台風7号(メーカラー)・台風8号(ヒーゴス)ともに今後の進路に注意

6月24日(水)3時現在、非常に強い台風7号(メーカラー)は沖縄の南を北上中です。週後半は沖縄で荒天のおそれがあり、西日本や東日本も影響に注意が必要です。

台風8号(ヒーゴス)はマリアナ諸島を西進していて、台風7号より先に伊豆諸島に接近する可能性があります。
▼台風7号 6月24日(水)3時

中心位置 沖縄の南

大きさ階級 //

強さ階級 非常に強い

移動 北 10 km/h

中心気圧 950 hPa

最大風速 45 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 60 m/s

▼台風8号 6月24日(水)3時

中心位置 マリアナ諸島

大きさ階級 //

強さ階級 //

移動 西 25 km/h

中心気圧 1002 hPa

最大風速 18 m/s (中心付近)

最大瞬間風速 25 m/s
台風7号 26日(金)に沖縄接近、27日(土)は西日本~東日本へ
台風7号は転向のタイミングを迎え、沖縄の南に北上してきました。今後は次第に北東に進路を変えながら、明後日26日(金)頃には沖縄本島地方に接近する予想となっています。27日(土)は九州の南・四国沖を通って本州の南岸を東進する可能性が高い状況です。

最盛期には中心気圧925hPa、最大風速50m/sまで発達しましたが、すでに勢力を落とし始めていて、今後も衰弱傾向です。それでも本州接近時まで暴風域を伴う予想となっています。
台風7号 西日本を中心に台風接近前から大雨
台風7号は暴風域を伴ったまま先島諸島や沖縄本島に近づく予想です。台風が島の近くを進んだ場合は風雨が強まり、影響が大きくなりますので十分に注意をしてください。

台風はその後、西日本や東日本にも影響を及ぼす可能性があります。停滞する梅雨前線に向かって台風周辺の非常に湿った空気が流れ込むことで活動が活発になる見込みです。台風本体が通過するまで断続的に雨が続き、総雨量が増加することが考えられます。

26日(金)夜までの雨量は九州から近畿の広い範囲で300mm前後に達し、局地的には500mm前後が予想されます。これだけの雨が降った後に台風が近づくため、土砂災害や河川の増水、低地の浸水などの災害に危険性が高まる見込みです。早めの備えが欠かせません。
台風7号 台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風の暴風域に入る確率が25%以上の地域は以下の通りです。(気象庁)

千葉県 26 %

東京都

伊豆諸島南部 26 %

静岡県 25 %

鹿児島県(奄美地方除く)

種子島・屋久島地方 27 %

奄美地方 39 %

沖縄本島地方 49 %

宮古島地方 45 %
台風8号 伊豆諸島に接近 進路次第で本州にも影響
台風8号の進路の予想を見ると、北西に進んだあと次第に北東に進路を変え、台風7号よりも内回りを進む格好で、7号より先に東日本へ近づく予想となっています。

現時点の進路図では伊豆諸島付近を通る確率が高くなっていますが、北寄りの進路を進んだ場合には東海や関東の沿岸部にも影響が出ることが考えられます。さほど発達はしない予想とはなっていますが、今後の情報に注意が必要です。
台風の発生が増え始める時期
平年の台風発生数
今年は1月から6月まで毎月台風が発生しています。1951年からの統計で、1月から6月まで毎月台風が発生したのは1965年、2015年と今年2026年の3回のみです。

6月の台風発生数の平年値は1.7個で、例年台風の発生が増え始める時期です。今年も台風シーズンに向けて大雨や暴風への対策を進めるようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風7号の名前「メーカラー(Mekkhala/)」はタイが提案した名称で、雷の天使の名前からとられています。

