元長野県議、二審も懲役19年=妻殺害、無罪主張退ける―東京高裁

長野県塩尻市の自宅で2021年9月、会社役員の妻=当時(47)=を殺害したとして、殺人罪に問われた元県議丸山大輔被告(51)の控訴審判決が1日、東京高裁であった。辻川靖夫裁判長は懲役19年とした一審長野地裁判決を支持し、弁護側控訴を棄却した。弁護側は即日上告した。
丸山被告は一審に続き無罪を主張していた。
一審判決は、丸山被告の車とよく似た車が議員会館と現場を往復した様子が防犯カメラ映像に映っていたことなどから、被告を犯人と認定した。弁護側は映像についての検討が不十分などと訴えたが、辻川裁判長は「被告が犯人だと推認した判断が不合理とは言えない」と述べ、一審の結論に誤りはないと判断した。
一、二審判決によると、丸山被告は21年9月29日未明、塩尻市の自宅で、妻希美さんの首を圧迫し、窒息死させた。 [時事通信社]

人気の“中国朝市”経営者らを不法就労助長の疑いで逮捕 朝市周辺で常態化していた「路上駐車」の取締り過程で発覚

元技能実習生を違法に働かせていたとして、大東市で人気の中国朝市の経営者らを逮捕です。
不法就労助長の疑いで逮捕されたのは、大阪府大東市の中国物産店「華龍食品」の従業員・上條裕基容疑者(33)と、母親で経営者の亜希子容疑者(59)です。
警察によりますと、上條容疑者らはおととし3月から9月にかけて、不法残留の元技能実習生ら複数の中国人(20~30代)を店で違法に働かせた疑いがもたれています。
今回摘発された大東市の「華龍食品」は、毎週日曜日の早朝に朝市を開催。中国の伝統料理などを食べることができ、府外からも客が訪れるほどの人気スポットとなっていました。しかし、こんな問題も…
(記者リポート)「午前4時50分すぎです。朝市の前の路上では車が並んでいるのが確認できまして、片側の車線をふさいでいるようにも見えます」
周辺で、朝市目当ての客らによる違法な路上駐車が常態化していたのです。朝市とは関係のない店の駐車場にもお構いなしに無断駐車するなど、地元住民の悩みの種となっていました。
警察が今年8月に路上駐車を取締った際には、こんな場面も…。
(違法駐車していた客)「早くせーや」
(警察官)「早くしますので、ちょっと車の中で待っていてください」
(違法駐車していた客)「早くせーや、何やってんねん」
横行する路上駐車について、今回逮捕された上條容疑者は当時、MBSの取材に対し…
(上條裕基容疑者)「お店としては警察の方と協力して声がけはしているが、なんせこの人数なので、一気に呼びかけるのは難しいのが現状」
警察によりますと、この路上駐車の取締りなどの過程で、店舗での違法就労の疑いが発覚し、今回の逮捕に至ったということです。警察は上條容疑者らの認否を明らかにしていません。

【和歌山2歳虐待死】父親は「家族YouTuber」動画の多くは長男 長女が近寄っても意に介さない様子も

長女を虐待し死亡させたとして両親が逮捕された事件。父親は「家族YouTuber」でした。
平晴流容疑者(26)と妻の菜々美容疑者(26)は、去年秋ごろから今年7月にかけて当時住んでいた和歌山市の自宅で長女・流菜ちゃん(2)に日常的に暴行を加え、治療を受けさせず死亡させた疑いがもたれています。流菜ちゃんが死亡したときの体重は平均の約半分の6kgほどでした。
その一方で、晴流容疑者は子どもに関する動画を多数投稿し、いわゆる「家族YouTuber」として家族思いの一面を見せていました。しかし、動画の多くは長男に関するもので、流菜ちゃんが近寄っても意に介さない様子を見せることもありました。
去年のクリスマスにYouTubeに投稿された平晴流容疑者の動画を見ると、映っているのは平晴流容疑者(26)と長女・流菜ちゃん(2)、そして4歳の長男です。プレゼントを受け取る長男の後ろでは、流菜ちゃんが泣いていました。
捜査関係者によりますと、晴流容疑者らは流菜ちゃんを自宅に置き、長男だけを連れて繰り返し出かけていたということです。親族によると、妻の菜々美容疑者は現在、妊娠しているといいます。
(親族の男性)「3人目な。12月に生まれる。落ち込んどったけどな、両方とも。あんまりしゃべらんわな。逮捕されるのが分かってたんか知らんけど」
周囲に気を遣う性格だったという妻の菜々美容疑者。親族の男性は、「悩みがあったなら相談してほしかった」と話します。
(親族の男性)「2人で考え込んでたんかもわからんし、周りに身内がいてるんやから、苦しかったらちょっと相談でもして子どもを預けてどっか(行くとか)。お金ないなら『足らんのやけど』とか。そういう相談がほしかったな」

