同じ高校に通う同学年の男子生徒に暴行してけがをさせた上、現金9万円を脅し取ったとして、沖縄署は3日、本島中部の16~17歳の男子高校生3人を傷害と恐喝の疑いで逮捕した。認否を明らかにしていない。
署や県警少年課によると、3人は11月22日午後7時45分ごろから同8時40分ごろまでの間、北谷町内で、被害生徒の顔面や左太ももなどを十数回にわたって殴ったり足蹴りしたりしてけがをさせ9万円を脅し取った疑いがある。被害生徒は、左顔面や左太ももに全治5日ほどの打撲を負った。
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ナンバーなしの米軍車、国道330号を走行 沖縄・宜野湾市 抗議の市民「違反行為が常態化」
ナンバープレートを付けていない米軍車両が国道330号を走行し、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場野嵩ゲートに入る様子が3日、市民によって確認された。米軍車両が公道走行する際、車両の前後方部に「番号標を付ける」と日米合意で定められているが、ナンバーなしの車両の走行がたびたび目撃されている。
同ゲート前で米軍基地に抗議するスタンディングを続けている高橋年男さんらが目撃した。高橋さんは同日午前7時20分ごろ、国道330号を走行してゲートから基地内に入ろうとするナンバーなしの米軍車両を見つけ、近くにいた警察官に伝えた。
宜野湾署によると、車両が米軍提供区域内で停止したため米軍憲兵隊(MP)と共に確認。車内のダッシュボード上にナンバープレートを確認したが、後方の掲示はなかった。MPから「見えやすい場所への掲示を指導する」と話があったという。
高橋さんは、ナンバーなしの米軍車両が同ゲートから公道に出る様子も11月18日に目撃し、その場で警察に伝達。指導を受けた車両は仮ナンバーを付けて基地内に戻った。高橋さんは「ナンバーなしの米軍車両の公道走行をたびたび見る。違反行為が常態化している」と問題視した。
(中部報道部・勝浦大輔、社会部・豊島鉄博)
彼氏との性行為が「トラウマだった」女性の告訴で、警察が動き出した…デートDV、別れても「犯罪」になる可能性
関西で看護師として働いていた佳奈さん=仮名=(37)が彼と出会ったのは、2020年ごろ。当時、彼は都内に住む大学生。アプリを通じて知り合い、最初にアプローチしてきたのは彼だったという。 「相手のプロフィールを見ると11歳年下で、驚きました。人生相談でもしたいのかなと思ってメッセージに応ずるうち、交際に発展していきました」
遠距離恋愛でスタート。しかし、性交渉は苦痛だった。 「独りよがりだなと思った。『痛い』と言っても『丁寧にして』と言っても聞いてくれない。『もういい!』とかんしゃくを起こして飛び出していったこともあります」 ホテル代などの費用は佳奈さんが捻出していた。不満はあったが、社会人と学生との交際だと割り切って考えるようにしていた。このときはまだ、後にトラウマになり、刑事告訴もすることになるとは思ってもみなかった。(共同通信=武田惇志)
体験を語る佳奈さん=8月8日、東京都新宿区
▽「許せない出来事」 2021年2月、佳奈さんにとって「許せない出来事」が起きた。 その日、2人は都内のレストランで食事後、ホテルに宿泊。彼は佳奈さんのスマートフォンにマッチングアプリがインストールされているのを見つけ、激高した。 そのアプリは使っていないものだった。「会員登録もしていないよ」と画面を見せながら説明したが、彼は耳を貸さない。無理矢理、口での性的行為を強要された。「下手」とののしられて突き飛ばされ、さらに力づくで続けさせられた。
アフターピルを処方してもらった際の診断書のコピー
▽首に手を掛けられ、避妊具なしで… 同じ年の6月にホテルに泊まった際も、ひどい目に遭った。 佳奈さんは彼氏のスマホに、女子高校生とのやりとりを発見。自宅に連れ込んでいたことも分かった。「勉強を教えていただけ」と弁明されたが、信用できない。
佳奈さんは別れを切り出し、部屋から出ようとした。すると腕を引っ張られて部屋に連れ戻され、ベッドで羽交い締めにされた。「苦しい」と声を出し、ホテルのスタッフに助けを求めようとすると、彼は佳奈さんの首に手をかけ、涙を見せながらこう言った。 「じゃあせめて一緒に死んでくれ。それか、抱かせてくれ」 そのまま、避妊具なしの性交を強要された。翌日、クリニックでアフターピルの処方を受けた。この費用も佳奈さんが全額負担している。
