衆院選(8日投開票)は2日、後半戦に入り、与野党の攻防が熱を帯びた。高市早苗首相(自民党総裁)は新潟県上越市で演説し「憲法になぜ自衛隊を書いてはいけないのか。実力組織として位置付けるため憲法改正をやらせてほしい」と述べ、9条への自衛隊明記に意欲を示した。中道改革連合の野田佳彦共同代表は岡山県倉敷市で「『非核三原則』は堅持する。二度と戦争は起こさず、巻き込まれない国をつくらなければならない」と強調した。
首相は、国会の憲法審査会長を野党が務めていたと指摘した上で「もう全然進まない。この状況を打開させてほしい」とも語った。
野田氏は岡山市で「借金で賄う無責任な放漫財政に、ノーの意思表示をしなければならない」と対決姿勢を強めた。
日本維新の会の藤田文武共同代表は長野市で街頭演説し「高市政権の改革のエンジン、アクセル役は維新だとの自負を持っている」と支持を求めた。国民民主党の玉木雄一郎代表は岩手県滝沢市で「若い人の社会保険料負担を引き下げる。頑張る人が報われる社会をつくる」と語った。
投票箱を車両に載せ巡回、「移動期日前投票所」が好評…92歳「ありがたい」
投票所が遠くて足を運ぶのが難しい高齢者らを念頭に、投票箱を載せた車両を巡回させる「移動期日前投票所」の取り組みが、今回の衆院選でも全国各地で行われている。能登半島地震の被災地・石川県輪島市では2日から始まり、乗降口の段差が小さい「ノンステップバス」1台が仮設住宅団地4か所を回った。
周囲に雪が残る「マリンタウン第2団地」では午前9時から投票が始まり、住民が次々と1票を投じた。男性(92)は「足腰が悪く、積雪だと投票所に行くのが大変。ありがたい」と話した。
市選挙管理委員会では、昨年7月の参院選で仮設団地の集会所5か所に期日前投票所を開設したが、今回はより多くの場所で投票してもらおうとバスを導入。5日までに9か所を回る。
一方、全国では、解散から公示までの期間が短く、準備が間に合わないとして実施を断念する自治体も出ている。
都内インフルエンザ、17年ぶりに再度注意報レベル 町田などで多く
東京都は1月19~25日のインフルエンザの定点医療機関1カ所あたりの報告数が13・83人となり、再び注意報基準を上回ったと発表した。警報解除後に再度注意報基準を超えたのは2008~09年シーズン以来、17年ぶり。
注意報レベルの開始基準となる報告数10人を超えた保健所は31カ所中23カ所。保健所別で報告数が最も多いのは町田市25・38人。八王子市24・56人、中野区23・20人、荒川区19・57人――と続いた。
25年11月17~23日には報告数が51・69人と今シーズン最多となったが、その後は減少に転じ、1月5~11日には報告数は6・86人まで下がり、警報が解除された。
都保健医療局は引き続き、こまめな手洗いや消毒、特に人混みでのマスクの着用などを呼びかけている。【柳澤一男】
「私、もう、殺されると思いました」愛知・豊田市の殺人放火事件 逮捕の男の元交際相手が語る恐怖「全身ボコボコにされて監禁されて…」
「私、もう、殺されると思いました」。愛知県豊田市で起きた殺人放火事件の容疑者と、かつて交際していた女性が取材に応じました。
逮捕された北島卓容疑者(45)は、愛知県豊田市で交際相手の小川晃子さん(42)を殺害した疑いがもたれています。部屋は放火され、警察は北島容疑者が殺害後に火をつけたとみています。
北島容疑者と過去に交際していた女性 「いつかこうなるんじゃないかというのは、どこかでありました。私は殺されかけたんです」
数年前に北島容疑者と交際していた40代の女性。交際当初は優しかったといいますが、束縛が激しく、距離を置くと態度が一変します。
北島容疑者と過去に交際していた女性 「本当に尋常ではなくて、実家でも夜中であろうがチャイムをしつこく鳴らしていた。全身ボコボコにされて、監禁されて家から出られない状況」
全身の打撲で全治10日と診断された女性。警察に保護され、シェルターに身を移した直後、自宅が火事になりました。その後、北島容疑者が放火の疑いで逮捕されますが、犯行を否認し、証拠不十分で不起訴になったといいます。
女性は仕事を辞めて遠方に引っ越し、身を隠すように生活してきました。
北島容疑者と過去に交際していた女性 「ずっと苦しいです。一生懸命、生きているけど、正直苦しい」
けさ送検された北島容疑者。警察の取り調べに対し、「やっていません」と容疑を否認した後、黙秘を続けているということです。
朝日新聞出版、訴訟和解 フリーランスにパワハラ
