政府が国会に提出している、高市首相や閣僚の上乗せ分の給与・手当を当分、支給しないようにするための法案をめぐり、法案の要旨を説明する文書の修正について、政府の説明が二転三転したという野党の批判を受け、木原官房長官は、11日、衆議院の議院運営委員会の理事会で謝罪する異例の事態となりました。
政府は高市首相や閣僚の上乗せ分の給与・手当を当分の間、支給しないようにするための国家公務員特別職の給与法改正案を8日に閣議決定し、国会に提出しました。
11日の議院運営委員会の理事会での政府側の説明によりますと、閣議の際に法案とは別に、その要旨を説明する文書である「要綱」の一部がわかりにくいとの指摘があり、その後、内容を一部修正したということです。
関係者によりますと、この「要綱」については、修正前のものが一度配布され、その後「誤って古いバージョンのものを配布してしまった」として修正後の資料が再度、配布されました。こうした経緯について野党側は、「政府側の説明が二転三転した」と批判し、さらに閣議決定後に要綱が修正されたことを問題視して、政府側にさらなる説明を求めました。
そのため政府は、午前の議運理事会に尾崎官房副長官が、さらに午後の理事会には木原官房長官が出席し、木原長官は混乱を招いたとして謝罪したということです。また野党側によりますと、木原長官からは、「要綱」については閣議決定の対象に含まれず、閣議後に変更したことについては問題ないとの説明があったということです。
この影響で、給与法の改正案を審議する委員会が遅れ、今年度の補正予算案を採決する衆院本会議も開始が遅れる事態となりました。なお本会議では補正予算案に加え、給与法の改正案も賛成多数で可決され、参議院に送られています。
地域住民、重なる不安=NTT鉄塔損傷―青森・八戸
青森県で震度6強を観測した地震の影響で、NTT青森八戸ビル(八戸市)の鉄塔に損傷が見つかり、余震を警戒する住民に倒壊への不安が重なった。11日午前0時に市が発出した避難指示は、ビルから半径50メートル以内の48世帯のみで、対象外の近隣住民からは対応を疑問視する声も聞かれた。
「1週間以内に大きな地震が来る可能性がある。万が一倒れたら大変だ」。近くに住む70代男性は不安げに鉄塔を見上げた。
近くのクリニックでは、診察まで1時間を切ってから急きょ休診を決めた。担当者によると、人づてに避難指示を知り、「何かあってからでは遅い」と判断。その後避難対象ではないと確認したが、「避難指示は寝耳に水。ふたを開けてみれば休診する必要はなかった」といぶかしんだ。
ビルが面する国道45号は市の大動脈だが、約1キロにわたり通行止めに。70代女性は「買い物に行けない」とため息を漏らした。
八戸市の熊谷雄一市長は11日午後、臨時記者会見を開き、「(避難)対象者が限定的なので(当初は)SNSでの発信はしなかった。夜間だったので直接訪問で確実に対象者に呼び掛けた」などと釈明した。 [時事通信社]
与党、政権基盤の安定期待=野党「規模ありき」批判―補正衆院通過
高市内閣が初めて編成した2025年度補正予算案の衆院通過を受け、与党からは11日、政権基盤の安定につながることを期待する声が上がった。野党側は一般会計の歳出総額が18兆円余りに膨らんだ点を踏まえ、「規模ありき」(立憲民主党の野田佳彦代表)などと批判した。
自民党の麻生太郎副総裁は同党議員の会合で、石破政権の頃の「どよんとした感じ」から「世の中が動いている感じ」に雰囲気が変化したと強調。党の立て直しに意欲を示した。
日本維新の会の藤田文武共同代表は記者団の取材に応じ、国民民主、公明両党が賛成に回ったことに歓迎の意を表明。「国民に意義のある予算執行ができるよう頑張りたい」と語った。
国民民主の玉木雄一郎代表はガソリン税の暫定税率廃止が盛り込まれた点を賛成の理由に挙げ、「引き続き対決より解決の姿勢で取り組みを加速したい」と述べた。公明党の斉藤鉄夫代表は児童手当の1人当たり2万円上乗せを「提案が取り入れられた」と評価する一方、必要性の薄い基金に予算が積まれていると懸念を示した。
野田氏は「われわれの主張も盛り込まれたが、不十分なところが目立った」と指摘。公明と組み替え動議を共同提出したことに関しては「改革中道路線の結集で大きな一歩を踏み出せた」と手応えを口にした。共産党の田村智子委員長は「物価高騰から暮らしを守る太い柱がない」と酷評した。 [時事通信社]
