高市首相は中東情勢に関する関係閣僚会議で、ナフサ由来の化学製品を含む石油製品は「年度を越えて供給継続が可能となる」と明らかにしました。
高市首相「ナフサ由来の化学製品を含む石油製品は、年度を越えて供給継続は可能となります」
高市首相は「ナフサの代替調達は従来の85%の水準まで回復している」としたうえで、これまで「年を越えて」可能、としてきたナフサ由来の石油製品の供給継続を、「年度を越えて可能となる」と述べました。
一方、塗料・シンナーなどの供給の偏り、目詰まりが起きているとして、原料となるトルエンなどについて、最大で例年の1.8倍の大幅な供給拡大を実施すると表明しました。
また、国が備蓄している医療用手袋は、およそ5000の医療機関などに対し、最大1980万枚を配布するとしています。
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【台風6号】鹿児島県本土に最接近 鹿児島市で1人ケガ 建物被害も 線状降水帯おそれはなくなる
まずは台風についてです。台風6号は強風域を伴いながら、県本土に最も接近しています。県内に線状降水帯が発生する恐れはなくなりました。
台風6号は午後4時には種子島の北約30キロにあり、1時間におよそ35キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は25メートルです。
1日の降り始めからの雨の量は肝付町前田で231.5ミリ、錦江町田代で222.5ミリ肝付町内之浦で186.5ミリとなっています。
県内に線状降水帯が発生する恐れはなくなりましたが、大隅地方では暖かく湿った空気が流れ込んでいます。3日午後6時までの24時間に予想される雨の量は多いところで、大隅地方で20ミリとなっています。
そして、ケガ人の情報も入っています。2日午前9時ごろ鹿児島市の女性(80代)が強風にあおられて転倒しました。頭を打ちましたが軽傷だということです。
奄美地方を中心に建物への被害も出ていて、徳之島では民家や建物の窓ガラスが割れたり、屋根の半分が飛ばされた町営住宅もあるということです。
また、2日午後5時半時点で奄美地方を中心に2万戸以上で停電が続いています。大隅、種子島・屋久島地方では2日夜の初めごろにかけて、うねりを伴った高波に警戒が必要です。
線状降水帯情報にトラブル 徳島・高知で発表できず
気象庁は2日、線状降水帯の直前予測と発生情報に不具合があり、適切に発表されない状態となったと明らかにした。当面、通常と異なる発表方法に切り替える。情報を発信するシステムに何らかの不具合が出たとみられ、原因を調査している。
気象庁によると、同日午後5時半と7時に高知県西部、7時40分に高知県西部と中部、8時半に徳島県北部で直前予測の基準を満たした。大雨などの観測はできており、同庁は午後8時50分ごろに徳島と高知に別の方法で直前予測を発表した。
高知県では四万十町にレベル4大雨危険警報が出た。同町では1時間で50ミリ以上の非常に激しい雨が降った所があった。
線状降水帯の直前予測は、発生する2~3時間前を目標に、発生の可能性が高まったことを速報する。3時間雨量が150ミリに達することが予想されるなどの条件がそろった際に発表される。5月28日から提供を開始し、試験では問題は生じていなかったという。
半日前に予測する情報は別のシステムで、問題なく発表されている。
成人男女と女児2人死亡 家族?で海に飛び込みか 神奈川・真鶴
2日午前6時ごろ、神奈川県真鶴町真鶴の琴ケ浜海岸付近を散歩していた男性から「海に女性が浮いている」と県警小田原署に通報があった。署などが周辺の海上で、成人とみられる男女と女児2人を発見。いずれも死亡が確認された。
署によると、女児2人は同海岸付近で、女性は約1キロ離れた真鶴港内で見つかった。男性は港から更に約1キロ先の橋の下に浮いていた。4人とも衣服を身につけ、女児2人は身長から小学生以下とみられるという。
橋の上の道路脇には車が止まり、そばに靴が残されていた。付近の防犯カメラには家族とみられる4人が車から降りて移動する様子が映っていたといい、署は海に飛び込んだ可能性などを視野に身元や死因などを調べる。【入学佳成、清水夏妃】
四国地方で線状降水帯が発生のおそれ 大雨に厳重警戒
