高市首相、「食料品の消費税2年ゼロ」の公約巡り「何もできないよりやったほうがいいと確信」

高市首相(自民党総裁)は8日夜、TBS番組で、自民が衆院選の公約で2年間に限定した食料品の消費税ゼロの「検討加速」を掲げたことに関し、「消費税は大きな課題なので、柔軟に各党の意見もうかがいながら、できるだけ早く結論を出したい」と述べた。「スピードが必要だ。一生懸命議論し、何もできないよりは、やったほうがいいと私は確信している」との考えも示した。
自民内に消費税減税に慎重意見もあることを問われると、「自民の公約を掲げて選挙を戦って、やらないという候補者はいないと信じている」と語った。一方で、「自民単独で力業で押し切ることは考えていない」とも強調した。

自民圧勝、単独3分の2超 中道惨敗、幹部落選相次ぐ

第51回衆院選は8日に投票、即日開票された。自民党は公示前から大きく伸ばして単独で定数465の3分の2(310)を超える議席を獲得し、圧勝した。日本維新の会との連立による第2次高市内閣が発足する。中道改革連合は公示前の167議席から50議席を割り込む惨敗を喫した。立憲民主党出身の幹部やベテランの落選が相次いだ。参政党は議席を大幅に増やした。チームみらいは衆院で初の議席を獲得し躍進した。共産党、れいわ新選組は後退が確実だ。
一つの政党が単独で3分の2以上の議席を獲得するのは戦後初めて。与党の3分の2は2017年の衆院選以来。高市早苗首相(自民総裁)は18日にも特別国会で第105代首相に選ばれ、直ちに組閣に着手する。首相は8日のテレビ番組で、「公約を確実に実行していく」と強調した。
与党は参院で過半数割れしているが、参院で法案を否決されても衆院で3分の2以上の賛成により再可決し、成立させることが可能になる。特別国会ではインテリジェンス(情報活動)機能強化に向けた「国家情報会議」創設などの公約実現を図る方針。3分の2は憲法改正の国会発議に必要な議席数で、改憲論議も主導する構えだ。
自民は接戦区でも中道などの野党に競り勝ち、30都県の小選挙区で議席を独占した。福井2区を制した無所属前職の斉木武志氏を追加公認。与党系無所属の3氏が勝利した。中道は安住淳共同幹事長、本庄知史共同政調会長、小沢一郎、岡田克也両氏らが落選した。野田佳彦共同代表はラジオ番組で、引責辞任を示唆した。
9日午前3時現在の獲得議席は、自民315(公示前198)、中道47(同167)、維新35(同34)、国民民主党28(同27)、共産3(同8)、れいわ0(同8)、減税日本・ゆうこく連合1(同5)、参政13(同2)、日本保守党0(同1)、みらい9(同0)となっている。社民党は国政選挙で初めて議席を得られなかった。
共同通信が9日午前3時現在で集計した衆院選の推定投票率は56.23%で、前回を2ポイント程度上回る可能性がある。期日前投票の投票者数は約2701万人で、国政選挙で過去最多となった。
首相は1月召集の通常国会冒頭で衆院解散に踏み切った。通常国会冒頭での解散は1966年以来60年ぶり。真冬に当たる2月の衆院選は90年以来36年ぶりとなった。
11党などから1284人が立候補した。そのうち女性比率は過去最高の24.4%(313人)だった。

大阪・門真の死亡ひき逃げ 46歳の会社員男を逮捕 容疑を否認

大阪府門真市の路上で8日朝に起きた死亡ひき逃げ事件で、大阪府警門真署は同日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、大阪市城東区野江の会社員、薮内健史(たけし)容疑者(46)を逮捕した。
逮捕容疑は同日午前5時半ごろ、門真市大池町の国道163号に倒れていた府内の無職、松田壽二(ひさじ)さん(82)をはねて死亡させ、逃走したとしている。「小石が当たったみたいな覚えはありましたが、人という認識はなかった」と容疑を否認している。
同署によると、付近の防犯カメラやドライブレコーダーの映像などから逃走車両を特定。薮内容疑者は出勤途中で、奈良県内の勤務先にそのまま出勤していた。
松田さんはひかれる直前まで自転車を運転しており、片側2車線の追い越し車線上で転倒する姿がドライブレコーダーに写っていた。反対車線を走る乗用車の運転手が「大丈夫ですか」と声をかけると松田さんは「大丈夫です」と返答。その直後に後ろから来た薮内容疑者の乗用車にはねられたという。

