千葉豪雨 猛暑の中でエアコン修理依頼が殺到 過酷な復旧ボランティアで体調不良も

強い台風18号によって、沖縄本島や鹿児島県の奄美地方には強風が吹き荒れました。そして奄美地方では、線状降水帯も発生しました。一方で、九州や東北南部では、猛暑日が続出しました。東京都心も35℃以上となりました。
【画像】記録的豪雨で多くの住宅が浸水被害 千葉・大網白里市
各地で猛暑日 久留米39.1℃
25日午後2時前の福岡県久留米市内。手元の温度計は40℃になりました。焼けつくような暑さになっています。
全国各地で猛暑日となった25日、久留米市では39.1℃を観測。さらに、大分県日田市では38.9℃を記録しました。
熊本県八代市では、手元の温度計を見てみると、40℃を優に超えてしまっています。
先月末、地震の被害に遭った八代市は、観測史上最高となる39.1℃を記録しました。
関東でも猛暑となり、栃木県佐野市では37.1℃を観測しました。
相次ぐ熱中症で救急搬送
暑さの影響で熱中症患者の搬送も相次ぎました。埼玉の病院に搬送されてきたのは60代の男性です。
スポーツの休憩中に体が動かなくなり救急搬送。中等症の熱中症と診断されました。
さらに、90代の男性は診察の結果、脱水と腎機能の低下がみられ、点滴による治療が行われました。
さらに東京・北区の病院でも…。
いとう王子神谷内科外科クリニック
伊藤博道院長

「視野が黒っぽくなって、それで目の奥に鋭い痛みが出て、おうちの中で休んでた?」
15歳の男子高校生は、家の中にいたにもかかわらず、熱中症と診断されました。
エアコン修理依頼が殺到
今月13日に発生した豪雨の影響が残る柏市では、エアコン修理のため業者が作業に追われていました。
こちらでは、豪雨の影響で室外機が3分の1の高さまで浸水。エアコンをつけても、部屋が冷えなくなったといいます。
エアコンの点検を依頼した笹田康清さん

「こっち(リビングのエアコン)が使えなかったので、この部屋(寝室)にエアコンあるんですけど、こっち(リビング)よりも全然小さくてききも悪いので、子どもが今1歳なので、早く直ってほしいなと」
室外機を点検してみると…。
エアコンの修理業者「アールクリーニング」
穂積良高社長

「砂利が、砂利なんで。落ち葉とか入ってますけど」
室外機の中には、砂利や枯葉などの汚れがありました。このまま稼働すると、故障の原因になるため洗浄します。
穂積社長

「これだけ詰まってますからね」
室外機の内部はキレイな状態に。早速、エアコンのスイッチを入れてみると…。
笹田さん

「すごい!ほんとに涼しいですね。これで子どもも安心して暮らせるようになります」
穂積社長

「1日、通常50件が(この時期の)平均の問い合わせ。(豪雨があった)13日以降から1日に倍の100件~120件。千葉県のみでお問い合わせをいただいていて」
豪雨の翌日から25日までに、およそ900件の依頼に対応してきたといいます。
千葉市でも正常に使えず
千葉市でも、大雨の影響でエアコンが正常に使えなくなったという依頼がありました。
エアコンの修理業者「スマイルパートナー」
伊藤友哉社長

「今回(13日)の雨で、水が流れるホースに土が詰まってしまうということが原因かなと」
排水パイプに泥が詰まり、水が排水できず、エアコンが正常に稼働しなかったといいます。
泥を取り除くと、エアコンから冷たい風が吹き出しました。
「一刻も早く、お客様が快適な夏を過ごしていただけるように、全力で努めていくというような感じです」
過酷な復旧ボランティア
記録的豪雨で多くの住宅が浸水被害を受けた大網白里市。
土砂崩れが発生した現場では、25日に厳しい暑さの中、ボランティアによる復旧作業が行われていました。
ボランティア

「暑いね。きょうは本当にきつい」

「(Q.(作業始めて)5分ぐらいですけど)もう汗がすごいです」

「(本部から)もらったお水があるので」
熱中症対策のため用意されていた飲料水。しかし、作業開始から10分ですでに半分以上飲み干した人もいました。
ボランティア

「きょうは暑いので、とにかく休憩をして、今15分に1回くらい給水とってます」
炎天下に行われる復旧作業。進めていると、体調不良を訴えるボランティアの女性もいました。
千葉県内では25日、熱中症の疑いで20人が搬送される事態となりました。
(2026年8月26日放送分より)