台風8号の名前「ヒーゴス(Higos)」は米国が提案した名称で、いちじくを意味するチャモロ語からとられています。

【大阪都構想】住民投票は過去と同様「大阪市域で実施」の見通し 高市総理が求めた副首都法案の修正案を維新が受け入れる決定

大阪維新の会は高市総理が求めた副首都法案の修正を受け入れることを決定しました。
「副首都法案」をめぐっては、22日に高市総理が維新の吉村代表に対し、いわゆる「大阪都構想」を念頭に、特別区導入の賛否を問う住民投票を道府県全域で実施できるとした規定の削除などを求めていました。
自民は修正案を了承しています。
一方、維新の地元組織・大阪維新の会は23日夜に緊急の会合を開き、修正案を受け入れることを決めました。これにより、「大阪都構想」の住民投票は過去2回と同様に大阪市域で実施される見通しです。
(大阪維新の会・吉村洋文代表)「選択肢がなくなったことをお詫びいたします。ただこのままでは法案が通りませんので、そこはご理解をお願いをしたい」
維新は24日国会議員団の役員会で、最終決定するということです。

九州北部は線状降水帯発生のおそれ 西から雨の範囲が広がるも北日本は日差しが戻り気温上昇

きょう24日(水)は梅雨前線が北上し、九州では大雨が続くでしょう。四国でも警報級の大雨になりそうです。特に佐賀県、長崎県、熊本県、福岡県では、昼過ぎにかけて線状降水帯が発生するおそれもあります。雨の範囲は次第に東へ広がり、夜は東海でも雨が降るでしょう。
■九州と四国で警報級の大雨のおそれ きょう24日(水)は、九州付近で梅雨前線が北上する予想です。南からは台風7号や8号からの湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるでしょう。九州や四国を中心に断続的に強い雨が降り、雷を伴って激しく降るところがありそうです。佐賀県、長崎県、熊本県、福岡県では昼過ぎにかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。また午前5時過ぎには、長崎県南部では今後3時間以内に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く可能性が高まっているとして、線状降水帯直前予測も発表されました。雨の範囲は次第に東へ広がり、昼過ぎは近畿地方でも、夕方や夜は東海地方でも広く本降りの雨が降りそうです。
■北日本は天気が回復し日差し戻る 前線から遠い北日本では晴れるところが多いでしょう。朝は低い雲や霧の出るところがありますが、昼前までには消えて晴れる予想です。午後になると東北では南から薄い雲が広がりますが、天気の崩れはなさそうです。
■日中は西日本で平年より低い気温に 予想最高気温は日差しの戻る北日本ではきのう23日(火)よりも5℃ほど高いところが多くなりそうです。東日本はおおむね平年並みで、蒸し暑いところが多くなるでしょう。西日本は22℃前後で、4月下旬から5月上旬並みの涼しさのところが多くなりそうです。
【きょう6月24日(水)の各地の予想最高気温】 札幌 :24℃ 釧路:17℃ 青森 :24℃ 盛岡:27℃ 仙台 :24℃ 新潟:25℃ 長野 :27℃ 金沢:27℃ 名古屋:28℃ 東京:25℃ 大阪 :26℃ 岡山:21℃ 広島 :21℃ 松江:22℃ 高知 :22℃ 福岡:24℃ 鹿児島:27℃ 那覇:33℃
■台風7号と台風8号が週末にかけて北上 台風7号は午前3時の解析では非常に強い勢力で沖縄の南を北上しています。25日(木)から27日(土)にかけて沖縄地方に接近し、その後、日本の南を進む予想です。沖縄では26日ごろ荒れた天気となりそうです。また、西日本は27日(土)から28日(日)にかけて、東日本は28日(日)ごろ雨や風が強まるおそれがあります。台風への早めの対策を行うようにしてください。台風8号は午前3時の解析ではマリアナ諸島付近を西寄りに進んでいます。25日(木)ごろからは北上する予想です。台風8号の動向にもご注意ください。

