北海道福島町で新聞配達中の男性を襲って死なせたのは、18日に町内で駆除されたヒグマだったことが分かった。DNA型鑑定で判明した。19日に記者会見した鳴海清春町長は「凶暴なクマが駆除されたことで、町民に安心という形の報告ができる」と安堵(あんど)の表情をみせた。
このヒグマは、4年前に町内で農作業中の女性(当時77歳)を襲って死亡させていたことも分かった。鳴海町長は「一度人間を襲ったクマが4年間生き延びて、事故を起こしたことは、我々の経験値で測れなかった。今後も専門家の意見を聞き、水際でクマを抑えたい」と述べた。
道が町全域に発出した「ヒグマ警報」は「注意報」に引き下げられたが、鳴海町長は「引き続きゴミ出しのルール徹底や町内のパトロールなど対策を続けたい」としている。
男性が亡くなった現場近くを散歩していた女性(69)は「本当に駆除されたなら少しは安心。今までは早朝に散歩していたけど、最近は暑い昼間に散歩していた。ヒグマは他にもいるから、ゴミ出しのルールも守っていきたい」と話した。【三沢邦彦】
期日前投票所で”不正投票”の疑い 高齢男性が高齢女性の投票用紙に候補者名を記入し投函 広島県呉市
広島県呉市は18日に呉市役所で行われていた参議院選挙の期日前投票で不正投票の疑いがあったと明らかにしました。
投票に訪れた高齢男性が共に訪れていた高齢女性の投票用紙に候補者名を記入した疑いがあるとしています。
呉市によると男性は午後3時から4時頃に呉市役所を訪れ、車いすに乗り字を書くことができない女性の投票に干渉する様子を見せました。
投票所の投票管理者が注意し、代理投票ができる旨を伝えましたが、
男性は聞き入れず女性の投票用紙に候補者名を記入しそのまま投票箱に投函したということです。
午後5時半ごろ、投票立会人のひとりが電話で選挙管理委員会に通知して発覚しましたが、
時間がたっていたため男性の特定ができず、投票は有効になるということです。
呉市の選挙管理委員会は公職選挙法違反の疑いがあるとして、警察に通報しました。
また、呉市内の期日前投票所と20日の投票所の管理者に注意喚起したということです。
【2025年7月19日】
「期限」迫る中、赤沢経済再生相が8回目協議で訪米へ…万博で来日のベッセント氏と関税の交渉なし
赤沢経済再生相は19日、米国の関税措置を巡る8回目の閣僚級協議のため週明けにも訪米を検討していることを明らかにした。米国側の交渉統括役のベッセント財務長官を大阪・関西万博会場で案内した後、大阪市内で記者団に語った。
米国が日本に課す「相互関税」を25%に引き上げる期限が8月1日に迫っていることを念頭に、赤沢氏は「我が国の国益を守りつつ双方が合意できる着地点を探す努力を続けたい」と述べた。訪米が実現すれば6月下旬以来となる。
一方、赤沢氏は万博会場で米国の「ナショナルデー」へ参加したベッセント氏とともに公式式典や日米のパビリオンを視察した。米側はベッセント氏の訪日を関税交渉と位置づけておらず、18日の石破首相との会談でも関連するやりとりはわずかだった。赤沢氏もこの日、「関税に関する協議は行っていない」と説明した。
JR横須賀線で20代車掌が居眠り 「休日に休息が十分に取れなかった」
JR東日本横浜支社は19日、横須賀線に乗務中だった20代の車掌が断続的に居眠りをしていた、と発表した。運行に影響はなかったが、同支社は「同種の事案を繰り返さないよう、指導を徹底したい」としている。
同支社によると、居眠りがあったのは8日午前、横浜-品川間を走行中の上り普通電車。車掌は聞き取りに対し、「眠気があった。休日に休息が十分に取れなかった」と話しているという。18日に情報が寄せられ、発覚した。
トカラ列島近海で地震続発、悪石島と小宝島の住民に義援金配布へ…両島を視察した鹿児島知事が明かす
