震災から10年「日常への嫉妬あった」 南相馬のソウルフード「アイスまんじゅう」に込める思い #あれから私は

福島県南相馬市のソウルフードの一つ「アイスまんじゅう」。アイスクリームで練り餡(あん)を包み込んだユニークな氷菓だ。 アイスまんじゅうを名乗る商品は、日本各地で売られているが、南相馬市にある松永牛乳のアイスまんじゅうは約70年の歴史がある。アイスまんじゅう界では「老舗」と言ってよいだろう。 ことしの3月11日で東日本大震災から10年となるが、南相馬市はとりわけ福島第1原発の事故の影響が大きかった自治体である。この地で、松永牛乳は、大手企業の乳製品を受注生産しながら、アイスまんじゅうなど自社製品を作り続けてきた。 震災からの10年をどのように見てきたのだろうか。松永牛乳の井上禄也(いのうえ・ろくや)社長に聞いた。(ライター・土井大輔) ●そして、誰も助けてくれなくなった ――東日本大震災から10年となります。この間、どのような変化がありましたか? 震災のときに人の心に刷り込まれたものは、強く残っているものです。放射性物質に対する恐怖だったり、災害に遭ったときに誰も助けてくれないんじゃないかという感覚です。そういうものが蔓延しているように思います。 国・政府が、福島を力強く助けてくれていたら、「福島ってかわいそうだよね」というのはなくなるはずなんですけれども、まだぐだぐだと続いています。「かわいそう」が止まらないということは、その裏に「ああいうふうになりたくないよね」という面もあるわけです。 ということは、「災害に遭ったときに助けてもらえないのでは?」という恐怖感が、みんなの中に入り込んだのかもしれないなと思うんですよ。 そして、昨年から新型コロナの感染拡大があって、今度は本当に誰も助けてくれなくなった。 震災のときは、外の人が助けてくれました。福島・宮城・岩手の外の人は「日常」を維持できていたからです。でも、今は、新型コロナが全国的に広がってしまったので、誰も助けてくれない。自分たちの力で生きていくしかなくなったと思います。 ――日本全体が自分を優先せざるを得なくなってしまった、ということですかね。 誰しも生きていかねばならないので、それは当然だと思います。 ただ、わたしは震災後の2014年、社長になったんですが、生きていくには、従業員の力がないとダメということに気づきました。 だから、わたしを生かしてくれる従業員がすごく大事になる。地域の人、うちの商品を買ってくれる人もすごく大事です。仲間や知り合いも、一周まわって、すごく大事に思えてくる。利己から一周まわって利他になってくるんですよね。
福島県南相馬市のソウルフードの一つ「アイスまんじゅう」。アイスクリームで練り餡(あん)を包み込んだユニークな氷菓だ。
アイスまんじゅうを名乗る商品は、日本各地で売られているが、南相馬市にある松永牛乳のアイスまんじゅうは約70年の歴史がある。アイスまんじゅう界では「老舗」と言ってよいだろう。
ことしの3月11日で東日本大震災から10年となるが、南相馬市はとりわけ福島第1原発の事故の影響が大きかった自治体である。この地で、松永牛乳は、大手企業の乳製品を受注生産しながら、アイスまんじゅうなど自社製品を作り続けてきた。
震災からの10年をどのように見てきたのだろうか。松永牛乳の井上禄也(いのうえ・ろくや)社長に聞いた。(ライター・土井大輔)
――東日本大震災から10年となります。この間、どのような変化がありましたか?
震災のときに人の心に刷り込まれたものは、強く残っているものです。放射性物質に対する恐怖だったり、災害に遭ったときに誰も助けてくれないんじゃないかという感覚です。そういうものが蔓延しているように思います。
国・政府が、福島を力強く助けてくれていたら、「福島ってかわいそうだよね」というのはなくなるはずなんですけれども、まだぐだぐだと続いています。「かわいそう」が止まらないということは、その裏に「ああいうふうになりたくないよね」という面もあるわけです。
ということは、「災害に遭ったときに助けてもらえないのでは?」という恐怖感が、みんなの中に入り込んだのかもしれないなと思うんですよ。
そして、昨年から新型コロナの感染拡大があって、今度は本当に誰も助けてくれなくなった。
震災のときは、外の人が助けてくれました。福島・宮城・岩手の外の人は「日常」を維持できていたからです。でも、今は、新型コロナが全国的に広がってしまったので、誰も助けてくれない。自分たちの力で生きていくしかなくなったと思います。

