阿部俊子文部科学相は6日夜、坂口志文さん(74)に大臣室から電話し、祝意を伝えた。若手研究者育成のため、文科省が何をできるか問われた坂口さんは「日本の基礎科学(研究)への支援が、だんだん不足しているように感じる。支援をぜひともお願いしたい」と求めた。
坂口さんは「米国や中国に比べると、日本の基礎研究資金は少ない。同じGDP(国内総生産)のドイツと比べ、免疫の分野では3分の1です」と伝えた。阿部氏は何度もうなずき、「文科省も予算獲得のために頑張っていきます」と応じた。 [時事通信社]
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元ロッテ投手・伊藤義弘さんがバイク事故で死去 43歳 4年連続50試合以上登板 10年日本シリーズ胴上げ投手
元ロッテ投手の伊藤義弘(いとう・よしひろ)さんが6日午後4時16分、バイク事故のために搬送先の福岡市内の病院で死去した。43歳だった。6日午後2時17分、福岡市内でバイクを運転中、交差点でタクシーと衝突した。
伊藤さんは東福岡で2年夏の甲子園に出場。国学院大、JR東海を経て、07年の大学・社会人ドラフト4巡目でロッテに入団。150キロを超える速球を武器に救援投手として活躍し、ルーキーイヤーの08年から4年連続で50試合以上に登板。10年の中日との日本シリーズ第7戦では胴上げ投手に輝いた。16年秋には巨人の入団テストを受験したが、不合格に終わり、現役引退を決断。プロ9年間で通算257試合に登板し、6勝13敗1セーブ、71ホールド、防御率3・83の成績を残した。
20年4月からは母校・東福岡の保健体育教諭となり、「子どもが自信を持てるように、気配りができる指導者になりたい」と話していた。同年夏から硬式野球部の監督を務め、今夏まで指導に当たっていた。本格派として野球ファンの記憶に残るリリーバーが、天国へ旅立った。
公明党が連立巡り緊急役員会へ、創価学会で高市・自民党総裁への懸念強まる…党幹部「離脱も辞さない」
公明党は7日、緊急の常任役員会を国会内で開き、自民党との連立政権のあり方などについて協議する。公明内と支持母体の創価学会内で、自民の高市総裁の保守的な政策などに対する懸念が強まっており、連立を継続できるかどうか危ぶむ見方も出ている。
常任役員会では、自民との連立継続の是非も含めた対応について検討するとみられる。
これに関連し、4日に高市氏が自民総裁に選出された後、公明幹部が立憲民主党幹部に対して「自公両党の連立は前提ではない。連立離脱も辞さない」との考えを示していたことが分かった。複数の関係者が明らかにした。
高市氏と国民玉木氏が5日に会談 政策協議視野に連携模索か
自民党の高市早苗総裁と国民民主党の玉木雄一郎代表が5日に東京都内で会談したことが分かった。関係者が6日明らかにした。ガソリン税の暫定税率廃止や、「年収の壁」引き上げを求める国民との政策協議を視野に、連携を模索したとみられる。
麻生太郎元首相も6日に国民の榛葉賀津也幹事長と東京都内で会談した。
一方、公明党内では高市新執行部の右傾化を懸念し、自民との連立協議で安易に合意すべきではないとの強硬論が出ている。
高市氏は、6日には自身のX(旧ツイッター)で「臨時国会では与野党で力を合わせて早期に効果を発揮できる物価高対策に取り組む」と投稿した。
母親切り付けた疑いで逮捕、札幌 別居の女子高校生、命に別条なし
50代の母親を包丁で切り付けて殺害しようとしたとして、北海道警は4日、殺人未遂の疑いで、札幌市の女子高校生(15)を現行犯逮捕した。「お母さんを殺そうとした」と供述している。母親は頭などを切られて重傷を負い、病院に搬送されたが、命に別条はないという。
逮捕容疑は4日午後2時35分ごろ、札幌市にある母親の自宅で、頭や背中などを包丁で複数回切り付け、殺害しようとした疑い。高校生は別居していた。
