福岡県議会でまた異例の事態 ”県議会のドン”蔵内議長に対する「議長職辞職決議案」が採決中止に 背景に何が?

様々な問題が相次ぐ福岡県議会で17日、また異例の事態が起きました。
採決予定だった蔵内議長の辞職勧告決議案が一転して中止に。
混乱する県議会に県民から批判の声が挙がっています。
傍聴席整理券の配布に長い行列
17日、県議会にできた人の列。
臨時議会を傍聴しようと集まった人たちです。
40席の傍聴席は、キャンセル待ちまで出る異例の事態となりました。
60代男性

「地元の議員がどういう行動をされるのか実際見てみたいと思って来ました」
60代女性

「これからの福岡県政が県民としてどうなっていくかとても心配ですし、ちゃんとなってもらいたいという気持ちが強いです」
「最大の焦点」蔵内議長に対する議長職の辞職勧告決議案
正副議長のポストをめぐる金銭授受疑惑や高額な海外視察の問題などいまや全国から注目される福岡県議会。
福岡県議会 板橋聡副議長

「蔵内勇夫議長の議長職辞職を勧告する決議案がお手元配布の通り提出されましたのでこれを報告上程いたします」
17日の臨時議会で最大の焦点となったのは、蔵内勇夫議長に対する議長職の辞職勧告決議案です。
福岡県議会 吉松源昭議員

「部課長会のパーティー券問題、講演料水増し問題、議長ポスト等をめぐる金銭授受の疑惑など蔵内議長が密接に関わるこれらの不祥事は、県議会の正当性を根底から揺るがす事態を招いています」
採決の中止を求める”緊急動議”
しかし、提案した議員が説明を終えた直後・・・
自民党福岡県議団 林泰輔議員

「動議!」
自民党県議団の議員から、採決の中止を求める緊急動議が出されます。
緊急動議を出したのは蔵内議長の元秘書だった議員
自民党福岡県議団 林泰輔議員

「これはたった今、上程されたものであり、我々議員はその趣旨について十分な理解に至っていません」
緊急動議を出したのは、蔵内議長を「師」と仰ぐ元秘書の林泰輔議員。
福岡県議会 吉松源昭議員

「(決議案に)賛成かどうか起立で採決しないと駄目でしょう!」
福岡県議会 板橋聡副議長

「本決議を直ちに議題とし、これより採決いたします、本動議の通り決議案の採決を中止することに賛成の議員はご起立願います」
決議案の採決を「中止」に
動議に対し最大会派の自民党県議団は、金銭授受疑惑を告発した江藤秀之議員を除くすべての議員が賛成。
第2会派の民主県政クラブも、半数が賛成に回りました。
福岡県議会 板橋聡副議長

「起立多数であります。よって決議案の採決を中止することの動議は可決されました」
蔵内議長の進退を問う決議案は採決されず、県議会としての意思は示されないまま閉会しました。
採決中止に県民の声は・・・
混乱が続く福岡県議会に県民からは批判の声がー
40代男性

「県民の心は辞めてほしいというのがあるので、採決してほしかった」
60代男性

「全部、自民党の企みでしょう。党の組織の強さでしょう。下の者は全部従うしかないみたいな」「根本的な組織から変えた方がいいんじゃないですか」
30代男性

「(辞職)勧告が出たっていうのは重く受け止めてほしいですね」「(蔵内議長には)もうちょっと表に出てきて説明してほしいなとは思いますね」
「県議会のドン」への踏み絵?自民党県議団の中でも紛糾
「福岡県議会のドン」・蔵内議長への踏み絵ともされた、今回の決議案。
RKB 松村かれん記者

「まもなく臨時議会の開始予定時刻ですが、自民党県議団では協議が続いてます」
議長が所属する自民党県議団では協議が難航。
臨時議会の開催が数時間、遅れる事態となり、各会派への説明に追われました。
想定外の状況に議会事務局の職員も困惑した様子を隠せず・・
議会事務局職員

「動きようがない・・・」
議長の辞職に賛成する声も・・・
協議が紛糾した理由の1つが、自民党の若手議員から議長の辞職に賛成する声が挙がったことです。
臨時議会では若手議員が決議案への「賛成討論」を行う予定でしたが・・・
自民党福岡県議団 江頭祥一議員

