奈良県は4月28日、2025年度の通勤手当をめぐり、管理職65人を含む計384人の職員が不適正に受給していたと発表しました。
返納額の合計は約1230万円にのぼるということです。
■定期券の写しなどの根拠資料を提出できず
奈良県によると、2025年度の通勤手当をめぐり、各職員の実際の交通費の支払い状況を確認したところ、認定経路に沿った定期券の写しといった、根拠資料を提出できないケースなどが続出したということです。
返納対象者は、▽課長補佐級以上の管理職65人、▽一般職員319人の、計384人にのぼり、返納額の合計は約1228万5千円にのぼったといいます。
県は、管理職65人を厳重注意処分としたほか、一般職員319人のうち▽253人を文書注意処分、▽育児・介護など一定の事情があった66人を口頭注意処分としました。
県は、「勤務地異動後の通勤経路変更漏れや根拠資料の不備など、制度・運用に係る職員の認識不足が大きな要因であることなどに鑑み、制度の周知徹底を行った上で、人事動機などの時宜を捉え根拠資料の確認を定期的かつ厳格に行う」としています。
一方で、県は“悪意をもって差額や全額を不正に受給していた職員はいなかった”とも説明しています。
「ニュース」タグアーカイブ
「ビザ切れ、無免許で逃げた」=ひき逃げ容疑のベトナム国籍男―警視庁
東京都杉並区で1月、追突した車の運転手にけがをさせたのに逃走したとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)などの容疑で逮捕されたベトナム国籍の解体工の男(32)が、「ビザが切れていて無免許だったので怖くて逃げた」などと容疑を認めていることが28日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁中野署は同日、男を送検し詳しく調べている。
捜査関係者によると、逮捕されたのはグエン・アイン・トゥン容疑者。1月20日午後6時10分ごろ、杉並区の路上を走っていた車に追突。乗っていた50代男性にけがをさせたまま逃走したとして逮捕された。
同容疑者は技能実習生として2023年に来日したが、昨年8月下旬以降は不法滞在となっていたとみられる。 [時事通信社]
くじ引き当選の茨城県神栖市長選 当選無効 県選管が票の再々点検の結果
去年、候補者の得票が同じ数になり、くじ引きで当選者がきまった茨城県の神栖市長選挙。「まんじゅうや」などと書かれた投票用紙が無効とされ、一転して市長の当選が無効になりました。
去年、現職・石田進氏と新人・木内敏之氏の一騎打ちとなった神栖市の市長選挙。得票は同じ数で、くじ引きの結果、新人の木内氏が当選しました。
その後、票を数え直す再点検が行われるも結果は変わらず、石田氏は県の選管に再々点検を申し立てます。主張するのは…
石田氏側 「木内氏の有効票の中に『まんじゅうや』『だんごや』とだけ書かれた票がある。無効票として扱うべきだ」
当選した木内氏の実家は、まんじゅうなどを作る菓子製造会社。本人も去年まで在籍していました。こうしたことから、「まんじゅうや」などと記載された投票用紙が木内氏に投じられた有効票とされていたのです。
しかし、きょう…
茨城県選挙管理委員会 「当選人・木内敏之氏の当選を無効とするものでございます」
県の選管は有効とされた2票に「まんじゅうや」や「だんごさん」と記載されていたことを発表。その上で「木内候補を『まんじゅうや』と呼称することは一般的ではなく、定着した通称とは言えない」としました。
これにより、落選した石田氏の票が当選した木内氏の票を上回ったのです。
石田進氏 「ひっくりかえったことについては、だいぶほっとしています。正直な気持ちです」
一方、当選が無効になった木内氏は…
当選が無効に木内敏之氏 「おふくろの腹の中にいるときから私はまんじゅう屋なんです。私をこの神栖で、まんじゅう屋って呼ばない者はいない」
木内氏は「直ちに高裁に異議申し立てをしたい」としています。
高1息子殺害、父親に有罪判決 「食事満足に用意できぬと悩み」
宮城県石巻市の自宅で2025年4月、高校1年の息子を刃物で刺して殺害したとして、殺人の罪に問われた無職佐々木嘉志被告(49)の裁判員裁判で仙台地裁は28日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
判決で榊原敬裁判長は、離婚後に引き取った息子の食事を満足に用意できないと思い悩み、息子を殺害して自殺することを考えるようになったと指摘。「最も信頼していたであろう父親に、15歳の若さで命を絶たれた無念は察するに余りある」と非難した。
一方、うつ病による心神耗弱状態だったとして執行猶予が相当だと判断した。
【京都・男児遺体遺棄】安達容疑者を立ち会わせ「供述の裏付け」進める 車で公衆トイレ→自宅の裏山→かばん発見場所へ
山林に小学生の息子を遺棄したとして父親が逮捕された事件。警察は遺体が遺棄された可能性がある場所などに父親を立ち会わせ、供述の裏付けを進めています。
午前9時すぎ、安達優季(あだち・ゆうき)容疑者(37)を乗せた車が南丹警察署を出発しました。安達容疑者は、3月23日から4月13日までの間に、南丹市内の山林などに小学生の息子・結希(ゆき)さん(当時11)の遺体を遺棄した疑いで逮捕されました。
