容疑者の男「自分の腹部を刺した」 富山駅南口近くの飲食店内での女性殺人未遂事件

きのう、富山駅近くの飲食店内で女性が刺された事件について、逮捕された男が「自分の腹部を刺した」と話していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
殺人未遂の容疑で逮捕された住所・職業不詳の自称・しもざきよしひこ容疑者(69)はきのう午後4時ごろ、富山駅南口近くの飲食店の店内で、40代の女性の腹部を刺身包丁で複数回刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。
捜査関係者への取材で、容疑者は店にあった包丁で女性を刺したことを認めたうえで「そのあと自分の腹部を刺した」という趣旨の話をしていたことが分かりました。
容疑者と女性は知人関係にあったということで、警察は動機などを詳しく調べるとしています。

「逃げ得許さない」殺人事件遺族ら「宙の会」未遂や死亡ひき逃げ公訴時効廃止を国に要望へ

殺人事件被害者の遺族らでつくる「宙(そら)の会」は7日、東京都内で会見を開き、殺人未遂や死亡ひき逃げ事件に対する公訴時効の廃止などを国に求めていく方針を明らかにした。
会見には宙の会の会長で、平成8年9月に次女の小林順子さん=当時(21)=を殺害された小林賢二さん(79)のほか、11年に発生し、昨年容疑者が逮捕された名古屋市の主婦殺害事件の遺族の高羽悟さん(69)らが出席した。
小林さんは殺人罪などの公訴時効廃止から15年以上が経過したことに触れ、同じく生命に関わる重大犯罪である殺人未遂や死亡ひき逃げに時効があるのは「国民の意識としては大いに違和感を抱く」と指摘した。
また、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する民法の制度について、「逃げ得を許すもの」と批判。被害者への損害賠償が確実に行われるよう、国が立て替えた上で加害者から資金を回収する代執行制度の確立を求めた。
国への要望には他に、性別や年齢幅などを表すDNA情報の活用や、命の大切さを学ぶ教育の充実などを盛り込んだ。

すし弁当食べ25人食中毒 徳島、ノロウイルス検出

徳島県は7日、徳島市のすし店で調理された「にぎり寿司弁当」や「ちらし寿司弁当」を食べた45人のうち25人が嘔吐や下痢の症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。症状があった9人と、すし店の調理従事者1人からノロウイルスを検出した。いずれも入院した人はおらず、回復傾向にあるという。
県によると5日午後、県の保健所に「3日の研修会で配布された弁当を食べた複数人が体調不良になっている」と連絡があった。県はすし店を12日まで6日間の営業停止処分とした。

