【詳細①】「家族ごと潰していいんだね」証拠隠滅も… 内田梨瑚被告22日に判決へ 弁護側は殺人罪否認
旭川市で女子高校生が殺害された事件の裁判は、2日目(5月26日)も検察の証拠調べが続きました。
青のストライプシャツに黒いスラックス姿で礼をして入廷したのは、内田梨瑚被告(23)。
殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われていて、起訴状などによりますと2024年4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生(17)を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし殺害したとされています。
裁判の争点は、殺人の実行行為や殺意があったのかどうか、共犯者との共謀の有無などです。
内田被告は5月25日の初公判で、起訴内容について「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」と述べ、殺人罪などについて否認しました。
5月27日の裁判には、内田被告と同じ罪に問われ、すでに懲役23年の有罪判決が確定している小西優花受刑者が証人として出廷し「梨瑚さんが肩甲骨のあたりを両手で押しました。(女子高校生の)姿が一瞬で消えました」と証言。内田被告と小西受刑者の主張は、真っ向から対立しています。
◆検察の証拠調べ(5月26日)
・女子高校生を乗せて旭川に向かっている途中、走行中の車から出ようとした女子高校生に対し、内田被告らは「こいつどうにかしてる、話通じないなら今すぐ死んでくれ」「謝るくらいなら、死んでくれ」などと発言。
・内田被告は女子高校生のバイト先や住所をしつこく聞き、毎月5万円払うように言ったほか、払えないなら親に連絡すると脅した。
・女子高校生は車内で「すいません」と謝り、内田被告は「謝るなら死んでくれ」「そこの電柱に立て、車でぶつけるから」などと言う。
・女子高校生は次第に「死にたいです」と言うようになる。
・女子高校生がコンビニエンスストアで、警察に通報するよう助けを求めたときには、内田被告が従業員に「こいつ悪いことしたから警察に行く」「いま通報したら店も巻き添え食らう」という趣旨の話をして口止めした。
・女子高校生はコンビニ店内であお向けに倒れ、女子高校生のフードを引っ張って店を出るとき、内田被告は「店に迷惑」と言っていた。
また法廷では、女子高校生が欄干の上で全裸で謝罪をさせられている動画(小西受刑者が撮影)が流されました。
小西受刑者「座って」内田被告「はいどうぞ」女子高校生「舐めた態度とってすみ…やーだ!」小西受刑者「何が何が」女子高校生「やーだ」
一方、これまで弁護側は、「(被害者から)受け取った4000円と被害者の携帯電話を置いて立ち去っている。つまりそれは殺意がなかった一つの証拠」などとして殺人罪について否認。
さらに、被害者を全裸にしていることから不同意わいせつ罪については認めたものの、全裸にしたことと橋からの落下には因果関係がないなどとして、不同意わいせつ致死罪にあたらないと主張しています。
検察は6月8日の裁判で「被害者の人格、尊厳を踏みにじるもので身勝手極まりない犯行」と指摘し、「主犯であることは明らかで最も重い責任を負うべき」として懲役27年を求刑しました。
弁護側は「偶発的に起きた計画性のない犯行」、「すべて内田被告の責任とは言えない」などと主張し、情状酌量を求めています。
裁判は6月8日に結審し、22日に判決が言い渡されます。
※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。
「ニュース」タグアーカイブ
給食の米粉パンに相次ぎカビ混入、業者に製造中止を指導…奈良県の11市町が米飯切り替えなどで対応
奈良県広陵町の町立小で給食の米粉パンにカビが混入していた問題で、新たに斑鳩町の学校で同じ業者が製造・納入したパンに異物が混入していたことがわかった。学校給食用パン指定工場を指定している県学校給食会は16日、給食パンの製造を中止するように指導。同会によると、業者は県内11の市町にある小中学校などに1週間に約1万5000個を納入しており、関係する教育委員会は米飯に切り替えるなど対応を講じている。