朝日新聞出版からムック本の編集業務を委託されていたフリーランスの女性が、担当デスクからパワハラを受けたとして、同社側に損害賠償を求めた訴訟は東京高裁(春名茂裁判長)で和解が成立した。2日、原告側が明らかにした。1月16日付。
原告側によると、和解条項には担当デスクが「考え方が非常識」などとするメールを女性に送ったことについての謝罪や、フリーランスへのハラスメントを防ぐ社内研修の徹底が盛り込まれた。
朝日新聞出版は「さまざまな人の立場に配慮した職場環境づくりに努めていきたい」とコメントした。昨年4月の一審東京地裁判決は、同社に計約60万円の支払いを命じていた。
水戸駅前で連続暴行 逮捕された“自転車男”の素顔
駅前で男女4人が次々に殴られるなどした事件。逮捕された“自転車男”の素顔が見えてきました。
【画像】容疑者の自宅周辺ではトラブルも
母親が入院「近所付き合いない」
黄色の上着にショルダーバッグを背負った男。自転車に乗り、走っています。通行人の女性を殴ったとして逮捕された、無職・沼尻吉記容疑者(45)です。
事件が起きたのは先週金曜の1月30日、帰宅ラッシュ時間帯を迎えたJR水戸駅です。
警察への通報
「いきなり殴られた」
先週金曜の1月30日、水戸駅のロータリーで自転車に乗った男が、通行人4人を次々殴るなどした事件が発生しました。
被害者の中には女性もいて、2人が鼻の骨を折るなどの重傷となっています。そのうち、44歳の女性の顔を殴った疑いで逮捕された沼尻容疑者。女性は顔面を殴られ、唇を切るけがをしました。
警察は、容疑者の画像を公開していました。その結果、「よく似た人物が自転車で走行しているのを見た」などと30件以上の目撃情報が寄せられ、逮捕に至りました。
駅を利用する人
「怖さはある。家族から『気を付けるように』と言われているので、念頭に置いている」
駅前連続暴行“自転車男”
沼尻容疑者は、直線距離にして40キロほど離れたつくば市に住んでいました。
周辺住民によると、容疑者は母親と2人で暮らしていましたが母親が入院。その後、1人で暮らしていたということです。
周辺住民
「(Q. 誰が住んでいる?)1人で住んでいる。付き合いがないし、付き合おうともしないので」
「(Q. 親がいた時は?)親が(近所と)付き合っているから、回覧板とか持って行く時にはいたりするけど、区の付き合いを抜けた」
「おばあちゃんもお母さんも知っているけど、(近所づきあいは)おばあちゃんがいれば結構あったのでは」
公開された写真では、自転車に乗る様子が映っています。
沼尻容疑者の自宅には、自転車のタイヤやメンテナンス道具のような工具が置かれています。近隣の人が見ていました。
周辺住民
「1人でいた。毎日自転車で出かけるから、どっか勤めているとみんな思っていた。スピード出るようなハンドルが前のめり。乗っているのは何回か見た。体格が太っているかやせているか分からない」「マイペースで走っている感じ。すごいスピード」
「(Q. ここから水戸へは?)考えられない。自転車で」
さらに、自転車で蛇行運転する様子を見た人がいました。
周辺住民
「よく(自転車に)乗って土浦方面に行く。(自転車で)蛇行して、車が走行していると乱暴な運転をする。追い越しでやる。(容疑者は)移動の手段は自転車しかない。買い物行った際、見かけて。こんな所まで自転車で来ているんだと」
警察は、近所でトラブルがあったかなども捜査しているとしています。関連は分かっていませんが、10年前に沼尻容疑者の自宅周辺ではトラブルが起きていました。
周辺住民
「消火栓とか赤いスプレーの跡がある。赤いスプレーで塗る人の家の壁にとかに。警察が2週間くらいずっと(容疑者宅に)車を止めて見ていた」
沼尻容疑者は、女性を殴った容疑を認めています。
沼尻容疑者
「自転車に乗りながら女性の顔を殴ったことは間違いありません」
(2026年2月2日放送分より)
衆議院選挙 比例投票用紙で案内ミス 候補者名記載の場合は“無効”に 鹿児島市
鹿児島市の選挙管理委員会は投票にきた人に対し「比例代表の投票用紙に候補者名を書いてもいい」と誤った案内をしたと発表しました。
案内のミスがあったのは鹿児島市役所本庁の期日前投票所です。
鹿児島市の選挙管理委員会によりますと、1日、投票に来た人に比例代表の投票用紙を交付する担当者が「政党名を書いてください」と説明しました。その有権者が記載台まで行った後に再び交付の場所に戻り、「候補者名を書いてもいいのか」と別の担当者に質問。担当者は「はい」と回答したということです。
有権者はその後投票をしましたが政党名を書いたか候補者名を書いたかはわかっていません。候補者名を書いていた場合は無効となります。