「賠償、最後の機会」 全国弁連、旧統一教会の全被害者救済呼びかけ

解散命令を受けた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による被害の救済に長年取り組んできた全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が7日、東京都内で集会を開き、教団の清算手続きで「全ての被害者」が救済されるよう求める声明を出した。全国弁連として「これまでの資料や知見、経験の提供を一切惜しまない」といい、清算人に協働を呼びかけている。
東京高裁の解散命令は、教団が40年以上にわたって不当な献金被害をもたらしてきたと認定しており、被害者は膨大な数が見込まれる。声明では信者2、3世も含めて全被害者が「声を上げられる」よう訴え、教団の後継団体による新たな被害を防ぐ立法措置も求めた。
「教団からの賠償、最後の機会」
東京高裁による解散命令は4日に決定し、清算人に選ばれた伊藤尚弁護士(第一東京弁護士会)による清算手続きが始まった。
声明はこの清算手続きが「旧統一教会から賠償を受けられる最後の機会になる」可能性を指摘。まだ教団による献金被害や精神的な苦痛を申し出ていない信者や元信者に対して、法テラスや全国弁連に相談するよう呼びかけた。
訴え出やすくするために、被害を訴える元信者らが中傷にさらされない措置を要望。集会で、紀藤正樹弁護士は「中傷やスラップ訴訟(どう喝訴訟)を受けない、被害申告をしやすい環境が必要だ。清算人は教団や現役信者らに、そうしたことをしないよう呼びかけてほしい」と述べた。
教団の後継団体、取り締まれない?
今後も教団による組織的な活動は続くとみられている。
複数の教団関係者によると、教団は後継団体を設立し、宗教法人格を失っても信者らの信仰・布教を続ける見込みだ。ある教団職員は「教会施設も賃貸契約を結び直すなどして変わらずに使いたい」と話す。
全国弁連は、こうした活動で新たな被害が生じることを懸念。2022年には悪質な寄付勧誘を禁じる不当寄付勧誘防止法が成立したが、声明は「原則として法人を規制するため、宗教法人でなくなった教団の後継団体は取り締まれない」と指摘し、見直しを求めた。
「過去の被害、清算人が調査を」
清算手続きでは清算人が今後、教団への賠償や返金などを求める「債権申し出」を募る予定だ。期間は5月の連休明けから「1年間」を見込んでいるが、信仰心につけ込まれた被害に気付くまで、年単位の時間を要する信者も多いとみられる。
清算人に対し、紀藤弁護士は集会で「まず信者名簿を基に、過去に誰がいつ、いくら献金をしたのかの実態を調べるべきだ」と主張。阿部克臣弁護士は「清算手続きの本質は、債権や債務の処理ではなく被害者救済にある。行政や立法への働きかけも含め、被害者に徹底的に寄り添う姿勢をお願いしたい」と呼びかけた。【春増翔太、宮城裕也】

長射程ミサイル、8日深夜にも熊本県の陸自駐屯地に搬入へ

他国の基地などを攻撃する「反撃能力」の行使を可能にする長射程ミサイルの初めての配備に向け、陸上自衛隊が早ければ8日深夜にも、発射装置などを熊本県の健軍駐屯地に搬入する見通しであることが関係者への取材でわかりました。
健軍駐屯地に配備されるのは、射程およそ1000キロの国産ミサイル、「12式地対艦誘導弾能力向上型」です。
複数の関係者によりますと、7日、開発実験が行われていた静岡県の富士駐屯地から熊本市の健軍駐屯地に向けて搬出されたということです。
政府は、2022年に策定した安全保障関連の3文書で、反撃能力の保有を明記していて、健軍駐屯地へは今月下旬に配備を完了するとしています。

殺人未遂容疑で男再逮捕へ=道頓堀少年3人死傷―大阪府警

大阪・ミナミの繁華街、道頓堀で17歳の少年3人が刺され、1人が死亡した事件で、大阪府警捜査1課は6日にも、負傷した2人に対する殺人未遂容疑で、無職岩崎龍我容疑者(21)を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、岩崎容疑者は先月14日午後11時55分ごろ、大阪市中央区心斎橋筋のビル1階エントランスで、少年2人の上半身を刃物で刺し、殺害しようとした疑いが持たれている。
1人は一時意識不明だったがその後回復し、今月初めに退院。もう1人も重傷を負ったが退院したという。 [時事通信社]

生後1カ月の娘を殺害した疑い 21歳の両親を逮捕 読谷村

昨年5月に生後約1カ月の娘を殺害したとして、県警は5日、両親のアルバイトの容疑者の男(21)と介護助手の容疑者の女(21)=いずれも読谷村=を殺人容疑で逮捕した。県警は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。
県警によると昨年5月4日午後5時ごろから翌5日午後3時ごろまでの間、当時住んでいた読谷村高志保のアパートの一室で、何らかの方法で娘の頭に強い衝撃を与えるなどして殺害した疑いがある。
容疑者の男が同日午後3時過ぎに119番通報。娘は心肺停止状態で病院に救急搬送され、その後死亡が確認された。県警によると、昼ごろには亡くなっていたとみられる。死因は外傷性脳障害。頭部以外にも、体に複数の皮下出血があったという。
県警は同日午後5時20分ごろ、病院から「搬送された女児の死亡を確認した」と110番通報を受けた。遺体の状況から事件性があると判断し5月7日、嘉手納署に知念克幸刑事部長を本部長とする74人態勢の特別捜査本部を立ち上げた。医師など複数の専門家から意見を聴いたという。
複数の皮下出血が確認されていることから、県警は日常的な虐待行為がなかったどうかも含めて調べている。

