【 天気のポイント】
・西日本や東日本は厳しい残暑
・天気急変に注意 雷雨の可能性も
・北日本は穏やかな秋晴れに
三連休明けの今日16日(火)は秋雨前線の活動が弱まり、全国的に晴れるところが多くなります。ただ、天気急変の可能性があるため注意をしてください。
西日本や東日本は夏の空気に覆われて厳しい残暑です。
西日本や東日本は厳しい残暑
西日本や東日本は夏の暖かな空気に覆われるうえに、日差しが届くことで厳しい残暑となります。昼間はほとんどのところで30℃を超え、東海や近畿を中心に35℃以上の猛暑日になるところがある予想です。
熱中症のリスクが高くなりますので、特に屋外で活動する必要がある場合は、しっかりと対策を行ってください。
天気急変に注意 雷雨の可能性も
晴れて日差しが届いても、湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定になります。シアーライン(風の流れが変化する境界線)の影響を受ける関東は朝から雨の降るところがあり、午後は気温上昇によって雨雲の発達するところが増える見込みです。
晴れていても天気急変の可能性があるため、折りたたみの傘など雨具を用意してお出かけください。
北日本は穏やかな秋晴れに
北日本は朝から青空が広がります。一日を通して大きな天気の崩れはなく、日差しがたっぷり届きそうです。
朝は涼しく感じても、昼間は強い日差しで30℃前後まで気温が上がって、暑く感じられます。朝と昼間の体感差が大きいので、服装選びにお気をつけください。
「ニュース」タグアーカイブ
「いや、お前かよ!」 ヒッチハイカーの男、お世話になった人に“繰り返し窃盗”か 逃走先でも…
建物に侵入した男が、現金が入った包みをズボンの中に押し込んでいます。男は、ヒッチハイクでお世話になった人たちへの窃盗を繰り返していたとみられています。
今年6月、千葉市内の防犯カメラがとらえたのは、半袖半ズボン姿の“不審な男”。手にしたのは、銀色の包み。店の売上金が入っています。
男は、現金が入った包みをズボンの中に押し込み、Tシャツで隠しました。
映っていたのは、青木リキ被告(28)。8月に窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕されました。
被害にあったのは、キッチンカーなどを手がける会社の事務所。代表の男性は、少なくとも4回侵入され、売上金を50万円以上盗まれたと訴えていて、この男の顔に見覚えがあるといいます。
被害に遭ったプルーブライフ 山本新一代表
「段ボールで“木更津”の看板を掲げて立ちながら、ヒッチハイクをしていた青年。『乗っていいよ』と拾いにいった」
去年12月。千葉市でヒッチハイクをしていた青木被告を車に乗せ、その後、意気投合。青木被告は「寝床がない」と言って、会社の倉庫で寝泊まりしていただけでなく、時にはキッチンカーでの作業を手伝い、社員旅行にまで参加していたといいます。
被害に遭ったプルーブライフ 山本新一代表
「明るくていいやつ」
約半年後。
青木リキ被告(28)
「ありがとうございます。行ってきます」
被害に遭ったプルーブライフ 山本新一代表
「別れのときは、僕も涙が滝のように流れてきそうだったので」
別れから1か月半後。再び戻ってきた青木被告。
──防犯カメラ見たとき、どう感じましたか?
