東京・葛飾区で上智大学の女子大学生が殺害され、自宅が放火された事件は未解決のまま、まもなく30年を迎えます。警視庁はきょう(3日)、不審な人物の3D画像を公開するなどして情報提供を呼びかけました。
この事件は1996年9月9日、葛飾区・柴又の住宅で、当時、上智大学の4年生だった小林順子さん(21)が殺害され、住宅が放火されたものです。
この事件では、1階で見つかったマッチ箱からA型の血液が検出され、DNA型から男性のものとわかっています。また、2階で小林さんの遺体にかけられていた布団からは血痕が見つかり、マッチ箱と同じDNA型が検出されています。
警視庁はこれまでに捜査員、のべ12万2520人を投入し容疑者の行方を追っていますが、逮捕には至っておらず、まもなく30年が経とうとしています。
こうしたなか、警視庁はきょう、現場付近で目撃された「不自然に大きなコート」を着た不審な人物の3D画像を初めて制作し公開したうえ、情報提供を呼びかけました。
警視庁の畑孝博捜査1課長は「どんな些細なことでもいいので情報提供をお願いしたい」としています。
「news」カテゴリーアーカイブ
<独自>山口組対絆会の「特定抗争指定」解除へ 兵庫県公安委
国内最大の指定暴力団山口組(神戸市)と指定暴力団絆会(大阪府寝屋川市)について、兵庫県など複数の公安委員会が特定抗争指定暴力団の指定を見送る方針を固めたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。山口組の特定抗争指定暴力団の指定は、令和2年1月に初めて指定された神戸山口組(兵庫県稲美町)との間のみとなる見込みで、今後、各公安委が判断する。
特定抗争指定暴力団の指定を巡っては、山口組は神戸山口組との間での指定後、4年12月に池田組(岡山市)、6年6月に絆会との間でも指定された。このうち池田組とは、今年8月に各府県の公安委が指定延長を見送ることを決定した。
捜査関係者によると、近年山口組と絆会との間で抗争事件が起きていないことや、両団体の勢力差などを踏まえ、指定解除の方針を固めたとみられる。
特定抗争指定暴力団は暴力団対策法に基づき、各都道府県の公安委が対立抗争を続ける指定暴力団を指定。事務所への立ち入り禁止など、組の活動を厳しく制限する。
【速報】連続コンビニ強盗事件 容疑者の男(35)を9年越しに逮捕 2017年に枚方市で発生 大阪府警
大阪府警は3日、2017年に大阪府枚方市で連続発生したコンビニ強盗事件について、東大阪市に住む無職の35歳の男を逮捕したと発表しました。
強盗の容疑で逮捕されたのは、大阪府東大阪市の無職・岩田大介容疑者(35)です。
岩田容疑者は2017年7月、大阪府枚方市のコンビニエンスストア3軒に刃物を持って押し入り、店員に「金を出せ」などと脅し、計約20万円を奪って逃げた疑いが持たれています。その後、2017年8月に、京都市伏見区でもコンビニ強盗が連続で発生し、大阪府警と京都府警は、同一人物の犯行とみて、防犯カメラの映像を公開し、共同で捜査していました。
岩田容疑者は調べに対し、「平成29年7月24日の深夜に枚方市のコンビニ3店舗に対して、連続でコンビニ強盗したことに間違いありません」と容疑を認めていて、警察は、京都市の事件との関連も調べています。
熊本地震死因、6割が圧死と窒息 イオン爆発と煙突倒壊除く
熊本地震の死者のうち、イオンモール熊本(熊本県嘉島町)の爆発事故による7人と、日本製紙八代工場(同県八代市)の煙突倒壊事故による9人を除いた20人の死因を県の発表に基づき分析したところ「圧死」や「圧迫による窒息」が6割(12人)を占めることが3日、分かった。県は死亡の詳しい経緯までは公表しておらず、共同通信は親族や近隣住民に取材。12人のうち少なくとも10人が倒壊した住宅の下敷きになって死亡したとみられることが判明した。
国は、耐震性が不十分な住宅を2035年までに「おおむね解消する」との目標を掲げる。自治体も補助制度を設けて住宅所有者に耐震化を促しているが、住民側の負担はなお大きく、全国的な課題となっている。
県によると、地震による死者は災害関連死疑いの2人を含め計38人。直接死の36人からイオンと日本製紙の計16人を除いた20人の死因のうち、最多は8人の「体幹部圧迫による窒息」だった。「圧死」や「頸部圧迫による窒息」が続いた。
ノーベル化学賞の白川英樹さん死去 90歳 電気通すプラスチック
電気を通すプラスチックの発見と開発で2000年にノーベル化学賞を受賞した筑波大名誉教授の白川英樹(しらかわ・ひでき)さんが8月24日、横浜市内の病院で死去した。90歳。葬儀は家族で営んだ。1週間ほど前に入院していたという。