捜査関係者によりますと、結希さんは3月23日の朝、自宅で朝食をとっている姿を親族が確認していますが、安達容疑者は逮捕前の任意の調べに対し、「学校まで送ったあと南丹市のどこかに連れて行って、首をしめつけて殺しその場に遺棄した」という趣旨の供述をしていたといいます。
逮捕後、落ち着いた様子で取り調べに応じているという安達容疑者。28日朝、安達容疑者を乗せた車が最初に向かったのは、自宅から約2キロの場所にある「公衆トイレ」です。警察はこの場所に一時、結希さんの遺体が遺棄された可能性があるとして、4月18日、トイレとその周辺で現場検証を行っていました。
そして、公衆トイレの次に向かったのは、「自宅の裏山」。ここは結希さんの遺体が見つかる前、警察が約60人態勢で大規模な捜索を行った場所です。当時の捜索では大きな手がかりは見つからなかったということですが、この場所も事件に何らかの関係があるとみられています。
そして、最後に向かったのは…。結希さんの「通学用かばん」が見つかった場所です。結希さんが行方不明になってから6日後、既に何度も捜索が行われた場所で見つかった通学用かばん。警察は28日、ここにも安達容疑者を立ち会わせました。
遺体を複数の場所に転々と移動させた疑いがある安達容疑者。警察は供述の裏付けを進めています。
路上で“催涙スプレー”かけられ金塊奪われる 被害者4人は金取引のため現場に集まる 東京・葛飾区
28日午後、東京・葛飾区の路上でおよそ2キロの金塊が奪われた事件で、被害者の男性4人は金の取引のため、現場に集まっていたことが新たにわかりました。
現場となったのは、JR新小岩駅前のバスロータリー近くの路地を入ったところです。その後の取材で、男性4人は金の取引のためこちらに集まっていた最中に襲われたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、午後1時45分ごろ、およそ2キロの金塊をリュックサックに入れていた男性4人が、3人組の男に催涙スプレーのようなものをかけられ、殴る蹴るの暴行を加えられた上、金塊を奪われました。4人はケガをしているということです。
目撃者「片方は出血して、もう片方は催涙スプレーにやられたみたいで、顔真っ赤にして」
そして、捜査関係者への取材で判明した当時の状況ですが、男性4人が金の取引のために路上にいると、3人組のうち1人が現れ、話をしていたところ、残る2人が現れ、突然、催涙スプレーのようなものをかけて襲撃したとみられています。
3人組は今も逃走していて、警視庁が行方を追っています。
「現金4億円超」窃盗被害か=貸金庫こじ開けられ、複数人逃走―警視庁
28日午前9時ごろ、東京都八王子市旭町の会員制貸金庫の従業員から「貸金庫がこじ開けられている」と110番があった。警視庁八王子署によると、被害に遭った金庫を契約している元飲食店経営の50代男性は「現金4億円から5億円を入れていた」と話しており、同署が窃盗事件として調べている。
同署によると、店舗の防犯カメラには27日午後9時ごろ、帽子やマスクで顔を隠した複数人が侵入し、逃走する様子が映っていた。店舗と貸金庫室の入り口は壊された形跡がなく、それぞれ専用の鍵を使って侵入したとみられる。約900ある貸金庫のうち、近接する二つの貸金庫の扉が何らかの工具でこじ開けられていた。 [時事通信社]
岩手・大槌の山林火災「深刻な局面脱した」、鎮圧近づいているとの見方…29日も朝から雨の見通し
岩手県大槌町は28日夜、町内2か所で延焼が続く山林火災について「深刻な局面は脱した」などとして、鎮圧が近づいているとの見方を示した。発生から7日目を迎える中、28日は午後6時までに5ミリの降雨を観測し、29日も朝から10ミリの雨が降る見通し。消防が今後、上空から炎や煙の有無や熱源などを確認し、延焼の危険がないと判断すれば鎮圧を宣言する。
県によると、焼損面積は28日朝の時点で、吉里吉里(きりきり)地区が1187ヘクタール、小鎚(こづち)地区は前日と変わらない446ヘクタール。2か所で計1633ヘクタールと、27日の降雨以降、拡大が緩やかになっている。
28日は自衛隊のヘリコプターなど10機が上空から散水し、地上からは地元の消防隊員ら約1400人が消火活動にあたった。
町では、人口の約3割にあたる1558世帯3257人に避難指示が発令されており、町民らは解除の前提となる鎮圧を期待する。
22日の火災発生直後から家族5人で釜石市の親戚宅に身を寄せている吉里吉里地区の男性(78)は28日、町内の様子を見に来た。2日連続での雨に「思っていたよりも本降りになってくれた。これで鎮火に近づくのではないか」と話す一方、「避難指示が解除されるまで油断はできない」と気を引き締めた。
「局地激甚災害」指定へ
赤間防災相は28日の記者会見で、山林火災で被害を受けた岩手県大槌町を「局地激甚災害」に指定する見込みだと明らかにした。指定されれば、焼けた樹木の搬出、造林など復旧費用の半額を国が補助する。近く閣議決定する。
赤間氏は「自治体や被災者には財政面や資金面に不安なく災害復旧に取り組んでほしい」と述べた。
【独自】護衛艦輸出、枠組み新設へ 日比防衛相会談で合意調整
