今日16日(土)の関東は大気の状態が不安定で、雨雲は発生しやすくなっています。東京都心でも午前中から局地的に雨雲が発達し、雨が降り出してきました。
午後にかけても雨雲の急発達に注意
関東付近はシアーライン(風の流れが変化する境界線)が形成されていて、雨雲の発生しやすい状況になっています。関東南部では9時過ぎから所々で雨雲が発達し、東京都心でも一部で雨が降り出してきました。
雨雲の一つ一つは小さいため雨の範囲は狭いもののザーザー降りで、傘がないとしのげない強さです。
午後にかけても雨雲の発生しやすい状態は継続する見込みで、今は日差しが見えている所で急に雨雲が発達してもおかしくありません。局地的には雷を伴った強い雨の降る可能性がありますので、お出かけの際は折りたたみの傘など雨具が必須です。
お盆休みを利用しての外出時は空の変化に注意をしてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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新しい民主主義か? 馴れ合い民主主義か?
ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム「報道部畑中デスクの独り言」(第431回)
「せいけん」……、わが社の報道にある岩波書店発行の「広辞苑第六版」には「生検」から「請見」まで13の言葉が出てきます。その中で政権とは「政治を行う権力。政治権力。国の統治機関を動かす権力。『政府』とほぼ同義にも用いる」とあります。
いまは静かな永田町、秋になれば俄然動き出す
参議院選挙からまもなく1か月、衆議院に続いて、参議院でも少数与党となった政治状況の中、連立政権の枠組みが変わるのかどうか注目されています、自民党では両院議員総会で党総裁である石破茂首相が改めて続投を表明する一方、出席議員からは首相の早期退陣や総裁選の前倒しを求める声が相次ぎました。結局、党則に従い、総裁選を前倒しするかどうかを総裁選挙管理委員会に一任することになりました。
一方、野党はいずれも連立政権参画には否定的な考えです。先日、新しい執行部体制となった日本維新の会では、党内に連立容認論もくすぶる中、藤田文武共同代表が「石破政権とはあり得ない。安易な連立をすると党の存在価値がなくなる」と述べています。
政界はつかの間の「凪」の状態ですが、9月に入ると政界は大きく動き出す可能性があります。
ここで自民党の本質について考えてみます。国民政党、保守政党、現行憲法の自主的改正を党是とする……、「自称」も含めて自民党を形容する際に使われるフレーズですが、私はそのどれもが本質には当てはまらないと思います。では何か。いみじくも党のホームページ冒頭にこのように書かれていました。
「この国を動かす責任がある」
言い換えれば「政権に対する執念」です。政権を握り続けることが党の求心力の源泉であり、そのためには何でもするということです。誤解を恐れずに言えば、政権維持がどんな政策や理念にも優先されるのです。
1955年の保守合同以降、自民党は国政選挙で何度も過半数割れに見舞われました。しかし、その都度、統一会派や連立を組むことで政権を維持してきました。古くは新自由クラブ、社会党、新党さきがけ、自由党、保守党など。特に思想信条に大きな違いがある社会党と手を組んだことは当時、大きな衝撃を与えました。
しかし、これら政権に参画した政党はいざ一翼を担うと、次第に埋没して存在感を失い、解党や所属議員が自民党に合流する歴史を繰り返してきました。一方、自民党は政権を明け渡した時期もありましたが、ほどなく奪還します。現在も公明党との連立政権を続けています。政権に対する強い執念の賜物と言えましょう。
「いまはバラバラだけど、政権を取ったらまとまる。それまでの我慢だ」
以前聞いた旧民主党有力議員の秘書の一言です。この議員はすでに政界を引退していますが、かつて自民党に所属していました。秘書のつぶやきはそれを念頭にしたものと思われますが、実際には民主党は政権を奪取してもまとまることなく、約3年で瓦解しました。
こうして見ると、自民党と野党の違いは「政権に対する執念」、その一点と言えます。「政権奪還」と啖呵を切る政党もありますが、なり切れない背景にはもちろん「数」の問題もありますが、政権への執念より優先する何かがあるのだと思えてなりません。それとも、野党にとって政権は「魔物」なのか……。
「いまの状況は、与野党双方にとって居心地のいい状態なのではないか?」
最近、取材先でこんな声をよく聞きます。与党は衆参両院で過半数割れという、これまで経験したことのない状況にはあるものの、非自民の連立政権ができない限りは、自民党中心の政権であることに変わりはありません。所属議員にとっては、政権を握っている限りは党にいた方が安泰、政権を手放してまで党を割る必要はないということになります。