宇都宮クマ出没、目撃情報以外に批判など400件…「殺処分しないで」「山に放すべき」と市外から多数

今月上旬の宇都宮市内でのクマ出没を巡り、市は23日、目撃情報以外で市に寄せられた電話やメールなどの問い合わせが400件以上だったと明らかにした。多くが殺処分への批判だったが、職員へのねぎらいも含まれていたという。市議会で出井昌子議員の質問に答えた。
市内では今月6~9日、県庁周辺や市内最大の繁華街・オリオン通り商店街などにクマが出没し、市は9日に麻酔銃を用いて捕獲した。市農林生産流通課によると、問い合わせは6日以降に電話や問い合わせフォームなどで寄せられた。
内容の約7割が苦情で、その大半が捕獲後にクマを殺処分したことへの批判だったという。具体的には、「殺処分しないでほしかった」「山に放すべきだった」「動物園で預かれないのか」などの意見で、ほとんどが市外からだった。
一方、残る約3割は市内からの安全確認やねぎらいの声だった。「もう外に出て大丈夫か」といった問い合わせのほか、「不安な日々だったので感謝している」「批判もあると思うが頑張ってほしい」など、対応にあたった職員らを励ます声も寄せられた。
同課によると、問い合わせはクマを捕獲した9日以降に急増し、中には30分以上にわたり苦情を伝える事例もあったという。職員の人格を否定するような言葉を投げかけられることもあったといい、同課の担当者は「一連の流れを検証していく中で、問い合わせへの回答を含めた対応を検討していく」と話した。

「無礼女」「価値ない女」「最低女」知人女性を中傷する文言を掲示板に書き込んだ男(54)逮捕 北海道

北海道・網走警察署は2026年6月23日、名誉毀損の疑いで北見市に住む無職の男(54)を逮捕しました。
男は2025年4月29日から同年9月1日までの間、電子機器を使用し、インターネット掲示板サイトに、知人女性を中傷する文言を掲載した疑いがもたれています。
女性から被害の申告があり、警察が捜査を進めていました。
警察によりますと、男は「子どもを預けて無礼女」「そんな価値ない女」「最低女」などと複数回女性を中傷する文言を掲示板に書き込んだということです。
2人の間には過去にトラブルがあり、男は女性に恨みを抱いていたということです。
調べに対し男は、「僕が悪いので弁解はない」と容疑を認めています。
警察は余罪や事件の詳しい経緯について調べを進めています。

レンタカーを返却期限が過ぎても返さず約1か月乗り回した横領の疑い 46歳の男逮捕 知人の52歳の男も別のレンタカーを横領した疑いで逮捕 愛知県警千種署

名古屋市内のレンタカー店で借りた車を、返却期限が過ぎても返さずに乗り回していたとして男が逮捕されました。
逮捕されたのは、住居不定・無職の46歳の男です。警察によりますと男は先月6日、名古屋市千種区のレンタカー店で、軽乗用車1台(時価94万円相当)を次の日に返す契約で借り、その後、返却期限を先月18日まで延長していましたが、車を返すことなく、約1か月にわたって乗り回していた横領の疑いが持たれています。
今月17日にレンタカー店から警察に被害届が出され、きのう男の逮捕にいたりました。警察の調べに対し男は「知人に返却を依頼したので知人が返却してくれていると思っていた」と容疑を否認しています。
また、警察はきのう、男の知人で名古屋市中川区の無職の52歳の男を横領の疑いで逮捕しました。知人の男は、今月9日に中川区のレンタカー店で軽乗用車1台(時価50万円相当)を2日後に返す契約で借り、その後、返却期限を今月18日まで延長していましたが、車を返すことなく、乗り回していた疑いが持たれています。警察の調べに対し知人の男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は2人の犯行の動機やレンタカーを借りた目的などについて、さらに調べを進めています。

九州北部で線状降水帯の恐れ=梅雨前線上の低気圧通過へ―気象庁

西日本は24日、梅雨前線の影響で雨が降り、九州では前線上の低気圧が接近した影響で大雨になる所があった。低気圧は九州北部を通過する見込み。気象庁は福岡、佐賀、長崎各県では25日未明から朝まで、大分、熊本両県では同日明け方から昼前まで線状降水帯が発生する恐れがあると発表した。
九州以外の西・東日本も太平洋側を中心に大雨に警戒が必要という。
24日朝は鹿児島県薩摩地方で線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が降った。JR九州新幹線は一時、運転見合わせや遅れが生じた。長崎県五島市・福江では午前5時20分までの24時間雨量が312.5ミリに上った。
25日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、四国と九州北部250ミリ、東海200ミリ、近畿180ミリ、関東甲信と九州南部150ミリ。その後、26日午後6時までの同雨量は、九州北部150ミリ、四国と九州南部120ミリ、関東甲信と東海、近畿100ミリ。 [時事通信社]

