大丈夫なのか。
「風邪の疑い」で12日夜の外交日程をキャンセルした高市首相。この日、午後6時過ぎに衆院予算委員会の集中審議を終えたが、気分が悪かったのか、自席から1分程度立ち上がれず、そのまま公邸の医務官の診察を受け休養した。
その後、回復したそうで、13日は定例閣議や衆院予算委に出席。元気そうだったが、今回の一件で永田町では高市の健康不安説が飛び交っている。
■関節リウマチで「立ち上がるのがしんどい」
「立ち上がれなかったのは風邪ではなく、持病の関節リウマチのせいかもしれません」と言うのは、ある永田町関係者。
「高市さんが2019年に総務大臣に就任した際、挨拶させてもらったことがあるのですが、大臣室にお邪魔すると、高市さんは椅子に座ったまま。リウマチで筋肉がこわばってしまうようで『立ち上がるのがしんどくて……。座ったままでごめんなさいね』と申し訳なさそうでした。かなり深刻なんだと、こちらが心配になるくらいでした」
風邪どころではない可能性があるわけだが、その一方でこんな見方もある。
「総理が参加をキャンセルしたのは、ペルシャ湾岸6カ国でつくる湾岸協力会議加盟国であるサウジアラビアなどの駐日大使との面会と、イスラム諸国の大使との夕食会でした。参加国の一部は、現下の米イスラエルとイランの戦争で、イラン側から攻撃に遭っている。高市総理はトランプ米大統領との会談を控える中、彼らを前にしてイラン批判を展開すべきなのか、それとも米イスラエル側と距離を取るべきなのか。判断が極めて難しい。仮病とは言わないが、総理はあえて出席を避けたのでは、とみられているのです」(官邸事情通)
いずれにせよ、総理総裁の器には疑問符が付く。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。
「体調がすぐれないことは誰しもありますし、気の毒だと思います。ただ、高市首相は総理大臣という『究極の公人』ですから、体調管理も職務のうちでしょう。体調を整え、多くの会合やイベントに参加することに大きな意味がある。特に、今回、イスラム諸国の駐日大使との夕食会『イフタール』は、イスラム教の断食月『ラマダン』明けの食事で、非常におめでたい席です。そうした場に顔を出し、首相自ら大使らを接遇することで各国との絆も深まる。外交上のメリットが期待できる場面です。特に、今は米イスラエルのイラン攻撃によって、中東からの原油輸入が困難な状況になっているわけですから、中東の産油国との関係維持は極めて重要。『働いて働いて……』などと言っていましたが、体調管理をより徹底すべきではないでしょうか」
「ワークライフバランスという言葉を捨てる」とも言っていた高市首相。それで体調を崩し、重要な機会を逸したのだとしたら、どうしようもない話だ。
◇ ◇ ◇
施政方針演説で公約にもない「裁量労働制」を急きょねじ込んだ高市首相。柔軟な働き方とは何を意味するのか…。関連記事【もっと読む】でも詳しく報じている。
福島処理水で生物変異と偽情報 中国SNS、AIで作成か
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、海から変異した巨大生物が見つかったなどとする偽情報が少なくとも19本、中国や台湾の交流サイト(SNS)で拡散していたことが14日、台湾の民間非営利団体「台湾ファクトチェックセンター」への取材で分かった。生成人工知能(AI)で作ったとみられる動画もあり、これらを偽情報と判定。中国から発信された可能性がある。
担当者は「偽情報を流すことで日本に対する不信感をあおり、日本と台湾の分断を深めようとしている」と注意を呼びかけている。
センターによると、2024年9月、中国のSNSで「日本の核廃水を含む海域で変異生物が発見された」という内容の投稿を確認した。10メートルほどのタコやロブスターに似た生物が漁船に捕獲されている約30秒の動画が付いていた。その後台湾でも動画が拡散した。