一方、野党は交渉次第で自らの掲げる政策を実現できる素地ができました。しかし、野党でいる限り、政権という重い「責任」が生じることはないわけです。ハング・パーラメント(宙づり国会)、パーシャル(部分)連合という言葉が躍りますが、奇妙な安定がそこにはあります。
以前の小欄でもお伝えした各党トップの発言を改めて振り返ります。
「新しい時代に入った。熟議と公開の時代に入ってきた」(立憲民主党・野田佳彦代表)
「ある意味でこういう状況は、民主主義にとって望ましいことかもしれない。より議論が精緻になるということ」(石破首相)
「与党は“寛容と忍耐”、野党は“責任と提案”。国益にかなう国会を作り上げていこうという意識が両者に新たに課せられた義務」(国民民主党・玉木雄一郎代表)
政権は大きな権力ではありますが、同時に応分の責任も伴います。三権分立の中で国会はもちろん、行政府として官僚を束ね、時には司法とも対峙する立場を担います。一方で、権力の分散は決して悪いこととは言えないものの、時に責任の所在をあいまいにします。
「スピードのある決定が鈍ることは想定しておかなくてはいけない」
参院選の結果を受けた経団連の筒井義信会長の発言です。まさに「決められない政治」につながる懸念です。また、様々な政策に手を広げることで財政の悪化を危惧する声も経済界から聞かれます。様々な組織に当てはまることですが、こうした組織は運用を誤れば内外の信頼を失います。まして国であれば、大きく国益を損なうことになりかねません。
1人1人の議員は必死に活動しています。しかし、それが塊になるとどうなるか……。「新しい民主主義」として歴史をつくっていくのか、「馴れ合い民主主義」に陥るのか…いまの政治状況はその分水嶺の上にあると言ってもいいでしょう。投票によってそのような政治状況をつくり出した私たち有権者も、その動きを注視する責任を負っています。
(了)
Uターンラッシュピーク 「のぞみ」最終便までほぼ満席 広島
お盆をふるさとなどで過ごした人たちのUターンラッシュが16日、ピークを迎えました。
JR広島駅の新幹線ホームは、大きな荷物を手にした人や家族連れなどで混み合いました。
■家族で帰省(埼玉と名古屋へ帰る)
「1年に1回いとこ全員で親戚で集まって、子供たちも久々の再会で」
「塗り絵とかすいか割りとか流しそうめんとか野球とかした。楽しかった」
■青森へ帰る
「単身赴任中なのでお盆休みで帰ってきた。月曜日から仕事頑張れるかなと思う」
JR西日本によると上りの混雑は16日がピークで「さくら」と「みずほ」はすでに満席。
「のぞみ」も最終便までほぼ満席だということです。
【2025年8月16日放送】
「火と煙がすごい 早く来て」工務店で火事 1人死亡 火元の工務店全焼 周辺住宅7棟・乗用車3台に燃え移り 千葉・流山市
きょう未明、千葉県流山市の工務店で火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
きょう午前0時すぎ、流山市前ケ崎の住宅街で「火と煙がすごい。早く来て」と110番通報がありました。
警察によりますと、木造2階建ての工務店から火が出て、およそ6時間後にほぼ消し止められましたが、火元の工務店が全焼したほか、周辺の住宅7棟と乗用車3台に燃え移ったということです。
近隣住民 「パーンって、そちらの家の方でパーンって、結構爆発音もしたわけで。火の手が結構上に上に上がって」
工務店の風呂場付近から1人の遺体が見つかったということで、警察は身元の確認を急ぐとともに、出火原因を調べています。
福岡市東区の砂浜で見つかった体の大部分が砂に覆われた女性遺体 26歳アルバイトの女性と判明 自殺か
14日午後、福岡市東区の砂浜で見つかった体の大部分が砂に覆われた女性の遺体の身元について、警察は福岡県志免町に住む26歳のアルバイトの女性であることを明らかにしました。
女性の遺体は14日午後0時半ごろ、福岡市東区西戸崎の砂浜で上半身の一部以外砂に覆われた状態で見つかりました。
女性の遺体に目立った外傷はありませんでした。
身元の特定を進めていた警察は15日、見つかった遺体が福岡県志免町に住む26歳のアルバイトの女性であることを明らかにしました。
警察によりますと、8月10日に女性の親族から行方不明届が出されていたということです。
女性の自宅からは遺書も確認されていて警察は女性が自殺した可能性が高いとみて調べています。
◇悩みを抱える人の相談窓口
厚生労働省は、悩みの相談先として
#いのちSOS(特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク)
電話:0120-061-338
よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)
電話:0120-279-338など
SNSを含めた複数の相談窓口を紹介しています。