日フィリピン両政府は、海上自衛隊の中古護衛艦について、フィリピン軍への輸出に向けた協議の枠組みを新設する方向で最終調整に入った。小泉進次郎防衛相が5月5日からフィリピンを訪問し、テオドロ国防相との会談で合意する見通し。政府が4月21日に防衛装備移転三原則と運用指針を改定し、殺傷能力のある武器輸出を解禁して以降、初の案件となる可能性がある。複数の関係者が28日明らかにした。
小泉氏は28日の記者会見で、フィリピンについて「わが国のシーレーン(海上交通路)の要衝に位置する戦略的に重要な国だ」と強調。会談を機に「防衛協力をさらに発展させる」と述べた。南シナ海で軍事活動を活発化させる中国への対応が念頭にあるとみられる。
輸出対象となる護衛艦は「あぶくま型」で、高性能機関砲や対艦ミサイルの装置一式、短魚雷発射管を主要装備としている。無償譲渡の可能性もあるが、法整備が必要となる。日本側は枠組み設置により、協議を円滑に進めたい考えだ。
京都府内で今年初のマダニ感染症「SFTS」確認京都市伏見区で感染か府南部では統計開始以来2例目府が注意呼びかけ
京都府は4月28日、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が府内で確認されたと発表しました。
府によりますと、男性は京都市伏見区内で草刈りをした際にダニに刺されたとみられ、府南部での発生は統計開始以来2件目という稀なケースだということです。
◆4月初旬の「草刈り」で感染か、2週間後に体調悪化
京都府によりますと、今回感染が確認されたのは70代の男性です。
男性は4月7日と8日の両日、京都市伏見区内で草刈りをしていました。
そのおよそ2週間後の4月20日、男性は発熱などの体調不良を訴えたということです。
症状は発熱のほか発疹、全身の倦怠感、下痢があり、医療機関を受診したところ、SFTSと日本紅斑熱の2つの感染症に感染していることが判明したということです。
男性は現在、入院をして治療を受けていて、容体は回復に向かっているということです。
マダニによる感染症には潜伏期間があり、SFTSの場合は最大で2週間程度とされています。刺されてから症状が出るまでにタイムラグがあるため、屋外活動後の体調変化には警戒が必要です。
◆府南部では「2例目」、広がる生息域
2015年の統計開始以来、SFTSはこれまでは京丹後市や福知山市など府北部で主に確認されていましたが、府南部では去年(2025年)、宇治田原町で初めて確認されました。今回の伏見区で感染したとみられるケースは、府南部では2件目となります。
府によりますと、府内全体の報告数は例年2~3件ほど、2023年と2024年はそれぞれ1件でしたが、2025年には一気に6件にまで急増したということです。
◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
男性が感染した「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、ウイルスを保有するマダニに刺されることで発症する感染症です。
主な症状は発熱や吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、下血などの消化器症状で、血液中の白血球や血小板が減少するのが特徴です。
SFTSの致死率は10%から30%で、最悪の場合、死に至るおそれがあります。
※致死率の改善が期待される抗ウイルス薬ファビピラビル(アビガン錠)が2024年に承認
今回はさらに、細菌による感染症である「日本紅斑熱」にも同時感染していました。
こちらも2日から8日の潜伏期間を経て、高熱や発疹などが現れる疾患です。
◆暑さで進む「半袖化」に警鐘、草むらなどで肌の露出は禁物
これからの季節、気温の上昇とともに注意すべき点があります。
府によりますと、暑くなると半袖などの軽装で屋外活動をする人が増えますが、これがマダニの被害に遭うリスクを高めるということです。
マダニは草むらや藪、森林に潜んでいます。草刈りや農作業、ハイキングなどでこうした場所に入る際は、暑くても「肌を露出させない」ことが有効です。
京都府は、具体的な対策として、
▼草むらなどで場所で長時間地面に直接寝転んだり、座ったりしない
▼草むらなどに入るときは、長袖、長ズボン、手袋、長靴等を着用し肌の露出を減らす
▼マダニが付着した際に見つけやすいよう、白やベージュなどの薄い色の服を選ぶ
などの行動を呼びかけています。
◆「DEET」配合の虫除け剤が有効、屋外活動後は入浴を
また、府によりますと、服装による対策と併せて、市販の虫除け剤の活用も効果的で、「DEET(ディート)」などの有効成分が含まれた製品は、マダニの忌避に効果があるとされています。また、屋外活動を終えて帰宅した後は入浴し、刺されていないか確認することも重要だということです。
◆マダニ類に刺されたら…
マダニを見つけた場合、府によりますと、「無理に引き抜こうとしないこと」が重要で、無理に取ろうとするとマダニの口器が皮膚の中に残ったり、ウイルスを含んだ体液が逆流したりするおそれがあるということです。
府はこうした場合、すぐに医療機関を受診し、医師の処置を受けてほしいとしています。