【速報】イギリス軍機とみられる飛行機が「予防着陸」 誘導路に停止 空の便に乱れ 鹿児島空港

10日午前、鹿児島空港にイギリス軍の戦闘機とみられる飛行機が着陸し、誘導路に停止しています。この影響で一部の飛行機の離着陸ができず、遅れが出ています。
【画像で見る】イギリス軍の戦闘機とみられる飛行機が着陸
10日午前11時半頃、イギリス軍の戦闘機とみられる飛行機が鹿児島空港に「予防着陸」しました。
イギリス軍の戦闘機とみられる飛行機は、滑走路わきの誘導路に停止したままになっています。この影響で、一時、鹿児島空港を発着する便に遅れが出ました。
その後、鹿児島空港に緊急着陸したのは、イギリスの戦闘機F35Bと分かりました。
空港事務所によりますと10日午前11時半ごろ、イギリス空軍の「F-35B」戦闘機1機が機体のトラブルで鹿児島空港に緊急着陸しました。
防衛省によりますと戦闘機は日本やアメリカなど6か国の共同訓練に参加していて、韓国から、イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に戻る途中の洋上で何らかの不具合が起きたということです。防衛省はイギリス軍に対し不具合の原因を報告するよう求めています。
12日午後1時現在も戦闘機は鹿児島空港にとどまっています。
(追記)当初「米軍機とみられる」としていましたが、その後の取材で「イギリス軍機とみられる」に変更しています。

女性の車の塗装を剥がした疑い 配達業の男を逮捕 香川

高松市のアパートの駐車場で、女性の車の塗装を剥がしたとして、市内の配達業の男(49)が12日、器物損壊の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、男は2025年6月1日午前0時45分ごろ、高松市のアパートの駐車場で、女性(39)が駐車していた軽自動車のボンネットなどに剥離剤をかけ、塗装を剥がした疑いです。被害(修理)額は約60万円です。
女性は男と面識がないということです。
女性からの110番通報で警察が捜査し、現場近くの防犯カメラの映像などから男の関与が強まりました。
警察の調べに対して男は「間違いありません」と容疑を認めています。

総裁選前倒しに賛否=自民青年局が意見聴取

自民党青年局(局長・中曽根康隆衆院議員)は12日、大敗した参院選の総括に関し、47都道府県連の青年局幹部らからオンラインで意見を聴取した。衆参両院で過半数を失ったことを踏まえ、「これまでの体制、体質では先はない」などと党の刷新を求める声が続出。一方で、総裁選の前倒し実施に対しては賛否両論が上がった。
意見聴取は約1時間半行われた。参院選について「どういう政策、国家像を訴えるのかが不明瞭だった」「国民政党として再出発するには『自民らしさ』を出すことだ」といった意見が出た。
総裁選前倒しを巡っては8日の党両院議員総会で、党所属国会議員と都道府県連に意思確認することになった。中曽根氏は記者団に「慎重論と推進論があった」と説明。「総裁だけの責任ではないとの意見は共通しているが、どこかでけじめをつけ、リセットした上で再出発しなければいけないとの声は出た」と語った。 [時事通信社]

東京の特殊詐欺被害、過去最悪150億円超 前年同期比3.2倍

警視庁は12日、2025年上半期(1~6月)に都内で発生した特殊詐欺の被害状況を発表し、被害額は約150億7000万円と過去最悪だった24年上半期(約46億6000万円)の3・2倍となった。警察官をかたる手口が横行しているのが特徴だという。
警視庁によると、認知件数は前年同期比で625件増の2163件に上った。被害額は前年同期の約46億6000万円より約104億1000万円増えた。これに対し、上半期だけで1006件を摘発したという。
警察官をかたって「あなたは事件の容疑者となっている」などとうその電話をかけてくるケースが多く、件数では全体の半分近い1053件、被害額では全体の3分の2の約97億5400万円を占めた。また、犯罪グループが国際電話の番号を悪用し、ネットバンキングによる現金の振り込みを求めてくるケースが目立つという。
特殊詐欺の被害者はこれまで高齢者が目立っていたが、警察官をかたる手口の場合は、若者の被害が顕著となっている。被害者1053人を年代別でみると、30代が224人と最多で、60代までが9割以上を占める。
警視庁は、金融機関や仮想通貨(暗号資産)の事業者と連携した高額取引に対するモニタリングや、交流サイト(SNS)を通じた若者世代への啓発活動を強化しており、「警察を名乗る電話が来たら、いったん電話を切ってから警察署に相談して」と注意を呼びかけている。【山本康介】

