【旭川・女子高校生殺害】有罪確定の受刑者が証言「内田被告が両手で押した。姿が一瞬で消えた」

北海道旭川市で女子高校生を橋から転落させ、殺害したなどの罪に問われている23歳の女の裁判で、すでに有罪判決が確定している受刑者の女が証人として出廷しました。旭川地裁前から中継です。
裁判は午前10時半から予定通り始まりました。証人としてすでに懲役23年の判決が確定している小西優花受刑者が出廷し、「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました」と証言しました。
殺人などの罪に問われているのは内田梨瑚被告(23)です。起訴状などによりますと、内田被告はおととし4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし、殺害したとされています。27日の裁判では、同じ殺人の罪などに問われた小西優花受刑者が長袖のシャツに紺色のズボン姿で出廷しました。
検察側の証人尋問で、小西受刑者は「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました。姿が一瞬で消えました」と女子高校生が転落したときの状況を証言しました。裁判の争点は、殺人の実行行為や殺意があったのか、共犯者との共謀の有無などです。

「国家情報局設置法」参議院本会議で可決・成立 政府のインテリジェンス機能を強化へ

政府のインテリジェンス機能を強化するための「国家情報局設置法」が参議院本会議で採決され、一部野党を含む賛成多数で可決・成立しました。
参議院 関口昌一議長
「賛成187、反対58、よって本案は可決されました」
情報収集・分析などインテリジェンス機能の強化は高市政権の看板政策のひとつです。採決では野党・立憲民主党などが「情報活動の対象が不明確だ」などとして反対しましたが、与党と、国民民主党などの賛成多数で可決・成立しました。
国家情報局設置法では総理大臣をトップとする「国家情報会議」を新設し、安全保障やテロ防止に関する「重要情報活動」や外国によるスパイ活動への対処を行うとしています。
さらに、現在の内閣情報調査室を「国家情報局」に格上げします。各省庁の「縦割り」をなくすことで情報収集・分析の「司令塔」機能を強化する狙いです。
一方で個人情報やプライバシーへの配慮や、政治的中立性を損なう情報収集は行わないことなどを盛り込んだ付帯決議も採択されました。
高市首相は今回の法律を「改革の第一歩」と位置づけていて、海外で主体的に情報を収集する「対外情報庁」やスパイ活動など「外国勢力による不当な干渉を防止する制度」にも意欲を示しています。
政府は夏に有識者会議を開き、議論を深める方針です。

いわき市の市道で普通乗用車が街路灯に衝突 運転していた50代男性の死亡を確認

いわき市で車が街路灯に衝突し、車を運転していた50代男性の死亡が確認されました。
警察によりますと、5月27日午前0時半ごろ、いわき市平の市道で、いわき市に住む50代男性が運転する普通乗用車が市道を進行中、道路脇の街路灯に衝突しました。
男性は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、搬送先の病院において死亡が確認されたということです。
男性の死因については、警察が捜査を進めています。

「極めて恣意的、撤回求める」辺野古事故の文科省調査結果に京都教職員組合が声明

沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し、同志社国際高(京都府)の女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、京都教職員組合執行委員会は27日、文部科学省が同校の沖縄研修旅行を含む教育内容について政治的活動を禁じる教育基本法に違反すると認定した是正指導を「極めて恣意(しい)的」として撤回を求める声明を発表した。声明は26日付け。
声明は「辺野古見学」について「同校は『現地での体験と住民の証言から戦争について学び、沖縄について理解する』ことを目的にしている」と強調。さらに「今の学校現場では『政治的中立性』がことさら強調され、焦眉の社会問題を取り扱わない傾向が強まっている」と指摘し、「今回の文科省の措置がいっそう学校現場を萎縮(いしゅく)させ、子どもたちと一緒に考える平和教育・政治教育を後退させることになりかねないと懸念している」とした。
声明はまた、府が管轄する同校の私学助成金の減額を検討していることに対し「予算を梃子(てこ)に教育内容を統制することになりかねず、減額しないことを強く求める」と訴えた。
京都教職員組合は、京都府内の公立学校の教職員で構成。同志社国際高など私立校の教職員は加入していない。

