辺野古転覆に京都府知事「安全管理どうなっていたのか」 府は学校側に複数回聞き取り実施

沖縄県名護市辺野古沖で抗議船が転覆し、研修旅行中の同志社国際高校(京都府京田辺市)の女子生徒(17)が死亡した事故で、私立学校を所管する京都府の西脇隆俊知事は6日の記者会見で、学校側への聞き取りを複数回実施したことを明らかにした。
西脇氏は同校への調査について「安全管理の面でどうなっていたのか。文部科学省の指導も受けながら対応したい」と説明。「引率の先生が(船に)乗っていなかったとか、保護者に詳細なスケジュールが示されていなかったとか、安全管理の規定の不備など課題はたくさんある」と指摘し、「これからもっと色々なものが出てくる可能性がある」とした。
府はこれまで学校側に複数回聞き取り調査を実施している。西脇氏は同校の安全管理などの実態解明が「全国にもつながっていくこと」との認識を示し、「責任の所在を明らかにするためにも、研修旅行での意思決定の過程などさまざまなことを聞いている」と話した。

【また高額被害】警察騙る特殊詐欺 大阪府の女性が約3億円被害 別の特殊詐欺事件の被害金約12億円の“マネロン”にも加担させられたか

大阪府警は6日、府内に住む70代の女性が警察官などを騙る特殊詐欺で約3億円分の暗号資産をだまし取られたと発表しました。女性は、別の特殊詐欺事件でだまし取られた被害金約12億円のマネーロンダリング(資金洗浄)にも知らぬ間に加担させられていたということです。
警察によりますと、2025年10月から12月にかけて、府内に住む70代の自営業の女性のもとに、石川県警の警察官や検察官を名乗る男らから、「あなた名義の通帳とカードが悪用されています。逮捕した容疑者は、あなたが口座を売り飛ばした犯人だと言っている。身の潔白を証明するために資産調査に協力してください」などと電話がありました。女性は男らの指示通り、購入した暗号資産約3億円分を34回にわたって送金し、だまし取られたということです。
さらに女性は、『身の潔白を示すため』とそそのかされ、口座に入金や送金が問題なくできるかどうかを確認するよう仕向けられ、入金されてきた約12億円を暗号資産に交換し、詐欺グループに送金したということです。
実はこの12億円は、愛媛県に住む80代の女性が警察官などを騙る男らからだまし取られた現金で、女性は知らぬ間にマネーロンダリングに加担させられていたということです。
約12億円の被害額は全国で発生した特殊詐欺事件の中で、過去最悪だということです。
警察は2つの事件に同じ詐欺グループが関わっているとみて、マネーロンダリングされた金の流れなどを詳しく調べています。

「心の整理つかない」 家族5人犠牲の遺族 新名神6人死亡事故

三重県亀山市の新名神高速道路下り線のトンネル内で大型トラックが乗用車に追突し子ども3人を含む計6人が死亡した事故で、県警は6日、6人の身元を明らかにした。司法解剖の結果、いずれも事故の衝撃で頭などを強く打ったことが死因だった。
県警によると、亡くなったのは静岡県袋井市の会社員、松本幸司さん(45)▽会社員の妻恵梨子さん(42)▽小学5年の長女莉桜さん(11)▽小学2年の長男壮真さん(8)▽次女彩那さん(5)――の家族5人と、別の乗用車を運転していた埼玉県草加市の団体職員、高峰啓三さん(56)。
松本さん一家は関西方面に観光に行く途中だったとみられ、幸司さんは運転席から車外に投げ出された状態で見つかった。一方、高峰さんは仕事先から兵庫県内の家族の元へ帰省する途中だったとみられる。
松本さんの遺族は代理人弁護士を通じ、「深い悲しみの中におり、心の整理がつかずにいる状況です。まずは静かに向き合う時間をいただきたいと思います」とのコメントを出した。また、高峰さんの妻も「あまりに突然夫を失い、戸惑いと悲しみの中にあります」とのコメントを出した。
事故は3月20日午前2時20分ごろ発生。県警によると、大型トラックが渋滞の最後尾にいた松本さんの車に追突し、その衝撃で前にいた高峰さんの車を巻き込む玉突き事故が起き、松本さんの乗用車から出火したとみられる。遺体はいずれも焼損しており、県警はDNA鑑定などで身元を特定した。
当時、現場付近は工事に伴い制限速度が50キロに規制されていた。県警は、大型トラックを運転していた水谷水都代容疑者(54)=自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で逮捕=がスピード超過して追突したとみて捜査している。【長谷山寧音】