被害に遭ったプルーブライフ 山本新一代表
「いや!お前かよっていう」
なんとか捕まえようと店で待ち伏せしますが…。
被害に遭ったプルーブライフ 山本新一代表
「おまわりさんと僕で彼を追いかけて、正直、彼の逃げ足の方が速くて(逃げられた)」
7月5日に千葉市で逃走した青木被告。その後、三重県や和歌山市でもヒッチハイクをしていました。
青木被告を車に乗せたという和歌山市に住むカップルは、一緒に焼き肉を食べ距離が縮まり、そのまま1週間自宅に泊めることに。
青木被告を1週間自宅に泊めた 和歌山市在住のカップル
「晩ご飯作ってくれていた。パスタやマグロの漬け丼」
1週間後、次の行き先だという神戸まで送ったといいます。
“窃盗ヒッチハイカー”の存在を知り、自分たちも被害にあっていないか確認したところ…。
和歌山市在住のカップル
「貯金箱から5000円とられているのは確認できたから、やばいなと」
合わせて2万5000円がなくなっていることに気付いたといいます。
その後、青木被告と合流し、隙を見て110番通報。警察が逮捕しましたが、容疑は2年前に青木被告が勤めていた精肉店で、売上代金約6万円を横領した疑いでした。
そして先月、千葉市にある会社に無断で侵入し売上金を盗んだ疑いで再逮捕された青木被告。その後、建造物侵入罪などで起訴され、捜査当局は窃盗容疑についても捜査を続けています。
(9月15日放送『news zero』より)
女湯の露天風呂…天井付近に“手”と“スマホのようなもの” 逮捕の男「非常はしご」上ったか 北海道
北海道・寿都警察署は2025年9月14日、建造物侵入の疑いで、黒松内町に住む会社員の男(28)を緊急逮捕しました。
男は2025年9月14日正午ごろ、正当な理由がないにもかかわらず、寿都町湯別町の入浴施設に侵入した疑いが持たれています。
女湯の入浴者が露天風呂の天井付近に手とスマートフォンのようなものを見つけ、施設の従業員を通じて警察に通報しました。
警察官が駆けつけると、施設敷地内で不審な男を発見。
警察署で話を聞くなどし、容疑が固まったことから緊急逮捕に至りました。
警察によりますと、男は入浴施設のボイラー室にあった非常はしごを使って屋根に上ったとみられるということです。
調べに対し男は、建造物侵入の事実と撮影の目的があったことについて認めているということです。
警察はスマートフォンの解析を進めるなどして、盗撮容疑についても調べを進める方針です。
200台超が現場に…記録的大雨で水没した四日市市の地下駐車場 ポンプ使った排水作業続くも復旧まで時間かかる見通し
12日夜の記録的な大雨で住宅などが浸水した三重県四日市市で、水没した地下駐車場の排水作業が3日経った15日も続けらました。 四日市市の中心部にある地下駐車場は、12日の観測史上最大の大雨で、地下2階が完全に水没しました。地下1階も1メートル近く水に浸かり、管理会社などによりますと、現在も200台以上が残されているということです。 3日が経った15日は、ポンプで水を吸い上げて下水に流し込む排水作業が行われましたが、復旧までにはまだ時間がかかるということです。 管理会社は、安全確認が取れるまで駐車場内に入らないよう呼びかけています。
【Facebook“突然の友達申請”に注意】AI詐欺師と“1か月弱やりとり”したピアニストが語る最新手口。「障害ある娘を持つ父親同士」という“絆”を悪用
無慈悲に、そして無尽蔵にあらゆる場所から金をむしり取る、AIを使った詐欺事件。国連広報センターや外務書なども盛んに注意を呼びかけている。 以前、筆者が取材をしたDAKOKU氏。生まれつきの障害を持つ娘を亡くし、同じく障害のある子どもたちが楽しめる音楽空間を創出するために仲間と奮闘するピアニストの彼のXでのポストが目に留まった。在イエメンの日本人男性医師と始まった、一ヶ月以上にわたるFacebookのやり取りが、すべて詐欺への布石だったという。 注意喚起の意味を込めて、その全貌について明かしてくれた。 ◆発端は「イエメン在住の日本人男性医師」からの友達申請 ――Facebookを経由した詐欺未遂と伺いました。