――日本全体が自分を優先せざるを得なくなってしまった、ということですかね。
誰しも生きていかねばならないので、それは当然だと思います。
ただ、わたしは震災後の2014年、社長になったんですが、生きていくには、従業員の力がないとダメということに気づきました。
だから、わたしを生かしてくれる従業員がすごく大事になる。地域の人、うちの商品を買ってくれる人もすごく大事です。仲間や知り合いも、一周まわって、すごく大事に思えてくる。利己から一周まわって利他になってくるんですよね。

眞子さまとの結婚強行か…小室圭さん「税金ドロボー」の声に逆転の秘策

〈国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております。眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し、喜んでくれる状況になることを願う〉

23日の誕生日に先立ち会見をされた天皇陛下。秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんとのご結婚についてこう述べられ、秋篠宮さまの昨年の誕生日会見での発言を踏襲される形となった。

「国民感情を考えると、今の状態のままお二人が結婚して日本で暮らすのは厳しいものがあります。天皇陛下のご発言はこうした状況を踏まえたものです。やはり、これまでの疑念を払しょくするようなアクションが小室さんに求められています」(宮内庁関係者)

お二人が30歳を迎える今年秋のご成婚に向けて、着々と準備中という話もあるが、果たして現実のものになるのか。

■一時金と天皇の義兄というステータス

そもそも、ここまで世論を感情的にさせているのはご結婚の是非より、ご結婚によって小室さんが手にする「お金とステータス」だといわれている。

「眞子さまがご結婚によって皇籍から離れると、税金から拠出される1億4000万円ともいわれる一時金が辞退されない限り支払われます。さらに、弟の悠仁さまが将来天皇に即位すれば、小室さんが『天皇の義理の兄』におさまることになります」(皇室担当記者)

2017年のご婚約内定の記者会見から、この秋で丸4年がたとうとしている。その間に発覚した金銭トラブルについて、小室さんは代理人を通して「解決済み」というコメントだけで済ませる一方、眞子さまを矢面に立たせて自分だけ海外に雲隠れしているという印象を持たれ、国民感情は一気に悪化。こうしたステータスを手にすることになる小室さんに対して、「税金ドロボー」という声が散見されるようになったのだ。

騒動の発端である小室さん母子の金銭トラブルは、母・佳代さんの元交際相手が「小室家に対して返金を求めることは一切いたしません」と週刊現代で明言したことで、一応の決着は見られた。

だが、昨年11月の55歳の誕生日会見で秋篠宮さまは、結婚自体は認められたものの「決して多くの人が納得し喜んでくれる状況ではないと思っていて、娘もおそらく同じ気持ちだと考えている」と、国民に祝福される状況にはほど遠いという認識を示されたのだ。

崖っぷちの小室さんに残されたラストチャンスが、5月以降に訪れるといわれている。

「一部では、3月中に実施が延期となった皇室の新年行事『歌会始(うたかいはじめ)』終了後で、留学中の米ニューヨーク、フォーダム大学の法務博士コース卒業予定の5月、もしくは、現地の司法試験が実施される7月以降に小室さんは会見を開くのではといわれています」(前出・皇室担当記者)

■働いて返すという姿勢

国民を納得させる逆転の秘策はあるのか。ある皇室ジャーナリストは、最も必要なことを2つ挙げる。

「まず1つが、これまでの騒動について国民が納得のいく説明をすること。そして、もう1つが未だ学生の身分である小室さんが、きちんと眞子さまを養っていけることを表明することです。つまり、何かしら進路か就職先を決めてくること。これをクリアしないかぎり、難しいというのが関係者の一致する意見です」

秋篠宮さまもお話しされているように、目に見える形での対応の必要性は小室さん自身も十分心得ているはずだ。しかし、その説明はそう簡単なものではないようだ。

「まず、金銭トラブルについてはこれまで主張してきた『贈与だった』という説明を、小室さんが再度繰り返すようでは理解が得られにくい。お金を貸した側の母・佳代さんの元交際相手は借金を帳消しにすると明言していますが、ここまでこじらせてしまった訳ですから、これまでの主張を覆してでも自分が“働いて返す”くらいの気持ちを見せないことには、なかなか理解されないのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

海外移住という選択肢も

進路に関しても不透明な部分が多い。

「現在留学しているアメリカの大学の授業料と生活費は、日本でパラリーガル(弁護士のアシスタント)をしていた法律事務所の援助と奨学金によって賄われていて、将来、その法律事務所で働くことを条件に資金提供されているといわれています。しかし、ニューヨークで弁護士資格が取得できても、すぐに日本で弁護士として活動できるわけではありません。そうなると、眞子さまを養っていける収入を得るまでにかなりの時間を要することが考えられます」(前出・皇室ジャーナリスト)