誤射のクマハンターを提訴へ 山形・小国町、補償金求め
山形県小国町で2023年、クマの駆除中に町鳥獣被害対策実施隊の隊員が猟銃を誤射する事故があり、町がけがをした男性に支給した補償金など約1660万円を、誤射した元男性隊員らに支払うよう求めて提訴する方針を決めたことが11日、町への取材で分かった。町が10日、議会に関連議案を提出し可決された。
町などによると23年4月9日、クマを狩猟する際、町から委託された元隊員の撃った弾が男性の右膝に当たり、右脚などに後遺症が生じた。被弾した男性は今年6月、町を相手に約3千万円の損害賠償を求めて山形地裁に提訴した。
訴状によると、男性は発砲した元隊員が「基本的な注意義務を怠った」と指摘している。
なぜ山火事相次ぐ「人為的な原因」を専門家が指摘 延焼続く日向山、乾燥注意報も
9日、神奈川県でも山火事が発生しました。伊勢原市にある「日向山」では現在も延焼が続いていますが、夜になったため、消火活動は10日になるということです。なぜ山火事が相次いでいるのか。専門家に取材しました。
◇
9日夜も、山が燃えていました。
記者「木々の間からオレンジ色の炎が確認できます。広範囲で燃え広がっています」
木々を燃やす炎。少し離れた場所には、多くの消防車や警察車両も確認できます。
並木雲楓フィールドキャスター「この辺り焼けたにおいがします。赤色の炎、そして白い煙が上がっているのが見えます」
警察や消防によりますと、9日午後3時すぎ、119番通報が相次ぎました。
119番通報「山の中腹から煙が見える」
山火事が発生したのは、神奈川県の厚木市と伊勢原市の境にある日向山。現在も、北西方向に延焼中だということです。
ハイキングコースや国の指定重要文化財を所蔵する寺「日向薬師(ひなたやくし)」もある、観光客にも人気の日向山。
近くの別の寺では…。
山火事現場に近い 浄発願寺の僧侶
「(Q.最初に炎や煙を確認したときと今を比べてどう?)もう10倍じゃきかないくらい、大きく燃え広がってますね。不安です。万が一何かあれば、避難しなければいけないなと。道幅狭いので、本当に消防隊の方も苦労するところが多いと思います」
火事の現場から、直線距離で600メートルほどの場所に住む住民は…。
火事現場から約600メートル 近隣住民
「山火事ということなので、あちこちでおきているから大事になると嫌だなと。風が吹いて飛び火になって燃え広がってしまうのも心配」
周辺は道が整備されていないため、現場に近づけず、消火活動は難航しています。
日没のため、ヘリによる消火もできず、消火活動が開始できるのは早くても10日午前6時からだということです。
この山火事によるケガ人は確認されていないということですが、消火活動は長時間を要する見通しです。
また、8日に山火事が発生した群馬県富岡市の妙義山では、ケガ人や民家への被害は確認されていませんが、発生から30時間以上がたった今も、鎮圧のメドは立っていないということです。
相次ぐ山火事。日向山のある伊勢原市では当時、乾燥注意報が出ていました。
一方、「妙義山」の現場周辺は、先月末ごろからほとんど雨が降っていないため非常に乾燥した状態で、9日は乾燥注意報が出されています。
山火事発生の原因について、専門家は…。
元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫氏
「日本の場合には自然発火ということはほとんどありません。やはり人為的な原因で出火してると言っていいと思います。山に入った方がたばことか、あるいは火を使ったのか、よく消さなかったのか。あるいは麓で焚き火をして、その火が飛び火をしたのか。その辺が考えられるのかなと」
そのうえで、今の時期は特に火の取り扱いに注意してほしいといいます。
元東京消防庁・麻布消防署長 坂口隆夫氏
「山火事はこれから3月4月までは、一番多く発生する時期だと言ってもいいと思う。山は枯れ葉だとか落ち葉が堆積をする時期なんです。非常に燃えやすくなってるから。特に注意しなければいけない」
改めて、山火事の現場について整理します。
山火事が発生したのは、神奈川県の厚木市と伊勢原市の境にある標高404メートルの日向山で、頂上の近くだということです。
現在も北西の方角、山奥の方向にどんどん燃え広がっているということです。ケガ人は確認されていません。