担当者が参議院議員選挙と混同し衆議院も候補者の名前を書けると勘違いをしていたことが原因としています。
鹿児島市の選挙管理委員会は「二度とこのようなことが起こらないように注意していく」としています。
女子中学生が土下座させられ顔蹴られる動画拡散、福島・会津若松市教委が発表…福島県警が捜査
福島県会津若松市教育委員会は2日、市内の中学生が別の中学校の女子生徒に暴行を加える動画がSNS上で投稿、拡散されていたと発表した。女子生徒は軽傷を負ったといい、被害届を受けた県警が傷害事件として調べている。
市教委によると、動画は1月30日に投稿された。学校敷地内で、女子とみられる生徒が、女子生徒に土下座をさせたり、顔や頭を蹴ったりする様子が映っていた。周囲には複数の人物がいたとみられる。
撮影されたのは1月上旬の冬休み中で、女子生徒の保護者が学校と県警に連絡したという。
“拳銃のおもちゃ”つきつけ「お金出せ」不審な箱放置し逃走 信金200万円強盗 群馬・桐生市
群馬県桐生市の信用金庫で現金が奪われる強盗事件が発生し、押し入った男は現在も逃走中です。男は不審な箱を残し、爆発物処理班も出動しました。
◇
外で警察官が盾を持ち警戒するなか、重装備の爆発物処理班2人が建物に入っていきました。建物の中では何かを手に持ち、危険物の確認に追われていました。
物々しい雰囲気に包まれた街の信用金庫。群馬ののどかな街で2日、強盗事件と爆発物騒ぎが起きたのです。
現場は、JR桐生駅からおよそ3キロ、あたりには住宅が立ち並ぶ桐生信用金庫本町支店梅田出張所です。
警察によりますと、事件が起きたのは午後1時前。信用金庫に押し入った1人の男がカウンターを乗り越え、拳銃のおもちゃのようなものをつきつけながら片言の日本語で「お金を出せ、早くしろ」と女性従業員に対し金を要求。男は現金200万円を奪い現場から逃走したということです。
信用金庫近くに住む人に事件当時の状況を聞きました。
近隣住民
「昼休みの時におまわりさんが、覆面がいっぱいきてて、何か騒いでると思って来てみたら境界線(規制線)がはっていて、何かあったんだろうな。ヘリコプターきたりとかいろいろ大騒ぎになっていた」
その後、刻々と状況は悪化。
近隣住民
「(午後)3時くらいですかね。(爆弾)処理班とか来て、物々しくなって通行止めとかになった。ナイフを持っててとか、ピストルを持っていたとか。グレーっぽい車が逃げていったとかいってた」
男性の知人は、ものすごい勢いで走り去る車の音を聞いたということです。
午後1時前、従業員の女性からの通報で警察が出動。男が現場に押し入った際、縦横15センチ、高さ12センチの段ボールを持っていて現場に置いていったといいます。危険物かどうか調べるために、爆発物処理班が出動しました。
その後の調べで、箱は危険物ではないと、確認できたということです。
事件当時、従業員3人が店内にいましたが、ケガ人はいませんでした。
逃げた男の服装の特徴は、黒色系のジャンパーのような上着、グレーか青色系のズボンで、黒色系の目出し帽を着用していたということです。
警察は強盗事件として逃げた男の行方を追っています。
〈豊田・殺人放火〉「別れ話されてブロックされた…」友人の金でキャバクラに通い被害女性と交際→すぐにフラれた金髪男が逮捕…事件二日前にも自宅に押しかけ「開けろ!」
愛知県豊田市東新町の集合住宅の一室で1月17日未明に火災が発生し、会社員・小川晃子さん(42)が遺体で見つかる事件があり、県警は同31日、同市三軒町の自称自営業・北島卓(きたじま・たかし)容疑者(45)を殺人容疑で逮捕した。北島容疑者は「やってません」と容疑を否認、以降は調べに対し黙秘しているという。
〈画像〉「姉さんと慕われていた…」金髪ショートヘア、浴衣姿でにっこりと微笑む小川さんの写真
「過去にもいろいろやらかしていて、こいつクズなんよ」
北島容疑者は1月17日午前2時20分ごろから午前4時20分ごろまでの間、集合住宅の一室でこの部屋に住む小川さんの首を絞めて殺害した疑いがもたれている。
同40分ごろに小川さんの部屋の通気口から白煙が出ていたのに気づいた住人から119番通報があり、小川さんが寝室のベッドの上で焼け焦げた状態で発見。司法解剖で首を絞めたことによる窒息死であることがわかり、県警捜査1課が豊田署に捜査本部を設置していた。
北島容疑者は小川さんが勤務していた豊田市内の飲食店に、客として訪れていたという。共通の知人がこう証言した。
