眞子さまへの一時金1億5千万円「小室さんが気に食わないから支給するな」は法律的に暴論【皇室のトリビア】

【皇室のトリビア】#4

秋篠宮家の眞子さま(29)は、めでたく小室圭さん(29)と結婚すれば、皇籍を離脱することになる。法律でそういう決まりになっているからで、その場合、一時金が税金から支払われる。

上皇の長女である黒田清子さんの場合は1億5250万円だった。おそらく内親王である眞子さまも同じぐらいの金額が支給されるものと思われるのだが、この1億5000万円の支給が現実味を帯びるにつれ、週刊誌などのバッシングは第2段階に入り、とにかくかまびすしい。

「小室母子はこの金を目当てに眞子さまをたぶらかしてるのだから、一時金は出すべきではない」とか、「眞子さまは一時金を辞退するべきだ」「眞子さまは皇籍を離脱してから結婚しろ」……。果ては、「結婚するなら駆け落ちしろ」といった意見まで紹介されている。

宮内庁にも同様の抗議の電話が殺到しているそうだ。

つまるところ、税金である1億5000万円が小室さん母子の手に渡るのがケシカラン、許せないという感情が国民の間に多いのだろう。

しかし、一時金とはそういう性質のものではない。勘違いが多いようだが、この一時金は、結婚するから支給されるのではなく、結婚のために皇族の身分を離れるから支給するのである。その理由は「皇族であった者としての品位保持」のためだ。皇族はそのへんの庶民と違うんだから、誰が見ても「さすが皇族!」と、納得してもらえるような振る舞いをしてくれよ、というお金なのである。つまり、結婚のお祝い金ではないということだ。

その金額は皇室経済法の第6条に算出基準も定められている。この皇室経済法については後でも説明するが、順序としては、皇籍を離脱することになれば、「皇室経済会議」(メンバーは衆議院議長や首相ら8人)が開かれて自動的に認められることになっている。

「結婚するなら駆け落ちしろ」と言うのは勝手だが、駆け落ちしても皇室を離脱するのだから、この一時金は支払われる。つまり、これは法律にのっとって自動的に支給されるものであって、恣意的に支給したりしなかったりという類いの金額ではないということだ。

皇室経済会議が感情論に左右されることになってしまったら、あの皇族は気に食わないから皇族費を減らせということになりかねない。そんなことになったら今の皇室制度は崩壊してしまう。

眞子さまが一時金を辞退することは可能ではある。しかし、それでは収入のない眞子さまが「品位を保持」しながら生活していくことはできない。国民は本気でそういう事態を望んでいるわけではないだろう。

まして、仮に一時金を1億5000万円として、これが高いかどうかを考えてみると、まったく足りないことがわかってくる。それを次回説明したい。=つづく

東京五輪観客専用「オリ観アプリ」のデタラメ…開発費はCOCOAの18倍、血税73億円垂れ流し

東京五輪開催が危ぶまれる中、観客向けの専用アプリ開発が進められている。五輪がポシャった場合の転用はビミョーで、巨額の税金をドブに捨てる可能性が出てきた。

問題のアプリは、内閣官房が調達を進める「オリンピック・パラリンピック観客等向けアプリ(仮称)」(オリ観アプリ)だ。観客受け入れに関する検討が昨年11月ごろから本格化したのを受け、感染防止を目的として今年1月から開発が始まった。海外からのアスリートや大会関係者、観客ら120万人の利用を想定しているという。

ア然とするのは、その開発費用だ。運用・保守もあわせ、総額73億円。新型コロナウイルス感染者との接触を通知するアプリ「COCOA」の開発費が約4億円だから、その20倍近い血税がつぎ込まれているのだ。

費用は妥当なのか。有用性は担保されているのか。内閣官房に問い合わせたが、「担当者不在のため答えられない」(IT総合戦略室)と、ケンもホロロ。

■抜け道をつくる“神アプリ”