皮膚の難病「表皮水疱症」と闘う小学2年男児「少しの刺激で皮膚に水ぶくれが…」夏には“指の癒着”剥がす手術 新薬開発で治療に光も
三重県津市に住む男の子。「表皮水疱症」という皮膚に水ぶくれが出来て、その水ぶくれがはがれてしまう難病と闘っています。いつも笑顔で頑張る姿に密着しました。
(記者)「好きな食べ物は?」 (田邉柊くん)「ピーマン」 (記者)「え?ピーマン好きなの」
取材を始めたのは、2年前。三重県津市に住む、田邉柊くん。生まれた時からある病気と闘っています。
(母・光希さん) 「表皮水疱症という病気。少しの刺激で皮膚がめくれたり、水ぶくれができる」
表皮水疱症は、生まれつき皮膚のたんぱく質が正常に作られず、少しの刺激で水疱ができたり、剥がれたりする国指定の難病です。患者の数は全国で約500~1000人とされていて、根本的な治療法はまだ見つかっていません。
抗菌シートを全身に…剥がす際には痛みも
(父・昴秀さん) 「生まれた時は、今の病気という感覚は全くなく、出血が足についているくらいだと思っていた」
全身の皮膚にかゆみが出るほか、手足の指の癒着や変形も起きてしまいます。皮膚を保護するために、抗菌処理がされている専用のシートを全身に貼らなければなりません。
以前は、お風呂でお湯をかけながらシートをはがす時の痛みが、どうしても苦手でしたが…
(母・光希さん) 「だんだん痛くないというのがわかってきて、泣かなくなってきた」
真水よりはしみにくい生理食塩水を使うことで、お風呂も少しずつ好きになってきました。
夏休みには“指の癒着”を剥がすための手術も
去年4月には、小学校へ入学。満開の桜のもと、お母さんお父さんと一緒に入学式に出席しました。
(記者)「友達は何人くらい作りたい?」 (柊くん)「10人」
柊くんはいま、小学2年生。体育など一部の授業を除き、普通学級で過ごしていて夏休みには宿題も頑張っていました。
成長とともにできることも増えましたが、病気との闘いは、変わらず続いています。この夏休みには、右手の指の癒着を剥がすための手術を行いました。
(母・光希さん) 「右手は結構固まっちゃっていたので、10歳までには切って動かす手術をしないといけなかった。これからリハビリにも通う」
(記者)「痛かった?手術のとき」 (柊くん)「うん」
アメリカで新しい塗り薬を開発 国内でも承認
今は根本的な治療法がない「表皮水疱症」ですが、ことし7月、新たな動きがありました。アメリカで新しい塗り薬が開発され、承認されたのです。
(Krystal Biotech Japan 金子博明さん) 「塗り薬ではあるものの、遺伝子治療の薬で、ウイルスベクター製品です。傷を完全に塞ぐというところがこの製品の目的」
「バイジュベックゲル」というこの新しい塗り薬は、タンパク質を設計する遺伝子を患者の細胞に送り届けることで、必要な皮膚のタンパク質を作り出し傷を治す仕組みです。アメリカでの治験では、半年間投与すると、7割の患者で傷が治る効果が確認されています。
(Krystal Biotech Japan 金子博明さん) 「アメリカでも在宅投与が認められている。投与頻度に関しては、週に1回傷の部分に投与していただく」
日本でも承認され、近く販売が始まります。
(Krystal Biotech Japan 笠本浩社長) 「希少疾患の中でも表皮水疱症の患者さんの、痛みや苦痛のレベルは尋常じゃないと思って、これをなんとか助けないといけない」
柊くんの表皮水疱症はこの薬を使える型で、11月以降には治療を始められると、母・光希さんも期待を寄せます。
(母・光希さん) 「痛みもなく塗っていくだけなので、すごく手軽で、うちは(薬が使える)栄養障害型なので、ラッキーと思いました」
「柊くんが学級委員」
2学期を迎えた柊くん。きょうは大好きな英語の授業です。
友達に手伝ってもらいながら、積極的に発表もします。
柊くんがサッカーのジェスチャーをすると…
(クラスメイトたち) 「サッカー!」
そして、新たな挑戦も!