26歳男性が襲われ死亡した羅臼岳で駆除したクマのDNA分析へ…観光に影響も「どこでクマが出るかわからない、ちょっと怖い」北海道斜里町
14日北海道知床半島の羅臼岳(標高1661m)で男性がクマに襲われ死亡した事故を受け、夏の観光シーズンを迎えた知床では16日も影響が出ています。
大内孝哉カメラマン 「知床五湖へ通じる道は、きょうも通行止めになっています」
観光名所として知られる知床五湖や知床連山に向かう登山道は、16日も終日閉鎖されています。
・観光客(道の駅うとろ・シリエトク/午前9時ごろ) 「機会があれば行ってみたいと思っていたので、行けないのは残念だな」 「どこでクマが出るかわからないから、ちょっと怖い」
羅臼岳では、14日登山をしていた東京の会社員、曽田圭亮さん26歳がクマに襲われ死亡。
現場付近では、親子のクマあわせて3頭が駆除されました。
北海道立総合研究機構は16日、目撃者から男性が襲われた状況を聞き取るとともに、今後、駆除されたクマを札幌に運んでDNAを分析し、男性を襲った個体かどうか調べることにしています。
「その常習性は深刻である」 4つの商業施設で女性9名計11件の盗撮・盗撮未遂に関与 35歳無職の男【判決詳報】
福岡地裁小倉支部は7月29日、北九州市内4つの商業施設で9人の女性のスカートの内側を盗撮、または盗撮しようとした無職の濱邉真一被告(35)に対し、懲役1年6か月の実刑判決を言い渡した。
濱邉被告は2025年3月から4月のわずか1か月余りの間に盗撮行為を繰り返していた。
8回の盗撮と3回の未遂、手口は巧妙化
判決によると濱邉被告は2025年3月12日から4月23日までの1か月あまりの間に、北九州市内の商業施設4か所で、合計11件の盗撮行為を行った。
このうち8件が既遂、3件が未遂だった。
特に4月23日には、午前11時24分から午後0時5分までの40分間で北九州市小倉南区のサンリブシティ小倉にいた6名の女性に対して8回もの盗撮を繰り返した。
濱邉被告はスマートフォンを動画撮影状態にして女性のスカートの内側に差し入れ、下着を撮影していた。
他にも3月12日には小倉南区のサニーサイドモール小倉、4月13日には八幡東区のイオンモール八幡東、4月16日には小倉南区のダイレックス下曽根店でも同様の手口で盗撮を試みていたが、これらは未遂に終わっていた。
検察側「常習性は顕著、再犯の可能性も高い」
論告求刑公判で、検察側は濱邉被告の犯行態様と常習性について「大胆で手慣れたもので、悪質である」「起訴されているだけでも僅か約1か月の間で被害者9名に対し、延べ11件もの盗撮に及んでいる」「遅くとも2019年頃から盗撮を繰り返してきた」「常習性は顕著である上、その性癖は根深く、規範意識は著しく鈍麻しており、再犯の可能性も高い」と主張した。
また被害者の心情についても、「被害者Aは、盗撮動画を見た際、思わず泣いてしまうほどのショックを受け、被害者Bは、被害後、気持ちが悪くて外を出歩くことができないと思うほどのショックを受け、被害者Cは、初めての盗撮被害に恐怖心を感じている」と述べた。
そのうえで濱邉被告が被害者に対して慰謝の措置を講じていないことも挙げて懲役2年を求刑した。
弁護側「再犯防止に取り組む意思がある」
弁護側は、濱邉被告が犯行事実を認めていることや、再犯防止プログラムを受講予定であることなどを有利な情状として主張した。
裁判では濱邉被告自身も自身の常習性を重く受け止め、依存症回復施設を頼って問題に対処したいとの意向を示した。
前科歴からも明らかな盗撮の常習性
判決で福岡地裁小倉支部(三芳純平裁判官)は「商業施設において、スカート姿の女性を狙って下方から下着を撮影するという犯行方法であり、他人に最も撮影されたくないであろう部位を狙った侵害性の強い犯行である」と濱邉被告の犯行の侵害性の強さを認定。
被害を知った女性たちについては「多大な嫌悪感、不安感を与えている」と指摘した。
また、福岡地裁小倉支部は濱邉被告が2019年と2021年にも同種の盗撮行為により実刑に処せられていた前科があることを重視。
「前刑からの出所後、再犯防止のために母親にスマートフォンを預けていたが、同人が入院したために自身でスマートフォンを管理するようになると盗撮を再開し、第1の犯行に及び、それが警察に発覚してスマートフォンを押収されると、更に新しい機器を購入して第2以降の犯行を繰り返した。その常習性は深刻である」と指摘した。
被告の情状も考慮し、懲役1年6か月判決
そのうえで福岡地裁小倉支部は濱邉被告が自身の常習性を重く受け止め、依存症回復施設を頼って対処したいと述べているなどの情状も考慮。
濱邉被告に懲役1年6か月(求刑:懲役2年)の実刑判決を言い渡した。
未明の路上で後ろから突然、棒状の鈍器で殴られる 33歳男性が頭から出血 殴った人物は逃走 京都・中京区
16日未明、京都市中京区の路上で会社員の男性が突然、何者かに鈍器で頭を殴られました。殴った人物は逃走しています。
16日午前3時ごろ、京都市中京区の路上で「男性が殴られて倒れている」と警察に通報がありました。