「高市1強」は本物か?自民党総裁選での再選を狙う新議連に有力者集結 「高市色を消せ」と麻生氏は指示、党所属議員83%が入会に雪崩を打った舞台裏に迫る

5月21日、高市早苗首相(自民党総裁)が掲げた衆院選公約の実現を後押しする議員連盟が始動した。名称は「国力研究会」。発起人には麻生太郎副総裁ら有力者に加え、昨年の総裁選を高市首相と争った小泉進次郎防衛相ら「ポスト高市」をうかがう面々が集結した。 影響力の指標とも言える入会者数は初会合時点で347人に上った。党所属議員417人の83%が加入した計算だ。 この現象は、自民の「高市1強」体制を裏付けたと言えるのか。議連を来年秋の総裁選再選に向けた支持母体としたい首相支持派と、その無力化を狙う非主流派。そして両者がいがみ合う中で静観を決め込む若手議員たち。それぞれ思惑が入り交じり、大半の議員が入会へと雪崩を打った舞台裏を探った。(共同通信政治部取材班)
自民党の新総裁に選出された高市早苗氏=2025年10月、東京・永田町の党本部
▽「文句なしの布陣を見せつけることができた」
5月21日午後4時。国力研究会の初会合が開かれた参院議員会館(東京・永田町)の講堂は、200人を超える議員や代理出席の秘書らで埋め尽くされた。
「本研究会を立ち上げるのは、高市政権が立ち向かう国家課題に政府と党所属議員が一致協力し、国民の期待に応えようという思いからだ」 発起人代表としてあいさつした萩生田光一幹事長代行の呼びかけに、場内から一斉に拍手が湧き起こった。萩生田氏が「入会した議員は現在347人だ」と紹介すると、想定以上の規模感からか驚くような表情を見せる議員らもいた。
国力研究会の設立構想は、高市首相の側近議員が昨年10月の政権発足当初から温めてきたものだ。長期政権化を目指し、来年9月の総裁選に照準を定めて準備した。 最優先課題は、首相の弱点とされる「政権基盤の強化」(首相周辺)。その母体として国力研究会をつくり、支持議員の輪を広げることで「無投票での再選」を実現させたいとの思惑があった。 初会合を終えた首相側近は胸をなで下ろした。 「文句なしの『高市1強』の布陣を見せつけることができた」
自民党の両院議員総会に臨む高市早苗首相(右)と麻生太郎副総裁=2月18日、国会
▽政局に期待?「全くそういう感じではない」
長年、無派閥で活動してきた高市首相の党内基盤は盤石とは言えない。
保守色の強い首相の政治信条や政策に共鳴する党内グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」や「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は、首相の総裁選勝利を後押しした。さらに今年2月の衆院選で初当選や返り咲きを果たした議員も加わり、勢力を拡大しているが、首相の「意のままに」動く組織ではないのが実情だ。
そこで側近議員らが目を付けたのが議員連盟の設立だった。歴代首相を見ても派閥を横断する議連が首相の座を射止めるための基盤となってきたケースは少なくない。
故安倍晋三元首相も第1次政権退陣後、自身が会長を務めていた保守系議員連盟「創生日本」を足場に再登板の機会をうかがった。岸田文雄元首相も総裁選再出馬を目指し、2021年6月に安倍氏らが参加する「新たな資本主義を創る議員連盟」を発足させ、存在感を示した。
今回の議員連盟は、高市首相が前面に立つ形ではないものの、名称に首相が好んで使う「国力」を冠し、英語名も首相が総裁選で使った「ジャパン・イズ・バック(Japan is Back)」の略の「JiB」とした。 萩生田氏はあいさつで「いろいろ政局を期待する声もあるが、全くそういう感じではない」と冗談めかしたが、それを額面通りに受け取る永田町関係者はいない。
▽コップの中の争いをけん制
ただ議連の発足は、足元の不安に対する裏返しでもあった。党内では官邸主導の政権運営が進む「政高党低」の構図への不満がくすぶっていたためだ。 高市首相は今年2月の衆院選で、高い内閣支持率を強みに自民を歴史的圧勝へと導いた。本来であれば、その立役者である首相の求心力は盤石なものとなるはずだった。
しかし党幹部すら意表を突かれた電撃的な衆院解散は、党内の一部には独断専行とも映った。さらにその後の2026年度予算案審議では、2025年度内成立にこだわった結果、少数与党下の参院側との間にもあつれきを生んだ。 それと並行して衆院選勝利で自民が「数の力」を取り戻すと、旧派閥単位の会合や、新たなグループ結成の動きが相次いだ。
国力研究会の入会案内は、こうした状況への危機感も反映して作成された。5月7日に自民の全議員宛てに配布された案内文にはこう記されている。
「いま求められているのは、現実的な政府と与党の連携だ。今こそ自民党は一体となって未来へ挑戦し、政策を実行しなければならない」
議連発足に向けて準備した関係者は、この案内文に記された文章の意図について「『首相のことを好きか嫌いか、というコップの中で争っている状況ではない』というけん制の意味合いもあった」と振り返る。