トカラ列島近海を震源とする地震の続発を受け、鹿児島県の塩田康一知事は19日、一部住民の島外避難が続く同県十島村の悪石島と小宝島を視察した。知事の両島訪問は、6月21日に群発地震が始まって以降初めて。塩田氏は地震の長期化で住民の仕事や生活にも影響が出ていることから、8月上旬をめどに災害義援金を両島住民に配布する方針を明らかにした。
塩田氏は久保源一郎村長らと県の防災ヘリコプターで両島に上陸し、悪石島内の落石や小宝島の小学校で発生した校庭のひび割れの様子などを確認した。
19日時点で悪石島には33人、小宝島には40人が残っており、両島で意見交換を実施した。塩田氏によると、宿泊キャンセルが相次いでいる民宿経営者や漁に出られない漁業者らから、経済的な支援を求める声が上がった。また、断水や停電時の対応への不安も聞かれたという。
視察後、鹿児島市で取材に応じた塩田氏は「住民は今後の生活に不安を抱えている」と述べ、県が日本赤十字社などと共同で募っている災害義援金を住民に配布する考えを示した。具体的な額や配布方法については今後検討する。
村は、震度4以上の地震が5日間発生しなかった場合に島外避難者の帰島を判断する方針で、判断は22日以降となる。地震の収束が見通せない中、村によると、17日に16人が悪石島に帰島したほか、7人が19日夜発のフェリーで同島に戻る意向を示している。
気象庁によると、一帯では19日午後5時までに、震度1以上の地震が2177回発生している。
保釈中に出し子に報復か 傷害・監禁容疑で特殊詐欺「指示役」再逮捕
特殊詐欺でだまし取った現金を持ち逃げした「出し子」に報復したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊が、特殊詐欺グループの指示役とみられる沖縄県石垣市、職業不詳の男性被告(27)=窃盗罪で実刑判決、控訴中=を傷害と逮捕監禁容疑で再逮捕したことが捜査関係者への取材で判明した。容疑者は事件当時、別の特殊詐欺事件で保釈中だった。
警視庁は、容疑者が保釈中に特殊詐欺グループと連絡を取り、グループの指示役として出し子への報復をしたとみている。
捜査関係者によると、容疑者は、警察官になりすましてキャッシュカードを盗むなどの特殊詐欺事件に関与したとして、2022年2月~23年1月に警視庁と千葉県警に窃盗容疑で4回逮捕され、その後起訴された。
この時は、盗んだカードを使って現金を引き出すなどの役割だったとされる。関与した特殊詐欺事件の被害額は追送検された分を含めて5件で約4000万円に上るという。
容疑者は東京地裁立川支部での初公判後の23年3月に保釈されたが、今年3月に懲役4年10月の実刑判決を言い渡され、一時収監された。量刑を不服として控訴し、再び保釈が認められていた。
再逮捕容疑は、実行役5人と共謀して24年11月12~13日、埼玉県川口市で無職男性(25)を車に乗せて手足を結束バンドで縛り、東京都江戸川区のホテルなどで監禁。手の指を刃物で切りつけたり、顔を殴ったりして顔の骨を折るなどの重傷を負わせたとしている。
被害男性は24年10月下旬ごろ、X(ツイッター)で「金に困っています」などと投稿し、闇バイトに応募。同31日に東京都立川市の60代男性宅に警察官になりすまして訪問してキャッシュカード4枚をだまし取ったという。引き出した現金約230万円を持ち逃げしたとされる。
持ち逃げに気付いたグループのメンバーは「なんで金を持ち逃げしたんだ。あと1回仕事をすれば許してやる」などと脅迫。怖くなった被害男性にもう一度、出し子を請け負うことを承諾させて、指定した車に乗せたところで暴行を加えたという。
警視庁は今年3~5月、傷害と逮捕監禁事件の実行役の男性5人を逮捕。うち4人が起訴されている。今回再逮捕された容疑者が5人に指示したとみられる。【長屋美乃里】