「井上正文議員の討論の取り下げの取り計らいをお願いします」
直前で取り下げる事態に。
賛成討論を行う予定だった井上正文議員は・・・
自民党県議団(2期目)井上正文議員

「色々と自分でも熟慮し、また会派の同期とも様々な議論を行いましたが、最終的に議長が思いを示されたということで(取り下げの)判断に至った」
蔵内議長が初めて進退を示唆
取り下げの理由として挙げたのが、非公開で行われた自民党の議員総会で蔵内議長が初めて示唆した進退表明です。
福岡県議会 蔵内勇夫議長(複数の議員への取材による)

「金銭授受疑惑をめぐる第三者委員会の設置や政治倫理条例の制定について一定のめどが立った時点で議長職を辞職する」
これまで報道陣の取材に対し、議長職の続投を表明していた蔵内議長。
(Q決議案の採決が見送られたことについて)
福岡県議会 蔵内勇夫議長

「ノーコメント」
時期は明言しませんでしたが、一転して、議長職を辞職する考えを示したということです。
「決議案の採決中止」に議員からは賛否の声
高額な海外視察や金銭授受疑惑など様々な問題の渦中にいる蔵内議長。
その責任を問う決議案が採決中止になったことに対してはー
採決中止の動議に賛成 自民党福岡県議団 渡辺勝将会長

「やはり議論をする時間がないというのが一つでした。自分の地元の有権者の顔そういうものに対しての説明する時間もないということで会派をまとめるためにはこういう形(動議)を取らざるを得なかったというのが実情です」
採決中止の動議に反対 民主県政クラブ 岩元一儀議員

「(決議案の採決を)やるべきだという気持ちでおりますので、それがやれなかったというのは誠に残念ですよね」
採決中止の動議に賛成 民主県政クラブ 原中誠志会長

「(採決が)今このタイミングなのかと。やっぱりこれから先(金銭授受疑惑の)第三者委員会の中身も含めて、さらには9月県議会で、どのように蔵内議長が職責を果たされるのか、これがまだわからない状況。蔵内議長を守るとか、蔵内議長に忖度するとかですね、蔵内議長が怖いからということではありません。それははっきり申し上げたい」
相次ぐ問題で混乱が続く福岡県議会。
このままの状態で正常化できるのか、県民から厳しい目が向けられています。

「寝たふりされカッとなった」2歳男児に暴行か…その後死亡 36歳男を逮捕 “子どもが泣き叫ぶ声”近所の住民が聞く 横浜市

交際相手の長男である2歳の男の子を殴るなどしたとして、36歳の男が逮捕されました。男の子は病院に搬送後死亡しました。男は「いたずらをしたのでついカッとなった」などと供述しています。
家の前に置かれたベビーカー。現場に残された“生活のあと”。窓には子ども用の傘もかけられています。
この家で2歳の男の子が暴行を受け、その後亡くなる事件が起きました。逮捕されたのは、神奈川県横浜市の会社員・斉藤勇容疑者(36)。
近所の住民
「子どものギャーという声と殴打音。ドンドンみたいな。鳴ったら子どもの声がやむ」
警察によりますと17日夜、自宅で藤井稜稀ちゃん(2)の顔を殴ったり、体を揺さぶったりするなどの暴行を加えケガをさせた疑いが持たれています。母親が戻った時、斉藤容疑者は稜稀ちゃんを介抱していたということです。
稜稀ちゃんは病院に搬送されましたが、死亡しました。顔には複数のあざがあり、鼻から出血していたということです。
斉藤容疑者と母子は、いったいどのような関係だったのでしょうか。
斉藤容疑者は稜稀ちゃんの母親と交際関係にあり、山口県に住む母子を連れてきて、一緒に暮らしていたということです。
稜稀ちゃん母子が住んでいたのは、山口県宇部市。最近まで藤井稜稀ちゃんが住んでいたとみられるアパートの部屋の窓にはカーテンがなく、ひっそりとしています。
家の中に貼られた画には、稜稀ちゃんの名前が…。
去年9月、斉藤容疑者と母親は、SNSをきっかけに知り合ったということです。
斉藤容疑者は先週、その山口県宇部市へと向かい、母親と長男の稜稀ちゃんら子ども3人を連れ、横浜市の自宅へ。そのまま一緒に暮らしていたということです。
近所の複数の住民は、ここ最近、子どもが泣き叫ぶ声を聞いていました。
近所の住民
「きのうというかけっこう前から、赤ちゃんの泣き声がずっとしていたんですね。救急車近いねとなったら、やっぱり隣だった」
近所の住民
「おととい夜、信じられないくらいの悲鳴が聞こえて。きょうはやばいねみたいな話をして。住んでいる人が怖い感じの人なので。全く子どもが歩いているところを見たことがない。家から出ているところを1回も見たことがなくて。こういうことになるのだったら、通報したら防げることがあったかなとは思った」
警察によりますと、1歳の二男のおでこにもあざがあったということです。容疑を認めているという斉藤容疑者。「(稜稀ちゃんが)壁をトントン叩いていたのを注意しようと思ったら、寝たふりされたのでカッとなって暴行した」。
警察は、傷害致死容疑も視野に捜査しています。