スパイ対策本格化、国会前で抗議 市民ら「監視強まる」と懸念

政府のインテリジェンス(情報活動)機能強化に向けた「国家情報会議」創設法が27日の参院本会議で成立し、「スパイ対策」が本格化する見通しとなった。国会前で「市民監視が強まる」などとプライバシーや思想の自由の侵害を懸念する抗議活動が連日開かれるなど、不安も広がっている。
市民団体が26、27日両日に開いた集会では、参加者が「私の情報を勝手に見るな」「自由を奪う法律いらない」と反対の声を上げた。
法案に反対する弁護士団体「自由法曹団」に所属する萩尾健太弁護士は、国の裁量であらゆる人々が監視対象になる恐れがあると指摘。「外国と取引する会社や、外国人を雇用する企業など、対象は限りない。民主主義と自由の問題だ」と訴えた。

比大統領夫妻迎え晩さん会=天皇陛下「平和な未来、共に」―悠仁さまが初出席・皇居

国賓として来日したフィリピンのマルコス大統領夫妻を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が27日夜、皇居・宮殿「豊明殿」で開かれた。天皇陛下はあいさつで、今年は両国の国交正常化70周年に当たることに触れ、「平和で可能性にあふれる未来を共に織りなし、繁栄していくことを期待いたします」と述べられた。
宮中晩さん会には秋篠宮ご夫妻ら皇族方、高市早苗首相や両国の閣僚ら約90人が出席。秋篠宮家の長男悠仁さま(19)=筑波大2年=も初めて出席した。
陛下は「両国の間には、過去に苦難の時期もありました」と歴史を振り返った上で、国交正常化以降は友好関係を確固たるものとしてきたと述べ、「信頼関係がますます深まることを切に願っております」と語った。
大統領は答辞で、両国の絆について「分断よりも友情を、孤立よりも連携を選んできた、フィリピン人と日本人の何世代にもわたる人々の歩みによって築かれてきた」と述べた。
同日午前には宮殿東庭で大統領夫妻の歓迎行事が行われた。その後、宮殿「竹の間」で両陛下と大統領夫妻が約20分間会見。宮内庁によると、会見後、陛下が中学3年生でオーストラリアを訪れた際にフィリピンの空港に立ち寄ったと明かし、「外国の地に足を踏み入れたのはフィリピンが最初」と話すと、大統領は「ぜひ本格的に来ていただきたい」と両陛下に同国訪問を招請した。
国賓歓迎行事は昨年3月のブラジル大統領以来で、令和では3例目。 [時事通信社]

再審証拠活用の罰則に反対、新聞協会が声明…報道除外求める「知る権利守る」

日本新聞協会は27日、国民の知る権利を守る観点から、刑事裁判の再審請求を求めた人らが、開示された証拠の写しを第三者に提供する「目的外使用」を罰則付きで禁じる規定の創設に反対し、報道機関への情報提供を禁止対象から除外するよう強く求める声明を公表した。
再審請求審は非公開で行われ、通常の刑事裁判に比べ証拠や審理の内容を外部から検証することが難しい。
声明は「目的外使用」を罰則付きで禁止すれば、再審請求者や弁護士らが証拠を公益目的で活用したり、報道機関に提供したりすることが困難になる、と指摘。規定は取材・報道の実質的な制限につながりかねず、「国民が再審事件の問題点を知る機会が損なわれることを深く危惧する」と懸念を示した。
また、同協会加盟社は、名誉やプライバシー、人権に十分配慮しながら報道活動を行っているとして、表現の自由や知る権利に奉仕する使命を負う報道機関への情報提供を一律に制限し、取材・報道活動を阻害することは「認められない」と表明した。
同協会は、同規定の創設が浮上した今年1月、同趣旨の見解を公表した。しかし国会で審議入りした刑事訴訟法改正案には、懸念が払拭されないまま罰則付きの禁止規定が盛り込まれたことで、改めて強く反対した。