「落ちろ」「死ねや」【旭川女子高生転落殺人】SNSトラブルから凄惨な事件に 内田梨瑚被告(23)は殺意を否認も「梨瑚さんが押した」と共犯者の証言

2024年、北海道旭川市で当時17歳の女子高校生を橋から川に落とし殺害したとして、殺人などの罪で起訴されている内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判が、5月25日に初公判を迎えます。
事件のきっかけは、被告がラーメンを食べる画像を被害者の女子高生が無断でSNSに使用したことでした。内田被告は殺意を否認していますが、すでに実刑判決を受けている共犯者は「梨瑚さんが押した」と証言していて、双方の主張が食い違っている中、裁判の行方が注目されます。
「どう落とし前つけんの?」SNSトラブルから残忍な犯行へ
内田梨瑚被告は、殺人、不同意わいせつ致死、監禁の罪で起訴されています。
起訴状などによりますと、内田被告は2024年4月、当時19歳の女(すでに懲役23年の実刑判決で服役中)らと共謀し、留萌市に住む当時17歳の女子高生を軽乗用車に乗せ、旭川市まで約4時間にわたり監禁しました。
事件のきっかけは、内田被告がラーメンを食べている画像を、女子高生が無断でSNSに使用したことでした。これに因縁をつけた内田被告は「どう落とし前つけんの?誰に喧嘩売ってんの?」などと脅し、女子高生は解決金として電子マネーで10万円を払うことを提示しました。
しかし、送金がうまくいかなかったことから、内田被告らは殺害の前日に留萌市の道の駅を訪れ、初めて女子高生と会ったとみられています。
車で連れ回す途中、立ち寄った旭川市のコンビニエンスストアなどでは、女子高生に馬乗りになって顔を殴るなどの暴行を加え、抗えない精神状態に追い込みました。さらに、旭川市郊外の景勝地、神居古潭にある神居大橋の付近で、着衣を脱ぐよう命令。土下座で謝罪させ、その様子をスマートフォンで撮影しました。
そして、橋の欄干に座らせると「落ちろ」「死ねや」などと言い放ち、約10メートル下の石狩川に落として殺害した罪に問われています。女子高生は5月下旬、下流で遺体となって発見され、死因は溺死でした。
食い違う供述、最大の争点は「殺意」と実行行為
内田被告の代理人弁護士によると、被告は殺意と実行行為について否認しています。弁護側は監禁と不同意わいせつについては争わないとしていますが、殺人と、不同意わいせつと死の因果関係については争う方針です。
捜査関係者によると、内田被告は当時の取り調べに対し「橋から落ちたかどうかは知らない。置いてきただけだ」という旨の供述をしていました。
しかし、共犯としてすでに懲役23年の判決が確定している受刑者の女(当時19)は、「梨瑚さん(内田被告)が押した。私は押していない」と自身の裁判で証言。
この受刑者の女は、内田被告の裁判でも証人として出廷する予定で、殺人の実行行為性を示すうえで重要なポイントになるとみられています。
拘置所での内省と「受け取られなかった謝罪文」
弁護士によると、最近の内田梨瑚被告の様子について、「調べが続いているころは、警察や検事と闘っているみたいところもあったので表情も硬かったが、調べが終わって拘置所に行って、自分の時間が持てるようになったら表情も変わってきた」と話しています。
被害者家族への謝罪文を書き上げたそうですが、被害者側は受け取りを拒否したということです。
内田被告の裁判員裁判は5月25日に初公判を迎え、判決は6月22日に言い渡されます。

