「襲われた友人、クマと一緒に姿見えなくなった」と同行者 羅臼岳

14日午前11時10分ごろ、北海道斜里町の知床半島にある羅臼岳付近で、「友人がヒグマに襲われた」と北海道警に110番があった。
道警によると、男性は2人で登山中だった。同行者は「襲われた男性はクマと一緒に姿が見えなくなった」などと説明している。男性は安否不明で、見つかっていない。
道警はハンターと共に現場の捜索を始める。知床半島は世界自然遺産で知られ、羅臼岳は半島の最高峰。【本多竹志、和田幸栞】

【続報】死亡したのは奈良県の母娘と判明 レンタカーで観光中 トラックと衝突し一家4人搬送 北海道

【画像】大破した乗用車 交差点で「わ」ナンバー乗用車とトラックが衝突
北海道・弟子屈町で2025年8月9日、乗用車とトラックが衝突した事故で、死亡した2人は奈良県生駒市に住む松尾由美子さん(51)と、娘の朋香さん(20)だったことがわかりました。
9日午後4時15分ごろ、弟子屈町美留和の国道391号を南へ走行していたトラックと、右から来た乗用車が交差点で出合い頭に衝突しました。
この事故で、乗用車に乗っていた男女4人が搬送され、このうち女性2人の死亡が確認されていました。
4人は奈良県から来た家族で、警察によりますと松尾さん一家は観光で道東方面を訪れる予定だったということです。
現場は信号機のない交差点で、松尾さん一家の車が走行していた町道側に一時停止の標識がありました。
この車を運転していた由美子さんの夫(55)は現在も入院中で、警察が引き続き、事故の原因を調べています。

<独自>大阪府内でプリウス窃盗、4人グループ摘発 近畿で被害2億円超 兵庫県警

兵庫県警が大阪府内などでトヨタの「アルファード」や「レクサス」といった高級車を中心に狙って窃盗を繰り返していたグループを摘発、258件の犯行を裏付けたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。グループは「CAN(キャン)インベーダー」という通信機器を使ってエンジンを始動させるなどの手口で窃盗を繰り返し、被害総額は計約2億1700万円に上るという。
兵庫県警が窃盗容疑で逮捕、送検したのは、大阪府和泉市小田町の会社員、三原純一被告(40)=窃盗罪などで起訴。三原被告は他の3人と共謀して昨年11月~今年4月、大阪府内でトヨタの「プリウス」計5台を盗んだとしている。
捜査関係者によると、三原被告ら4人は大阪や京都、兵庫、奈良など近畿を中心に、屋外の月決め駐車場やコインパーキングなどに駐車している高級車を狙い、CANインベーダーで車の制御システムを不正に操作。エンジンを始動させて乗り込むなどして、窃盗を繰り返していたという。
CANインベーダーはモバイルバッテリーのような形状で、電気信号を発して車の電子制御システムを攪乱(かくらん)する。わずか5分程度で自動車を制御することが可能になるという。県警はハンドル・タイヤロックの取り付けなどの対策を呼び掛けている。
警察庁の統計によると、昨年1年間で発生した自動車盗の被害は、6080件で、平成15年の6万4223件をピークに、大幅に減少しているが、ここ数年は横ばい状態が続いている。

【速報】大阪メトロ堺筋線の堺筋本町~天下茶屋で運転見合わせ 動物園前駅で車両の床下部分が「発煙」 相互乗り入れの阪急電鉄の車両

大阪メトロ堺筋線は、8月14日午後2時半時点で、堺筋本町駅~天下茶屋駅で運転を見合わせています。動物園前駅で車両が発煙したということです。
大阪メトロによりますと、14日午後1時40分ごろ、阪急高槻市発・天下茶屋行きの普通電車の車両が、動物園前駅で床下から発煙しました。
車両は阪急電鉄の車両です。
乗り合わせていた大阪メトロの社員が、消火器を使って煙を消し止め、けが人はいませんでした。
この影響で大阪メトロ堺筋線は、一時全線で運転を見合わせました。14日午後2時半時点で、阪急京都線・千里線との相互乗り入れを停止し、天神橋筋六丁目駅~堺筋本町駅で折り返し運転を行っています。

アフリカで地雷対策を支援、石破首相がTICADで表明へ…除去から地域復興・被害者支援まで

石破首相は、アフリカでの地雷対策を支援する枠組みの設立を、20~22日に横浜市で開かれる「第9回アフリカ開発会議」(TICAD9)で表明する方針だ。アフリカでは、地雷や不発弾が復興や開発の妨げになっており、日本の技術を生かして除去を進め、農業の生産性向上などを後押しする狙いがある。
設立するのは「アフリカ地雷対策プラットフォーム」。地雷除去の技術や経験を持つ日本企業や国連地雷対策サービス部(UNMAS)と連携し、除去から地域の復興、被害者支援まで、切れ目なく支えることを目指す。
除去では、政府開発援助(ODA)を通じ、日本企業が開発した地雷探知機や現地の汚染情報を管理するデータベース用の機材などを供与し、効率的な処理を推進する。日本の支援で技術を向上させたカンボジアの政府機関「カンボジア地雷対策センター」と協力し、アフリカ各国で地雷や不発弾対策に取り組む職員を対象に、除去技術に関する研修も実施する。
アフリカの20以上の国では現在も、内戦などの影響で地雷や不発弾による被害が生じており、土地の利用が制約されたり、物流が寸断されたりしている。地域の安定化に貢献するため、除去した後の土地での農業振興もサポートする。地雷の被害者向けに、日本企業の技術を活用した3Dプリンターによる義足の生産能力向上も図る。
日本は今年、対人地雷禁止条約(オタワ条約)の締約国会議で議長を務め、来年はアフリカのザンビアが議長に就く。条約を巡っては、非加盟のロシアがウクライナの占領地に大量の地雷を埋設。これに対し、ウクライナが防衛手段として地雷の必要性を訴え、条約からの脱退を表明するなど欧州で脱退への動きが広がっている。日本政府はアフリカの支援を通じ、国際的な地雷禁止の機運醸成にもつなげたい考えだ。