シーズン終了後の海水浴場で死亡事故相次ぐ 監視は不在、注意を

今季の開設期間終了した静岡県の海水浴場で25日、水難死亡事故が相次いだ。監視員不在の場所では緊急事態への対処が遅れかねない。県警や海上保安庁は、海洋気象情報を確認し「天候や体調が悪い時は水辺に近づかないで」と呼びかけている。
下田署などによると25日午後2時40分ごろ、東伊豆町の熱川YOU湯ビーチで、茨城県の男性(55)や小学生(10)と中学生(14)の息子の3人が高波にさらわれ、防波堤から海に落下した。男性は意識不明の重体で病院に搬送され、死亡が確認された。子どもたちは軽傷だった。
同日午後4時45分ごろには、河津町の今井浜海岸を訪れていた埼玉県の男性(38)と小学生の息子(8)が沖に流された。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。ライフジャケットを着用していた息子は軽傷。
両海水浴場とも今季の営業は23日に終了しており、ライフセーバーによる監視、救護体制はなかったという。県内では今年も水難事故が多発しており、31日まで県内全域に水難事故注意報が発令されている。【藤渕志保】

東京のエアコン使用、14時間12分と世界12都市で最長…3割が「ほぼ終日運転」

空調大手ダイキン工業が行った世界12都市のエアコン使用状況調査によると、最も暑い時期の自宅での1日当たりの平均使用時間は、東京が14時間12分で最長だった。
調査は5~6月、各都市でエアコンを所有する20~60歳代の計1200人にインターネットで実施。2位は米ヒューストン(14時間2分)で、アラブ首長国連邦のドバイ(12時間56分)、中国の上海(11時間56分)が続いた。12都市平均は10時間10分だった。
5年前に比べて「暑くなった」と答えた割合は、東京は94・0%で、バンコク(97・0%)に次いで高かった。12都市平均は86・5%だった。
東京の6~8月の平均最高気温は、2023~25年は31・9度で、18~20年から2・3度上昇した。同時期の上昇幅は12都市の中で最大だった。東京では、ほぼ終日エアコンを運転していると答えた人は約3割を占め、ダイキンは「東京の夏の気温が上昇し、エアコンの長時間使用が一般化している」と分析している。

福岡市博多区で40.4度を観測 酷暑日10日目、過去最多

日本列島は26日、九州地方を中心に気温が上昇し、福岡市博多区で40・4度、福岡県太宰府市で40・3度の酷暑日となった。福岡市で40度以上の観測は初めて。国内で今年、40度以上を観測したのは計10日となり、これまで最多だった2025年の計9日を上回って過去最多を更新した。
気象庁によると、列島の広い範囲で高気圧に覆われた。特に九州北部では台風18号の周辺から暖かく湿った空気が流れ込み、山を越えて高温の空気が吹き下ろす「フェーン現象」が起きて気温が上昇した。
国内で今年、酷暑日を観測した地点数は26日時点で延べ36地点に上った。酷暑日を観測した年間の地点数としては、25年の30地点をすでに上回っており、最多を更新した。【森田采花】

東武4人死亡事故、列車の接近知らせる「中継見張り員」不在で作業か…会見では「意思疎通できる状態でなかった」と説明

栃木県鹿沼市の東武日光線新鹿沼駅構内で、除草作業中の作業員4人が特急列車と接触して死亡した事故で、事故発生時、列車の接近を最初に知らせる「中継見張り員」が不在のまま線路上で作業が行われていたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は安全確保が不十分な状態で、作業をしたことが事故につながったとみて捜査している。
東武鉄道の規則では、線路上で作業をする際、カーブなどで見通しがきかない場所では、作業員の近くで接近する列車を監視する「列車見張り員」のほかに、より列車に近い場所に中継見張り員を置くことになっている。中継見張り員は監視態勢が整った段階で、現場責任者の作業指揮者に連絡し、線路上での作業が始められると定めている。
前後に緩いカーブがある新鹿沼駅では上下線それぞれに作業現場から約315メートルの場所に中継見張り員を置くことになっていた。事故当日は午前10時から下り線で作業を開始。事故までの間に上下線で計3本の列車が問題なく通過しており、列車の接近は作業員らに適切に伝わっていたとみられる。その後、上り線で作業を行うため、中継見張り員1人が駅の反対側から上り線側の所定の場所に車で移動していた。
東武鉄道は20日の記者会見で、上り線側の中継見張り員について「到着していたが、意思疎通ができる状態ではなかった」と説明していた。捜査関係者によると、実際は所定の場所で監視できていなかったという。上り線には除草剤を散布した跡が残っており、中継見張り員からの必要な連絡がないまま、作業が始まっていたとみられる。
また、事故当時、線路上には死亡した4人のほかに作業員2人と作業指揮者がいたが、この3人は列車の接近に気づいてホームによじ登るなどして退避していた。県警は安全が確保できない中、作業を始めたことが事故につながった可能性があるとみて、現場の状況を詳しく調べている。

