浅野孝仁、一宮俊介】

河井元法相の保釈認める=検察は抗告、参院選買収―東京地裁

2019年参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた衆院議員の元法相、河井克行被告(57)について、東京地裁は3日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は5000万円で、即日納付された。
検察側は決定を不服として東京高裁に抗告した。判断が出るまでは保釈されない。
克行被告は無罪を主張。これまでの公判で検察側の立証がほぼ終了したことから、弁護人が2月24日に5回目の保釈請求をしていた。
[時事通信社]

眞子さま浮上した“釈明会見”必要論…陛下の初言及で急務に

「秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか」

天皇陛下の61歳の誕生日を前に開かれた記者会見。眞子さまの結婚に関する質問が投げかけられると、会場にピンと張り詰めた空気が漂った。柔和な陛下のご表情が引き締まる。そして、陛下はこうお答えになった。

「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」

陛下が、眞子さまの結婚問題について初めて言及された瞬間だった。この回答に、宮内庁関係者は驚いたという。

「秋篠宮さまの言葉を引用されながら、現状では“多くの人が納得し喜んでくれる状況”には程遠いとの認識を示されたといえます。陛下は、現時点でこの結婚には心から賛成しているわけではない、ということを示唆されたのだと感じました。事前に雅子さまにも相談されたうえでのご回答のはずですから、雅子さまも陛下と同じお考えではないでしょうか」

歴史学者の河西秀哉・名古屋大学大学院准教授は、陛下の「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております」とのお言葉に注目すべきだと語る。

「天皇陛下は、国民のなかに反対論や疑念があることを十分に認識されているということです。象徴天皇制は国民の支持なくしては存立しえないものですから、現状では結婚を認めることはできないと考えているのでしょう。“多くの人が納得して喜んでくれる状況”に近づけるためには、やはり本人たちが国民の前にきちんと出てきて、疑念を生んでいるトラブルについて説明し、自分たちの気持ちを伝える必要があるでしょう。そうすることで、強硬的になっている人々の考えも変わってくるのではないかと考えます」

■小室さんが帰国しない場合、単独で会見の可能性も

’17年9月の婚約内定会見以来、お二人からは文書での説明こそあったものの、会見は開いていない。皇室担当記者は「今回の陛下の発言で、会見を開催する必要性が高まった」と話す。

「陛下が求める“多くの人の納得”を得るためには、単に小室家の金銭トラブルについて説明するだけでは不十分といえます。眞子さまは、事態を打開するために小室さんと二人で会見を行う必要性をお感じになっているのではないでしょうか」

だが小室さんは現在、ニューヨークに留学中。しかも、5月にロースクールを修了し、7月にはニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。金銭トラブルへの対応も、代理人弁護士に一任している状態だ。

「もし、会見のために帰国するとなれば、出入国のための隔離期間も生じます。弁護士資格取得のために猛勉強を続ける小室さんにとっても大きなロス。しばらく帰国の予定はないようです。これまで秋篠宮さまから説明を求められても十分に応じず、逃げ続けてきた小室さんに、天皇陛下からの発言の“重み”が伝わっているかどうかも疑問です。天皇陛下の“問題解決指令”に焦燥感を抱いていらっしゃる眞子さまとは、深刻な温度差が生じているのではないでしょうか……」(前出・皇室担当記者)

小室さんがあくまで帰国しないという選択に固執するならば、それは眞子さまにとって“釈明会見を開くなら独りで”という非情な宣告に等しいものだ。

「眞子さまと小室さんは10月には30歳の誕生日を迎えます。コロナ禍もあって断念されましたが、眞子さまは昨年中に入籍する計画を練っていたほど。どうしても20代のうちに結婚したいという願望をお持ちのようです。眞子さまは、小室さんが帰国しないのならば独りでも会見を行うおつもりもあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