救急車が脱輪し搬送18分遅れ、妊婦は流産…病院は「因果関係ない」とする一方で消防本部が謝罪

群馬県太田市消防本部は5日、妊娠していた同市の20歳代女性を搬送中の救急車が脱輪し、搬送が18分遅れたと発表した。女性は流産した。病院は搬送の遅れと因果関係はないとしているが、消防本部は女性と家族に謝罪した。
発表によると、4日午前4時55分頃、同市浜町のコンビニ店駐車場にいた男性から「妻が妊娠21週で下腹部痛」と119番があった。駆けつけた救急車が女性のかかりつけの栃木県佐野市の病院に向かったが、対応が困難だったため、同県下野市の自治医科大学付属病院に行き先を変えた。
しかし同7時5分頃、同市上台の幅5メートルの農道で、対向のトラックとすれ違う際に脱輪。応援要請された現地の救急隊が18分遅れで同病院に搬送した。
農道の走行は、カーナビの表示に従ったという。

《“ファーコート姿”で法廷を後に》「店長が好きだった」「私も過呼吸になるほどビンタされ…」田野和彩被告が告白した“鬼畜店長”とのいびつな関係 裁判長は「どうして別れなかった?」

「店長が好きだったのもあるし……Xさんの様子をみていたら、『夜の世界では(立ちんぼは)あり得ることなのかな』と思っていました」──3月4日に東京地裁で行われた公判で田野和彩被告(21)は、やや言葉を詰まらせながらこう言った。
被告人質問で明らかになったのは、共犯とされている元交際相手の鈴木麻央耶容疑者(逮捕当時39)と被告の異常な関係性と、暴力が横行する日々の様子だった──。【前後編の後編。前編から読む】
初公判の冒頭陳述などによれば、田野被告は愛媛県出身で大学進学を機に上京。2023年4月ごろから、鈴木容疑者が切り盛りする”昼ガールズバー”で勤務するようになった。通っていた大学は、入店後に退学したという。
同年から被告と鈴木容疑者は交際関係に。もともとは他の従業員らと同じく、接客や客引きをしているだけだったが、入店の翌年にはマネージャーに昇格し、公私とも鈴木容疑者の”パートナー”になった。これまで、被害者に対し立ちんぼを強要した鈴木容疑者に同行し、新宿・大久保公園へ”監視”に訪れていたこともわかっている。
公判の場面に戻ろう。まず、田野被告は被告人質問の冒頭で、弁護人の問いに対しこう述べた。
共犯の元店長から自身も暴力を振るわれ…
「マネージャーをしていたのにもかかわらず店長を止めることもできず、Xさん(被害者)には精神的にも肉体的にも辛い思いをさせて申し訳ないと思っています」
売春の指示については「自らしたことはない」とし、鈴木容疑者がほぼ毎日、X氏の立ちんぼの様子を現地で”監視”していたのに対して、自身は「(確認に行ったのは)10回程度」だったという。また被害者のXさんはカード型のGPSを持たされ位置情報を共有されていたが、これに関しても主体性はなかった旨の証言を繰り返した。
続いて、鈴木容疑者がXさんに日常的に行なっていた暴力行為について質問があった。
「(暴力を)止めたことはありませんでした。私自身も店長から叱られたり、暴力を受けたりしたことがあって、怒ると何も言うことを聞いてくれない感じだった。蹴られたり、過呼吸になるくらいビンタを受けたことがあります」
過去に取材したバーの関係者らも、「(鈴木容疑者)はキレると手がつけられない」「客ともよく揉めていた」と答えている。鈴木はこの暴力の矛先を、交際相手かつ仕事上は”右腕”だった田野被告にも向けていたのだ。
被告はさらに反省の弁も述べた。