沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し、平和学習中だった同志社国際高校(京都府)の女子生徒(17)ら2人が死亡した事故を巡り、文部科学省と連携して同校を調査していた京都府の西脇隆俊知事は22日、同校の平和学習が教育基本法違反だとした上で、府が同校に交付している私学助成金について「減額せざるを得ないと考えている」との見解を示した。
府は同日、同校への調査の結果、研修旅行や安全管理、教育活動の状況、学校の対応の4点について、同校の認識の甘さやガバナンスの不備を指摘し、「是正する必要がある」とした。
西脇知事は同日の定例記者会見で今回の事故について「2人が亡くなり、生徒の尊い命が奪われたことは重く受け止めている」として上で、「生徒の安全管理を最も最優先に考え調査を進めてきた。(同校が)著しく適正さを欠いていたことがわかり、極めて遺憾だ。同じ事態を招かないためにも早期に是正してほしい」と指摘。同校への対応として、府から交付している私学助成金について「不適切な面を考えると減額はせざるをえないのではないか。検討は深めないといけない」と述べた。
府の調査によると、同志社国際は研修旅行に関する危機管理マニュアルを作成していたが、校外活動の安全対策として国が定める項目の多くは記載されていなかった。府は4月24日、同校を含む府内の私立高全44校に対し、危機管理マニュアルに不備がある場合、見直すまで校外活動を自粛するよう文書で要請した。
無免許で自衛隊車両を運転24年間、公道も走行 免許を偽造した48歳1等陸曹を懲戒免職
約24年間にわたって無免許で自衛隊車両を運転したとして、陸上自衛隊習志野駐屯地(千葉県船橋市)は22日、第1空挺団の48歳の1等陸曹を懲戒免職処分とした。
第1空挺団によると、1等陸曹は、2001年頃から25年10月24日までの間、無免許にもかかわらず、大中小トラックや四輪駆動などの自衛隊車両を複数回運行していたという。訓練場への移動などで駐屯地外の公道を走行することもあった。
本人から上官への申告によって発覚した。免許失効後、そのままにしていたという。
第1空挺団の調査では、1等陸曹が20年頃に運転免許証を偽造していたことも判明した。
同団広報は「免許失効を知られたくないために再取得しなかったとみられる。申告したのは、耐えきれなくなったのでは」と説明した。
マイナカード義務化「議論必要」 デジ相、保有率82.7%
松本尚デジタル相は22日の記者会見で、自民党が政府に対しマイナンバーカードの取得を国民に義務付けるよう提言したことに関し「法的に縛り付けることについては議論が必要だ。どんな政策を一緒に出すか考えなければならない」と述べた。義務化が必要かどうかには明言を避けた。
現在マイナカードの取得は任意。4月末時点の国民のカード保有枚数は約1億300万枚で、人口に対する保有率は82.7%。
自民党は19日、デジタル社会推進に関する政策提言に、カードの取得義務化を盛り込んだ。
松本氏は、マイナカードを持ちたくない人が一定数いるとした上で、持ちたくない人が義務化に納得するだけの根拠が必要だと指摘した。
《栃木強盗殺人》「町はパニック状態」悪質な詐欺電話が発覚!“便乗犯罪”に役場が答えた対応策
5月14日に発生した、栃木県上三川町に住む富山さん親子3人が死傷した強盗殺人事件。“トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)”によるものとみられており、“実行役”となったのは、16歳の高校生ら4人だった。
上三川町を襲う“新たな犯罪”
「事件当日、4人は自宅にいた富山英子さんの胸など20か所以上刺し、殺害。その後、現場に駆け付けた40歳代の長男と30歳代の次男の頭部を殴るなどして怪我を負わせ、のちに富山の愛犬まで殺害していることがわかりました。
防犯カメラの映像から、4人のうち3人がそれぞれ別の場所から侵入していたことが判明しました。この映像を受け、警察はあらかじめ4人の役目や侵入経路が決まっていたとみて捜査を進めています」(全国紙社会部記者、以下同)
すでに“実行役”の4人に加え、“指示役”とみられている竹前海斗容疑者と妻の美結容疑者も強盗殺人容疑で逮捕されている。
しかし、事件現場となった上三川町には、いまだ不穏な空気が漂っているようだ。逮捕現場近くに住む50代の女性は「逮捕後も警察の巡回が続いているようで、散歩中に何度もすれ違うので、“まだ何かあるのでは”と不安になります」と、不安に駆られる胸の内を明かしている。
