国の天然記念物のオカヤドカリ数千匹を所持したとして逮捕された中国籍の男の身柄が鹿児島地検名瀬支部に送られました。
文化財保護法違反の疑いで逮捕されたのは、中国籍で職業不詳の男3人で、8日これまでに郭嘉威容疑者の身柄が鹿児島地検名瀬支部に送られました。
奄美警察署によりますと、3人は共謀し、奄美市内の宿泊施設などで国の許可を受けずに天然記念物のオカヤドカリ数千匹、あわせて160キロを所持した疑いです。
6日、宿泊施設から環境省に「中国人から預かっているスーツケースからゴソゴソと音が聞こえる」と通報があり発覚しました。
1人は「奄美大島の海岸でとった」などと話しているということですが、警察は、3人が容疑を認めているかどうかについて、「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
専門の業者によるとオカヤドカリは1匹2万円で取引されることもあるということです。
警察が動機などを調べています。
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東京・立川の小学校に男2人侵入 取り押さえた教員4人がけが
8日午前11時ごろ、東京都立川市錦町の市立第三小学校で「不審者が入っている」と通報があった。警視庁によると、男2人が小学校に侵入。教員に取り押さえられ、暴行の疑いで現行犯逮捕された。教員4人が男らを取り押さえる際に殴られるなどしてけがをしたが、いずれも軽傷だという。
警視庁によると、職員室の窓ガラスが割られていたという。警視庁立川署は詳しい状況を調べている。
「グレーだと思っていた」「違法だとは思っていなかった」オコエ、増田両選手オンラインカジノ賭博
オンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁に賭博の疑いで8日に書類送検されたプロ野球巨人のオコエ瑠偉選手(27)と増田大輝選手(31)が、いずれも容疑を認め、「グレーだと思っていた」「違法だとは思っていなかった」などと話していることが捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、オコエ選手は令和4年7月と5年5月、増田選手は6年10~11月、海外で運営されているオンラインカジノ「ワンダーカジノ」や「コニベット」に国内からスマートフォンなどでアクセスし、「ブラックジャック」や「バカラ賭博」などを行った疑いが持たれている。
オコエ選手は約700万円を賭けて収支はマイナス約450万円、増田選手は約300万円を賭けて収支はマイナス約230万円だったとみられる。
読売巨人軍広報部によると、2人は今年2月20日、オンラインカジノの利用者は自主的に申告するよう球団の所属する全員に呼びかけた直後に名乗り出たという。2人は「開幕前に自らの過ちを正しておきたかった」と述べたという。
読売巨人軍広報部は、「オンラインカジノの違法性を認識しないまま興味本位で利用していたことを深く後悔し、12球団で申し合わせた上限いっぱいの制裁金の支払いも異議なく受け入れています。当球団としては、今後の検察庁の判断を踏まえつつ、適切に対処してまいる所存です」とコメントした。
山口・長門沖でミニボートが転覆 2人の死亡確認 事件と事故の両面で調べ
7日夜、山口県長門市の川尻岬沖に「転覆船がいるようだ」と仙崎海上保安部に通報がありました。
捜索の結果、男性2人を発見しましたが、その後死亡が確認されました。
仙崎海上保安部によりますと7日午後7時50分頃「川尻岬沖に転覆船がいるようだ。昼ごろに出港した船が戻ってきていないようだ」と通報がありました。
海上保安部などが巡視船や航空機で捜索をしたところミニボートを発見、午後10時50分ごろ、川尻岬の西2・5キロのところでミニボートに乗っていたとみられる宇部市の76歳男性を発見しましたがその後、死亡を確認されました。
また8日午前5時半ごろ、ミニボートに乗っていたとみられるもう一人の男性が心肺停止の状態で発見され、その後死亡が確認されました。