東国原氏、9日に出馬表明へ 宮崎県知事選

元宮崎県知事の東国原英夫氏が、9日に記者会見し、来年1月の任期満了に伴う県知事選に出馬する意向を正式表明することが分かった。複数の関係者が6日、明らかにした。5選を目指す現職河野俊嗣氏と事実上の一騎打ちとなる見通し。
東国原氏はタレントを経て、2007年から1期4年、知事を務めた。在任中はマンゴーなど県産品のトップセールスで全国から注目を集めた。当時、河野氏が副知事を務めていた。

自民党員数 高市総理の地元・奈良で2万人以上増加 全国では3年連続の減少

自民党は昨年末時点の全国の党員数が100万3298人だったと発表しました。3年連続で減少した一方、高市総理の地元・奈良県では2万人以上増加しました。
自民党が6日発表した2025年末時点の全国の党員数は100万3298人で、前の年からおよそ2万5000人の減少となりました。
一方、高市総理の地元・奈良の県連では、総理の人気を背景に党員が2万人以上増え、前の年と比べておよそ2.3倍に増加しました。
ただ、全国の党員数の減少について、自民党の鈴木幹事長は去年の段階では「今以上に“政治とカネ”の問題や政治不信が強くあった」としたほか、「参議院選挙などで大幅に国会議員の数が減り、党員獲得に力が回らなかった」と指摘しました。
そのうえで党の目標である「党員の120万人確保」に向けて、今年2月の衆議院選挙で当選した議員らを中心に党員の獲得に向け、努力していく考えを示しました。

茂木氏、船舶の安全訴え=イラン外相と電話会談

茂木敏充外相は6日、イラン情勢を巡り同国のアラグチ外相と電話で約30分間会談した。事実上封鎖されたホルムズ海峡に関し、日本関係船舶を含む全ての船舶の安全確保を要求。事態の早期沈静化や停戦協議を含む関係国との外交的取り組みに真摯(しんし)に向き合うよう求めた。アラグチ氏は現状やイランの立場を説明した。
茂木氏はイランに拘束された邦人1人の早期解放を求め、アラグチ氏は「重く受け止める」と回答した。
茂木氏はパキスタンのダール副首相兼外相ともイラン情勢について電話会談した。パキスタンの仲介努力に敬意を示し、ダール氏は現在の取り組みを説明。両氏は意思疎通の継続で一致した。 [時事通信社]

校名が日本一長い学校、70年余の歴史に幕…新1年生は休み時間に校名をそらんじる練習をした

「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山(ささやま)小中学校組合立篠山小・中学校」。校区が高知、愛媛両県にまたがり、日本で一番名前が長いとされる学校だ。4月に休校となり、来春には70年余りの歴史に幕を閉じる。
所在地は愛媛県愛南町。校舎のそばを県境となる篠川が流れる。昔から両岸住民の交流が盛んで、両岸の町村により中学校は1949年、小学校は52年に開校した。ピーク時の50年代後半には約300人が通ったが徐々に減少し、2025年度は小学生3人、中学生6人のわずか9人だった。
児童は入学後、校名をそらんじられるよう休み時間などに練習した。卒業生は自己紹介で校名をネタにした。関係者にとって長い名前はやっかいで、自慢だった。
正門の横には「土佐と伊予とけて一すじ篠の雪」の句碑が立つ。好岡裕子校長は3月25日の修了式で「(協力し合うという句の)精神を最後まで受け継いできたみなさんを誇りに思います」と生徒たちに語りかけた。
高知側の在校生はゼロとなり、4月から愛南町内の別の小学校(約110人)、中学校(約60人)に通う。生徒の一人は「大勢で受ける授業が楽しみ」と新生活に思いをはせた。
写真と文 大久保忠司