センターが調べると、同様の巨大生物が見つかったという事実は確認できなかった。動画に映っている人の手が生き物の一部と一体化しているほか、生物が宙に浮くなど不自然な点があった。
北朝鮮、複数の弾道ミサイル発射…日本のEEZ外の日本海に落下 防衛省
防衛省によりますと、14日午後1時半前、北朝鮮から複数の弾道ミサイルが発射されましたが、日本のEEZ=排他的経済水域の外の日本海に落下したということです。
防衛省によると午後1時24分ごろ、複数の弾道ミサイルが北朝鮮西岸付近から発射されました。ミサイルはおよそ340キロ飛んで、日本のEEZの外の日本海に落下したということです。韓国軍によると、ミサイルは北朝鮮の首都・平壌付近から発射され、およそ10発だったということです。
小泉防衛相
「現時点で被害につきましては、我が国の航空機や船舶等に被害が発生してるとの情報には接しておりません」
小泉防衛相は、発射を受けてアメリカや韓国などと緊密に連携しつつ、情報収集や警戒・監視に万全を期すよう指示したことを明らかにしています。
柏崎刈羽原発6号機で漏電警報 調査のため発送電を停止 今月18日予定の営業運転開始は遅れる見通し≪新潟≫
柏崎刈羽原発6号機で漏電を知らせる警報が作動したことから東京電力は14日、調査のため発電と送電を停止しました。
ことし1月に約14年ぶりに再稼働した柏崎刈羽原発6号機。
営業運転に向けて準備が進む中、今月12日、発電機から電気がわずかに地面へ漏れ出ていることを示す警報が作動したということです。
東京電力は詳しい調査を行うため、14日午後0時半頃に6号機の発電と送電を停止。原子炉に異常はなく、出力を下げて運転を続けながら調査を行うということです。
<柏崎刈羽原発 菊川浩ユニット所長>
「人身安全を考慮しまして、発電機を止めて、電気の流れていない状態で調査する必要があると判断。まずはプラントを安全な状態にするのが我々に与えられている使命」
今月18日に予定していた営業運転の開始は遅れる見通しです。
【スピード違反】検挙され免停の八代市・小野泰輔市長「あおり運転され冷静になれず」と釈明
高速道での法定速度違反で運転免許の停止処分を受けたことを発表した熊本県八代市の小野泰輔市長。14日に記者会見を開き、「あおり運転をされて冷静になれなかった」と説明しました。
■八代市・小野泰輔市長
「心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
2025年12月18日、九州自動車道で法定速度100キロの区間を152キロで走行したとして、スピード違反で検挙された小野市長。
熊本市内から自家用車で登庁する際、後ろの車にあおられたのが原因と釈明しました。
■八代市・小野泰輔市長
「追い越し車線を走行して追い越した後に左に入ったが、その後にちょっと追いかけられた。私もそれに対してイラッとした気持ちがあってアクセルを強く踏んでしまった」
「しっかり反省すべきことは反省して、いま八代でやらなくてはいけないことがたくさんあるため、それをひたむきにやっていく」
小野市長は、自らの給料を4月から2か月間50%減額する条例を市議会に提出する方針です。
日野町事件の遺族「警察に憤り」 再審決定後初めて現場訪問
滋賀県日野町で1984年、酒店経営の女性=当時(69)=が殺害され手提げ金庫が奪われた「日野町事件」で、服役中に75歳で病死した阪原弘さんの長男弘次さん(64)が14日、再審開始決定後初めて同町の現場を訪れた。「無実の人間を犯罪者にした警察に憤りを感じる」と改めて語った。
阪原さんは強盗殺人罪で無期懲役が確定したが、2月に再審開始が決まった。無罪の公算が大きいが、検察側が有罪立証をするかどうかが焦点となっている。再審公判に向けた裁判官、検察側、弁護側の第1回3者協議が今月25日に開かれる。
再審請求審では、警察による引き当て捜査の際に撮影された写真のネガが証拠開示され、捜査に誘導があった可能性が浮上した。