小泉氏リード、高市・林氏追う=自民総裁選、決選投票の公算

自民党総裁選(4日投開票)について、時事通信は終盤情勢を探った。国会議員票は小泉進次郎農林水産相(44)がリードを保ち、林芳正官房長官(64)、高市早苗前経済安全保障担当相(64)が追う。党員・党友票は高市、小泉両氏が先行しているもようだ。1回目の投票では5候補のいずれも過半数に達せず、上位2人の決選投票に進む公算が大きい。
総裁選は295人の国会議員票と同数の党員票の計590票で争う。決選投票の党員票は47票に圧縮され、2候補のうち得票数が多かった方が各都道府県連の1票を得る。
調査は1日までに、取材やアンケートで実施。議員60人強が態度を明らかにしておらず、情勢はなお流動的だ。
議員票では、小泉氏に対する支持が麻生派や旧安倍派、無派閥を問わず横断的に広がり、70人超を固めた。陣営によると、1日の選対会合には代理を含め96人が参加したという。
林氏は50人台半ば。座長を務めた旧岸田派と、5回当選した参院が中心だ。石破政権の継承を掲げ、岩屋毅外相ら複数の閣僚の支援も受ける。陣営幹部は「60人を超える」と自信を示す。高市氏は保守系を中心に40人台に達したが、伸びを欠いている。
小林鷹之元経済安保相(50)、茂木敏充前幹事長(69)はそれぞれ30人程度にとどまっている。
一方、党員票については、高市、小泉両氏がそれぞれ3割程度を獲得し、林氏が続くとの見方が多い。国会議員票と合わせると、現時点で小泉氏が決選投票に最も近く、高市、林両氏がしのぎを削る。ただ、小泉氏の陣営が「やらせ」コメント投稿を依頼したことへの批判がくすぶっており、情勢に影響する可能性がある。
党員票は3日に締め切られる。5陣営は投開票に向け、態度を決めていない議員への働き掛けを強める方針だ。 [時事通信社]

列車の窓ガラス割れる…JRの踏切で特急列車とキャリアカーが衝突 乗客約200人のうち6人ほどがケガ

岐阜県各務原市のJR高山線の踏切で10月1日、特急列車と車が衝突し、複数の乗客がケガをしています。 警察などによりますと、午後4時45分ごろ、各務原市蘇原興亜町のJR高山線の踏切で、高山発名古屋行きの「特急ひだ」とキャリアカーが衝突しました。 上空の映像からは、特急列車の窓ガラスが割れている様子が確認できました。 列車にはおよそ200人の乗客がいて、このうち6人ほどがケガをしましたが、いずれも命に別条はないということです。 事故の影響で、JR高山線は岐阜駅から鵜沼駅の間で運転を見合わせています。