高知県中部、高知県西部、徳島県北部で今後3時間以内に線状降水帯が発生するおそれがあるとして、気象庁は気象防災速報・線状降水帯直前予測を発表しました。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫等に厳重に警戒してください。
逃げ遅れないよう避難の判断を
高知県中部、高知県西部、徳島県北部付近では今後も非常に激しい雨が降り続き、3時間に150mm前後の大雨になって、土砂災害や河川の氾濫が発生するおそれが高まっています。
崖や川の近くなど、危険な場所にいる方は、地元市町村から発令される避難情報を入手できるようにし、適切な避難行動が取れるようにしてください。
今後、急激に状況が悪化するおそれもあります。少しでも危険を感じた場合には、避難情報が出ていなくても自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
「線状降水帯直前予測」とは
気象防災速報・線状降水帯直前予測とは、今後3時間以内に線状降水帯の発生により非常に激しい雨が降り続く可能性が高まった場合に発表される情報です。
「線状降水帯」による大雨が、災害発生の危険度の高まりにつながるものとして社会に浸透しつつあるため、危機感を伝えるために2026年から運用が始まりました。
情報が発表された地域の周辺では危険が迫っているため、地元の自治体が発表する避難情報などを確認して、速やかに適切な行動をとるようにしてください。
都内でも線状降水帯の恐れ…台風6号、関東など鉄道の計画運休や空の便欠航も予定
台風6号が接近した九州・沖縄では、強風や大雨による人的被害や建物被害が相次いだ。3日は東海や関東を中心に警報級の大雨となる見込みで、暮らしに影響が広がりそうだ。
読売新聞のまとめでは、九州・山口・沖縄の9県のうち、沖縄、鹿児島、宮崎の3県で計20人が負傷。2日午後5時現在、鹿児島、宮崎、大分の3県で計約550人が避難所に身を寄せている。
気象庁によると、東京都や千葉、神奈川、愛知県などでは3日夕方までに、短時間に大雨をもたらす「線状降水帯」が発生する恐れがある。
国土交通省などによると、3日は関東、東海、東北を中心に高速道路や国道が通行止めになる可能性がある。鉄道では、JR東海道線や湘南新宿ラインの一部区間などで始発から計画運休を実施する予定だ。空の便は3日、羽田・成田空港発着の便などで日本航空が329便、全日空が287便の欠航を予定している。
1000校超が休校
文部科学省によると、2日正午現在、台風6号の影響で、宮崎、鹿児島、沖縄を中心に9都府県の小中高校と特別支援学校など計1158校が休校した。宮崎や沖縄など5県の計27校で、壁、屋根のはがれや落下、雨漏りなどの被害が出た。
避難に休校…各地で進む“先手の対策”台風6号『首都圏直撃』に警戒
台風6号が3日に関東を直撃し、通勤・通学にも影響が出るとみられる中、休校を決める自治体が相次ぐなど、警戒感が広がっています。
避難に休校…各地で進む“先手の対策”台風6号『首都圏直撃』に警戒
“浸水”商店街で対策進む
6月までに台風が関東に接近するのは2019年以来、7年ぶりです。
新卒社会人
「リモートでやらせてもらう。リモートが初めてなので、どういう感じなのかドキドキもある」
20代会社員
「できれば家にいたい。在宅できないので。電車が止まってしまうと厄介だなと。そこが心配」
備えあれば憂いなし。各地で先手先手の対策が取られています。公園から土のうを運ぶこと3往復。東京・戸越銀座商店街にあるカフェの店先に3段が積み上げられました。店内の椅子の上には1缶数万円のコーヒー豆が並びます。
カフェ ラコスタ 諏訪礼子店長
「前回はこの高さまで水が入ってきたので、夜のうちに大雨が降ると困るので、全部高いところに避難している」
頭にあるのは去年9月の豪雨。あたりで溢れた大量の水が谷底にあたる商店街に流れ込み、浸水被害が相次ぎました。この時、品川区では1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。このカフェも膝の高さまで水につかり、商売の命ともいえる焙煎(ばいせん)機が壊れました。
カフェ ラコスタ 諏訪礼子店長
「焙煎(ばいせん)機が壊れてしまったので、それが一番大きかった」
修理代は100万円。保険でまかなったといいます。
