安倍晋三元首相銃撃事件の公判で、山上被告の母親が証人尋問のため出廷予定

安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告の裁判員裁判第7回公判が、13日午後から奈良地裁で開かれる。
弁護側の証人尋問が行われ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信した母親が出廷を予定している。教団に父の生命保険金など総額1億円を献金。一家は住む家も十分な収入源もない状況に陥り、母は自己破産するに至った。傍聴券を求めに並んだ40代の奈良市在住の男性は「母親が息子を守るのか、教会を優先するのか、その行方を見てみたい。また、母親と対面する山上被告の表情も気になる」と話した。

青葉真司死刑囚の控訴取り下げ 「有効」として検察が裁判所に意見書を提出 京アニ放火殺人事件

京都アニメーション放火殺人事件で死刑判決を受けた青葉真司死刑囚が自ら行った控訴取り下げは「有効」として検察が裁判所に意見書を提出しました。

2019年、京都アニメーション第1スタジオに放火し、36人を殺害したなどとして1審で死刑判決を言い渡された青葉真司死刑囚(47)。

今年1月、青葉死刑囚本人が控訴を取り下げ死刑が確定しました。弁護人は控訴取り下げを無効とする申し入れ書を大阪高裁に提出していました。

これに対し大阪高検が「取り下げは有効」という意見書を提出したことが関係者への取材でわかりました。

死刑囚本人の訴訟行為能力に問題はないという趣旨の反論をしているということです。

「ささいなことでも情報を」 岡山・倉敷の中3男子不明から3年、母親らが呼びかけ

令和4年11月に岡山県倉敷市の中学3年だった梶谷恭暉(みつき)さんが自宅を出たまま行方不明になってから3年となる13日、母親や岡山県警の捜査員らが岡山市北区のJR岡山駅でビラを配り、情報提供を呼びかけた。
梶谷さんは4年11月13日午後2時半ごろ、自宅で確認されたのを最後に行方不明となった。翌14日、約70キロ離れた広島県尾道市の生口島(いくちじま)の路上で梶谷さんのスマートフォンや本が発見。防犯カメラの映像などから、JR倉敷駅から電車でJR三原駅に向かい、その後、島に渡ったとみられる。

県警によると、3年間に寄せられた情報は195件。この1年間は11件で、年々減少しているという。
母親は午前7時半ごろから通勤客らにビラを配布。「この3年、息子が帰ってくると信じて過ごしてきた。ささいなことでいいので、情報を寄せていただければ」と話した。
梶谷さんは14歳だった行方不明当時、身長約170センチで体重約65キロ。黒縁メガネをかけ、黒い無地の長袖の上着に白または灰色の長ズボン、カーキ色のサンダルを着用していた。
情報は県警倉敷署生活安全課(電話086・426・0110)まで。

声優・肥後マコトさん死去 54歳 『ビーダマン』雑賀アキラ役・『かいけつゾロリ』ダポン役・『大きく振りかぶって』和田誠役など

ケッケコーポレーションは13日、所属俳優・肥後マコト(本名 肥後誠)さんが亡くなったと公表した。54歳。【プロフィール】『おおきく振りかぶって ~夏の大会編~』などに出演した肥後マコトさん 同社サイトに「訃報」を掲載。「弊社所属俳優 肥後 マコト(本名 肥後誠)儀 病気のため過日永眠いたしました。享年54歳ここに生前賜りましたご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます」と伝えた。 肥後さんは、島根県出身。声優・ナレーター・舞台など多数の作品に出演した。 『おおきく振りかぶって ~夏の大会編~』和田誠役、『クロスファイト ビーダマン』雑賀アキラ役、『TOKYO TRIBE2』ハシーム役、『かいけつゾロリ』ダポン役、『学園戦記ムリョウ』ソパル星人、『地球防衛企業ダイガード』田口友朗役など。

札幌・円山動物園、休園期間延長し17日再開へ 園内でクマ1頭駆除

札幌市は13日、ヒグマの出没を受け9日午後から休園している円山動物園(同市中央区)について、当初は14日までとしていた休園期間を2日間延長し、17日から開園すると発表した。園内でクマ1頭を駆除したが、来園者の安全確保のため。
市は12日、園内に設置した箱わなにかかったクマ1頭を駆除。毛の色合いや大きさなどから9日以降に複数回、園内に出没した個体とみられる。
クマ1頭を駆除したが、近隣を含めてクマの出没が続いていることから休園期間を延長することにした。16日まで設置済みのカメラによる監視を続ける。
17日の開園後は午前9時半から午後4時までの営業とする。改修中だった正門は、ヒグマの出没によって作業が遅れたため21日まで使えない。
一方、隣接する円山公園については24日まで閉鎖を継続する。円山動物園の開園を受け、動物園までの通り道は17日以降、午前9時から午後4時半まで開放する。【水戸健一】

