秋田市の大森山動物園でクマが飼育舎から一時的に脱走した問題で、沼谷純市長は25日の定例記者会見で、クマは飼育員が鍵をかけ忘れた扉から脱走したと明らかにした。全国で野生のクマによる人身被害が多発する中での失態に、沼谷市長は「不安な思いをさせてしまった」と陳謝した。同園は26日から営業を再開する。(菊池蓮)
同園によると、クマが脱走したのは、飼育舎を構成する展示スペースの裏側にある鉄製の扉。そのまま来園者の見学スペースにつながっている。脱走前日の20日に担当の飼育員が1人で展示スペースを清掃するため扉を開け、作業後に施錠を忘れていたという。
扉は南京錠とかんぬきで外側から施錠する仕組みだが、同園がクマの脱走後に確認したところ、いずれも掛かっていなかった。扉は内開きのため、クマが爪を掛けるなどして扉を引いて外に出たとみられる。
飼育舎は、展示スペースと、就寝時などに過ごすコンクリート製の建物で構成される。日常業務で使う建物側の扉は、2人で施錠を指さし確認する決まりがあるが、展示スペースの扉は扱い方のマニュアルがなかった。同園は今後、作業時は南京錠を管理職に預け、複数人で施錠を確認するマニュアルを定めて再発防止を図る。同様の扉がある他の大型動物の飼育舎でも運用する。
沼谷市長は25日の会見で、「クマ被害で心配をかけている中、動物園が飼育するクマを脱走させてさらに不安な思いをさせてしまい、おわびする。鍵を掛けていなければアラームが鳴るといった機器の導入など態勢を見直したい」と話した。
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10代女性へのストーカー行為の疑いで逮捕 県立高校の38歳男性教師を不起訴処分 逮捕当時「好意あった」などと供述
岐阜県内に住む10代の女性に対して、つきまとうなどのストーカー行為をしたとして逮捕されていた県立高校の教師の男性が不起訴処分になりました。 垂井町に住む岐阜県立高校の教師の男性(38)は、県内に住む10代の女性に対し、JR大垣駅から岐阜駅までの区間でつきまとったほか、女性の自宅近くを車でうろつきストーカー行為をした疑いで5日に逮捕されていました。 岐阜地検大垣支部は25日付けで、男性(38)を不起訴処分としました。検察は「関係者の名誉、プライバシーを保護するため」として、不起訴処分の理由は明らかにしていません。 男性は逮捕当時、警察の調べに対して容疑を認めていて、「女性として好意がありました」「近くをうろついたりしたことは間違いありません」などと供述していました。
退職願提出の小川晶・前橋市長、27日に辞職へ…出直し市長選へ繰り返し意欲示す
前橋市の小川晶市長(42)が、既婚の男性職員とホテルに10回以上行った問題を受けて27日に辞職する見通しとなった。市議会の辞職要求に応じることになった形で、27日の本会議で同意されれば、50日以内に市長選が行われる。市長選に向けた動きも活発化しそうだ。
「不信任決議案が出る前に政治家は出処進退を自分で決断すべきだ」
市議会の富田公隆議長は25日、市内で記者団に述べ、小川市長から退職願を受け取ったことを明かした。
富田議長によると、同日午後5時頃、市議会庁舎を訪れた小川市長から退職願を手渡された。富田議長は「しっかりお預かりする」と伝えたという。26日の各派代表者会議と議会運営委員会で取り扱いを協議する。
この問題を巡っては、最大会派の前橋高志会を含め、市議会の8割超を占める7会派(32人)が13日、辞職しなければ27日に不信任案を提出する方針を伝えていた。小川市長は態度を明らかにしない一方、出直し選への意欲は繰り返し示していた。
小川市長は不信任案を提出される前に、自ら辞職を選んだ。辞職を求める動きは市議会以外でも起きており、市民有志が23日に市内で開いた「前橋の名誉回復への市民集会」には、自民系の前橋高志会と前橋令明、公明市議団の市議が登壇。元市議会議長の阿部忠幸・実行委員長は「思いを真剣に受け止めていただきたい」などと述べていた。
24日には共産党市議団が市民集会を開き、近藤好枝団長が「自ら招いた不祥事に真摯(しんし)に向き合い、直ちに辞職すべきだ」と述べた。市長選への候補者擁立も検討するという。