《秋田県ラブホ・バスローブ職員》「停職6か月…処分が甘い」と抗議の電話60件超…「ふてぶてしくて評判悪かった」出向先で市長に謝罪させる大失態の過去も「仕事はできたけど…」

昨年、部下の既婚男性とラブホテルに通いまくっていた小川晶・前橋市長は「不倫」については否認し続けて出直し市長選に返り咲いた。一方で、ラブホテルからオンライン会見で記者に行政施策を説明する地方公務員が現れた。
《ラブホ密会画像》昨年話題になった前橋市の小川市長のラブホ密会画像…バスローブ職員の処分にも参考にされたという

秋田県の幹部職員ともいえる企業誘致推進監だったA氏(55)はラブホテルの一室からバスローブをまとい、隣では妻ではない女性がいる中、煙草をくゆらせて県の目玉事業を説明。県から厳罰を受けることになったこのA氏、過去にもふてぶてしい言動で出向先の関係者を激怒させ、お盛んな女性関係の片りんも見せていたという。
「ラブホから妻でない女性と一緒にいるときに会見に出たと認めました」
問題となった記者会見が行われたのは8月6日のこと。秋田県は、秋田市とともに米IT企業が主導する国内最大規模の人工知能(AI)向けデータセンターの建設計画を同市内で進めていることを発表した。
読売新聞によればオンラインで出席したA氏は「秋田への投資の確実性は高いものと認識している」と誘致成功に自信を持っていることをアピールしていた。すでに県は投資に関心を示すアラブ首長国連合(UAE)の駐日大使館と打ち合わせに入っているという。
「ところがこの重要発表で、画面に現れたAさんは白いバスローブのようなものを着た姿でくつろいだ様子だったんです。
そして時折、口から白い煙を吹き、最後に煙草をくわえる姿も映りました。さらに、向こうのタブレットかスマホが動いた際に、隣にいたバスローブ姿のような女性も見えたんです」(メディア関係者)
当初は「会見中にたばこを吸っていたのか」と疑問視する声が出て、県はA氏から事情聴取を始めた。
「この映像が公開されると、A氏の背景に見えた家具やエアコンの位置から彼がいた部屋が秋田市内のラブホ“X”の202号室だと部屋番号まで特定した情報がネットで広まりました。
A氏は当初、県人事課の事情聴取に、『体調が優れず、宅で休んでいたため寝間着だった』と主張し、隣にいたのは妻だとも説明したそうです。しかし人事課が追及すると、ラブホから妻でない女性と一緒にいるときに会見に出たと認めました」(地元記者)
過去にもトラブル「態度が悪かった」市長も謝罪
県によると、A氏は8月6日午前に出張先の東京から秋田に戻り「出張疲れもあって体調がすぐれない」として県庁へ戻らず自宅へ帰ると連絡してきていた。
同日午前に日本経済新聞電子版が「データセンター誘致計画」を特ダネとして報じ、報道各社から問い合わせが相次いだため県は急遽会見を設定していた。
出張から帰って、仮病を申告したA氏は、企業誘致担当者と記者に説明する会見が目の前に迫っても逢瀬をあきらめきれず、ホテルから出席したのだろうか。
そA氏のこれまでの仕事ぶりを振り返ると、今回の一件につながるような兆候は以前からあったという。証言するのはA氏がかつて産業振興部長として出向していた同県潟上市の市議会関係者B氏だ。
「A元部長は議会での答弁態度があまりよろしくなかった、本当に雑だったんです。はっきり言うと、ふてぶてしい感じでした。
最終的に議会でA元部長本人が『態度が悪かった』との謝罪と申し開きをせざるを得なくなり、市長も謝らなければいけない状況になるというゴタゴタがありました」(B氏)
潟上市議会の議事録を見ると、確かに2023年12月、市議の一人が潟上市総合計画の進捗状況とまちづくりについて質問をしたのに対し、A氏は「先日の市政協議会で回答いたしましたので、答弁を割愛させていただきます」と回答。
これに怒った別の議員らが「市政協議会と本会議場の一般質問に対する質問と答弁は全く別次元のものだ」と激しく抗議し議事は紛糾。
