銚子で6月の観測史上最多の大雨 台風7号、夕方から夜に関東へ

台風7号は27日午後1時、和歌山沖を東北東へ進んでおり、夕方から夜にかけて関東甲信の太平洋側に接近する見込みだ。気象庁は、太平洋側を中心に非常に激しい雨が降る見込みとし、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒するよう呼びかけている。
台風から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化し、西日本や北日本の太平洋側でも激しい雨が降る見込み。
一方、台風8号は27日朝に茨城県沖に抜けた後、温帯低気圧に変わった。
山口県平生町では26日夜、住宅が土砂崩れに巻き込まれた。住人の70代男性1人が行方不明、3人が搬送された。
気象庁によると、27日正午までの12時間に千葉県銚子市で140・5ミリ、静岡県南伊豆町で131・5ミリ、東京都大島町で111・5ミリの降水量を観測。銚子市では6月の観測史上、最多の降水量となった。28日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、東海200ミリ、関東甲信150ミリ。
総務省消防庁の27日午前9時時点のまとめでは、千葉県や神奈川県などの11市4町の計約9万2000世帯、約19万1000人に避難指示が出ている。
台風7号は27日午後1時現在、潮岬の南約140キロを東北東へ時速55キロで進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。
台風の影響で、JR東日本は東京都心と静岡・伊豆を結ぶ「踊り子」「サフィール踊り子」、千葉・房総方面の「しおさい」「わかしお」の特急を終日運休にしている。
在来線では、東海道線の小田原―熱海間と伊東線の全線、千葉県内では成田線の成田―我孫子間、総武線の佐倉―銚子間で終日運休となっている。
東海道・山陽新幹線は始発からおおむね平常通り運行しているが、遅れや運転の見合わせなどが発生する可能性もあるとしている。

いわき市小名浜漁港付近で車が転落 80代夫婦死亡 近くには釣りざおやクーラーボックス 福島

27日朝、いわき市で車が海に転落し、80代の夫婦が死亡しました。
27日午前6時半ごろ、いわき市小名浜の漁港近くで、通行人から「海に車が沈んでいる。車内に人影が見える」と警察に通報がありました。
その後、海に転落した車の中から3人を救助しましたが、埼玉県さいたま市の根本 正男さん(86)と妻のスイさん(86)の死亡が確認されたということです。
また、一緒に救助された60代の息子は、意識がある状態で病院に搬送され手当てを受けています。
警察によりますと、車があった場所の近くには、釣りざおやクーラーボックス、いすなどが置いてあったということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。

台風7号、関東に最接近の見込み 非常に激しい雨のおそれ…夜遅くにかけ土砂災害に厳重警戒

台風7号が、このあと、関東にかなり接近する見込みです。関東では、27日夜遅くにかけて、土砂災害に厳重な警戒が必要です。
台風7号は、東海地方の南の海上にあって、自動車並みの速さで東寄りに進んでいます。このあと27日夜にかけて、関東にかなり接近し、温帯低気圧に変わって28日には東へ離れる見込みです。
関東では、台風の接近に伴って梅雨前線の活動が活発になっていて、各地で雨が降り続いています。24時間で降った雨の量は、千葉県銚子で203ミリ、神奈川県三浦で122ミリなどと、大雨となっていて、千葉県、神奈川県、静岡県、伊豆諸島の一部には、レベル4土砂災害危険警報が出ています。
関東では、このあと夜のはじめ頃にかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨の降る所がありそうです。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地や地下施設への浸水、川の増水に警戒が必要です。

ため池決壊で約10棟に床下浸水の被害 広島・福山市

降り続いた大雨の影響で、福山市ではため池が決壊し、住宅に床下浸水などの被害が出ています。
■樫原憲正記者
「山の上にあるため池が大雨によって決壊し水が流出しました。そして住宅などに大きな被害が出ています」
決壊したのは、福山市・新市町の「ため池」です
消防によると、27日午前3時半頃、付近の住民から「川からの水が自宅敷地内に入ってきた」と通報がありました。
■付近の住民
「裏の小さい川からゴロゴロゴロっていう最初雷かなと思ったけど裏の戸を開けたら泥臭い臭いがしたんで」
福山市によると、約10棟に床下浸水などの被害が発生しました。ケガ人はいなかったということです。
福山市は避難所を開設し、27日正午現在で、28世帯67人が身を寄せているということです。
一方、山陽自動車道の尾道ICでは26日、大雨の影響により法面が崩落。
上りの入り口・出口のランプが閉鎖していて、ネクスコ西日本は27日中の復旧を目指しています。
交通機関の影響も続いています。JR西日本によると、呉線の三原~広、芸備線と福塩線の一部区間で27日は終日運転取りやめとなっています。
28日の運行については、未定だということです。
【2026年6月27日放送】