妊娠中の挑戦、勝利確実に 長野2区、自民新人藤田氏

妊娠中の選挙戦となった長野2区の自民党新人藤田ひかる氏(35)は、中道改革連合前職下条みつ氏(70)に競り勝った。「さまざまなライフイベントが選択の壁にならない社会をつくりたい」と、体調を気遣って屋内での対話型集会を開いたり、SNSを活用した。
夫智弘さん(37)は、講師として働く大学で有給を取り、共に街頭に立った。
高市早苗首相がXで「挑戦を全力でサポートしていく」と投稿。藤田氏は出馬に当たり「妊娠に限らず、介護や子どもの病気など何かがあった時に自分のやりたいことを諦めないといけない場面が、日本社会には多い」と訴えていた。
生まれてくる子へのメッセージを問われると「一緒に頑張ってくれてありがとう」と話した。

【速報】新潟は自民全勝 前回は立憲に全敗した新潟5小選挙区 高市政権の追い風乗って《新潟》

8日に投票が行われた衆院選。新潟県の5つの小選挙区で自民党は1区から5区すべてで当選確実となりました。
新潟の自民党は前回2024年の衆院選で全敗。県内5選挙区の議席をすべて、立憲民主党に奪われました。
続く2025年の参院選でも敗北。五輪メダリストの中村真衣さんを擁立し、知名度の高さで無党派層への浸透を狙いましたが、現職・打越さく良議員から議席を奪うことはできませんでした。
しかし今回の衆院選では一転、自民党が5つの小選挙区で全勝に。
新潟1区を制した自民党の新人・内山航さんは「今日ここからがスタート。嬉しさよりも緊張感が優っている。皆さんの期待に応えられるようにこれからも精一杯取り組んで参ります」と支援者に感謝を語りました。
内山さんに敗北した中道・西村智奈美さんは当選7期のベテラン。8期目の勝利は叶いませんでした。
西村さんは落選が決まったあと、支援者に向け「私の不徳の致すところ」と頭を下げました。

比例東北ブロック、中道改革連合の有田芳生氏が当選

衆院選比例東北ブロックは、中道改革連合の有田芳生氏が当選した。
有田氏は当選2回目。2024年の前回選では東京24区で立憲民主党から立候補。自民党派閥の政治資金の不記載問題で党からの公認を得られず無所属で立候補した萩生田光一氏に敗れたが、比例選で復活当選した。
今回は比例東北ブロック単独での立候補となった。

中道・野田氏、辞任を示唆=衆院選「厳粛に受け止め」【2026衆院選】

中道改革連合の野田佳彦共同代表は8日夜のNHK番組で、衆院選の結果を受けた自身の進退について「腹は決まっている」と述べ、辞任を示唆した。選挙結果については「民意を厳粛に謙虚に受け止める」と語った。
一方、同党の斉藤鉄夫共同代表は「中道の灯を燃やし、拡大する体制をつくらなければいけない」として、党を存続させる考えを示した。 [時事通信社]

中道・江田憲司氏が落選 神奈川8区

中道改革連合前職の江田憲司氏が神奈川8区で、自民党前職の三谷英弘氏に敗北した。重複立候補した比例南関東ブロックで復活できず、落選した。旧通産官僚から故橋本龍太郎首相の秘書官に起用され、2002年の衆院補欠選挙で初当選。05年以降、小選挙区議席を守ったものの、三谷氏との4度目の対決で初黒星を喫した。
江田氏は09年、渡辺喜美氏と共にみんなの党を結成し、幹事長に就任。その後、結いの党、維新の党、民進党を経て20年に立憲民主党に合流し、立民代表代行を務めた。

【衆院選】推定投票率は55.68%前後 前回比で+1.83P

日本テレビの推計によりますと午後8時時点の小選挙区における全国の投票率は55.68パーセント前後で、2024年に実施された前回衆院選の投票率53.85パーセントと比べて1.83ポイント高くなりました。今回は戦後30回目の衆議院選挙ですが、戦後4番目の低さになる見通しです。

中道の小沢一郎氏が落選 20回目ならず、事務所静まる

岩手3区は、中道改革連合の前職小沢一郎氏(83)が自民党元職の藤原崇氏(42)に敗れ、落選した。党重鎮の小沢氏は、中曽根康弘元首相と並び戦後最多となる20回目の当選を目指していた。
午後8時過ぎ、選挙区での敗北が報じられると、約30人が集まった岩手県奥州市の事務所は静まりかえった。小沢氏は姿を見せず、佐々木順一選対本部長が「勝ち得なかったことは、ひとえに本部長の責任。おわびを申し上げる」と頭を下げた。
1969年に初当選。集票力を誇った後援会は高齢化が著しく、今回は寒さを考慮して街頭演説への動員を見送るケースもあった。