議会運営委員会で「A氏の答弁は議員の一般質問の権利、議会を軽視した発言で、今後、このような議会軽視が二度とないよう責任者である鈴木雄大市長からの謝罪と反省を求める。A部長からの謝罪、発言の撤回と削除の申し出と、再答弁を求める」との趣旨の動議が全会一致で決定されている。
結局、鈴木市長が「当局側の不適切な答弁により、このように議会を遅延させてしまったことに対し、お詫び申し上げます」と謝罪。A氏も答弁を訂正し「お詫びを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪して事態はようやく収拾していた。
「すごい仕事ができる人」「同じことやってるだろうな」
さらにB氏によると、A氏については当時から周囲が眉をひそめることもあったという。
「A氏は仕事はできたという話も聞いたことはありますが、市役所内での評判は決して良くなかったです。職員の女性に声をかけ、業務と関係ない食事に誘うようなことがあったらしく、『職員の女性とちょっとなんかあった』という話が市役所では話題になっていた。
だから今回、私がネットであのニュースを見た時に『あれ? これA元部長じゃね?』と思って色々見ていったら『同じようなことやってるんだな』と妙に納得してしまいました。市役所の中では『あー、あの人だよね』とみんなが納得するような話になっています」(B氏)
「仕事ができる」との声は他からも聞かれた。潟上市出向中のA氏と業務上で接点があったというC氏は
「私は直接お会いして打ち合わせをしたのは1回だけですが周囲の評判は、とにかく『すごい仕事のできる方だな』というものです。出世コースに乗っていた人だったと聞いています。レスポンスが早く、産業振興に関する知識が豊富なんですよね。うちの会社のメンバーが彼からセクハラやパワハラの被害にあったことはないです」
と高く評価していた。
「処分が甘い」「処分に賛同できない」と抗議の電話
県庁に戻り、産業誘致担当者として特大級の成果を手に仕掛けた時につまづいたA氏。
秋田県産業労働部によると、県はA氏を停職6か月、2階級降格とし、AIデータセンター業務の担当を外した。処分の重さは、虚偽説明をしたことを考慮し、川前橋市が部下の男性職員とホテルに通った問題で前橋市がこの職員を停職6かの懲戒処分にしたことも参考にしたという。
「Aさんの件で寄せられる苦情や問い合わせは、現時点でこの部署で確認できるだけでも約60件ほどになります。『処分が甘い』『処分に賛同できない』といった声や、『その処分に対して誰がどう決めたのか』といった決定プロセスに関するご意見などです」(県産業労働部)
14日に謝罪会見を開いた県幹部は「不快な思いをさせたことを深くお詫び申し上げます」と平謝り。
潟上市出向中の不始末に真摯な反省があれば、結果は違っていたかもしれないが…。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

母殺害で逮捕の娘 計7000円あまりの食料品を万引きした疑いで追送検 千葉・いすみ市

おととし、千葉県いすみ市の住宅で89歳の母親を殺害したとして54歳の娘が今月10日に逮捕されましたが、事件前、茂原市内のスーパーで7000円あまりの食料品を万引きをしたとみられることが新たにわかりました。
茂原市のパート従業員・石上秀子容疑者(54)はおととし8月、いすみ市の住宅で、この家に1人で住む母親の静子さん(当時89)の首を絞めて殺害した疑いで逮捕されました。
警察は、金銭トラブルがあった可能性も含め動機などを捜査していますが、石上容疑者は殺人容疑について否認しています。
その後の捜査関係者への取材で、この事件前、石上容疑者が茂原市のスーパーマーケットで梨3個などあわせて7000円あまりの食料品を万引きをしていたことが新たにわかりました。
防犯カメラの映像で石上容疑者の犯行が発覚したということで、警察はきょう、窃盗の疑いで追送検しました。
取り調べに対し、石上容疑者は「お金を使うのがもったいなかった」と容疑を認めているということです。