近畿を通過『台風7号』各地で土砂災害など相次ぐ…京都市では「道路が冠水・浸水」天理市では「住宅の石垣崩れた」

台風7号は27日午後、紀伊半島沖を通過しました。
台風の影響で近畿地方では南部を中心に断続的に雨が降り続き、各地で土砂災害などが相次ぎました。
台風7号は午後2時ごろに近畿地方に最接近し、紀伊半島の南を通り過ぎました。
近畿地方では降り始めからの雨の量が多いところで300ミリを超えていて、各地で土砂災害などが確認されています。
京都市では27日、左京区岩倉西河原町の岩倉川で護岸と市道の一部が崩落したほか、道路の冠水や浸水の被害が相次ぎ、住民らは復旧作業に追われています。
(浸水被害に遭った住人)「(泥水が)あふれて、わーと流れていた。びっくりして、びっくりして。本当に泣けてくるわ」
また、奈良県天理市長滝町でも26日午後10時前、「住宅の石垣が崩れた」と消防に通報がありました。
消防によりますと、崩れた石垣や土砂が市道の一部になだれ込みましたが、けが人はいないということです。
(近所の人)「どーんと大きな音がしました。恐いです」
JR西日本によりますと、午後5時45分現在、3路線の一部区間で運転を見合わせていますが、安全を確認次第、順次運転を再開していくということです。
▼JR運転見合わせ区間(午後5時45分時点)

和歌山線(王寺~橋本)

関西線(亀山~加茂)

万葉まほろば線(奈良~高田)
※午後5時45分時点の情報です。

低気圧化予測も勢力維持 台風8号、一転列島接近

27日午前に日本の東で温帯低気圧に変わった台風8号は、予報が大きく変化した。気象庁は当初、列島に近づく途上で熱帯低気圧へ変わるとしていたが、実際には勢力を保ったまま東日本にかなり接近。同庁は「比較的小さい台風だったため、発達などの変化が速く、正確な予測が難しかった」としている。
気象庁によると、8号は23日に発生してから、しばらくの間はあまり発達しない状態が続いていた。しかし梅雨前線近くまで北上する過程で暖かく湿った空気が流れ込み、25日ごろから断続的に周辺の雨雲が発達した。
さらに太平洋高気圧の周辺の風により移動速度が速まったため、弱体化する前に本州近くまでたどり着いたという。

土砂崩れ現場で発見の男性、搬送先で死亡を確認 山口・平生

山口県平生町で26日夜に発生した土砂崩れで、行方不明となった70代の男性1人を捜索していた柳井地区広域消防組合は27日、土砂が流入した建物の内部でこの男性を発見した。心肺停止状態で搬送された病院で、死亡が確認された。
消防によると、26日午後7時40分ごろ、平生町小郡の40代男性から「自宅が土砂で埋まった」と119番があった。現場に消防などが駆けつけたところ、2階建て家屋の1階部分に土砂が流入していた。当時はこの家に暮らす5人がおり、このうち70代女性と40代女性が重傷、20代男性が軽傷だった。2階から通報した男性にけがはなかった。
消防によると、70代男性の捜索は27日、自衛隊や山口県警、地元消防団も加わって約90人態勢で続けられていた。【山口響】