北海道福島町でヒグマ1頭駆除 男性が襲われた現場から800メートル
18日午前3時半ごろ、北海道福島町月崎のヒグマ1頭が駆除された。北海道警によると同日午前2時ごろ、「自宅の窓からクマが見える」と住民から110番があり、駆けつけたハンター2人と警察官が付近でヒグマを発見。その場で駆除した。クマは体長約1・5メートルの成獣という。
町内では12日未明、新聞販売店従業員の男性(52)が民家の玄関前でヒグマに襲われて死亡。地元猟友会などが駆除のために付近を捜索しており、駆除された付近は男性が襲われた現場から約800メートルの住宅地だった。【後藤佳怜】
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
参院選で旋風を起こしている参政党。大手メディアの序盤情勢調査で躍進の見通しが報じられて注目を集めて以降、極端な主張への批判が高まったために失速するかと思いきや、投開票日に近づくにつれてむしろ勢いは増している。メディアに批判されるほど、逆に支持が伸びる驚異のパワーの正体とは──。
支持者は「批判があることは歓迎」
「高齢の女性は子供が産めない」 「終末期の延命措置医療費の全額自己負担化」
神谷宗幣・代表の発言や参政党の公約に対し、大メディアは批判のボルテージを上げているが、神谷氏や支持者たちは歯牙にもかけない様子だ。
東京選挙区の参政党候補・さや氏の個人演説会に参加していた68歳の男性医師に話を聞いた。
「批判はどんどんあっていい。むしろ批判されればされるほど、それに対して反論する材料が出てきて、それがまたメディアに取り上げられる。だから、批判があることは歓迎ですね」
以前は自民党の杉田水脈氏を応援していたが、「日本人ファースト、反グローバリズムという方針も僕の考えに合っています」と参政党支持になったという。
別の日の街頭演説会。42歳の男性会社員は、「子供がアトピー性皮膚炎で、グルテンフリーや食の大切さを痛感した」ことで党員になったという。
「参政党のいいところは、外国人問題だけじゃなく、オーガニックの食や国防、消費税などテーマが幅広い。党員向けの勉強会もやっています」(同前)
日本維新の会を離党し、参政党の比例候補になった梅村みずほ氏。その街宣を手伝っていた40代の会社員男性は、「これまで特に支持政党はなかったんですが、共同親権の法制化を進める市民団体の活動をしていて梅村さんを支持してきた。日本人ファーストや消費税の廃止などの主張にもまあ納得していますが、共同親権の推進を公約に掲げてほしい」と語る。
スピリチュアリズムの勃興も背景に
国民民主党が「手取りを増やす」というワンイシューで支持を伸ばしたのとは対照的に、参政党の場合、支持者ごとに関心のあるテーマが違うのが特徴と言っていい。
宗教学者で、政党と支持層の研究を重ねてきた島田裕巳氏の指摘は興味深い。
「現在のグローバリズムのなかで自分たちが虐げられているという漠然とした感覚を持つ人がかなりいる。世の中に不満や不安があるが、政治は滅茶苦茶で信用できない。昔は新宗教がそうした人々の受け皿になっていたが、いま新宗教は衰退してスピリチュアリズムが勃興している。そうした流れのなか、『世の中は間違っている』と訴えて政党として人々の不安や不満の受け皿になっているのが参政党なのではないでしょうか」
叩かれるほど支持が高まる理由もそこにあるという。
「スピリチュアルや陰謀論にはまる人などは、一方的な情報を取り入れて理論武装している。とにかく世の中は間違っていると考えているから、外からの情報や批判は信じない。むしろ批判を糧にして、自らが持つ情報の正当性をより強く信じるようになるから、運動体としてさらに伸びていきやすい。