同じく逮捕現場付近に住む50代の男性は、
「最近は不審者情報や空き巣の話が続き、住民の間では“もう安全じゃないんだ”という不安が広がっています」
と話す。
上三川町を襲う“新たな犯罪”
実行役・指示役ともに逮捕されてもなお、町の安寧が保たれない上三川町。40代女性の住民によると、事件後からは“新たな不安”も浮上しているという。
「上三川町からのメールで、警察官を語った何者かが、“強盗殺人事件の主犯格があなた名義の口座を知っている”“あなたの口座番号が犯人グループに知られている”などといい、金銭を狙おうとする詐欺電話が確認されていると注意喚起が届きました。
私は実際に電話を受けたわけではありませんが、町全体がある種のパニックに陥っていると感じています。身の危険を感じながら不安な日々を過ごす中で、正常な判断ができず、電話に応じてしまう人もいるかもしれません。本当に悪質ですし、住民には気を付けてもらいたいです」
町のメールには、
《警察から、・口座開設を指示する・現金を別口座へ振り込ませる・暗号資産へ送金させる・SNSやビデオ通話で取り調べを行う ことは絶対にありません》
とも記され、配信元は栃木県警察本部、発信元は上三川町役場地域生活課生活係になっている。
実際に、詐欺電話が発生しているのか。上三川町役場地域生活課生活係に問い合わせると、詐欺電話について「町で把握しているものはない」としたうえで、
「本件は栃木県警本部から情報提供があり、私共から町民に周知したということになります。警察からも何件あったかなどの具体的な数は聞いておらず、“注意喚起をしてください”という指示でした。
警察はまだパトロール強化中だと伺っていますが、いつまで行うのか、などの詳しい状況はわかっていません。今後も警察からの情報提供に基づいた発信を行っていきます」
凄惨な事件に揺れる上三川町を襲う“新たな犯罪”。住民には十二分に気をつけてもらいたい。
辺野古沖転覆事故 死亡した船長を刑事告発 海上運送法違反の疑い
沖縄県名護市の辺野古沖で、研修旅行中の高校生らを乗せた小型船2隻が転覆し、2人が死亡した事故で、国は死亡した船長を海上運送法違反の疑いで22日、刑事告発しました。
辺野古沖で今年3月、小型船2隻が転覆し、京都府の同志社国際高校2年武石知華さんと、船長の金井創さんが死亡した事故について、金子国土交通大臣は22日朝、死亡した金井さんが2023年以降、高校から依頼文を受け6回にわたり生徒らを運び謝礼を受け取っていたと明らかにしました。
内閣府沖縄総合事務局と国土交通省は、金井さんが本来必要な海上運送法の事業登録をしていなかったとして、ついさきほど、海上保安庁に刑事告発しました。
国土交通省によりますと、転覆したもう一隻の船長は聞き取りに一切応じていませんが、運航していた市民団体とは書面でやり取りしていて引き続き事実関係の確認を進めるとしています。
辺野古事故を「政治問題化」=中道・小川代表が文科省批判
中道改革連合の小川淳也代表は22日の記者会見で、沖縄県名護市の辺野古沖で研修旅行中の同志社国際高(京都)の女子生徒ら2人が死亡した転覆事故を巡る文部科学省の見解を批判した。「船舶の安全管理と教育内容は区別して考えるべきで、いたずらに政治問題化することは望ましくない」と指摘した。
文科省は同日公表した調査結果で、米軍普天間飛行場の辺野古移設工事に関する同校の学習内容は「政治的中立性」を定めた教育基本法に反すると認定した。小川氏は「賛否あることを実地で学び、体感するという教育成果を否定しかねず、現場を萎縮させる可能性がある」と主張。松本洋平文科相に対し「判断や評価は慎重にすべきだ」と求めた。
共産党の山添拓政策委員長も会見で「安全管理の問題と教育内容の問題は別だ。教育内容に対する行政による介入だ」と批判。「痛ましい事故を政治的に利用するかのように行政が扱うことは許されない」と訴えた。公明党の西田実仁幹事長は「教育現場が萎縮効果を受けないようにする必要がある」と語った。
こうした野党の指摘に対し、木原稔官房長官は会見で「学校教育の場では、特定の立場のみを強調するのではなく、公正に判断する力を養うことが重要だ」と強調。文科省の対応について「教育現場全体を萎縮させるものではない」と述べた。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は会見で、文科省の見解について「当然だ」と評価。同校の対応に問題があったとして、再発防止に向けて参院文教科学委員会などでの集中審議が必要との考えを示した。 [時事通信社]
「許すことは絶対にない。同じような苦しみを味わって」栃木強殺事件で夫がコメント