アフターピルを巡る佳奈さんと友人とのLINEでのやりとり=佳奈さん提供
▽書き出してみて、初めて気づいたこと その後も何度か別れを切り出したが、そのつど「死ぬ」などと言われ、うやむやに。佳奈さんが振り返る。「それでも関係が続いたのは、遠距離だったからかもしれない」 だが翌年、佳奈さんは東京の病院に転職。会う回数が増え、険悪になる回数も多くなった。 そして今夏、彼が就職。お祝いのメッセージを送ったところ、連絡が来ない。さらに、何も言わずに部屋を引き払っていたことも分かった。
音信不通のまま交際が終わったが、あまりにも一方的な別れ方。ショックを受けた佳奈さんは気持ちを整理するため、これまでにあったことを文章にして書き出していった。 「我慢していたことがたくさんあって、このままじゃ消化できない気持ちでした。当時は『つき合っていたらこれぐらいのことはあるだろう』『別れなかった自分が悪い』と思っていた」 ところが、書き出していくうちにあることに気づく。
「これ、DVだったんじゃないか?」 試しに、書き出した内容をチャットGPTに入力してみた。 すると、「法的リスク」を指摘する回答が返ってきた。法律の専門家に聞いてみたくなり、弁護士に相談。 弁護士は言い切った。「強制性交罪に該当しうる」 そして佳奈さんに尋ねた。「どうしますか?」
警視庁=2023年7月撮影、東京・霞が関
▽「傷つけられたままでいたくない」 弁護士の指摘を聞いた佳奈さんは感じた。 「私はそんなに酷い仕打ちを受けていたのか」 取り得る手段の一つとして刑事告訴があることも知ったが、「まだ若い彼の将来がつぶれるかもしれない」と、踏みとどまったという。
しかし7月下旬、都内のショッピングモールで偶然、彼と鉢合わせた。佳奈さんが思わず声をかけると、相手はなぜか驚いて逃げ出したという。 直後、彼からLINEでメッセージが。「なんで接触してきたんだよ」「打つ手がないからだろ」 彼は、自分がした行為を「加害」と認識していたと感じた。 「証拠がないと安心し、加害行為をなかったことにしようとしている」 黙っていられないと思った。 「私は傷つけられたままではいたくない。それに彼にも、人を傷つけたまま放置する人でいてほしくない」 弁護士に告訴状の作成を依頼した。
▽「知ってもらいたい」 ただ、告訴状を出したとしても、警察に取り合ってもらえないこともある。警察はいったん告訴を受理すれば、捜査しなければならないからだ。立件するには証拠も必要になる。今回、佳奈さんが「特にひどい」と感じたホテルでの上記2件は、4年も前の出来事でもある。 それでも、証拠はあった。1件目は被害直後に友人に相談していたため、友人に陳述書の作成を依頼。当時の状況について証言してもらった。2件目については、直後に友人にLINEで相談していた記録が残っていたほか、アフターピルを処方してもらったクリニックの診断記録もある。
告訴状では、計2件の行為が「強制性交罪などに当たる」と記載(現在は不同意性交罪だが、2件は法改正前に起きたため)。被害を克明に記した上で、こう書いた。 「同意ない性交で多大な精神的苦痛、恐怖を感じた。卑劣な行為に厳重な処罰を求めるとともに、損害を可能な限り回復すべく告訴する」
▽「捜査だけでも、加害者には『釘』に」 「受理してもらえるだろうか」と心配だったが、8月に正式に受理された。今後の行方は、警察の捜査にゆだねられた。
10月、佳奈さんは事情聴取を受けた。担当が男性刑事と知って不安だったが、被害者の心情に寄り添うように話を聞いてくれ、配慮を感じたという。 「交際相手からの性被害は、別れた後で気づくことが多いと思います。私のように行為から4年たっても、告訴を受理して捜査してもらえることはぜひ、知ってもらいたいです。起訴されるかどうか分かりませんが、警察の捜査を受けただけでも加害者に釘を刺すことになると思う」
▽警察相談は100人に1人 内閣府の2023年度の調査によると、不同意性交などの被害経験がある人(男女)のうち、加害者が「交際相手」「元交際相手」だったのは16・4%と最多。次いで「職場・アルバイト先の関係者」(10%)、「配偶者」(8・6%)、「学校の生徒・学生」(8・6%)と続く。カップル間での不同意性交が多いことが分かる。