警察によりますと会社員の男性(33)が帰宅しようと歩いていたところ、突然、後ろから棒状の鈍器で頭などを殴られたということです。
頭から出血しましたが、命に別状はありません。
殴った人物は逃走しています。
目撃者によりますと、逃げた人物は白いっぽいTシャツにベージュっぽいハーフパンツ、半キャップ型ヘルメットをかぶっていたということです。
警察は、傷害事件として逃げた人物の行方を追っています。
埼玉県、静岡県で1時間に約110mmの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
埼玉県や静岡県で局地的に雨が強まっています。
埼玉県川口市付近では14時10分までの1時間に約110mm、静岡県浜松市北部平野部付近では14時20分までの1時間に約120mmの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。
関東や東海では夕方にかけて、大雨による低地の浸水や土砂災害等に警戒してください。
気象庁が記録的短時間大雨情報を発表
▼埼玉県で猛烈な雨
14時10分までの1時間に、
川口市付近で約110mm(解析雨量)
▼静岡県で猛烈な雨
14時20分までの1時間に、
浜松市北部平野部付近で約120mm(解析雨量)
関東から東海にはシアーライン(風の流れが変化する境界線)が形成され、その周辺で雨雲が発生しやすくなっています。気温の上昇もあって局地的に雨雲が発達して猛烈な雨となりました。夕方にかけて同じような地域で雨が強まりやすく、道路冠水や河川の増水、低い土地の浸水などに警戒が必要です。
記録的短時間大雨情報とは
その場所で数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析をしたときに、気象庁が発表するものです。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決められています。
この情報が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。地元自治体の発表する避難に関する情報に留意し、早めの避難を心がけてください。
川や湖の水難事故「午後1~4時台」に多発、昼食後の気の緩み原因か…「必ずライフジャケット着用を」
全国各地の川や湖で相次ぐ水難事故は、午後1~4時台の明るい時間帯に多発していることが、水辺での事故などを調査する公益財団法人・河川財団の分析でわかった。昼食後の気の緩みや疲れなどが原因とみられ、専門家はライフジャケット着用の徹底を呼びかけている。
水難事故の要因は様々で、子どもから高齢者まで年齢に関係なく起きている。
河川財団は、2003年から24年に報道された川や湖などでの水難事故3920件を分析。その結果、午後1時~4時台には300件を超え、3時台の441件がピークだった。
事故に遭う状況では、川遊びなど水の中での活動中が約6割を占めていたが、川の近くでボール遊びなどをしていたり、橋から転落したりしたケースも約3割あり、水辺は常に危険と隣り合わせであることが示された。
菅原一成上席研究員は「昼食後は気が緩みがちになり、朝から活動すると疲れも出てくるため、事故が起きやすい。必ずライフジャケットを着用すべきだ」と指摘。飲酒後の事故もあるという。
今年も川や海などで事故が相次いでいる。日本財団などが、報道された水難事故を分析したところ、事故に遭った人は7月1日~8月11日に188人に上り、うち118人が亡くなっている。警察庁の統計では、昨年水難事故に遭った人は過去10年で最多の1753人(死者・行方不明者816人)だった。
夏休みに目立つ子供の事故
夏休み期間中は子どもの水難事故が目立つ。今年7月には、和歌山県紀の川市で川遊び中の男子中学生が溺れて亡くなった。
子どもの事故防止に取り組むNPO法人「セーフキッズジャパン」顧問で小児科医の山中龍宏さんは「20分水遊びをしたら10分休むようにし、付き添いの大人は子どもの機嫌が悪い、足取りが重い、など疲れのサインに注意して」と話す。
事故防止の啓発に取り組むNPO法人「アクアキッズセーフティープロジェクト」のすがわらえみ代表は、事前の備えと対策の重要性を強調。具体的には〈1〉ライフジャケットや、かかとが外れない靴を着用する〈2〉子どもは1人で遊ばせない〈3〉物が流されても追いかけない――などを挙げる。
また、救助に向かった人が犠牲になるケースが後を絶たないことから「溺れた人がいても飛び込まずに119番、海なら118番に通報して」と呼びかける。
小学生の時に川で溺れた経験がある京都市の自営業小松瑶子さん(36)は運良く父親に助けられたが、ライフジャケットは着ていなかった。小松さんは「泳ぎは得意だったのに、何もできず足がつかない所まで流された」と振り返り、事前準備や保護者の付き添いの大切さを訴えた。