ただ、すでに結婚延期決定から3年もの月日がたっている。ここから国民の評価を覆すのは並み大抵のことではないだろう――。

「女性自身」2021年3月16日号 掲載

「慶應虐待」で潰れる子どもたち 受験強要、親の「ブランド信仰」が招く地獄

大学入試改革と定員数の削減により、首都圏では大学の附属校人気が加速する一方だ。ある大学受験予備校の講師は「あくまで感覚的な印象ですが、数年前なら早慶に入れたレベルの学生でも、GMARCHに進学が決まるケースは珍しくない。早慶は激戦です」と話す。 そのため、附属の系列校からほぼ100%の内部進学となる私学の雄・慶應義塾大学の各附属校の人気は高い。早稲田大学の場合、内部進学が保証されない附属校もあり、附属校人気の早慶戦では慶應が一歩リードするようだ。 慶應人気の背景には「一度、慶應に入れば、不祥事を起こしたり、本人が他大学の進学を希望したりしなければ、大学入学が保証されている」(子どもを慶應義塾横浜初等部に通わせる父親)という安心感がある。 しかし、それだけに慶應生の肩書きを得るためには、親子の相当な努力(そして財力、時に運)が必要となる。 ●岩田剛典さんも「慶應に行け」と言われ壮絶な中学受験 卒業後も「塾員」として慶應OB・OGたちは「三田会」を通して強い結束力と母校愛を育んでゆく。その結果、卒業生でなくとも三田会の結束力を知るからか、親となった暁には「我が子を慶應に進ませたい」と強く願うようになるのも自然なことなのだろうか。 三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんもその1人だ。テレビ番組(日本テレビ系、2021年1月22日放送「アナザースカイ」)にて、慶應出身の父親から「慶應に行け、三田会に入れと言われ続けた」小学生時代を回想している。 見事、普通部(中学)に入学した岩田さんだったが、番組では「絶対に慶應に合格しろ」と言われ続けた時代を「窮屈だった」と、振り返っていた。 ●父の希望学部に進学できず「おまえは我が家の欠陥品だ」 勝者の陰には敗者もいるものだが、勝者に見えても当の本人が複雑な事情を抱えていることは珍しくない。子どもの教育をめぐり、親が子どもを追い詰める「教育虐待」という言葉が知られるようになっているが、受験エリートの勝者でも地獄を味わうことがある。 ある女性(30代)が親から受けたのは、「慶應虐待」と言えるものだった。 「小学生の頃から『慶應に入れ』と言われ続け、100点を取らないと家の中に入れてもらえませんでした。中学受験に失敗してからは『バカ』と言われる日々で、父親に1度も褒められたことはありません。 高校でようやく慶應に入りましたが、家族で合格祝いをするという日に、父に『慶應に入るのは当たり前。たいしたことないくせに、くだらないことで盛り上がるな』と怒鳴られ、用意されたケーキも食べられませんでした」
大学入試改革と定員数の削減により、首都圏では大学の附属校人気が加速する一方だ。ある大学受験予備校の講師は「あくまで感覚的な印象ですが、数年前なら早慶に入れたレベルの学生でも、GMARCHに進学が決まるケースは珍しくない。早慶は激戦です」と話す。
そのため、附属の系列校からほぼ100%の内部進学となる私学の雄・慶應義塾大学の各附属校の人気は高い。早稲田大学の場合、内部進学が保証されない附属校もあり、附属校人気の早慶戦では慶應が一歩リードするようだ。
慶應人気の背景には「一度、慶應に入れば、不祥事を起こしたり、本人が他大学の進学を希望したりしなければ、大学入学が保証されている」(子どもを慶應義塾横浜初等部に通わせる父親)という安心感がある。
しかし、それだけに慶應生の肩書きを得るためには、親子の相当な努力(そして財力、時に運)が必要となる。
卒業後も「塾員」として慶應OB・OGたちは「三田会」を通して強い結束力と母校愛を育んでゆく。その結果、卒業生でなくとも三田会の結束力を知るからか、親となった暁には「我が子を慶應に進ませたい」と強く願うようになるのも自然なことなのだろうか。
三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんもその1人だ。テレビ番組(日本テレビ系、2021年1月22日放送「アナザースカイ」)にて、慶應出身の父親から「慶應に行け、三田会に入れと言われ続けた」小学生時代を回想している。
見事、普通部(中学)に入学した岩田さんだったが、番組では「絶対に慶應に合格しろ」と言われ続けた時代を「窮屈だった」と、振り返っていた。
勝者の陰には敗者もいるものだが、勝者に見えても当の本人が複雑な事情を抱えていることは珍しくない。子どもの教育をめぐり、親が子どもを追い詰める「教育虐待」という言葉が知られるようになっているが、受験エリートの勝者でも地獄を味わうことがある。
ある女性(30代)が親から受けたのは、「慶應虐待」と言えるものだった。
「小学生の頃から『慶應に入れ』と言われ続け、100点を取らないと家の中に入れてもらえませんでした。中学受験に失敗してからは『バカ』と言われる日々で、父親に1度も褒められたことはありません。
高校でようやく慶應に入りましたが、家族で合格祝いをするという日に、父に『慶應に入るのは当たり前。たいしたことないくせに、くだらないことで盛り上がるな』と怒鳴られ、用意されたケーキも食べられませんでした」