14日に発生した栃木県上三川町の強盗殺人事件では富山英子さん(69)が殺害され、長男と次男が負傷した。富山さんの夫が22日、栃木県警を通じてコメントを発表した。全文は次の通り。
◇
報道の方へ
5月14日、妻が殺され息子たちも重傷を負いました。また、家族を守ろうとした愛犬も殺されました。
その後、犯人たちが次々と逮捕されていますが、事件以来、私ども家族の生活は一変しました。
穏やかに過ごしていた私ども家族は、今、どん底にいます
犯人たちは、身勝手な理由で、何の落ち度のない妻や愛犬を惨殺しました。そして、息子たちに大けがを負わせました。
私たちは、犯人たちのことを許すことは絶対にありません。
同じような苦しみを味わって欲しいと思います。
一部の報道機関の方は、未だ親族や近所、私たちの関係者への取材を行っている様ですが、そっとしておいてください。
今後、妻の葬儀などが予定されていますが、取材については、お断りいたしますので、ご理解をお願いします。
令和8年5月22日
家族一同
劣悪環境で多頭飼育容疑=死骸も、動物愛護団体代表を逮捕―警視庁
劣悪な環境で犬や猫を飼育したなどとして、警視庁保安課は22日までに、動物愛護法違反(虐待)容疑で、動物愛護団体「保護犬猫の家 ななちゃんのおうち」(東京都品川区)代表の丸ノ内留実容疑者(47)=同区豊町=を逮捕した。容疑を一部否認している。
逮捕容疑は4月27日、動物のふん尿や死骸が放置された自宅で、犬29匹と猫10匹を飼育した上、うち19匹が目の病気を患うなどしているのに適切な処置を取らなかった疑い。
同課によると、昨年12月、「鳴き声やふん尿がひどい」と品川区から情報提供があり発覚。今年4月に同課が家宅捜索したところ、室内から規制を大幅に上回るアンモニアを検出したほか、少なくとも30体以上の犬や猫の死骸や骨を発見した。 [時事通信社]
玉城知事、辺野古研修の継続訴え=文科省見解に言及せず
沖縄県の玉城デニー知事は22日、米軍普天間飛行場の移設工事が進む名護市辺野古を研修旅行で訪れた同志社国際高(京都)の学習内容を巡り、文部科学省が政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとの見解を示したことについて、「特に言及することはない」と述べた。その上で「沖縄の過重な基地負担の現状を考えることは、これからも行われるべきだ」と平和学習の継続を訴えた。
沖縄の夏服「かりゆしウエア」贈呈のために訪れた首相官邸で、記者団の質問に答えた。
同校の研修旅行では、辺野古沖で小型船が転覆。女子生徒ら2人が亡くなった。この平和学習は玉城氏を支持する団体が実施したため、今年9月の知事選では辺野古での平和学習の在り方が争点となる可能性がある。 [時事通信社]
【速報】和泉市の母娘刺殺事件 娘の元交際相手の男を再逮捕 母(76)への殺人容疑 容疑認める「包丁で刺した」「母親を先に襲った」
大阪府和泉市の集合住宅で住人の女性を殺害したとして、元交際相手の男が逮捕された事件で、警察は、女性の母親も殺害した疑いで男を再逮捕しました。男は調べに対し「間違いないです」と容疑を認めているということです。
無職の杉平輝幸容疑者(51)は、今年4月8日、和泉市の集合住宅の一室で、元交際相手の村上裕加さん(当時41)を刃物のようなもので殺害したとして、5月1日に逮捕されました。
警察によりますと、杉平容疑者は裕加さんの殺害について、「持ってきた包丁で複数回刺して殺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
現場では、裕加さんの母親の和子さん(76)も首などを刺されて死亡しました。杉平容疑者は、逮捕前の任意の調べに対し、殺害をほのめかしていたということで、警察は22日、和子さんを殺害した疑いで杉平容疑者を再逮捕しました。
杉平容疑者はこれまでの調べで、和子さんについて、「包丁で刺した。動かなくなった。死んだと思った」と話していて、再逮捕後の調べでも、「間違いないです」と容疑を認めているということです。
また杉平容疑者は、事件当時着ていた服について「捨てた」と供述しているほか、現場近くからは凶器とみられる刃物も見つかっています。
杉平容疑者は、裕加さんに100万円以上の借金をしていて、返済期限が迫っていたほか、交際が終わり、恨みを募らせた可能性がありますが、「母親を先に襲った」という趣旨の供述をしているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。