26日夜に山梨県東部で最大震度6弱を観測したマグニチュード(M)5・6の地震の震源は、丹沢山地の地下にある。京都大防災研究所の西村卓也教授(測地学)は「この辺りは『地震の巣』と呼ばれており、10年に1回程度、今回と同程度の規模の地震が発生している」と話す。
東京大地震研究所の石山達也准教授(変動地形学)は「丹沢山地周辺では、北西に進むフィリピン海プレートが本州(陸のプレート)の下に沈み込むとともに、南にある伊豆半島が衝突しているため、地震活動が活発」という。
27日に開かれた政府地震調査委員会の臨時会合でも、今回の地震について「フィリピン海プレートが陸のプレートに衝突することに起因すると考えられる」との見解がまとめられた。
石山准教授は「丹沢は急峻(きゅうしゅん)な山地で、すでに斜面崩壊が起きている可能性もある。雨が降り続いており、土砂災害が起きることも警戒して、今後の地震活動と合わせて備えてほしい」と呼びかけた。
今回の震源周辺では、2012年1月にM5・4▽21年12月にM4・9▽24年8月にM5・3――の地震が起きている。
東京大地震研究所の加藤愛太郎教授(地震学)は「M5クラスの地震がたびたび起きてきた。同程度の地震が続いて起きることもあり、注意が必要だ」と話す。
加藤教授は富士山の火山活動との関連は「ないと考えられる」とした上で「揺れによってマグマがどう応答するかは注視すべきだ」と付け加えた。【菅沼舞、岡田英、垂水友里香】
【独自】太平洋防衛へ無人潜水艇導入か 対処力強化、小笠原上空に識別圏
政府は太平洋側の防衛体制を強化する一環として、対艦攻撃などの能力を備えた無人潜水艇を本格的に開発、導入する検討に入った。太平洋の広大な海域には中国が海洋進出を強める一方、日本の防衛体制は「空白」が指摘されていた。年内に改定する安全保障関連3文書にも太平洋の「対処力強化」を明記する方向だ。警戒態勢強化のため、小笠原諸島上空に防空識別圏の設定も検討する。複数の関係者が27日明らかにした。
防衛体制の空白を解消し、中国抑止につなげる狙いだが、日中の緊張がさらに高まる可能性もある。政府は太平洋側の北大東島(沖縄県北大東村)に加え、小笠原諸島への警戒管制レーダーの配備を計画している。戦闘機の安定的な運用に向けて硫黄島(東京都小笠原村)の滑走路などを強化する案もある。
導入を想定するのは、魚雷や機雷を搭載できる無人潜水艇で、長距離かつ長時間にわたって移動可能な機能を目指す。人工知能(AI)を活用した自律型とする案もある。有人の護衛艦や潜水艦に加え、ミサイル発射装置を備えた無人水上艇などと組み合わせ、太平洋側での優勢確保を図る。
ダブル台風が東海・関東付近を通過、太平洋側中心に記録的大雨…7・8号が温帯低気圧に
台風7号と8号は27日、東海や関東付近を通過した。停滞する梅雨前線の影響もあって太平洋側を中心に各地で記録的な大雨となり、山口県では男性1人が死亡した。
気象庁によると、日本の南の海上から北上した台風8号が27日朝、先に東海や関東に近づき、茨城県沖に抜けた後、温帯低気圧に変わった。台風7号も同日午後、近畿沖から東へ進んで東海や関東に最接近し、同様に同日夜、温帯低気圧になった。
同日午後6時までの24時間降水量は、千葉県銚子市で225ミリ、東京都大島町で198・5ミリなど、多くの地点で6月の観測史上最多を更新。千葉県や伊豆諸島などでは、避難が必要な「レベル4土砂災害危険警報」が発表された。
読売新聞の集計(27日午後6時時点)では、山口県平生(ひらお)町で26日夜に土砂崩れが発生し、住宅にいた70歳代男性の死亡が確認された。奈良、山口、熊本、鹿児島の4県で計8人がけが。西日本を中心に400棟以上が床上・床下浸水した。27日は千葉、神奈川、静岡など8都府県の計約17万世帯に避難指示が出た。
大阪府 淀川水系寝屋川流域で氾濫のおそれ レベル4氾濫危険警報を発表
梅雨前線による大雨の影響で、大阪府の淀川水系寝屋川流域が増水し、レベル4氾濫危険警報が発表されました。
氾濫危険水位に達したのは平野川分水路の今里大橋基準観測所(大阪市)で、もし氾濫が発生すると大阪市、守口市、八尾市、寝屋川市、大東市、門真市、東大阪市、四條畷市で浸水被害が発生するおそれがあります。