「生き様を知って」最期まで笑顔だった18歳 友人らが絵本に

脳腫瘍を患った名古屋市東区の北澤一生さんは昨夏、18歳で息を引き取った。2年間の過酷な闘病中も、笑顔を絶やさなかった生き様を多くの人に知ってほしい。そう思う友人らが絵本製作に取り組んでいる。
タイトルは「ありがとうのたね」。森の中で広がった病にかかった主人公「いっちゃん」は泣き言を言わない。お見舞いに来た動物たちに「ありがとう」とほほえみ、大切な種をプレゼントする。動物たちが種を植えると森に笑顔が戻り、強くて優しい木が育つというストーリーだ。
製作に取り組むのは、愛知県尾張旭市の看護師、中口めぐみさん(50)と息子たち。一生さんの母、美穂さん(54)の友人で、入院中も頻繁に見舞うなど闘病生活をそばで見てきた。
一生さんは高校1年の時、脳腫瘍と診断された。一度は寛解したが2年後に再発、進行が早く歩行は難しくなった。抗がん剤の影響で髪の毛は抜け落ち、食事が取れない日が続いた。嘔吐(おうと)を繰り返し、足の痛みがひどく、眠れない日もあった。それでも気持ちが乱れることはなく、いつも周囲に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えていた。
ホスピスでの勤務経験もある中口さんは、「身体的な苦痛もあるなか、どうしたら穏やかで優しくいられるのか。最期まで笑顔を通せる人は、本当に少ない」と振り返る。
絵本のイラストは、中口さんの三男で大学1年の晴貴さん(19)が担当する。一生さんと直接の交流はないものの、「文章で伝わらないことを、絵で補って伝えたい」と意気込む。
子どもたちに伝わる表現にしようと、中口さんは小学4年の四男らと相談しながら思案中。病気と闘う子どもや一生さんが通っていた高校や図書館に絵本を寄贈したいという。絵本のPR費用などを30日まで、クラウドファンディングで募っている。美穂さんは「多くを語らなかった息子の生き様が誰かの未来を照らす力になればうれしい」と話している。【酒井志帆】

吉村大阪府知事はヒマなのか? 見るに堪えない「シカやん」命名式でのパフォーマンス

よっぽど暇なのか、それとも自身が命名者になったのがうれしかったのか。
先月25日、大阪市内で捕獲された「迷いシカ」を保護している大阪府能勢町の温泉施設「能勢温泉」で3日、命名式が行われ、大阪府の吉村洋文と奈良県の山下真両知事が出席した。
■鹿せんべいを食べさせ大ハシャギ
正式決定した「シカやん」の名前は、吉村知事が提案したもの。シカを捕獲後、大阪市の横山英幸市長が公式Xで実施した緊急アンケートに挙げた4つの候補名のうちのひとつで、6割の支持を集めた。
吉村知事は「横山市長の名前の公募に応募してよかった。非常に親しみやすい名前だと思うので、これからも末永く皆さんに愛されるシカさんでいて欲しい」と話し、シカやんに「鹿せんべい」を食べさせ、「もうこれは奈良のシカやん」と大ハシャギしていた。
「シカやん」は先月21日から市内の複数の場所に出没。人慣れしていたことから奈良公園から来たとみられていた。奈良市の一部エリアに生息するシカは「天然記念物」に指定されているため、大阪市は奈良県に返そうとしたが、山下知事は「奈良公園から(外へ)出たシカは天然記念物ではなく、野生動物」と受け入れを拒否。27日、飼育実績のある能勢温泉に引き取られた。
「受け入れの環境や必要な時間、実績などを考慮して市からお願いしました。命名に関しては市長の政務の一環として実施され、市として市民に呼び掛けたものではありません」(大阪市健康局生活衛生課担当者)
吉村知事はわざわざ施設まで足を運んだ理由について「シカやん2号、3号が大阪府内に来た場合には、その受け入れについても個別に相談させていただけるということになりました」と説明。今後も捕獲したシカの引き取りを依頼する考えを明らかにしたが、施設が「シカやん」だらけにならないのか。
「数年前にも市内にシカが出没したことがありましたが、今回のように人慣れしているわけではなく、純野生の個体だったので、市民に対する注意喚起、安全確保をしているうちに自然に山に帰っていきました。普通はそうなので、同じようなケースはないと思います」(前出の担当者)
奈良県には約6万5000頭のニホンジカ(2020年時点)が生息し、能勢町を含む大阪北部地域にも、最大で推定8300頭(24年)のシカがいるとみられている。大阪府ではシカが農作物や林業に被害を与えていることから、24年には年間約2000頭の駆除を実施している。
吉村知事は人気取りのためならシカまで利用。メディアの前で「シカやん」を連呼して、ひとり悦に入っていた。
◇ ◇ ◇
昨年、高市首相の発言をきっかけに、ネット上で「シカさんをいじめるな!」の声が噴出し大騒動が起きたが、奈良のシカの現状を「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」会長に聞いた。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