また周辺の住宅は、延焼している方向とは反対側に点在しています。そのため、影響が出る可能性は低いということですが、現場に消防は近づけておらず、夜になってしまったため、消火活動の開始は早くても10日午前6時からで、消火には時間がかかる見通しです。
(12月9日放送『news zero』より)
《政治資金でキャバクラ》維新議員「ポケットマネーでは限界ある」苦しい釈明で集まる批判と矛盾の指摘
日本維新の会に所属する奥下剛光衆議院議員が、2023年に政治資金から合計12万6500円を支出し、キャバクラとラウンジの支払いに当てていた問題が取り沙汰されている。
店を選べる立場にないと釈明
「これは政治資金収支報告書からわかったもので、2023年3月に東京赤坂のキャバクラに3万6300円、同年4月に大阪の繁華街であるミナミのラウンジに5万7200円、同年10月に東京の六本木のショーパブに3万3千円を飲食費の名目で支出したとされています。本人とスタッフが企業関係者と店を訪問し、本人側の費用として負担したものだといいます」(全国紙政治部記者、以下同)
奥下議員は大阪府茨木市出身。橋下徹氏の私設秘書、市長特別秘書などを経て、2017年の衆議院議員選挙に日本維新の会から出馬するも落選。21年に初当選を果たし、24年に再選を重ねている。
奥下議員は12月6日に更新したXで《初対面の企業の方に支払って貰う事は気持ち悪いですし、企業団体からの寄付にあたるとの思いから適切に処理したつもりでしたが、報告書からは伝わり難いので今後は見え方も更に気をつけていきたいと思います》と釈明している。
さらに8日には記者の囲み取材に応じ、9日には自身のYoutubeチャンネルに動画をアップ。
「会見で奥下氏は《企業からのそういったご馳走になるとかですね、そういったことはすべきじゃないという思いから私は自分の分を支払わせていただいたと》と話し、《私は公職を目指すと言ってから、自分の意思でそういった場所に行ったことは一切ありません。仮に呼ばれたとしてもですね、横に女性をつけないとか、そういったことも心がけてきました》とも述べています。
このほかポケットマネーでの支払いにも限界があるとも話しました。キャバクラやラウンジの利用については、自身は《場所を選べる立場》にないとしながらも《適切ではない》ともふりかえり、すべて返金すると表明しました」
奥下氏としてはきちっと釈明をした形だが、ネット上では《キャバクラやラウンジは困ると先方に伝えておくとかそういう場に呼ばれたら政治資金から払わなければいいだろ》《ポケットマネーでは限界というのは言い訳にしか聞こえない》など、疑問の声も少なくない。
こうした声が寄せられる理由を前出の政治部記者が続ける。
「日本維新の会は、自民党と連立を組む与党の立場にあります。さらに党として“身を切る改革”を掲げ、議員定数や議員報酬の削減、このほか現在は領収書が不要な議員一人あたり月額100万円が交付される文書通信交通滞在費の使徒公開、企業団体献金の禁止などを掲げています。こうした立場を取る政党の議員が、女性の接待を受ける飲食店を政治資金で利用していたとなれば、批判は免れないでしょう」
一人の政治家としてはもちろん、党の方針とも矛盾する奥下議員に対する厳しい声は止みそうにない。
「胎児も被害者」愛知県議会が意見書可決へ…妊婦の事故受け、国に法改正向けた議論求める
愛知県一宮市で5月、妊娠9か月の女性(31)が車にはねられて死亡し、事故後に生まれた長女が意識不明となっている事故を受け、同県議会で、事故などで死傷した胎児も被害者と認めるよう訴える意見書が可決される見通しとなった。国に対し、法改正に向けた議論を求める内容。刑法で胎児は「人」とみなされておらず、可決されれば全国初という。
事故では研谷(とぎたに)沙也香さんが後ろから来た車にはねられて死亡した。約1時間半後に帝王切開で生まれた長女・日七未(ひなみ)ちゃんは脳に重いダメージを負い、人工呼吸器が外せない状態だ。
車を運転していた同市の無職、女性被告(50)は研谷さんへの自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)に問われ、公判中。家族は日七未ちゃんに対する刑事責任も問うよう求めており、オンラインでは同法の適用を求める13万筆超の署名が集まった。だが、名古屋地検は日七未ちゃんへの同法違反(過失運転致傷)適用は断念した。
