道頓堀のシンボル・大阪松竹座、閉館から一転存続へ…大阪府・市と協議し形を変えて劇場の運営継続

大阪・ミナミの道頓堀で100年にわたり、文化・芸能の発信拠点だった大阪松竹座(大阪市中央区)について、松竹が、形を変えて劇場の運営を継続することを決めた。松竹が近く発表する。関係者が明らかにした。今年5月の公演を最後に閉館する方針を発表していた。
関係者によると、文化芸能の発信拠点としての価値を踏まえて大阪府、大阪市と協議を重ね、存続する方針を決めたという。
大阪松竹座は1923年(大正12年)、松竹創業者の一人、白井松次郎の発案で建設され、ネオ・ルネサンス様式のアーチ形の外観は「道頓堀の凱旋(がいせん)門」と呼ばれた。松竹楽劇部(現・OSK日本歌劇団)のレビューなどの舞台実演と外国映画の上映を組み合わせた斬新な興行で話題を集めた。
現在の建物は鉄筋コンクリート地下2階、地上8階建て。地下には飲食店などが入り、劇場は1~5階部分で客席は1033席。歌舞伎、松竹新喜劇、現代劇、落語会など年間約20公演が開催されてきたが、松竹は昨年8月、設備の老朽化を理由に閉館を発表した。

医療製品の安定供給確保で対策本部を初開催 中東情勢の緊迫化を受け 厚生労働大臣「アジア各国の原油不足で長期的な供給に懸念」 政府

中東情勢の緊迫化を受け、政府は、石油由来の素材で作られる医療製品の安定供給を確保するため、初めて対策本部を開きました。
上野厚生労働大臣は「アジア各国における原油不足で、長期的な供給に懸念が生じている」などとしています。
中東情勢の緊迫化で、プラスチックの原料となる石油製品「ナフサ」などの供給不安が出るなか、政府はきょう、医薬品や医療機器などを確保するための対策本部を初めて開きました。
厚生労働省などによりますと、人工透析に使うチューブなどの「透析回路」や、手術中に使う廃液容器などで、長期的な供給に懸念が生じているということです。
厚労省と経済産業者は、製造業者などの状況を確認しながら、材料の調達先への協力を要請していくとしています。
上野厚労大臣は「ただちに供給が滞る報告は受けていない」としたうえで、「アジア各国における原油不足で、長期的な供給に懸念が生じている情報が寄せられている」と説明しました。
赤沢経済産業大臣は、「事態の長期化を見据えて、あらゆる可能性を排除することなく、対応していくことが不可欠になる」などと話しました。

中道・小川代表、「亡くなった方の資産の一部が、若い世代に還元」提言が波紋

中道改革連合の小川淳也代表が2026年3月30日にXを更新。「小川改革」として、亡くなった方の資産を「若い世代に還元」するシステムに関する議論を党内外で行うと宣言し、波紋が広がっている。
「世代循環型の資産による支え合いみたいなシステム」
小川氏はXで、「小川改革のポイントは?」とつづり、ニュースサイト「AERA DIGITAL」に掲載されている自身のインタビュー記事を投稿。
インタビューでは「後世に残したいもの」について語っていたが、小川氏はポストで、「今、亡くなった方の資産のほとんどが自分の子どもに行っていますが、もし、亡くなった方の資産の一部が、若い世代に還元される――といった世代循環型の資産による支え合いみたいなシステムがあれば、可能性が出てきます」と、高齢者にも若い世代を支えてもらうという仕組みについて提案。
さらに小川氏は、「それらをトータルでパッケージとして、見直さなければならない」とし、「そうした議論を党内外で、本格的にしていきます」とコメントしていた。
しかし、このポストには、「小川さん、それ共産主義って言うんですよ」「子どもたちのためにと必死で残してるのに、なんで赤の他人に渡されるの?」「さんざん納税させといて、残した資産まで奪うの?」という批判的な声が多く集まっている。

【小川改革のポイントは???】 「さらに言えば今、亡くなった方の資産のほとんどが自分の子どもに行っていますが、もし、亡くなった方の資産の一部が、若い世代に還元される――といった世代循環型の資産による支え合いみたいなシステムがあれば、可能性が出てきます。…