ポンコツ丸出しのCOCOAを巡り、「不具合というのは永久になくなりません」(平井IT相)と開き直るデジタルオンチ政権だ。オリ観アプリは二の舞いにならないか。それに、無観客開催となった場合の善後策も曖昧だ。菅首相は17日の衆院予算委員会で「五輪以外の場面での活用も視野に入れて開発を進めたい」と答弁したが、立憲民主党の尾辻かな子議員に「仕様書や契約書に書いていない」と突っ込まれていた。

尾辻議員は、オリ観アプリについて外国人観客の14日間待機免除を前提とするもの、と指摘。ワクチン接種が義務付けられない点もあわせ、抜け道をつくる「神アプリ」だと皮肉たっぷり。尾辻議員に改めて聞いた。

「感染者の情報を管理する『HER-SYS(ハーシス)』でも入力ミスが報告され、持続化給付金の支給でも遅れが相次ぐなど、デジタルが絡む政策は失敗続きです。オリ観アプリに関しても、海外からダウンロードできるのか、スマホを持っていない人はどうするのかなど、運用方法を詰め切れていません。政権の五輪ありきの姿勢が、前のめり過ぎる開発に見て取れます」

そのうち「スガノアプリ」とか呼ばれちゃうのか。血税のムダ遣いは、いい加減にしてほしい。

バイト面接でJKに下半身露出…神戸割烹店主のヘタな言い訳

「腰痛のため、仕方がなかったんや」

高級割烹店の店主は調べに対し、こう供述しているという。

アルバイトの面接に来た女子高生(16)の目の前で下半身を露出し、わいせつな行為をしたとして、兵庫県神戸市の飲食店経営者、中谷哲也容疑者(48)が16日、準強制わいせつの疑いで県警生田署に逮捕された。

1月17日午後5時ごろ、女子高生はバイトの面接のため、神戸・三宮の繁華街にある割烹料理店を訪れた。

「こんにちは。バイトの面接で来ました」

女子高生がドアをガラリと開け、こう挨拶すると、店の奥から「オイ、ズボン持ってきてくれ」と返事があった。女子高生は入り口付近にかけてあったズボンを手に取り、厨房へ向かった。中に入ると、ズボンとパンツを脱ぎ、下半身スッポンポンの中谷容疑者が仁王立ちしていた。言葉を失った女子高生に対し、中谷容疑者は腰に手を当てながら「仕込み中に水をこぼしてズボンが濡れてもうたんや。腰をいわして動かれへんねん。すまん。ズボンをはかしてくれへんか」と頼み込んだ。

戸惑いながらも女子高生は、言われるままにズボンの裾に足を入れるのを手伝った。しかし思ったようにはかせることができず、手間取っていると、中谷容疑者が「恥ずかしいから、コレ、おしぼりで隠してくれへんか」と言いだした。女子高生はそばにあったおしぼりを袋から取り出し、中谷容疑者のイチモツを巻くようにして覆い隠した。目の前のイチモツは、ギンギンに勃起していた。それでも何とかズボンをはかせ終えると、何事もなかったように面接が始まった。

店の営業はまだ始まっておらず、店には中谷容疑者と女子高生しかいなかった。

「自宅に帰った女子高生が両親に報告し、被害届を出した。『処罰して欲しい』いうてカンカンやったわ。そりゃあ、そやで。女の子はまだ16歳なんやから。そんなもん見せられたら、ショックやろ。中谷容疑者は普通に歩いとるし、腰をいわしとるようには見えへんわ」(捜査事情通)

わざわざバイト募集の広告を出し、面接時間に合わせてイチモツをポロリと出し、その格好のまま厨房で16歳の女子高生が来るのを待ち構えていたのだから、アホとしか言いようがない。

