警察庁、強盗下見への警戒徹底を通達 栃木・強盗殺人事件受け

栃木県上三川町の住宅で住人女性が殺害された強盗殺人事件を受け、警察庁は15日、強盗や侵入窃盗の下見とみられる情報を把握した際の対策の徹底を求める通達を全国の警察に出した。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)は広域的に事件を繰り返す恐れがあるため、関係する都道府県警への迅速な情報共有や警察庁が持つ情報と照合して摘発につなげることも求めた。
通達では、資産家宅付近の不自然な徘徊(はいかい)などの犯行にかかわる下見の情報を把握した際、標的とされた住民宅周辺の張り込みや緊急通報装置の貸し出しなど警戒を強化するほか、周辺住民への聞き込みや防犯カメラの精査、職務質問の徹底などを求めた。
栃木の事件現場付近では、4~5月に不審者の目撃情報が相次ぎ、県警が周辺を数十回にわたりパトロールしていた。【深津誠】

東大「五月祭」に爆破予告、参政・神谷代表の講演中止 主催団体「卑劣な行為、許せない」

東京大の本郷・弥生キャンパスで16日に始まった学園祭「五月祭」で、参政党の神谷宗幣代表の講演会の主催者に爆破予告があり、五月祭常任委員会が中止を決めた。他の五月祭行事にも影響が出た。
今年の五月祭は16~17日に開催。神谷氏の講演会は、保守系学生サークル「右合(うごう)の衆」が主催して16日午後に本郷キャンパス法文1号館25番教室で正午に始まり、神谷氏と同党の塩入清香参院議員、右合の衆の山田泰代表が登壇する予定だった。
関係者によると、同日朝に右合の衆に爆破予告のメールが届いたという。午前11時半の受け付け開始を断念し、不審物を検索するなど対応した。神谷氏の日程の都合もあり午後1時過ぎに中止が決まった。午後2時ごろからは、「安全確認のため」として他の行事への入場も停止された。
山田氏は「こういう『卑劣な行為』で中止に追い込まれたのは、悔しいし、許せない」と話した。
神谷氏はX(旧ツイッター)に「今日の講演会は会場に聴衆が入れなくされたようで、中止とのこと。待機していましたが、やむなしですね」「今後は代案も考えながらやります。参政党は止まりません」と投稿した。
一方、東大正門前ではこの日午前11時ごろから、20人ほどが、神谷氏のこれまでの発言を差別的だと批判するスタンディング抗議を行った。
東大の学園祭を巡っては、駒場キャンパスの「駒場祭」で平成4年、オウム真理教教祖だった麻原彰晃元死刑囚(本名・松本智津夫)の講演が始まったものの、オウム側が事前の確認事項に反して宗教の宣伝を行ったとして、途中で中止されたことがある。

見ず知らずの人を殴り 警察官にも暴行した疑いで男を逮捕 男はひどく酒に酔う・福島

いわき市内の駐車場で15日、男性(30代)の顔面を握りこぶしで殴打するなどしてけがをさせた上、取り調べ中の警察官の額を殴った疑いで、29歳の男が逮捕されました。
傷害と公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、いわき市に住む男(29)です。
男は、ひどく酒に酔っていたということで、けがをさせた男性とは知り合いではないということです。
警察が詳しく調べています。

再審制度の見直し、与野党攻防へ 皇族数の確保策、意見集約を加速

今国会は7月17日の会期末まで残り2カ月。国会提出が遅れていた再審制度を見直す刑事訴訟法改正案は今月中に衆院で審議入りする見通しだ。再審開始決定に対する検察抗告を「原則禁止」とした政府案に対し、一部野党は「全面禁止」を主張しており、与野党の攻防が予想される。衆参両院の正副議長は皇室典範改正を目指し、皇族数確保策に関する意見集約を加速させる。
刑訴法改正案は本会議や委員会の質疑に高市早苗首相の出席を求める「重要広範議案」の一つ。政府が4月上旬に想定した国会提出はずれ込み、今月15日になった。抗告を一切制限しない当初案に自民党内で批判が相次ぎ、3度の修正を経たためだ。
中道改革連合、チームみらい、共産党は抗告を例外なく禁止する対案を提出し、国会審議を通じ政府案の修正を迫る考え。与党は参院で少数のため、国民民主党などの協力を取り付けられるかどうかが成否の鍵を握る。
衆参正副議長は皇族数確保に向けた「立法府の総意」案を取りまとめ、速やかに各党派に提示する方針だ。

東大の学園祭、16日の全企画を中止 「安全管理上の理由」

東京大の学園祭「五月祭」を企画・運営する学生団体は16日、同日の全ての企画を中止するとXの公式アカウントで明らかにした。「安全管理上の理由」としている。
五月祭は本郷・弥生キャンパス(東京都文京区)で16、17日の2日間にわたり開催される予定だった。16日に参政党の神谷宗幣代表を招いた講演会を別の学生団体が企画していたが、一部の学生らから抗議が相次いでいた。

天皇お言葉なしに疑問の声 昭和式典「総合的に勘案」

政府が4月29日に開催した「昭和100年記念式典」で、天皇陛下のお言葉がなかったことに疑問の声が出ている。政府は「総合的に勘案した」とするものの、明治元年から百年を記念した1968年の式典では、臨席した昭和天皇がお言葉を述べた経緯がある。当時と異なる対応に、SNSには、政権批判を含めさまざまな臆測が飛び交った。
「国民からは『何でだろう』という声が非常に多い。政府の意向なのか」。5月12日の参院外交防衛委員会で、立憲民主党の田島麻衣子氏が政府に尋ねた。
田島氏は、明治の記念式典との差異に触れて迫った。政府の担当者は「式典の趣旨や目的、過去のご臨席の状況などを総合的に勘案し、ご臨席のみをお願いした」などと繰り返した。
ただ宮内庁の黒田武一郎長官は「政府の考え方、申し出に基づいて(お言葉がない)と受け止めている」と説明していた。
式典でお言葉がなかったことについて、X(旧ツイッター)では「天皇に『反省』を語らせたくなかったのだろう」との推測や「陛下のお言葉を聞きたかった」などの投稿が目立った。