同会は1日、広陵町教委からカビの混入に関する報告を受け、2日に業者を立ち入り調査。パン生地をこねる機械に、水を供給する配管内のカビが流れ出たとみられたことから、業者は配管を使わず、手作業で水をくみ入れる代替策を示した。
だが、16日に斑鳩町で検品中に異物の混入があったことがわかった。
これらの状況を受け、同会は業者に設備の入れ替えなどの実施と、安全性が十分に確保されるまでは給食パンを製造しないよう指導した。王寺町などでも5月26、27日にもカビの混入が2件わかっている。
三郷町教委では6月17日、当面は米飯に変更する旨を保護者に連絡。9月以降は別の業者を探すという。広陵町教委では6月18日、町立の5小学校で予定していたパンを米飯に変更した。
県学校給食会の辻本裕明事務局長は「委託している側にも責任はあり、申し訳ない。今考えれば、立ち入り調査の時点で徹底的に指示しておくことも選択肢だった。(異物混入が)二度とないように努めたい」と話している。
東京都に全国人口の約12%が集中、地方から子どもが消えていく…2025年国勢調査が示す日本の”残酷な現実”
総務省から令和7年(2025年)国勢調査の速報値が5月29日に発表された。1億人以上の人口を維持してきた日本にとって、人口問題についてあまりにも無頓着だった昭和・平成を経て、深刻な人口減が目前に迫る令和の今、より正確な人口への国民的客観的な認知と理解が望まれる。今回は都道府県の人口分布と密度について、2025年国勢調査の結果をもとに最新データを紹介したい。
【ランキングを見る】東京都に全国人口の約12%が集中!人口割合ランキング
まず、大前提として、2025年という年が人口構造にとってどういう意味を持つのか、すべてのデータ解釈のベースとなる事実を説明する。
■2025年の国勢調査では団塊世代の全員が後期高齢者
戦後、日本における最大人口(出生数)派閥は「団塊世代」である。具体的には、年間出生数が270万人を超えた1947年から1949年の3年間に生まれた世代を指す。2025年にはこの団塊世代が76歳から78歳となり、全員が後期高齢者となった。このことはいったい、何を意味するのだろうか。
実は70代になると、特に男性人口が急速に死亡によって減少する。その結果、80代、90代は女性だらけ、といってもいい構造となる。
女性人口が男性人口より多い国民の総数だけを見て「女性あまりである」と勘違いする読者が少なくないが、実はそうではない。ヒトという動物の生態として、60代までは男性あまりであるが、70代以降は女性をはるかに超える男性の死亡数の多さにより「高齢女性あまり」が発生し、その男女差があまりにも大きい結果、総数でみると「(70代以上の高齢の)女性あまり」が発生しているのである。
以上から2025年の国勢調査は、団塊世代の特に男性死亡が多く発生した年の調査結果となっている点に留意したい。
日本の人口は1億2304万9524人となり、2020年国勢調査からマイナス2.5%となった。最も人口が多かったのは東京都で1424万6219人と、国民の12%が東京都民となり、東京都は前回国勢調査から+1.4%の人口増加となっている。
前回国勢調査で世代人口トップ3に30代人口がランクインしたのは全国でも東京都のみであり、他の道府県に比べて極めて若い人口構造ゆえに、団塊世代の死亡数の多さの影響を受けにくかったことから、わずかながらも人口増となったと言えるだろう。
東京都についで神奈川県が2位で全人口の7.5%、3位は大阪府で7.1%となり、神奈川県と大阪府の人口数は僅差となった。神奈川県は前回調査から5年でマイナス0.47%の人口減、大阪府はマイナス0.83%の人口減となった。
女子生徒を土下座、足蹴り…暴行動画がSNSで拡散した事件 10代少女を傷害や名誉棄損などの容疑で書類送検 福島
今年1月、会津若松市の中学校で女子生徒が暴行されSNSで拡散された事件で、警察が傷害などの疑いで10代の少女を書類送検したことがわかりました。
今年1月、会津若松市の中学校の敷地内で10代の少女が女子生徒を土下座させ足で顔を蹴るなどし、その様子の動画や画像がSNSで拡散されました。
捜査関係者によりますと、警察は被害を受けた生徒の関係者から被害届を受けて捜査を始め、18日までに10代の少女を傷害や名誉棄損などの疑いで書類送検したことがわかりました。
