2025年度、北海道でこれまで駆除されたクマの数は960頭を超えました。駆除されたクマは、その後どうなるのでしょうか。
11月25日夜、北海道苫前町の箱わなで捕獲されたヒグマ。体重は約400キロにのぼります。
2週間前には、同じ個体の可能性がある巨大グマが、シカ肉を仕掛けた300キロ以上の箱わなを、いとも簡単になぎ倒す映像が捉えられていました。
《駆除数が約17倍に達した自治体》
駆除されるクマの数も増加していて、処理する焼却施設は、「 9月と10月はフル稼働。今年は数が異常すぎる」と四苦八苦しています。
北海道南部の上ノ国町では2025年に入り、町内で駆除したクマの数は104頭。これは、6頭だった去年の約17倍にも上ります。
役場の職員は、通常業務に支障が出るほど、対応に追われているといいます。
麻原衣桜記者 「上ノ国町では、役場のすぐ近くにある冷凍庫を設置し、解体したクマを一時的に保管しています」
《処理が追いつかず、駆除したクマが腐敗する状況に》
通常、駆除したクマはハンターなどが解体し、その日のうちに処理場に運ばれます。しかし、作業が追い付かず、町は駆除したクマを保管する冷凍庫を設置しました。
上ノ国町農林課 杉野匡課長 「冷凍庫を使い出したのは今年からです。駆除数が多くなったことで、当日に搬出できない場合も出てきて、夏場に腐ったり、臭いが強かったりするから、一時的に保管するために使っていました」
しかし、冷凍庫にはクマ1頭分が入るスペースしかなく、収容量を上回ることもありました。
上ノ国町農林課 杉野匡課長 「そういうときはやむを得ず、冷凍庫の周りに一時的に置いたときもありました。今までこれだけ駆除したのは聞いたことがありません」
《クマの焼却に灯油7000リットル》
江差町にある南部桧山清掃センターは、上ノ国町を含む周辺5町のゴミ処理などを担う施設で、駆除したクマの焼却処理も行っています。
南部桧山衛生処理組合 上戸等 場長 「去年は大体30頭ぐらいだったけど、もうすでに4倍を超えている。もう120頭ちょっとぐらい来ている」
こちらの焼却施設では、1頭のクマを焼却するために約100リットルの灯油の使用します。去年の使用量は年間で3000リットルでしたが、今年はすでに7000リットルを超え、費用も倍増しています。
《焼却が間に合わず、埋めるケースも》
処分する頭数が多いときは、焼却できない状況もあるといいます。
南部桧山衛生処理組合 上戸等 場長 「1日2頭が限界で、だんだん燃やせなくなって、やっぱり腐ってくるんです。そういった場合には埋める。これまでは、適正に焼却できていたので、埋めた経験はほとんどありません」
今年はドングリなどの餌が山でとれず、餌を求めて市街地の畑や公園に出没していました。その市街地でも、日によっては雪が積もり、餌がとれなくなってきているため、専門家は12月上旬ごろに冬眠に入る個体が多いとみています。
投稿者「F.Krueger」のアーカイブ
「BB弾で撃たれたようだ」と110番、駆けつけた警察官に玩具銃発射した疑いで39歳男を逮捕
福岡県警小倉北署は28日、北九州市の自営業の男(39)を公務執行妨害容疑で逮捕した。
発表では、27日午前11時40分頃、自宅から、約20メートル先のホテル前路上で職務中だった同署員2人に向け、玩具銃で弾を発射した疑い。約20分前に現場付近で「BB弾で撃たれたようだ」と110番があり、駆けつけた署員2人が通報者から事情を聴取。その際に弾が当たる音がし、周囲を確認したところ、マンション1階の容疑者の自宅ベランダから玩具銃がのぞいていたという。「警官ではなく道路標識に向かって発射した」などと供述している。
ANAが65便欠航、エアバス機の整備のため…9400人に影響
全日空は29日、運用しているエアバス機の整備作業に伴い、同日運航を予定していた関西‐羽田便など65便を欠航すると発表した。影響旅客数は約9400人としている。
全日空によると、欧州航空安全庁がエアバス320型機と同321型機について発行した耐空性改善通報に基づく機体システムのソフトウェアアップデート作業が必要になったため、順次対応を進めているという。
なぜ高市早苗首相は高い支持率を維持しているのか? その「人間力」を徹底検証〈安倍晋三元首相を困惑させた“ある行動”とは?〉
