「会場が血で染まるぞ」爆破予告でイベント中止に 威力業務妨害容疑で男を逮捕

特定の人物のイベント出演を中止させるため、会場に爆破予告のはがきを送ったとして、大阪府警捜査1課は30日、威力業務妨害の疑いで、大阪府摂津市正雀の会社員、阪本有己(なおき)容疑者(54)を逮捕したと発表した。容疑を認め、「5年ほど前から50枚くらい送った」と供述している。
逮捕容疑は4~5月、2つのイベント開催を巡って会場などに爆破予告のはがきを送ったとしている。はがきには「何百人という被害が出る」「会場が血で染まるぞ」などと書かれており、イベントの1つは中止となった。
同課によると、いずれのイベントにも元ダンサーの男性が関わっており、阪本容疑者は男性に「怒りを感じていた」と供述。平成31年以降、同様の被害が40件以上あるといい、府警が関連を調べている。
はがきの印字に使われたインクの捜査などから、阪本容疑者の関与が浮上したという。

6月は全国的に観測史上1位の高温 東京などは真夏日の最多記録

今日30日(月)で6月も終わりです。西日本で記録的に早い梅雨明けとなるなど、暑い印象が強い6月でした。これは数字でも裏付けられ、全国各地で6月として観測史上1位の高温になる見込みです。
札幌、仙台は平年より3℃以上高い
6月29日(日)までの30日間の気温の平年差を見ると、北海道から沖縄まで平年よりも高くなっています。特に東日本から北日本はほとんどの所が平年よりも2℃以上高くなりました。地点別に見ると札幌市と仙台市は平年に比べて3℃以上高く、東京都心も2.5℃高い気温です。
6月の平均気温は29日(日)の時点で札幌市が20.4℃、仙台市22.6℃、東京都心24.6℃、名古屋市24.7℃、大阪市25.2℃、福岡市24.9℃など、軒並み6月の過去最高を上回る水準になっています。今日30日(月)の気温を考慮すると、記録更新はほぼ確実な状況です。
7月も暑さ続く見通し
6月は上空を吹く強い西寄りの風、偏西風が大きく北に蛇行したことで太平洋高気圧が日本付近に張り出しました。特に6月中旬からは日本列島の広い範囲が夏の空気に覆われ、50地点以上で猛暑日を観測したり、38℃を超えるような猛烈な暑さに見舞われました。
6月下旬には梅雨前線の活動が弱まって、西日本では記録的に早い梅雨明けが発表されています。6月としては真夏日の日数も多くなり、東京都心では13日、仙台市で8日、札幌市で6日など、過去最多を更新しました。
7月に入ってもしばらくは厳しい暑さが続く見通しで、関東甲信など東日本や東北の梅雨明けもそう遠くはありません。今年の夏は長くなりそうですので、日頃からの体調管理をしっかりと行うようにしてください。

ラサール石井、社民党から比例で参院選出馬を表明 一度は断るも…「粘り強く口説いていただいた」

タレントのラサール石井(69)が6月30日、東京・参議院議員会館で記者会見を開き、7月3日公示、20日投開票の参院選比例代表に社民党から出馬すると発表した。 【写真】出馬に向けて意気込みを語ったラサール石井 石井は「27日まで熱海五郎一座というお芝居をしておりました。主催者、共演者にご迷惑をかけたくないということで、社民党にお願いして完全極秘としていた」といきさつを明かした。 そして「30年ほど前から政治は機能不全に陥っている。本当に政府は国民一人ひとりを見ているのか」と疑問を呈し、「いつかは霧が晴れると信じていたが、現在は明るくなるどころか日本はどんどん悪くなる」と現状を嘆いた。 「もう諦めるのは辞めたんです。黙って見ているのも止めたんです。政治を発言することを一つの仕事としてやっていくことを決めました。一人ではできません。国民の皆さんと叫び、行動したい思いがある」とし、「ただ道を歩いているだけで、なぜか笑顔が浮かんでくる。そんな簡単なことすら今はできていない。何気なく笑顔になれるよう、暗い気持ちにならない。そんな国を皆さんと一緒に作っていきたい」と言葉に力を込めた。 社民党から出馬する理由について「一度は断ったりもしたが、粘り強く口説いていただいた。(福島党首は)社民党を新しく変えようとしておられる。そこに魅力を感じました。それなら一緒に戦おうじゃないか。今、社民党はなくなってはいけない」と強調した。 共に会見に臨んだ福島瑞穂党首は「ひどい政治をなんとか変えたいと頑張られた方。立候補を決意してくれて本当にうれしく思っています。必勝に向けて全力で頑張ると同時に、当選者を増やして頑張りたい」と思いを語った。 この出馬をめぐり、きのう29日に社民党は公式Xで「社民党は参議院議員選挙の比例予定候補として、ラサール石井さんの公認を決定しました」とし、ネクタイ姿のビジュアルを公開。「明日6月30日の14時より、本人の記者会見を行います。#あなたが笑顔で暮らせる国を と掲げ、政治の世界へあらたな挑戦を決意されたラサール石井さん。ぜひご注目ください」とした。 ラサール石井は1955年10月19日生まれ、大阪市出身。本名は石井章雄(いしい・あきお)。コント赤信号や、タレント、俳優として幅広く活躍。アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』両津勘吉の声でも知られる。また、演出家・脚本家としても活動し、「第23回読売演劇大賞」優秀演出家賞を受賞。