1936年、東京生まれ。父が陸軍軍医で、少年時代は台湾や旧満州(現中国東北部)などで過ごし、44年に戦禍を避けるため岐阜県高山市に転居した。61年、東京工業大理工学部を卒業。66年に工学博士を取得し、79年まで同大助手を務めた。助手時代に取り組んだのが、ノーベル賞の受賞理由となったプラスチック「ポリアセチレン」の合成だった。
ポリアセチレンは当時、粉末でしか存在しなかった。留学生にポリアセチレンの実験の指導をしていた時、留学生が誤って、化学反応を速めたり遅らせたりする触媒を1000倍も多く入れてしまった。
出来上がったポリアセチレンは粉末ではなく、金属の光沢を放つフィルム状で、容器に張り付いていた。プラスチックは電気を通さない絶縁体と考えられていたが、金属のように「電気を通すのでは」と直感した。失敗から画期的な業績が生まれた瞬間だった。
この成果に、一緒にノーベル賞を受賞した当時、米ペンシルベニア大教授だったアラン・マクダイアミッド氏が注目。米国に招かれ、マクダイアミッド氏ら3人で共同研究を始め、76年11月に高い導電性を持ったプラスチックの開発にこぎつけた。
金属に比べ加工しやすく軽いという特徴から、テレビやコンピューターなどに不可欠な電解コンデンサーに利用されている。リチウムイオン電池やATM(現金自動受払機)のタッチパネルなどにも使われ、現代の生活に広く浸透している。導電性プラスチックを応用したインクを使い、プリンターで印刷して集積回路や配線を作る技術も開発されている。
79年、筑波大で助教授に就任。82年に教授になった。ノーベル賞を受けた00年に定年退官した。
83年高分子学会賞受賞。00年には文化勲章を受章し、文化功労者にも選ばれた。シドニー・オリンピックの女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さんとは、白川さんの祖父と高橋さんの大祖母が兄妹という親戚関係にある。
近畿から東海で局地的に激しい雨 道路冠水や低い土地の浸水に警戒
秋雨前線の南下によって近畿から東海で雨が強まってきました。帰宅時間帯と激しい雨のタイミングが重なる所がありますので、道路冠水などに警戒をしてください。
雨のピークを避けて移動を
秋雨前線が南下し、雨の範囲が太平洋側へと移ってきました。近畿から東海では前線の南側に形成されているシアーライン(風の流れが変化する境界線)付近で雨雲が発達し、局地的に激しい雨が降っています。
大阪府河内長野市では16時20分までの10分間で12.5mmを観測。1時間換算すると70mmに達するような非常に激しい雨です。活発な雨雲の帯は大阪府から奈良県、三重県を通り愛知県まで達しています。
この周辺では18~19時頃にかけて局地的に激しい雨が降り、道路冠水や都市河川の増水などのおそれがあります。帰宅時間帯と雨のピークが重なる所がありますので、雨雲レーダーなどで状況を確認し、移動時間をずらすなどの対応を行うのが良さそうです。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
国宝・彦根城が世界文化遺産の国内推薦候補に正式決定 30年越しの悲願…2028年夏の登録目指す
きょう(3日)、文化庁で開かれた、世界文化遺産への推薦候補を話し合う「文化審議会」で、 滋賀県彦根市の国宝・彦根城が、世界文化遺産の国内候補として推薦されることが正式に決まりました。
国宝・彦根城は、江戸時代の政治の仕組みを示す歴史的価値のある建造物が残っているとして、1992年にユネスコの「世界遺産暫定リスト」に登録されて以降、 滋賀県と彦根市が、30年以上にわたりアピールを続けていました。
2024年には、技術的・専門的な見地から、世界遺産へ推薦するのにふさわしいかを事前に評価する「イコモス」が、“登録の可能性がある”と評価していました。
今後は、文化庁からユネスコに推薦書が提出され、 2028年夏の登録を目指すということで、登録されれば、国内では今年7月に登録された 奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」 に続き、28件目となります。
【続報】日本製紙八代工場で火事「撤去中の煙突から炎。黒煙が南に」熊本地震で煙突倒壊し9人死亡
3日夕方、八代市の日本製紙八代工場で火事がありました。
(楠本智章カメラマン)
「撤去作業中の煙突から炎が出ています」
消防によりますと午後5時54分、日本製紙八代工場の従業員から「解体作業中に出火した」と119番通報がありました。現時点でけが人の情報は入っていません。
7月28日の熊本地震で、工場では高さ80メートルの煙突が倒壊するなどし、従業員ら9人が亡くなりました。8月下旬から、被害を受けた3本の煙突のうち倒壊していない高さ110メートルの煙突について、折れた先端部分の撤去作業を行っていました。
