北海道稚内市の沖合で4日、ダイビングをしていた男女9人が一時行方不明になった事故で、海上保安庁は上空からの捜索や救助の様子を記録した映像を公開しました。
4日、稚内市の宗谷岬の沖で4日、ダイビングをしていた30代から70代のツアー客男女7人とインストラクター2人のあわせて男女9人が一時行方不明になりました。
9人は、通報からおよそ2時間後、岬からおよそ5キロ離れた沖に浮いていたところを救助されました。
9人のうちツアー客の50代男性2人と70代の女性1人が低体温症の疑いなどで病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。
海上保安庁が公開した映像には、集まって救助を待つダイビング客とインストラクターの姿、それに、捜索にあたる海上保安庁の巡視船と、漁船がダイビング客などを救助する様子が記録されていました。
この事故をめぐっては、ツアー会社の代表は5日、インストラクターらの「知識と装備の不足が原因となった」と説明し、当面の間、営業を休止し運営マニュアルなどを見直すとしています。
大川原冤罪の遺族「裁判官判断は違法」と提訴 がんでも保釈されず
化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の冤罪(えんざい)事件で、胃がんが見つかりながら保釈されずに亡くなった元顧問の相嶋静夫さん(享年72)の遺族が6日、国を相手取り約1億6800万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。冤罪にもかかわらず違法な身体拘束が続いたとし、逮捕状の発付や保釈を認めない判断に関わった計37人の裁判官の責任を問う。
訴状などによると、相嶋さんは2020年3月に外為法違反容疑で逮捕・起訴され、約7カ月後に胃がんが見つかった。20年11月に勾留が一時停止されて外部の病院に入院したものの、がんは末期の状態で21年2月に亡くなった。
弁護側は8回にわたり保釈請求したが、東京地検は「罪証隠滅の恐れがある」と反対し、東京地裁も追認し続けた。相嶋さんの死亡から約半年後、地検は公判維持が困難になったとして起訴を取り消した。
遺族側は、相嶋さんは警視庁公安部の約1年半にわたる任意捜査に協力しており、罪証隠滅や逃亡の恐れはなかった▽体調悪化後は生命の危険が著しく大きかったにもかかわらず、漫然と身体拘束を継続した――と主張。裁判官が証拠資料を総合的に勘案すれば、逮捕や勾留の要件に該当しないことは容易に認識できたのに、故意または重過失で見落とした違法があると主張している。
罪を認めなければ簡単に保釈されない問題は「人質司法」とも呼ばれる。ウェブサイト「CALL4(コールフォー)」では、裁判費用のクラウドファンディングを始めた。相嶋さんの長男(52)は「この国の司法を本来あるべき姿に取り戻すために、皆さまの力をお貸しください」と話している。【遠藤浩二】
高市早苗首相「みんな怒り狂っていた」衆院解散総選挙の内情暴露 2月8日の衆院選日程を事前に自民党執行部に伝えていなかった
高市早苗首相は6日の参院予算委員会で、衆院解散総選挙について「自民党の執行部にも伝えていなかったので、みんな怒り狂っていた」と内幕を暴露した。
2026年度予算は、衆院選の時期が2月8日投開票とずれ込んだために、年度内成立ができなかった。国民民主党の足立康史参院議員が「解散をするなら国会召集をもっと早めておけばよかった。年度内成立ができなかったのは、内閣の責任」と指摘すると、高市首相は「解散についてはしっかり判断させていただき大義があったものだ」と主張した。
その上で、かつて日本維新の会に所属していた足立氏が解散総選挙の日程について「1月14日に日本維新の会の吉村洋文代表と会談に臨んだあと、選挙となった」と触れると、「通常国会が開いたら早い時期に解散を考えているということは、伝えましたが、何日に解散するということはお伝えしていません」と両者で日程を決定したわけではないと説明。「それは自民党の執行部にも伝えていなかったので、みんな怒り狂っていた」と述べると、自民議員を中心に周囲から笑いが漏れた。
【速報】社民党党首選 福島みずほ党首が続投へ
社民党はさきほど、党首選の決選投票の開票をおこない、福島みずほ党首の続投が決まりました。
社民党・福島みずほ党首 「バリバリと社民党の再生のために、そして躍進のために、社民党の支持率が上がり、議員を増やし、もっともっと大きな役割を果たせることができるようにまい進してまいります」
社民党は福島みずほ党首の任期満了にともなう党首選を先月4日からおこなっていましたが、先月23日の開票では、▼大椿裕子前参院議員、▼ラサール石井参院議員、▼福島みずほ党首、いずれの候補者も過半数に届かず、大椿氏と福島氏の決選投票となっていました。
6日におこなわれた決選投票の開票では、▼大椿氏1792票、▼福島氏2364票となり、福島氏の党首続投が決まりました。
社民党は国会議員が2人となるなど、党の勢いは低迷したままですが、福島氏は「社民党の再生に向かって大きくしていくことに向かって頑張っていきたい」として、来年おこなわれる統一地方選で勝利し、地方議員を増やしていくと強調しました。
新名神の6人死亡事故 身元判明 静岡・袋井市の5人と埼玉・草加市の1人 三重県警発表
3月、三重県亀山市の新名神高速で6人が死亡した事故で、三重県警はきょう、6人の身元が判明したと発表しました。6人のうち5人は、関西方面に観光に向かっていた静岡県袋井市の家族でした。
