小泉農相、地元支援者らの集会に出席…総裁選出馬意向について説明か

自民党の小泉進次郎農相(44)は13日午前、地元の神奈川県横須賀市で支援者らを集めた集会に出席した。小泉氏は既に石破首相の後継を決める党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に立候補する意向を固めており、自らの考えを伝えたとみられる。小泉氏は来週中に記者会見し、出馬を正式表明する方針だ。
小泉氏は13日午前、自身の選挙区(衆院神奈川11区、横須賀、三浦両市)内にある横須賀市文化会館で、地方議員や後援会関係者らを前にあいさつした。
小泉氏は12日の記者会見で「重要な判断をする時、支えていただいた皆さんの声を伺いながら判断したい」と述べており、地元の理解を得た上で総裁選への出馬を正式表明したい考えを示していた。
小泉氏の総裁選出馬は、昨年9月の前回選に続き2度目となる。前回は第1回投票で最多の国会議員票を集めたが、党員・党友票を含めた得票は3位で、決選投票に進めなかった。
既に立候補の意向を表明した小林鷹之・元経済安全保障相(50)も13日午後、地元の千葉県八千代市で支援者らに出馬を伝える会合を開く。立候補を正式表明した茂木敏充・前幹事長(69)も同日午後、地元の栃木県に入る予定だ。

ロシアのカムチャツカでM7.5の大地震 日本に津波被害の心配なし

アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の13日午前11時半すぎ、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード7.5の大地震がありました。
気象庁は、この地震で日本の沿岸で若干の海面変動があっても津波の被害の心配はないとしています。
カムチャツカ半島付近は大きな地震が相次いでいて、7月30日におきたマグニチュード8.8の地震では、岩手県久慈港で1.3メートルの津波を観測したほか、北海道から沖縄にかけての沿岸に津波が到達しました。

小泉進次郎氏、総裁選出馬を伝達 「自民党をもう一度一つにする」

自民党の小泉進次郎農相は13日、地元の神奈川県横須賀市で支援者と会い、総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する意向を伝えた。石破茂首相の進退を巡って生じた党内の亀裂を念頭に「自民党をもう一度一つにする。難局の中、政策を一つでも前に進める力になりたい」と述べた。出席者が明らかにした。
総裁選には高市早苗前経済安全保障担当相、林芳正官房長官、茂木敏充前幹事長、小林鷹之元経済安保相が出馬の準備を進めており、5人の争いとなる公算が大きい。
支援者との会合は非公開で行われた。関係者によると、小泉氏は「野党の皆さんと向き合い、国民が一番求めている物価高対策や治安対策など多くの不安に寄り添い、解決していきたい」と語った。
小泉氏は昨年、総裁選に初めて立候補。1回目投票で最多の議員票を獲得したものの、党員・党友による地方票で伸び悩み、9候補中3位となり、決選投票に進めなかった。

「岸和田だんじり祭」始まる 街中を疾走「やりまわし」に歓声

大阪府岸和田市で「岸和田だんじり祭」が始まり、街中を疾走するだんじりに歓声があがりました。
「岸和田だんじり祭」は五穀豊穣を願って300年以上続く伝統行事です。
祭りの最大の見せ場は、曳き手が走りながら、重さ4トンのだんじりが交差点を直角に曲がる「やりまわし」です。
法被にはち巻き姿の曳き手たちが、掛け声とともに、だんじりの「やりまわし」を次々と成功させると、見物客から歓声があがっていました。
岸和田だんじり祭は14日、だんじりが市内の神社にお参りする「宮入り」が予定されています。

北海道で今夜から線状降水帯発生の恐れ…14日の明け方まで、気象庁が警戒呼びかけ

気象庁は13日午前、北海道で夜から14日の明け方にかけて、線状降水帯が発生する恐れがあると発表し、土砂災害や河川の氾濫への警戒を呼びかけている。
北日本と東日本では14日にかけて非常に激しい雨が降り、14日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、北海道180ミリ、東海地方150ミリ、東北と北陸地方で120ミリ。
同庁は北海道の胆振・日高地方、石狩・空知・後志地方、渡島・檜山地方で、線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるとしている。