「たかさん(容疑者)が友人と一緒に晃子さんが勤めるお店に初めて来たのは、去年の12月前半のことだと思います。当時はたかさんは『無職だよ』と言っていたし、実際にその友人にキャバクラの飲み代を借りたりしていました。
見た目は優男風で粗暴な雰囲気はまったくありませんが、その友人からは『過去にもいろいろやらかしていて、こいつクズなんよ』って聞いていました。不良とかヤンキーで暴力沙汰を起こしたというよりは、お金がないから物を盗んだとかそんなことをして警察沙汰になったようです。
晃子さんのお店には友人と行くことが多かったみたいですが、それもお金がなかったからかもしれませんね。本人も『友達の家に居候をしていたこともある』とも言っていましたし」
「あいつがやったんだろ、いつか何かしらやらかすんじゃないか…」
いつの間にか距離感を縮めたのか、小川さんはクリスマスイベントの日に北島容疑者と同伴出勤してきたという。
「晃子さん自身からたかさんと『付き合っている』とは聞きませんでしたが、たかさんが周囲に『(晃子さんは)俺の彼女だ』『付き合っている』と言いふらすようになりました。たかさんは一見優しい雰囲気で接してきますし、それで晃子さんも惹かれてしまったんですかね……。
晃子さんは後輩の女の子の面倒見がよくて、『姉さん』と慕われていました。お酒がとても好きで、ベロベロになるまで飲んだりするのですが、それでも朝は5時とか6時に起きて、昼職にもちゃんと行っていて。本当すごいなって。
女手一つで子供を育てて、ちょっと前には子供が結婚して孫ができて『私おばあちゃんなんだよ』って言っていました。朝も夜も働いて子供や孫のために頑張っていたのだと思います。私から見ても太陽のような人でした」
そんな小川さんは、出会ってはいけない人間と出会い、闇に引きずりこまれてしまったのだろうか。知人はこう続けた。
「晃子さんとたかさんは、友人たちと計5人で初詣に行っていましたから、少なくとも年初は関係は悪くなかったのだと思います。たかさんが最後にお店に行っていたのも1月でしたから。
事件が起きたあとはたかさんの周囲の人から『あいつがやったんだろ。いつか何かしらやらかすんじゃないかって思っていた』という話も聞きました。
それからたかさんは『付き合って1ヶ月くらいで別れ話されてアカウントブロックされた』と友人に話していたとも聞きました。きっと晃子さんはたかさんと関わるのは危ない、危険だと感じたんでしょうね。事件後は、たかさんと町でばったり会ったら怖いなと思っていたので逮捕されてホッとしています」
事件2日前にもトラブル「ようやく逮捕された…」
小川さんは事件のあった集合住宅に引っ越してきてまだ1年ほどだったという。近くに住む女性はその経緯も覚えていた。
「1年ほど前でしたかね、事件でお亡くなりになった女性とその娘さんが母子で入居してきました。お嬢さんの方は結婚されたのか、ここ最近は見かけなくなっていたところです。
容疑者の金髪の男性も2度見かけた事があります。1度目は正月明けの土曜日か日曜日に、女性を迎えに来たのか、2人で部屋から出てきたと思ったら、女性が運転する車に乗って出かけていきました」
初見では仲の良さそうに見えた2人だったが、二度目はだいぶ様子が違っていたという。
「次に見たのは1月15日です。私が朝7時ごろ出勤のため外に出ると、女性の部屋の前に金髪の男性がいて玄関ドアをドンドン叩いたり蹴ったりしながらインターフォンを何度も押していました。『オイッ』とか『開けろ』とか声を荒らげて怒鳴っていました。
私はその30分ほど前に女性が出ていくのを見かけていたので、『もう仕事に行かれていますよ』と声をかけると、その男性は『ハア?』『俺は酔っ払いだ』と酒臭い息で叫んできました。私はそのまま仕事に行きましたが、その後に近所の方が警察を呼んだそうです。
事件が起きたのはその2日後の未明でしたが、私は熟睡していて消防車のサイレンの音にも気づきませんでした。あとから住民の方に事件があったと聞いて、あの金髪の男性が真っ先に思い浮かび、刑事さんにも伝えましたが、なかなか逮捕されなかったので『その辺にいるかも』と不安になりました。逮捕されたと聞いてようやく安心できましたよ」
身勝手すぎる金髪男と出会ってわずか1ヶ月余で命を奪われた、女性の不運に手を合わせざるを得ない。
※「集英社オンライン」では、今回の事件についての情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。 メールアドレス: [email protected] X(旧Twitter) @shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班