異臭の苦情・家賃滞る…女が「葬儀費用なく」兄?の遺体を1年放置

兄とみられる遺体を自宅で1年間放置したとして、大阪府警淀川署は2日、大阪市淀川区、無職の女(67)を死体遺棄容疑で逮捕した。女は「兄の葬儀費用がなく、放置していた」と容疑を認めているという。
発表では、女は昨年2月頃、同区内の集合住宅の自宅で、遺体を見つけたのに放置した疑い。
同署によると、女は兄と2人暮らしで、遺体は兄と説明しているという。遺体は居間の床の上で布団に包まれ、白骨化していた。目立った外傷はなく、同署は死因を調べる。
昨年8月以降、家賃の支払いが滞り、近隣住民から異臭の苦情も寄せられたため、住宅管理業者の担当者が今月1日に訪問。女が室内の確認を拒んだため、業者が同署に通報し、発覚した。

大分の消防団員、出勤報告なし3年で558人 報酬約1200万円

大分県宇佐市消防本部は2日の市議会一般質問で、2017~19年度で出動報告のない消防団員が計558人いたことを明らかにした。「活動しても報告を出さない人がいるとみられ、全員が『幽霊団員』とは言いがたいが、再度実態を調査したい」としている。
同本部によると、報告のない団員は17年度は1061人中214人▽18年度は1066人中218人▽19年度は1053人中126人。2年以上報告のない団員は把握していないという。3年間で報酬約1200万円を支払っていた。
消防団員は非常勤特別職の地方公務員で、活動は火災や災害出動のほか広報、地域行事の警戒など多岐にわたる。宇佐市の場合、現在の年間報酬は団員2万1500円などで、出動に応じて手当が支払われる。
同本部は報告徹底を求めると共に、精査の一つとして消防分団管理の口座へまとめて振り込んでいる報酬を、21年度から団員の個人口座へ直接支払うよう手続きを進めている。
活動していないのに報酬などを受ける「幽霊消防団員」について、毎日新聞が人口10万人以上の都市を対象にしたアンケートでは、18、19年度の2年間にわたり活動履歴が残っていない団員が116自治体に計4776人いた。【宮本勝行】

武蔵小杉の水害、被災住民の訴え「市は最後まで責任を認めなかった」 署名7648筆、タワマン住民からも

2019年10月に東日本を襲った台風19号。神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺も浸水被害にあい、街には泥水があふれた。駅前のタワーマンション1棟が全館停電したことも記憶に新しい。 この水害で被災した川崎市の住民約70人が3月9日、市に損害賠償を求めて提訴する。住民有志は被災2カ月後に「台風19号多摩川水害を考える川崎の会」を結成し、市へ要望書を提出したり勉強会を開いたりしてきたが、裁判で市の責任を追及することに決めた。 原告団の船津了(69)さんは「市は最後まで責任を認めなかった。これ以上行政を頼れないなら、司法に訴えるしかない」と語る。 ●黒い水が自宅を襲った 「2019年9月の台風15号の方が、よほどひどい印象だったんです」と話すのは、多摩川にほど近い中原区上丸子山王町に住む川田操さん。住み始めて10年ほどになるが、2階建ての戸建てが床上浸水したのは初めてだった。 ペットがいるため自宅避難を選んだ川田さん。10月12日の夜、自宅は停電し車や携帯から警報音がピーピーと鳴り響いた。あれよあれよという間に床上浸水し、黒い水が床や壁の間、クローゼットの奥などあらゆる所から溢れ出して来た。タオルでふさぐも到底追いつかず、1階から必要最低限のものを2階にあげた。 翌朝、家の外に出ると、道路には泥が田んぼのように10~15センチほど溜まっていた。床裏の断熱材はびちゃびちゃになり、撤去に追われた。水につかった扉やクローゼットは歪み、自宅は半壊扱いになった。 「10年も住んでいると、土地に愛着もわいてくるし、戸建てなので近所付き合いもある。当初は市に対して感情的になっていたが、再発防止を求める気持ちがうまれてきた」と原告団に加わった。 ●タワマン住民からも署名集まる 冒頭の船津さんは、JR南武線向河原駅周辺の川崎市中原区下沼部に25年ほど住んでいる。台風19号により、3階建ての戸建てが半壊扱いになった。 あの夜、家の前を勢いよく流れていた水は、途中から流れが変わり、透明から濁った水になった。外に置いていた車はハンドルのところまで浸水し廃車。1階の洋間や寝室は、床上20センチまで浸水した。 有志で勉強会を開いていた船津さんらは2020年1月、市に対して原因究明と賠償、再発防止を求める署名活動をはじめ、7648筆もの署名が集まった。うち1780筆が、武蔵小杉駅周辺のタワーマンション計11棟から寄せられたものだ。
2019年10月に東日本を襲った台風19号。神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺も浸水被害にあい、街には泥水があふれた。駅前のタワーマンション1棟が全館停電したことも記憶に新しい。
この水害で被災した川崎市の住民約70人が3月9日、市に損害賠償を求めて提訴する。住民有志は被災2カ月後に「台風19号多摩川水害を考える川崎の会」を結成し、市へ要望書を提出したり勉強会を開いたりしてきたが、裁判で市の責任を追及することに決めた。
原告団の船津了(69)さんは「市は最後まで責任を認めなかった。これ以上行政を頼れないなら、司法に訴えるしかない」と語る。
「2019年9月の台風15号の方が、よほどひどい印象だったんです」と話すのは、多摩川にほど近い中原区上丸子山王町に住む川田操さん。住み始めて10年ほどになるが、2階建ての戸建てが床上浸水したのは初めてだった。
ペットがいるため自宅避難を選んだ川田さん。10月12日の夜、自宅は停電し車や携帯から警報音がピーピーと鳴り響いた。あれよあれよという間に床上浸水し、黒い水が床や壁の間、クローゼットの奥などあらゆる所から溢れ出して来た。タオルでふさぐも到底追いつかず、1階から必要最低限のものを2階にあげた。

