今月2日、大阪市浪速区の商業施設「MEGAドン・キホーテ新世界店」の店内で、商品に火を付けて店を焼損させようとしたとして、無職の34歳の男が逮捕されました。
現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪市西成区に住む無職の増田陽介容疑者(34)です。
男は今月2日午後、浪速区の「MEGAドン・キホーテ」で、陳列されている衣類などに何らかの方法で火を付け、店を焼損させようとした疑いが持たれています。
店員がすぐに消し止めて大事には至らなかったということです。
店員の目撃情報や防犯カメラの映像から、増田容疑者が浮上しました。
警察によりますと増田容疑者はこの日、約30分間に2回放火しようとしていて、2度目で衣服に火が付いたのを見て店を立ち去ったとみられます。
増田容疑者は逮捕前の警察の調べでは、「火が付いたのを見て作戦成功と思った。むしゃくしゃする気持ちを火を付けて晴らしたかった」などと容疑を認め、逮捕後の調べでは「新世界のMEGAドン・キホーテに火を付けた。火を付けたときは建物ごと燃えてしまえばいいと思った」などと話しているということです。
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大阪・御堂筋線、四つ橋線で全線運転見合わせ 設備点検の影響 阪神なんば線では人身事故
大阪メトロによると、7日午後5時頃から御堂筋線大国町-なんば間での設備点検のため、御堂筋線と四つ橋線の全線で運転を見合わせている。
また、阪神電鉄によると同日午後3時半頃、阪神なんば線九条駅で、尼崎発近鉄東花園行きの上り普通電車(6両編成)が駅に入る際、人身事故が発生。同線の西九条-大阪難波間で一時運転を見合わせ、午後5時半頃に再開したが、ダイヤが乱れているという。
買収中止命令「極めて残念」=岩屋外相、米長官に表明―対米投資の重要性確認・USスチール問題
岩屋毅外相は7日、来日中のブリンケン米国務長官と東京都内のホテルで約1時間半会談した。バイデン大統領が日本製鉄によるUSスチール買収計画の中止命令を出したことに対し、岩屋氏は「極めて残念だ」と表明。対米投資に関する日本企業の懸念払拭に向け、必要な対応を取るよう求めた。
バイデン氏が「安全保障上のリスク」を理由に計画中止を命じたことには日本側で反発や困惑の声が拡大。石破茂首相が6日の記者会見で、米政府に説明を求める考えを示していた。
両外相は、対米投資を含む日米の経済関係強化の重要性も確認した。
[時事通信社]
大阪メトロ・御堂筋線と四つ橋線、全線で運転再開 遅れ生じる
設備点検の影響で7日午後5時ごろから運転を見合わせていた大阪メトロ御堂筋線と四つ橋線は、午後6時15分ごろに全線で運転を再開した。電車に遅れが生じている。
大阪メトロによると、御堂筋線大国町駅となんば駅間の上り線で「煙のようなものが見えた」と電車の運転手から連絡があり、設備の安全確認を急いでいた。【東久保逸夫】
大雪で青森県の10市町村に災害救助法適用 住家倒壊などの恐れ
年末年始に青森県で降り続いた大雪で住家の倒壊などにより多くの人に被害が出る恐れがあるとして、県は7日、青森市など10市町村に対して災害救助法の適用を決めた。県内で大雪により災害救助法が適用されるのは、2012年以来。県によると、大雪による同法の適用は今季、全国初という。
倒壊する恐れのある家屋の屋根雪の除雪など、市町村が行う除排雪の一部について、国と県が費用を負担する。また、今後市町村が避難所などを開設する場合も国と県が支援する。
適用となったのは、青森市▽弘前市▽黒石市▽五所川原市▽平川市▽藤崎町▽大鰐町▽田舎館村▽板柳町▽鶴田町――の10市町村。
青森県の担当者は「適用対象の方々は、危ないと思ったら市町村に相談してほしい」と話す。宮下宗一郎知事は「これから本格的に雪が降り始める。何かあればどんどん救助していく体制を作ることが重要だ」と適用の狙いを述べた。
県は7日、24年12月1日から1月7日までの約1カ月あまりの間に大雪により4人が死亡し、86人が負傷したと明らかにした。物的被害については市町村が調査を進めており、取りまとめに時間がかかっているという。【江沢雄志】
「健全な言論」民主主義に不可欠=石破首相、時事互礼会で強調