端緒はどのようなところからだったのでしょうか。 DAKOKU:「Hiroshi」というイエメン在住の日本人男性医師を名乗る方から友達申請がきたんです。話を聞いてみると、「イエメンは現在、テロリストとの戦いが続いていて、自分は従軍医師をしている」とのことでした。生命にかかわるお仕事をされている方ということで、敬意を払いました。お互いの話をしていく過程で、私がピアニストをしていることなど、プロフィールにあるようなことは伝えていました。 ――日本語の文法がおかしいなど、不自然な点はありませんでしたか。 DAKOKU:ありましたよ。率直に、「AIか何かで書いていませんか?」と聞きました。すると相手は、「アメリカでの生活も長かったので、自分が言いたいことをAIに書いてもらっている」と認めました。少なくともネイティブな日本人が書いていないことはわかりましたが、AIが書いたと言われれば「そうなのかな」と思うようなレベルの日本語ではありました。 ◆やり取りを重ねるうちに絆が生まれる ――相手は当然、DAKOKUさんの個人情報を聞こうとするわけですよね。 DAKOKU:はい、最終的には。ただ、拙速に進めることはなくて、最初の数週間は「音楽をやる目的はどのようなことですか」というような、私の活動の根源に迫る質問が多く、私自身や活動内容に興味を抱いてくれているように感じました。 ――一ヶ月以上もの間、やり取りを続けるに至った理由は何だとご自身では思いますか。 DAKOKU:1つは、共感があったことでしょうね。最初の1~2週間は、お互いの自己紹介のような形で、ゆっくりと知り合いました。以前黒島さんに取材をしていただいたときにお伝えしたように、私は障害のある15歳の娘を亡くしました。私がいま、障害のある子どもが楽しめる音楽を作ろうと没頭しているのは、心のなかで亡き娘に出会うためでもあるんです。そのような話をHiroshiさんに打ち明けると、彼は「自分は15歳の娘がいて、妻とは死別している」と話してくれたんです。
預金残高わずか6円、「21世紀に飢え死にするなんて…」 下町のたばこ店に強盗に入った73歳の職人が生活保護を拒んだ理由とは
「21世紀に飢え死にするのかと思ったら、なんだかみっともないなって」。大事な切手コレクションも、母の形見の宝石も、金に換えるため手放した。骨張った体を丸め、小さな声で動機を話す男の預金通帳に刻まれた残高はわずか6円だった。 2023年、東京・江戸川区のたばこ店に刃物を持って押し入り現金5万円を奪った強盗致傷事件の公判。「空腹で頭が真っ白だった」。法廷では、建設現場の職人として下町で静かに生きてきた73歳の被告の男が、困窮を極めて犯罪に走るまでのいきさつが明かされた。(共同通信=助川尭史)
▽高校中退、勤務先は倒産…。70歳を過ぎ無一文に
JR新小岩駅前
1952年、8人きょうだいの7番目として生まれた。家はとにかく貧乏だった。きょうだいで唯一高校に通うことができたが授業料が払えず1年で退学。就職した会社は倒産。結婚もしたが妻の浮気が原因で離婚した。それでも工場や建設現場での勤務を転々としながら資格を何個も取得し、JR新小岩駅から徒歩30分、築60年以上のアパートの一室でほそぼそと暮らしてきた。
男が住んでいたアパート
70歳を過ぎた頃、原因不明の湿疹が脚に広がる病気にかかり、歩くと激痛が走るようになった。体力勝負の仕事は難しく、勤務を続けるのは諦めた。治療を続ける中で症状は徐々に治まっていったが、復帰できるまでには体力は回復しなかった。
生活はごくわずかな年金と70万円ほどの蓄えでしのいだが、それも半年ほどで底を突いた。趣味で集めた切手や母の形見の宝石を売ってなんとか食いつなぐも、やがて1DKの部屋の電気やガスが止まり、食べるものにも困るようになっていった。
▽「金が欲しい」空腹を抱え向かった場所
事件があったたばこ店の店先
2023年11月末のことだった。最後の食事は1週間ほど前に食パンをかじったきり。空腹は限界に達していた。「このまま飢え死にするのか…」。もうろうとする意識の中で、ふと自宅から400メートルほど離れた小さなたばこ店のことを思い出した。 昭和から続くその店は、90歳近い店主の男性が一人で営んでいた。「あそこなら脅せば金が取れるかもしれない」。家にあった刃渡り18センチほどの釣り用のナイフをトートバッグに入れ、店に向かった。