カフェ ラコスタ 諏訪礼子店長
「甚大な被害が出ないといいなというのが正直なところ。準備はしますけど、何事もなく過ぎ去ることを本当に心から願っている」
『休校』『オンライン』判断相次ぐ
3日の通勤通学の時間帯に大きく影響を及ぼす、今回の台風。自治体によっては臨時休校を決めたり、授業をオンラインに切り替えたり、3日朝の気象状況を待ったり。判断は分かれています。
豊島区立目白小学校は3日の臨時休校を決めました。
豊島区立目白小学校 稲垣昌弘校長
「豊島区の教育委員会とやり取りをして、保護者には明日休校というご連絡をメール配信システムで全員に出してあります」
早い判断の訳は…。
豊島区立目白小学校 稲垣昌弘校長
「登校・下校する時間帯に雨が強いというのが第一。朝方決めると、子どもや保護者が居場所がなくなったり、どうしたらいいと困るので前日にお知らせをする」
そして、もう1つ。学校ならではの理由、給食です。
豊島区立目白小学校 稲垣昌弘校長
「今うちの学校では600食ぐらい作っている。朝ではなく前日に(業者に)連絡できるのは本当に良いこと。早ければ早いほど止められて、業者さんも泣かないで済む」
一方、保護者と子どもたちは…。
母娘
(Q.何年生ですか)
「今2年生です」
(Q.3日の学校は)
「休校です。困ったな。給食もないし。夫と相談して、どっちかみられる方がみようかなと」
館山市で『高齢者等避難』情報
3日は、東京ドイツ村、マザー牧場など、関東の多くのレジャー施設が臨時休業となります。
千葉県の館山市は2日午後5時半、高齢者等避難の情報を出しました。これまでに10人が避難しています。
避難した人
「1人ではいられない。不安で」
「臆病だからね。この人が来るから安心して2人で寝られる」
「瓦が飛ぶんじゃないか。そういうのが頭に入ってしまって、いられなくなっちゃうの1人で」
【速報】奈良県南西部にレベル4土砂災害危険警報
3日未明、奈良県南西部にレベル4土砂災害危険警報が発表されました。
レベル4土砂災害危険警報が発表されたのは、奈良県十津川村です。
レベル4土砂災害危険警報が発表されている地域では、降り続く大雨のため、命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。
崖の近くや谷の出口など土砂災害の発生しやすい地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。
作詞家の橋本淳さん死去、86歳…「ブルー・ライト・ヨコハマ」「亜麻色の髪の乙女」「銀河鉄道999」
「ブルー・ライト・ヨコハマ」「ブルー・シャトウ」など数々のヒット曲を手がけ、歌謡界に大きな足跡を残した作詞家、橋本淳(はしもと・じゅん、本名・与田凖介=よだ・じゅんすけ)さんが5月21日、肝硬変のため東京都内の病院で死去した。86歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、春生(はるお)さん。
父は児童文学作家の与田凖一。青山学院大在学中に作曲家すぎやまこういちと知り合い、作詞を始めた。1967年、「森と泉にかこまれて」と始まるジャッキー吉川とブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」が大ヒットし、日本レコード大賞を受賞。「僕のマリー」「君だけに愛を」などザ・タイガースのデビュー時からすぎやまと曲作りに携わり、ヴィレッジ・シンガーズ「亜麻色の髪の乙女」もヒット。これらグループサウンズ(GS)の歌にはバラ、スワンといった言葉で甘美な雰囲気をまとわせて聴き手を別世界へといざない、GSの王子様的イメージを形作った。
青山学院の後輩だった筒美京平が作曲家になるきっかけを作り、2人で作ったいしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」は100万枚以上を売り上げ、平山みき「真夏の出来事」もヒットした。ほかにも「カナダからの手紙」、アニメ「銀河鉄道999」のテレビ版主題歌、映画「ルパン三世 カリオストロの城」の主題歌も作詞した。
「亜麻色――」は2002年、島谷ひとみさんの歌で再ヒット。由紀さおりさんが米ジャズバンドと組んだ11年のアルバム「1969」でも2曲がカバーされるなど近年も再評価された。長男の春生さんは、歌手のMISIAさんを見いだした音楽プロデューサー。