被害相談については「誰にも相談しなかった」が55・7%。実際に相談したケースのうちでは「友人・知人」(29・3%)が最も多く、警察への連絡はわずか1・4%だ。泣き寝入りが多く、佳奈さんのように警察に相談する人はまれだ。 その理由は「恥ずかしくて誰にも言えなかった」「相談しても無駄だと思った」「自分が我慢すればこのままやっていけると思った」。
パートナー間の性犯罪について解説する海渡双葉弁護士=11月6日、横浜市中区
▽「似た体験を持つ人と共有したい」 パートナー間の性犯罪について論文を発表している海渡双葉弁護士(神奈川県弁護士会)はこう指摘した。 「パートナーからの性被害件数が多いのは政府の統計でも明らかですが、事件化されているケースはまだまだ少ないです。たとえ事件化されても、被害者供述の信用性が争点となって公開の法廷で証言を求められることも多く、被害者の負担が重い現状があります。後日の告訴などに備え、被害直後に速やかに客観証拠を保全できる仕組みが必要だと思います」
佳奈さんはつらい体験がトラウマになり、カウンセリングを受け、自らをケアするようにしているという。最後に、取材を受けた理由を語ってくれた。 「私と似た被害体験をしている女性は多いと思います。この経験を共有できれば」 × × × 読者からの情報提供などを募集しております。こちらにお寄せください。 [email protected]
【速報】「快活CLUB」公式アプリにサイバー攻撃疑い少年(17)を逮捕生成AI「ChatGPT」使いプログラム作成700万件超の会員情報が流出警視庁
今年1月、複合カフェの「快活CLUB」で700万件を超える会員情報が流出した問題で、「快活CLUB」の公式アプリのシステムにサイバー攻撃をしたとして、警視庁が17歳の少年を逮捕したことが分かりました。
不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕されたのは大阪市に住む高校2年生の17歳の少年で、今年1月、仲間と共謀し、「快活CLUB」の公式アプリのシステムに不正アクセスしてアプリの機能を一部停止させるなど、アプリを管理する「快活フロンティア」の業務を妨害した疑いなどがもたれています。
捜査関係者によりますと、少年はサイバーセキュリティの大会で入賞するほどのスキルがあり、生成AIの「ChatGPT」で自作したプログラムを使ってシステムにサイバー攻撃し、724万人分以上の会員情報を入手したということです。
「快活CLUB」を展開するAOKIホールディングスは今年1月、子会社のシステムが外部からの不正なアクセスを受け、およそ729万人分の氏名や住所などの会員情報が漏えいした可能性があると発表していました。
AOKIホールディングスは、「すでに不正アクセスの影響を受けたプログラムを改修するなど再発防止策を実施していて、二次被害は確認されていない」と説明しています。
新聞配達中の70代夫婦、クマに襲われ救急搬送…ともに顔面から出血
4日午前2時40分頃、富山市婦中町河原町で、住民から「叫び声を聞いて道路をみたら人が倒れていた」と110番があった。同市や富山県警富山西署によると、新聞配達中の男性(75)と女性(70)がクマに襲われたとして、近くの住宅に助けを求めてきたという。2人は夫婦で、ともに顔面から出血していた。搬送時、意識はあったという。
コンサル元社長、無罪主張=五輪汚職で受託収賄―東京地裁
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(81)=公判中=と共謀し、2社から計約9100万円の賄賂を受け取ったとして、受託収賄罪に問われたコンサルタント会社「コモンズ2」元社長、深見和政被告(76)の初公判が4日、東京地裁(宮田祥次裁判長)であり、深見被告は「私は無実です。決して賄賂ではありません」と無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、深見被告は広告最大手「電通」勤務時代から、先輩に当たる高橋被告と親しい関係だったと指摘。2社からの現金受領について「高橋被告が『みなし公務員』で、金銭を受け取れば問題になるためコモンズ2を支払先にしたと理解していた」などと主張した。
弁護側は、受領した現金は正当な業務の対価だったなどと訴えた。