「あなたが悪いんじゃない」いじめサバイバー、女性弁護士のメッセージ

お昼休み、いつものように、一緒にお弁当を食べている子たちに加わろうとしたら、みんなが、ふっと違うところへ行ってしまったんです。そのとき、ひとりの子が振り向いて、ちょっと申し訳なさそうな顔をしました。その顔は今もはっきりと覚えていますね。それまで仲の良かったグループから始まった無視は次第に広まり、クラスのほとんどの子から口をきいてもらえなくなりました。中3の終わり頃のことでした。
小中高一貫の学校だったので、高校でも状況はそのまま。学校に行っても、誰とも口をきかないで帰ってくる毎日でした。クラブ活動でも、活動日を私だけ教えてもらえなかったり、絶対にできないようなことを押しつけられ、失敗すると、みんなの前で非難されるということが繰り返されました。
小学校から通っていた学校だったので思い入れも強かった。すごく大事にしていた世界だったので、そこで自分が全否定をされているような気持ちになりました。なぜこんな目に遭うのか、という問いから行き着いたのは、“自分がおかしいんだ”という思いでした。それがつらかったですね。
突然、学校をサボった日があったんです。もう行けなくなってしまったんですよね。街なかで時間をつぶし、家に帰ってきたとき、「学校から連絡があったけど、今日、どうしたの?」と母に訊かれ、そのとき初めていじめのことを打ち明けました。
そのあたりから、学校にはほとんど行けなくなってしまったのですが、行かなければ単位は取れない。けれど高校2年のときには、うつ病と摂食障害が酷くなり、日常生活を送ることさえ厳しい状況でした。高2の終わりに退学を決め、東京から関西の学校に転校しました。
転校先では、すぐに受け入れてもらいました。そこで初めて、“私が悪かったわけじゃないんだ”ということに気が付いたんです。
自分がおかしかったなら、転校先でもいじめに遭うはずなのに、友だちがたくさんできた。「私がおかしかったわけではなかったんだ」と気付けたことは、すごく大きかった。その学校での日々は、本当に楽しくて。
ただ、いじめに端を発した過食症が治っていなかったので、行きたくても行けず、病気と闘いながら、出席日数ギリギリで卒業しました。そんな状況だったので、ずっと目指していた受験はできず、大学へは指定校推薦で進学しました。
嫌なことがあると、食べずにはいられない衝動が突きあげてくる。それが起こると、次は食べられなくなる。私の摂食障害には、小学校のとき、太っていることをからかわれていたことが影響していると思います。
それがすごく嫌で、私は6年生のときからダイエットを始めたのですが、度が過ぎ、中2のとき、拒食症になってしまったんです。そしていじめがきっかけで次は過食症になってしまった。だから根は、小学校の低学年の頃からつながっていると思うんです。
たとえば、みんなの前で体重を発表されて笑われたり、通学の途中、座席が空いていると、「豚だから座れないよね」みたいなことを言われたり。言った方は“からかい”としか思っていないだろうけど、これも“いじめ”だったのではないか、それは別問題にしても、自分の病気に関してはつながっているんだろうなと思います。
うつ病と摂食障害は、その後も続き、大学も単位ギリギリで卒業し、就職はできませんでした。落ち着いたのは、子どもを出産した20代後半のことでした。そこで司法試験を受験しようと決心したんです。
“何かしたい”という思いが、自分のなかでくすぶり続けていたんですよね。今まで何もできなかったゆえに、自分の力を試したい、その力を証明したいと。子育てをしながらの挑戦は大変でしたが、それは初めて自分で選んだこと。だから絶対にやめられなかった。
幾度かのトライの後、司法試験に受かり、私は今、弁護士をしています。被害を受けた相談者の立場を何より理解したいという、私が大事にしている姿勢には、過去の経験がつながっていると感じるところがあります。
でも私はまだ、いじめを克服したとは思えない。“そんな経験があったから、今の自分がいる”なんて思うことはできない。でも今は、ちょっと弱いところのある自分を受け止め、楽しいことも、うれしいこともあって、それでいいんじゃないかなと気楽に考えるようにしています。
当時の私は、“いじめられていることが恥ずかしい”という思いが強かったんです。だから誰にも相談できなかった。あのときの自分に言いたいのは、ひとりで抱えないで、ということ。もっと誰かに相談して、全然恥ずかしいことじゃないんだから、って。
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(NHK「FACES」プロジェクト)