東京都、新たに4薬物を独自に「知事指定」 製造、販売などを禁止 危険ドラッグ抑止へ

東京都は18日、条例に基づき4種類の薬物を知事指定薬物に指定し、19日から製造、販売、所持などを禁止する。麻薬や危険ドラッグの乱用防止を図る。
都保健医療局健康安全部薬務課によると、指定対象はいずれも海外で規制されており、通称「1Fe-LSD」▽「Fluetonitazene」▽「Isobutonitazene」▽「5-MeO-NiBT、5-MeO-iBT」と呼ばれる4薬物。
同課によると、それぞれ陶酔や幻覚作用などがあり、国内では流通未確認のものもあるが、乱用や、その恐れがあると判断した。
都は平成17年に「薬物の濫用防止に関する条例」を制定し、海外の規制や国内外の流通状況を調査。リスクのある未規制薬物があれば、都条例に基づき独自に知事指定薬物としており、今回を含めて258の薬物が指定されている。
研究など一部の例外を除き、知事指定の薬物の製造や栽培、販売などには1年以下の拘禁刑か50万円以下の罰金などが科せられる。都は危険ドラッグの乱用防止に向けて規制の情報を国や他の自治体にも提供している。

千葉市幹線道路の車両200台に 豪雨で路上放置、持ち主が移動

千葉県の豪雨で動かせなくなり路上に放置された車両を巡り、千葉市は18日、市が管轄する幹線道路上の車両が残り約200台となったと発表した。19日の撤去完了を目指す。市が確認した約2500台のうち約7割が幹線道路上にあり、多くは持ち主が自ら移動させたという。
県や市は18日、放置車両への対応を協議するプロジェクトチーム(PT)の初会合を開いた。県内の幹線道路を中心に、18日午前時点で約600台を把握しているとして、所有者の特定や意思確認を速やかに進めるため、所有者に協力を求める方針を確認した。
県内で把握された放置車両は一時約2700台に上った。

介護保険証とマイナンバーカードの一体化促進、年度内に408自治体で導入…全国へは28年4月目標

政府は、今年度から介護保険証とマイナンバーカードを一体化し、マイナカードのみで資格確認できる仕組みの導入を進めている。介護情報を電子データ化してシステム上で共有し、介護サービスの向上や事業所の負担軽減につなげる狙いがある。新システムへの改修を終えた自治体から順次導入し、2028年4月までに全国に広げる計画だ。
介護保険証は、介護保険制度を利用する際に介護事業所への提示が求められる。厚生労働省は23年の健康保険法の改正などを受け、マイナカードと一体化させる方針を決めた。
40歳以上が加入する介護保険制度では、自治体や介護事業所などの関係機関が利用者の情報を紙でやり取りしてきた。介護現場の人手不足が課題となる中、業務の効率化に向けてオンラインシステムで共有できる仕組みに改める。
新システムに移行すると、利用者はマイナカードを介護事業所に提示すれば資格確認を済ませられるようになる。マイナカードに保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」を持つ人は、追加の手続きなしで利用が可能だ。専用サイト「マイナポータル」で自身の介護情報も確認できるようになる。
介護保険証と一体化したマイナカードはすでに大分市などで運用が始まっており、27年3月末までに408自治体で導入される見通しだ。厚労省は28年4月までに全国の約9割の自治体で利用が始まると説明する。
医療機関は、要介護認定の手続きに必要な主治医の意見書をシステム上で提出できるようになるため、自治体に郵送する必要がなくなり、認定までの期間短縮が見込まれる。介護事業所はシステム上で必要な情報が確認できるようになり、速やかなケアプラン(介護計画)作成が可能となる。
マイナ保険証は7月末で特例措置が終了し、マイナ保険証か保険証代わりになる「資格確認書」のいずれかを医療機関などの窓口で提示する必要がある。一方、介護保険証についてはマイナカードを持っていない高齢者らに配慮し、従来の保険証交付も継続する。
従来の保険証は現在、65歳になった被保険者全員に交付しているが、要介護認定の申請時に切り替える方向だ。自治体のシステム改修の状況を踏まえ、切り替え時期は28年4月以降で検討する。