政権内で孤立する“裸の高市首相” 「ストレス高じて心因性疾患」を危ぶむ声

【永田町番外地】#71
参院は週明け6日、野党が予算案の採決に応じる条件として求めていた高市早苗首相が出席する予算委員会の集中審議を開催する。これで2026年度予算案は週明け11日の自然成立を待たずに成立の運びだ。
高市首相は自身が最後までこだわっていた新年度予算案の年度内成立は阻まれたが、仮に多数を握る参院野党が採決を拒否しても、11日の自然成立までのつなぎ予算は編成済みで国民生活への影響はなしに等しく、政治的ダメージを最小限に食い止めた。
一方でねじれ国会の参院では数で優位に立つ野党は、政府与党が求めていた3日の採決を唯々諾々と受け入れるわけにもいかず、かといって参院採決を飛ばして11日の自然成立を許せば、参院の自己否定にもつながるからいつまでも突っ張ってもいられず、かくして与野党どちらの顔も立てた6日の集中審議開催となった。
しかし、それでも収まらないのは高市首相の参院自民の松山政司議員会長、石井準一参院幹事長ら幹部に対する遺恨である。
「国民の安心と強い経済構築のためという思いが、野党の皆さまと共有できなかった」
高市首相は予算案の年度内成立を断念した30日の自民役員会でこう言って悔しさをにじませた。
それでも高市首相は、早期成立を諦めず、参院自民に対して自らが出席する集中審議の1、2両日開催と3日の採決日程を組むよう求めたが、ままならず。
■旧態依然にあぐらをかく自民幹部
「本来、国会審議や採決の日程は議運(議会運営委員会)で決めます。参院の場合は委員長を入れて自民、維新が25人中13人いますから、3日の予算委員会採決はやろうと思えばできた。それをやらずに旧態依然の国対政治にあぐらをかく参院自民の幹部連中が総理は我慢ならない感じです」(官邸ベテラン職員)
高市首相といえば、本欄で前回触れたが、松本洋平文科相の下半身スキャンダルの尻ぬぐいで木原稔官房長官に蚊帳の外に置かれたり、ホルムズ海峡への自衛隊派遣をめぐっては“官邸の重鎮”今井尚弥内閣官房参与との軋轢が報じられている。先の総選挙に大勝し、高い支持率を誇ってはいても、周辺はみんなソッポを向き、言うことを聞かない。トランプが裸の王様なら、こっちも裸の女帝か。
仮想通貨“サナエトークン”疑惑もくすぶり続け、官邸スタッフからは過度のストレスによる心因性疾患を危ぶむ声すら聞こえてくる。トランプと違い、意外にもろいかもしれない。 (特命記者X)