神奈川県警保土ケ谷署(横浜市保土ケ谷区)警備課の20代男性巡査長が、運転免許更新に伴い県警に引き取られた一般市民の旧免許証を無断で数十枚持ち出し、一時紛失していたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。県警は持ち出しの経緯を調べている。
捜査関係者によると巡査長は8月、横浜市内の飲食店で飲酒後、複数の旧免許証が入ったかばんを神奈川県逗子市の駅に置き忘れた。落とし物として届けを受けた県警が調べたところ、旧免許証は巡査長の前任地の警察署が管轄する同市港北区の住民のものだった。
内規では、旧免許証は署の交通部門の幹部が立ち会い、裁断破棄されることになっている。
「危険性認識していた」千葉・酒々井町長が会見 台風で盛り土崩落 国交省が排水作業も浸水解消めど立たず 今なお避難生活の住民も
先月の台風の影響で盛り土が崩落し、千葉県酒々井町の一部地域では今も浸水が続いています。酒々井町の町長が発生以降初めて会見を行い、盛り土について「危険な状態であることを認識していた」と話しました。
酒々井町によりますと、先月の台風25号で、「馬橋川」上流の盛り土が崩落し、川がせき止められた影響で浸水が続いていて、今も11世帯23人が避難生活をしています。
きょう午後の会見で金塚町長はこの盛り土について“崩落前から危険性を認識していた”と話しました。
酒々井町 金塚学町長 「(2023年に)盛土規制法が改正されてから、危険な状態とご指摘もいただいたので、危険だったというふうには認識しております」
この盛り土は2016年にも崩落していて、町は事業者に対し撤去を求めてきましたが応じず、今年2月からおよそ200メートル下流にある別の盛り土を行政代執行で撤去していました。
国交省などは、排水作業を24時間態勢で続けていますが、浸水がいつ解消できるか、めどは立っていません。
<独自>下り坂、フットブレーキ酷使でフェード現象 6人負傷事故でバス運転手を書類送検
大阪府四條畷市で5月、試運転中の観光バスがトラックに追突するなどして6人が負傷した事故があり、大阪府警四條畷署は8日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、バスの男性運転手(39)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。フットブレーキを頻繁に使うことで過熱し、急にブレーキが利かなくなる「フェード現象」の発生が事故原因と特定した。
捜査関係者によると、男性運転手は調べに対し、「事故当時フットブレーキに頼っていた」「ブレーキが利かなかった」などと供述したという。
現場は国道163号交差点。この交差点自体は平坦(へいたん)だが、バスは奈良方面から生駒山地の長い下り坂を走った末に現場に至っていた。署は男性運転手の供述や現場状況、バスの部品を調べた結果を踏まえ、フェード現象が起きたと判断した。
書類送検容疑は5月13日午後7時10分ごろ、四條畷市の交差点でバスを運転中、前方のトラックに追突。別のトラックや乗用車を巻き込んで計5台が絡む事故を起こし、20~60代の男女5人に軽傷を負わせたとしている。事故で男性運転手も重傷を負った。バスは点検後の試運転中で乗客はいなかった。
相次ぐフェード現象、過去には死者も 連発の神戸市では看板増設
フェード現象が原因となる事故は各地で起きており、専門団体はフットブレーキに頼りすぎない運転と定期的な車の点検が重要だとしている。
神戸市灘区の兵庫県道で9月中旬、トラックが信号待ちの神戸市バスに追突。県警灘署によると、バスの乗客約10人が軽傷を負い、トラックの運転手も足を骨折した。
現場は六甲山から続く下り坂。トラックの運転手は「ブレーキが利かなくなった」と話しているといい、同署はフェード現象が起きたとみている。
現場付近では8月にも、レッカー車が信号柱などに衝突する事故が発生。同署によると、2つの事故の現場となった県道灘三田線は急勾配が続き、令和3年以降、少なくとも8件の事故でフェード現象が起きたと確認されている。
6年には県警の「フェード現象重点対策路線」に指定され、現在約30カ所に注意喚起の看板が設置されている。事故が絶えない現状を踏まえ、神戸市は看板を増設する方針を固め、ドライバーに効果的な看板の文言などを検討している。