宮城で大雨、住宅に浸水被害も 2日明け方まで不安定な大気、警戒を

宮城県内は1日、上空に寒気が流れ込み大気が非常に不安定となった影響で局地的に激しい雨が降った。仙台市宮城野区では午前11時半までの1時間に約100ミリに達し、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表。同市や多賀城市などでは住宅の床上、床下浸水や道路の冠水被害が相次いだ。
仙台管区気象台によると、宮城県東部は1日明け方にかけて雨が強まり、気象台は午前、仙台市東部や塩釜市、多賀城市などに大雨警報を発表した。県によると、多賀城市鶴ケ谷では1日午後1時までの24時間雨量が191ミリを記録した。
多賀城市では土砂災害警戒情報も発表されたことから市全域2万9000世帯に避難指示を発令し、避難所計12カ所を開設。隣の七ケ浜町も高齢者等避難準備を発令し、それぞれ浸水や土砂災害への警戒を呼びかけた。
各地で浸水や冠水による車の水没被害が発生し、多賀城市や塩釜市で住宅の床上、床下浸水の被害が少なくとも計6件判明した。また、仙台市によると、宮城野区白鳥地区では雨が小康状態になった夕方以降も浸水、冠水状態が続いた。大気が不安定な状況は2日の明け方まで続く見込みで、気象台は警戒を呼びかけている。【百武信幸】

トクリュウ首謀者摘発へ新体制始動 「対策の成否が治安に影響」

警察当局は1日、交流サイト(SNS)でつながりメンバーが流動的な「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の首謀者の摘発に向けて、新しい組織体制をスタートさせた。警察庁には全国の情報を集める「トクリュウ情報分析室」を設置し、捜査の中心を担う警視庁には「トクリュウ対策本部」を新設した。
警察庁の楠芳伸長官は1日、東京都内であった発足式で「トクリュウ対策の成否が我が国の治安に大きな影響を与えると言っても過言ではなく、今が正念場」と訓示。「違法な収益の流れや容疑者間の関係の分析などを通じて、違法なビジネスモデルの解体を図る必要がある。警察のリソースを総動員して分析し、中核的人物の解明に尽力してほしい」と述べた。
警察庁のトクリュウ情報分析室は約40人体制で、生成人工知能(AI)も活用しながら情報を集約する。海外に拠点がある特殊詐欺などの事件や最新の手口を分析し、情報発信も担う。
警視庁では、トクリュウ対策本部が約240人体制で始動した。刑事や生活安全など各部門の情報を集約したり、首謀者ら摘発する標的を定めたりする。
うち約100人は専従捜査班「トクリュウターゲット取り締まりチーム(T3)」のメンバー。全国の警察から集められており、来春に約100人増員する。
また警視庁の刑事部と組織犯罪対策部を統合し、新しい刑事部内には特殊詐欺やトクリュウを捜査する「特別捜査課」を設けた。
訓示した迫田裕治警視総監は「トクリュウ対策本部が司令塔となり、部門の垣根を越えて一元的に情報を収集し、取り締まりのターゲットを選定する。中核的人物の検挙により、相手を壊滅に追い込むことを期待する」と激励した。
トクリュウは秘匿性の高い通信アプリを通じて緩やかにつながるのが特徴で、特殊詐欺や闇バイト強盗、SNS型投資・ロマンス詐欺、マネーロンダリング(資金洗浄)など多岐にわたる犯罪に関与しているとされる。摘発されているのは末端の実行役が多く、首謀者の特定が課題となっている。【深津誠、長屋美乃里】

涙の母親「発達障害の息子をおもちゃに」 暴行、土下座を動画撮影、被害生徒にトラウマ

大阪市の淀川河川敷で知人少年2人から暴行を受けるなどした高校1年の男子生徒(15)と母親が産経新聞の取材に応じた。発達障害で意思表示がうまくできない男子生徒に対し、少年らは「スパーリング」と称して暴行を繰り返したという。母親は「息子をおもちゃにしている。本当に許せない」と憤る。
「遊ぼうや」。6月中旬の午後8時ごろ、電話で呼び出された男子生徒が河川敷に着くと、いきなり「けんかしようや」とからまれ、暴行が始まった。
「やめてほしい」と伝えたが暴行は止まらず、土下座させられた上、川に入るよう命令された。「ぬれていたらばれるから」と下着姿になることも指示されたという。
母親が一連の事態を知ったのは約1週間後。少年の一人が暴行の様子を撮影した動画を知人らに見せたことがきっかけだった。息子に時間をかけてゆっくりと詳細を尋ねると、重い口を開いた。
繰り返し電話をかけられて呼び出されたこと、反撃を恐れ抵抗せずに暴行が終わるまで我慢していたこと…。涙ながらに「怖かった」と全てを打ち明けてくれた。
被害を母親に伝えなかったのは、「シングルマザーのママに心配をかけたくなかったから」。その言葉に母親は「なぜ自分がもっと早く異変に気付いてあげられなかったのか」と涙を流した。
事件後、男子生徒は少年らとの関係を断っているが、あの夜の出来事は「忘れたくても忘れられない」。深夜にふとフラッシュバックすることもあり、事件を思い出すと頭が痛くなるという。
母親は「発達障害のある息子が遊び道具のようにされたことは許せない。『障害があるから守ろう』とする、そんな社会になってほしい」と訴えた。