“1票差”の栃木・那須町長選 再点検で当選無効の現職・平山氏が東京高裁に提訴へ

1票差となった栃木県・那須町の町長選挙で、県の選挙管理委員会による票の再点検で当選が無効となった現職の平山幸宏氏が、きょう(27日)会見を開き、当選無効の取り消しを求め東京高裁へ提訴する方針を明らかにしました。
今年3月に行われた那須町の町長選では、現職の平山幸宏氏が前町議の小山田典之氏をわずか1票上回って、当選しました。
その後、小山田氏が県の選挙管理委員会に審査を申し立て票の再点検が行われた結果、逆転して小山田氏の得票数が平山氏を2票上回り、平山氏の当選が無効となりました。
これを受け、平山氏はきょう(27日)会見を開き、県の選挙管理委員会による当選無効の取り消しを求め、東京高裁へ提訴することを明らかにしました。
県の再点検では平山氏と小山田氏の姓名が混同している票が「有効票」として認められるなどして結果が逆転しました。
平山氏は、こうした票は通常、各自治体などでは無効と判断されるとしたうえで、「県の選挙管理委員会の判断に疑問を感じる部分があった」「高等裁判所に判断を委ねたい」と述べました。
具体的な提訴の日程は決まっていないということです。

「ドーンという音がして倉庫が…」 福岡で地面陥没 大雨影響か

停滞する梅雨前線と台風7号の北上に伴い、九州・山口各地では23日ごろから断続的に雨が続き、72時間降水量の観測記録1位を更新した地点が相次いだ。26日夜、山口県平生町では民家を巻き込む土砂崩れが発生。福岡県田川市では地面の陥没が見つかった。雨が地盤の緩みなどに影響した可能性がある。
平生町の土砂崩れ現場では27日早朝から消防、自衛隊、警察などが民家の住人で行方不明になった70代男性を捜索。消防によると、男性は土砂が流れ込んだ建物内で夕方に心肺停止状態で発見され、病院に搬送されたが、死亡が確認された。発生当時、町には「レベル2土砂災害注意報」が出ていた。
一方、地面が陥没したのは田川市位登(いとう)の住宅地の一角。26日午後6時20分ごろに県警に通報があった。県警田川署によると、深さ5メートル、大きさは縦5メートル、横3メートルで、車庫と電柱が陥没した穴に沈んだ。電線が切れており、付近の約20戸が停電し、近隣住民が一時避難した。けが人は確認されていない。
一帯はもともと炭鉱があった地域で、地下に坑道がある影響で地盤が脆弱(ぜいじゃく)な土地だという。近所に住む女性は「26日の夕方は少し土が欠けたぐらいだったが、数時間後にメリメリ、ドーンという音がして倉庫が落下した。驚いた」と話していた。田川署は「降雨が影響した可能性もある」と説明している。現場の復旧には数日程度かかる見込みという。
気象庁のデータによると、土砂崩れが起きた平生町に近い山口県柳井市の72時間降水量は、27日午前2時40分までに354・5ミリを観測。福岡県内でも朝倉市で26日午後11時までに368ミリ、添田町で午後11時20分までに353・5ミリを観測するなど、6月の観測値として各地点の統計開始以来1位を更新した。【山口響、池田直、山下智恵】

ダブル台風接近、千葉県内12市町で「レベル4土砂災害危険警報」異例の再発令

台風7号と8号が列島に接近した27日、千葉県内も房総半島を中心に激しい雨に見舞われ、土砂流出などで通行止めとなる道路が相次いだ。同日午後3時までに、茂原市や君津市など延べ29市町に「レベル4土砂災害危険警報」が発令。先行した8号の影響で発令、その後にいったん解除されたものの、追いかけるように県内を襲った7号の影響で、いすみ市など12市町は再び発令する異例の事態となった。
また、君津市などを流れる小糸川は同日午前、同市内の観測所で氾濫危険水位に達し、「レベル4氾濫危険情報」が発令された。県出先機関の職員は現場で「平時より4、5メートルほど水位が増している」と警戒を続けた。
県の発表(午後5時現在)によると、人的被害は確認されておらず、建物被害もなかった。ただ、圏央道で土砂崩れが発生し、一部区間で通行止めに。このほか、君津市内の国道410号ではのり面が崩落したり、匝瑳市内の主要道路で土砂が流出したりするなど県内計17カ所で通行止めとなった。
茂原市など35市町が計259カ所に避難所を開設し、最大197世帯、計264人が身を寄せた。
交通網では、JRの内房線や外房線、総武本線の一部区間で運転を見合わせるなど大幅に乱れ、大勢の利用客に影響が出た。