フェード現象に関連する事故は静岡県小山町の県道「ふじあざみライン」でも4年に発生。乗客34人を乗せた大型貸し切りバスがカーブで横転。乗客1人が死亡し、28人が重軽傷を負った。国の事業者用自動車事故調査委員会の報告書では、運転手の経験不足やフットブレーキに頼った自己流の運転などが原因として指摘された。
日本自動車連盟(JAF)は、フェード現象の防止策として、長い下り坂ではエンジンブレーキを併用し、フットブレーキに頼りすぎないことを強調する。また近年では性能の向上によりブレーキが高熱化するトラブルは減少しているものの、万が一に備えて、定期的な検査を受けておくことが重要だとしている。(堀口明里)
国際ハッカー集団「キーリン」中心メンバー、独当局が逮捕 日本側が大阪で拘束、引き渡し
警察庁は8日、企業などを標的にサイバー攻撃を繰り返す「Qilin(キーリン)」と名乗る国際的ハッカー集団の中心メンバーとみられるロシア国籍の男(28)について、ドイツ当局が逮捕したと発表した。日本側が5月に大阪市内で拘束し、ドイツ側に10月、身柄を引き渡していた。
警察庁によると、キーリンは令和4年10月ごろから活動が確認される犯罪組織で、ランサムウェア(身代金ウイルス)による攻撃で企業のデータを窃取。暗号化の解除名目で金銭を要求するだけでなく、保有するリークサイトで情報を公開するなどと脅すという。全世界で約4000社、日本国内では5年4月~8年9月末で53社の被害が確認されたとしている。
男はグループを統括するコアメンバーの1人。男が5月に来日するとの情報があり、警視庁と大阪、京都の3都府警が捜査に当たり、同月、大阪市内のホテルに滞在していた男を逃亡犯罪人引渡法に基づき拘束した。男の身柄は今月、ドイツ側に引き渡された。
【解説】高市首相「働いて仕事で返せ」 簗大臣“続投”も…今後の消費減税法案の審議に影響?
簗農林水産大臣の道路予算に関する発言をめぐり、高市首相は「任命責任は私にある」とした上で簗大臣を続投させる考えを示しました。
日本テレビ政治部・矢岡亮一郎官邸キャップが解説します。
──高市首相は「働いて仕事で返せ」と簗大臣を続投させる考えを示しましたが、8日のポイントは2つということです。
(1)「仕事で返せ」も…消費減税に影響?
(2)予算の働きかけ「これこそ政治」
──消費税と言えば財務大臣が関わるイメージですが、農水大臣の簗大臣も法案審議に関わるのでしょうか?
無関係ではないんです。国会では来週、予算委員会、その後、個別の法案の審議が始まるのですが、ある政府関係者は、消費減税法案の審議では、影響を受ける農家への対応もテーマになりうるため、簗大臣が審議に呼ばれる可能性もあると見ています。そうなった場合、野党の追及にきちんと対応できなければ、法案審議が進まなくなる可能性もあります。
──予算の働きかけについて玉木代表は、「増額の問い合わせ」はしても「減額の問い合わせ」はしない、と言っていましたが、増額はいいのでしょうか。
一概にいいとも言えませんが、政治の世界、こうした予算への働きかけは一般的にあるとみられています。
ある自民党議員は「政治家の仕事は、役所の仕事に緩急と強弱をつけることだと。増やす減らすを否定するのはおかしい。増えるところがあれば、減るところもある」と話をしています。
別の自民党議員も、予算への働きかけは「これこそ政治」だと話をしていました。
ただ、政権幹部の一人は、「予算を『増やした自慢話』は聞くが、『減らした自慢話』は初めてだ」と。つまり、有権者にとってもマイナスとなる予算カットをあえて誇示するような振る舞い、今回の簗大臣の言動が問題だというわけです。
一方、「増やす話」だとしても、地元への公共事業誘致による政治力のアピールなどが「利益誘導」だと批判されてきた過去もあります。
ある野党議員からは、「増やす働きかけも問題だ。これは簗大臣だけの問題ではない。自民党の問題だ」と指摘をしていました。
結局、増やすにせよ減らすにせよ、自らの利益を目的として予算の公平性をゆがめるような働きかけはすべきではない、ということですよね。
9日の代表質問最終日、そして来週の予算委員会と野党の追及が続くことになります。
相次ぐ個人情報漏えい、高市首相が対策強化を表明…プログラム更新など対策徹底を呼びかけ