辺野古沖転覆事故 下見で実際には辺野古に訪れず 同志社国際高校

沖縄県名護市の辺野古沖で船が転覆し、高校生ら2人が死亡した事故で、学校は去年の下見で、実際には辺野古を訪れていなかったことが新たにわかりました。
16日、辺野古沖で修学旅行中の同志社国際高校の生徒らを乗せた2隻の船が転覆し、2年生の武石知華さん(17)と船長の金井創さん(71)が死亡しました。
去年8月、教師らが修学旅行の下見で沖縄に向かったものの、沖縄県内の教会で金井さんと打合せをしたのみで、辺野古に行っていなかったことが学校への取材でわかりました。
学校は17日の会見では、教師の下見について「(船に)実際に乗ることもあるが、今年は乗っていないと聞いている」と説明していました。
学校は、保護者には先週の説明会で伝えたとしています。
事故をめぐる学校の対応では、事故当日、教頭や引率教師が波浪注意報の発表を把握せず同乗もしなかったことや、2隻の船の事業登録を確認していなかったことが明らかになっています。
高校を運営する「学校法人同志社」は、外部の専門家による第三者委員会を28日付で設置したとホームページで発表しました。

N党立花党首ら不起訴=ポスター代水増し、詐取疑い―神戸地検

昨年6月の兵庫県尼崎市議選で選挙ポスター代を市に水増して請求し、約48万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で書類送検された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(58)=元県議への名誉毀損(きそん)罪で起訴=や、同団体所属の福井完樹市議(54)ら3人について、神戸地検は31日、嫌疑不十分で不起訴とした。
地検は同日、昨年4月の同県赤穂市議選で同様の手口で金をだまし取ったとして、詐欺容疑で書類送検された立花被告と元候補者ら3人についても、嫌疑不十分で不起訴とした。 [時事通信社]

【解説】日の丸を破いたら“罪”に? 「国旗損壊罪」創設へ初会合【イチから確認 高市政策】

高市政権が進める政策や法案について、そのポイントをイチから確認していきます。自民党は31日、日本の国旗を損壊する行為を処罰するいわゆる「国旗損壊罪」の創設に向け初会合を開きました。今回は「国旗損壊罪」をめぐる議論について解説します。
日本には外国の国旗を傷つけた場合は罪になる法律があるんですが、日の丸にはないため、保守派の議員などから新たな法律が必要との声があがっていました。
主な論点は3つあります。
・「国旗」とは何をさす?
・「損壊」とはどんな行為?
・罰則について
まず、ひとつめは「国旗」とは何をさすかです。日本の国旗は私たちのよく知る「日の丸」です。実は、「日の丸」は法律で縦と横の比率などが厳密に決められていて、「白地」に赤い部分は「紅色」と定められているんです。そのため、法律上はサイズや色が少しでも違えば「日の丸」とはみなされません。
今回の法案で、対象を厳密な「日の丸」だけに限るのか、対象を拡大し自作したものや、日の丸風のデザインなどまで含めるのか、慎重な議論が求められます。
――次のポイントは「損壊」とはどんな行為かです。スポーツの現場で日の丸を持って走ったりする選手がいますが、途中で落として汚したり、傷つけてしまった場合は罪になるんですか?
誤って傷つけてしまった場合は罪にはならない見通しです。一方で、「侮辱」する目的で損壊した場合は罪に問われる可能性があります。
ただ、アートやデジタル作品、さらには風刺的な表現などで「表現の自由」が「侮辱」とされてしまうことがないか、極めて慎重に議論することが求められます。
憲法学者である武蔵野美術大学の志田陽子教授は、「社会的につらい立場にある人の言葉は、乱暴になりやすく『侮辱』ととられかねない。これを処罰すれば個人の思想信条の自由に踏み込むことになる」と警鐘を鳴らしています。
会議の主要メンバーの議員からは、「『侮辱』かどうか客観的に判断できるようにする必要がある」との声があがっています。
――3つめのポイントは「罰則」です。法案には罰則がつくんでしょうか?
罰則については海外の事例も参考にする方針です。まず、ドイツ、中国、韓国などでは懲役や罰金が科されます。一方、アメリカは「罰金」などを科す法律がありますが、「表現の自由」を理由に違憲であるとの判決が出ています。また、イギリスやカナダにはこうした法律はありません。
自民党は、現状では罰則を設ける方向で議論を進める方針です。一方、国民民主党の玉木代表は「内心の自由は憲法上で最も保護される権利だ」としたうえで、罰則を科してまで今回の法律で何を守るのかと疑問を呈しています。
また、志田教授は「萎縮効果があり、政府に批判的な言論が抑えられてしまう懸念がある」と指摘しています。
政府・与党は今の国会での法案成立を目指していて、今後、議論が本格化する見通しです。