いじめで焼津の中3女子自殺、両親「なぜ被害者が我慢しなければならないのか」…悲痛な思い語る

「娘ともっとたくさん話したかった」――。2022年9月に自殺した静岡県焼津市の中学3年女子生徒(当時14歳)について、焼津市教育委員会が設置した調査委員会は、いじめがあったと認定していた。生徒の父親(60)は静岡市内で記者会見し、悲痛な思いを語った。両親は9月29日、焼津市に対する約7000万円の支払いを求めて静岡地裁に提訴した。(大久保南、栗山泰輔)
訴状などによると、女子生徒は引っ越しに伴い、22年の4月に焼津市の中学校に転校。その直後から、「汚い、キモい」「陰キャ」「ウザイ」と他の生徒に悪口を言われるなどいじめを受けた。また、発表会のために黒板に描いた作品を「何、この落書き」などと言われた。同年9月28日、女子生徒は学校から帰宅後、自殺した。

女子生徒は自殺する約2か月前の道徳の授業で、SOSを出していた。いじめに関する物語を扱った授業の感想文で、女子生徒は「少しずつ本当の自分を見せるか本当の自分は出さない。また、いじめに合うかもしれないから」などと記述していた。
プリントに「Good job!」とスタンプが押されていたのみで、担任教諭は面談などを行わなかった。女子生徒は、両親に「スルーされた。学校の動きが全くなかったので諦めた」と話していた。
代理人弁護士は「援助要請をしたにもかかわらず、学校からも適切な対応が取られず、多大な精神的苦痛を日々蓄積していた」と指摘。学校が女子生徒のSOSを真摯(しんし)に受け止めなかったとして、「精神的苦痛の解消ないし緩和する注意義務を怠った」と主張した。

父親は、「優しい娘ともう二度と会うことは出来ません。娘ともっとたくさん話をしたかった」と涙ぐんだ。女子生徒は、おとなしく物静かで絵を描くのが好きで「家族思いで、ムードメーカー的存在だった」と語った。
女子生徒が自殺した当日、妻から「娘が自殺を図った。とにかく病院に向かって」と連絡を受けたが、道中で死亡の連絡を受けた。父親は「(娘の)大好きな絵に対する誹謗(ひぼう)中傷。体育の授業での誹謗中傷。他人を傷つけることがそんなに楽しいのか」と怒りで声を震わせた。

市教委は22年11月に調査委員会を設置し、23年6月に報告書をまとめ、いじめを認定。しかし、市教委は「同級生が卒業していて心理的ケアができない」などとして報告書を公表していない。遺族に示された報告書でも加害生徒の名前は伏せられていた。父親は「(娘が)どんな仕打ちをうけたかしかわからなかった。なぜ被害者が我慢しなければならないのか」と話した。
市教委の担当者は「訴状が届いておらず、コメントできない。(遺族には)深い哀悼の意を示すとともに、心よりお悔やみ申し上げます」と話した。

中国調査船、三たびEEZ内に=鹿児島・奄美沖

第10管区海上保安本部(鹿児島市)は1日、鹿児島県・奄美大島の西約395キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船がパイプのようなものを海中に延ばしているのを確認したと発表した。この調査船は先月28日と30日にも奄美沖のEEZ内で同様の活動をした後、付近で航行を続けており、海保の巡視船が警戒していた。 [時事通信社]