「正義マン」と馬鹿にされても「未然に防いでナンボ」 性犯罪許さない男性の生きる道

男性が一緒に飲んでいる女性に睡眠薬入りの酒を差し出した。そのことに気付かず、女性が口にする。その直後、捜査員が現場に踏み込んだ――。 大阪市の居酒屋で2020年9月、店主を含む男性3人が、30代女性に睡眠薬入りの酒を飲ませて、性的暴行しようとしたとして、準強制性交等未遂の疑いで逮捕された。 この事件をめぐっては、都内に住む民間人の男性、日下鉄也さん(34)が、警察に情報提供するなど、被害を食い止める一役を買った。 ツイッターで「性犯罪を絶対に許さない会」というアカウントを立ち上げた人だ。(ライター・渋井哲也) ●ネットパトロールが端緒になっている 日下さんは10年ほど前、女性への性暴力を阻止する活動をはじめて、2020年夏から本格的にチームをつくって取り組んでいる。 基本的には、ネットパトロールをしている協力者などからの情報提供が端緒で、大阪の事件もそうだった。 この事件では、逮捕された3人のうち、20代男性がネット掲示板で暴行を呼びかけて、「昏睡(こんすい)」という名のLINEグループで参加希望者と連絡を取り合っていた。 日下さんの協力者は、参加希望者を装って、犯行場所や日時をつかんだ。日下さんは、現場で警察と一緒に動いて、被害を防ぐことに貢献した。 ●ツイッターにはブラックな面がある 日下さんはツイッターを駆使して情報収集している。神奈川県座間市内のアパートで男女9人の遺体が発見された「座間事件」がきかっけだ。 この事件では、ツイッターで「死にたい」とつぶやいていた女性を、白石隆浩死刑囚がダイレクトメッセージやLINEで連絡をとり、誘い出して殺害した。 「ツイッターにはブラックな面があります。座間事件以外でも、ツイッターで知り合って殺害される事件があります。そのことが事前にわかっていれば止められるのに」 これまでに多くの案件を扱ってきたが、「いちいち数えていないので、どのくらいかは覚えていません。日常の当たり前のルーティンなんです」という。 女性への性暴力を止めようとする思いはどこからきているのだろうか。 「正義感? そうですね。セキュリティの仕事をしているので、何かあったら瞬時に動くことが身についているからかもしれません。 あとは、20代のころに知人が巻き込まれた”事件”が大きいです。許せないものでした。その時の記憶があるからですね」 ●知人女性が搾取を受けていた その”事件”は、10年以上前にさかのぼる。知人の女性が、男性から金銭的にも肉体的にも搾取されていたのだ。「身も心もボロボロになっていました」。日下さんは男性と話し合いを持った。
男性が一緒に飲んでいる女性に睡眠薬入りの酒を差し出した。そのことに気付かず、女性が口にする。その直後、捜査員が現場に踏み込んだ――。
大阪市の居酒屋で2020年9月、店主を含む男性3人が、30代女性に睡眠薬入りの酒を飲ませて、性的暴行しようとしたとして、準強制性交等未遂の疑いで逮捕された。
この事件をめぐっては、都内に住む民間人の男性、日下鉄也さん(34)が、警察に情報提供するなど、被害を食い止める一役を買った。
ツイッターで「性犯罪を絶対に許さない会」というアカウントを立ち上げた人だ。(ライター・渋井哲也)
日下さんは10年ほど前、女性への性暴力を阻止する活動をはじめて、2020年夏から本格的にチームをつくって取り組んでいる。
基本的には、ネットパトロールをしている協力者などからの情報提供が端緒で、大阪の事件もそうだった。
この事件では、逮捕された3人のうち、20代男性がネット掲示板で暴行を呼びかけて、「昏睡(こんすい)」という名のLINEグループで参加希望者と連絡を取り合っていた。
日下さんの協力者は、参加希望者を装って、犯行場所や日時をつかんだ。日下さんは、現場で警察と一緒に動いて、被害を防ぐことに貢献した。
日下さんはツイッターを駆使して情報収集している。神奈川県座間市内のアパートで男女9人の遺体が発見された「座間事件」がきかっけだ。
この事件では、ツイッターで「死にたい」とつぶやいていた女性を、白石隆浩死刑囚がダイレクトメッセージやLINEで連絡をとり、誘い出して殺害した。
「ツイッターにはブラックな面があります。座間事件以外でも、ツイッターで知り合って殺害される事件があります。そのことが事前にわかっていれば止められるのに」
これまでに多くの案件を扱ってきたが、「いちいち数えていないので、どのくらいかは覚えていません。日常の当たり前のルーティンなんです」という。
女性への性暴力を止めようとする思いはどこからきているのだろうか。
「正義感? そうですね。セキュリティの仕事をしているので、何かあったら瞬時に動くことが身についているからかもしれません。
あとは、20代のころに知人が巻き込まれた”事件”が大きいです。許せないものでした。その時の記憶があるからですね」
その”事件”は、10年以上前にさかのぼる。知人の女性が、男性から金銭的にも肉体的にも搾取されていたのだ。「身も心もボロボロになっていました」。日下さんは男性と話し合いを持った。