川の周辺には決して近寄らず、少しでも浸水しにくい上の階に移動するなど、身の安全を確保して過ごしてください。
雨量かさむ 土砂災害にも警戒を
梅雨前線の影響で、四国や近畿、東海を中心に大雨となっています。生駒山では1時間に75.5mm、堺では1時間に52mm、八尾では1時間に50mmのそれぞれ非常に激しい雨を観測しています。
周辺では大雨による氾濫の危険性だけでなく、土砂災害の発生するリスクも非常に高くなっています。
崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。
「サナエトークン」「中傷動画」問題の本質は、高市事務所周辺で展開される「サナエビジネス」の構造そのものにある 総裁選や宣伝活動で貢献した会社がサナ活グッズビジネスに深く関与
中傷動画問題により、連日国会で追及を受ける高市早苗・首相。二転三転する首相の答弁や、証拠とされた動画の信憑性に疑義が生じたことに注目が集まっているが、問題の本質はより根深いところにある。取材を進めると、高市首相を取り巻く人脈の構造そのものが、今回の問題にもつながる危うさを孕んでいることが浮かび上がってきた――。【前後編の前編】
問題の本質は”サナエビジネス”の構造
「面識はない」と総裁選の中傷動画作成への関与を否定していた高市首相がついに「可能性は否定しない」と答弁を変えた。
首相の第1秘書・木下剛志氏が中傷動画を作成したとされる松井健氏とオンライン会議で同席したかを問われて、こんな言い方をした。
「秘書に確認したところ、(オンライン会議の)参加者全員を覚えているわけではないため、その可能性は否定しないものの、(中略)秘書としてははっきりとした記憶はなく、直接お会いしたこともないため、面識がない方という認識だと報告を受けている」
最初は疑惑を完全否定していた高市首相が状況が悪くなると発言を微妙に変えていく一方、証拠として報じられた中傷動画には作成時期について疑問も呈されるなど、何が本当の問題かが見えにくくなっている。
問題の本質はむしろ、高市事務所の周辺で展開される”サナエビジネス”の構造そのものにあるのではないか。
高市陣営は自民党総裁選や総選挙で国民・党員に支持を広げるためにSNSなどネットを利用した選挙戦術を積極的に展開。高市ブームが起きると、人気に便乗しようという人脈が群がり、高市事務所側も十分なチェックもないまま人気アップのためにそれを認めたり、事実上黙認してきた構図が浮かび上がってくる。
今回、中傷動画の作成を告白し渦中の人となっているneu社代表の松井氏もその1人。松井氏が関わったビジネスは高市首相の名前を冠した仮想通貨「SANAE TOKEN」(サナエトークン)だ。
サナエトークンはネットのコミュニティサイトが今年2月に開始した「Japan is Backプロジェクト」で登場した仮想通貨の一種。高市首相の支援組織「チームサナエ」はXの公認アカウントで「チームサナエはこの取り組みに共感」などと投稿していた(後に削除)。
ところが、サナエトークンの発行者が金融庁の無届け業者だった疑いが浮上。高市首相が自身のXで「存じ上げないし、承認を与えたこともない」と関係を全面否定すると高騰していたトークンが大暴落する事態に。主催者側が謝罪してプロジェクトは中止された。
【独自】俳優の村上虹郎さんを傷害の疑いで書類送検 おととし当時交際していた女性に対し顔を殴るなどして重傷を負わせたか 今年に入って女性が警視庁に相談
俳優の村上虹郎さん(29)が傷害の疑いで書類送検されたことが分かりました。
捜査関係者によりますと、村上さんはおととし3月から5月にかけて、東京・渋谷区にある自宅で当時、交際していた女性に対し、4回にわたって、髪の毛をつかんで頭を窓に打ち付けたり、顔を殴るなどの暴行を加え、全治1か月以上の重傷を負わせた疑いがもたれているということです。
村上さんは当時、女性と同居していて、警視庁の任意の調べに対し「けがさせたことは、間違いない」と話しているということです。
今年に入って女性から相談があり、警視庁が調べていました。