(友達)「(柊くんが)学級委員」 (記者)「立候補したの?」 (柊くん)「うん。1学期 手を挙げられなかったから」
運動会に遠足など、行事もいっぱいの2学期。楽しみにしています。
(柊くん) 「運動会の50メートル走を頑張って走る」
家族や学校の先生、たくさんの友達に支えられながら、1歩ずつ成長している柊くん。きょうも笑顔で生活を送っています。
〈高市新総裁誕生〉「15票は剥がされた(小泉陣営)」逆転勝利の内幕と“立役者”麻生最高顧問の皮算用…高市氏を待ち受ける「3つの爆弾」とは
自民党の新総裁に、高市早苗前経済安保相(64)が選ばれた。今回の総裁選では、終盤まで、国会議員票に強みを持つ小泉進次郎農相(44)が本命視されていた。しかし、高市氏は第一回目の投票で全体の4割以上を占める圧倒的な党員・党友票を獲得し、勝利をつかんだ。政界関係者に、総裁選での勝因と、高市政権に立ちはだかるリスクや課題を取材した――。
〈画像〉高市新総裁誕生…の際の石破首相、菅元首相の表情
「小泉さんに投票するつもりだった人の票が土壇場で動いた」
「高市氏を押し上げたのは、リベラル色が強いといわれた石破政権で岩盤保守層が自民党から離れてしまったことなどに対する、党員の危機感だと思います。
また、解党的出直しが求められるにもかかわらず、ライバルである小泉氏が“党内融和”という内向きのメッセージに終始してしまった。
父親の小泉純一郎元総理のような“自民党をぶっ壊す”というようなエッジの効いた主張を打ち出せていれば、展開は変わったかもしれない」
こう語るのは、高市氏と親交の深い政治解説者の篠原文也氏だ。確かに、小泉氏に比べて物価高対策や日本経済の立て直しを訴えた高市氏の方が、主張がはっきりしていた面は否めない。
こうした中で、第一回目の投票で高市氏が183票(議員票64、党員票119)でトップに躍り出た一方、小泉氏は164票(議員票80、党員票84)にとどまった。
高市氏を支援していた自民党の閣僚経験者が振り返る。
「第一回目の党員票で高市さんがかなりリードした。それによって、党員の意思と矛盾するような投票行動はできないという議員心理が動いたのでしょう。それまで小泉さんに投票するつもりだった人の票が土壇場で動いたとみています」
結局、高市氏は決選投票で185票(議員票149、都道府県連票36)を獲得し、小泉氏の156票(議員票145、都道府県連票11)を上回った。小泉氏に近い関係者も「結果を見ると、15票くらいは高市氏に剥がされている」と振り返る。
もう一つの勝因は、40人超が所属する麻生派の支援を得られたことだ。
「麻生太郎自民党最高顧問(85)は自派閥の議員に『党員投票でトップの人が総裁にふさわしい』と指示した。これがやはり大きかった」(前出・高市氏支援の閣僚経験者)
人事は総裁選で支援を受けた麻生氏の意向を踏まえ…
新総裁に高市氏が選ばれたことで、10月15日にも招集される見込みの臨時国会で、首班指名選挙が行われる見通しだ。衆参ともに少数与党となっている自民党だが、現状では野党6党ではまとまる見通しは立っておらず、高市氏の総理就任が有力視される。
高市氏が就任すれば、憲政史上初めての女性総理が誕生する。その“高市政権”にはいかなるリスクや課題が立ちはだかるのか――。
最初の関門といわれているのが、人事だ。
「高市氏は人付き合いがあまり得意なタイプではありません。自民党が少数与党となる中で、高市氏の弱点をカバーして、野党と話し合いができるベテランを幹事長に起用できるかが、一つのポイントになる。
連立パートナーである公明党も、高市氏とは距離があると言われてきた。石破政権における森山裕幹事長のように、野党とも公明党とも付き合える人が望ましいでしょう」(前出・篠原氏)
総裁選で支援を受けた麻生氏の意向を踏まえ、麻生氏の義弟・鈴木俊一元総務会長を幹事長に起用する説も囁かれる。
しかし、党内では、「自民党の長老政治の象徴である麻生氏の影響力が全面に出るのは好ましくない」(重要閣僚経験者)という指摘もある。高市氏を総裁選で支援した議員の登用も必要になるが、旧安倍派出身で、派閥パーティを巡る裏金事件に関わりのあった議員が少なくないのもネックだ。
「その意味でいえば、たとえば林芳正官房長官(64)は安定感もあり、幹事長に適任かもしれません」(前出・高市氏支援の閣僚経験者)