高い支持率を維持している高市早苗政権。その源泉とは何か? 「文藝春秋」2025年12月号では、高市早苗首相の「人間力」を 総力特集 で深掘りしている。
「うちは、みんな政治家が嫌いでな」
政治家になるまで、高市首相はどんな人生を歩んできたのか。その足跡を辿るため「文藝春秋」が注目したのは、高市氏の親族が数多く暮らしている愛媛県だ。編集長の鈴木康介は「愛媛を取材したことの意義は大きい。他のメディアはほとんど取材していない」と ポッドキャスト で語っている。
愛媛県で行った取材では、高市氏の意外なバックボーンが次々と明らかになった。高市氏の叔父は「うちは、みんな政治家が嫌いでな。誰も喜んでる者はおらん」と語っており、日本初の女性首相は「政治とは縁遠い一家」をルーツに持つことがうかがえる(「 家庭的な父と働く母の愛娘 親族が明かした高市家のヒストリー 」より)。
また、編集長の鈴木が「対談収録中、陪席の編集者3人から一斉に『エーッ』と思わず声が洩れた」と明かしたのが、中北浩爾氏と田﨑史郎氏の対談の一幕。
元首相の安倍晋三は、2021年の総裁選で「高市支援」を訴えたことが知られている。しかし、総裁選が間近に控えた頃、高市氏は安倍の電話に出なくなったという。
「安倍さんもずいぶん困惑していました」と語る田﨑氏に対して、中北氏は「大事なときに連絡を絶って居場所がわからなくなる小沢一郎さんのようですね(笑)」と応じた(「 サナエ式人材登用法と気になる石破似の性格 」より)。
対談の裏側は、 編集部日記 で綴られている。ぜひ合わせてご覧いただきたい。
橋下徹氏が語った「危機感」
このたびの「高市早苗特集」の目玉記事のひとつが、橋下徹氏へのインタビューだ。日本維新の会の“創業者”といえる橋下氏は、高市政権で連立入りしたことについてどうみているのか。橋下氏は次のように分析している。
「今、維新は政策実行型の政党に原点回帰して、自民との連立政治に参画することになり、全員ではないかもしれませんが、みんな燃えに燃えています。もし馬場イズムに回帰し、かつてのザ・自民党スタイルに戻ってしまえば、一気に維新の支持は失われるでしょう」(「 維新は吉村イズムを貫徹しろ 」より)
この他にも、高市内閣を様々な切り口で分析。 名物政治コラム「赤坂太郎」 では、自民・維新連立や「公明との決別」の舞台裏が明かされている。また、昭和史研究家・保阪正康氏は、「 大衆よ、ファシズムに呑まれるな 」と題しており、高市内閣が誕生した社会背景に警鐘を鳴らしている。
トランプ大統領の元副補佐官を務めたマット・ポッティンジャー氏は、「 『サナエとドナルド』の連携で中国の影響力を打破せよ 」では、次のように分析している。
〈トランプ氏にとって「個人的な相性」は非常に重要です。2人には共通点もあります。高市氏もトランプ氏も、左派メディアによる偏向報道にさらされてきた経験を持ち、防衛力強化によって抑止力を高めようとしています。また、両者とも故・安倍晋三氏と親交がありました。高市氏が敬意を表する英国初の女性首相マーガレット・サッチャーとロナルド・レーガン元米大統領のような、日米の強固な保守同盟関係が築かれる可能性があります〉
高市首相が参加した「白熱4時間 憲法改正大論争」も
月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」では、最新号だけでなく過去の文藝春秋の記事がアーカイブされている。
例えば、2013年に高市早苗氏が出席した大座談会「 白熱4時間 憲法改正大論争 」。林芳正、舛添要一、阿部知子、中西輝政、西修、伊藤真、木村草太、東浩紀の各氏との大座談会で、高市首相は次のように語っている。
〈私は初当選した1993年の衆院選から、一貫して改憲を主張してきました。わずか8日間で起草された『マッカーサー草案』に基づいて制定された現行憲法は、形式的には国会の手続きを踏んだものの、議員の公職追放が行われていた時世ですから、国会や国民の自由な意思が反映された憲法とはいえないでしょう。真に日本人の手による憲法を制定することが長年の悲願でした〉
ほかにも、 高市早苗首相をより知るための手がかり となるアーカイブ記事を掲載している。
(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2025年12月号)
1年ぶり衆院で“少数与党”解消 国会運営にどう影響?「改革の会」3人が自民会派に加入【Nスタ解説】