「周り巻き込んで死ぬ」=東京・池袋の女性刺殺で死亡の男―警視庁

東京都豊島区東池袋の商業施設でアルバイトの女性(21)が刺殺された事件で、元交際相手の職業不詳、広川大起容疑者(26)=死亡=が昨年12月にストーカー規制法違反容疑で逮捕された際、「周りを巻き込んで死ぬことを考えてしまう」という趣旨の供述をしていたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。
当時、果物ナイフを所持していたといい、警視庁は交際関係を解消された同容疑者が自暴自棄になり、女性を襲ったとみて調べている。
同庁によると、昨年12月25日、「元彼が付きまとってくる」と相談してきた女性を自宅に送り届けた際、広川容疑者が女性宅付近にいたためストーカー規制法違反容疑で逮捕した。近くに駐車していたレンタカーから果物ナイフを発見し、今年1月に銃刀法違反容疑で追送致した。
捜査関係者によると、同容疑者は逮捕後の調べに対し、「復縁したかった」「自殺を考えていた」と供述。さらに、「周りを巻き込んで死ぬことを考えてしまう」という趣旨の話をしていたという。
同容疑者は同30日に略式起訴され、罰金を支払って釈放された。
事件は3月26日夜、女性が働いていた商業施設「サンシャインシティ」内にある「ポケモンセンターメガトウキョー」で発生。同容疑者が女性や自らの首付近を果物ナイフで複数回刺し、いずれも死亡した。 [時事通信社]

“突風”か 枕崎市でビニールハウス17棟が倒壊 農家「がっくり」気象台が現地調査

全国的に春の嵐となった31日。枕崎市では、17棟のビニールハウスが倒壊するなどの被害が出ました。気象台は突風が吹いた可能性があるとみて、原因を調べています。
骨組みがゆがみ、潰れてしまったビニールハウス。風に飛ばされたのでしょうか、地面にはこれから旬を迎えるソラマメが。木も根元から折れてしまっています。
突風と見られる被害があったのは枕崎市。午前2時すぎに最大瞬間風速20.7メートルを観測し、これらの被害も未明に発生したと見られています。市によりますと、白沢西町とあけぼの町で計17棟のビニールハウスが倒壊し、屋根がはがれるなどの被害も。ケガ人はいませんでした。
(農家)
「がっくりだな。(生育が)だいぶ遅れると思う」
(農家)
「これから大きくなっていくのを楽しみにしていた。そしたら一晩でこんなでしょ」
31日午後には、鹿児島地方気象台の職員が現地を訪れ、被害状況の確認や原因の調査を行いました。
(鹿児島地方気象台・高田朋尚調査官)
「突風と思われる被害。季節の変わり目で。雨雲が発達したり積乱雲の通過でこういった現象が起こりやすい。必ずしもここだけではないので、どこでも起こってもおかしくない」
4月1日に詳しい結果を発表するということです。
4月1日も大気の状態が非常に不安定となる見込みで、種子島・屋久島地方と奄美地方は、竜巻などの激しい突風や激しい雨に注意が必要です。

京都・小5男児の行方不明から8日 消防団“捜索当初リュックなかった”

男の子が行方不明になった翌日から捜索する消防団長は「ある違和感」を覚えていました。29日に発見された男の子のリュックが捜索当初、同じ場所では見つかっていなかったことが新たに分かりました。
【画像】リュックの発見場所は?
男児不明から8日 捜索で違和感
捜索にあたる南丹市消防団長
野中大樹さん

「発見された所はもちろん捜索対象になっていて、何回も確認、捜索はしたはずだが、29日に発見されたということでショックなりいろいろあるが、複雑な気持ち」
京都府南丹市で行方不明になっている小学5年生の安達結希さん(11)。31日午前、捜索にあたる地元消防団長が取材に応じました。
「23日、今月の月曜日。卒業式に登校したはずの5年生児童が行方不明という情報を得たのは、翌日24日の午前10時前ですね。あらかじめ役付けの人には連絡しておいたが、すぐに10時ぐらいになったら消防団にも出動要請がかかって」

「当日は平日午前10時で、消防団員は仕事を持ちながらの活動なので。そしたら皆さん小学5年生

ということで、心配してまして。どうにか仕事を続けて当日206人の消防団員に集まってもらい、警察、消防署、消防団と合同の捜索チームを作り立ち上げて、それから園部中一円を捜索した」

「警察から情報をもらったのが『放課後児童クラブの校舎の前で降ろした後、一切の足取りがつかめません』『それで捜索をお願いしたいんです』と」
捜索は、どのように行われたのでしょうか。
「通行者や工事現場のガードマンとか、いろんな買い物をする所に『見かけなかったか』という声がけをしながら、午後3時30分ぐらいまでいたが何ひとつ手がかりなく」

「学校のすぐ校舎が北側にあるが、この山一帯を山狩りと、途中、防空壕(ごう)とか何カ所かあるので、その辺りも消防団員が洞窟の中に入っていって見たり。消防も入って見たりしているが、手がかりがなかった。初日は」
一度探した場所も、人を替え捜索したそうです。
「同じエリアを、今度は目を変えるのに担当した地域を変えながら捜索。目が変わればまた見る時も変わるということで、自宅周辺も含め捜索を重点的にしたが。まして、これから農業用水としてためている池まで抜いてもらって、もしはまっていたらいけないということで。それでも何も手がかりなく