「核兵器は絶滅目的で絶対悪」=被団協代表理事が万博で講演

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の金本弘代表理事は12日、大阪・関西万博の会場で講演した。「核兵器は絶滅だけを目的とした、人間として認めることのできない絶対悪の兵器だ」と訴え、被爆者として生きた姉の人生などを語った。
金本さんの姉は12歳のときに爆心地から1.5キロ地点で被爆。ほとんどの友達を亡くした影響で、喜びを感じることができなくなったという。家族に反対されながら結婚したが、初産は死産だった。金本さんは「(姉は)亡くなる前に『国に言えるなら娘時代を返してほしい』と言って死んだ。最後は肺がんだった」と涙を流した。 [時事通信社]

【速報】JR大阪駅近くの交差点で路線バスと乗用車の事故 乗客など14人がケガ 大阪シティバスの車両と車が桜橋交差点南側で接触 双方が車線変更する際にぶつかったか

12日午後3時半ごろ、大阪市北区曽根崎新地で、大阪シティバスと普通乗用車の接触事故がありました。
負傷者は14人にのぼっていますが、全員軽傷で命に別状はないということです。
現場はJR大阪駅から徒歩数分の地点にある、四つ橋筋と国道2号線が交わる交差点の近くです。
▽四つ橋筋の桜橋交差点の近くで…
12日午後3時半ごろ、大阪市北区曽根崎新地で「白い乗用車とバスの事故です」と110番通報がありました。
大阪府警や大阪市消防局によりますと、四つ橋筋を北向き(大阪駅方面)に走行していた大阪シティバスの車両と乗用車が、桜橋交差点の南側で接触しました。
消防によりますと、バスの乗客13人と、乗用車を運転していた人の合計14人が病院に運ばれましたが、全員軽傷で命に別状はないということです。
▽双方が車線変更をした際に接触か 急ブレーキでバスの乗客複数人が転倒

大阪シティバスによりますと、バスは天保山発・大阪駅前行きで、四つ橋筋で隣の車線に移ろうとしたバスと、反対側からその車線に移ろうとしていた乗用車が接触。
当時、30人ほどの乗客でバスの車内は混雑していて、急ブレーキをかけた影響で複数人が転倒。ケガをしたということです。

吉村代表「挙党体制で他の政党とぶつかっていきたい」 日本維新の会が新執行部「党三役」発表 幹事長に元枚方市長の中司宏衆院議員ら

日本維新の会は、参院選で議席が伸び悩んだことを受け、幹事長ら執行部を一新し12日、発表しました。
新しい執行部として、幹事長に元枚方市長の中司宏衆院議員、政調会長に前・共同代表の前原氏の元秘書・斎藤アレックス衆院議員が就任しました。
また高木かおり参院議員を総務会長に起用し、維新としては初めて女性が「党三役」を務めます。
維新は7月の参議院議員選挙で比例票の得票数を3年前から大幅に減らし、国民や参政などほかの野党と比べ、議席が伸び悩みました。
こうした結果を受け、共同代表だった前原氏や幹事長だった岩谷氏など幹部らが辞任。
9日、新しい共同代表に幹事長経験のある藤田文武氏が選出され、続投が決まった吉村代表との間で新執行部の人事について協議が進められていました。
吉村代表は「維新の会は党の中で意見がまとまっていないと思われることが多かった」などとこれまでを振り返り、「今後、新体制のもとで全員が協力をして公約実現する集団として他の政党とぶつかっていきたい」と「挙党体制」での党運営を強調しました。
また国会対策委員長には与野党に広くパイプを持つ遠藤敬衆院議員が再登板します。