小川市長の辞意について前橋令明の小渕一明幹事長は25日、記者団に「2か月間、停滞する前橋を見てきたので、第一歩を踏み出せた。早めの決断で良かった」と語った。保守系会派も、過去の市長選での分裂を踏まえ、一本化を目指して候補者擁立を進める方針だ。
自宅全焼も「また住みたい」 大分火災、罹災証明発行 続く消火活動
大分市佐賀関で約170棟を焼いた大規模火災は鎮火に至らぬまま、25日で発生から1週間となった。
大分県は25日、大分市佐賀関の大規模火災が強風による自然災害に当たるとして、同市への被災者生活再建支援法の適用を決定したと発表した。支援法は原則、台風や地震などの自然災害が対象で、火災は今年2月に岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災に続き4件目。適用されると、住宅が全壊した世帯などに最大で300万円の支援金が支給される。
佐藤樹一郎知事は25日午後に火災現場を視察し、支援法の適用について「いろいろな延焼の要因があるが、蔦島まで火の粉が飛び、風速15メートル強の風が吹いていたというのが大きく影響したと判断した」と述べた。
大分市によると、蔦島では25日も熱源が数カ所確認され、半島側の山林でも消火活動が続いた。
住民の避難は続く
火災では約130世帯が被災し、25日正午の時点でも住民の71世帯110人が佐賀関市民センターに避難している。市は25日、公的支援を受けるのに必要な罹災(りさい)証明書の発行を開始。公営住宅などへの被災者の受け入れを進める方針だが、住民の不安は尽きない。
罹災証明書を受け取った敷嶋房子さん(87)は、自宅が全焼した。両親や夫の位牌(いはい)も燃えたが、慣れ親しんだ地元を離れたくないと願う。「みんな顔見知り。おしゃべりやあいさつができ、また家を建てて住みたい」。妻と2人暮らしの自宅を失った60代の男性会社員は「やっとローンの支払いが終わったばかりだった。今後の住まいはまだ決められない」と肩を落とした。【山口泰輝、栗栖由喜、李英浩】
「今すぐ夫を返してほしい」大津の死亡ひき逃げ事件、被害者の妻が涙ながらに訴え
「今すぐ夫を返してほしい」。大津市小関町の市道で22日早朝に同市三井寺町のイベント業、松原真路(しんじ)さん(60)が車にはねられ、死亡したひき逃げ事件。通夜を控えた25日午前、憔悴(しょうすい)しきった松原さんの妻は涙ながらに訴えた。
事件は22日午前6時10分ごろ、通行人の110番で発覚した。松原さんが路上で頭から血を流して倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。死因は心損傷と大動脈損傷だった。
滋賀県警大津署は現場の状況からひき逃げとみて捜査。防犯カメラなどから同時間帯に走行していたタクシーを割り出し、過失運転致死と道交法違反(ひき逃げなど)の容疑で、同市萱野浦のタクシー運転手、甲斐秀徳容疑者(59)を逮捕した。
大津署の調べに対し、甲斐容疑者は「人と衝突する事故を起こしたとは思っていない。縁石など硬いものに引っ掛けたと思っていた」といい、「(警察に)届けないといけないことはわかっていたが、客が待っていたので早く行かないといけないと思った」と容疑を一部否認しているという。同署は、引き続き調べを進めるとしている。
松原さんがひき逃げされたのは、自宅の目の前の市道だった。松原さんは帰宅直前だったという。
25日、現場の道路脇には真っ白な花が供えられていた。産経新聞の取材に対し、松原さんの妻は「今日が通夜」とし「昔からこの道路に縁石なんてなかった。今すぐに夫を返してほしい」と涙ながらに話した。
“今後1週間程度は注意”気象庁が会見 熊本で震度5強
25日午後6時ごろ、熊本県で最大震度5強を観測する地震がありました。気象庁は会見を開き、今後1週間程度は同程度か、さらに大きな揺れに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、午後6時1分ごろに発生した地震では、熊本県産山村で震度5強、阿蘇市と大分県竹田市で震度5弱を観測したほか、九州から近畿地方にかけての広い範囲で震度1以上の揺れを観測しています。