衆議院の会派「改革の会」に所属する議員3人は、自民党の鈴木幹事長と会談し、自民党会派に加わることで正式に合意しました。
これにより衆議院では約1年ぶりに「少数与党」が解消されました。
衆院「少数与党」ついに解消へ 自民党の政権運営“安定化”なるか
28日午後、自民党の鈴木幹事長らは、衆議院の会派「改革の会」に所属する議員3人と会談。3人が自民党会派に入ることで合意しました。
守島正衆院議員 「政策を実現するためには、今、与党に寄与して、政策や予算をしっかり実現していくことが大事」
3人は10月に行われた総理指名選挙で高市氏に投票していて、関係者によりますと、自民党幹部が3人に会派入りを打診していたということです。
これにより衆議院では与党が過半数に達し、少数与党が解消されることになりました。
鈴木幹事長は「今まで以上に安定した政権運営が出来るようになる」としながらも、次のように話しました。
自民党鈴木俊一幹事長 「これからも他会派・他党にもですね、丁寧にお話を伺いながら、ご協力をいただけるような、そういうことは今までと何ら変わりなくやってまいりたい」
実際、参議院では少数与党の状況が続き、過半数に達した衆議院でも、その差はわずかです。
野党からは。
立憲民主党野田佳彦代表 「ほとんど僅差の状況というか、拮抗している状況なので、誰かが体調を悪くしたりとかすると、分からなくなる状況ですので、緊張感自体はたぶん変わらないのではないかなと思います」
衆議院の「少数与党」解消で何が変わる?
日比麻音子キャスター: 衆議院では与党が過半数の233に達しましたが、どういったことができるようになっていくのでしょうか。
国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん: 補正予算がこれから進みますが、少数与党だと予算案そのものが通らない可能性があったのが、今後は通りやすくなります。
それから、例えば総理に対する不信任案が出たときに与党側で否決することができます。条約の批准などでも、参議院で反対が多い場合も、衆議院が優先され通せるようになります。
一見政治が進みやすくなるように思えますが、野田代表の言葉にもあるように、大幅に与党側が多くなるわけではないので、まだまだ緊張感は続くと思います。
日比キャスター: 一方、参議院では、与党の議席は過半数に6議席足りないということで、ねじれることになります。どのような影響があるでしょうか。
国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん: いわゆる「ねじれ国会」になるわけです。
一般の法案については参議院で止まることが大いに考えられます。ただ、おそらく自民党は、例えば無所属や小さな会派に対し、(自民党の)会派入りするよう働きかけていると思います。ひょっとしたら、ねじれではなくしようとする可能性はあります。
========== <プロフィール> 堤伸輔さん 国際情報誌「フォーサイト」元編集長 BSーTBS「報道1930」ニュース解説
高市首相、基礎研究への投資拡充指示=研究開発税制強化も求める
政府は28日、総合科学技術・イノベーション会議(議長・高市早苗首相)を首相官邸で開いた。首相は第7期基本計画の年度内策定に向け、基礎研究に対する投資の大幅拡充を検討するよう指示した。
首相は研究開発税制を抜本的に強化するため、戦略分野での挑戦を促す「戦略技術領域型」や、大学・企業の連携を後押しする「大学拠点強化型」を創設することも求めた。「国家安全保障上の要請に科学技術が応えていく視点が重要だ」と語り、具体的な方策を検討するよう促した。 [時事通信社]
【解説】東京高裁 同性婚認めないのは「合憲」なぜ? ほかの高裁5件は「違憲」
同性同士の結婚が認められないのは憲法違反だとして、同性カップルらが国を訴えている裁判。東京高裁は28日、「合憲」との判断を示し、訴えを退けました。ほかの5つの高裁では「憲法違反」との判断が示されている中で、なぜなのでしょうか。
28日、待ち望んだ判決が出ることを信じ、笑顔で裁判所に向かった同性同士のカップルたち。同性婚を認めていないのは憲法に違反するとして、国を相手に裁判を起こしているのです。
原告 福田理恵さん(51)
