比例は自民29%、中道11% 首相の解散判断、反対47%

共同通信社は24、25両日、衆院選の有権者動向を探る全国電話世論調査(第1回トレンド調査)を実施した。比例代表の投票先は自民党が29.2%で最も多く、立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」が11.9%で続いた。高市早苗首相が衆院を解散した判断については反対が47.3%で、賛成の44.0%を上回った。
小選挙区の投票先は与党系候補40.0%、野党系候補22.8%。「まだ決めていない」が34.9%だった。中道に「期待する」としたのは28.2%で「期待しない」の67.0%が多数を占めた。
何を最も重視して投票するかを複数回答で聞くと、物価高対策が59.3%で最多。年金など社会保障26.8%、景気・雇用19.3%、外交・安全保障18.7%と続いた。
高市内閣の支持率は63.1%で、昨年12月の世論調査から4.4ポイント低下した。不支持は25.0%だった。
有効回答数は固定電話426人、携帯電話636人。

逮捕の男(49)事件前夜に現場を下見か 姫路マンション男性(33)刺殺 兵庫

兵庫県姫路市のマンションで男性が殺害された事件で、逮捕された男が事件の前日の夜に現場周辺を下見していた可能性があることがわかりました。
小出慶二容疑者(49)は今月20日、兵庫県姫路市のマンションの地下駐車場で、住人の木田大助さん(33)の腰を刃物で突き刺して殺害した疑いがもたれています。
警察によりますと、小出容疑者は事件前日に神戸市内でレンタカーを借りていましたが、この日の夜に、小出容疑者に似た人物が現場周辺で車を降りてうろつく姿が防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
周辺を下見したうえで犯行に及んだ可能性もあり、警察が殺害の経緯を慎重に調べています。

走行中の電車内で乗客にカッターナイフ示し「殺すぞ」 容疑で64歳男を逮捕 京都

走行中の京阪本線の車両内でカッターナイフを突き付け男性を脅迫したとして、京都府警伏見署は25日、暴力行為法違反(脅迫)の疑いで、大阪市平野区加美東、無職の岡本信之容疑者(64)を逮捕した。男性を含め乗客約350人にけがはなかった。同署によると「カッターナイフは出したが、出しただけで何も言っていない」と容疑を一部否認している。
逮捕容疑は25日午前9時55分ごろ、樟葉(大阪府枚方市)-中書島(京都市伏見区)間を走行中の京阪本線の車両内で、大阪府寝屋川市の男性会社員(46)にカッターナイフを突き付け、「殺すぞ」などと脅迫したとしている。
同署によると、犯行直前に車内で男性と岡本容疑者の足が当たったことからトラブルになっていた。目撃した乗客が車掌に伝え、電車が到着した中書島駅で駅員が110番したという。

「ありがとう、バイバイ」 上野動物園の双子パンダ、返還前に公開

東京都台東区の上野動物園で25日、中国への返還を前に双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(雄・4歳)とレイレイ(雌・同)が最後に一般公開された。
事前の抽選に当選した4400人が別れを惜しんだ。荒川区の住川愛さん(34)は、母はるみさん(69)、息子紬葵(つむぎ)ちゃん(2)と観覧した。紬葵ちゃんは、愛さんが同園で買ったパンダのぬいぐるみがお気に入り。はるみさんは高校生の時、1972年に初めて中国から贈られたカンカン・ランランを見た。「パンダは上野の象徴。政治利用されずに、またどこかで会えたらうれしい」と、はるみさん。愛さんが「ありがとう、バイバイって言えたね」と話しかけると、紬葵ちゃんもうなずいていた。
金子美香子副園長は「生まれた時から見守ってくれた来園者が最後に一緒に過ごしたいと集まり、大変ありがたい」と感謝した。
双子は27日に出国する。国内のパンダはこの2頭のみで、53年余りで初めて列島からパンダがいなくなる。【加藤昌平、柳澤一男】