意見書では、死傷した胎児を被害者として認めるほか、交通事故などで胎児が出生後に死傷した場合について、処罰規定を見直すことなどを求める方針。県議会の第2会派「あいち民主」が意見書をまとめ、18日の本会議最終日に提出し、可決される見通し。
「玄関から1分先」で姉・めぐみは消えた 横田拓也さん「これは”横田家のつらい話”ではない」 拉致を我が事として考えるということ【北朝鮮人権侵害問題啓発週間・全4回連載①】
政府は、拉致問題など北朝鮮による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため、毎年12月10日からの1週間を「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定めている。
この「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」を前に、福岡県直方市で「北朝鮮よ、姉横田めぐみを帰せ!」と題した講演会が開かれた。
登壇したのは拉致被害者・横田めぐみさんの弟・横田拓也さん(57)。
横田めぐみさん(当時13)は中学1年だった1977年11月15日夕方、部活動を終えて中学校から帰宅する途中、海岸から数百メートル離れた地点で友人と別れた後、北朝鮮の工作員に拉致された。
当時、拓也さんは9歳だった。
姉が拉致されてから48年。
父・滋さんを含め、多くの親世代が他界してしまう中、拓也さんは「北朝鮮による拉致被害者家族会」の代表として、多くの人が拉致問題を自分の問題と捉えてもらうため声を上げ続けている。
※【北朝鮮人権侵害問題啓発週間】全4回連載①
「拉致の真逆にあるもの」 平和・人権・自由という見えない恩恵
横田拓也さんはまず、拉致という言葉の対極にあるものは何かと問いかけた。
横田拓也さん
「それは平和とか人権とか自由というものです。私たちは普段この平和・人権・自由というものはほぼ何の意識もせずに恩恵を受けているんじゃないかなと思います」
服や目の前のマイクに触れても分からない。
見えないものによって、私たちは人間らしく、家族の姿を保ちながら平穏な日常を送れている。
その真逆にあるのが、理不尽な人権侵害である拉致問題だと拓也さんは強調した。
横田拓也さん
「これから話をする内容というのは、横田家の話で言うと48年前という大変遠い昔の話ではありますけども、歴史の話をしているわけではないということです。現在進行形の人権侵害問題であるということを是非改めて分かって耳を傾けて欲しいと思っています」
そして、これは「横田さんの家の辛い話」ではなく、我が事として、自分だったら、自分の家族だったらどう受け止めるのかという視点で聞いてほしいと語った。
13歳の少女が住宅街から消えた日
スクリーンには、広島時代の横田家の家族写真が映し出された。
父・滋さんがカメラ趣味で撮影したもので、父は写っていない。
日常の家族旅行や記念写真。どの家庭にもあるような、当たり前の風景だ。
横田拓也さん
「こうした当たり前の日常が一瞬にして奪われたということをある連動性を皆さんの我が事としてこの写真を見てほしいと思っています」
拉致される1年前ごろのめぐみさん。
バレエダンスを習っていて、つま先立ちをして父に必死におませな姿を見せている。
家族愛に満ちた一枚だ。
新潟市の地図が示された。
海に近い、普通の住宅街だった。
横田拓也さん
「よくテレビでやってるような、ポツンと森の中に一軒家みたいな誰もいないそういった場所ではなくて本当に普通の住宅街、人通りがある、車が通っている。そうしたところでやすやすと工作員が入ってきて私たちと同じ同胞の日本人、特に子供が拉致されたわけです」
中学校から自宅までの通学路は、大人の足で約6分から7分。
自宅から海まではわずか3分から4分。
めぐみさんが拉致されたのは、おそらく自宅から約1分の距離のどこか。
玄関から1分先。
それは、警察犬がにおいを見失った場所だった。
横田拓也さん
「皆さんの、玄関から1分先をイメージしていただければいいと思うんですがそういった当たり前の生活圏の中で拉致されて、今48年以上苦しい時間が過ぎてるというわけです」
「この目、こんな表情1回も見たことありません」北朝鮮でのめぐみさんの写真
スクリーンに、北朝鮮国内で撮影されためぐみさんの写真が映し出された。
拉致された翌日なのか、10日後なのか、1か月後なのかは分からない。
13歳、寂しい表情と目。
横田拓也さん