阪原さんは88年に逮捕された。無罪を主張したが、95年に大津地裁が無期懲役判決を言い渡し、その後確定。2001年に再審請求したが、11年3月に病死した。遺族が再び再審請求し、今年2月に最高裁が再審開始を認めた。
鈴木自民幹事長「強引ではない」=「数の横暴」批判に反論
自民党の鈴木俊一幹事長は14日、盛岡市内で開かれた党岩手県連の会合であいさつし、2026年度予算案を異例のスピード審議で衆院通過させたことが「数の横暴」などと野党の反発を招いていることに触れ、「必ずしも批判は当たらない。決して強引ではない」と反論した。
鈴木氏は、衆院予算委員会では野党の質問時間を「2対8」や「1対9」の割合で多く割り振ったと指摘。「予算案をしっかり年度内に成立させ、併せて野党に手厚く審議時間を与える。この両立を狙った対応だった」と説明した。 [時事通信社]
中東から帰国希望の日本人、全員の退避が完了…チャーター機第6便が成田空港に到着
中東情勢の悪化を受け、日本政府が邦人退避のために手配したチャーター機の第6便が14日、サウジアラビアの首都リヤドから成田空港に到着した。第6便には邦人ら220人と台湾人2人が搭乗し、中東から帰国を希望した全ての邦人の退避が完了した。
チャーター機の利用者は累計で邦人ら1086人、韓国人ら16人、台湾人2人の計1104人になった。外務省は追加のチャーター機について「当面は予定していない」としている。
高市首相は14日、自身のX(旧ツイッター)に「現地の情勢の推移を注視し、邦人の安全確保に必要なあらゆる対応をとっていく」と投稿した。
上野厚労相「風化させない」=薬害エイズ和解30年で集会―東京
非加熱製剤でエイズウイルス(HIV)に感染した血友病患者らが、国と製薬会社を訴えた訴訟が和解して30年となることを記念した集会が14日、東京都内で開かれた。上野賢一郎厚生労働相が出席し、「悲惨な被害を風化させず、再び発生させることのないよう、安全性・有効性の確保に最善の努力を重ねていくことを誓う」と語った。
東京の原告団代表の後藤智己さん(53)は開会のあいさつで、「被害者が元の生活を送れるようにするには、社会福祉の面で課題があり、救済の在り方を見直す必要がある」と訴えた。
集会には被害者や遺族ら約320人が出席。これまでに亡くなった700人以上の被害者に黙とうをささげ、献花した。
弁護団や遺族らが裁判の経緯や当時の思いなどを振り返った。和解後に17歳の息子を亡くした佐藤隆さんは「命を守るはずの薬で、未来が奪われることへの猛烈な怒りは30年たった今も胸を去ることはない」と悲痛な思いを明かした。 [時事通信社]
公明代表、中道合流に意欲=統一地方選は独自候補擁立
公明党は14日、臨時党大会を東京都内の公明会館で開いた。竹谷とし子代表は「公明は中道改革連合への合流を前提として、立憲民主党との間で丁寧に交渉を進めている」と述べ、将来の中道合流に前向きな考えを表明。ただ、当面は合流を見合わせ、来年春の統一地方選は独自候補を擁立して戦う方針を示した。
竹谷氏は中道が先の衆院選の比例代表で1000万票超を得たことに触れ、「国民の大きな期待の表れにほかならない」と指摘。異例の早さでの2026年度予算案の衆院通過を与党の「数の横暴」と非難し、「巨大与党による強引な政権運営を監視するためにも日本政治のど真ん中で中道の固まりを大きく育てることが重要だ」と強調した。
統一地方選への対応に関しては「公明は公明、立民は立民として、中道の固まりを最大化するため、それぞれ臨む」と説明。時間的な制約や首長との協力関係を理由に挙げた。一方で公明、立民両党の都道府県組織間で協議体制を構築し、空白区での協力を模索していく考えも示した。
党大会では斉藤鉄夫前代表の中道参加を受けて緊急登板した竹谷氏が代表に正式な形で選出された。中道の小川淳也、立民の水岡俊一両代表も駆け付け、小川氏は「3党の信頼の絆は日本政治にとって国家的なインフラだ」と連携を訴えた。 [時事通信社]