「焦げ臭い…機内がパニックに」ユナイテッド航空機が関西空港に緊急着陸日本人を含む乗客5人がケガ【news23】

12日午後7時すぎ、成田空港発・セブ行きのユナイテッド航空の旅客機が、機材不具合で関西空港の滑走路に緊急着陸しました。
「『getout』って言われて…」機内の緊迫した様子を語る乗客も
関西エアポートによりますと、成田空港を12日の午後5時20分ごろに出発し、フィリピン・セブ島のマクタンセブ空港に向かっていたユナイテッド航空32便が、関西空港のA滑走路に午後7時10分ごろ緊急着陸しました。
国交省によりますと、上空を飛行中に機内の貨物室で出火を示す警告表示が出され、緊急事態が宣言されたということです。
その後、機体は誘導路上に移動し、シューターと呼ばれる緊急脱出スライドで、乗客・乗員の計142人全員が脱出したということです。
脱出した乗客の中には、ケガをした外国人も…
脱出した乗客 「大丈夫。(ケガは)大丈夫だよ」
別の脱出した乗客 「めっちゃ怖かったです。中でみんなが騒ぎ出して、焦って慌ててみんなで出てきた。『getout』って言われて、アナウンスで。結構強めに言われたから、みんなが『え?』ってなって慌てて出たって感じ」
「焦げ臭い感じで。(Q.その臭いで機内がパニックに?)そうですね」 「(Q.脱出シューターで降りる時は)めちゃめちゃ怖かったです。とにかくパニくりすぎて、どうしたらいいか分からなかった」
この緊急着陸で、乗客5人が軽傷を負ったということです。シューターでの脱出時に負傷したとみられます。
午後5時40分ごろ、TBSの情報カメラが捉えた映像には、画面左から右へ飛び立つ旅客機が写っていました。関西空港に緊急着陸したユナイテッド航空32便とみられる機体が、離陸する様子が確認できます。
航空機の飛行コースを記録するサイト「フライトレーダー24」を確認すると、ユナイテッド航空32便は、午後5時42分ごろ成田空港を離陸。
太平洋上空を南西に向けて飛行していましたが、午後6時半ごろ、進路を大きく変え、関西空港の方に向かって飛行して行きます。その後、午後7時ごろに関西空港に着陸したと記録されています。
緊急着陸の影響で、関西空港のA滑走路は12日午後11時時点で閉鎖されています。

小学生が育てた米20kgを“横領”して懲戒処分の20代教師に「最悪」「仕方ない」賛否両論集まるワケ

9月11日、島根県教育委員会が、生徒が収穫した米を“横領”したとして、20代の小学校男性教師を停職3か月の懲戒処分に処した。このニュースを受け、ネット上では教師の行動に対し、厳しい声が相次ぐ一方、擁護する声も上がっている。
「相談すると怒られると思い」
発覚のきっかけは、男性教師が別の小学校に異動したあとだったという。
「授業の一環として児童らが育てたコメ30キロが地域住民から学校に寄贈され、そのうち20キロが児童に配付される予定でした。ところが、男性教師はそれを怠り、学校の精米機で精米した20キロを自宅に持ち帰って自分で食べてしまったのです。教師が別の小学校に異動後、カラの米袋を別の教師が発見したことで明らかになりました」(全国紙記者)
県教委の聞き取りに対し、男性教師は「配付しなければならないと思っていたが相談すると怒られると思い、ごまかした」と釈明している。
この報道を受け、ネット上にはさまざまな声が飛び交った。
《農家さんが生徒に配ってと持ってきたコメをなんでお前が食べるんだよ、最悪》 《子どもたちが楽しんで作った米を教師が横領するなんて信じられない》
と、教師の行動を非難する声が相次ぐ一方で、以下のような擁護する声も聞かれた。
《日々の業務でいっぱいいっぱいなのに、収穫した米を精米して袋分けして児童に配布? 農家じゃないし、知識も技術もないことを業務の合間を縫ってやる? 酷だ》 《どうせタダでいいだろうと思われて、ろくに手当も出ない業務に怒りを感じていたんじゃない》
前出の全国紙記者がこうした意見が出る背景を説明する。
「教師の業務は授業だけではありません。部活動の顧問や授業の準備、そして保護者対応など多岐にわたります。その多忙さが近年大きな問題になっていることもあり、この男性教師の行動にも仕方ない部分があるのではないか、と擁護する声があがっているのだと思います」
停職3か月の懲戒処分を受けた教師は同日付で辞職。貴重な若手教師を失ってしまった。今回の事案は、一人の教師の不祥事として片づけるべき問題ではないのかもしれない。