猛暑日地点は今年初めて100に到達 7月スタートの明日も厳しい暑さに

6月の最終日となる今日30日(月)は西日本、東日本で厳しい暑さになっています。最高気温が35℃以上の猛暑日の地点は今年初めて100に到達しました。
真夏日地点も今年最多に
太平洋高気圧に覆われている西日本、東日本は朝から晴れて強い日差しが照りつけています。上空1500m付近には+21℃以上の真夏の空気が流れ込んで、広い範囲で厳しい暑さになりました。
15時00分までの最高気温は今日、全国で最も高くなった京都府福知山市で37.6℃を観測。そのほか、岐阜県多治見市で37.4℃、前橋市で37.1℃、京都市で36.8℃まで上昇しています。35℃以上の猛暑日地点は112地点と今年初めて100に達しました。30℃以上の真夏日地点も631地点と今年最多です。
名古屋市では35.8℃で11日ぶりの猛暑日、東京都心は33.2℃で、6月13回目の真夏日になっています。
明日も名古屋は猛暑日予想
明日7月1日(火)は西日本や東海で引き続き高気圧に覆われ、夏空が広がります。朝の最低気温は軒並み25℃以上で熱帯夜になる見込みです。
昼間は強い日差しで気温が上がり、名古屋市は35℃と連日の猛暑日の予想となっています。そのほか、大阪市や鹿児島市で34℃まで上がり、厳しい暑さです。
関東甲信は今日に比べると午後に雲が増えますが、暑いことには変わりありません。東京都心は今日とほぼ同じ33℃の予想です。北日本はスッキリしない天気でも30℃前後まで上がり、蒸し暑い一日になります。
引き続きしっかりと熱中症対策を行うようにしてください。

名古屋市の広沢一郎市長、記者会見中に倒れ救急搬送…教諭盗撮への質問が相次ぐ中

30日午前11時半頃、名古屋市の広沢一郎市長(61)が市役所で行われていた定例記者会見中に倒れ、市内の病院に救急搬送され、入院した。命に別条はないという。
会見は午前10時半に始まり、記者団からは名古屋市などの小学校教諭が女子児童の下着を盗撮し、画像などをSNSのグループチャットで共有したとされる事件について、再発防止策などに関する質問が相次いでいた。
市幹部が午後3時から広沢市長の容体について説明した。特定の病気ではなく、日頃の疲労がたまっていたところに会見中の緊張などが重なり、失神の前兆のような症状が出たのではないか、と診断した医師からの説明を受けたという。30日はこのまま入院するが、職務代理者は置かない。
市議会は現在、6月定例会を開会中で、7月1日には議会運営委員会が予定されているが、広沢市長が出席するかは1日朝に判断するという。