28日を終えたところです」
日曜日に手がかりが…
消防の捜索が手詰まりとなる中、大きな手がかりが見つかったのは29日。親族が黄色いリュックを発見します。発見した場所は山間の道路付近で、消防団が初日から捜索していた場所だということです。
警察から、リュックが発見された詳細な場所も聞いたそうです。見つかったのは、小学校から北西およそ3.5キロにある山間。
「(Q.親族がリュックを発見した)3日間出動した(24・25・28日)。発見された場所は捜索対象。何回も確認・捜索はしたはず。29日の(リュック)発見は若干の違和感・ショック。複雑」

「(Q.リュックが見つかった『山中』とは)私も現場近くまで行った。林道から見える範囲じゃないか。道路から見える範囲。親族が見つけたのは道路上から」

「こういう(草木の)緑の中で黄色は目立つ。黄色いリュックという情報で捜索しているので、消防団員が見かけたら必ず発見していたと思う。2、3回行って発見できず、29日に親族が発見。ショックでもある。同じエリアは何回も(捜索に)行った」
建物も少なくなり、隣町へ続く交通量の少ない道路となっています。
近隣住民

「朝晩は結構通り抜けしている」

「(Q.街灯などは…)何もない。真っ暗。(通るのは)地域の人が多い」
当初見当たらなかったリュックが6日目に見つかったことは、何を意味するのでしょうか。
元警視庁刑事 吉川祐二氏

「以前にも、このような件はある。前日、見た所で証拠品・遺留品が発見されるパターンはある。本人の意思、第三者の介在、可能性は非常に高い。いいかえれば事件性も強くなっている」
見つかった場所が山深い場所ではないことは、どういう意味があるのでしょうか。
「これは本人ではなく第三者が介在しているなら、何らかの形で急きょ遺留しなければならない。通行人・車が来たことが考えられる。遺留した人、本人も含めて、違和感がある動きがある」
電車・バスに乗った形跡は
安達さんは23日朝、父親に小学校付近にある駐車場まで車で送り届けられた後、行方が分からなくなりました。
野中さん

「(Q.親御さんには会った?)捜索する前に『お願いします』と。5つの班分けした中に、お二人がそこの班ごとに『お願いします』と頭を下げてまわっていた。早く見つけてほしい。それしかない。普段『訓練はやめておこう』という団員まですぐ駆け付けた。やっぱり人の命は大事なので」
安達さんの足取りについて、もう一つ分かったことがあります。警察への取材で、安達さんは電車やバスに乗った姿が確認されていないことが分かりました。
「今、全然情報もなく突然失踪みたいな形になって、親御さんだけでなく南丹市民も今不安だらけだと思う。一日も早く保護され、元気な姿を見せてほしい」
情報提供:京都府南丹警察署
0771-62-0110
(2026年3月31日放送分より)

青森知事、再処理工場の審査遅れ指摘 使用済み核燃料搬入認めず

原発から出る使用済み核燃料を一時保管する青森県むつ市の中間貯蔵施設を巡り、青森県の宮下宗一郎知事は31日、2026年度分の核燃料の搬入を容認しない方針を明らかにした。26年度は東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から使用済み核燃料60トンを搬入する計画だが、実施できなくなる可能性がある。
中間貯蔵施設は、原発の敷地外で、使用済み核燃料を再処理するまで保管する国内唯一の施設。
宮下知事は報道各社に、最長50年間の保管後に搬出先となる日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)に関して原子力規制委員会の審査が遅れていると指摘。再処理という“出口”が見えない限り「なし崩し的に使用済み核燃料が搬入される環境を作るわけにはいかない」と述べた。また「(再処理工場の審査が)のびのびになっていることが、核燃料サイクル全体に大きな影響を及ぼしている」と日本原燃を批判した。
日本原燃は当初、規制委の審査会合での説明を25年11月に終了できると見込んでいたが、現時点で終わっていない。今後、審査に進展があった場合について宮下知事は「仮定の話に申し上げることはない」と述べるにとどめた。
中間貯蔵施設は「リサイクル燃料貯蔵(RFS)」が運営し、東電と日本原子力発電の原発から出る使用済み核燃料を保管する。24年に稼働し、これまでに36トンを受け入れている。
搬入を認めるかどうかについて、県は毎年度、再処理事業などの実施環境を確認した上で判断する取り決めを国と結んでいる。県の判断に法的拘束力はないが、原子力事業者は県の同意を重視している。
日本原燃は31日、規制委への説明を「あと2回で終了し、見通しをつけられるよう取り組む」とするコメントを出した。【足立旬子、米江貴史】