生徒間で「大切な人に連絡を」 磐越道事故バス、SNS投稿回る

福島県郡山市の磐越自動車道で北越高(新潟市)の男子ソフトテニス部員が乗るマイクロバスがガードレールに衝突し1人が死亡した事故で、事故が起きるまでの間、同乗していた部長の生徒がLINE(ライン)を通じてバス内の部員に「シートベルトをしろ」「大切な人に連絡をしておけ」と指示する投稿をしていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
バスは部員20人を乗せ、福島県富岡町に遠征に向かう途中だった。県警は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕した若山哲夫容疑者(68)が危険な運転をしていたことを示す有力な情報とみている。
捜査関係者によると、投稿があったのは部員間でつくるチャットグループ。バスに部の顧問教諭は乗っていなかった。
事故は6日午前7時40分ごろ発生。バスはガードレールが車体を貫通したまま20~30メートル走行し、稲垣尋斗さん(17)が車外に投げ出され死亡、17人が重軽傷を負った。

若山哲夫容疑者(68)を立ち会わせ 18日(月)に実況見分へ 高速道路は一部通行止めに【磐越道バス事故】

新潟県にある北越高校のソフトテニス部員ら21人が死傷した事故を巡り、警察は5月18日に磐越道を一部通行止めにし、容疑者を立ち会わせて実況見分する方針です。
18日(月)午前9時から磐越道で実況見分へ
この事故は6日、福島県の磐越道で北越高校の生徒を乗せたバスが事故を起こし、21人が死傷したものです。 警察は、バスを運転していた若山哲夫容疑者(68)を現場に立ち会わせ、実況見分する方針です。
実況見分は18日(月)の午前9時から正午までの予定で、磐越道の磐梯熱海ICから猪苗代磐梯高原ICの間の上下線を通行止めにするということです。
ソフトテニス部部長はLINEで「大切な人に連絡しとけ」とメッセージ
事故を巡っては、若山容疑者がバスの運転を始めた直後からセンターラインをはみ出したり道を間違えたりしていたことが分かっています。
部員の保護者によりますと危険を感じたソフトテニス部の部長は、バス内にいる部員たちのLINEグループにシートベルトの着用を促すとともに「大切な人に連絡しとけ」とメッセージを送っていたということです。
警察は、若山容疑者の運転が不安定だった可能性もあるとみて、詳しく調べています。

船の解体現場火事「鎮圧」 避難指示も解除 広島県呉市

14日に発生した広島県呉市音戸町の船の解体現場の火事は16日夕方、ほぼ消し止められました。
呉市音戸町渡子の中本船舶工業で起きた火事の現場は16日も白い煙が上がり、消防車や船による消火活動が行われました。
火事は14日昼過ぎに船の解体現場で発生。廃船や廃材が焼け、係留している船にも燃え移りました。
消火活動は廃材が積み重なっているため難航し、16日から重機を使ってがれきを撤去しながら作業が行われました。
そして、呉市消防局によると午後5時、火はほぼ消し止められ鎮圧状態になったということです。
引き続き、鎮火に向けた消火活動が続いています。
これに伴い地域住民287世帯に出されていた避難指示も解除されました。
(2026年5月16日放送)

「青春の一日は取り返せない」東大生に落胆と怒り…「五月祭」全企画中止、講演爆破予告で

東京大の学園祭「五月祭」を運営する常任委員会は16日午後、この日の全企画を中止すると発表した。参政党の神谷宗幣代表の講演会への爆破予告があり、講演会を取りやめた後、中止を拡大した。17日は安全確認を徹底したうえでの開催を検討している。
常任委は「本郷・弥生キャンパスの各所に爆弾を仕掛け、五月祭期間中に爆破するなどの犯行予告メールが、委員会および特定の企画団体に対してあった」「大学および警察とも協議した上で慎重に検討した結果」と中止の理由を説明した。
講演会場への階段で座り込み
大学当局は「自由な学術の場である大学において開催される学園祭が、このような経緯により中止されることに、強い遺憾の意を表明する」とする森山工副学長のコメントを発表した。
神谷氏の講演会は保守系学生サークル「右合(うごう)の衆」の主催で、16日正午から本郷キャンパス法文1号館25番教室で開かれる予定だった。神谷氏と同党の塩入清香参院議員、右合の衆の山田泰代表が登壇することになっていた。
関係者によると、爆破予告は16日朝にメールで届いたという。常任委と右合の衆は午前11時半の講演会受け付け開始を断念し、午後1時過ぎに中止が決まった。
東大正門前では午前11時ごろから、20人ほどが神谷氏のこれまでの発言を差別的だと批判するスタンディング抗議を行った。構内に入り、講演会場に続く階段に座り込む人もいた。入場を待つ人からは不満の声も上がった。
東大構内は多くの来場者でにぎわっていたが、午後2時ごろに「安全確認のため」として全企画への入場が停止された。午後3時前に全て中止が決まり、入場者は大学構内からの退出を促された。本来の閉門時刻は午後6時だった。
学生たちからは落胆の声が聞かれた。教養学部2年の女子学生は「抗議するのは勝手だが、五月祭をつぶすのは許せない。青春の貴重な1日は取り返せない。2日目はなんとしてもやらせてほしい」と語った。運営委は17日の開催に向け、大学構内の不審物探しなどの対応に追われた。(渡辺浩)