中国公船2隻、尖閣領海で日本漁船に接近…海保巡視船が間に入り安全確保

第11管区海上保安本部(那覇市)によると、21日午前4時48~54分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島沖の領海に中国海警局所属の公船2隻が相次いで侵入した。2隻が付近を航行していた日本漁船(乗員3人)に接近する動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が間に入って漁船の安全を確保し、2隻に領海からの退去を求めている。前日には別の公船2隻が一時、領海に侵入した。

自粛期間中にカネ集め 竹本元IT相、西村大臣らは政治家失格か

国民の怒りを恐れる菅義偉・首相は、選挙を衆院議員の任期満了が近い9月まで引き延ばすとみられているが、国民はそれまで待つ必要はない。
「落選運動」なら今すぐ始めることができる。憲法学者の上脇博之・神戸学院大学法学部教授が指摘する。
「落選運動とは、政治家の問題ある言動を取り上げて“こういう人は次の選挙で落選させよう”と国民に伝える表現活動であり、憲法で保障されている言論、表現の自由に含まれる。特定の候補者を当選させる目的で行なわれる選挙運動にはあたらないので、誰でも、いつでも行なうことができます」
政治を変えるために国民ができる“究極の実力行使”といえる。
感染拡大で国民に自粛を求めながら、政治資金パーティーを開いた政治家も落選運動の対象になる。
衆院厚生労働委員長の渡嘉敷奈緒美氏は東京や大阪で飲食店の営業規制が行なわれていた昨年12月にコロナ感染で入院。フェイスブックに〈微熱と軽症の肺炎を起こしかけているとの事ですが、至って元気にしています〉と書き込んでいたが、入院中(12月15日)に都内のホテルで本人欠席のまま政治資金パーティーを開催した。
竹本直一・元IT担当相も昨年12月18日、地元の大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開き、約80人の参加者に酒食を振る舞っていた。菅首相と二階俊博・幹事長がステーキ会食(12月14日)で批判を浴びた直後だ。その後、竹本氏はコロナ感染が判明して入院した。
国民がコロナで苦しむなか、「カネ集め」優先の発想しかない議員には政治を任せられない。
そんな政治家のなかに、国民に「3密回避」を説き続ける西村康稔・経済再生相もいた。
感染第2波で東京都内の入院患者が1000人を超えていた昨年8月と9月、東京都内のホテルで政治資金パーティー「西村やすとし君を囲む会」を開いていたのだ。会費2万円で参加者は約200人だった。ジャーナリスト・角谷浩一氏が語る。
「加藤氏が厚労相としてコロナ対策ができなすぎたから、経済再生相の西村氏がコロナ担当を兼ねることになったが、分科会でのやり取りをしゃべりすぎては官邸や党から怒られていた。分科会、官邸、知事との調整もうまくいかず、政治案件を処理する能力がほぼないことを露呈してしまった」
※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