「このような寂しい表情、この目、こんな表情1回も見たことありません。この目から私は皆さんに改めて問いたいのは何を訴えかけてるかということをそれぞれ皆さんの心の中で言葉に転換してほしいんです」
拓也さんは、もし自分が暴力的に拉致されて絶望に陥り、写真を撮るから座りなさいと言われてそこに座っているとしたら、「助けてほしい」「誰か来て」「お父さん、お母さん、私はここにいる」「なんで私はここに座らされているの?」と心の中で訴えていると思うと語った。
「扉を開けて」「お父さん」「お母さん」 船底に響いた叫び
北朝鮮から脱北した元工作員との面会で聞いた話が紹介された。
めぐみさんは、北朝鮮の工作船の船底に鍵のかかった部屋に閉じ込められ、何時間も船酔いしながら清津という港まで連れて行かれた。
横田拓也さん
「ずっと部屋の中から『扉を開けて』『ドアを開けて』『お父さん』『お母さん』と泣き叫んでいた。ということです。清津の港に着いた時にはめぐみの指先が血で染まっていたということを、その元工作員の方から聞きました」
拓也さんは、57歳の男性である自分でも今そうした恐怖に陥れば絶望と恐怖しかない。
13歳のめぐみさんがどれだけ苦しかったかと思うと悔しくて怒りしかないと語った。
横田拓也さん
「そんな苦しい思いを想像した時に皆さんが冷静に問題を捉えていっていいのかということをもう1回考えて欲しいと思います。皆さんの大切なお子さんが同じような思いをした時に私たち大人が冷静な気持ちでいていいのかと怒らなくちゃいけないんじゃないかということを今の話の中から是非考えて欲しいと思います」
13歳で拉致されためぐみさん 現在61歳に
日本政府が認定している拉致被害者は17人。
5人が帰国し、残りは帰国できていない。
警察庁が拉致の可能性が濃厚であるとしている人数は871人。
全員が拉致被害者かどうかは分からないが、おそらく数百人規模、300人規模の方が確実に拉致されていると拓也さんは指摘した。
13歳で拉致されためぐみさんは、10月5日に61歳になった。
11月15日で拉致から48年だ。
横田拓也さん
「母・早紀江や私、そして弟の哲也は、めぐみの姿は今皆さんご覧になっているめぐみちゃんっていう頃の小さい13歳のままで止まっています。61歳のめぐみの容姿、顔、表情思い浮かべてご覧と言われてもできないんですね」
めぐみさんに会えるのは思い出や夢の中だけ。
本当に生きているのだろうか、元気だろうかと毎日考えている。
今も続く、北朝鮮国内の過酷な現実
北朝鮮国内の現実は過酷だ。
絶望的なほどの食料難。
電気が通っていない。
帰国した蓮池さんから聞いた話では、寒すぎて布団をちくわのように巻いて、家族全員が団子のように連なって暖を取っていたという。
曽我ひとみさんからは、配給された米の袋に砂利や砂が入っていて、研いだら泥水になってしまった、中身が抜かれていたという話を聞いた。
表現の自由、発言の自由、宗教の自由、集会の自由、移動の自由。
私たちが当たり前に享受しているすべてが禁じられている。
とりわけ、拉致被害者は逃げる自由さえ許されていない。
医療の恩恵も受けられない。
新型コロナウイルスのワクチンを運ぶ低温物流もない。
毎日が必死で生き抜く日々だ。
横田拓也さん
「その中で私の姉めぐみがですね、生活をしている現状があるということです」
横田拓也さんの講演は全4回の連載です。「玄関から1分先」で姉・めぐみは消えた 横田拓也さん「これは”横田家のつらい話”ではない」 拉致を我が事として考えるということ【北朝鮮人権侵害問題啓発週間・全4回連載①】
《“闇バイト”連続強盗》「処世術やカリスマ性」でトップ1%の “エリート模範囚” に…元服役囚が明かす指示役・福地紘人容疑者(26)の服役少年時代「タイマン張ったら死んじゃった」
昨年、首都圏で多発した”闇バイト強盗”の指示役として犯行に関わったとして12月5日、逮捕された福地紘人容疑者(26)。逮捕を受けて、過去にこの男と「同じ少年刑務所にいた」というある男性はこう言った。
「福地さんは傷害致死で服役していると言っていました。聞くと、『地元の先輩にけしかけられて、タイマン張ったら相手が死んじゃった』と。刑期明けの前には『もう悪いことはしない』とも言っていたのに……」
しかし、この宣言は覆された。「エリート模範囚だった」という福地容疑者は社会復帰した数年後、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)として犯罪に手を染めることになる。