天皇ご一家、被爆体験を傾聴=養護施設訪問―長崎

天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは13日午前、長崎市の被爆者養護施設「恵の丘長崎原爆ホーム」を訪れ、入所者らと交流された。天皇陛下の同園訪問は2003年以来で、皇后さまと愛子さまは初めて。
ご一家は腰をかがめて、82~98歳の8人と目線を合わせて懇談。小川ハツヱさん(84)には天皇陛下が「どちらで被爆を」などと質問。小川さんは目に涙を浮かべながら当時のことを話し、ご一家は真剣な表情で聞き入った。
春野ハルさん(98)も自宅が全壊したことなどを伝え、皇后さまは「お家はどの辺りで」と尋ね、陛下は「いろいろ大変な思いをされましたね」といたわった。愛子さまは「(施設で)どのようなことを楽しまれていらっしゃいますか」と質問していた。
両陛下は同日午後、長崎県美術館(同市)を訪れ、第25回全国障害者芸術・文化祭の作品展を見学。熊本市の渡辺義紘さん(35)が恐竜の繊細な切り絵制作を実演し、陛下は「手先が本当に器用で」と驚いていた。
両陛下は14日、佐世保市で開かれる国民文化祭と障害者芸術・文化祭の開会式に出席する。1泊2日で戦後80年関係の日程に同行した愛子さまは13日夕、帰京した。 [時事通信社]

東海付近は断続的な激しい雨 道路冠水や河川増水に警戒

今日13日(土)も東海付近では断続的に雨が強まり、局地的に激しい雨となっています。活発な雨雲は段々と東へ移動する見込みで、この後は東海東部を中心に雨量のまとまるおそれがあり、冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒が必要です。
前線や低気圧に向かって強い暖湿気が流入
低気圧が発達しながら日本海を東北東に進み、前線が東北を北上しています。これらに向かって南西からは暖かく湿った空気が強く流れ込んでいて、風の集まりやすい東海付近では活発な雨雲が次々に通過している状況です。
局地的には10分間で6~8mmほどの激しい雨となっていて、静岡県伊豆市土肥では11時32分までの1時間に30.5mmを観測しました。
東海付近では昨日12日(金)から強弱を繰り返して雨が降っています。昨夜は三重県四日市市で1時間に123.5mmの猛烈な雨が降り、今朝7時20分までの24時間降水量は261.0mmに達しました。14時現在は湿った空気の流れ込みやすいエリアが少し東に移動し、静岡県周辺で雨量が多くなってきています。14時10分までの24時間降水量は藤枝市高根山で144.0mm、静岡市鍵穴で102.0mmと、100mmを超えてきました。
静岡県など東海東部は、今夜遅くまで活発な雨雲の通過しやすい状況が続くとみています。道路冠水や低地の浸水、河川の急な増水や土砂災害に警戒が必要です。アンダーパスなど低い土地の通行は避け、雨が強い間の外出は控えてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

中国機へのスクランブル、防衛省が無人機活用を検討…コスト抑制へ航空自衛隊が3年かけ検証

防衛省は、中国の無人機に対する自衛隊機の緊急発進(スクランブル)に無人機を活用することを検討している。海上自衛隊が導入する米国製の滞空型無人機「MQ9B シーガーディアン」を使い、航空自衛隊が来年度から3年間かけて検証する予定だ。戦闘機の運用コストを抑制する狙いがある。
海自は、東シナ海などでの情報収集を強化するため、2027年度にシーガーディアンを導入する予定だ。空自は、この機体を使って他の無人機を追尾したり、監視したりできるかを確認し、緊急発進にどこまで対応が可能かを検証する。同省は来年度予算の概算要求に関連費用として約11億円を計上した。
同省が南西諸島周辺などで飛行を確認し、空自の戦闘機を緊急発進させた中国の無人機(推定含む)は24年度、30機に上り、23年度の9機から3倍以上となった。今年度も8月末時点ですでに16機が確認されている。
警戒管制レーダーなどで領空侵犯のおそれがある航空機や無人機が発見された場合、原則、戦闘機2機が緊急発進している。ただ、戦闘機は1機当たりの単価が高く、燃料費やパイロットの人件費もかさむため、防衛省内では「中国は機体単価が安い無人機の飛行を増やし、日本や台湾に消耗戦をしかけている」との見方も出ている。
シーガーディアンは、光学や赤外線のセンサーに加え、夜間や悪天候でも観測可能なレーダーを備えている。監視能力が高く、同省は一定程度、戦闘機の緊急発進を代替できるとみている。
領空侵犯された場合、戦闘機は退去を求める警告や信号弾を発射し、最悪の場合にはミサイルを発射する。シーガーディアンにはこうした警告や攻撃の機能が搭載されておらず、実際に領空侵犯が発生した時にどう対応するかが活用に向けた課題になるとみられる。