3月20日の午前2時20分ごろ、三重県亀山市の新名神高速下り線の野登トンネルで、大型トラックが渋滞の列に追突し、2台の乗用車に乗っていた子ども3人を含む6人が死亡しました。
6人は頭を強く打つなどして死亡
死亡したのは、乗用車2台のうち1台に乗っていた埼玉県草加市に住む団体職員の髙峰啓三さん56歳。そして、もう1台の乗用車に乗っていた静岡県袋井市の松本幸司さん45歳、恵梨子さん42歳、莉桜さん11歳、壮眞くん8歳、彩那ちゃん5歳の家族5人とわかりました。
警察によりますと、6人は頭を強く打つなどして死亡したということです。
松本さん一家の車が、水谷水都代容疑者が運転する大型トラックに追突され、押し出される形で前方の髙峰さんの車に衝突したとみられています。
家族5人は観光に向かう途中…
髙峰さんは関西方面に帰省途中。松本さん一家は、関西方面へ観光に向かう途中だったということです。
松本さんの遺族は代理人を通じて「私たち遺族は深い悲しみの中におります。突然の出来事を受け止めるには、心の整理がつかずにいる状況です。まずは静かに向き合う時間をいただきたいと思います」とコメントしています。
【現場の画像】事故当時の様子 焼け焦げた乗用車やトラック… 新名神で6人死亡 三重
千葉県八千代市長、がんで療養へ 期間4~5カ月
千葉県八千代市の服部友則市長(68)は6日、記者会見を開き、食道がんの療養に入ると明らかにした。期間は4~5カ月との見通しを示し「一日も早く公務に復帰し、市民の期待に応えたい」と話した。
服部氏によると、1月に人間ドックを受け、再検査を経て3月にステージ3の食道がんと判明した。リモートワークなどで可能な公務を続け、できないものは副市長らが代行する。
服部氏は市議や県議を歴任して2017年に初当選し、現在3期目。
天皇ご一家、福島で供花 原発立地の双葉町を訪問
天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは6日、東日本大震災から15年に際して復興状況を視察するため、福島県を訪問された。事故を起こした東京電力福島第1原発が立地する双葉町に入り「東日本大震災・原子力災害伝承館」で供花して犠牲者を追悼した。
1泊2日の日程で、原発から20キロ圏内にある富岡町、大熊町、浪江町を巡る。原発は双葉町と大熊町にまたがり、天皇が立地自治体を訪問するのは事故後初。愛子さまにとって東日本大震災の被災地訪問は初めてで、同行は両陛下の意向を踏まえて決まった。
ご一家は6日、新幹線で福島駅に到着し、車で双葉町に移った。町では津波や災害関連死などで約180人が亡くなり、ご一家は伝承館に設けられた供花台に白い花束を手向けて深々と一礼した。
館内で原発事故直後を再現したジオラマや、周辺自治体の除染の進捗、避難状況など長期化する原子力災害の影響を伝える展示を見て回る。
引き続き、被災者らと懇談する予定。この日は災害対応拠点となった「Jヴィレッジ」に宿泊する。
7日は、富岡町で津波被害の展示を視察する。
26年度予算、7日成立 採決前の質疑で与野党合意
2026年度当初予算案が7日の参院本会議で成立する見通しとなった。自民、立憲民主党の参院幹部は6日、高市早苗首相出席の集中審議と、採決に先立つ締めくくり質疑を7日の参院予算委員会で実施する日程で合意した。与党は参院で少数だが、日本保守党や無所属3人が賛成方針のため過半数に達する見込み。当初予算案一般会計の歳出総額は122兆3092億円で、過去最大。予算成立が年度をまたいで4月にずれ込むのは15年以来11年ぶり。
自民の磯崎仁彦参院国対委員長と立民の斎藤嘉隆国対委員長は6日、国会内で断続的に協議。斎藤氏は、参院予算委への出席要求があれば応じる意向を示した5日の首相のX(旧ツイッター)投稿に触れ、追加の集中審議を要求した。磯崎氏は、予算成立後に可能な限り早期に実施するとの考えを伝え、両氏が折り合った。
都営バスの50代運転手が停留所で意識失う、ガードレールに接触し停止…けが人なし
6日午前9時55分頃、東京都江戸川区江戸川の「今井停留所」で、停車していた都営バス(乗客23人)が動き出し、1~2メートル先のガードレールに接触して停止した。50歳代の運転手が意識を失っており、乗客の1人が「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」の非常ブレーキボタンを押した。けが人はいなかった。
都交通局によると、バスは葛西駅前(江戸川区)から新小岩駅前(葛飾区)へ走る「新小22系統」。運転手が意識を失ってブレーキが緩み、バスが動いたとみられ、接触直前には時速3キロ程度で走行していた。
運転手は病院に搬送され、命に別条はない。始業時の点呼では問題はなかったといい、同局などが原因を調べている。
EDSSは、運転席後部などに設置されたボタンを乗客らが押して停車させるとともに、ハザードランプの点滅や大音量のクラクションで車外に異常を知らせる仕組み。
高市首相「その手は桑名の焼きはまぐり」=しゃれ言葉で質問かわす―参院予算委員会
「その手は桑名の焼きはまぐりでございます」。高市早苗首相が6日の参院予算委員会で、江戸時代のしゃれ言葉を使って「その手は食わない」と野党の質問をかわす場面があった。2026年度予算案の国会審議が終わりに近づき、肩の力が抜けつつあるとの見方も出ている。
国民民主党の足立康史氏は26年度補正予算案の編成を直ちに指示するよう迫り、「野党に配慮する必要はない。そういうのを55年体制と言う」と挑発。首相はこれをしゃれ言葉でいなし、「26年度当初予算が成立しないうちに補正予算の話をすることはない」と語った。 [時事通信社]