取材しているカメラマンによりますと、周辺は北からの風が吹いて黒煙が南に流れているということです。午後6時40分の時点で消防による消火活動が続けられています。
※消防情報 午後9時27分鎮圧
「麻布十番納涼まつり」116人が体調不良うち78人がサルモネラ菌による食中毒 港区が「冷やしカニラーメン」提供の割烹に1週間の営業停止命令
東京・港区で先月行われた「麻布十番納涼まつり」で販売された「冷やしカニラーメン」を食べた複数の人が体調不良を訴えていた問題で、港区は3日、サルモネラ菌による集団食中毒と断定しました。
この問題は、先月22日と23日に開催された「麻布十番納涼まつり」で、「割烹こめを」が調理した「冷やしカニラーメン」を食べた116人が体調不良となったものです。
116人のうち、これまでに78人が下痢や腹痛、発熱など食中毒の症状を訴え、1歳児を含む3人が一時、入院しましたが、港区が検査したところ、こうした人たちの中の複数人と店の従業員の便からサルモネラ菌が検出されたということです。
港区は78人について、集団食中毒と断定、3日から「割烹こめを」を7日間の営業停止処分にしました。
港区は「調理の際は、食品の中心部まで火が通るように十分に加熱すること」と呼びかけています。
【解説】“高市人事”焦点は総裁選ライバルの処遇 首相に近い議員「ある意味全員を敵だと思っている」
内閣改造・自民党役員人事で高市首相は、「政権の骨格」とも言える自民党の鈴木幹事長、麻生副総裁、木原官房長官を続投させる方針を固めました。日本テレビ政治部・矢岡亮一郎官邸キャップが解説します。
――「政権の骨格」は維持…次の焦点は?
来年の自民党総裁選挙に向けたライバルの処遇です。
まず、小泉防衛大臣です。ある政権幹部は「海外の閣僚との関係構築がうまい」と外交手腕も評価していて、自民党内では「外交の継続性から、代えにくいのでは」との見方が出ています。
また小泉大臣は、核政策について「タブーなく議論」すべきと、閣僚としては少し踏み込んだ発言もしていますが、高市総理大臣に近い議員からは、「総理が表で言えないことを言ってくれている。代える必要はない」との声もあります。
小林政調会長についても政権幹部からは、政策の推進役として、与野党の調整に汗をかいた点を高く評価する声があります。
一方でこの政権幹部は、「小林政調会長が以前、高市陣営から出ていったことは、今でも影響しているのではないか」とも指摘しています。
実は小林政調会長は、かつて自身が総裁選に出る前、2021年の総裁選では、高市陣営の推薦人でした。
そこから一転、総裁の座を争う立場に転じたことが引っかかっているというわけです。小林政調会長に近い議員からは、「まだ若くてチャンスがある。次の総裁選は見送ってもいい」との声もあります。
つまり、今回は要職に留まり、次の総裁選では高市総理を支援し、「保守の後継者」の立ち位置を確立するのが得策だというわけです。
――林総務大臣は?
林総務大臣はこの4人の中で、高市総理と政策的に最も距離があります。
前回の人事では総裁選での敗因のひとつだった全国の党員票を伸ばすために、地方視察が多い総務大臣ポストを希望した経緯があります。
林大臣は1日に外国特派員協会で講演し、得意の流暢な英語でこう話しました。
林総務大臣
「地方を訪れて初めて 、気づくことがたくさんありました。今後も続けていきたい」
――続投を希望しているということ?
必ずしもそういう意味ではないようです。
林大臣周辺は、「地方視察は意識して増やしているが、無役になってもできる」として、閣内に留まる必要もない、と話しています。
――今回は初めて維新からも閣僚が出るという情報も
閣内に入ることはほぼ確実視されています。今週、高市総理に気になる動きがありました。
先月31日、高市総理は、総理官邸からほど近い議員宿舎に1時間半ほど滞在しました。秘書官が段ボールを抱えて出てきて、「荷物整理」だと説明していますが、同じ時間帯に、日本維新の会の藤田共同代表や最側近の木原官房長官も滞在したことから、人事をめぐって会談したのか、と一部で憶測を呼びました。
政権幹部の一人は、自民党内で役職希望アンケートを実施したことも踏まえて、維新との接触も「自然なこと」と話しています。
一方で、ある自民党のベテランは「高市総理が心を許せる人はそう多くない」と、別の高市総理に近い議員は「高市総理は、ある意味全員を敵だと思っている」と、人事は総裁選を見据えて警戒心を抱えながらやらざるを得ないと話しています。
政権発足からまもなく1年。新たな体制は、早ければ今月中旬にもスタートする見通しです。
――維新からの入閣は、高市首相と心の距離も近いということを意味?
そうです。それは吉村代表も明言していますし、維新から必ず入閣するという方向です。ただ、誰が入るのか、どのポストなのかが今後の注目点となってきます。