「先行する高裁では違憲判決が続いていますが、国会は動いていません。きょうは一歩踏み込んで、国を動かすような判決を期待しています」
原告の福田理恵さん(51)とパートナーの藤井美由紀さん(50)。2人は約11年間、パートナーとして、共に人生を歩んできました。
原告 藤井美由紀さん(50)
「早く幸せになりたい。幸せだけど」
「結婚できたらもっと幸せになるもんね」
日本では「同性婚」が認められていないため、法律上は「他人」の2人。結婚を認められて、「お互いを守れる関係性になりたい」という思いで、今回の裁判に加わったといいます。
原告 福田理恵さん(51)
「恋人同士の関係性だと何の保障もないけど、結婚することでお互いを守ることができる関係性に。早く同性同士の結婚を認めてほしいですし、その先にあるのは幸せな人たちが増える社会」
そして迎えた、28日の判決。
東京高裁は「現時点では、まずは国会内で審議が尽くされるべき」などとして、同性婚を認めていない民法などの規定は憲法に違反しない=「合憲」との判断。訴えを退けました。
判決のあと、裁判所の前に並んだ「不当判決」の文字。“国を動かすような判決”を期待していた2人は…。
原告 藤井美由紀さん(50)
「私たちは国民として享受する幸せをもらえないんだなと思って、本当に悲しい判決だと思いました」
原告 福田理恵さん(51)
「本当に怒りでいっぱいです。諦めずにこれからもちゃんと声を上げ続けて、社会が変わることを、歩みを続けたいと思っています」
日本テレビ社会部・裁判担当の宇野佑一記者が解説します。
◇
──同性婚をめぐっては全国で起こされた6件の裁判のうち、28日に高裁では初めて「合憲」と判断されました。なぜ、東京高裁で合憲とされたのでしょうか?
東京高裁はまず、「憲法は具体的な制度の構築は第一次的には国会の合理的な裁量に委ねている」としました。
そのうえで、「国会で審議が開始されない、このままの状況が続けば、憲法違反の問題を生じることが避けられないが、現時点ではまず国会内で審議が尽くされるべき」としました。
──同性婚を認めないのは「憲法違反」だとした、5件の高裁判決と28日の判決、判断の違いはどこにあったのでしょうか?
1つ指摘できるのは同性カップルが受ける不利益についての評価です。
「憲法違反」と判断した高裁は、異性間の夫婦のように、税金の配偶者控除や相続権が認められていないことなど、同性カップルが受ける不利益は重大だと指摘していました。
しかし、28日の判決では「法的効果の一部は、契約で代替する方法がある」「自治体がパートナーシップ制度を導入し、多くの民間企業も同様に支援する取り組みが広がっている」などとして、同性カップルを区別することが「合理的根拠に基づかないとまでは断じることが困難」としました。
──裁判は今後どうなるのか、見通しはあるのでしょうか?
これまでの5件の裁判では、「違憲」と判断されたものの、国の賠償は認められなかったため、上告しています。
28日の裁判も「合憲」との判断ですので、原告側は上告する方針です。
今後は、一連の6件の裁判について、最高裁がまとめて審理し、合憲か、違憲か統一判断を示すことになるとみられます。
クマ対策に過去最大規模34億円、補正予算案に計上…「ガバメントハンター」人件費を初めて手当て
クマによる人身被害の急増を受け、環境省は28日、クマ対策として過去最大規模となる34億円を今年度の補正予算案に計上した。狩猟免許を持つ人を自治体が雇う「ガバメントハンター」の人件費を初めて手当てするほか、国による初の個体数推定調査などの費用を盛り込んだ。
自治体への交付金には計28億円を充てる。会計年度任用職員などを想定しているガバメントハンターの人件費として、1都道府県当たり上限1000万円を交付。人件費がこれを超える場合は、超過分の2分の1も補助する。
市街地に現れたクマを駆除する緊急銃猟など捕獲に係る経費や、クマのエサになる不要な果樹の伐採など人里への出没防止に係る経費は、国の補助率を従来の2分の1から3分の2に引き上げる。
国による個体数の推定調査には3億円を盛り込んだ。東北地方など人身被害が多い地域から順次、進める。
アイヌ遺骨5体、英自然史博物館から返還へ 幕末に盗掘で持ち去りか
黄川田仁志アイヌ施策担当相は28日、英ロンドンの自然史博物館が保管するアイヌ民族の遺骨5体が日本に返還されると発表した。2026年度の受け取りに向けて英側と協議する。このうち4体は、幕末に英国領事館員による盗掘によって持ち去られた遺骨とみられ、約160年ぶりに返還されることになった。