ただ、神谷氏が主張する国体思想(天皇統治の正当性などを唱える思想)に、関心のない支持層も多いのではないか。外部からの批判よりも、組織が拡大して支持層とのズレが大きくなるとコントロールができなくなるかもしれません」
選挙後もしばらく目が離せない。
※週刊ポスト2025年8月1日号
「これから楽になるからね」と妻の首に帯を巻き付け殺害…介護していた85歳に執行猶予判決
神奈川県横須賀市の自宅で2024年、介護中の妻を殺害したとして、殺人罪に問われた無職の男(85)の裁判員裁判で横浜地裁(安永健次裁判長)は16日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。
判決によると、男は24年11月24日、自宅で妻(当時81歳)の首に帯を巻いて絞め、殺害した。その後、男は自ら110番し、自首した。
判決で安永裁判長は、妻の介護をしていた男が「将来に対する不安を増大させ、絶望的な気持ちになって確実に心中しようとした」と指摘。帯で絞めた後、二重にしたビニール袋を妻の頭にかぶせたことについても、「確実に殺そうという強固な意思があった」と述べた。
一方で、男が自首したことに加え、周囲を頼れない性格だったり、親族が高齢で遠方に住んでいたりするなど、心中という形で事態の解決を図ろうとしたことも「致し方のない面があったことは否めない」とし、執行猶予を付けた。
情状酌量を求める周辺住民ら822人の嘆願書
介護サービスを利用してもうまくいかず、親族にも頼れない。公判では孤立を深め男の境遇が明らかになった。
男は高校卒業後に自衛官となり、1969年に結婚。子供はおらず、2人で旅行に出かける仲むつまじい夫婦だった。妻は自宅で生け花の講師をするなどしていたが、コロナが流行し始めた2020年頃から自宅にこもりがちになった。この頃に介護も始まったという。
24年6月、男も脳梗塞(こうそく)と疑われる診断が下り、妻は「要介護1」の認定を受けた。自力での介護は難しくなったが、男は公判で親族について「普段から疎遠で頼ることも考えなかった」と述べた。
7月からケアマネジャーによる支援が始まった。犯行の1週間ほど前、妻は3泊4日のショートステイを利用したが、2日目に突然気を失い、帰宅した。先行きに絶望的な思いを抱えた男は11月24日、「これから楽になるからね」と、半世紀以上連れ添った妻の首に帯を巻き付けた。
「(自分にとって)できすぎの女房。ほとんどの人は(介護を)耐えてやってるのに、なんで俺は耐えられなかったのか」。被告人質問でそう後悔を語ったが、自治会活動などには積極的にかかわっていたという。事件後、情状酌量を求める周辺住民ら822人の嘆願書が提出された。救いの手は近くにあったのではないか。そう思わずにはいられなかった。(佐野真一)
「血だらけの男が賽銭箱の方向に行った」 窃盗目的?神社に侵入した男を逮捕 札幌市
札幌市・南警察署は2025年7月17日、秋田県秋田市の無職の31歳の男(性別以外はすべて自称)を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕しました。
男は17日午後7時20分ごろ、札幌市中央区の彌彦神社の社務所に、正当な理由なく侵入した疑いが持たれています。
17日午後6時40分ごろ、神社の関係者から「血だらけの男が賽銭箱の方向に行ったと聞いた」と警察に通報がありました。
男は社務所内にいて、駆けつけた警察官によって現行犯逮捕されました。
男は小銭以外は所持品を持っていませんでした。
警察によりますと、社務所の窓ガラスは割れていて、男は右腕から血を流していたということです。
調べに対し男は「中島公園の神社の建物の中に無断で侵入したことに間違いありません」と容疑を認めています。
男は窃盗目的で侵入したことをほのめかす供述もしていて、警察が動機など事件の経緯を詳しく調べています。