そこで、弁護士にはこだわらず国連職員といった選択肢があると報道されたように、小室さんにとって針のむしろ状態の国内より、海外での就職もありえるという。こうした経済状況を考慮すると、国民が関心を寄せる一時金の辞退は考えにくい。

お二人の破談の可能性は、ほぼなくなったという。

「皇室関係者の間では、小室さんの3年間の留学によって眞子さまのお気持ちが冷めていくことを期待していた節がありました。しかし、眞子さまの小室さんへのお気持ちは冷めるどころか、以前にもまして強固なものになりました。眞子さまの談話にもあるように、こうしたバッシングにもめげずご成婚に向けて歩き出していると言えます」(前出・皇室ジャーナリスト)

直近では、ご結婚後の新居として眞子さまが都心のタワーマンションを物色しているという報道もあった。昨年11月に出された眞子さまの談話では、小室さんとの結婚についてこう言及している。

〈さまざまな理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております。しかし、私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です〉

決して歓迎されていない状況と認識しつつも、小室さんと人生を歩むことに揺るがないお気持ちを示された。眞子さまの強い決意に後押しされるように、小室さんも自らの言葉で説明をするための準備をしているという。

小室さんは、晴れて国民からの祝福を受けることはできるのか。

キャビア量産へ「チョウザメ全てメス化」成功…餌に女性ホルモン

和歌山県新宮市の中心部から車で約20分。曲がりくねった山道の先に、近畿大水産研究所の新宮実験場がある。広大な敷地には30基の水槽があり、大きいもので小学校プールの半分くらい。個々の水槽の中では魚が悠々と泳いでいた。
1974年に三重県内から移転し、開場。それ以来、近くの高田川の水をいけすに引き、アマゴやアユなどの淡水魚を養殖してきた。
世界三大珍味のひとつ「キャビア」として知られる魚卵を生むチョウザメも1995年から育てている。2008年に初めて採卵に成功、販売を開始。今年度は1缶30グラム入りを250缶、出荷した。17年12月からはより効率的に卵を得るため、エサに一工夫を加え、成魚を全て雌にすることを目指す取り組みを学生と一緒に進めている。
稲野俊直・実験場長によると、チョウザメは、

孵化
( ふか ) 半年後くらいから精巣や卵巣が発達し始めるという。そこで、生殖器が未発達な稚魚150匹に2年間、女性ホルモンを加えたエサを与え続ける実験を行い、雌の割合が増えるかどうかをみた。
普通のエサで育てた場合は雌雄がほぼ半分ずつになる。だが、女性ホルモン入りのエサで育てた150匹のうち、45匹を無作為に選んで生殖器を調べると全て雌になっていた。
稲野場長は「普通のエサなら雄になるはずだった稚魚が、女性ホルモンの影響で雌になったのだろう」と話す。今後、実際に卵を産む能力を持っているかどうかを調べる。
ただ、国はこの女性ホルモンを食用魚へ使用することを許可しておらず、この方法で育てた雌のキャビアを流通させることはできない。そこで、大豆に含まれる似た天然成分を使った同様の実験をニホンナマズで昨年始めた。この実験がうまくいけばチョウザメでも行い、将来的に実用化を目指す。
チョウザメはかつて日本でも北海道などで生息していたが、環境の悪化で絶滅。世界でもキャビア目当ての乱獲で激減したとの報告が相次ぐ。
稲野場長は「エサで効率よく雌化できれば、養殖でキャビアをたくさん取れるようになり、天然のチョウザメの保護につながる。技術を確立して絶滅防止に貢献したい」と力を込める。

コンビニ客、マスク2割せず 滞在も長く意識に差か

新型コロナウイルスの流行下でも、コンビニ利用者の2割があごにかけるなどマスクを正しく着けていないか非着用な上、正しく着用している人より店内の滞在時間が1分ほど長いことが、日本レセプト学会(岡山市)の調査で分かった。
理事長の大友達也就実短大教授(医療社会学)は「感染に注意し買い物も早く済ませる人と、無頓着な人に二極化しているのではないか。皆がマスクを着け、長時間の滞在はできるだけ避けてほしい。店側も遠慮なく対応を求めるべきだ」と話した。
調査は愛知県西尾市、大阪府柏原市、岡山市北区、広島市安佐南区、福岡市南区で郊外の幹線道路沿いのコンビニ計6店舗で実施。

