中村玉緒さん死去、86歳 今月9日に肺炎で、5月末頃から悪化 所属事務所が発表

女優の中村玉緒(なかむら・たまお、本名・奥村玉緒=おくむら・たまお=)さんが9日に肺炎のため亡くなった。86歳だった。所属事務所の長良プロダクションが12日、発表した。事務所関係者によると、中村さんは1、2年前から体調を崩しがちだったという。今年5月末頃から肺炎が悪化。一時は危篤状態だったという。この関係者は「寝込んでいる状態ではなく、最後も会話はできていた」という。
父は二代目中村鴈治郎さん、兄は四代目坂田藤十郎さんという芸能一家に生まれ、勝新太郎さんとのおしどり夫婦としても知られた。女優としては主に大映映画の名脇役として活躍。1990年代から天然キャラでバラエティー番組でブレイク。私生活でもたばこ、パチンコを楽しむなど飾らない性格で知られた。
明るい笑い声とキャラクターでお茶の間に人気だった玉緒さんがこの世を去った。転機になったのは90年代のフジテレビ系「さんまのまんま」への出演だった。初めてのバラエティー番組で、左手小指に巻いたバンソウコウを取り忘れたまま収録。明石家さんまに突っ込まれ、思わず「ウハハー!!」と素が出てしまい、さんまも爆笑。以来バラエティーでの出番が急増し、食品メーカー「マロニー」のCMなどでさらに知名度も広がった。
趣味のパチンコは有名で、自ら弁当を作り、朝から店に入り浸るほど。その中でも「あまった球を隣のお兄ちゃんにあげようと思ったらアッコさん(和田アキ子)だった」など面白エピソードには事欠かない。YouTubeでパチンコの動画に出演するなど入れこんだ。
若い頃は美ぼうとその演技力で知られた。1953年に映画「景子と雪江」でデビュー。54年に大映に入社し、幼なじみの市川雷蔵さんや山本富士子らと多くの作品に出演した。中でも60年の「大菩薩峠」では雷蔵さん演じる剣客・机竜之介に手込めにされる、お浜を熱演。父の鴈治郎さんが初めて玉緒さんを褒めたほどの芝居で、同年のブルーリボン賞では助演女優賞を受賞した。
そして運命の出会いへ。映画「不知火検校」で勝さんと共演したのを機に62年に結婚。勝さんのべたぼれだった。同年に長女・真粧美さん、64年に長男・雄大(俳優・鴈龍)さんと2人の子どもに恵まれ、仕事をセーブ。円満な家庭を築くと思われていた。
苦難にも見舞われた。勝さんが設立した「勝プロダクション」の経営が悪化し、80年に倒産。さらに2年後には長男と長女が相次いで大麻の密売で逮捕された。勝さんも90年に下着にコカインを入れて現行犯逮捕されるなど、家族が世間をにぎわせた。
勝さんとは98年に死別。19年11月に鴈龍さんが急性心不全のため55歳で、20年11月には兄の坂田藤十郎さんが88歳で亡くなるなど、悲しい別れを何度も経験した。
それでも人柄はずっと変わらなかった。トークイベントでは雷蔵さんや勝さんとの思い出話で観客を盛り上げ、YouTubeでも笑顔を忘れない。波乱万丈の中、明るく駆け抜けた一生だった。
◆中村 玉緒(なかむら・たまお)本名・奥村玉緒。1939年7月12日、京都府生まれ。映画でも活躍した歌舞伎俳優の2代目・中村鴈治郎さんを父に持つ。中2だった53年、「景子と雪江」で映画デビュー。主な出演作に映画「炎上」「ぼんち」「大菩薩峠」「不知火検校」、ドラマ「いのちの現場から」など。61年ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。62年、勝新太郎さんと結婚。11年から「京都名誉観光大使」を務める。

ランドクルーザーなどの高級車を盗んだとして29歳男を追送検 被害額は16億円超 埼玉県警

埼玉県や東京都などの7都県でランドクルーザーなどの高級車を盗んだとして、警察は29歳の男を追送検しました。一連の被害額はおよそ16億円に上るということです。
窃盗などの疑いで追送検されたのは、新宿区の自称建設業の安藤泰樹容疑者(29)です。
安藤容疑者はおととし4月から去年6月にかけて、埼玉県や東京都などの7都県で集合住宅の立体駐車場などから高級車などおよそ9億円相当を盗んだ疑いがもたれています。
警察によりますと、安藤容疑者は車のシステムに不正アクセスして鍵をあけることができる特殊機器、「CANインベーダー」を使い窃盗を繰り返していたとみられ、さらに別の男とも9都県で同様の窃盗を繰り返していて、被害額はおよそ16億円に上るということです。
盗まれた車を車種別でみると、▼ランドクルーザー178台、▼アルファード80台、▼レクサス55台などとなっています。
盗まれた車は関東各地のヤードに持ち込まれ、売却されたとみられています。
安藤容疑者は調べに対し、「収入がなく、生活するために車を盗んだ」などと容疑を認めているということです。