震源は熊本県阿蘇地方、地震の規模を示すマグニチュードは5.8で、震源の深さは9キロでした。この地震による津波の心配ありません。
また、震源の周辺には阿蘇山などの活火山がありますが、火山活動にも特段の変化は見られていないとしています。
気象庁は今回の地震について、2016年に熊本県で震度7を観測した地震の活動域のなかで発生したとしています。
この地域では、過去に大地震発生から1週間程度の間に地震が続発した事例があることから、気象庁は今後1週間程度は震度5強程度の揺れや、さらに強い揺れに注意するよう呼びかけています。
夕食時間重なりホテル騒然 強い揺れに不安の声、熊本
震度5強を観測した熊本県では「ここ数年で一番大きな揺れだった」と突然の地震に住民らから不安の声が上がった。200人ほどが宿泊中だった産山村のホテルでは、揺れが夕食の時間帯と重なり、レストラン内でグラスや瓶が割れて一時騒然となった。
このホテルの従業員は「10秒ほど強い揺れが続いた。宿泊客にけが人はいないが、海外のお客さまも多く、とまどっている様子だ」と話した。産山村の別の旅館従業員によると、緊急地震速報の前に急に強い揺れが起きたという。「あまりに突然だったので驚いた」と語った。
産山村に住む井国明さん(78)は夕食を食べようとした時に揺れに遭った。「余震も続いていて怖い」と漏らした。高橋美喜子さん(79)は「とにかくすごい揺れだった」と話した。
村内の義務教育学校・産山学園には当時、部活動などで生徒が残っていたが、運動場や校外に避難し、けが人は出なかった。学校関係者は「教職員の指示により身を守る行動を取った」と振り返った。
前橋市長が辞職意向=部下とホテル、議会は追及
前橋市の小川晶市長(42)は25日、辞職する意向を決め、市議会の富田公隆議長に退職願を提出した。富田議長が取材に対して明らかにした。小川氏を巡っては、部下で既婚の男性職員とラブホテルに通っていた問題が発覚。追及する市議会は27日開会の定例議会初日の本会議で小川氏に対する不信任決議案を採決する方針で、可決される見通しとなっていた。
富田議長は取材に対し「決断に至ったことは一定評価する」と述べた。退職の日付は27日付になっているという。26日に各会派の代表者会議と議会運営委員会を開き、退職願の取り扱いを協議する。 [時事通信社]
参政、スパイ防止法案を提出=情報漏えいへの罰則強化
参政党は25日、スパイ防止を目的とした2本の法案を参院に単独で提出した。連立政権合意書に「インテリジェンス・スパイ防止関連法制」整備を盛り込んだ自民党と日本維新の会などに賛同を呼び掛ける方針だ。
2法案は特定秘密保護法・重要経済安保情報保護活用法改正案と防諜(ぼうちょう)施策推進法案。特定秘密保護法などの改正案は、外国政府への情報漏えいに対する加重処罰などを規定する。 [時事通信社]
宮崎商カヌー部監督を補助金横領疑いで逮捕 選手強化費など88万円
競技団体に交付された選手強化費などの補助金88万円を私的に流用したとして、宮崎県警は25日、県立宮崎商高教諭で同校カヌー部監督の末安純平容疑者(51)=宮崎市大橋3=を業務上横領容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、県カヌー協会の理事長だった2021年1月ごろ、県から協会に選手強化費などの名目で交付された補助金88万円を横領したとしている。「間違いありません」と容疑を認めている。
県警によると、末安容疑者は協会の口座に振り込まれた20年度の補助金約500万円を、自身名義の口座に全額移し替えて1人で管理していた。24年に協会側から「不正流用していたのではないか」と県警に相談があり、25年2月に告訴状を受理して捜査していた。末安容疑者は12~20年度に協会理事長を務めており、余罪を調べる。
同校カヌー部は全国高校総体で優勝経験のある強豪で、今夏の大会でも好成績を収めていた。【塩月由香】