関係者によりますと、ミニボートは2人が乗り長門市油谷の香津ノ浜を出港、「夕方には戻る」と連絡が入っていたということです。
ミニボートに目立った傷はないということですが、仙崎海上保安部では、なぜミニボートが転覆したのか事件と事故の両面で詳しく調べています。
仙崎海上保安部によりますと。4月27日にも同じ香津ノ浜を出港したミニボートが転覆する事故があり、2人が救助される事故が起きています。
「お尻を触りたい気持ちが抑えられず」 ファストフード店で店内徘徊後に痴漢容疑
飲食店で女性の尻を触ったとして京都府警下京署は8日、京都府迷惑行為等防止条例違反の疑いで、京都市中京区因幡町、無職、上田正信容疑者(55)を逮捕した。「お尻を触りたい気持ちが抑えられなかった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は7日午後4時20分ごろ、京都市下京区のファストフード店で飲食中の女性(19)に近づき、座席と衣服の間から左手を入れ込み、尻を触ったとしている。
同署によると、上田容疑者は女性の下半身を触る目的で来店し、店内を徘徊(はいかい)しながら物色していたとみられる。他の女性客が容疑者の不審な動きに気づき、発覚した。
大阪・八尾市の女児コンクリ詰め遺体、82歳祖父を遺棄容疑で書類送検
大阪府八尾市の集合住宅で2月、コンクリート詰めにされた女児の遺体が見つかった事件で、遺体を自宅に隠していたなどとして、府警が、府内に住む女児の祖父(82)を死体遺棄容疑で書類送検したことがわかった。書類送検は3月21日付。府警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
捜査関係者によると、祖父は昨年11月5日まで、八尾市の自宅(当時)に、金属製衣装ケースにコンクリート詰めにした孫の岩本玲奈ちゃん(当時6歳)の遺体を遺棄した疑い。
この事件では、玲奈ちゃんの叔父の飯森憲幸被告(41)(死体遺棄罪などで起訴)が、2006年12月~07年1月に大阪市平野区の当時の自宅で、玲奈ちゃんを蹴るなどして死亡させたとして、傷害致死罪で今年4月に起訴された。飯森被告は、府警の調べに「父親と相談し、一緒に遺体を詰めた」と供述したため、府警は祖父も捜査。死体遺棄罪の公訴時効は3年だが、遺体は昨年11月上旬まで祖父宅に保管されており、府警は同容疑を適用できると判断した。
AIエンジニア安野貴博氏、参院選に出馬表明…政治団体「チームみらい」から10人以上擁立へ
昨年の東京都知事選に出馬したAI(人工知能)エンジニアの安野貴博氏(34)は8日、東京都内で記者会見を開き、夏の参院選比例選に立候補する意向を表明した。
会見で安野氏は「AI時代にふさわしい成長戦略を掲げたい」と述べた。自身が代表を務める政治団体「チームみらい」から、比例選と選挙区に計10人以上の候補者を擁立する考えも示した。
安野氏は昨年7月の都知事選で、5番目に多い約15万票を獲得した。
【速報】兵庫県の斎藤知事 消費者庁の指摘に対し「一般的な法解釈のアドバイスを受けた。真摯に受け止めたい」見解 記者に「受け止めると受け流すの違いは?」と聞かれると…
8日午後、兵庫県の斎藤元彦知事の定例記者会見がはじまりました。
きょうは、公益通報者保護法をめぐる3月の発言に対して、所管する消費者庁から「公式見解と異なる」と指摘された点について、改めて知事の認識に注目が集まります。
公益通報者保護法は、自治体などに対し、公益通報に適切に対応するために必要な体制を整備するよう義務づけています。
この体制整備義務の対象について、斎藤知事は、今年3月26日の会見で、「外部通報も含まれるという考え方がある一方で、内部通報に限定されるという考え方もある」などと述べていました。
兵庫県によりますと、「内部通報に限定されるという考え方もある」という発言部分について、公益通報を所管する消費者庁が、先月8日に「国の公式見解と異なる」と県の担当者に指摘し、県はその後指摘を斎藤知事に伝えたということです。