「年収の壁」見直し焦点=26年度改正議論に着手―自民税調

自民党税制調査会(小野寺五典会長)は13日、党本部で非公式幹部会合を開き、2026年度税制改正に向けた議論に着手した。所得税が課される最低ライン「年収の壁」の引き上げが焦点。ガソリン税と軽油引取税の暫定税率廃止の代替財源も検討する。
連立を組む日本維新の会の税調と協議し、12月に税制改正大綱を取りまとめる。年収の壁の178万円への引き上げを求める国民民主党との調整も必要となる。小野寺氏は会合後、記者団に「少数与党なので、野党にも丁寧に説明しながら協力を得ていくことが大切だ」と述べた。
年収の壁を巡っては、自民、国民民主、公明の3党が昨年12月、「178万円を目指して引き上げる」と合意。従来は「103万円」だったが、25年分から「160万円」に引き上げられた。自民は維新と、物価上昇に応じて壁を見直す制度を年内をめどに取りまとめることで合意している。 [時事通信社]

「適切な判断をいただいた」斎藤知事が不起訴処分受けコメント 去年の県知事選でのPR会社との関係をめぐる問題

兵庫県の斎藤知事は、去年の知事選挙におけるPR会社との関係をめぐる問題で、不起訴になったことについて「適切な判断をいただいた」と述べました。

兵庫県の斎藤元彦知事とPR会社の社長は、去年11月の知事選で知事側がPR会社に71万5000円を支払ったことをめぐり、選挙運動の対価だったとして、公職選挙法違反の疑いがあるなどと刑事告発されていました。

しかし、神戸地検は11月12日、選挙運動の対価と認定するには疑義があるとして2人を不起訴処分にしました。先ほど斎藤知事は…

(兵庫県 斎藤元彦知事)「捜査機関がこれまで十分に捜査した結果として、適切なご判断をいただいた」

知事は元県民局長の私的な情報が漏えいした問題についても刑事告発されています。

耳元で「晋ちゃん…」 安倍昭恵さんの書面読み上げ 元首相銃撃公判

安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が13日、奈良地裁(田中伸一裁判長)であり、検察側は安倍氏の妻昭恵さんの心情をまとめた書面を読み上げた。昭恵さんは「ただ、生きていてほしかった。長生きしてほしかった」とつづった。
事件から1年後となる2023年8月付の書面によると、昭恵さんは事件当日の朝、いつも通りに夫を送り出した。午前11時半過ぎに「撃たれた」と事務所から連絡を受けたという。「あまりに衝撃的だった。世界中の友人から夫の無事を祈るメッセージが届いた」と振り返った。
夫が搬送された病院に向かうと「やっと会えた」。笑っているような顔をしていた夫。その手を握り、耳元で「晋ちゃん、晋ちゃん」と声を掛けた。
「夫の手はまだ温かく、私のことを待ってくれていた」と感じたという。蘇生措置をする医師に対し、「もう結構です」と告げ、永遠の別れとなった。「全てが夢のようで、涙も出ませんでした」
真面目で優しく、努力家。そして、母思いの夫だった。首相を退任してからは家族で過ごす時間も増え、飼い犬とよく散歩に出かけたという。「もっと、もっと続くと思っていました」
家を出てわずか3時間半後に突然、亡くなった夫。昭恵さんは「気を張ってなんとか1年を過ごしてきた」。一周忌で家族や友人が集まると、「なんで、ここにいないのだろう」と涙があふれたという。
最後に妻としての思いを訴えた。「ただ、生きていてほしかった。長生きしてほしかった」【林みづき】

【速報】安倍元総理銃撃事件の裁判 山上被告が母親に「また韓国へ行くつもりか金をどうするつもりか」などとメール

安倍元総理の銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の裁判で、13日、山上被告が母親や兄、妹とやりとりしたメールが示されました。
2012年4月に母親に送ったメールでは、「いくら私たち兄弟がだめであっても、親がまともなら3人でもやっていける」「なんならお前を殺して保険金を兄にあげようか」などと記載されていたといいます。
また山上被告から「また韓国へ行くつもりか金をどうするつもりか」などと送ると、母親から「ごめんね韓国に行くつもりです」と返信があり、被告がさらに「金をどうするつもりかと聞いている」と問い詰めるような返信をしています。
このあと母親が証人として証言台に立ちます。

田久保前市長、市長選出馬の意向=学歴詐称問題で失職―静岡・伊東市

静岡県伊東市の田久保真紀前市長(55)が、自身の失職に伴う市長選(12月7日告示、14日投開票)に出馬する意向を固めたことが13日、関係者への取材で分かった。18日にも出馬会見を開く。学歴詐称が指摘された田久保氏に対し、市議会は10月31日、2度目の不信任決議を可決し、田久保氏は同日付で失職していた。
市長選にはこれまでに元市長の小野達也氏(62)と、新人4人が出馬を表明。立候補の意向を示していた政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)は今月9日、兵庫県警に名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された。
田久保氏はこれまで、市長選への対応について「支援頂いている皆さんとよく話し合って決めたい」と明言を避けていた。 [時事通信社]