衆院選に1200人超が立候補予定、与党が過半数の233議席獲得できるか焦点…27日公示

第51回衆院選は27日公示され、2月8日の投開票に向け、12日間の選挙戦に入る。自民、日本維新の会両党による連立政権の枠組みの是非や、物価高対応を含む経済政策などが争点だ。自民、維新の与党で過半数(233議席)を獲得できるかどうかが焦点となる。
衆院選は、計465議席(小選挙区289、比例選176)を与野党で争う。読売新聞社の集計では25日現在、小選挙区選と比例選を合わせ、1200人超が立候補を予定している。2024年の前回衆院選は1344人が立候補した。
与野党の党首は25日、フジテレビ番組に出席し、高市首相(自民総裁)は、「違う政権の枠組み、違う政策の審判を仰ぎたい」と述べた。維新の藤田文武共同代表も「政策の大転換を堂々と問う」と強調した。
中道改革連合の野田共同代表は「『生活者ファーストを実現する』という理念を訴えていく」と主張した。国民民主党の玉木代表は「手取りを増やす即効性のある政策をやっていく」と訴えた。
衆院選は24年10月以来となる。衆院解散から16日後の投開票は戦後最短だ。

路上で男性がひき逃げされ死亡 逃走の27歳男逮捕 茨城・行方市

24日夜、茨城県行方市で63歳の男性が自宅前の路上でひき逃げされ死亡した事件で、警察は現場から逃走した27歳の男を逮捕しました。
警察によりますと、過失運転致死などの疑いで逮捕された鉾田市の農業・米山赳史容疑者(27)は24日午後9時半すぎ、行方市の路上で車を走行中、辺田一則さん(63)をひき逃げした疑いがもたれています。
現場は辺田さんの自宅前の県道で、家の中にいた家族が何かがぶつかるような音を聞き、外へ出たところ、倒れている辺田さんを発見したということです。
辺田さんは帰宅途中に車にはねられ、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は現場に落ちていた部品などから米山容疑者の車を特定し、その後、自宅にいた米山容疑者を逮捕したということです。調べに対し、米山容疑者は「救護しなかったことは間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。

東大大学院汚職、佐藤教授側が「月2回ペースの接待」要求 「早く金を持ってこい」暴言も

東京大大学院に設置された共同研究の講座を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された東大大学院教授、佐藤伸一容疑者(62)側が共同研究先の事業者に接待を要求していたことが25日、捜査関係者の取材で分かった。警視庁は、講座の設置などに関する権限があった佐藤容疑者側が主体的に賄賂を求めた疑いもあるとみている。
捜査関係者によると、一般社団法人「日本化粧品協会」代表理事の男(52)は令和5年2月ごろから、佐藤容疑者と東大大学院元特任准教授の男(46)に接待を始めたが、佐藤容疑者側から、月2回のペースでの接待の場を設けるように持ちかけられたという。代表理事は要望に沿うように、高級フレンチなどでの飲食に加え、銀座のクラブや吉原のソープランドなど接待を繰り返したとみられる。
その後、代表理事と佐藤容疑者側はトラブルになり、代表理事は7年5月、佐藤容疑者らに接待を強要されたなどとして東京地裁に提訴。訴状によると、佐藤容疑者は6年8月、会食の場で「講座を潰されたくないなら早く金を持ってこい」などと暴言を吐いていたとしている。講座は7年3月に閉鎖された。
問題となった共同研究の「臨床カンナビノイド学講座」は、東大大学院に社会連携講座として設置された。東大のホームページによると、公共性の高い課題の研究をし民間企業などが出資元となる。出資元は「東大ブランド」を得るメリットもあったとみられ、代表理事は産経新聞の取材に「『東大が検証した』といえば聞こえが違う。研究のスピードが速くなったのは、接待のためだと思った」などと話した。
警視庁は代表理事と元特任准教授の2人も任意で捜査している。