■会見での斎藤知事
きょうの会見で、消費者庁から「公式見解と違う」と指摘されたことについて問われた斎藤知事は、「メールで県に指摘があったと伺っています。指針については考え方が様々あると述べさせていただいて、それに対して一般的な法解釈のアドバイスを受けたと思っている。この点については真摯に受け止めたいと考えています」と話しました。
さらに記者から「知事の『受け止める』と『受け流す』この違いは何か」と聞かれると、「しっかり受け止めて、公益通報の体制整備に繋げていくという意味では、指摘された内容は、私自身しっかりやっていく。報告書やメールなどはしっかり受け止める」と話しました。
また、消費者庁から「今後は適切な対応を」と指摘された点について具体的にどうしていくかと聞かれると、「これから法改正があり、研修を受けることを踏まえて、体制整備をどのようにしていくのかが大事だと思っています。体制の在り方については、国や他の自治体なども参考にしながらしっかりやっていきたい」と話しました。
■3月の発言についての質問も
いっぽう、消費者庁の指摘からさかのぼる形で、過去の発言や、それに対する現在の認識について問う質問もありました。
斎藤知事は当時の発言について、「間違ったことは言っていない」という認識で、「百条委で、法の範囲を超えているという意見もあったので、『そういう考えもありますよね』という事実を述べさせていただいた」との見解を示しました。
兵庫県は、公益通報の専門家を招いて知事を含む幹部職員向けに今月12日に研修を行う予定で、研修では、「外部通報や内部通報に対する県の対応の留意点」などについての解説もあるということです。
野党、西田氏発言を批判=ひめゆり「訂正、謝罪を」
自民党の西田昌司参院議員が太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった女学生らを慰霊する「ひめゆりの塔」の展示を巡り「歴史を書き換えている」と発言したことに対し、立憲民主党の野田佳彦代表は8日、「信じ難い発言だ。沖縄県民の気持ちを逆なでするような発言で、訂正すべきだ」と批判した。東京都内で記者団の質問に答えた。
立民沖縄県連は同日、国会内で開かれた党沖縄協議会の会合で、西田氏に発言の撤回と謝罪を働き掛けるよう要請。「身勝手な決め付けで沖縄戦の実相をゆがめようとする発言は、犠牲者をおとしめるだけでなく歴史を書き換えようとする試みで、決して看過できない」と反発した。
日本維新の会の前原誠司共同代表も記者会見で「歴史誤認、重大な間違いだと思う。沖縄県民に対して訂正と謝罪を求めたい」と強調した。
自民の小渕優子沖縄振興調査会長は党本部で開いた調査会会合で「沖縄県の皆さんの心を傷つけてしまった事実は変えられない。大変残念な発言だ」と指摘。「われわれの認識とは全く違う一議員の発言だ」と述べ、西田氏に対し、改めてひめゆりの塔を訪れ、沖縄戦や沖縄の現状について理解を深めるよう求めた。 [時事通信社]
「チョコザップ」窃盗、逮捕の18歳「お金持っている人がいる」「30件やった」と供述
無人営業型スポーツジム「chocoZAP(チョコザップ)」で利用者のかばんを盗んだとして大阪府警は8日、窃盗の疑いで、府内在住の無職の男(18)を逮捕したと明らかにした。男は「金に困っていたので盗んだ」と容疑を認めている。大阪市を中心に3月以降、同様の被害が府内で約60件発生しており、府警はほかの関与についても慎重に調べる。
逮捕容疑は4月15日午後、大阪市中央区内のチョコザップ店舗で、利用者の30代女性がロッカーに置いていた現金6万7千円が入ったかばんを盗んだとしている。ロッカーは扉や鍵がついておらず、施設利用者は誰でも使えるものだった。盗まれたかばんは付近に捨てられ、現金のみが抜き取られていた。
府警によると、男はスポーツジムを選んだ理由について「サラリーマンなどお金を持っている人がおり、目を付けた」と供述し、これまでに「30件くらいはやった」とほかの関与もほのめかしているという。