高市首相は8日、サイバー攻撃による個人情報漏えいが国内で相次いでいることを踏まえ、国家サイバー統括室を中心に「対策を強化する」と表明した。衆院本会議の代表質問で答弁した。被害の実態把握を急ぎ、IT製品のプログラム更新など基本動作の徹底を事業者らに要請する。
首相は「個人情報漏えいを伴うサイバー攻撃が多数報告され、国民に不安を与えている」と述べ、被害の集約・分析と事業者への注意喚起を強める方針を示した。政府は同日、関係省庁による緊急対策会議を開き、同様の方針を確認した。
注意喚起では、民間企業や自治体にサポートが終了したIT製品を使用しないことや、製品の脆弱(ぜいじゃく)性を修正するためのプログラムの迅速な更新、パスワードに指紋などを組み合わせる「多要素認証」の活用を求める見通しだ。
政府は能動的サイバー防御関連法に基づき、石油やガスなど「基幹インフラ」事業者の備えを強化している。ただ、最近は同法が対象としない個人情報保有事業者への攻撃が目立つ。同統括室は、人工知能(AI)の悪用の可能性を含め「分析中」としつつ、「対策の不備が突かれている」として基本動作の徹底を呼びかけている。
簗和生農相への抗議決議案採決へ 道路予算発言で那須烏山市議会
簗和生農相の道路予算削減発言を巡り、栃木県那須烏山市は8日、臨時議会を14日に開くと発表した。「簗和生衆議院議員の言動に対し強く抗議する決議」との議案が提出され、14日中に採決される見通し。
簗氏は2月衆院選の支援に絡み、同市の道路関連予算をカットしたと発言。5日に撤回し、謝罪した。
川俣純子市長は一連の簗氏の対応を「疑念は深まるばかりで大変遺憾に思う」と厳しく批判。市のホームページでは、全国各地から問い合わせが殺到しているとして「日常業務に支障が出ている。静かに見守ってほしい」と呼びかけていた。
外務省前でロ大使館車が衝突=乗用車と、4人軽傷―東京
8日午後5時35分ごろ、東京都千代田区霞が関の外務省前の路上で、ロシア大使館の車と乗用車が衝突する事故があった。警視庁麹町署などによると、4人がけがをしているが、いずれも軽傷という。同署が詳しい状況を調べている。
同署によると、大使館の車にはロシア国籍の30代女性1人が乗っており、外務省を出た直後に事故に遭ったとみられる。乗用車には20代2人と40代1人の計3人の男性が乗車し、皇居方面へ走行中だった。 [時事通信社]
飲食店の個室トイレで金品の受け渡し 「回収役」の中国籍女を逮捕 7500万円関与か
警察官になりすます「ニセ警察詐欺」の手口で現金をだまし取ったとして、大阪府警特殊詐欺捜査課は8日、詐欺などの疑いで中国籍の無職、黄翠(ホアンツイ)容疑者(37)=埼玉県戸田市喜沢=を逮捕、送検したと発表した。黄容疑者は特殊詐欺グループの「回収役」で、5件計約7500万円の被害金を現場から回収してグループの上位者に渡していたという。
府警はこれまでに同容疑などで台湾籍の男(38)を逮捕、送検し、12件(総額約2億円相当)の被害を裏付けた。男は被害者から現金を受け取る「受け子」で、黄容疑者は関与した5件のうち2件でこの男から被害金を回収していた。
同課によると、男は被害者から金品を受け取ると、関東周辺に移動。飲食店やビルの個室トイレに金品を置いていた。その後、指示役から連絡を受けた黄容疑者がトイレの金品を運び出していたという。
2人の送検容疑は共謀し1月、警察官になりすまして奈良県の70代女性に電話し、「口座の金が犯罪に関係しているか調べる必要がある」などとをいい、現金2000万円をだまし取ったとしている。同課は2人の認否を明らかにしていない。
短時間で女性襲ったか ホテル入室後、沖縄米兵
那覇市のホテルで女性が殺害され、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊上等兵デビン・バラード容疑者(20)が逮捕された事件で、ホテル入室後、容疑者が短時間で女性を襲った可能性があることが7日、捜査関係者などへの取材で分かった。容疑者のホテル滞在は1時間以内とみられ、県警が入室後の経緯を調べている。
捜査関係者などによると、2人は沖縄市から一緒にタクシーで那覇市に移動。繁華街へ行った後、3日午前2時10分ごろホテルに入った。同午前3時前、容疑者は1人で建物を出たとされる。
県警が3日午後11時半ごろ、沖縄市の繁華街を1人で歩いている容疑者を発見。両腕のタトゥーなどの身体的特徴が防犯カメラ映像と一致していたという。