クロスボウ不法所持に罰則 銃刀法改正案を閣議決定 殺傷相次ぐ

政府は24日、殺傷事件が相次いだクロスボウ(洋弓銃)について、所持を都道府県公安委員会の許可制とすることを柱とした銃刀法改正案を閣議決定した。所持や譲渡などの違反は空気銃と同等の罰則を定めた。今国会で成立すれば、2022年中に施行される見通し。
クロスボウはボーガンとも呼ばれ、20年6月に兵庫県宝塚市で4人が死傷した事件などを受けて、規制の必要性が指摘されていた。弓の原理を使った発射装置を銃刀法で規制するのは初めて。
規制対象となるのは、引いた弦を固定して矢を発射する装置がある弓のうち、人の命に危険を及ぼす威力があるもの。市販されている中で最も威力が弱い「ピストルクロスボウ」も含まれる。所持を許可するのはスポーツとしての標的射撃や動物麻酔などに限り、不法所持していた場合の罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金とした。
18歳未満や一定の犯罪をしてから期間が経過していない場合などは所持できない。標的射撃の場合は3年ごとの更新制とし、講習を義務付け、使用する場所の条件も定める。
販売業者にも規制が掛かる。事業を行う際は各地の公安委員会への届け出が必要で、インターネットで販売する際は購入者の所持許可証を原本で確認しなければ処罰の対象とする。【町田徳丈】

餌代ピンチのクラゲ水族館に目標上回る寄付 山形・鶴岡

クラゲの展示数世界一で知られる山形県の鶴岡市立加茂水族館が、飼育するクラゲの餌代をインターネット上のクラウドファンディング(CF)で1カ月間募ったところ、目標の年間餌代500万円を大きく上回る959万1489円が集まった。CFは20日に終了し、奥泉和也館長(56)は「愛されている水族館だと再確認した。さらに努力し、世界一のいい展示を見せたい」と感激している。【長南里香】
同館では60種類以上のクラゲを展示。直径5メートルほどの巨大な水槽で約1万匹のミズクラゲが舞う「クラゲドリームシアター」などが人気で、多くの家族連れなどでにぎわう。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で状況は一変。政府の緊急事態宣言などの影響もあり、年間約50万人の入館者は、2020年度は半分以下の21万人(1月末時点)まで落ち込んだ。
収入が激減する一方で、展示中の60種類のクラゲの餌となるベトナム産プランクトン「アルテミア」の購入費がかさむようになった。このため、ネットを通じて1月20日から1カ月間、CFで募ったところ続々と善意が寄せられ、延べ911人から寄付があった。
奥泉館長は「現金10万円を直接持参した人もいて感謝の気持ちでいっぱい」と目を潤ませた。集まった全額は餌の購入費に充てられる。3000円以上の寄付者には、金額に応じて、返礼品としてオリジナルのクラゲグッズや年間パスポートなどを贈るという。
クラゲの飼育を担当する池田周平さん(33)は「さまざまな餌を試した結果、クラゲの美しさと水質を維持するのはベトナム産の卵をふ化させたものがベスト」と話す。最も消費が激しい1万匹のミズクラゲの当面の餌が確保できたと、笑顔を見せた。