「行列」最強弁護士軍団が選挙に出るワケ 北村晴男氏が参院選出馬へ 橋下氏、丸山氏に続き3人目

日本テレビ「行列のできる法律相談所」の出演で人気を博した北村晴男弁護士が30日、来月行われる参院選で日本保守党の比例代表で出馬することを表明した。

23年10月から日本保守党法律顧問を務めていた。

「行列…」のレギュラー弁護士では、橋下徹氏が大阪府知事、大阪市長を務め、丸山和也氏が自民党から参院選に出馬して当選している。

最強弁護士軍団からは3人目の政界挑戦になる。

なぜ「行列」出身者の出馬が続くのか。政界関係者は「地盤がない場合、必要なのは知名度、人気、知識、安心感、トーク力だ。それを行列の最強弁護士軍団は持っている。あれだけの人気番組でレギュラーを務め、弁護士という社会的地位としっかりした主張を持っていることが魅力。さらに法律の知識に裏打ちされた高いトーク力は有権者を引きつけることができる。“すべて持っている人”ということで白羽の矢が立つ条件がそろっている」と説明している。

ボクシング元日本王者逮捕 ジムでわいせつ疑い、兵庫

ボクシングジムに営業で訪れた女性に抱きつき、キスなどをしたとして、兵庫県警は30日、不同意わいせつの疑いでボクシング元日本ミドル級王者の千里馬啓徳(本名金啓徳)容疑者(67)=神戸市=を逮捕した。県警によると「全くやっていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は昨年8月21日午前10時45分ごろ、会長を務める「千里馬神戸ボクシングジム」から出ようとした女性(38)の前に立ちはだかり、わいせつな行為をした疑い。
女性は何度かジムを訪れたことがあり、当時は2人きりだったとみられる。女性の勤務先から県警に相談があった。
同ジムは、元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏らを輩出している。

生活保護費減額、謝罪が先決 原告団、厚労省に訴え

生活保護基準の引き下げを違法とした最高裁判決を受け、訴訟の原告団が30日、厚生労働省を訪れた。保護費減額分の追加支給などによる被害回復に先立ち、謝罪が必要だとの考えを訴えるのが目的。応対した担当者は「謝罪の点なども含め、今回の判決内容を精査して対応していく」と述べるにとどめた。
要請活動は判決当日の27日に続いて2度目。原告団は冒頭で「おわびの気持ちをぜひ示してほしい」「早期の被害回復を始めるにしても最初にやるべきは謝罪だ」などと語りかけた。問題を広く知ってもらうため、厚労省前でマイクによる抗議活動も行った。
原告の新垣敏夫さん(71)は「まず謝罪をしないと何も始まらない」と話した。

「残りの任期全うしたい」“SNSに不適切投稿”姫路市議に2度目の辞職勧告も『議員続投』表明 兵庫県

不適切なSNS投稿を繰り返した市議に2度目の辞職勧告も、本人は議員続投の考えです。
兵庫県姫路市の高見千咲市議(30)は今年1月、県知事選挙をめぐって自身のSNSに「兵庫県警の内部では、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」などと投稿しました。
兵庫県警は事実無根として削除を申し入れましたが、高見市議はこれを受け入れず、今年3月、姫路市議会は全会一致で辞職勧告を決議。しかし、高見市議は「辞職に値する非はなかった」などと主張し、議員活動を継続していました。
30日、姫路市議会は…
(八木隆次郎市議)「決議の重みをなんら理解せず、反省する姿勢がまったく見られない」
高見市議に対し、辞職勧告決議案を再び提出、全会一致で可決されました。2度目の辞職勧告決議に高見市議は改めて「自身の投稿は問題なかった」とした上で…
(高見千咲市議)「(辞職勧告を)受け止めはしますが、それをもって私が辞職することはありません。これからも残りの任期を全うしたいと思っています」

鹿児島県 トカラ列島近海でM5.1の地震 十島村で震度5弱 津波の心配なし

今日6月30日(月)18時33分頃、鹿児島県で最大震度5弱を観測する地震がありました。
震源地:トカラ列島近海
マグニチュード:5.1
震源の深さ:約30km
この地震による津波の心配はありません。
今月21日から始まったトカラ列島近海の群発地震は、1週間の経過で活動が低下し始めていましたが、きのう29日(日)から再び活発になっていました。震度5弱以上を観測するのは、今回の一連の群発地震の中では初めてです。
トカラ列島は古くから群発地震を繰り返す地域で、最近だと2021年に最大震度5強を観測するM6.1の地震も起こっています。2023年の活動では1日に有感地震を195回観測したこともありました。
震度3以上を観測した地点
震度5弱:
【鹿児島県】
鹿児島十島村悪石島
震度3:
【鹿児島県】
奄美市笠利町里