▽「オール自民党」と自賛
国力研究会を通じた高市首相の支持拡大という目的を果たす上で、多くの参加議員を確保するのは必須条件だった。このため、首相側近は中核となる発起人の選定を巡り、後ろ盾として党内唯一の派閥である「麻生派」会長の麻生副総裁を頼った。 麻生氏は「高市色はなるべく出さないように」と指示した。その意を受けて発起人のリクルートに奔走した結果、首相の政治信条に近い旧安倍派幹部の萩生田氏や西村康稔選対委員長らだけでなく、参院自民を取り仕切る松山政司参院議員会長らが参画。ここに昨年の総裁選で争った小泉防衛相、小林鷹之政調会長、茂木敏充外相が加わり、11人の発起人の陣容が固まった。 首相に近い党中央政治大学院長の山田宏参院議員は、月刊誌で「オール自民党とも言うべき顔ぶれだ」と自賛した。 高市首相は初会合への出席に意欲を示していたが、見送った。議連発足を政局的な動きとする見方が強まりかねないとの警戒感も手伝ったとみられる。
「国力研究会」の初会合を終え、拍手する自民党の(左から)麻生副総裁、加藤前財務相、萩生田幹事長代行、小林政調会長=5月21日、国会
▽「非主流派がみんな入ってしまえば…」
当初は、麻生氏と距離を置く林芳正総務相や武田良太元総務相らを議連から外す案もあった。昨年の総裁選で高市首相を支持した一人は「ライバルとの対決軸をつくり、首相支持派に付いた議員らで結束力を高めなければ、総裁選で戦える母体にはならない」と解説した。 しかし、側近たちには「特定の議員を除こうとすれば、反発は必至だ」との懸念があった。麻生氏には憲法改正や皇位継承などの政策推進に重きを置きたい考えもあった。このため入会対象に線引きを設けず、全ての自民議員が加入できる形とした。 入会案内の配布の後、武田元総務相は、旧二階派を中心とした自らが率いるグループの会合で「全員参加」を明言した。林総務相自身や林氏を支持するグループのメンバーも次々に入会。そうした背景には「非主流派がみんな入ってしまえば、議連の意味や役割をなくさせることができる」との見方も広がった。
▽同床異夢
幅広く入会を募る方針へとかじを切ったことは、党所属議員に対して首相を支持するか否かを迫る「踏み絵」のような意味を持つこととなった。ある中堅議員は「入らないことで悪目立ちはしたくない」と語った。 もちろん、損得勘定も入会を後押しした。政権幹部の一人は「この議連は総裁選に向けた抑止力だ。人事にも関係してくる」と語る。 今後の内閣改造や党役員人事を見据え、政権側への賛同姿勢を示すために入会を判断した議員も少なくないとみられる。結果として、議員一人一人が首相への支持の有無にかかわらず入会へと雪崩を打つことにつながった。
全議員の8割を超す入会者は、首相の勢いを印象付けるには十分だった。しかし、側近らの思惑通りに進んだとは言い難い面もある。首相への支持の濃淡は明らかで、国力研究会の存在意義を疑問視する声も出る。首相と必ずしも政治信条が一致しない議員が交じり込み、総裁選に一枚岩で臨む態勢構築とは程遠いためだ。 議連発足へ主導的な役割を果たした一人は「想定は150人ぐらいだった。これでは自民党そのものと変わらない。同床異夢だ」と苦笑した。
第8回自民党臨時大会で新総裁に選出、新任のあいさつをする池田勇人氏=1960年7月14日、東京・日比谷公会堂
▽「大政翼賛会みたいだ」
こうした自民党内の「総主流派」とも言える現状に、党の将来を危ぶむ見方もある。自民党の歴史を振り返れば、池田勇人、小泉純一郎両元首相のように、非主流派として雌伏の時を過ごして力を蓄え、後に首相の座を射止めたケースは多い。主流派と非主流派が入れ替わる「疑似政権交代」は長期間、自民が政権党を担った力の源泉ともなってきた。
少数派となった国力研究会の未入会者の中には、石破茂前首相や石破氏に近い議員らが含まれる。石破政権下で総務相を務めた村上誠一郎氏は、議連発足に際し「大政翼賛会みたいだ。まったくナンセンスだ」と公然と批判を展開した。非主流派のベテランは「議連を使って党内を色分けし、分断を招くようなやり方は、かえって党の弱体化を招く」と先行きを危惧する。
次の自民党総裁選まで、あと1年3カ月。国力研究会が党所属議員の意思決定に影響を与える母体となり得るのかは見通せない。首相の政権基盤構築はなお道半ばだ。
2001年4月、自民党新総裁に選出され拍手で祝福される小泉純一郎氏=東京・永田町の自民党本部