東京五輪ボランティア辞退者からみた「森・二階発言」の問題点

7月23日開幕予定の東京五輪だが、ここにきてボランティア辞退者が続出している。いうまでもなく、2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会での森喜朗五輪組織委員会会長(当時)による、女性蔑視発言がきっかけである。大きな批判を浴びて発言の撤回会見をしたがおさまらず、会長辞任となった。ライターの森鷹久氏が、辞退した元東京五輪ボランティアの人たちに、それぞれの理由を聞いた。 * * * 東京五輪の聖火リレーもじきに始まるというタイミングで、組織委員会の森喜朗会長が辞任した。きっかけは、世界中で報じられたとおり「女性理事がいると会議が長くなる」といった内容などの女性蔑視発言だった。地位も権力もある人間が、雑に決めつけた発言をすると社会的な意味を持つので危険だと理解できていないだけでなく、何より、今では多くの国民が変えていかなければならぬと考えている事柄について、いくらなんでも、あまりにふさわしくない発言だったという他ない。 そしてもう一つ。森元会長の発言を受けて、自由民主党・二階俊博幹事長の無神経な発言があった。 「そんなこと(後に『そのようなこと』と訂正)ですぐ辞めると瞬間には言っても、協力して立派に(大会を)仕上げましょうとなるのではないか」「また落ち着いて静かになったら、その人たちの考えもまた変わる」と、辞退を申し出た人たちの意見表明を取るに足らないと考えていることを隠しもしなかった。 権力を持つ者は、庶民の意見や気持ちなど無視してよいと考えているかのようなこの発言は、我が国の無神経な現実をそのままズバリ表現するモノだった。大手紙社会部記者の解説。 「二階氏は徹底して森氏擁護の姿勢を崩さず、辞退者が出始めると『新たなボランティアを募集、追加せざるを得ない』と記者に話したのです。真意が別にある、と言い訳をしていますが、庶民を見下しているようにさえ見え、若い記者らは『まさに老害だ』と囁いていました」(大手紙記者) 騒動を受けて、オリンピックボランティアが実に970人(2月中旬時点)も辞退することになったのだが、コトの重大さを、彼らがわかっているとは到底思えない。「辞退者」に事情を聞いたところ、聞こえてくるのは怒りを通り越した嘆きばかりだ。 「20代で職場関係の悩みから心を病み、クビ同然で会社を追われ、地元に帰ってきたんです。数年間、引きこもりのような生活をしていましたが、5年前にウェブコンサル会社を起業。地元商店街の活性化や商店のネット通販支援などの業務で売り上げは好調、再チャレンジに成功した記念にと、ボランティアに志願したんですね」
7月23日開幕予定の東京五輪だが、ここにきてボランティア辞退者が続出している。いうまでもなく、2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会での森喜朗五輪組織委員会会長(当時)による、女性蔑視発言がきっかけである。大きな批判を浴びて発言の撤回会見をしたがおさまらず、会長辞任となった。ライターの森鷹久氏が、辞退した元東京五輪ボランティアの人たちに、それぞれの理由を聞いた。
* * * 東京五輪の聖火リレーもじきに始まるというタイミングで、組織委員会の森喜朗会長が辞任した。きっかけは、世界中で報じられたとおり「女性理事がいると会議が長くなる」といった内容などの女性蔑視発言だった。地位も権力もある人間が、雑に決めつけた発言をすると社会的な意味を持つので危険だと理解できていないだけでなく、何より、今では多くの国民が変えていかなければならぬと考えている事柄について、いくらなんでも、あまりにふさわしくない発言だったという他ない。
そしてもう一つ。森元会長の発言を受けて、自由民主党・二階俊博幹事長の無神経な発言があった。
「そんなこと(後に『そのようなこと』と訂正)ですぐ辞めると瞬間には言っても、協力して立派に(大会を)仕上げましょうとなるのではないか」「また落ち着いて静かになったら、その人たちの考えもまた変わる」と、辞退を申し出た人たちの意見表明を取るに足らないと考えていることを隠しもしなかった。
権力を持つ者は、庶民の意見や気持ちなど無視してよいと考えているかのようなこの発言は、我が国の無神経な現実をそのままズバリ表現するモノだった。大手紙社会部記者の解説。
「二階氏は徹底して森氏擁護の姿勢を崩さず、辞退者が出始めると『新たなボランティアを募集、追加せざるを得ない』と記者に話したのです。真意が別にある、と言い訳をしていますが、庶民を見下しているようにさえ見え、若い記者らは『まさに老害だ』と囁いていました」(大手紙記者)
騒動を受けて、オリンピックボランティアが実に970人(2月中旬時点)も辞退することになったのだが、コトの重大さを、彼らがわかっているとは到底思えない。「辞退者」に事情を聞いたところ、聞こえてくるのは怒りを通り越した嘆きばかりだ。
「20代で職場関係の悩みから心を病み、クビ同然で会社を追われ、地元に帰ってきたんです。数年間、引きこもりのような生活をしていましたが、5年前にウェブコンサル会社を起業。地元商店街の活性化や商店のネット通販支援などの業務で売り上げは好調、再チャレンジに成功した記念にと、ボランティアに志願したんですね」

