高市早苗首相「なんかいじわるやなぁ」 選挙特番で太田光が踏み込む…できなかった場合は「どういうふうに責任を?」質問

2026年2月8日に投開票が行われた第51回衆議院議員総選挙に際して放送されたTBSの選挙特番「選挙の日2026 太田光がトップに問う!結果でどう変わる?わたしたちの暮らし」での、自民党・高市早苗首相と、スペシャルキャスターをつとめたお笑いコンビ・爆笑問題の太田光さんとのやりとりがネットの注目を集めている。
「『サンジャポ』大好き」「私も早苗ちゃん大好き」とやりとり
各社の情勢報道によると、与党の自民党と日本維新の会が合計で350議席以上を獲得する見通しだ。
番組中、中継で太田さんが高市氏とやりとりする一幕があった。最初、太田さんは「高市総理、太田です。今度『サンジャポ(サンデージャポン)』でお待ちしてます」と自身がMCをつとめる情報番組をひきあいに呼びかけた。
これに高市氏は笑顔で「ありがとうございます」と応じ、太田さんが「本当ですね? ぜひ出ていただきたいと思ってます」と念を押すと、高市氏は「だって『サンジャポ』大好き」と快諾。太田さんは「私も早苗ちゃん大好きなんですけれども」と冗談まじりに語り、スタジオは和やかな雰囲気に包まれた。
笑顔で会話を交わしていた二人だが、「物価高対策やりきる?」との質問をきっかけに、その空気は一変した。
「高市総理はどういうふうに責任を取るんでしょうか?」
自民党が掲げた消費税減税案をめぐり、太田さんは「ここまで勝っちゃうと、自民党内でも『やらなくてもいいんじゃないか』という声が出てくるかもしれない」と疑問を呈した。高市氏は「公約を掲げて選挙を戦って、それで『やらない』という候補者はいないと信じています」と返答する。
太田さんはさらに「大変失礼なことを言いますが、日本の政治家っていうのは、責任の所在があやふやになることが僕は多いなと思うんですよね」と前置きした上で、「もし、(公約を実現)できなかった場合、高市総理はどういうふうに責任を取るんでしょうか?」と踏み込んだ。
高市氏は「できなかった場合?」と驚いた表情を見せ、「公約に掲げたんだから、一生懸命、今からやるんですよ」と強調。「できなかった場合とか、そんな暗い話はしないでくださいよ」とした。
太田さんは、「暗いというか……責任の取り方(の話)です。政治家としての責任の取り方をどうするかという、覚悟がおありなのかという。大変失礼ながら質問させていただきます」と続けた。
「最初から『できへん』と決めつけんといてください」
これに対し、高市氏は「なんかいじわるやなぁ……」と漏らし、「最初から『できへん』と決めつけんといてください」と関西弁で返答。声色には、やや苛立ちがにじんだようにも受け取れる。
高市氏は「一生懸命公約で訴えて、たくさんの方々にお認めいただいたことだと思っているんです」と述べ、「だから、他党にも呼びかけていって『財源はこうだから、一緒にやろうよ』と。給付付き税額控除に少しでも早く移行したいわけです」と説明した。
太田さんはなおも「責任の所在をどうするのか……」と食い下がり、「いじわるですかね? この質問」と自問。高市氏は「うん。これから必死にやろうとしている私に対して、すごいいじわる」と応じた。
SNSでは、こうしたやりとりが拡散。「この質問になんの意味があんねん」「意地悪だし聞いててイライラすると思ったら高市さんも同じこと言ってて草」「このタイミングで言う事じゃないよね」など厳しい反応があった。

自民の裏金関係、42人が当選 萩生田、下村氏ら

8日投開票の衆院選では、自民党派閥裏金事件に関係した公認候補ら44人のうち旧安倍派の有力者「5人組」の1人、萩生田光一幹事長代行(東京24区)ら42人が当選を確実にした。小選挙区で33人が勝利し、2024年前回選で落選した下村博文元文部科学相(東京11区)も返り咲いた。4人が比例復活し、比例単独の5人は全員当選した。杉田水脈氏(大阪5区)と加納陽之助氏(大阪10区)は落選が確実となった。
自民は今回、比例代表との重複立候補を認めた。前回は一部候補を非公認とし、公認しても比例代表との重複を認めず、立候補した裏金関係46人のうち当選は18人にとどまった。
今回は小選挙区で、5人組の松野博一元官房長官(千葉3区)、西村康稔選対委員長代行(兵庫9区)、離党し無所属で出馬した世耕弘成元参院幹事長(和歌山2区)が勝利。旧二階派幹部の武田良太元総務相(福岡11区)も勝ち抜いた。
簗和生氏(栃木3区)、鈴木淳司氏(愛知7区)、中山泰秀氏(大阪4区)、宗清皇一氏(大阪13区)は比例復活した。