メガソーラー計画中止に 苫小牧、公募事業者が辞退

北海道苫小牧市の金沢俊市長は26日の記者会見で、市有地を活用した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画が中止になったと発表した。公募で選定した事業者が辞退したため。金沢氏は「事業者が住民説明会を重ねる過程で、十分な理解が得られないまま進めることは適切ではないと判断した」と説明した。
事業者は「スパークス・グリーンエナジー&テクノロジー」(東京)。市によると、今年6~7月の住民説明会で、景観の悪化や、アウトドア施設や公園がある地域への人工物設置に対する懸念など反対意見が多く上がった。同社は今月20日付で市に辞退を申し出た。

「検証が簡素になることは避けて」同志社理事長の辞意で遺族がコメント

沖縄県名護市辺野古沖で、同志社国際高校の生徒らを乗せた船が転覆した事故を巡り、学校法人の理事長が辞意を表明したことを受けて、亡くなった女子生徒の遺族が26日、「辞任という区切りによって、検証が簡素になることは避けていただきたい」とコメントを発表しました。 3月16日、名護市辺野古沖で研修旅行で訪れていた同志社国際高校の生徒らを乗せた小型船2隻が転覆し、高校2年生だった武石知華さんと船長の金井創さんが死亡、他に生徒12人らがけがをしました。 この事故を巡り、高校を運営する学校法人同志社は25日、理事会で法人の八田英二理事長が事故に関する一連の責任を取るとして辞意を表明したことと、高校の西田喜久夫校長の解任(31日付け)が決まったことを発表しました。 これを受けて武石知華さんの遺族は26日、八田理事長の辞任について「法人の最高責任者が事故の責任を認められたことは、重く受け止めています」とした上で、「辞任という区切りによって、検証が簡素になることは避けていただきたい」とコメントを発表しました。 八田理事長が現在兼務している、「総長」の職に留まるという報道については、「同志社において総長は、教育理念と教育方針をつかさどる、理事長と並ぶ重い職と理解しています」「その領域の最高責任者に留まられる以上、検証の結果に対する責任は、これからも八田氏にあり続ける」としています。 また、西田校長の解任に関して、「事故前後の対応」を含めて判断したとの法人の説明については、「どのような対応がどのように評価された結果なのか説明を求めたい」「退任されても、あの旅行で何があったのかを説明していただく機会は、これからもあるべき」と求めています。

2億円超の海外視察、2000万円カツアゲ告発…福岡県議会のドンが開いていた“5人組”会合「ワインで、議員の格がわかる」と講釈

「日本で一番悪い男が、藏内勇夫だと言われている」。余裕の笑みで記者団に嘯いたかと思えば、急転直下、その男は辞職を表明した。高額海外視察やカツアゲ疑惑だけじゃない、「福岡県議会のドン」の黒い履歴を紐解く。
◆◆◆
大分県玖珠郡九重町。高原に佇むヨーロッパ風のホテルが、藏内(くらうち)勇夫・福岡県議会議長(72)の「定宿」だ。高級ワインを舌の上で転がしながら、後輩議員に講釈を垂れる。
「どんなワインを選ぶかで、議員の格がわかるんだよ」
傍らに並ぶのは、自民党福岡県議団の側近たち。藏内氏を筆頭に、原口剣生、松尾統章、松本國寛、中尾正幸(現在は辞職)の各氏は同県議団の「5人組」と呼ばれ、県政を意のままに操っていた。しかし、「王国」は主を失い、崩壊しようとしている――。
地元記者が解説する。
「藏内氏失脚の端緒は、議員らによる高額の海外視察問題でした。藏内氏も参加した欧州視察で1泊16万9000円のホテルに泊まるなど、ここ数年で2億円以上が投入されていたのです」
「人の弱みにつけこんだカツアゲ」吉松県議の告発
その後、藏内氏には、自ら推進する「ワンヘルス」(人間、動物、環境の共生)政策の講演会で、高額の謝礼を県から受け取っていた問題が発覚。県庁の「部課長会」による議長・副議長の政治資金パーティ券の組織的購入も露呈した。決定打は、2020~21年に議長を務めた吉松源昭県議(58)による告発だ。
「吉松氏は議長就任前、ゴルフ代や車代などの名目で自民党県議団の幹部に金銭を要求され、約2000万円を支払ったと告発。『人の弱みにつけこんだカツアゲ』だと訴えた」(同前)
「僕、なんでしなきゃいけないんだろうか」
音声を公開された中尾副議長は7月に議員辞職。だが、関与が疑われる“本丸”の藏内氏は当初、余裕綽々だった。8月5日、会長を務める日本獣医師会のネパール出張から帰ると、
「ネパールは天国だった」
と発言。さらに、辞職の可能性について問われ、
「僕、なんで(辞職を)しなきゃいけないんだろうか」
と開き直ったのだ。相次ぐ放言も背景に、吉松県議は8月17日に藏内氏の議長辞職勧告決議案を提出。
ところが、決議案に対し、自民党県議が採決中止を求める緊急動議を提案。採決は土壇場で中止になった。
この動議にも、藏内氏への忖度が働いたとの指摘が絶えない。提案した林泰輔県議は藏内氏の元秘書だ。
突如として議員辞職を表明
懸命にドンの顔を立てる形で「辞職決議」を回避したものの、藏内氏は議長辞職のみならず24日、突如として議員辞職を表明したのだった。
混乱の末に起きた辞任劇。しかし、ある議会関係者が続ける。
「マスコミと県民の批判に耐えられず、身を引く形を選んだのでしょう。これまでも藏内さんは側近を動かして“陰”で権力を握ってきた。彼が権力を手離すはずがない。今後も“院政”を敷くのは間違いありません」
辞職してもなお影響力を残す藏内氏とは、どのような人物なのか。
《この続きは8月26日12時配信の「 週刊文春 電子版 」および8月27日発売の「週刊文春」で読むことができる》
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年9月3日号)