午後6時40分、鍵のかかっていない裏口から店内に入ると、気が付いた店主が「なんだなんだ」と大きな声を出し始めた。バッグから取り出したナイフを見せたが、声はどんどん大きくなるばかり。「このままだと近所に気づかれる」。思わず左手で首を押さえつけて押し倒し、拳で何度も殴りつけた。ばたばたと手足を動かしていた店主は、やがてぐったりと動かなくなっていった。
「あなた何しているの?」。振り向くと高齢の女性が立っていた。同居している店主の妻の妹だった。「こんなことやめて。罪が重くなるだけよ」
明日食べる物にも困っている身には、説教にしか聞こえなかった。「もうどうなってもいい、金が欲しい」。ナイフを突きつけ、首に手をかけた。「分かった。少しなら出せるから」。女性はクッキー缶におつり用として入れてあった5万円分の現金を差し出した。その手からお札を奪い取った男は、家にナイフを置きに戻ってから近所のスーパーに向かい、買った弁当を店の前でかき込んだ。久しぶりのまともな食事。生き返った気分だった。
空腹が満たされるにつれ、罪悪感が募った。「この金が無くなる前に、仕事を探そう」。だが仕事の当ては見つからないまま3週間が過ぎたころ、自宅に警察官がやってきた。「やっぱり来たと思った。この年で刑務所に入るくらいなら死のう」。部屋に入ってきた警察官にナイフを振り回して抵抗し、自身の左首筋を切ったが一命を取り留めた。
逮捕後、店主はあごを骨折し全治1カ月、女性は首に全治一週間のけがを負ったと聞かされた。「傷つけるつもりはなかったが、飢えには勝てなかった。申し訳ない」
▽生活保護受給阻んだ「プライド」
東京地裁
今年5月の東京地裁の法廷。被告人質問で男の口から語られた犯行の一部始終を聞き終えた検察官は「事件を起こす前に行政を頼って生活保護を受給する考えはなかったのか」と問いただした。 数秒の間を置いて、男は吐き出すようにこう弁明した。「同じアパートに生活保護を受けている人がいて、いつもプラプラしているように見えた。自分は学歴もないし、建設以外の仕事もできない。それでも誰にも頼らず生きてきた。そんなプライドのようなものがあったのかもしれない」。
公判では情状証人として、きょうだいで唯一交流があったという10歳離れた姉がつえを突きながら出廷した。弁護人から弟が起こした事件について聞かれると「そんな状況なら私に一言いってほしかった」と悔やんだ。 男は趣味の山歩きの話をよくしていたといい、数年前にお金を貸したこともあったという。「弟は自分でなんとかしようと頑張ってしまう人。きっと無職の私に迷惑をかけたくなかったのだろう」。現在は1人暮らしで年金生活という姉はそう気遣った。
▽「もう一度働きたい」男に言い渡された刑
「ふつつかな弟で申し訳ない」。再び証言台に立った男は頭を下げ、裁判後の生活について「できれば体を治して、もう一度働きたい」とつぶやいた。裁判長から「最後に何か言いたいことは」と聞かれると「安易な考えで相手を傷つけたことを反省しながら償って生きたい」と絞り出すように謝罪した。
1週間後、裁判所が言い渡したのは懲役7年の実刑判決だった。「犯行に至った経緯に同情する余地がないわけではないが、犯罪をしてよい理由になるものでなく、考慮するにも限界がある」。そう淡々と読み上げた裁判長は、閉廷を告げると足早に去って行った。 服役を終えるころには80歳近くになる。男はぼうぜんとした表情のまま誰もいなくなった法壇をじっと見つめていた。傍らの刑務官から手錠をかけられると、うなだれながら法廷を後にした。弁護側、検察側双方が控訴せず判決は確定した。
▽「生活保護より犯罪を選ぶ」ねじれた現場
「つくろい東京ファンド」の小林美穂子さん
新型コロナウイルス禍などを経て生活保護の申請件数は高止まり傾向にある。厚生労働省によると、2024年度の申請件数(速報値)は25万9353件で5年連続の増加となった。一方、制度の対象となる経済状況にいる人の中で、実際に利用している人の割合は2割程度とされている。