中道・枝野幸男氏が落選 元立民代表、埼玉5区

中道改革連合の枝野幸男氏が埼玉5区で、自民党新人の井原隆氏に敗北した。重複立候補した比例北関東ブロックで復活できず、落選した。2017年衆院選直前に旧立憲民主党を結成。代表に就任し、野党第1党に躍進した。20年には旧国民民主党の一部などが合流して誕生した新しい立民も率いた。
枝野氏は1993年衆院選で日本新党から出馬して初当選し、連続11期務めた。民主党政権で官房長官や経済産業相を歴任し、2011年の東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の対応に当たった。

元立憲代表の中道・枝野幸男氏、30年ぶりに小選挙区で落選「不徳のいたすところです」

元立憲民主党代表で、中道改革連合前議員の枝野幸男氏(61)は埼玉5区で、自民新人の前さいたま市議・井原隆氏(43)に競り負けた。小選挙区での敗戦は1996年以来、30年ぶり。9日未明、さいたま市大宮区の事務所で「どんな風が吹いても、しっかりと立てる足腰を自分自身が持てていなかった。不徳のいたすところです」と語り、支援者に頭を下げた。
枝野氏は民主党政権時代に官房長官を務め、2017年には民進党内の左派議員らと立憲民主党を結党。リベラル系の旗頭として、選挙戦では応援演説のため全国を飛び回っていた。
ただ、今回は選挙区の情勢が厳しくなり、最終日の7日は終日地元で活動。「円安に歯止めをかけるべきだ」などと高市政権の経済政策を批判し、巻き返しを図ったが及ばなかった。

与党で“3分の2”到達 “大勝”に自民党内からは「勝ちすぎた」との声も【中継】

9日、自民党と日本維新の会の与党の獲得議席が310議席を超え、衆議院定数の3分の2を超えました。
高市総理の最新情報を、自民党本部から日本テレビ政治部キャップの矢岡亮一郎記者がお伝えします。
高市総理は、自民党本部を出て、いまは公邸に戻っています。
高市総理、今夜はとにかく笑顔を見せませんでした。
二つ理由があると思います。まず「勝ちすぎた」ので緩んだように見えないように、ということ。先ほど総理本人とやりとりした自民党の幹部と話したら、「これだけ勝たせてもらった責任を重く感じている」と話していました。
もう一つは、やはり12日間の選挙戦を駆け抜けた「疲れ」です。
こちらでは、今夜、zero選挙も含めて12回、メディアのインタビューに応じたのですが、特に印象的だったのは、答えた後に、何度か「ふーっ」と深く息をつく場面が見られたことです。声もかすれて、いつもに比べて小さい声でした。最終日の演説、私も聞きに行きましたが、初日の第一声と比べても声に張りがありませんでした。
一方で、今夜のインタビューで明らかになったのは、消費税減税への改めての意欲です。選挙番組への出演で、自民党内に減税に否定的な声があることから「やらなくていいのでは?」と問われると、「いやいや公約に書いてますよ」とここは語気を強めました。
──野党も含めた超党派の「国民会議」で議論するということですが、今後どのように進めていくのでしょうか
高市総理、今夜は「できるだけ速やかに開きたい」とは言いましたが、具体的な時期や枠組みには踏み込みませんでした。
今回の選挙戦では、自民党と維新の与党は2年間限定、野党第一党の中道は恒久的、国民は一律5%、と同じ消費税減税でも主張は割れています。
これだけ大勝したことで、ある自民党四役経験者からは、「今後、高市総理を否定できない雰囲気はある」という声や、別の政府関係者は、「もう高市総理の言う通りにするしかない」という声も出ています。
いかに野党も巻き込みながら、消費税の議論を収れんさせていくかについては、9日以降、具体論が問われることになると思います。