会津若松市の教育委員会によりますと、被害を受けた生徒と10代の少女は当時、別の学校の生徒だったということです。
赤信号無視し時速110キロ超で直進、死亡事故起こした男を危険運転致死で起訴…「忘れ物取りにいくため」
仙台市宮城野区の国道交差点で先月、車同士が衝突して女性が死亡した事故で、仙台地検は18日、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)の疑いで逮捕された塩釜市の会社員角田潮音容疑者(31)について、より法定刑の重い同法違反の危険運転致死で仙台地裁に起訴した。角田容疑者が赤信号を無視して時速110キロ以上で走行していたことが判明し、地検は悪質な運転と判断した。
起訴状などによると、角田容疑者は5月29日、ワゴン車を運転中、国道45号の変則十字路交差点の赤信号を故意に無視して時速114~136キロで直進し、左から来た乗用車に衝突。乗用車を運転していた盛岡市北飯岡、看護師山本結香さん(当時23歳)を死亡させたとされる。関係者によると、角田容疑者は調べに対し、「自宅に忘れ物を取りにいくために急いでいた」と供述していたという。
日野町事件 検察側、有罪立証断念「死後再審」で無罪判決確実に
滋賀県日野町で1984年、酒店経営の女性が殺害された「日野町事件」で、強盗殺人罪で無期懲役が確定し、服役中に75歳で病死した阪原弘(ひろむ)さんの再審公判を巡り、検察側が有罪立証を断念する方針を固めたことが判明した。
大津地裁で19日に非公開で開かれた裁判所、検察、弁護側の三者協議で検察側が明らかにした。
今後、大津地裁で開かれる再審公判で、阪原さんに対する無罪判決が言い渡されることが確実になった。
酒店経営の女性(当時69歳)は84年12月に行方不明となり、翌月に遺体で見つかった。店の常連客だった阪原さんは、女性の首を絞めて殺害し、金庫を奪ったとして88年3月に逮捕され、後に起訴された。
阪原さんは公判で、捜査段階での「自白」を覆し犯行への関与を否認したが、1審・大津地裁判決(95年6月)、2審・大阪高裁判決(97年5月)で無期懲役とされ、2000年10月に確定した。
阪原さんは再審を請求したものの、病死したため、遺族が12年に第2次請求をした。
阪原さんが殺人に関与したとする直接の証拠はなかったが、確定審では、阪原さんが「引き当て捜査」で遺体や金庫の発見現場を警察官に自ら案内していたとされ、事件時に知人と酒席を設けていたとするアリバイ主張も虚偽認定されて有罪となっていた。
このため弁護側は引き当て捜査の状況を示す写真のネガフィルムや、アリバイに関する阪原さんの知人への聴取結果を新証拠として提出。第2次再審請求審では、自白やアリバイの信用性が主に争われた。
大津地裁決定(18年7月)は、引き当て捜査の「正解」を知る警察官から断片情報を受け取った阪原さんが遺体や金庫の発見現場を案内できた可能性があると判断。阪原さんの知人の証言に基づき、アリバイ主張についても虚偽でない疑いが生じたとして、再審開始を認めた。
大阪高裁決定(23年2月)も、阪原さんの遺体発見現場の案内の経過については「疑問を差し挟む余地が生じている」とし、アリバイ主張に対する地裁の認定も正当だとして地裁決定を支持。最高裁が26年2月、検察側の特別抗告を棄却する決定を出した。
第2次再審を請求した阪原さんの長男弘次(こうじ)さん(65)らは4月、大津地検に対して再審公判で有罪立証をしないよう申し入れをしていた。【江田将宏、斉藤朋恵、飯塚りりん】
【速報】東京・北区の小学校で火災現在も延焼中 逃げ遅れ多数いるとの情報も JR王子駅から南に500mほど 東京消防庁
東京・北区の小学校から出火 音楽室から黒煙
東京・北区の小学校から出火し、現在も延焼中です。逃げ遅れている人が多数いて、DMAT=災害派遣医療チームが現場に向かっているという情報があります。東京消防庁が確認を進めています。
東京消防庁によりますと、午前11時ごろ、北区にある区立滝野川第三小学校から出火しました。4階の音楽室から黒煙が上がっていて、激しく延焼しているということです。
児童が校庭に避難との情報も