生活困窮者を支援する一般社団法人「つくろい東京ファンド」のスタッフ小林美穂子さんは「今回の事件のように『働かざる者食うべからず』と自己責任論を言われ続けてきた高齢者ほど周囲の目を気にして、支援を拒む人が多い」と明かす。
生活保護申請件数の推移
厚労省は2020年からホームページで「生活保護は国民の権利です」というメッセージを掲載。今年3月には、申請する権利を侵害しないよう全国の担当部署に要請するなど、積極的な利用を促している。だが、受給者への過剰なバッシングや、申請段階であきらめさせる行政の「水際作戦」といわれる対応はいまだ根強く残る。
現場の最前線でそういった世間の冷たい視線を感じるという小林さんはこう訴える。「生活保護を利用するより犯罪を選ぶ人がいるのは、制度がうまく機能していないから。国は制度のマイナスイメージの払拭により努め、全ての人が尊厳を守られる社会を目指すべきだ」
立憲民主党と国民民主党、結党5年で党勢に明暗…「根っこは元々同じ」でも連携実現は遠く
立憲民主、国民民主両党が15日、結党大会からそれぞれ5年を迎える。150人で発足した立民は先の参院選で振るわず、存在感が低下気味なのに対し、15人で旗揚げした国民民主は参院選比例選の得票で初めて立民を上回るなど党勢拡大が続く。支持団体の連合は連携を促すものの、両党の距離は広がるばかりだ。(伊福幸大、薦田大和)
立民、存在感低下で危機感…国民、若者支持で選挙連勝
国民民主の玉木代表は13日、札幌市内で記者団に「新しい時代に対応できるのは国民民主党だけだという思いを貫いてきた」と結党後の5年を振り返った。
両党の源流は民主党だ。民進党を経て、2017年に希望の党への合流組と、枝野幸男氏が結党した旧立憲民主党に分裂。希望の失速後、18年に玉木氏が共同代表となった旧国民民主党が発足した。
20年には旧立民と旧国民民主の大部分が合流し、現在の立民が誕生した一方、玉木氏らは新たな国民民主を結成した。玉木氏や民間企業系の産業別労働組合(産別)が立民の綱領「原発ゼロ」に反発したためで、民間労組の支援を受け、中道を掲げた民社党に近い立ち位置と見る向きもある。
実際、国民民主は「対決より解決」を打ち出し、与党との協議に積極的に応じてきた。近年は「年収の壁」見直しや就職氷河期世代支援などの訴えが若者の支持を集めたことで、昨秋の衆院選、7月の参院選と連勝し、地方選も堅調だ。
対する立民は野党第1党の座こそ維持するが、初代代表の枝野氏が国政選挙で共産党と候補者一本化を進めたことで、与野党から「立憲共産党」と批判を浴び、党勢は伸び悩んだ。
2代目立民代表の泉健太氏は「兄弟政党」と国民民主に秋波を送り、3代目の野田代表も12日、「根っこは元々同じ。共通点を探していく」と述べ、両党の選挙区調整に意欲を示す。連合の芳野友子会長は11日、「連携して政策実現していくことに変わりはない」と両党の選挙協力に期待を寄せたが、これまでに実現したのは一部にとどまる。
国民民主は積極擁立する姿勢を崩しておらず、榛葉幹事長は12日、野党間の候補者調整に関し、「旧態依然の古い考え方。一本化すればいいという政治や選挙はもう終わっている」と突き放している。
読売新聞社の今月の全国世論調査では、国民民主の支持率は9%で、立民を4ポイント上回った。立民ベテランは「このままでは追い抜かれる」と危機感を示す。安住幹事長や本庄政調会長を起用した新執行部は11日に発足しており、野田氏のかじ取りに注目が集まっている。
【独自】2022年の参院選で投票した従業員に報酬支払いか 今年7月参院選で阿部恭久氏に投票で報酬約束疑いでパチンコ運営会社社長ら男3人を再逮捕
今年7月の参議院議員選挙で従業員らに対し投票の見返りに現金を渡す約束をしたとして、パチンコ店運営会社の社長らが逮捕された事件で、社長らが2022年の参院選で投票した従業員には実際に現金を渡していたことが新たにわかりました。
