22日午前6時10分ごろ、大津市小関町の市道で通行人から「男性が頭から血を流して倒れている」と110番通報があった。男性は意識不明のまま救急搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。
大津署によると、男性は大津市三井寺町、イベント会社経営、松原真路さん(60)で、頭から血を流して倒れていた。頭や腰の骨が折れていたという。同署は司法解剖で詳しい死因を調べるとともに、事件と事故の両面で捜査している。
現場はJR大津駅から北西に約1キロ離れた住宅街。【吉見裕都】
「ニュース」タグアーカイブ
民家敷地内にクマ、吹き矢で麻酔かけ捕獲…秋田県庁から1・5キロの住宅密集地
22日午前11時半頃、秋田市八橋大沼町の民家敷地内にクマ(体長約1メートル)がいるのを、近くに住む30歳代男性が目撃し、110番した。クマはその場にとどまっていたが、県職員が吹き矢で麻酔をかけて捕獲し、電気ショックで駆除した。
現場は秋田県庁から北西に約1・5キロ・メートルの住宅が密集する市街地。
秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さま災害被災地で初のご慰霊 紀子さまと伊豆大島ご訪問
秋篠宮妃紀子さまと長男の悠仁さまが22日、伊豆大島(東京都大島町)を訪問し、平成25年の台風26号による大雨で発生した土砂災害の慰霊碑に供花された。悠仁さまの公務での離島ご訪問は初めて。自然災害の被災地でのご慰霊も初となる。
お二方は22日午前、船で伊豆大島へご到着。25年に36人が死亡、3人が行方不明となった土砂災害の救助にあたった元消防団員や住民で、「語り部」を務める島民らから被害状況の説明を聞かれた。その後、被災地跡を記念公園として整備したメモリアル公園で犠牲者の慰霊碑に供花し、深々と拝礼された。
語り部らによると、紀子さまは「大変な災害でしたね。どうか、お体を大切にされてください」と寄り添われた。悠仁さまも「島民同士のつながりに感銘を受けました」と述べられた。
お二方は1泊2日で、聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「東京デフリンピック」のオリエンテーリング競技をご覧になる。また、高齢者施設を訪問して交流を深めるほか、名産のツバキ油の工場を視察される。
「交際していたが円満に別れた」東京・赤坂の女性刺傷容疑で逮捕の43歳陸上自衛官、否認
東京・赤坂のビルで女性が刺され重傷を負った事件で、警視庁捜査1課は22日、殺人未遂の疑いで、東京都練馬区土支田、陸上自衛隊朝霞駐屯地所属の2等陸曹、大津陽一郎容疑者(43)を逮捕した。「私はやっていません」と容疑を否認している。
逮捕容疑は16日午前10時半ごろ、港区赤坂のビルで、40代女性に対し、刃物のようなもので左脇腹などを刺し、殺害しようとしたとしている。女性は内臓に達するほどの傷を負った。
捜査1課によると、大津容疑者と女性は知人関係とみられる。大津容疑者は逮捕前の任意の調べに、女性とは約9年前にSNSで知り合い、その後、自身に配偶者を含む家族がいることを伏せて交際していたと説明。「今年6月ごろ、女性から別れを切り出されたが、円満に別れた。トラブルは一切ない」と供述したという。
大津容疑者はこのほか、「(事件当日に)赤坂に行っていない」とも供述。捜査1課は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯を調べている。
小泉防衛相、沖縄・先島諸島を初視察=中国にらみ、防衛力強化訴え
小泉進次郎防衛相は22日、沖縄県の宮古島を訪れ、宮古島市の嘉数登市長と市役所で面会した。小泉氏の沖縄入りは10月の就任後初めて。軍事活動を活発化させる中国の動向を踏まえ、先島諸島を含む南西地域の防衛体制強化に理解を求めた。
小泉氏は続いて石垣島に移動し、石垣市の中山義隆市長と市役所で面会した。
一連の面会後、小泉氏は記者団に「現下の厳しい安全保障環境を踏まえれば、南西地域を含むわが国の防衛体制の強化は喫緊の課題だ」と強調。沖縄の基地負担軽減について「政府の最重要課題の一つだ」との認識を示した。
玉城デニー知事とも早期に会談したい考えだ。 [時事通信社]
男が「姉に恨みを持っていた」と供述 札幌市北区で家族3人殺害 数十か所にのぼる刺し傷