「完全に別人格ですからね」菅首相発言は本当か……“違法接待”長男のこれまでを検証する

「私、完全に別人格ですからね」。コロナ禍の中、夜な夜な総務省幹部を呼び出しては違法接待に手を染めていた長男について、国会でこう弁明した菅首相。だが、さらに取材を進めると、仕事を与え、人脈を用意し、車を貸す過保護な「父子密着」の様が浮かび上がった。
珍しく感情を露わに弁明した菅首相
「(長男は)今もう40(歳)ぐらいですよ。私は普段ほとんど会ってないですよ。私の長男と結びつけるちゅうのは、いくらなんでもおかしいんじゃないでしょうか。私、完全に別人格ですからね、もう」
2月4日の衆院予算委員会。野党議員の追及を受けた菅義偉首相(72)は、顔を強張らせると、珍しく答弁ペーパーから目を上げ、感情を露わにした。
事の発端は「週刊文春」が「菅首相長男 高級官僚を違法接待」と題して報じた 2月18日 号の記事 だった。
菅氏の長男が「携帯値下げ」のキーマンを接待
昨年10月から12月にかけ、総務省の許認可を受けて衛星放送を運営する東北新社の部長職にある菅氏の長男・正剛氏が、総務省ナンバー2で菅政権の看板政策「携帯値下げ」のキーマンである谷脇康彦総務審議官らを高級料亭で接待していたと報じたのだ。
他に接待を受けていたのは、総務審議官(国際担当)の吉田眞人氏。衛星放送の許認可にかかわる情報流通行政局のトップ、秋本芳徳局長。その部下の湯本博信同局官房審議官。彼らは高額な飲食代をおごってもらったほか(湯本氏のみは自分の分は支払ったと「週刊文春」に主張)、タクシーチケット、さらに高級食パンやチョコレートなどを手土産として受け取っていた。国家公務員倫理法に違反する疑いが濃厚で、総務省はすでに調査を開始。武田良太総務相も国会で「国民の疑念を招いたことをお詫びしたい。徹底的に調査する」と答弁せざるを得なくなった。その結果次第では、減給や戒告など何らかの懲戒処分が決まると見られている。(注・その後、武田総務相は19日に、秋本氏と湯本氏を20日付で官房付に異動させる人事を発表した)
菅首相は終始他人事「私自身は全く承知しておりません」
この大激震の引き金を引いたのは長男であり、「父の威光」なくしては成しえなかったはずの違法接待だ。にもかかわらず、予算委における菅氏の答弁は冒頭の通り、終始他人事だった。
「(写真の人物は)マスクで目隠しもあるので確定的に(長男だと)申し上げるのは難しい」
「(接待については)私自身は全く承知しておりませんので。(接待したのが)誰であっても、総務省との間でどのような会食があったか事実を確認して、ルールに基づいて対応すべき」
2月8日の予算委員会では秋本氏、湯本氏らがさらに厳しい追及を受け、何度も「調査中」でかわすと野党が「国会軽視だ」と退席。1時間余の中断を経て、ようやく「1年に1回程度」と定期的に長男側と会食していた事実を認めたのだ。
“総理の息子”の頼みだから
経済官庁の幹部は、次のように吐き捨てる。
「接待を受けた官僚の1人で予算委員会に招かれた秋本芳徳情報流通行政局長は『東北新社が利害関係だと思わなかった』などと答弁していますが、霞が関であの言葉を信じる者はいませんよ。許認可先に料亭に呼ばれたら普通は危なくて絶対に行きません。バレたら処分されるわけですから。“総理の息子”の頼みだから断れなかったのが真相ですが、さすがに国会でそうは言えない」
あくまで菅首相は「別人格」だと言い張るが、共同通信の世論調査ではこうした説明に「納得できる」が30%、「納得できない」が62%に達した。そもそも「別人格」との言葉は本当なのか。長男は「自助」で東北新社の部長となり、総務省からの許認可にかかわる子会社の取締役になり、総務省の幹部と毎年、酒を酌み交わすようになったのか。今一度検証しよう。
「バンドを辞めてプラプラしていたから」大臣秘書官に抜擢
地元横浜で生まれた正剛氏は明治学院大に進学後、「世界民族音楽研究会」に所属。音楽ユニット「キマグレン」の元メンバーと共に、「COTE-DOR」というバンドを組んで活躍。卒業後、同級生が社会人となる中、一向に定職に就かない長男の行く末を菅氏は非常に心配していたという。そして、06年に総務大臣として初入閣を果たすと、社会人経験のない25歳の長男を大臣秘書官に抜擢。後に菅氏は雑誌の取材に「バンドを辞めてプラプラしていたから」と語っている。
「大臣秘書官の給与は特別職給与法により、個々の秘書官の能力と経歴に基づいて決定されます。一番下の1号俸は06年当時、月額25万9100円。さらに期末勤勉手当(ボーナス)、地域手当、住居手当、通勤手当なども付きます。毎月の地域手当は東京の場合、俸給の20%が加算されることになります」(内閣人事局の担当者)
ざっと計算すれば、ボーナスを含めて400万円ほどが支払われたことになる。
正剛氏を知る地元の知人が苦笑交じりにいう。
「正剛はその後、秘書官を辞めてからは仕事がなくて、ある日突然『バーを経営する』と言い出したことがあった。そんな姿を見かねた空手部出身の父から鉄拳制裁を食らい、『直立不動でそれを受けたんだ』と話していました。父の叱責に嫌気がさしたのか、正剛は一度家を飛び出した。でも、街中のそこかしこに父親のポスターが貼ってあるのが目につき、父の威光に観念して家に戻ったそうです」
8000万円を下らないタワマン購入