3秒間隔で「パン」と4回、犯人は拳銃持ち逃走か…中古車販売店の経営者殺害

福島県須賀川市で22日夜、中古車販売店を経営する佐久間剛さん(37)(鏡石町旭町)が拳銃のようなもので頭を撃たれて殺害された事件で、県警は23日、須賀川署に180人態勢の捜査本部を設置した。現場周辺では、複数の住民が銃声のような音を聞いたと証言。犯人は拳銃を持って逃走しているとみられ、住民には不安が広がっている。
22日午後7時10分頃、佐久間さんの妻から「夫が倒れたかもしれない」と須賀川署に通報があった。約10分後、同署員が同市陣場町の中古車販売店に駆けつけると、佐久間さんが頭から血を流して倒れ、約3時間後に死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は頭部銃創による脳損傷だった。
近くの警備会社の男性は、同店から「『パン、パン』と音が聞こえた」と証言。現場近くに住む女性会社員(38)は「3秒ほどの間隔で『パン』と4回鳴った。2、4回目は『うわー』という男の人の野太い叫び声も聞こえた。子供もいるので安心できない」と話した。
同店では23日、警察官らが朝から現場検証を行い、周囲は緊張に包まれた。24日は、付近の小中学校の登下校の時間に署員らが通学路に立つなどして警戒する。現場裏手の県立須賀川桐陽高校は保護者にメールを送り、登下校時の注意を呼びかけた。同校教頭は「発砲事件は非常に怖い。生徒たちは複数人で登下校してほしい」と話した。

佐久間さんの知人からは、驚きや悲しみの声が上がった。鏡石町の自宅周辺では、家族で仲良く散歩する姿があったといい、小中学校で同級生だった男性会社員(37)は「最近も散歩しているところを見かけたばかりで、びっくりです」と肩を落としていた。
佐久間さんが以前勤めていた会社の後輩だった福島市の30歳代男性は、2か月前に一緒にスノーボードに行ったばかり。「ニュースでショックを受けて現場に来た。かわいがってくれた優しい先輩だったので本当に残念」と涙ぐんだ。

24日 さらに気温急降下 春から一転 真冬並みの寒さの所も

きょう24日(水)はさらに気温が急降下します。日中の最高気温は関東などは10度前後と昨日23日(天皇誕生日)よりも5度くらい低くなるでしょう。北海道や東北、北陸は真冬並みの寒さになりそうです。寒暖差が大きくなりますので、体調管理にお気をつけください。
北海道・東北の日本海側 ふぶく所も

きょう24日(水)は上空に強い寒気が流れ込み、冷たい空気に覆われています。今朝6時までの最低気温は、全国のアメダスの500地点以上で氷点下となっていて、各地、昨日23日(天皇誕生日)よりも厳しい冷え込みとなっています。 今日は冬型の気圧配置は次第に緩み、西から高気圧に覆われるでしょう。九州から関東は太平洋側を中心に日中は晴れる所が多い見込みです。ただ、夜は雲が広がりそうです。山陰から北陸は雲が多く、雨や雪の降る所があるでしょう。東北や北海道は日本海側を中心に雪が降る見込みです。時折、降り方が強まったり、ふぶきそうです。太平洋側は晴れ間もありますが、雪雲の流れ込む所があるでしょう。
北海道・東北・北陸 真冬並みの寒さ

昨日23日(天皇誕生日)は最高気温が平年並みか高く、3月から4月並みの所が多くなりました。ただ、一昨日22日(月)と比べると、グッと寒くなった所もありました。今日24日(水)はさらに気温が下がり、北海道や東北、北陸などは真冬並みの寒さになりそうです。関東や東海、近畿はこの時期らしい気温でしょう。四国や九州は昨日よりは低いものの、平年より高く、3月並みになりそうです。沖縄は4月中旬並みの汗ばむ陽気になるでしょう。
九州や四国など 花粉飛散「非常に多い」

きょう24日(水)も四国や九州を中心に花粉が非常に多く飛びそうです。花粉の飛散のピークを迎えている所もありますので、マスクはもちろんのこと、メガネを活用したり、花粉の付きにくい服を着たりするなど、対策をしっかりしてお過ごしください。

東北新幹線が全線再開 那須塩原―仙台が復旧

福島、宮城両県で震度6強を観測した13日の地震で一部区間の運転を見合わせていた東北新幹線が24日、全線再開した。那須塩原(栃木)―仙台間の復旧が完了し、東北と東京の直通運転が11日ぶりに回復。JR東日本は当面の間、臨時ダイヤで運行し、本数は通常の8割程度とする。東京と仙台・盛岡両駅の間は所要時間がそれぞれ1時間程度長くなる。約1カ月で通常ダイヤに戻すとしている。
24日午前6時すぎ、東京駅に向かう始発列車が仙台駅を出発。午前9時ごろから、上り列車が続々と東京駅に到着した。
JR東によると、東北新幹線では高架橋の柱10本が損傷するなどの被害が確認された。