所属事務所のHPによりますと、村上さんは1997年に東京で生まれ、現在29歳。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」や「今際の国のアリス」など多くの話題作に出演し、これまでに日本アカデミー賞優秀助演男優賞も受賞しています。
京都・精華町で警戒レベル5 緊急安全確保 土砂災害警戒のため
現在、京都府精華町で警戒レベル5 緊急安全確保が発表されています。命の危険があります、直ちに安全を確保するようにしてください。
現在、京都府精華町で土砂災害警戒のため、緊急安全確保が発表されています。レベル5は、避難することにも危険が伴う、すでに災害が起きている可能性がある情報になっています。直ちに、身の安全を図るようにしてください。
降り続いている雨で地盤が緩くなっているところが多くなっていると思います。避難する際には安全を図ってください。
安全に避難できない可能性があるとされる、レベル5 緊急安全確保が発表されています。この場合、無理に避難しようとせず、自宅の2階以上で、崖や斜面と反対側の部屋、もしくは、近くの頑丈な高い建物などに避難するようにしてください。避難の際には、くれぐれも周りに気をつけるようにしてください。
「隣の民家が燃えている」焼け跡から性別不明の遺体 妻と長男は気道熱傷で重軽傷 白河市で住宅火災 福島
25日夜、白河市北真舟の住宅で火事があり、木造2階建ての住宅が全焼しました。この火事で身元・性別不明の遺体が1体見つかり、住人とみられる71歳の男性と連絡が取れていないということです。60代の妻は気道熱傷の疑いで軽傷、30代の長男は顔面のやけどと気道熱傷の疑いで重傷ですが、いずれも命に別条はないということです。
25日午後8時11分ごろ、近所の人から「隣の民家が燃えている」と通報がありました。火は26日午前0時34分に消し止められました。30代の男性が顔面のやけどなどで搬送され、意識はあったということです。
焼失状況は、住宅1棟が全焼し、焼失面積は調査中です。周辺に焦げ跡が見られる可能性はあるものの、燃えたのは当該住宅のみだということです。
この火事で身元・性別不明の遺体が1体見つかりました。住人の71歳の男性とは連絡が取れていないということです。
警察によりますと、当時は弱い雨が降っていたとみられ、現在、警察と消防が出火原因や被害の詳細を調べています。事件性は低いとみられるということです。
「家に勝手に入っていいと思ってました」千歳市の30代女性の家に侵入、スマホを奪って暴行を加えるなどした疑い 28歳の男を逮捕 2人は交際関係にあったか
24日未明、北海道千歳市の30代女性宅に侵入した上、女性のスマートフォンを奪ったなどとして、28歳の男が逮捕されました。
住居侵入と事後強盗の疑いで逮捕されたのは、小樽市に住む会社員の男(28)です。
男は、24日午前1時50分ごろから午前2時半ごろにかけて、千歳市に住む30代女性の家に侵入し、スマートフォン1台とスマホケース(あわせて時価5万100円相当)を奪ったうえ、女性に見つかると、女性の左腕を引っ張って床に倒し髪をつかんで引っ張る暴行を加えた疑いが持たれています。
警察によりますと、2人は交際関係にあったとみられていて、女性の証言などから、25日、男の逮捕に至りました。
警察の調べに対し、会社員の男(28)は、「家に勝手に入っていいと思ってました」「スマホは手に取ってポケットに入れました」「腕をつかんで振り払いましたが、床に倒したりはしていません」と、容疑の一部を否認しているということです。
警察は、事件の経緯や犯行の動機について詳しく調べています。
台風7号で空の便にも影響 きょう120便以上が欠航決める
台風7号で空の便にも影響が出ていて、国内線ではきょう、120便以上が欠航を決めています。
台風7号の影響できょう、日本航空は、国内線の沖縄や鹿児島などを発着する70便の欠航を決めていて、およそ4490人に影響が出るということです。
全日空は、国内線の沖縄などを発着する52便の欠航を決めていて、およそ1万570人に影響が出るということです。
航空各社は、最新の情報を確認するよう呼びかけています。