林氏のみならず、挙党態勢を築くために、総裁選を戦ったライバルたちを全て登用すべきだとの意見は根強い。篠原氏は「決選投票を戦った小泉氏の処遇も重要です。彼の発信力を生かせるポジションが望ましい」と指摘する。
小泉氏の幹事長起用説も浮上するが、前出の高市支援の閣僚経験者は「閣僚か、政調会長などが妥当では」との見方を示した。
対中関係の悪化を懸念する声も
また、高市氏の「リスク」とされているのが、外交問題だ。これまで靖国神社への参拝を持論としてきた、“高市総理”による対中関係の悪化を懸念する声もある。
とはいえ、前出の篠原氏によれば、高市氏は「中国とは“戦略的互恵関係”を維持していく」と周囲に語っているという。
「高市さんは今回の総裁選では、総理になってから靖国神社を参拝するかどうかについて明言してこなかった。中国との戦略的互恵関係の維持を目指すなら、靖国神社参拝を事実上棚上げする立場は今後も守るしかないだろう。ただ、保守派の支持者は不満を募らせる可能性もあり、高市氏を悩ませるかもしれません」(前出・高市支援の閣僚経験者)
高市氏が抱えるもう一つのリスクは、発言の不安定さだ。
総裁選の所信表明演説では外国人が奈良公園の鹿を蹴ったり、殴ったりしているなどとして、「外国人問題」について熱弁。しかし、公園を所管する奈良公園室では、こうした事実関係は確認されておらず、不確かな内容として波紋が広がった。
高市氏は当初「自分なりに事実関係を確認した」と説明していたが、その後、日本テレビの取材に「(高市氏自身が)怒って鹿を蹴っている英語圏の方がいらっしゃったので注意をしたことがある」と突然主張しはじめたのだった。
「総裁選でも『全世代が総力結集しないと自民党は立て直せない』と熱弁したように、高市さんはハッキリとモノをいうタイプです。それは諸刃の剣で、下手すると足をすくわれかねない。ただ、そこが彼女の持ち味になっている面もあります」(前出・篠原氏)
総裁選選出を受けた際「ワークライフバランスという言葉を捨てる、働いて、働いて、働いていきます」とも発言した高市氏は、立ちはだかる壁を乗り越えて安定政権を築けるだろうか――。
取材・文/河野嘉誠 集英社オンライン編集部ニュース班
維新・吉村代表 熱狂的虎党の高市新総裁を阪神Vパレードに「お誘いしようかなと思っております」
日本維新の会の吉村洋文代表(50、大阪府知事)が4日、自民党新総裁に高市早苗氏(64)が選ばれたことを受け、大阪市内の党本部で記者団の取材に応じた。
吉村氏は冒頭「これはもう、自民党の選挙ですから。まずは高市新総裁の当選、おめでとうございます。今、国家の課題が山積する中で、高市新総裁がこれから前に進めていくということをやられると思いますが、我々自身も是々非々の立場で、維新の会が考える国家のあり方、本質的な改革、物価高対策、そういったものについてしっかりと議論していきたい」と述べた。
政治家としての高市氏の印象を問われ「政策に詳しい政策通の方だと思っている。高市新総裁が(自民)政調会長の時に、私自身も様々な政策の要望であったり、議論させていただいたことがありますので、政策通の方だという印象」と評価した。
奈良県出身の高市氏について「同じ関西出身の政治家だからこそ、やっぱり一極集中じゃないバックアップも含めた2極というのは必要なんじゃないかというのを感じていらっしゃるんじゃないかな、と僕は思っている」と、維新が掲げる副首都構想にからめて期待を込めた。
さらに「あとは阪神タイガースの大ファンだというところです。話をすると、気がついたら阪神の話になっているというぐらい阪神ファンの方だというふうに思っております」と、熱狂的虎党としても知られる高市氏に触れた。11月22日に御堂筋で予定される阪神の優勝パレードを挙げ「ですので、阪神タイガースの優勝パレードありますから、お誘いもしようかな、と思っております」と“招待”することを示唆した。
連立政権入りの可能性については「そもそも、連立協議の提案を受けておりませんので。僕が言うのはやっぱりおかしい。この段階で、何も連立協議の提案なくてですね…『付き合ってください』って僕から言うのはおかしくないですか?野党の方から『付き合って』っておかしいでしょう。今何も言われていません」と述べた。
「正式な打診があれば、協議をするのは当然のことだと僕は思っています」と、従来からの考えを示した吉村氏は「そんなに簡単な話じゃないと思ってますが、何度も申し上げている通り、社会保障改革、副首都。この2本の柱にしながら。後はそれ以外でも、安全保障とか憲法、物価高対策だとか、いろんなことがありますから。特に今では外国人政策も含めて、維新の考え方っていうのをまとめていますので。それについてどう思うかっていうのを組み合わせないと難しいんじゃないかな」と強調した。