電車で隣に座っていた女子大学生の顔にスプレー吹きかける 暴行の疑いで36歳女を逮捕 北海道

札幌・北警察署は8月17日、暴行の疑いで住所不定・無職の女(36)を逮捕しました。
女は8月16日午後7時40分ごろから午後8時すぎまでの間、JR小樽駅から江別駅へ向かう電車内で、隣に座っていた女子大学生(18)の顔面にスプレーで液体を吹きかける暴行を加えた疑いが持たれています。
警察によりますと、2人に面識はなく、女が女子大学生に吹きかけたのは、ハッカのにおいがする液体だということです。
女子大学生にけがはありませんでした。
女はJR札幌駅で下車し、鉄道警察隊に身柄を確保されました。
調べに対し女は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は電車内で何らかのトラブルがあったとみて詳しく調べています。

「YouTubeで見るママさんは家事・育児を両立しているのに…」「授乳がうまくいかない…」4か月の赤ちゃんを風呂に沈めた40代母親、法廷で明かされた「重度の産後うつ」の内容

「お腹をなでて、歌って話しかけながら過ごしていた」──。一点の曇りもない多幸感につつまれ、妊娠期間を過ごしていた1人の女性。しかしいざ出産し、育児に取り組み始めると日毎に心身の均衡が崩れていった。
埼玉県の自宅で生後4か月の長男を浴槽に沈めて殺害したとして、殺人罪に問われた40代女性・Xさんの裁判員裁判が7月22日に開かれた。さいたま地裁の品川しのぶ裁判長は、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。
最大の争点は「責任能力の有無」。事件当時、Xさんは重度の産後うつ状態にあった。検察側は「責任能力の低下は限定的」として懲役4年を求刑し、弁護側は「心神喪失状態にあった」として無罪を主張していた。
公判では、Xさんの供述を中心に、客観的証拠や証人出廷したXさんの父親、夫の供述により、Xさんの心情に迫っていった。
なぜ悲劇は止められなかったのか──。社会的に認知度が低いとされる「産後うつ」。個人の資質や家庭内の問題に帰結させるのではなく、社会全体で防ぎ、救うべき課題として知るために、彼女がいかに追い詰められていったのかを傍聴を行った裁判ライターの普通氏が詳報する。【全4回の第2回。第1回から読む】
夫も泊まり込みでサポート
平成31年に結婚したXさんは、早々に妊娠がわかった。「親に孫を見せられる」と嬉しく思った。しかし、その子は流産してしまう。Aくんを授かった2度目の妊娠では、生活習慣を改善し、職場の配置転換も受けるなど万全を期した。
出産直前には東北地方の実家に帰省。家事は母親に任せてリラックスし、出産のときを待った。弁護人からの質問に対し「(Aくんには)素直で、明るく、元気な子に育って欲しいと願っていた」「お腹をなでて、歌って話しかけながら過ごしていた」と答え、育児への不安などはなかったと振り返る。後の悲劇を知る法廷にとって、期待に胸膨らませていたこの時期のエピソードは切なく響いた。
無事に出産し、育児への充実した気持ちに満ちていたというXさん。退院後も実家で育児に専念し、年末だったこともあり、仕事納めを迎えた夫も実家に泊まり込みでサポートした。父親も夫も、育児生活は順調だと感じていた育児生活。しかし、この時すでにXさんの心には「辛さ」が芽生え始めていた。
授乳がうまくいかず…
家族に支えられながらの育児生活だったが、Xさんは徐々に「大変」と感じるようになっていく。まずは睡眠不足だ。当時の睡眠時間は3時間ほどだったが、それ以上に「いつ(子供が)起きるか」と気になってしまい、浅い眠りが続いた。また、乳首の形状から授乳がうまくいかなかった。それが「Aくんに拒絶されている」ように感じ、ショックを受けたという。