札幌市北区で両親と姉を殺害したとして逮捕された男が「姉に恨みを持っていた」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
札幌市北区の無職中村純一容疑者は先月31日午前11時ごろ札幌市北区新琴似の住宅で父・道紀さんと母・美枝子さん姉の川村千恵子さんの3人を刃物で刺し殺害した疑いが持たれています。
捜査関係者への取材で中村容疑者が「姉に恨みを持っていた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
川村さんの遺体には数十か所にのぼる刺し傷があり死亡した3人の中で最も多かったということです。
警察は中村容疑者が強い殺意を持っていたとみて動機を慎重に調べています。
「跡形もなく」「気持ち沈んだ」=火災避難者が自宅確認―大分
大分市佐賀関で約170棟が焼けた大規模火災で、避難を続ける住民が22日、発生後初めて立ち入り規制区域の中に入り、自宅の被害状況を確認した。様変わりした自宅を目の当たりにした住民からは「跡形もなかった」「気持ちが沈んだ」といった悲痛の声が聞かれた。
午前8時半、第1陣の約10人が避難所からバスに乗り込み、自宅近くまで移動。市職員らと一緒にバスを降り、30分ほどそれぞれの自宅を確認した。
息子と2人暮らしという姫野政彦さん(85)は、「跡形もなかった。しょうがない、諦めるしかない」とうつむいた。かつて住んでいた家は残っていたといい、改築して住むか検討するという。
60年以上暮らす自宅が焼けずに残っていた女性(87)は「ほっとした」と胸をなで下ろす一方、「弟の家は全焼で、周りは更地。喜んではいられない」とつぶやいた。 [時事通信社]
小泉・高市政権に共通点=「閉塞感」「期待」自民幹事長が指摘
自民党の鈴木俊一幹事長は22日、新潟市内で講演し、発足直後に高い支持率を記録した小泉純一郎政権と高市早苗政権について「共通点がある」と語った。社会の「閉塞(へいそく)感」の広がりが似通うとした上で、「新たな政治を行ってくれるのではないかという期待感が小泉さんの時もあったし、高市さんにもある」と指摘。年末にかけて予定される2025年度補正予算案と26年度予算案の編成に関し、「高市カラー」の発揮を促した。 [時事通信社]
宮崎県日向市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染確認…九州で今季初、4万8000羽を殺処分
宮崎県は22日、同県日向市の養鶏場で見つかった高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏について、遺伝子検査の結果、高病原性の「H5亜型」が検出されたと発表した。国内の養鶏場で感染が確認されたのは今季5例目で、九州では初。県は同日、周辺の主要道路など4か所に車両を消毒する消毒ポイントを設置した。
県は同日朝に、この養鶏場で飼育されていたブロイラー約4万8000羽の殺処分を開始。養鶏場から半径3キロ圏内の養鶏場9か所(計約59万2000羽)について鶏や卵の移動制限区域に、同3~10キロ圏内の養鶏場49か所(計約174万3000羽)を域外への持ち出しを禁じる搬出制限区域に、それぞれ指定した。
〈赤坂ライブハウス×印襲撃〉「被害女性に9年間家庭があることを伏せていました」逮捕された“ゲス不倫・自衛官”は大家族…でも家では“ぼっち飯”「宿直と言って家を空けることも多かった」
〈〈赤坂ライブハウス×印襲撃〉「大家族として有名なお宅」逮捕された現役陸上自衛官(43)は妻帯者…近隣住民は「家はあけがち」親族は「真面目な人」“変装”張り込みの計画性〉から続く
東京・赤坂のライブハウスで16日、出演予定だった40代女性が左腹部などを刺された事件をめぐって、警視庁捜査1課は22日未明、現役の陸上自衛隊員・大津陽一郎容疑者(43)を殺人未遂の容疑で逮捕した。大津容疑者は被害女性と9年間交際していたが自身に家族がいたことを隠しており、男女関係のもつれの線で捜査が行われているという。
〈画像〉不倫していた大津容疑者のマイホームと、事件後に変装して自転車で逃走する大津容疑者とみられる防犯カメラの画像
9年間家族がいることを隠して交際、3日間家を不在にする日も…