事件では15人が起訴された。公判が始まるのは深見被告が最後で、これまでに収賄側は高橋、深見両被告を除く1人の有罪が確定。贈賄側は出版大手「KADOKAWA」元会長、角川歴彦被告(82)=公判中=を除く11人の有罪が確定した。 [時事通信社]
「ガスの元栓閉めてるのに燃え続けた」山口・宇部市全域でガス漏れ 住宅など9件火災 市内約1万2500世帯で供給停止
けさ、山口県宇部市の広い範囲で都市ガスが漏れ、少なくとも9か所で建物火災が発生しました。市内では都市ガスの供給を止めて、点検を進めています。
きょう午前4時ごろ、山口県宇部市にガスを供給する施設で圧力が異常に高くなりました。
午前6時ごろから、少なくとも市内9か所で火災が発生しました。いずれも住宅などの一部が焼けたとみられ、数人が手にやけどをするなどの軽いけがをしました。
こちらの住宅ではコンロを使おうとしたところ、ガスが勢いよく吹き出るような音がしたといいます。
「コンロの火花がついて、ガスの元栓の辺りから燃え上がった。ガスの元栓を閉めているのに、ずっと燃え続けた」
ガス漏れと建物火災との関連は分かっていません。
山口合同ガスでは、宇部市ほぼ全域のおよそ1万2500世帯で都市ガスの供給を停止し、設備の点検を進めています。
“乳酸菌飲料の訪問販売員”を装って犯行か 26年前の主婦殺害事件で逮捕の女 現場アパートにこぼれた飲料やパック残る
1999年に名古屋市西区で起きた主婦殺害事件で逮捕された女が、乳酸菌飲料の訪問販売員を装って現場のアパートを訪れていたとみられることが分かりました。 港区のアルバイト・安福久美子容疑者(69)は1999年11月、西区稲生町のアパートで主婦の高羽奈美子さん(当時32)の首を刃物で複数回刺すなどして殺害した疑いで逮捕され、検察が鑑定留置を行っています。 安福容疑者は奈美子さんと面識がなかったとみられていますが、乳酸菌飲料の訪問販売員を装いアパートを訪れたとみられることが、新たに分かりました。 また捜査関係者によりますと、現場のアパートの玄関付近には乳酸菌飲料がこぼれていて、室内に残されていた同じ飲料のパックから減っていた量とほぼ一致していたということです。 高羽さん家族にはこの飲料を飲む習慣がなかったことから、警察は奈美子さんに警戒されないよう、安福容疑者が訪問販売員を装った可能性もあるとみて調べています。
大分の大規模火災 災害ごみの収集始まる 182棟が焼けた現場付近に住民が廃棄物持ち込む
記者 「現場の近くには、火災で発生した災害ごみを受け入れるための仮置き場が設置されています」
大分市の大規模火災で、災害ごみの収集がきのうから始まり、182棟が焼けた現場近くに仮置き場が設置され、住民が廃棄物を持ち込んでいます。
被災者に対しては民間のアパートなどを借り上げるみなし仮設住宅への申し込みも始まっています。
【北大】大学院の研究室に何者かが侵入 PCから卒業生106人分の氏名や就職先などの個人情報盗まれたか 「持ち主から頼まれた」と答え逃走持ち主は「頼んだ事実はない」
北海道大学の大学院で10月、何者かが研究室に入室し、学生のパソコンから、106人分の個人情報を抜き出した可能性があることがわかりました。
北海道大学によりますと、10月6日の午後9時すぎ、大学院の研究室で、研究室の学生ではない若い男がパソコンを操作しているのを、入室してきた別の学生が発見しました。
学生が、パソコンを使用している理由などを聞いたとこ、男は「持ち主から頼まれた」とだけ答えて、部屋を出て行ったということです。
その後、パソコンを所有している学生に事実関係を確認。「頼んだ事実はない」ことがわかり、研究室に報告したということです。
その後の調査で、パソコンからは過去に卒業した106人分の学生の氏名や、学位、就職先などが保存されたエクセルのデータがダウンロードされていたことがわかり、USBメモリを接続した形跡も見つかっています。
学生は、パソコンをログアウトしていなかったため、研究のプログラムが動いていて、専門的な知識があれば共有サーバー内のファイルが閲覧できる状態でした。
現時点で、流出先や悪用された事実は確認されていません。
大学は、パソコンを操作していた人物を特定できなかったことから、警察に相談。防犯カメラの映像やパソコンを操作されたログの状況などを調べているということです。
大学は、パスワード管理の徹底や入室管理の強化など、再発防止策を進めるとしています。