この事件は、今年7月の参院選で自民党の比例代表で立候補していた阿部恭久氏を当選させるため、従業員ら60人に対し、阿部氏に投票する見返りとして現金3000円から4000円を支払う約束をしたとして、パチンコ店運営会社「デルパラ」の社長・李昌範容疑者(50)ら幹部の男女6人が警視庁などの合同捜査本部に逮捕されたものです。
その後の捜査関係者への取材で、李容疑者らは2022年の参院選でも社内で従業員に特定の候補者へ投票するよう呼びかけ、投票に行った従業員には3000円から4000円が報酬として支払われていたことが新たにわかりました。150人以上の従業員が現金を受け取っていたとみられるということです。
2022年ごろ、デルパラ社内で投票の呼びかけがあったと証言する元従業員は。
元従業員の男性 「業界の今後を左右されるかもしれないということで、特定の方に投票すると、対価としていくらか給料にあわせて支払いをしますということで、店長、あるいはその上の方からお話はあった。従業員間のグループラインがあったので、そちらに(投票の)報告をあげたりとか、実際に投票用紙に名前と政党名が書かれているのが写真としてあげられていたのを記憶しています。会社の指示だからっていうところの認識が従業員の中で強かった。『誰々さん選挙行った?』みたいな強制するような言い回しではなかったですけど、雑談がてらに確認される場面はありました」
また、李容疑者は鹿児島市に本社があるパチンコ店運営会社「モリナガ」の社長も務めていて、今年7月の参院選で従業員ら107人に対し、阿部氏に投票する見返りとして現金3000円から4000円を支払う約束をした疑いで、きょう幹部の男や社員の別の男と共に再逮捕されました。
幹部らは各地の店長に対してウェブ会議で従業員らに投票を依頼するように求めていて、捜査関係者によりますと、店長は投票した従業員を表にまとめ、投票用紙の写真とともに幹部に送っていたということです。
李容疑者らはグループ会社も含めた31店舗の従業員ら、あわせて250人以上に報酬を約束していたとみられていて、警視庁などが詳しく調べています。
フジ元部長に懲役1年求刑 オンラインカジノ賭け金は約6億円 検察側
オンラインカジノの利用を繰り返したとして、常習賭博罪に問われたフジテレビ元バラエティ制作部企画担当部長、鈴木善貴被告(44)は16日、東京地裁で開かれた初公判で起訴内容を認めた。
検察側は、賭け金は約6億円に上ったと指摘して懲役1年を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は25日。
起訴状によると、鈴木被告は2024年9月~25年5月、オンラインカジノサイトでバカラ賭博を繰り返したとされる。
鈴木被告は平日昼のバラエティー番組「ぽかぽか」の総合演出を担当していた。6月に常習賭博容疑で警視庁に逮捕され、懲戒解雇となった。
警視庁によると、鈴木被告は捜査段階で「約5年前に職場の先輩から誘われ、何も考えずに始めた。続けてもばれないだろうという気持ちがあった」と話していた。
フジテレビでは他に、元アナウンサーの男性社員(27)がオンラインカジノによる単純賭博罪で略式起訴され、7月に東京簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。社員は「鈴木被告からバカラ賭博について聞いた」と供述したとされる。【安達恒太郎】
共通テスト、ウェブ出願開始=10月3日夕まで―大学入試センター
来年1月17、18日に実施される大学入学共通テストの出願受け付けが16日午前、オンラインで始まった。今回から志願者個人によるウェブ出願が原則となり、パソコンやスマートフォンなどから10月3日午後5時までに手続きする。
志願者は大学入試センターの公式サイトから出願サイトにアクセスし、アカウント登録して「マイページ」を作成する。受験科目などを登録後、同3日夜までに検定料などの支払いを済ませることで、出願が完了する。
受験票は12月10日からマイページ上で取得できるようになり、志願者が印刷して試験当日に持参する。出願時に手数料を支払えば、来年4月にマイページ上で成績を閲覧することもできる。追試験は1月24、25日、東西2会場で実施する予定。 [時事通信社]