天皇ご一家が9月に長崎訪問へ…平和公園で原爆落下中心地碑に供花、被爆者らと懇談など予定

宮内庁は12日、天皇、皇后両陛下が9月12~14日に長崎県を訪問されると発表した。長女愛子さまも同行し、戦後80年にあたり、ご一家で12日に長崎市の平和公園内の原爆落下中心地碑に供花される。長崎原爆資料館も視察し、被爆者らと懇談される。13日には、被爆者が入所する市内の養護老人ホームを訪ねられる。両陛下の長崎訪問は天皇陛下の即位後初めて。愛子さまは13日に帰京される。
両陛下は翌14日、佐世保市で行われる第40回国民文化祭と第25回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席し、帰京される。

なかやまきんに君が代表を務める会社から現金800万円を詐取か 元スタッフの51歳の男を逮捕 取り調べに対し黙秘 余罪があるとみて捜査 警視庁

お笑い芸人・なかやまきんに君が代表を務める会社から現金800万円をだまし取ったとして、元スタッフの51歳の男が警視庁に逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、なかやまきんに君が代表を務める会社の元スタッフ・飯尾雄一容疑者(51)です。
飯尾容疑者は2024年4月、「私が運営している洋服の通販事業でお金を用意できなくなったので貸してくれませんか」と持ちかけ、自身の口座に現金800万円を振り込ませ、だまし取った疑いがもたれています。
飯尾容疑者と連絡が取れなくなったことから、会社側が警視庁に被害届を提出していました。
警視庁によりますと、飯尾容疑者が通販事業を運営していた事実はないということです。
取り調べに対し、飯尾容疑者は黙秘していますが、警視庁は余罪があるとみて捜査を進めています。
事件を受け、なかやまきんに君は「信頼していた元スタッフがこのような行為に及んだことに、僕自身大変ショックを受けております」などとコメントしています。