大津容疑者は警視庁捜査1課の調べに対して、「9年前に被害女性と知り合い、交際に至った。自分に家族がいると伏せて付き合っていた」と話しているという。また、「今年6月ごろ、女性側が別れを切り出し、円満に別れた」と供述したことが明らかになった。
知人によると大津容疑者は茨城県出身で、県内の高校を卒業後、2000年3月に陸上自衛隊へ入隊した。初任地で朝霞駐屯地に配属され、2018年ごろ青森県にある八戸駐屯地へ配属を命じられたという。八戸駐屯地では6年ほど勤務し、2024年ごろに再び朝霞駐屯地へ戻ってきた。
陸自は「昨年3月から朝霞駐屯地の第1施設大隊に所属し、重機や機材の管理を担当していました」としている。
大津容疑者が青森県八戸駐屯地に配属されたときにはすでに被害女性とは別の女性と結婚しており、子どももいて単身赴任だったという。
登記簿謄本によると、大津容疑者は八戸駐屯地にいた2019年に約4700万円のローンを組み、東京都練馬区の一軒家を購入した。
「陽一郎さんも当時は喜んでいたそうで、青森からわざわざ東京へ車を出して『契約をしに行く』『印鑑を押してくる』と周囲に話していたそうです。家族思いだなあという印象でした」(大津家と親しい知人)
2024年に朝霞駐屯地へ戻ってきたときは、家庭円満だと周囲は感じていたという。
「陽一郎さんはいつも家を午前7時半に出ていて、約4キロの道のりを10分かけて自転車で出勤されていました。どんなに遅くても家には8時半までに帰っている印象です。ただ、家族には月に何度か宿直があると話していたそうで、2日間帰らない日もあれば、3日間も家を不在にする日もあったといいます」(前出)
また、10月下旬から11月上旬にかけて家族に「富士山へ演習に行く。食事係としてご飯を作る。2週間ほど家を空ける」とも話していたという。
「大津容疑者は家族にバレないよう9年間交際を続け、仕事と称して被害女性と逢瀬を重ねていた可能性が高く、いわゆる“ゲス不倫”です。円満に別れたと供述しているが、どこかで痴情のもつれがあったと思われる」(社会部記者)
子どもたちから「ご飯を一緒に食べたくない」とも言われていた
事件当日、大津容疑者は休日で、東京都・赤坂のライブハウスから約20キロ離れた朝霞駐屯地まで自転車で行き来していた。親族によると趣味は体力づくりのランニングで、自宅ではスマホのクロスワードゲームにハマっていたという。
事件現場はライブハウスの前で、被害女性は午後のライブに出演予定だった。ところが、前出の親しい知人は「大津さんは音楽が趣味ということは一切ない」と言い切る。
「大津さんの階級は2等陸曹の中堅隊員でした。勤務態度に問題はないと聞いています。出世欲がない人ですから、誰かを蹴り飛ばして上に進んでやろうという野望とか持った人ではありません。ただ、音楽が好きなんて聞いたこともありません」(前出・知人)
また、食事係をしていたものの、家庭的な面も特になかったようだ。
「自ら家事に参加することはなかったそうです。言われればやっていたという感じ。自転車のタイヤのパンクを直してと言われれば直すし、電球の交換をしてと言われれば、交換をすると聞いています」
近隣住民は「地域の絆が深い所ですが、陽一郎さんが特段地域のイベントや祭りなどに参加をすることはありませんでした。本人も仕事がお忙しいのでしょう。仕方ないですね」と語る。
「正月に親族と思われる子どもたちが来たら、面倒見の良い印象でした。『うるさいやつが来た』と冗談半分で言っていたり、怒る時はちゃんと『うるせーぞ』と怒ったりする印象です。小さい子どもたちからはなつかれていた様子です」(近隣住人)
ただ、前出の知人は大津容疑者の家庭での顔をこう証言する。
「自分の子どもとはあまり関係性が深くはなく、一緒にご飯は食べていなかったそうです。どうやら昔、箸や茶わんの持ち方で厳しく怒ったそうで、子どもたちから『ご飯を一緒に食べたくない』とも言われていたそうです。それ以降、食卓を囲むことなく、仕事の日は奥さんが作った料理を一人で食べて、休みの日は自ら料理を作り一人で食べていた」
家庭がいることを隠し、妻と元恋人を裏切った大津容疑者は、警視庁の調べに対して「私はやっていない」「事件当時は朝霞駐屯地にいた」と容疑を否認しているという。ゲス不倫オトコへの捜査は続くーー。
※「集英社オンライン」では今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班