「世の中って進歩が大事」秋篠宮さまが会見で吐露した改正皇室典範への“お気持ち”と陛下への“賛同”の真意を皇室専門家が解説

8月13日、秋篠宮ご夫妻が来週に控えたパラグアイ公式訪問を前に、記者会見に臨まれた。会見で、先月成立した改正皇室典範について質問が及ぶと秋篠宮さまが“お気持ち”を述べられる一幕が。ジャーナリストの江森敬治さんに秋篠宮さまの“真意”について伺った。
皇室も常にアップデートする必要がある
「私も生身の人間なんですよね。ですから、いろいろと思うところは、もちろんあります。なかったらおかしいと私は思います。 ただ、それをどうやって発信することができるか、それから伝えていくことができるか。さらにそれが法律と関わって、もし関わっていた場合どうするか。その辺の関係とは非常に難しいと思います。 そういうことから、私としてはなかなか、そのことについてですね、お話しすることができないというのが、現状です」
8月13日、秋篠宮ご夫妻は18日からの南米・パラグアイ公式訪問を前に、記者会見を行った。先月、成立したばかりの改正皇室典範について、皇室の方々の境遇やお気持ちなどをふまえた議論が行われていなかったのではないかという記者の質問に対し、秋篠宮さまは、冒頭のように述べている。私はこの部分が、今回の会見の一番のポイントだと思っている。
《話したいけれど、自分の置かれている立場では話すことができないのです。そこを多くの国民の皆様に理解していただきたい》と言わんばかりの、秋篠宮さまの真情があふれているようだ。
続けて、記者は「もう少し研究の余地があるというか、そういうようにお感じでしょうか。それとも今の状況がギリギリだというふうに」と重ねて尋ねた。これを受けて、秋篠宮さまは次のように答えた。
「これも、お話しすることは難しいことではありますけれども、やっぱり、世の中って進歩していくことが大事ですから、常にどうなったらいいのかということをですね、いろんな人が考えていくことが大事だなと思います」
《社会の変化に対応して、皇室も常にアップデートする必要があります。そのためにもいろいろな議論が必要です》──このように、秋篠宮さまはおっしゃりたいのだと思う。
「天皇陛下が話されたことも、もっとも」と秋篠宮さま
改正皇室典範では、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持することや、旧宮家の15歳以上の男系男子で、配偶者と子どもがいない場合、養子に迎えて皇族にする制度が創設された。特に、旧宮家からの養子については、私の周囲でも違和感を覚える人が少なくない。
「私も生身の人間なんですよね」というとおり、秋篠宮さまは喜怒哀楽のある一人の人間である。日々、新聞やテレビ、ネットニュース、それに世論の動向などから「いろいろと思うところは、もちろん」あるのだ。
しかし、秋篠宮さまは皇位継承順位第一位であり、次の天皇陛下となる重い立場にある。長男で筑波大学2年生の悠仁さまは皇位継承順位第二位で、秋篠宮さまの次の天皇陛下となる。だからこそ、改正皇室典範についてのコメントを求められれば、「制度に関わることでありますので、控えたい」と発言するしかできないのである。生身の人間としての自分と皇嗣殿下である自分との間で、終始、揺れ動き、悩む秋篠宮さまだが、「やっぱり、世の中って進歩していくことが大事ですから」との発言に私は救われる思いがしている。
今年6月、天皇陛下はオランダ、ベルギーを公式訪問する前の記者会見で、次のように述べている。
「皇室のあり方や活動の基本は、国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にすることだと考えており、こうした皇族数の確保のあり方についての議論においても、国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」
この発言について、秋篠宮さまは、「先般、天皇陛下が話されたことも、もっともだと、そのとおりだと私は思っています」と素直に同意をしている。
改正皇室典範の議論について、多くの国民の理解や支持が得られていないのではと、当事者である陛下も秋篠宮さまも、おっしゃりたかったのではないだろうか。このことは、今回の皇室典範改正を進めてきた高市早苗首相や政府・与党の人たちの責任が大きいように思う。当事者の考えや意向を十分、把握した上での改正だったのだろうか。やればできたと思うだけに残念でならない。
えもり・けいじ 1956年生まれ。1980年、毎日新聞社に入社。社会部宮内庁担当記者、編集委員などを経て退社後、現在はジャーナリスト。著書に2025年4月刊行の『悠仁さま』(講談社)や『秋篠宮』(小学館)など
週刊女性2026年9月1日号