〈船橋・殺人未遂〉「長男を包丁で刺した」…暴力にたえかねた父親(76)の顔には大きなアザ、親族は事件直後「ボケ老人がやっちまった」

送検された容疑者の左目には殴られたような大きなアザができていた。千葉県船橋市高野台で8月3日午後0時50分頃、閑静な住宅街のなかにある集合住宅の一室で、76歳の父親が同居する52歳の長男を殺そうと背中を複数回刺す事件が起きた。父親はその場で現行犯逮捕され、調べに対して「長男から日常的に暴力を受けていた」と話しているという。
【画像】玄関口には青色の車椅子、スロープも…自治会長を務めていた古谷容疑者が住んでいたマンション
長男の「殺すぞ」頻繁に
逮捕された男は千葉県船橋市高野台にある4階建ての集合住宅の2階に住む無職・古谷隆信容疑者(76)。8月3日午後1時1分ごろ、古谷容疑者から「長男を包丁で刺した」と110番通報があった。
千葉県船橋東警察署の署員が現場に急行。長男が自宅内で血を流して倒れており、古谷容疑者が包丁を所持していたことから、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。
登記簿謄本によれば、古谷容疑者は集合住宅の一室である約70平方メートルの部屋を1991年に購入していた。
船橋東警察署によると、「同居していた2人が口論になり、座っていた長男を背後から自宅にあった刃渡り約15センチメートルの包丁で複数回刺した」という。長男は重傷で意識不明の状態で病院に搬送されたものの、意識は次第に回復し、現在は命に別条はないという。
調べに対して、古谷容疑者は容疑を認めており、「長男からの暴力に耐えられなくなった」と捜査員に話しているという。
警察関係者は「古谷容疑者が長男から日常的に暴力を受けていたと見ており、送検時の殴られた(ような、目の)アザは長男によるものだった可能性が高い」と話す。今後、長男から古谷容疑者への暴力についても事情を聞き、(長男の)立件も視野に入れているという。
事件当日の様子を、同じ集合住宅に住む50代女性がこう語った。
「午前10時ごろ、玄関のドアから外に出て用事を済ませにいこうと外出をしたところでした。『てめえ!』という大きな声が聞こえてきたのです。
いつものように長男がまた怒鳴っているんだろうかと思ったので、通報はしませんでした。午後2時ごろ、アパートに帰ってきてみると規制線が張られていて、ご近所さんに聞いたら『古谷さんが長男を刺してしまった』と聞いた」
複数の住民によれば、古谷容疑者は少なくともここ10年ほどは妻と長男の3人で暮らしていたという。古谷容疑者と長男の関係が悪いことはこの集合住宅では有名だった。母は3~4年前に体調を悪くして、介護サービスを受けていたという。
そのころから、長男が古谷容疑者に対して「殺すぞ」「てめえ!」などと叫ぶ声が聞こえるようになったと話す。
前出の50代女性が続けた。
「ケンカしているのか、一方的にキレているのかわからないけれども、怒鳴り声は週2回くらい。夕方から夜にかけてがほとんどでした。長男が叫んでいる一方で、古谷さんの声はまったく聞いていません。
私もその大声を初めて聞いたときは、通報したほうがいいのかなと思いました。でも、助けてなどとは聞こえていないから、大丈夫かなと判断しました。それ以降、長男の声を聞くたびに『またいつものか』と思って聞き流していましたね。長男はいつも家にいたし、仕事をしていなかったんじゃないかな」
そして、古谷容疑者のことについて、「ここ数年は見たことがないの。家にこもっていたのかな。だからニュースで見た父の顔があんなにアザだらけになっていることは知らなかった」と明かした。
「あの人が何もなしに刺すわけがない」
別の近隣住民は後悔の念がたえないという。
「事件当日は午後1時過ぎに家に帰ってきた。古谷さんの長男以外の親族が携帯電話で『ボケ老人がやっちまった』と電話で誰かに話していた。そのときは警察がまだいなかったと思う。
夏や冬は窓を閉めていたからあまり聞こえなかったけど、春や秋の窓を開ける季節はよく晩御飯どきに『殺すぞ』『てめえなめてんのか』と聞こえていた。最初は大丈夫かなと心配だった。でも長男の一方的な声だけで、古谷容疑者の言い返す声などは聞こえなかった。
長男の大声が聞こえているとき、たまにドンと鈍い音が聞こえてきた。人が床に倒れる音だったと思う。でもいつものことだからと思って、通報などはしなかった。なので、まさかこんなことになるとは思わなかった。あのとき通報していたら結果が変わったのではないか……」
管理人によれば、古谷容疑者は3~4年前に集合住宅がある地域の自治会長を1年間務めていたという。古谷容疑者について、「古谷さんは大人しい印象だけど、集会の場では意見も述べるし、ちゃんと仕事をしていた印象」と語る。
古谷容疑者と一緒に自治会の仕事をやったことがあるという70代女性は次のように証言する。
「年に一度、自治会の役員メンバーが変わるのですが、住民からの推薦ということで、古谷さんが選ばれました。穏やかな人で、仕事が丁寧なことで印象的です。長年住んでいることから、回覧板に入れる資料はどう作ってどういうふうに回せば良いのか、掃除のローテーション作成など、ここのアパートのことならなんでも知っている感じでした。また、丁寧にいちから私に教えてくれたのです。仕事は十数年前に引退したと聞いており、何をしていたかなどは聞きませんでした」
そして、「あの人は理由なしに人を殺そうとする人ではないんです。きっと息子にも問題があるんです」と訴えた。
「数年前に古谷さんの家から、長男の『殺す』といった叫び声が聞こえると住民の間でうわさになったことがあります。古谷さんの声は私がよく知っていますから、大きな声は古谷さんのものではありませんでした。
それどころか古谷さんの声は一回も聞こえなく、我慢されているのかなと思っていました。次第に古谷さんを見かけなくなり、そして今回の事件が起きました。あの人が刺した背景にはなにかあるはずです。事件に驚きを隠せません」
古谷容疑者の親族にも話を聞いた。事件現場となった一室のインターホンを押すと、40代の男性が玄関の扉を開けた。
「いろいろとバタバタしていて精神的に疲労しているんです。取材には答えられません。騒ぎになってごめんなさい」
玄関口には青色の車椅子が畳んで置いてあり、玄関と通路の段差にはスロープがかけられ、左側には手すりが設置されるなど、バリアフリー化が進んでいる部屋だった。玄関から見て通路奥の部屋には昇降ができる介護ベッドが見えた。
なぜこのような悲惨な事件が起きたのか。解明が急がれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班