自衛隊処理班も出動し騒然 “手りゅう弾”はおもちゃ 火薬ない“実弾”のようなものも 北海道釧路市

【画像】路上に手りゅう弾か ポーチの中からみつかる 近くに学校も…警察が避難呼びかけ
北海道釧路市の路上で8月26日朝、手りゅう弾と実弾のようなものが見つかりました。
付近には小学校もあり、警察が避難を呼びかけていましたが、調べてみると思いもよらないものでした。
住宅街に集まる複数の自衛隊員と警察官。
路上に落ちていたものを入念に調べています。
釧路市緑ケ岡4丁目の路上で午前6時ごろ、通行人から「道路わきにポーチが落ちている。中に手りゅう弾のようなものが入っている」と警察に通報がありました。
警察によりますと、手りゅう弾のようなものは、ライフル銃の実弾のようなものと一緒に布製のポーチに入っていたということです。
(近くに住む人)「びっくりしました。家族もいるので怖かった」
(武田記者)「午前10時40分です。自衛隊の不発弾処理班が現場に到着しました」
回収作業にあたった陸上自衛隊の処理班。
その後、自衛隊が調べた結果、なんと手りゅう弾のようなものは長さおよそ10センチ、幅6センチの「おもちゃ」でした。
また、実弾のようなものにも火薬は入っておらず、爆発の危険性はないということです。
現場の近くには小学校などもあり、警察が避難を呼びかけるなど一時騒然としましたが、午前11時半すぎに規制は解除されました。

個別指導のあと息子が自殺…「予見可能性はない」として遺族の訴え退ける 鹿児島地裁

8年前、当時中学3年生の男子生徒が担任教諭から個別指導を受けたあと自殺し、遺族が損害賠償を求めて鹿児島市を訴えた裁判です。
鹿児島地裁は「正当な指導の範囲を超えて違法」とした一方、「自殺は予見できなかった」として遺族側の主張を退けました。
男子生徒は、鹿児島市の公立中学校に通っていた2018年9月3日、夏休みの宿題を提出できなかったことで担任の女性教諭から個別指導を受けた後、自宅で自殺しました。
第三者による調査委員会「個別指導が自殺の引き金になったとみられる」と認定
市教委が設置した第三者による調査委員会は、教諭が普段から大声で怒鳴るなどの指導を行っており、「個別指導が自殺の引き金になったとみられる」と認定しました。
母親ら遺族は2023年12月、「教諭や当時の校長は過剰な叱責で息子を追い詰めることが予見できた」などとして、鹿児島市に対しておよそ6580万円の損害賠償を求めて提訴していました。
自殺した男子生徒の母親「『あなたは悪くないよ』とただ言ってあげたい」
鹿児島地裁の前原栄智裁判長はきょう26日、「正当な指導の範囲を超えて違法で指導をきっかけに自死に至った」と指摘した一方、「予見可能性は認められない」として、指導に対する慰謝料など鹿児島市に対し、33万円の支払いを命じました。
(自殺した男子生徒の母親)「判決は望んだものではなかった。(息子に)『あなたは悪くないよ』とただ言ってあげたい」
遺族側は判決を不服として、福岡高裁宮崎支部に控訴する方針です。
鹿児島市教育委員会はMBCの取材に対し、「判決内容を精査し、今後の対応を検討する」とコメントしています。