ストロング缶飲みながら運転し追突事故 酒酔い運転の元小学校教諭(47)に拘禁刑10カ月・執行猶予3年の判決 高松地裁

酒を飲んだ状態で運転した元小学校教諭の男の裁判で、高松地方裁判所は12日、拘禁刑10カ月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、東かがわ市に住む元小学校教諭の男(47)は2025年11月1日午後5時40分ごろ、さぬき市の県道を酒を飲んだ状態で車を運転した罪に問われています。
判決によりますと、男はこの日、陸上競技大会の引率業務のため、自宅から香川県立丸亀競技場まで車を運転しました。朝の出発前にはアルコールチェッカーを用いて、アルコールが残っていないことを妻と一緒に確認しました。
しかし自宅から約400m離れたコンビニエンスストアで、ストロング缶2本を購入して飲むなど、行き帰りで合わせて3回コンビニに立ち寄り、合計6本のストロング缶を購入して飲みながら運転したということです。飲酒運転の距離は110kmを超えていたとみられています。
男は帰宅中、さぬき市の県道で赤信号で止まっていた車に追突する事故を起こし、警察官が駆け付けた時には支えなしに歩けない酩酊状態だったということです。
検察は「小学校教諭として児童の模範となるべき責任を守らなかったことは厳しい非難が妥当で、再犯の可能性が高い」などとして、拘禁刑10カ月を求刑していました。
12日の裁判で、高松地裁の神原浩裁判官は「常軌を逸した悪質な犯行」などと指摘しました。
一方で、「通院し断酒のための治療を続けている」ことなどを考慮し、拘禁刑10カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

航空機が緊急着陸 “操縦席で一時煙が発生”と連絡 台北発のタイガーエア234便 北海道・新千歳空港

きょう午前、北海道の新千歳空港に向かっていた台湾の航空機が緊急事態を宣言しました。その後、航空機は新千歳空港に着陸し、けが人はいません。
きょう午前10時50分ごろ、台北発札幌行きのタイガーエア234便が緊急事態を宣言しました。
新千歳空港の職員から消防に入った連絡によりますと、操縦席で一時煙が出たということです。
その後、航空機は新千歳空港に着陸し滑走路上に停止、消防や関係機関が機体を調べたところ、火災現象は確認できず、乗客乗員あわせて179人にけがはありません。
現在、関係機関が詳しい状況と原因について調べています。

【続報】意識不明の重体となっていた10代少年の意識が回復 消火剤をまき散らしながら走行 2人乗り自転車と車が衝突 鳥取県鳥取市

6月7日未明、鳥取市で起きた2人乗り自転車と車が衝突した事故で12日、鳥取市の10代の少年が送検されました。
警察などによりますと、少年は6月7日午前3時頃、鳥取市の交差点で2人乗り自転車を運転し消火剤をまき散らしながら走行していました。
その後、警察の追跡中に車と衝突。
自転車後方に乗っていた少年に意識不明の重体となるけがを負わせ、その後現場から逃走したとして道路交通法違反などの疑いで10日に逮捕されていました。
また警察は12日、意識不明の重体となっていた少年の意識が回復したと明らかにしました。

”都構想”法定協が初会合 維新以外は空席、知事は「ボイコットするのは違う」 来年4月の住民投票を想定した日程示す

いわゆる「大阪都構想」の具体案を議論する法定協議会の初会合が開かれました。 法定協議会の1回目の会合は、12日午後1時、大阪市役所の会議室で始まりました。 吉村知事・横山市長の他、維新の府議、市議が参加しました。 都構想に反対している会派は参加せず、初会合は20席中7席が空席という状態で開かれました。 吉村知事は空席を指さしながら、「反対ならば反対と、議論を戦わせていきたいと私は思っている。ボイコットするのは違う」などと発言し、少数会派の議員を委員として選ぶことを提案しましたが、会議では引き続き自公などの会派に出席を呼びかけることが確認されました。 法定協の会長として維新の杉江友介府議が選出されたあと、事務局から来年4月の住民投票を想定した協議のスケジュール案が示されました。 スケジュールには、副首都法案の可決・施行の想定日が書き込まれ、11月ごろから「都への名称変更の是非」を協議するといった内容が示されました。 法定協の会合は月2回のペースで開催し、12月上旬には協定書の案をとりまとめるとしています。 参加を見送った会派の1人は、議員控え室で会議の様子を見守り「すでに拙速な状態はあきらか。これで十分な議論が出来るのか」と疑問を呈しています。