バルコニーから横浜港が一望できる36階建てのタワーマンションの上層階を正剛氏が購入したのは、大臣秘書官を辞めた半年後の08年1月のこと。80平米超の3LDKで、販売価格は8000万円を下らない新築の高級物件だ。だが登記簿を確認すると、ローンはわずか2000万円。6000万円前後の頭金を自己資金として捻出していることになる。当時、正剛氏は独身で妻やその親族の援助はありえない。誰が6000万円を用意したのだろう。今住んでいるのは、4年前にこの物件を売り払って移った億ションだが、ここもローンは1800万円に過ぎない。
08年に正剛氏は菅氏の後援者である植村伴次郎氏が創業した東北新社に入社。「総務省担当」を担うようになった。そして入社3年後の11年、大学時代に同じサークルに所属していた女性と結婚。同年2月、結婚式に華を添えたのは、菅氏と縁が深いあの大物議員だった。
「安倍晋三さんです。安倍さんは『キマグレン』の元メンバーと写真を撮ったりして上機嫌。旦那さんは元バンドマンらしく、彼らと生演奏を披露していました」(正剛氏夫婦の知人)
「服装は質素にするように」……菅夫人からの注意
夫婦が娘をもうけると、菅氏は初孫を大いに可愛がった。教育熱心な菅氏の妻・真理子夫人は、正剛氏ら3兄弟が卒業した私立の小学校へ孫娘を入れるよう望んだという。
「でも、夫婦が選んだのは公立小学校。反対したのは正剛さんです。家族会議で『俺は私立小学校に通ったせいで、地元に友達が出来なくて嫌だった。学校の先生からは“お前の親は政治家だそうだな”と全員の前で言われて腹が立った』と話したそうです」(同前)
菅氏と真理子夫人の言動からは“たたき上げの政治家”のイメージを守ろうとする姿が透けて見える。
「奥さんはお義母さんから『ブランド物のカバンを持たないように。服装は質素にするように』と何度も注意を受けていました。また、娘さんの七五三の記念写真も、流行のスタジオではなく、昔からの菅氏の支援者が経営する写真屋さんで撮ることになっちゃった、と話していました」(地元関係者)
一方でこんな余禄を得ていた、との証言もある。
「当時、夫婦は車を所有せず、両親が持つ国産のセダンを自由に使っていました。夫婦は(菅氏と)目と鼻の先で暮らしていて、両親のマンションに車を頻繁に取りに行っては乗っていました。その頃、お父さんは多忙な官房長官。地元に帰ることは一切なく、奥さんは『どうせ乗らないんだしね』と言っていましたね」
夫婦の上の娘は小学生、下は就学前の可愛い盛り。だが安倍政権の官房長官として多忙を極めていた菅氏は、正剛氏の自宅に立ち寄ることが叶わない。
そこで夫婦は孫娘を連れて東京プリンスホテルやホテルニューオータニなどに度々出向いた。そこで仕入れたのが、昨年11月2日、衆院予算委員会で菅氏が口にした意外な言葉だ。
「『全集中の呼吸』で答弁する」
人気漫画「鬼滅の刃」の主人公が必殺技を繰り出す際の決め台詞を引用し、
「菅氏は『孫が好きなんだよ。ウケたね』とご満悦だった」(政治部記者)
菅氏と東北新社との“深い関係”
常日頃「趣味は孫」と公言してはばからない菅氏だが、永田町に一歩足を踏み入れると柔和な表情は一変する。菅氏が総務省という“天領”を持ち、総務大臣以上に人事権を恣(ほしいまま)にする一方で、父から授かった総務省人脈で出世を遂げてきたのが正剛氏ではなかったか。本社の部長と、総務省が認定する衛星基幹放送事業者「株式会社 囲碁将棋チャンネル」(東北新社の子会社)の取締役を30代から兼務している。
菅氏と東北新社の深い関係を象徴する出来事があったのは、10年8月6日。ホテルオークラ東京で盛大なパーティが催された。
「囲碁・将棋チャンネルの開局20周年パーティが催され、菅氏が主賓の1人として招かれていました。実は、菅氏は12年に官房長官になってからも、人目を忍んで東北新社を訪れ、創業者の植村伴次郎さんの長男で当時の社長・徹さん(昨年逝去)に会っていました」(東北新社関係者)
同郷に生まれ、裸一貫で身を起こした植村伴次郎氏について、菅氏は「凄い人なんだよ。一代で築いてさぁ」と、しばしばその「自助」に対し、尊崇の念を口にしていたという。
「自助」「既得権益の打破」との矛盾
目指すべき社会像の筆頭に「自助」を謳い、「既得権益の打破」が政治信条の菅氏。だが、政治力を駆使して無職の長男を公金で雇い、多数の総務官僚との接点を持たせた。現に総務省の吉田氏と湯本氏は、正剛氏との最初の接点は総務大臣秘書官時代、と「週刊文春」に書面で回答している。その後、よりによって総務省の許認可先への就職を許した。そして違法接待が起きた。
谷脇氏ら総務省幹部は今後どうなるのか。
「懲戒処分を受ければ少なくとも1年間は昇格が不可能となります。この9月に61歳になる谷脇氏はすでに次官級なので、定年の62歳まで間はありますが、いずれにせよ懲戒処分を受ければ次官昇格の目はなくなる。無理やり『利害関係者だとの認識はなかったので厳重注意とする』などと軽い処分で済ませれば、『官邸の守護神』と言われた黒川弘務検事長の定年延長の時のように『贔屓の引き倒し』に見られかねない。今夏の事務次官就任が確定的だった谷脇氏以下、総務省人事は大幅な変更を余儀なくされました」(総務省関係者)
菅氏の権力を背景にした長男の違法接待によって、官僚だけが処分を受け、行政に影響が出る。それでも、菅首相は「別人格」と頬かむりを続けるのか。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月18日号)