維新と政策が近いとされる小泉進次郎氏(44)が総裁選で敗れたことについて問われた吉村氏は「戦略の練り直しというか…これは自民党の総裁選挙ですから。我々1票何もないので。そこは自民党の決定。小泉さんが改革派だということは、今も思いは変わらない。総裁にはなられませんでしたが、僕は信頼しているし、改革を前に進めていくことができる数少ない政治家の1人だと思っている」と答えた。
吉村氏は「選ばれたのは高市新総裁ですので。我々としてもなすべき改革は、維新は何も変わっていない。それをしっかりと新総裁にぶつけていきたい」と語った。
一方で、総裁選を振り返り「論戦は活発にならなかったと思います。何のための総裁選なのかなと思うぐらい、政策論争はとがったものはなかったなと。これは、どの候補の方もそうですね。皆さん持論を抑えながら総裁選は進んできたなというのを見てきましたので、むしろみんな守りに入った総裁選だった」と厳しい目を向けた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
【速報】新名神高速上に倒れたバイクと男性遺体 複数の車にはねられた可能性 ひき逃げも視野に捜査 滋賀・甲賀市
滋賀県内の高速道路上で、バイクに乗っていたとみられる男性が死亡していました。複数の車にひかれた可能性もあり、警察はひき逃げの疑いも視野に捜査しています。
5日午前4時半すぎ、滋賀県甲賀市土山町の新名神高速道路上りで、「バイクが転倒していて衝突してしまった」と後続のトラック運転手から110番通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、高速道路上にバイクが転倒していて、そばに40代から50代とみられる男性の遺体があったということです。
遺体の損傷具合から、男性は複数の車に何度かひかれた可能性があり、警察はひき逃げの可能性も視野に事故当時の状況を詳しく調べる方針です。
事故の影響で、新名神高速道路の上り(名古屋方面)が、甲賀土山ICから亀山西JCTまで通行止めとなっていましたが、午前9時50分に解除されました。
日本維新の会、小泉氏敗北に落胆「今後は不安しかない」「高市氏と両てんびんにかけるべきだった」
結党から約70年。自民党の再生を託されたのは、高市早苗・前経済安全保障相(64)だった。4日に投開票された総裁選では、党員らからの幅広い支持を追い風にトップの座に就いた。地元の奈良を中心に「初の女性首相」への期待が高まる一方、保守色の強い言動を不安視する声も根強い。少数与党で迎える船出では早速、手腕が問われることになる。
看板政策の「副首都構想」を推進するため、小泉進次郎農相(44)の勝利に期待していた日本維新の会の国会議員らからは落胆する声が上がった。
「維新は高市氏陣営と接点がほぼない。今後については不安しかない」。大阪選出の維新国会議員はそう漏らした。
維新の吉村洋文代表(大阪府知事)は、高市氏に決選投票で敗れた小泉氏を「改革派」と持ち上げ、秋波を送ってきた。小泉氏が8月に大阪・関西万博の会場を視察した際には、小泉氏からの要請を受けて自ら案内し、一緒に大屋根リングにも上がった。
維新内では、吉村氏と近い小泉氏が総裁になれば、維新が連立政権に入り、大阪などの大都市を副首都に位置付ける「副首都構想」の検討が加速するとの期待があった。
一方、高市氏は総裁選で「首都機能のバックアップ体制の構築」を掲げたものの、総務相だった2016年の衆院総務委員会では、副首都を定めるための法整備について「特に必要性を感じていない」と答弁。23年の奈良県知事選では、自民県連の会長として擁立を主導した新人が維新公認の山下真氏に敗北した。
維新府議は「高市氏は維新にアレルギーがあると思う」と推測。維新大阪市議は「小泉氏だけでなく、高市氏と両てんびんにかけるべきだった」と振り返った。
維新と対立してきた自民大阪府連の地方議員からは安堵(あんど)の声が聞かれた。維新が副首都構想の推進をテコに、3度目の大阪都構想に挑戦するという警戒感が強まっていたからだ。
自民大阪市議は「小泉氏が総裁になれば、間違いなく維新とくっついていた。これで維新が副首都構想について積極的に要求してくることはないだろう」と語った。