原宿・竹下通りでみかじめ料要求=恐喝未遂容疑で自称組員ら2人逮捕―警視庁

東京・原宿の竹下通りにある洋服店で、「みかじめ料」名目で現金を脅し取ろうとしたとして、警視庁原宿署は27日までに、恐喝未遂容疑で、自称特定抗争指定暴力団山口組系組員の千田凌平容疑者(34)=東京都東久留米市新川町=ら2人を逮捕した。
他に逮捕されたのは自称組関係者の井手著人容疑者(57)=西東京市東伏見。千田容疑者は「金は要求していない」と容疑を一部否認し、井手容疑者は否認しているという。
逮捕容疑は1月18日午後2時ごろ、東京都渋谷区神宮前の竹下通りにある洋服店で、経営者の60代男性に対し、「俺たちはやくざだ」「この辺りは俺たちのものだ」などと怒鳴り、みかじめ料名目で現金を脅し取ろうとした疑い。
同署によると、男性がその場で110番したため両容疑者は逃走。同署は竹下通りの他の店で同様の被害がないか調べる。 [時事通信社]

元シチズン幹部の男逮捕=腕時計横領容疑、400本超か―警視庁

倉庫に保管していた腕時計を横領したとして、警視庁捜査2課は27日、業務上横領の疑いで、大手時計メーカー「シチズン時計」(東京)の元幹部本間欣哉容疑者(57)=静岡県熱海市林ガ丘町=を逮捕した。「お金が欲しくてやった」と容疑を認めている。
同課によると、本間容疑者は同社で営業企画1課長や海外ブランド営業部長を務めていた2019年12月~24年4月ごろ、新宿駅付近の買い取り店などで、腕時計約420本(販売価格約9600万円相当)を売却し、計約3000万円以上を得ていたとみられる。同課は売却代金を飲食代や、交際相手との宿泊費用などに使ったとみて調べている。
逮捕容疑は19年12月~20年2月、子会社の倉庫で保管中だった腕時計8本(販売価格約220万円)を横領した疑い。
当時、時計の展示などのために在庫品を倉庫から持ち出すことが可能で、そうした在庫管理システムが悪用されたとみられる。
同容疑者は24年9月、上司に「出勤できない」などと伝えて失踪。シチズン時計の社内調査で在庫品が横領された疑いが発覚し、翌月に解雇した上で、同12月に警視庁に被害届を提出していた。昨年春ごろから熱海市内の旅館で働いていたところを見つかり逮捕された。
逮捕を受け、同社は「業務プロセスの見直しおよび内部管理体制の強化を実施した。コンプライアンス教育の徹底等を通じ、再発防止に努める」とのコメントを発表した。 [時事通信社]

【江別大学生暴行死裁判】瀧澤被告への被告人質問も 飛び蹴りした理由に「やらないと悪い雰囲気に…」

2年前、江別市の公園で男子大学生が暴行を受けて死亡し強盗致死などの罪で起訴された3人の裁判員裁判で被告の女が証言台に立ち被害者遺族に謝罪しました。
川村葉音被告)
「被害者の方に痛い思いや苦しい思いをさせて、大切な家族の命を奪ってしまい、申し訳ありませんでした」。
検察側から遺族への謝罪の言葉を求められ、このように話した川村葉音被告。
事件をめぐり初めて証言しました。
川村被告と瀧澤海裕被告ら3人は八木原亜麻被告と、主犯格とされる川口侑斗被告ら3人と共謀し、おととし江別市の公園で八木原被告の交際相手長谷知哉さんからクレジットカードなどを奪い死亡させたなどの罪に問われています。
午前10時半から札幌地裁で始まった3日目となる裁判員裁判では川村被告への被告人質問が行われました。
弁護人)
「川口さんからクレジットカードを使ってたばこを買ったりするように言われたのを断れなかったのはなぜですか」。
川村被告)
「キレたら怖いと思っていたから」。
きのう(26日)の裁判では、川村被告から長谷さんがボクシングの経験があると言われたことに煽られていると感じ腹を立てたという川口被告の供述調書が読み上げられていました。
検察官)
「被害者がボクシングをしていると言ったことについて、いま振り返るとどう思う」。
川村被告)
「それを聞いて川口さんがどういう気持ちになったのかは知らなかった。まずかったなと思います」。
きょう(27日)の裁判では瀧澤被告への被告人質問も行われました。
長谷さんに飛び蹴りした理由について聞かれた瀧澤被告は「暴力を振るっていなかったのは自分だけでやらないと悪い雰囲気になると思った」「置いていかれるのが怖かった」などと証言しました。
瀧澤被告への被告人質問はあす(27日)も行われます。