上野動物園の双子パンダに最後のお別れ…観覧客「近くに来て気持ちの整理がついた」

東京・上野動物園の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)(ともに4歳)は25日、最終観覧日を迎えた。抽選に当たった4400人が感謝と別れを伝え、パンダ舎の外にもファンが集まった。27日に2頭が中国へ出発すれば、パンダは1972年の初来日後初めて国内からいなくなる。(松下聖、古賀章太郎)
観覧最終日のウェブ申し込みによる事前抽選の応募倍率は24・6倍。幸運な観覧客は午前10時15分から順次、思い思いのパンダグッズを身に着けて2頭と対面し、元気に動き回ったり竹を食べたりする姿を写真や動画に収めた。観覧は1頭あたり2分、計4分程度に限られた。
午後3時45分からの「最後の15分」の枠に当選した東京都世田谷区の動物看護師女性(57)は、コロナ禍中の2021年6月に2頭が生まれた後、同園がウェブに掲載した動画を見て癒やされたと振り返り、「重苦しい時に生まれてくれて、希望の光のようだった」。
この日、最後に見たシャオシャオは眠り、レイレイはもぐもぐと竹を食べていたといい、「マイペースな様子を目に焼き付けた。『生まれてきてくれてありがとう。中国でも元気でね』と伝えた」と話した。
抽選に外れたファンも午後からパンダ舎の周りに集まり始め、数百人が姿の見えない2頭との別れを惜しんだ。宇都宮市の会社員女性(57)は「パンダの近くに来て気持ちの整理がついた。国同士の関係もあって難しいかもしれないが、いつでも会える所にいてほしい」と願った。
2頭は27日に出発し、千葉・成田空港から空輸されて28日に中国四川省へ到着する見通し。同園の金子美香子副園長は「双子が生まれた時から見守ってくれた方々が最後の時を一緒に過ごしたいとの気持ちが伝わってきて、ありがたかった。上野の顔でもあるパンダが日本で見られなくなることはとても残念だが、温かく見送ってほしい」と話した。
20年に同省の森を再現して造られたパンダ舎「パンダのもり」にはしばらく他の動物を入れず、新たな貸与に備えて環境を維持する。

新千歳空港ビルを夜間開放 大雪で足止め客が続出

北海道の新千歳空港を運営する北海道エアポートは25日夜、大雪の影響で空港から移動できなくなった利用客が大勢いるとして、通常は午後11時半に閉館する空港ビルを夜間も開放すると明らかにした。
空港に通じる鉄道や高速道路では運休や通行止めが相次いでおり、空港利用客らが空港ビル内に滞留する事態となっていた。広報担当者は取材に対し「お客さまがビル内にたくさんおり、この状況で外に出てくださいとは言えない。まれな事態だが、人道的配慮という観点を含めて判断した」と説明した。【斎藤文太郎】

「最強の野党だよ」立憲幹事長が豪語…中道改革連合“新党結成”の舞台裏「調整役は立民・安住&公明・西田両幹事長」「創価学会への根回しは…」《内部音声を入手》

1月16日にその名称がぶち上げられた、立憲民主党と公明党の合流による新党「中道改革連合」。立民の安住淳幹事長は、上機嫌で周囲にこう豪語した。
「連合と創価学会、しっかりした組織を持った者同士だから、デカいぞ。あっちは固まった票を持っていて、それが乗ってくるんだから。最強の野党だよ」
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政治部記者の解説。
「立民の野田佳彦代表が、高市政権発足直後の昨年11月頃から、公明党の斉藤鉄夫代表との間で合流を画策。今月10日の読売新聞による衆院解散報道を機に調整が加速し、15日に新党結成で合意しました」
急転直下の新党結成の舞台裏を立民関係者が明かす。
「政策など党間の調整役を務めたのは、立民の安住幹事長と公明の西田実仁(まこと)幹事長。公明の支持母体である創価学会への根回しを担ったのが、かねてより学会の政治担当である佐藤浩副会長とパイプがあった立民の馬淵澄夫代表代行でした」
だが、寝耳に水だったのが所属議員たちだ。「週刊文春」は、15日に非公開で行われた立民の両院議員懇談会の模様を録音した音源を入手。そこには、所属議員から矢継ぎ早に上がる“悲鳴”が克明に記録されていた。
《この続きでは、記録されていた議員の“悲鳴”音声のほか、創価学会票の行方や選挙結果への影響など「選挙の神様」元自民党事務局長・久米晃か語った“自民戦慄シナリオ”を詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「 週刊文春 電子版 」および1月22日(木)発売の「週刊文春」で読むことできる》
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年1月29日号)