「メス1匹で繁殖」外来ザリガニ侵食拡大…すでに沖縄で定着、生態系や農業にダメージの恐れ
メス1匹で繁殖する特定外来生物のザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」がここ1~2年、野外で相次いで確認されている。沖縄では既に定着し、愛媛では少なくとも600匹以上が見つかった。ペットの個体が流出したことなどが考えられ、専門家は他地域でも生息している可能性を指摘する。生態系に悪影響を及ぼしかねず、国は危機感を強めている。(矢野恵祐、桜木剛志)
那覇市中心部にある天久(あめく)ちゅらまち公園の池はネットで封鎖され、「立ち入り禁止」「利用制限」とのプレートが何枚も掲示されている。憩いの場にそぐわない様相なのは、ここでミステリークレイフィッシュが見つかったからだ。
2024年8月、子どもが池でザリガニを釣り上げた。「アメリカザリガニではなさそう」と沖縄県内の環境省の施設に連絡があり、ミステリークレイフィッシュと判明。同省の出先事務所が池を調べると数十匹が捕獲された。幼体もいたため繁殖していると判断し、国内初の「定着」事例になった。公園近くの小学校のビオトープで数十匹、同市に隣接する浦添市でも見つかった。事務所はペットなどが人為的に放たれたとみている。
発見後、公園を管理する那覇市は池の立ち入りを制限した。今年秋、根絶に乗り出す。1ミリ程度の網目のネットを通して水を抜いた後、底の泥をセメントで固めてコンクリートで蓋をし、水を入れ直す大がかりな作業を行う。市公園管理課の羽地(はねじ)朝哉さんは「驚異的な繁殖力があり、広がれば取り返しがつかない。徹底して駆除する」と話した。
環境省などによると、ミステリークレイフィッシュはアメリカザリガニ科に分類され、成体の体長は最大約10センチ。体にまだら模様があり、「マーブルクレイフィッシュ」とも呼ばれる。オスはいない。水温8~30度で生存でき、メスが1回あたり数百個の卵を年数回産むとの調査結果もある。
突然変異で生まれたとされ、原産国は不明だが、1995年にドイツでペットとして広まった。日本では2000年前後に流通し始め、ペットショップなどで1匹500~1000円程度で売られた。
野外に広まるとアメリカザリガニ同様、在来の動植物を食べ、他の生き物の生息環境を奪い、生態系にダメージを与える。水田に穴を掘って稲を切るなどの農業被害をもたらす恐れもある。沖縄以前には06年に北海道、16年に愛媛県で各1匹野外で見つかったが、定着確認には至らなかった。
同省は20年、外来生物法に基づく特定外来生物に指定し、輸入や飼育を禁じた。だが昨年5月、沖縄に続き松山市内の泉で2匹が見つかった。16年と同じ場所だった。愛媛県が8月~今年1月に実施した捕獲調査では計625匹もの個体が確認され、関係者に衝撃が走った。5月にも5匹捕まえた。県生物多様性センターは「定着している可能性は極めて高い」とし、個体数と生息範囲の調査を進める。
現状では、多数のミステリークレイフィッシュがいたのは沖縄、愛媛にとどまる。だが、ザリガニの生態に詳しい金沢大の西川潮准教授(保全生物学)は、「繁殖力の強さと環境適応力の高さから、生息域が広がっていても不思議ではない」と話す。認知度が低い現状を指摘し、周知と啓発の必要性を強調する。
同省はアメリカザリガニに間違われ見過ごされている可能性もあるとし、今年度、見分け方や発見時の通報先を記したチラシを刷新した。更に自治体が駆除時に使える補助金を増額し、対策を強化させる。担当者は「これ以上の定着は阻止しなければならない。疑わしい個体がいたらすぐ連絡してほしい」と話している。
飼育は原則禁止、違反なら罰金も
外来種のザリガニでは、北米原産のウチダザリガニが北海道などに定着し、ミステリークレイフィッシュと同じく特定外来生物に指定されている。
いずれも取り扱いは厳しく規制されており、飼育や放流、譲渡は原則禁止。これらに違反すると法人で最大1億円、個人だと同300万円の罰金か、3年以下の拘禁刑が科される。
戦前に食用ウシガエルの餌として米国から輸入された後に逃げ出し、全国に定着したアメリカザリガニは条件付き特定外来生物で、飼育や無償譲渡は許可が不要など、規制が異なる。