大手紙の警視庁担当記者が事件について話す。
「昨年8月から年末にかけ、18件起きた強盗事件のうち、千葉県市川市の50代女性を襲って現金などを奪った事案の指示役として、福地紘人容疑者ら4人が逮捕された。被疑者らは知人とみられていますが、出生地などもばらばら。関係性についてはまだ詳しくわかっていません。
5日、警視庁の親家和仁刑事部長はじめ、合同捜査に加わった3県警の担当課長も出席する異例の記者会見が行われ、捜査の経緯などを説明。『殺人事件に発展するケースもあり、多くの国民が不安を覚えることになった』などと事件の凶悪性を強調した上で、『トクリュウに対しては警察が”強い姿勢”で臨んでいることを示したく、会見を行った』と言及しました」
福地容疑者を含む容疑者4名はいずれも20代。”実行役”に犯行の指示を出し、事件を主導した主犯格とみられている。
「今回の事件に限らず、闇バイトの加害者になるのは10代後半から20代の若者が多い。関係者はSNSや高秘匿性アプリを使った”ゆるい繋がり”をもち、お互いに初対面のまま犯罪に手を染めることもあります。従来の組織犯罪に比べ、犯人らの関係性が希薄であることから検挙の難易度が高いと言われている。そういった意味で福地容疑者らの逮捕は、大きな一歩といえます」(同前)
NEWSポストセブンはこうしたトクリュウ犯罪の特性や社会的意義を鑑みて、冒頭で触れた福地容疑者の”過去の罪”について報じることとする。
「トクリュウ指示役」の原点とは
福地容疑者は1991年3月、茨城県常陸太田市で生まれた。男は中学校を卒業した頃から、10数人の不良グループに属しており、地元では札付きの”ワル”として有名だったという。
事件が起きたのは2015年6月のことだ。前出とは別の大手紙社会部記者が解説する。
中国駐日大使、Xに報道官の“麻生太郎氏糾弾発言”を掲載「この日本の政治屋の発言は…」
中国の呉江浩駐日大使が9日夜、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の麻生太郎氏に関する、中国外務省報道官のコメントを掲載した。
呉氏は、会見における、現地記者と外務省報道官のやり取りをポスト。「記者:自民党の麻生太郎副総裁は、日本の高市早苗首相の台湾関連発言について、その姿勢を支持する発言を行った。これについて中国側のコメントは」という記者の質問を記した後、「外交部報道官:この日本の政治屋の発言は、高市首相およびその背後にいる日本の右翼勢力が依然として情勢を見誤り、反省せず、国内外からの批判に耳を貸さず、他国の内政干渉や武力による威嚇といった行為を軽く扱い、白黒を逆転させ、是非を顧みず、国際法や国際関係の基本原則に対する最低限の尊重すら示さず、紛争を煽って対立を引き起こし、戦後の国際秩序を打破し、日本の軍国主義を復活させようとする意図を露呈している。アジアの近隣諸国と国際社会は共に、この動きに対して高い警戒心を持つべきである」とのコメントを投稿した。
さらにこの報道官の話として「特に指摘すべきは、このような中国を挑発する行為は、注目を集め、民意を騙し取るための卑劣で非常に危険な手段だということだ。我々は日本側に、真摯に反省し、高市首相の誤った発言を直ちに撤回するよう促す。これ以上火遊びを続け、誤った道をさらに進むことのないよう忠告する」と続けた。
この投稿に対し「台湾からは地震のお見舞いの言葉、中国からは日本批判」「アジアの近隣諸国が警戒しまくってるのはお前らだろ」「それ、『日本』を『中国』に書き換えたら大変素晴らしい日記になると思います」「誰が挑発し、誰が民意を騙そうとしているのか、聡明な中国人民は気づいていると思うよ」「君達はウイグルやチベットへの行動を反省せよ」「中国は自らの異常性を喧伝して何がしたいん?」「警戒???それはあんたの方よ!」などとツッコミや反論を含めたさまざまな声が寄せられている。
麻生氏は3日に都内の会合で、高市首相が台湾有事が「存立危機事態になり得る」と発言し、中国が反発していることについて「中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい。今まで通りのことを具体的に言っただけで何が悪いのかという態度で臨んでおり、大変喜ばしい」などと言及。高市首相の発言を問題視しない意向を示していた。