神戸冷凍庫切断遺体 逮捕の元妻“転居後も約14年間家賃払い続ける” 発覚を防ぐためか

神戸市のマンションで冷凍庫から切断された男性の遺体が見つかった事件で、逮捕された元妻は転居後もおよそ14年にわたって部屋の家賃を払い続けていたことが分かりました。
今月20日、神戸市中央区のマンションの一室で、冷凍庫から切断された状態の男性の遺体が見つかりました。遺体はこの部屋に住んでいた西口豊さんで、きのう元妻の望月亜紀容疑者(50)が死体遺棄の容疑で逮捕されました。
望月容疑者は2012年ごろに西口さんの遺体を冷凍庫に遺棄し、その後、転居したとみられていますが、警察によりますと、先月末までおよそ14年にわたって部屋の家賃を払っていたということです。事件の発覚を防ぐためだったとみられます。
西口さんの殺害もほのめかしているということで、警察は捜査本部を設置して捜査を進めています。

「お前殺すぞ」中学2年の娘と交際する17歳の男子高校生を脅迫か 交際中2人は直接の面会なし→深夜のSNSでのやり取りに立腹か

今年2月、中学生の娘と交際している17歳の男子高校生に、音声通話やメッセージで「おまえころすぞ」と脅したとして、36歳の自営業(自称)の父親が逮捕されました。
逮捕された父親とその娘は福岡市南区内に在住、娘の交際相手の男子高校生は千葉県木更津市に住んでいて、交際中に2人が直接会ったことはないということです。
脅迫の疑いで逮捕されたのは福岡市南区に住む36歳の自営業(自称)の父親です。
36歳の父親は今年2月10日午後11時すぎ、中学2年の娘が交際している高校2年の男子生徒(17)にSNS「インスタグラム」を使って「お前殺すぞ」とメッセージを送ったり通話したりして脅迫した疑いが持たれています。
直後に男子生徒が「彼女の父親から殺すぞなどと言われた」と警察に通報して事件が発覚。
警察が、発信元となった娘のスマートフォンのメッセージ履歴を調べるなどの捜査を進めた結果、36歳の父親が男子生徒を脅迫した疑いが強まったということです。
警察によりますと、父親と娘は福岡市南区内に在住、娘の交際相手の男子高校生は千葉県木更津市に住んでいて、交際中に2人が直接会ったことはないということです。
父親は、自宅で娘が男子生徒とSNSでやりとりをしていたところ、娘からスマートフォンを奪って犯行におよんだとみられています。
取り調べに対し、36歳の父親は「娘が夜遅くまでインスタでメッセージや通話しているのがわかり、『お前誰か』と問い詰めたがとぼけるような返答で反抗的だったので腹が立って『殺すぞ』と言ってしまいました」などと話し、容疑を認めているということです。