「次期首相」高市氏トップ=自民支持層では石破氏―時事世論調査

時事通信が8~11日に実施した8月の世論調査で次の首相に誰がふさわしいかを尋ねたところ、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が15.9%でトップだった。2位は小泉進次郎農林水産相で14.6%、3位は石破茂首相で11.3%だった。自民支持層に限ると、石破氏が逆転して首位となった。
4位は国民民主党の玉木雄一郎代表が5.7%で、野党党首の中ではトップだった。5位は自民の河野太郎元外相3.3%、6位は立憲民主党の野田佳彦代表2.8%、7位は自民の林芳正官房長官2.1%と続いた。
自民党内では参院選大敗を受け、総裁選の前倒し実施を求める声が出ている。ただ、自民支持層に限ると、首相が24.6%でトップとなり、小泉氏が21.2%、高市氏が19.6%で続いた。 [時事通信社]

「野党中心の政権交代」2割超=自公継続16.4%―時事世論調査

時事通信が8~11日に実施した8月の世論調査で、期待する今後の政権の枠組みを聞いたところ、「野党中心の政権交代」が20.9%で最も多かった。「自民、公明両党の政権継続」は16.4%だった。一方、自公政権に国民民主党や立憲民主党などが加わるは、合わせて35.8%だった。
自公政権に「国民民主が参加」は11.7%、「立民が参加」は10.6%で、「参政党が参加」は8.0%、「日本維新の会が参加」は5.5%だった。
参院選で与党が過半数を割り込んだ結果については、「良かったと思う」が52.1%で、「思わない」の19.4%を上回った。
参院選で野党が掲げた消費税の減税や廃止を政府・与党は受け入れるべきだと思うかを尋ねたところ、「思う」が57.3%、「思わない」が26.3%、「どちらとも言えない・分からない」が16.4%だった。 [時事通信社]

【速報】女性の遺体を川岸付近に遺棄した疑い 男女2人を逮捕 岐阜・本巣市

女性の遺体を岐阜県本巣市の川岸付近に遺棄した疑いで、岐阜市の男女が逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも岐阜市大洞桐が丘に住む職業不詳の立花浩二容疑者(54)と、神原美希容疑者(35)です。
2人は共謀の上、今月7日、岐阜県本巣市根尾の河川右岸付近に、愛知県常滑市のパート従業員・立野恵子さん(53)の遺体を遺棄した疑いがもたれています。
岐阜県警は、立花容疑者と神原容疑者の2人をきょう逮捕し、岐阜中警察署に捜査本部を設置しました。

無差別にハンマーで殴打か コンビニ前の路上で犯行の男を再逮捕

路上で男性の肩をハンマーで殴ったとして、京都府警南署は14日、傷害の疑いで、京都市南区唐橋琵琶町の無職、近藤錬八朗(れんぱちろう)容疑者(28)を再逮捕した。おおむね容疑を認めているという。
逮捕容疑は7月26日午後9時ごろ、同区内のコンビニエンスストア前の路上で、会社員の男性(21)=右京区=の右肩をハンマーで殴り、右肩甲部挫傷を負わせたとしている。
容疑者は、この事件の直後に店内で別の女性の右側頭部を同じハンマーで殴って重傷を負わせたとして、傷害容疑で現行犯逮捕されていた。同署によると、容疑者と被害者2人に面識がなく、無差別に襲った可能性があるとみて、詳しい動機などを調べている。

不明男性、クマと格闘後に林に引きずり込まれたか 北海道・羅臼岳

14日午前11時10分ごろ、北海道斜里町の知床半島にある羅臼岳(標高1661メートル)で、「友人がヒグマに襲われた」と110番があった。襲われた20代の男性は、クマに登山道から林へと引きずり込まれたといい、行方不明。安否は分かっていない。捜索は14日夕方に打ち切られ、15日午前5時に再開する。
道警によると、男性は2人で登山中で、20代の同行者の200メートルほど前を歩いていたという。同行者の説明では、下山中の標高550メートル付近で名前を叫ばれたため駆け寄ると、クマと格闘している男性が両太ももから出血し、その後、林に引きずり込まれた。同行者にけがはなかった。
道警は現場付近で男性を捜索。同行者を含めた40人以上の登山客については、現場近くからヘリコプターによる救助作業を進めた。
知床半島は世界自然遺産で知られ、羅臼岳は半島の最高峰。12日にも登山道で登山客が至近距離でヒグマに遭遇したとして、斜里町はホームページで「7月以降、人を忌避しないヒグマが度々目撃されています」と注意を呼びかけていた。
道内では7月に南部の福島町の住宅街で男性がヒグマに襲われて死亡。4月にも美唄市の山林でハンターの男性が重傷を負っている。【本多竹志、和田幸栞、谷口拓未】