ワクチン接種後、副反応疑い2例 初報告、じんましんと悪寒

厚生労働省は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種後に、副反応の疑いがある報告が2例あったと発表した。内訳はじんましん1件、悪寒1件。副反応疑いの報告は初めて。じんましんの1件は、首相官邸がワクチン専用ツイッターで発表した富山労災病院(富山県魚津市)で19日に接種した際の事例と同一とみられる。
厚労省の審議会で、因果関係等を科学的に評価するとしている。
富山労災病院によると、接種後にじんましんが発生したが、すぐに消えたという。症状が出た人の職業や年齢は答えられないとしている。厚労省は事例があった都道府県を明らかにしていない。

在宅勤務時間中に保健所職員が家族と映画館に…匿名情報寄せられ発覚、依願退職

堺市は19日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅勤務中に映画館に行ったとして、保健所の課長級の男性職員(60)を減給1か月(10分の1)の処分にしたと発表した。男性職員は同日、依願退職した。
市によると、男性職員は新型コロナを扱わない部署の所属長。昨年12月15日の勤務時間中に家族と堺市内の映画館で「新解釈・三國志」を鑑賞。「家族に誘われて見てしまった」と説明したという。匿名で情報が市に寄せられ、発覚した。
市はほかに、昨年11月に電車内で女性の尻を触ったとして、市上下水道局の男性職員(58)を停職3か月とした。