共産、唯一の小選挙区失う 「正面対決で逆風」

共産党は小選挙区唯一となる沖縄1区の議席を失った。小選挙区に158人を擁立して比例票の掘り起こしを図ったが、支持が伸びず、公示前の8議席を下回ることが確実となった。田村智子委員長は8日夜、党本部の記者会見で「政権と正面対決し、逆風だった」と述べた。
田村氏は、自民党が大勝したことを受け「高市早苗首相は国論を二分する政策を進めると解散を強行したが、その内容を有権者に広く語ることはなかった」と批判した。
防衛力強化など「高市カラー」の強い政策が進むことに警戒感を表明。非核三原則の見直しやスパイ防止法制定、憲法改正を挙げ「首相にフリーハンドを与えたということではない」とけん制した。

社民党、議席を獲得できず 国政選挙で初、衰退が顕著

社民党は議席を獲得できず、党勢の衰退が顕著となった。1945年に結成された前身の社会党時代を含め、国政選挙で獲得議席がゼロだったことはなく、党存亡へ正念場となる。福島瑞穂党首は8日夜の記者会見で、自民党が圧勝した選挙戦に触れ「高市政権は憲法改悪を含めて暴走するのではないか。頑張らなければいけない」と語った。
昨年、党唯一の衆院議員が離党し、国会議員は福島氏とラサール石井氏の2人のみとなっていた。今回、選挙区の8人を含む計15人を擁立したが、広がりを欠いた。

生活保護費の受領簿に勝手に押印、群馬・桐生市職員2人を有印私文書行使容疑などで書類送検…外国人女性らが刑事告発

生活保護費の受領簿に勝手に押印されたとして、群馬県桐生市で生活保護を受給する外国籍の70歳代女性らが市職員2人を刑事告発した事件を巡り、県警が職員1人を有印私文書偽造・同行使容疑で、別の職員を同行使容疑で前橋地検に書類送検したことが5日、地検への取材でわかった。書類送検は1月30日付。
告発状によると、市福祉課で女性を担当した職員1人は2023年10月27日頃、女性の同意を得ずに市役所にあった女性と同姓の印鑑を生活保護費の受領簿に押印。同年11月27日にもう1人の職員と共謀し、女性らに偽造の受領簿を示したとされる。県警は書類送検の内容を発表していない。
荒木恵司市長は「検察からの要請などがあれば真摯(しんし)に協力したい」とコメントした。

他事考えブレーキ遅れたか…JRの列車が停車予定の駅を誤って通過 ホームの約60m先で停まり約40人降りられず

6日夕方、愛知県幸田町のJR東海道線・幸田駅で、列車が誤ってホームを通り過ぎて停車しました。運転士が他事を考えていてブレーキ操作が遅れたことが原因とみられます。 6日午後5時すぎ、JR東海道線上りの新快速の列車が、停車する予定だった幸田駅を通り過ぎ、ホームからおよそ60メート離れた所で停車しました。 JR東海によりますと、男性運転士(28)が他事を考えていてブレーキ操作が遅れたため、駅を通過してしまったということです。 列車は、次の三ヶ根駅に臨時停車し、幸田駅で降りる予定だった乗客およそ40人は下りの列車に乗り換えて幸田駅に戻ったということです。 JR東海は「指導を徹底して再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

自民党へ「500万円以上献金をした企業」合計93社

※本記事は会社四季報オンラインにも掲載されています。
【ランキング】自民党への献金額が多い企業のランキングはこちら
一般財団法人の国民政治協会は自由民主党(自民党)の政治資金団体で、自民党は同協会を窓口にして政治献金を受け入れている。同協会が1年間に受け入れる30億円ほどの政治資金のうちの70~80%が、あらためて自民党に寄付される構造だ。
私企業が国民政治協会に寄付した金額を集計
本稿では国民政治協会の資金受け入れ状況をまとめて、自民党への献金を考えるよすがにしたい。 総務省が開示した国民政治協会の政治資金収支報告書から、私企業が同協会に寄付した金額を集計したのが、次ページのランキング表だ(2月2日時点)。
具体的には同協会の政治資金収支報告書(2024年1~12月の入出金が対象)で、寄付者の区分が「法人・その他の団体」に該当し、500万円以上の寄付を行った私企業を抽出した。
寄付金の返還などの資金移動は考慮せず、国民政治協会の政治資金収支報告書に記載された寄付金のみを集計対象とした。また、各種の業界団体も寄付を行っているが本稿では集計していない。なお、詳細については会社四季報オンラインの記事を参考にしていただきたい。

(会社四季報オンライン編集部)