逃げ遅れた児童が多数いるとの情報もある一方で、児童が校庭などに避難しているとの情報もあります。けが人がいるという情報は、まだ入っていないということです。
東京消防庁が消火活動を進めるとともに、現場の状況の確認を続けています。
現場は、JR王子駅から南に500メートルほどの場所です。
【速報】遺族「無罪判決に向けてさらに頑張っていく」42年前の日野町事件 再審協議で検察側が有罪立証『断念』方針
1984年に滋賀・日野町で起きた強盗殺人事件をめぐる再審(やり直しの裁判)について、19日、裁判所・検察・弁護団による第3回三者協議が行われ、検察側が裁判で有罪立証を「断念」する方針であることがわかりました。弁護団が会見で明らかにしました。
1984年、滋賀・日野町の酒店で、経営者の女性が殺害され金庫が奪われた、いわゆる「日野町事件」では、常連客だった阪原弘さんが強盗殺人の罪で無期懲役が確定し、服役中に病死しました。遺族らは再審(やり直しの裁判)を求め続け、今年2月、最高裁が再審開始を認めました。再審を前に19日、裁判所・検察・弁護団による三者協議の3回目が大津地裁で開かれ、検察側が再審で有罪を立証しない方針であることを明らかにしました。
三者協議の後、弁護団と遺族らが会見し、阪原さんの長男・弘次さんは「検察が有罪立証するのではないかという心持ちで、きょうの三者協議に臨みました。検察官が有罪立証しないということでほっといたしましたし、これでやっと再審公判始まって、無罪判決を早期に受け取れるのではないかという思いです。母も喜んでいることと思います。無罪判決に向けてさらに頑張っていけるのではないかと思っています。」と、報道陣に対し和らいだ表情でコメントしました。
一方検察側は、最高裁の決定を「重く受け止める」とし、「本件に関する一切の記録を改めて慎重に精査・検討した結果、有罪の立証は行わず、有罪立証のための新たな立証も行わないことにした。今後、再審公判が迅速かつ適切に行われるよう尽力したい」などとするコメントを発表しました。
1984年12月、日野町の酒店で店主の女性が行方不明となり、翌年1月に、遺体となって見つかりました。店からは金庫がなくなり、警察は強盗殺人事件として捜査を開始。遺体発見から3年後に逮捕されたのが、店をよく訪れていた阪原弘さんでした。阪原さんは、事件当日に店の近くで目撃されていたことなどから容疑者として浮上。警察の調べで「自分がやった」と“自白”しました。阪原さんは裁判で一転して無実を訴え続けましたが、取り調べ時の“自白”と状況証拠などから2000年に無期懲役の判決が確定。2011年、服役中に75歳で亡くなりました。
阪原さんの遺族が「警察の証拠は犯人に仕立てるため偽装された疑いがあり、自白は強要されたもので信用性が無い」などと主張して再審を求め、2018年に大津地裁が、検察による証拠の偽造を認定。今年2月、最高裁が再審の開始を認めました。
子どもの自殺「総力挙げて対策」 性暴力許さぬ社会へ、政府白書
政府は19日の閣議で、子どもの支援策をまとめた2026年版「こども白書」を決定した。25年の小中高生の自殺者が538人で過去最多を更新した状況を「極めて深刻な現実」として「総力を挙げて対策を推進する」と強調。子どもへの性暴力を許さない社会を目指す。
自殺の要因には、いじめや虐待、生活困窮などが指摘される。白書では、リスクの高い子どもの情報を集約して支援策を決める協議会の設置を自治体に促すと明記。東京都足立区の小中学校が小5~中3を対象に実施している「SOSの出し方」の授業を取り上げた。
後を絶たない子どもへの性暴力は、生涯にわたって心身の発達に深刻な影響を与え得るとして「絶対に防ぐ」と言及した。
東京・北区の小学校で火災、校舎内にいた児童ら校庭に避難…消防ポンプ車約60台出動
19日午前11時頃、東京都北区滝野川の区立滝野川第三小学校から「建物から煙が上がっている」と110番があった。東京消防庁によると、校舎4階の音楽室付近を含む約150平方メートルが燃えているという。同庁が約60台のポンプ車などを出動させ、消火作業に当たっている。校舎内にいた児童らが校庭に避難しており、警視庁滝野川署が被害状況などを調べる。
同庁関係者によると、児童数人が煙を吸って病院に搬送された。意識はあるという。
現場はJR王子駅から南西に約400メートルの住宅街。