返還が決まった遺骨のうち、収集された地域がわかっている4体については、引き取りを希望するアイヌ関係団体からの申請を12月1日から半年間受け付ける。申請がない場合、北海道白老町の国立施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」にある慰霊施設で保管されるという。
内閣官房アイヌ総合政策室によると、遺骨のうち3体は1865年に道南部の落部(おとしべ)村(現八雲町)で、1体は森村(現森町)で収集された。英自然史博物館には翌66年に、当時の英国の箱館(現在の函館)領事ハワード・バイスと商人アルフレッド・ハウエルから寄贈を受けた記録があるという。もう1体の遺骨は収集地域が不明で、1900年に「アイヌ」の遺骨として寄贈された記録が残されていたという。
1865年の箱館では、英国領事館員らによるアイヌ墓地の盗掘が発覚し、外交問題に発展した歴史がある。館員らは近郊の森村で4人、落部村で13人の墓を暴いて頭骨などを持ち去ったとされ、アイヌ側が箱館奉行所に訴えた。その後、バイス領事が解任されるなど関係者が処罰され、賠償金も支払われた。
盗まれた17人のものとされる「遺骨」も返還され、墓が建てられたが、当時から真偽が疑われていたという。アイヌ総合政策室は今回返還される4体について「盗掘事件との関連はわからない」としている。
研究目的で収集された先住民の遺骨について、保管する博物館や大学から返還される動きは世界で広がっている。海外に保管されているアイヌ遺骨をめぐっては、外交ルートで交渉が行われており、2017年にドイツ、23年にオーストラリアから返還され、24年5月には英エディンバラ大から3体が返還されている。【三股智子】
地元の「同意」出揃う…知事も「容認」考え表明 道内からは賛否の声 12月に最終判断へ 北海道
11月28日午後1時から始まった道議会の一般質問、自民党議員の質問に対しー
(鈴木知事)「道内経済の成長や温室効果ガス削減につながることなどから、原発の活用は当面取りうる現実的な選択と考えるところ」
鈴木知事は泊原発3号機の再稼働に「容認」の考えを示しました。
しかし、野党議員から追求もー
(中川浩利議員)「知事による再稼働容認姿勢への表明はあまりにも拙速であり、議会軽視、すなわち道民軽視と強い憤りを感じざるをえません」
(鈴木知事)「再稼働の判断は道政上の重要な課題であり、道議会の皆さまと本定例会において議論させていただきたく私の考えをお示しした」
知事はこれまで再稼働について「総合的に判断する」としていましたが、従来よりも踏み込んだ形です。
(竹井アナウンサー)「道議会の本会議を前にして、道庁の前では泊原発再稼働に対する反対の声が上がっています」
寒空の下、およそ90人が発した再稼働反対のシュプレヒコール。
泊原発3号機を巡っては2025年7月、国の審査に合格した一方で、再稼働には事実上、地元自治体や道の同意が必要とされています。
(藤得記者)「泊原発のとなり、岩内町ではこれから議会が始まります」
周辺自治体の一つ・岩内町でも、木村町長が28日の臨時議会で再稼働に「同意」を表明。
(岩内町 木村清彦町長)「住民の代表たる議会が意見書の中で早期に再稼働を求めるよう意見書を町に対して出してきた。そこの決定を私としても真摯に受け止めるべき」
これにより、泊村・神恵内村・共和町と合わせて地元の「同意」が出そろったことになります。
ただ地元ではいまだに繊細な問題です。
(岩内町民)「せっかく建ててあのまま置いておいても同じ動かしても同じなら動かしてもいいと思いますよ」
(岩内町民)「動かしてほしくない。だけど現実を考えるとそうもいかないからしょうがないのかな。リスクがあるからね。原発で仕事している人はどうしようもないけど」
一方、札幌でも反応はさまざまです。
(札幌市民)「反対する人は多いと思うんですけど、それを稼働することによって料金が安くなることもあると思うので、私は動かした方がいいと思う」
(札幌市民)「稼働させるなんて、核のごみの行き先も分からないのに、処理できない状態でね、賛同するなんてとんでもない話だよ」
鈴木知事は開会中の定例会の議論を踏まえ、12月にも最終判断を示すとしています。