石破茂首相は7日、東京都内で開かれた時事通信社など主催の新年互礼会に出席した。今年が戦後80年の節目の年であることに関し、「健全な言論がないと民主主義は絶対に成り立たない」と強調。国会などでの自由闊達(かったつ)な論戦の必要性を訴えた。
首相は、日中戦争を巡る軍部や政府の対応を批判した1940年の「反軍演説」により衆院議員を除名されたことで知られる政党政治家・斎藤隆夫に言及。「権力に屈せず本当のことを言わないと国は傾く」と指摘した。
また、自身について「いろいろ書かれて悲しいこともいっぱいあるが、めげずに本年も頑張りたい」と語った。
明治維新以降に日本が目指してきた「強い日本」や「豊かな日本」に代わる新たな理念として、「『楽しい日本』をつくっていかなければならない」との考えも改めて示した。
[時事通信社]
昨年の交通事故死者数2663人、過去3番目の少なさ…事故件数は初めて30万件下回る
警察庁は7日、昨年の全国の交通事故死者数は前年比15人減の2663人で、統計が残る1948年以降で過去3番目に少なかったと発表した。交通事故(速報値)は約29万件で、人身事故のみで統計を取り始めた66年以降、初めて30万件を下回った。
警察庁によると、昨年の交通事故は29万792件で、前年より1万7138件減少した。ピークだった2004年の95万2720件に比べ、約3分の1になった。負傷者数は前年から2万1839人減り、34万3756人だった。
死者数は、23年に2678人と8年ぶりに増加したが、昨年は微減となった。このうち65歳以上の高齢者(速報値)は1513人で前年より47人増え、全体の56・8%を占めた。
都道府県別死者数は、東京が前年比10人増の146人で、4年ぶりにワースト1位となった。次いで愛知が141人(前年比4人減)、千葉が131人(同4人増)だった。最も少なかったのは島根の9人(同13人減)で、鳥取が15人(同1人増)、高知が21人(同2人減)で続いた。
警察庁の担当者は「事故の分析を進め、対策につなげたい」としている。
関東・東北で「異常震域」地震 気象庁「異常な地震活動ではない」
7日午後5時32分ごろ、関東広域と東北地方の一部で最大震度2を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は400キロ以上離れた鳥島の近海。通常の地震とは揺れの伝わり方が異なる「異常震域」とみられるが、気象庁は「異常な現象ではない」としている。
気象庁によると、震源の深さは約420キロ、マグニチュード(M)は6・0と推定される。
一般的な地震では震源の付近で揺れが最も大きくなり、同心円状に遠くなるほど小さくなっていくが、今回は震源地から同じ距離にある東海地方や、震源から近い八丈島などでは揺れが観測されていない。太平洋プレート内部の非常に深い場所が震源だったため、硬いプレートの内部を揺れが伝わったとみられ、東京都などの関東や福島県などの太平洋沿岸で揺れを観測した。
気象庁は「震源地が深い地震特有の現象で、異常な地震活動ではない」としている。【西本紗保美】
3遺体は住人と判明=年末の住宅火災―新潟
新潟県長岡市で昨年12月、民家が全焼し3人の遺体が見つかった火災で、県警長岡署は7日、遺体はいずれもこの家に住む農業阿部竹志さん(75)、長男の妻由果さん(49)とその娘の小学生桃果さん(10)と判明したと発表した。3人とも焼死だった。同署や消防が引き続き出火原因を調べている。
火災は昨年12月29日午前0時前に発生。長岡市下条町の木造一部2階建て計約200平方メートルが全焼した。阿部さん一家は3世代5人暮らしで、妻(74)と長男(51)は病院に搬送されたが、命に別条はなかった。
[時事通信社]
前ひめゆり同窓会長の玉城節子さん死去、96歳…戦中に「ひめゆり学徒隊」として動員
前ひめゆり同窓会会長の玉城節子(たまき・せつこ)さんが1日、老衰で死去した。96歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、盛夫氏。
太平洋戦争末期の沖縄戦当時、沖縄県立第一高等女学校4年生で宮崎県に疎開し、戦後に帰郷。2012年から10年間、同窓生らでつくる「ひめゆり同窓会」の会長を務め、戦中に「ひめゆり学徒隊」として動員され、犠牲になった友人らの追悼行事や平和を伝える活動に尽力した。