翌朝、家の外に出ると、道路には泥が田んぼのように10~15センチほど溜まっていた。床裏の断熱材はびちゃびちゃになり、撤去に追われた。水につかった扉やクローゼットは歪み、自宅は半壊扱いになった。
「10年も住んでいると、土地に愛着もわいてくるし、戸建てなので近所付き合いもある。当初は市に対して感情的になっていたが、再発防止を求める気持ちがうまれてきた」と原告団に加わった。

冒頭の船津さんは、JR南武線向河原駅周辺の川崎市中原区下沼部に25年ほど住んでいる。台風19号により、3階建ての戸建てが半壊扱いになった。
あの夜、家の前を勢いよく流れていた水は、途中から流れが変わり、透明から濁った水になった。外に置いていた車はハンドルのところまで浸水し廃車。1階の洋間や寝室は、床上20センチまで浸水した。

有志で勉強会を開いていた船津さんらは2020年1月、市に対して原因究明と賠償、再発防止を求める署名活動をはじめ、7648筆もの署名が集まった。うち1780筆が、武蔵小杉駅周辺のタワーマンション計11棟から寄せられたものだ。

酒気帯び運転の男「ノンアル飲料4、5杯飲んだ」と否認…基準値の3倍以上検出

大分県警大分中央署は1日、大分市、会社員の男(22)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。発表によると、男は1日午後9時頃、大分市牧1の市道で、酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。「ノンアルコール飲料を4、5杯飲んだ」と容疑を否認している。一時停止した車に追突する事故を起こし、飲酒検知で基準値の3倍以上のアルコール分が検出された。

「梅」の木から「松」生えた 「竹はないけど縁起よさそう」幹の空洞に根張り成長か

梅が見頃を迎えた京都府精華町精華台のけいはんな記念公園で、梅の木から松が生えて来園者を驚かせている。梅の幹の空洞に松が根を張り、成長を続けたとみられる。1本の木から梅の花と松の葉が出ているように見え、「(松竹梅の)竹はないけど、縁起がよさそう」と来園者の注目を集めている。
合体した梅と松は、有料区域「水景園」の入り口から中へ約50メートル進んだ所にある。同園によると、6年ほど前から職員の間で存在は知られていたが、ここ数年で松が大きく育ち、来園者の目を引くようになったという。
松は梅の枝分かれした部分から貫通して伸びている。梅の幹のくぼみに沿って松の根が地面まで伸びているのも確認できる。同園は梅に付いたコケなどの上に松の種が落ちて芽を出したのではないかとみている。
同園をよく訪れるという同町祝園の男性(68)は「松(しょう)と梅(ばい)が一緒になって、まるで『商売(しょうばい)繁盛』のご神木のようですね」と話していた。