特殊詐欺被害者が山口組の司忍組長らを提訴、組員が詐欺グループに提供したIP電話回線使われる

暴力団組員が特殊詐欺グループに提供したIP電話回線によって詐欺に遭ったとして、被害者4人が指定暴力団・六代目山口組の篠田建市(通称・司忍)組長ら3人に計約6200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。第1回口頭弁論が12日にあり、被告側は請求棄却を求めた。
訴状によると、4人は、2022年10~12月、特殊詐欺被害に遭い、計約4300万円をだまし取られた。その際、六代目山口組の傘下組織の組員(詐欺ほう助罪などで有罪確定)が詐欺グループに提供した電話回線が使われた。
暴力団対策法は、指定暴力団の代表者について、組員が資金獲得のため威力をもって他人の財産を侵害した場合の賠償責任を定めている。原告側は訴状で、この規定と、組員が詐欺ほう助罪で有罪が確定したことを踏まえ、篠田組長には特殊詐欺被害の賠償責任があると主張。原告側は「組員は篠田組長らの直接、間接の指揮下にあった」とし、民法上の使用者責任もあると訴えている。

【速報】空手元オリンピック代表の男 二審は執行猶予付き判決 女性と和解 一審実刑判決を破棄 酩酊状態の女性に性的暴行した罪など

酒に酔った状態の20代女性に性的暴行を加えた罪などに問われ、一審で懲役3年の実刑判決をうけた空手の元日本代表の男の控訴審。大阪高裁は6月12日、一審判決を破棄し被告に懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。
一審判決によりますと、大阪府の会社員・西村拳被告(29)は、2022年11月に当時の被告宅で、被害女性(20代)が酩酊し抵抗できない状態であるのに乗じて性的暴行を加え、擦り傷を負わせました。
この裁判で西村被告は「女性側は酒の影響で抵抗できない状態=抗拒不能状態ではなかったし、同意があった」として、起訴内容を否認していました。
一審の大阪地裁(伊藤寛樹裁判長)は2025年9月の判決で、「被告は犯行を狙って被害者に飲酒させ酔わせたものではなかった。好意を示してくれている様子の被害者が酔いを深めているのに乗じて犯行に及んでいて、機会的、偶発的な犯行だった」と指摘。
一方で、「無断で動画撮影しながら性的暴行に及ぶという、想定外の強い屈辱感や羞恥心を与える悪質な行為に及び、刑の執行を猶予できるほどに刑事責任の評価をとどめることはできない」と判断。
判決で西村被告に懲役3年の実刑を言い渡し、西村被告側は判決を不服として控訴していました。
12日の控訴審判決で大阪高裁は「一審判決に不合理な点はない」としたものの、西村被告が一審判決後に女性と和解していることなどを考慮して、一審判決を破棄し懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。
◆東京五輪に日本代表として出場
西村被告は空手の組手・男子75kg級で、2021年の東京オリンピックに日本代表として出場し、5位入賞を果たすなど、空手の有力選手として知られていました。

「催涙スプレー使った」27歳男逮捕 商業施設で8人搬送 名古屋市

今月8日、愛知県名古屋市の大型ショッピングモールで男女23人が体調不良を訴え、うち8人が病院へ搬送された騒ぎで、警察は、何らかの物質をまき店の営業を妨害したとして27歳の男を逮捕しました。
威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、愛知県犬山市の会社員、斉藤祐斗容疑者(27)です。警察によりますと、斉藤容疑者は今月8日午後4時50分ごろ、西区二方町のmozoワンダーシティ4階のゲームセンター内で、何らかの物質をまき、客の避難誘導などをさせ店の業務を妨害した疑いが持たれています。
当時、現場近くにいた23人がせきやのどの痛みを訴え、このうち0歳の男の子1人を含む男女8人が病院へ搬送されました。いずれも命に別条はありませんでした。
捜査関係者によりますと、施設内の防犯カメラには男がスプレーとみられるものをまく姿がうつっていて、斉藤容疑者の自宅からは催涙スプレーのようなものが複数押収されています。
警察の調べに対し、斉藤容疑者は「催涙スプレーを使いました」と供述し容疑を認めていて、警察は傷害の疑いも視野に動機などを詳しく調べています。

「紅プリンセス」苗木が流出か=愛媛産高級かんきつ、類似名で中国サイトに

鈴木憲和農林水産相は12日の閣議後記者会見で、愛媛県が開発した高級かんきつ品種「紅プリンセス(愛媛果試第48号)」の苗木が中国に流出した可能性があると明らかにした。同省は昨年、種苗を扱う中国のインターネットサイトで類似の名称の苗木が販売されていることを把握。情報提供を受けた県が実態把握を進めている。
紅プリンセスは、ゼリーのような食感の「紅まどんな」と濃厚な甘みが特長の「甘平」を交配し、愛媛県が2005年に育成を始めた。昨年3月から販売している。 [時事通信社]